JP5828994B1 - 共振型電力伝送システム及び送信装置 - Google Patents

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Abstract

各送信アンテナ(105)のうちの少なくとも一つのアンテナに対向配置され、送信アンテナ(105)の共振周波数と同一周波数で共振する共振アンテナ(106)と、共振アンテナ(106)の供給線路に接続されたダミー負荷(107)と、供給線路を接続又は切断するよう切替え可能なスイッチ(108)と、スイッチ(108)により供給線路を接続及び切断した場合での磁束のパターンを、当該スイッチ(108)の切替え状態と紐付けて記憶する記憶部と、送信アンテナ(105)に近づいた受信アンテナ(201)の位置を取得するアンテナ位置取得部と、アンテナ位置取得部により取得された受信アンテナ(201)の位置から、記憶部に記憶された情報に基づいて、スイッチ(108)の切替えを行うスイッチ制御部とを有する。

Description

この発明は、複数の送信アンテナを有する送信装置と、受信アンテナを有する受信装置との間で電力伝送を行う共振型電力伝送システム及び送信装置に関するものである。
従来、無線電力伝送において、複数の送信アンテナをアレイ化すると、送信アンテナ間の相互インダクタンスによって各送信アンテナの共振周波数が変化して伝送効率が低下するという課題がある。それに対し、相互インダクタンスも考慮して送信アンテナの共振周波数を一致させたものが知られている(例えば特許文献1参照)。これにより、アレイ化した送信アンテナの伝送効率を改善することができる。
特開2014−90642号公報
特許文献1に開示された従来構成では、高効率に水平方向の電力伝送範囲を拡大することができる。しかしながら、受信アンテナが送信アンテナのサイズと異なる場合、電力が伝送できない位置(ヌル点)が発生し、伝送効率が低下するという課題がある。また、受信装置に接続される負荷が変動した場合にも、ヌル点が発生し、伝送効率が低下する。
また、受信アンテナが2個以上の場合には、各送信アンテナの結合が変化する。そのため、これによってもヌル点が発生し、伝送効率が低下する。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、複数の送信アンテナを有する送信装置と、受信アンテナを有する受信装置との間で電力伝送を行う共振型電力伝送システムにおいて、送信アンテナに近づく受信アンテナのサイズ、数及び位置に依らず、ヌル点の発生を解消し、伝送効率の低下を防ぐことができる共振型電力伝送システム及び送信装置を提供することを目的としている。
この発明に係る共振型電力伝送システムは、複数の送信アンテナを有する送信装置と、受信アンテナを有する受信装置との間で電力伝送を行う共振型電力伝送システムであって、送信装置は、入力電力から送信アンテナの共振周波数に合わせた電力を出力する送信電源と、各々の送信アンテナのうちの少なくとも一つのアンテナに対向配置され、送信アンテナの共振周波数と同一周波数で共振する共振アンテナと、共振アンテナの供給線路に接続されたダミー負荷と、供給線路を接続又は切断するよう切替え可能なスイッチと、スイッチにより供給線路を接続及び切断した場合での磁束のパターンを、当該スイッチの切替え状態と紐付けて記憶する記憶部と、送信アンテナに近づいた受信アンテナの位置を取得するアンテナ位置取得部と、アンテナ位置取得部により取得された受信アンテナの位置から、記憶部に記憶された情報に基づいて、スイッチの切替えを行うスイッチ制御部とを有するものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、複数の送信アンテナを有する送信装置と、受信アンテナを有する受信装置との間で電力伝送を行う共振型電力伝送システムにおいて、送信アンテナに近づく受信アンテナのサイズ、数及び位置に依らず、ヌル点の発生を解消し、伝送効率の低下を防ぐことができる。
この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送システムの構成例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送システムの構成例を示す模式図である。 この発明の実施の形態1における送信電源の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送システムの動作原理を説明する模式図であり、(a)従来構成の場合を示す図であり、(b)本発明の構成の場合を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送システムによるスイッチ切替え動作例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送システムによる効果の一例を示す図であり、(a)共振型電力伝送システムの構成例を示す模式図であり、(b)(a)の構成での伝送効率を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送システムによる位置推定動作例を示すフローチャートである(全ての送信アンテナを同時にON状態にする場合)。 