JP5830424B2 - 建具 - Google Patents
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Description
また、車椅子利用者のように、車椅子とハンドルの位置関係によって手の可動範囲に制限がある場合には、ハンドルを回動できたとしても、障子を初動時の開放に引き続いて十分に移動させることは困難であり、使い勝手が悪いという問題がある。
ここで、「弾性部材」とは、例えば各種のばねやゴムなどのように、弾性変形させることでエネルギーが蓄積され、弾性変形からの復帰時にエネルギーが放出される部材をいう。
従って、手の可動範囲に限界がある場合でも、手の移動量を上回るように障子を大きく移動させることができる。このため、障子を大きく移動することで、建具の出入り口の開口幅も大きくでき、車椅子利用者でも容易に建具を出入りできる。
また、障子の移動にあたっては、手掛かり部材に手をあてがって手掛かり部材をスライドさせればよいから、バーハンドル部を把持する必要がなく、十分な把持力を有しない人でも、障子を確実に移動できる。
本発明においては、前記受け部は、前記バーハンドル部の左右方向において、前記手掛かり部材とは異なる位置に配置される。この際、弾性部材の形状や長さ等を勘案して、受け部が設けられる位置をバーハンドル部の左右方向の端部、またはバーハンドル部の左右方向の中間部に設けることができる。なお、中間部とは、バーハンドル部の各端部間の範囲を意味する。
本発明によれば、障子の開き側への移動のみならず、閉め切り側への移動時にも、障子を確実かつ大きく移動させることができる。
本発明によれば、前記台座の嵌合部に対して、バーハンドル本体の嵌合位置を変えることにより、手掛かり部材の突出方向を容易に変更できる。このため、その建具の利用者に合わせて手掛かり部材を配置でき、ハンドルの使い勝手をより向上させることができる。
本発明によれば、手掛かり部材をガイド軸にガイドさせながらスライド可能なので、手掛かり部材をがたつきなくスムーズにスライドでき、操作性を良好にできる。
本発明によれば、コイル状の圧縮ばねや引張ばねは、所定の長さを有することから、その長手方向を左右方向に一致させるように配置することで、簡素な構造にでき、容易に製作できる。また、特に前記のガイド軸を用いる場合には、このガイド軸に圧縮ばねや引張ばねを挿通することで、ばねの異常な撓み等を防止でき、ばねを正常に弾性変形させることができる。
図1は、本実施形態の建具としての引戸1を示す外観図である。図2および図3は、引戸1の縦断面図および横断面図である。
図1〜図3において、引戸1は、建物躯体の開口部分に固定される戸枠10と、戸枠10内に配置された3枚建ての障子20とを備える。
障子20は、それぞれアルミ製の押出形材からなる上框21、下框22、および左右の縦框23を四周枠組みした框体24の内部にガラス板25を配置して構成されている。
なお、戸枠10の上枠11および下枠12間には、室内側寄りに方立16が立設されており、最も室内側の障子20が一方の縦枠13および方立16に固定されている。
台座410は、縦框23の室外側面に当接されてビス止めされる基部411を有している。このため、台座410の基部411には、ビス挿通用の一対のビス孔412が設けられている。ビス孔412は、一方の台座410では丸孔であるが、他方の台座410では、見付け方向に長い長孔である。この長孔を利用して他方の台座410の位置を調整し、バーハンドル本体420の長さ寸法等の誤差を吸収する。
引戸1を開ける場合には先ず、障子20に設けられたハンドル40のバーハンドル部42を把持するのではなく、手掛かり部材43に設けられた操作ブロック431の戸先側の端面に手のひらをあてがい(図3の2点鎖線参照)、手掛かり部材43を圧縮ばね45のばね力に抗しながら開き側にスライドさせる。すると、手掛かり部材43を取付孔422で規定されるストローク分だけ移動させる間に、圧縮ばね45が次第に収縮し、移動量に応じたエネルギーが圧縮ばね45に蓄積される。
なお、障子20を閉め切り側に移動させる場合には、操作ブロック431の戸先側とは反対側の端面に手のひらをあてがい、手掛かり部材43を閉め切り側にスライドさせればよい。この場合も圧縮ばね45を利用して障子20を閉める操作をサポートできる。