図7に示す位置推定動作において、受信アンテナが送信アンテナに接近した場合の信号の変化例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送システムによる位置推定動作例を示すフローチャートである(送信アンテナを順にON状態にする場合)。 図9に示す位置推定動作において、受信アンテナが送信アンテナに接近した場合の信号の変化例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送システムにおいて、検出するパラメータに適用可能な位置推定方法を示す一覧表である。 この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送システムの別の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送システムの別の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る共振型電力伝送システムの構成例を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る共振型電力伝送システムの構成例を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る共振型電力伝送システムの構成例を示す図である。 この発明の実施の形態5に係る共振型電力伝送システムの構成例を示す図である。 この発明の実施の形態6に係る共振型電力伝送システムの構成例を示す図である。 この発明の実施の形態7に係る共振型電力伝送システムの構成例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1,2はこの発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送システムの構成例を示す図である。
共振型電力伝送システムは、図1,2に示すように、複数の送信アンテナ105を有する送信装置1と、受信アンテナ201を有する受信装置2とを備えている。この共振型電力伝送システムは、受信アンテナ201が送信アンテナ105に近づくことで、その送信アンテナ105と受信アンテナ201との間で電力伝送を行うものである。
送信装置1は、図1,2に示すように、一次電源101、送信電源102、送信アンテナ部103及び制御部104を有している。また、送信アンテナ部103は、複数の送信アンテナ105、共振アンテナ106、ダミー負荷107及びスイッチ108を有している。なお図2では、送信アンテナ105及び共振アンテナ106のみを図示している。
一次電源101は、直流又は交流の電力を出力するものである。
送信電源102は、一次電源101からの直流又は交流の電力(入力電力)を、送信アンテナ105の共振周波数に合わせた電力(高周波電力)に変換して出力するものである。また、送信電源102は、自身の保護機能により、受信アンテナ201が送信アンテナ105に近づくことにより変化する送信電源102に関するパラメータを検出する機能(パラメータ検出部)を有している。この送信電源102の詳細については後述する。なお図1の例では、複数の送信アンテナ105に対して1つの送信電源102を設け、送信電源102からの出力を並列に各送信アンテナ105に出力する場合を示しているが、送信電源102を複数設けてもよい。
送信アンテナ105は、送信電源102からの高周波電力の周波数と同一周波数で共振するものである。この送信アンテナ105のサイズ、形状、数及び配置位置は任意に設定可能である。図1,2の例では、3つの送信アンテナ105をアレイ状に配置した場合を示している。
共振アンテナ106は、各送信アンテナ105のうち少なくとも一つのアンテナに対向配置され、送信アンテナ105の共振周波数と同一周波数で共振するアンテナである。この共振アンテナ106の形状は任意に設定可能である。また、共振アンテナ106の配置位置は、受信アンテナ201のサイズに応じて設定される。図1,2の例では、右端の送信アンテナ105に1つの共振アンテナ106を対向配置した場合を示している。
ダミー負荷107は、共振アンテナ106の供給線路に接続されたものである。このダミー負荷107は、何らかのインピーダンスをもった素子であり、インダクタ、キャパシタ、抵抗等が挙げられる。なお、ダミー負荷107は、負荷が固定のものでもよいし、離散的又は連続的に可変可能なものでもよい。
スイッチ108は、共振アンテナ106の供給線路を接続又は切断するよう切替え可能なものである。このスイッチ108により供給線路が接続された場合には、共振アンテナ106はON状態となり伝送モードとなる。一方、スイッチ108により供給線路が切断された場合には、共振アンテナ106はOFF状態となり非伝送モードとなる。よって、ON状態とOFF状態とで共振アンテナ106の共振周波数が大きく異なるため、周囲の送信アンテナ105に影響を及ぼさない。このスイッチ108としては、例えば、リレー、フォトカプラ、トランジスタ等を用いることができる。
制御部104は、スイッチ108の切替え制御を行うものである。この制御部104は、スイッチ108により供給線路を接続及び切断した場合での磁束のパターンを、当該スイッチ108の切替え状態と紐付けて記憶する機能(記憶部)を有している。また、制御部104は、送信アンテナ105に近づいた受信アンテナ201の位置を取得する機能(アンテナ位置取得部)を有している。以下では、送信電源102によりで検出されたパラメータに基づいて受信アンテナ201の位置を推定するものとする。さらに、制御部104は、上記取得した受信アンテナ201の位置から、上記記憶した情報に基づいて、スイッチ108の切替えを行う機能(スイッチ制御部)を有している。この制御部104は、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行される。
一方、受信装置2は、図1,2に示すように、受信アンテナ201及び整流回路202を有している。なお図2では、受信アンテナ201のみを図示している。
受信アンテナ201は、送信アンテナ105の共振周波数と同一周波数で共振するものである。これにより、送信アンテナ105から高周波電力を受信する。この受信アンテナ201のサイズ及び形状は任意に設定可能である。
整流回路202は、受信アンテナ201により受信された高周波電力(交流電力)を直流電力に変換するものである。
また、送信電源102は、図3に示すように、インバータ回路1021、入力検出部1022、電源パラメータ検出部1023、出力検出部1024及び整合回路1025を有している。
インバータ回路1021は、一次電源101からの入力電力を、各送信アンテナ105に出力するための高周波電力に変換するものである。
入力検出部1022は、一次電源101から送信電源102に入力される電力に関するパラメータを検出するものである。この際、入力検出部1022は、送信電源102の入力電流、入力電圧のうち少なくとも1つ以上を検出する。
電源パラメータ検出部1023は、送信電源102内部のインバータ回路1021に関するパラメータを検出するものである。この際、電源パラメータ検出部1023は、例えば、インバータ回路1021の共振電圧、共振電流、共振電圧と共振電流の位相、反射電力、インバータ回路1021内のスイッチング素子のドレイン−ソース間の電圧Vds又は電流Ids、インバータ回路1021内の素子(FET(Field Effect Transistor)、キャパシタ、インダクタ等)の発熱等のうち少なくとも1つ以上を検出する。
出力検出部1024は、送信電源102から出力された電力(インバータ回路1021により変換された高周波電力)に関するパラメータを検出するものである。この際、出力検出部1024は、例えば、インバータ回路1021からの出力電圧又は出力電流(位相、振幅、実効値、周波数)、透過電力、反射電力等のうち少なくとも1つ以上を検出する。
なお、入力検出部1022、電源パラメータ検出部1023及び出力検出部1024は、受信アンテナ201が送信アンテナ105に近づくことにより変化する送信電源102に関するパラメータを検出するパラメータ検出部を構成する。そして、このパラメータ検出部の機能は、送信電源102が通常に有している保護機能(電源の破壊を防止するための機能)を兼用することで実現可能であり、専用回路は不要である。また図3では、パラメータ検出部として、入力検出部1022、電源パラメータ検出部1023及び出力検出部1024を全て有している場合を示しているが、これらの検出部1022〜1024のうち少なくとも1つ以上有していればよい。なお、複数のパラメータを検出することで、位置推定精度を向上させることができる。
整合回路1025は、送信電源102と送信アンテナ105とのインピーダンスを整合するものである。
次に、本発明に係る共振型電力伝送システムの動作原理について、図4を参照しながら説明する。図4では、2つの送信アンテナ105a,105bを設けてそれぞれに電力を供給している。そして、送信アンテナ105a,105bよりサイズが小さい受信アンテナ201を、送信アンテナ105aのコイル線上に近づけている。また図4に示す矢印は、磁束の流れを示している。
ここで、図4(a)に示すように、従来構成の場合には、送信アンテナ105a,105b間で磁束の打消しが生じる。その結果、サイズの小さい受信アンテナ201には磁束が鎖交せず、この受信アンテナ201に電力伝送を行うことができない。すなわち、ヌル点が発生することになる。
それに対し、図4(b)に示すように、共振アンテナ106を設けることで、この共振アンテナ106に磁束を引き寄せることができ、送信アンテナ105a,105b間での磁束の打消しを低減させることができる。その結果、サイズの小さい受信アンテナ201であっても磁束が鎖交するため、この受信アンテナ201に電力伝送を行うことができる。すなわち、ヌル点を解消することができる。