(1)引戸1では、ハンドル40のバーハンドル部42内に圧縮ばね45が収容され、手掛かり部材43をスライドさせることで圧縮ばね45が弾性変形する構成であるから、障子20を移動させる場合には、手掛かり部材43を障子20の移動側にスライドさせて圧縮ばね45を弾性変形させ、圧縮ばね45にエネルギーを蓄積すればよい。こうすることで、圧縮ばね45の復帰により放出されるエネルギーにて障子20を移動させることができる。
このため、車椅子利用者のように、ハンドル40を動かす際の手の可動範囲に限界がある場合でも、手の移動量を上回るように障子20を大きく移動させることができる。このため、障子を大きく移動することで、建具の出入り口の開口幅も大きくでき、車椅子利用者でも容易に出入りできる。
例えば、前記実施形態では、本発明の弾性部材として圧縮ばね45が用いられていたが、弾性部材としてはこれに限らず、引張ばねであってもよい。引張ばねを採用する場合には、その両端が手掛かり部材43のスライダー432と両側の台座410の受け部416とに連結されることになる。
前記実施形態では、本発明の受け部をバーハンドル部の端部に設ける例として、台座410の内側嵌合部415の形状を利用して受け部416を設け、この受け部416に圧縮ばね45の端部を当接させる構造を説明した。これに対し、本発明の受け部をバーハンドル部の見付け方向の中間部に設ける例としては、例えばガイド軸44の長手方向における中間部の外周に、外フランジなどを設けることが考えられ、この外フランジとスライダー432の側面との間に圧縮ばね45を配置してもよい。
また、受け部としては、そのような外フランジの他、ガイド軸44とは別体のリング部材であってもよく、バーハンドル部42の外面から内部に向けて貫通させたビス等であってもよい。すなわち、受け部の構成や配置位置は、弾性部材の形状や長さ、弾性力などを勘案して設定すればよい。
また、バーハンドル部42は、四角筒状のものに限らず、円筒状のものでもよい。この場合、台座410に対するバーハンドル部42の取り付け向きをより多段階に設定できるため、手掛かり部材43の位置をより自由に設定できる。さらに、バーハンドル部42のバーハンドル本体420は、四角以外の多角形の断面形状を有する筒状でもよい。
Claims (6)
- 左右方向に沿って開閉自在な障子を備えるとともに、
前記障子にはハンドルが設けられ、
前記ハンドルは、
左右方向に沿ったバーハンドル部と、
前記バーハンドル部に対して左右方向にスライド自在に取り付けられ、かつ左右方向に対して交差する方向に突出する手掛かり部材と、
前記手掛かり部材と前記バーハンドル部に設けられた受け部との間に配置されて前記手掛かり部材のスライド操作により弾性変形し、かつ弾性変形からの復帰に伴って放出される弾性エネルギーにより前記障子を開閉移動させる弾性部材とを備える建具。 - 前記受け部は、前記バーハンドル部の左右方向の端部、または、前記バーハンドル部の左右方向の中間部に設けられる請求項1に記載の建具。
- 前記受け部は、前記手掛かり部材よりも前記バーハンドル部の一端側に設けられた受け部と、前記手掛かり部材よりも前記バーハンドル部の他端側に設けられた受け部とを備えて構成され、
前記弾性部材は、前記手掛かり部材と前記バーハンドル部の一端側の受け部との間、および前記手掛かり部材と前記バーハンドル部の他端側の受け部との間の両方に配置されている請求項1または請求項2に記載の建具。 - 前記バーハンドル部は、バー状のバーハンドル本体と、前記バーハンドル本体が架け渡される一対の台座とで構成され、
前記台座には、前記バーハンドル本体の端部が嵌合される嵌合部が設けられ、
前記バーハンドル本体の前記嵌合部との嵌合位置は、当該バーハンドル本体の軸線回りで可変とされている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。 - 前記バーハンドル部には、左右方向に沿ったガイド軸が設けられ、
前記手掛かり部材には、前記ガイド軸に挿通されるガイド孔が設けられている請求項1から請求項4のいずれかに記載の建具。 - 前記弾性部材はコイル状の圧縮ばね、またはコイル状の引張ばねである請求項1から請求項5のいずれかに記載の建具。
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