次に、上記のように構成された共振型電力伝送システムのスイッチ切替え動作について、図5を参照しながら説明する。なお、制御部104では、事前に、スイッチ108により共振アンテナ106の供給線路を接続及び切断した場合での磁束のパターンを、当該スイッチ108の切替え状態と紐付けて記憶している。
共振型電力伝送システムのスイッチ切替え動作では、受信アンテナ201が送信アンテナ105に近づくと、図5に示すように、制御部104は、この受信アンテナ201の位置を取得する(ステップST501)。この受信アンテナ201の位置取得動作については後述する。
次いで、制御部104は、推定した受信アンテナ201の位置に基づいて、記憶している磁束のパターンの中から最適なパターンを選択する(ステップST502)。この際、推定した受信アンテナ201の位置がヌル点とならない磁束のパターンを選択する。
次いで、制御部104は、選択した磁束のパターンとなるように、記憶している該当パターンに紐付けたスイッチ108の切替え状態に従い、スイッチ108の切替え制御を行う(ステップST503)。
図6は本発明の効果の一例を示す図である。図6(a)では、3つの送信アンテナ105a〜105cを設けてそれぞれに電力を供給し、送信アンテナ105b,105cに共振アンテナ106をそれぞれ対向配置している。そして、送信アンテナ105a〜105cよりサイズが小さい受信アンテナ201を、送信アンテナ105aのコイル線上に近づけている。
ここで、共振アンテナ106をOFF状態とした場合(従来構成と同様の状態)では、図6(b)に破線で示すように、共振周波数fにおいて、電力伝送することができないヌル点Nが発生している。
一方、共振アンテナ106をON状態とした場合には、図6(b)に実線で示すように、共振周波数fでの伝送効率が向上しており、ヌル点Nが解消されていることがわかる。
このように、送信アンテナ105に近づいた受信アンテナ201の位置に応じて磁束のパターンを切替えることで、受信アンテナ201が送信アンテナ105のサイズと異なる場合であっても、ヌル点をなくし、伝送効率の低下を防ぐことができる。
また上記では、単一の受信アンテナ201が送信アンテナ105に近づいた場合について示したが、これに限るものではなく、複数の受信アンテナ201が送信アンテナ105に近づいた場合であっても同様である。すなわち、従来構成では、複数の受信アンテナ201が近づいた場合、その位置がコイル線上ではない場合であっても、ヌル点が発生する場合がある。それに対し、本発明では、共振アンテナ106を用いて磁界のパターンを適切に切替えることで、複数の受信アンテナ201が近づいた場合であっても、ヌル点の発生を解消し、伝送効率の低下を防ぐことができる。
次に、受信アンテナ201の位置取得動作の一例として、送信電源102のパラメータ検出部による検出結果を用いて、受信アンテナ201の位置を推定する動作について説明する。
パラメータ検出部による検出結果を用いた位置推定動作には、全ての送信アンテナ105を同時にON状態にして受信アンテナ201の位置推定を行う方法(第1の位置推定方法)と、送信アンテナ105を順にON状態にして受信アンテナ201の位置推定を行う方法(第2の位置推定方法)とがある。
まず、全ての送信アンテナ105を同時にON状態にして受信アンテナ201の位置推定を行う方法について、図7,8を参照しながら説明する。なお図8では、10個の送信アンテナ105を設けた場合について示している。
この場合、図7に示すように、まず、送信装置1は、全ての送信アンテナ105を同時にON状態にする(ステップST701)。なおこの際、全ての送信アンテナ105を定常的にON状態としてもよいし、任意の周期でパルス状にON状態としてもよい。
次いで、出力検出部1024は送信電源102に関するパラメータを検出し、制御部104は当該パラメータに変化があるか(反応があるか)を判断する(ステップST702)。図8(a)では1番目の送信アンテナ105に対し、図8(b)では10番目の送信アンテナ105に対し、それぞれ出力検出部1024で反射電力を検出した場合を示している。この図8(a),(b)に示すように、時刻t1では、反射電力に変化はなく、反射電力が検出閾値α1より大きいため、1番目と10番目の送信アンテナ105には受信アンテナ201が近づいていないと判断できる。このステップST702において、送信電源102に関するパラメータの変化がないと判断した場合には、シーケンスは再びステップST702に戻り待機状態となる。
一方、ステップST702において、制御部104は、パラメータに変化があると判断した場合には、受信アンテナ201の位置を推定する(ステップST703)。すなわち、図8(b)では、時刻t2において反射電力が検出閾値α1以下となっているため、10番目の送信アンテナ105に受信アンテナ201が近づいていると判断できる。なお、出力検出部1024に加えて、入力検出部1022、電源パラメータ検出部1023のうち少なくとも1つ以上を組み合わせて、複数のパラメータを検出することで、位置推定精度を向上させることができる。
次に、送信アンテナ105を順にON状態にして受信アンテナ201の位置推定を行う方法について、図9,10を参照しながら説明する。なお図10では、10個の送信アンテナ105を設けた場合について示している。
この場合、図9に示すように、まず、送信装置1は、送信アンテナ105を1つずつ順にON状態にする(ステップST901)。なおこの際の切替え順序は適宜設定可能である。
次いで、パラメータ検出部(入力検出部1022、電源パラメータ検出部1023、出力検出部1024)は送信電源102に関するパラメータを検出し、制御部104は当該パラメータに変化があるか(反応があるか)を判断する(ステップST902)。図10は入力検出部1022により入力電流を検出した場合を示す図である。図10では、時刻t1のときに1番目の送信アンテナ105をON状態とし、時刻t2のときに2番目の送信アンテナ105をON状態にし、以降、番号順に送信アンテナ105をON状態とする場合を示している。この図10に示すように、時刻t1〜t9では入力電流に変化はなく、入力電流が検出閾値α2より低いため、1〜9番目の送信アンテナ105には受信アンテナ201が近づいていないと判断できる。このステップST902において、送信電源102に関するパラメータの変化がないと判断した場合には、シーケンスは再びステップST902に戻り待機状態となる。
一方、ステップST902において、制御部104は、パラメータに変化があると判断した場合には、受信アンテナ201の位置を推定する(ステップST903)。すなわち、図10では、時刻t10において入力電流が検出閾値α2以上となっているため、10番目の送信アンテナ105に受信アンテナ201が近づいていると判断できる。なお、電流値が増加する方に変化するか、減少する方に変化するかは回路構成で決定される。
図11は検出するパラメータに適用可能な位置推定方法を示す一覧表である。
この図11に示すように、入力検出部1022により検出されるパラメータ、電源パラメータ検出部1023により検出されるパラメータを用いる場合には、第2の位置推定方法のみ適用可能である。出力検出部1024により検出されるパラメータについては、第1,2の位置推定方法のいずれも適用可能である。
なお上記では、送信電源102のパラメータ検出部による検出結果を用いて、受信アンテナ201の位置を推定する場合を示した。しかしながら、これに限るものではなく、例えば、受信装置2に位置センサ(ジャイロセンサ等)が搭載されている場合には、制御部104(アンテナ位置取得部)は、この受信装置2と通信することで、受信アンテナ201の位置を取得してもよい。
また、共振アンテナ106に接続されているダミー負荷107が可変式のものである場合には、その負荷を可変することで、磁束の調整範囲を広げることができる。よって、受信装置2に接続されている負荷が変動する場合であっても、ダミー負荷107の負荷を可変することで、ヌル点をなくし、伝送効率の低下を防ぐことが可能となる。
また図1,2では、各送信アンテナ105のうち一つのアンテナに対して共振アンテナ106、ダミー負荷107及びスイッチ108を設けた場合について示した。しかしながら、これに限るものではなく、例えば図12に示すように、複数の送信アンテナ105に、共振アンテナ106、ダミー負荷107及びスイッチ108をそれぞれ設けてもよい。これにより、磁束のパターンを増やすことができる。
また図1,2では、一つの送信アンテナ105に対して一つの共振アンテナ106を設けた場合について示した。しかしながら、これに限るものではなく、例えば図13に示すように、共振アンテナ106を、複数の送信アンテナ105に跨って対向配置して作用させるようにしてもよく、同様の効果を得ることができる。図13の例では、全ての送信アンテナ105に対して単一の共振アンテナ106を対向配置させた場合を示している。
なお、図13に示す構成では、図1に示す構成とは異なる磁束のパターンが得られる。よって、用いる受信アンテナ201のサイズに応じて、共振アンテナ106の構成を適宜選択する。
以上のように、この実施の形態1によれば、送信装置1に、各送信アンテナ105のうちの少なくとも一つのアンテナに対向配置され、送信アンテナ105の共振周波数と同一周波数で共振する共振アンテナ106と、共振アンテナ106の供給線路に接続されたダミー負荷107と、供給線路を接続又は切断するよう切替え可能なスイッチ108と、スイッチ108により供給線路を接続及び切断した場合での磁束のパターンを、当該スイッチ108の切替え状態と紐付けて記憶する記憶部と、送信アンテナ105に近づいた受信アンテナ201の位置を取得するアンテナ位置取得部と、取得された受信アンテナ201の位置から、記憶された情報に基づいて、スイッチ108の切替えを行うスイッチ制御部とを設けたので、複数の送信アンテナ105を有する送信装置1と、受信アンテナ201を有する受信装置2との間で電力伝送を行う共振型電力伝送システムにおいて、送信アンテナ105に近づく受信アンテナ201のサイズ、数及び位置に依らず、ヌル点の発生を解消し、伝送効率の低下を防ぐことができる。
実施の形態2.
図14はこの発明の実施の形態2に係る共振型電力伝送システムの構成例を示すブロック図である。この図14に示す実施の形態2に係る共振型電力伝送システムは、図1に示す実施の形態1に係る共振型電力伝送システムからダミー負荷107を取除いたものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
このように、ダミー負荷107を設けない場合であっても、共振アンテナ106をON状態又はOFF状態に切替えることで、磁界のパターンを変えることができる。よって、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。ただし、その磁束の変化は、ダミー負荷107を設けた場合に対して小さくなる。
実施の形態3.
図15はこの発明の実施の形態3に係る共振型電力伝送システムの構成例を示すブロック図である。この図15に示す実施の形態3に係る共振型電力伝送システムは、図1に示す実施の形態1に係る共振型電力伝送システムのダミー負荷107として整流回路1071及びチャージコンデンサ1072を用い、電力回生回路109を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
整流回路1071は、共振アンテナ106の供給線路に接続され、当該共振アンテナ106により受信された電力(高周波電力)を直流電力に変換するものである。
チャージコンデンサ1072は、整流回路1071により変換された直流電力を充電するものである。このチャージコンデンサ1072は、インダクタ、キャパシタ、抵抗等の負荷、又はバッテリ1073等から構成される。
電力回生回路109は、チャージコンデンサ1072に充電された直流電力を、送信電源102へ回生するものである。
実施の形態1では、ダミー負荷107の構成によっては電力損失となる場合がある。そこで、図15に示すように、共振アンテナ106により受信された電力を整流回路1071で整流してチャージコンデンサ1072で充電し、電力回生回路109で送信電源102に回生する。これにより、電力効率を高めることができる。
また、図12,13に示す実施の形態1の変形例についても同様に、図15に示す構成を適用可能である。
実施の形態4.
図16はこの発明の実施の形態4に係る共振型電力伝送システムの構成例を示すブロック図である。この図16に示す実施の形態4に係る共振型電力伝送システムは、図1に示す実施の形態1に係る共振型電力伝送システムのダミー負荷107として整流回路1071及びバッテリ1073を用い、放電用送信電源110を追加し、スイッチ108をスイッチ111に変更したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
整流回路1071は、共振アンテナ106の供給線路に接続され、当該共振アンテナ106により受信された電力(高周波電力)を直流電力に変換するものである。
バッテリ1073は、整流回路1071により変換された直流電力を充電するものである。
放電用送信電源110は、バッテリ1073に充電された直流電力を共振アンテナ106に放電するものである。放電用送信電源110は、送信電源102と同様の構成である。
スイッチ111は、共振アンテナ106の供給線路をダミー負荷107又は放電用送信電源110に接続又は切断を切替え可能なものである。すなわち、スイッチ111により、共振アンテナ106により受信された電力をバッテリ1073に充電するか、バッテリ1073に充電された電力を放電用送信電源110を介して共振アンテナ106に出力するか、回路を切り離して共振アンテナ106をOFF状態とするかを切替える。
図16に示すように、共振アンテナ106により受信された電力を整流回路1071で整流してバッテリ1073で充電し、放電用送信電源110を介して放電することでも、磁束を変化させることができる。よって、図16に示す構成の場合、スイッチ111によって3種類の磁束のパターンに切替えることができる。
また、図12,13に示す実施の形態1の変形例についても同様に、図16に示す構成を適用可能である。
実施の形態5.
図17はこの発明の実施の形態5に係る共振型電力伝送システムの構成例を示すブロック図である。この図17に示す実施の形態5に係る共振型電力伝送システムは、図1に示す実施の形態1に係る共振型電力伝送システムに位相制御部112を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
位相制御部112は、送信電源102から送信アンテナ105への電流位相を制御するものである。この際、位相制御部112は、例えば、送信電源102のパラメータ検出部による検出結果に基づいて送信装置1から受信装置2への電力の伝送状態を検出し、その伝送状態から電流位相の制御を行う。このように、送信アンテナ105への電流位相を制御することでも磁束を変化させることができ、実施の形態1の効果を補完することができる。
なお、電力の伝送状態を検出しながら位相制御する構成に限らず、電力の伝送状態の検出は行わず、単に電流位相を任意の値(90度、180度等)に切替え可能としてもよい。これにより、磁束のパターンを増やすことができる。
実施の形態6.
図18はこの発明の実施の形態6に係る共振型電力伝送システムの構成例を示すブロック図である。この図18に示す実施の形態6に係る共振型電力伝送システムは、図1に示す実施の形態1に係る共振型電力伝送システムに出力電流制御部113を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
出力電流制御部113は、送信電源102から送信アンテナ105への電流量を制御するものである。この際、出力電流制御部113は、例えば、送信電源102のパラメータ検出部による検出結果に基づいて送信装置1から受信装置2への電力の伝送状態を検出し、その伝送状態から電流位相の制御を行う。このように、送信アンテナ105への電流量を制御することでも磁束を変化させることができ、実施の形態1の効果を補完することができる。
なお、電力の伝送状態を検出しながら電流量制御する構成に限らず、電力の伝送状態の検出は行わず、単に電流量を任意の値に切替え可能としてもよい。これにより、磁束のパターンを増やすことができる。
実施の形態7.
図19はこの発明の実施の形態7に係る共振型電力伝送システムの構成例を示すブロック図である。この図19に示す実施の形態7に係る共振型電力伝送システムは、図1に示す実施の形態1に係る共振型電力伝送システムにアンテナ切替え制御部114を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
アンテナ切替え制御部114は、送信電源102から各送信アンテナ105への電力の供給を接続又は切断に切替えるものである。すなわち、送信アンテナ105を、送信電源102からの電力を伝送する電力伝送用アンテナとして用いるか、送信電源102から切り離して共振アンテナとして用いるかを切替える。これにより、磁束のパターンを増やすことができる。
なお上記の実施の形態5〜7では、実施の形態1の構成を元にした場合について示したが、これに限るものではなく、実施の形態2〜4の構成と組み合わせることも可能である。
また、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る共振型電力伝送システムは、送信アンテナに近づく受信アンテナのサイズ、数及び位置に依らず、ヌル点の発生を解消し、伝送効率の低下を防ぐことができ、複数の送信アンテナを有する送信装置と、受信アンテナを有する受信装置との間で電力伝送を行う共振型電力伝送システム等に用いるのに適している。
1 送信装置、2 受信装置、101 一次電源、102 送信電源、103 送信アンテナ部、104 制御部、105 送信アンテナ、106 共振アンテナ、107 ダミー負荷、108 スイッチ、109 電力回生回路、110 放電用送信電源、111 スイッチ、112 位相制御部、113 出力電流制御部、114 アンテナ切替え制御部、201 受信アンテナ、202 整流回路、1021 インバータ回路、1022 入力検出部、1023 電源パラメータ検出部、1024 出力検出部、1025 整合回路、1071 整流回路、1072 チャージコンデンサ、1073 バッテリ。

Claims (15)

  1. 複数の送信アンテナを有する送信装置と、受信アンテナを有する受信装置との間で電力伝送を行う共振型電力伝送システムにおいて、
    前記送信装置は、
    入力電力から前記送信アンテナの共振周波数に合わせた電力を出力する送信電源と、
    各々の前記送信アンテナのうちの少なくとも一つのアンテナに対向配置され、前記送信アンテナの共振周波数と同一周波数で共振する共振アンテナと、
    前記共振アンテナの供給線路に接続されたダミー負荷と、
    前記供給線路を接続又は切断するよう切替え可能なスイッチと、
    前記スイッチにより前記供給線路を接続及び切断した場合での磁束のパターンを、当該スイッチの切替え状態と紐付けて記憶する記憶部と、
    前記送信アンテナに近づいた前記受信アンテナの位置を取得するアンテナ位置取得部と、
    前記アンテナ位置取得部により取得された前記受信アンテナの位置から、前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記スイッチの切替えを行うスイッチ制御部とを有する
    ことを特徴とする共振型電力伝送システム。
  2. 前記送信電源の保護機能を兼用し、前記受信アンテナが前記送信アンテナに近づくことにより変化する当該送信電源に関するパラメータを検出するパラメータ検出部を有し、
    前記アンテナ位置取得部は、前記パラメータ検出部による検出結果から前記受信アンテナの位置を推定する
    ことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送システム。
  3. 前記共振アンテナは、各々の前記送信アンテナのうちの複数に跨って対向配置された
    ことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送システム。
  4. 前記ダミー負荷は、
    前記共振アンテナにより受信された電力を直流電力に変換する整流回路と、
    前記整流回路により変換された直流電力を充電するチャージコンデンサとを有し、
    前記チャージコンデンサに充電された直流電力を前記送信電源に回生する電力回生回路を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送システム。
  5. 前記ダミー負荷は、
    前記共振アンテナにより受信された電力を直流電力に変換する整流回路と、
    前記整流回路により変換された直流電力を充電するバッテリとを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送システム。
  6. 前記バッテリに充電された直流電力を前記共振アンテナに放電する放電用送信電源を有し、
    前記スイッチは、前記供給線路を前記バッテリ又は前記放電用送信電源に接続又は切断するよう切替え可能である
    ことを特徴とする請求項5記載の共振型電力伝送システム。
  7. 前記送信電源から前記送信アンテナへの電流位相を制御する位相制御部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送システム。
  8. 前記送信電源から前記送信アンテナへの電流量を制御する出力電流制御部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送システム。
  9. 前記送信電源から前記送信アンテナへの電力の供給を接続又は切断するよう切替え可能なアンテナ切替え制御部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送システム。
  10. 前記送信アンテナと前記受信アンテナとは、磁界共鳴により電力伝送を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送システム。
  11. 前記送信アンテナと前記受信アンテナとは、電界共鳴により電力伝送を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送システム。
  12. 前記送信アンテナと前記受信アンテナとは、電磁誘導により電力伝送を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送システム。
  13. 複数の送信アンテナを有する送信装置と、受信アンテナを有する受信装置との間で電力伝送を行う共振型電力伝送システムにおいて、
    前記送信装置は、
    入力電力から前記送信アンテナの共振周波数に合わせた電力を出力する送信電源と、
    各々の前記送信アンテナのうちの少なくとも一つのアンテナに対向配置され、前記送信アンテナの共振周波数と同一周波数で共振する共振アンテナと、
    前記共振アンテナの線路を接続又は切断するよう切替え可能なスイッチと、
    前記スイッチにより前記線路を接続及び切断した場合での磁束のパターンを、当該スイッチの切替え状態と紐付けて記憶する記憶部と、
    前記送信アンテナに近づいた前記受信アンテナの位置を取得するアンテナ位置取得部と、
    前記アンテナ位置取得部により取得された前記受信アンテナの位置から、前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記スイッチの切替えを行うスイッチ制御部とを有する
    ことを特徴とする共振型電力伝送システム。
  14. 受信アンテナを有する受信装置との間で電力伝送を行う複数の送信アンテナを有する送信装置において、
    入力電力から前記送信アンテナの共振周波数に合わせた電力を出力する送信電源と、
    各々の前記送信アンテナのうちの少なくとも一つのアンテナに対向配置され、前記送信アンテナの共振周波数と同一周波数で共振する共振アンテナと、
    前記共振アンテナの供給線路に接続されたダミー負荷と、
    前記供給線路を接続又は切断するよう切替え可能なスイッチと、
    前記スイッチにより前記供給線路を接続及び切断した場合での磁束のパターンを、当該スイッチの切替え状態と紐付けて記憶する記憶部と、
    前記送信アンテナに近づいた前記受信アンテナの位置を取得するアンテナ位置取得部と、
    前記アンテナ位置取得部により取得された前記受信アンテナの位置から、前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記スイッチの切替えを行うスイッチ制御部とを有する
    ことを特徴とする送信装置。
  15. 受信アンテナを有する受信装置との間で電力伝送を行う複数の送信アンテナを有する送信装置において、
    入力電力から前記送信アンテナの共振周波数に合わせた電力を出力する送信電源と、
    各々の前記送信アンテナのうちの少なくとも一つのアンテナに対向配置され、前記送信アンテナの共振周波数と同一周波数で共振する共振アンテナと、
    前記共振アンテナの線路を接続又は切断するよう切替え可能なスイッチと、
    前記スイッチにより前記線路を接続及び切断した場合での磁束のパターンを、当該スイッチの切替え状態と紐付けて記憶する記憶部と、
    前記送信アンテナに近づいた前記受信アンテナの位置を取得するアンテナ位置取得部と、
    前記アンテナ位置取得部により取得された前記受信アンテナの位置から、前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記スイッチの切替えを行うスイッチ制御部とを有する
    ことを特徴とする送信装置。
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