JP5826069B2 - 電源システム - Google Patents

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Description

本発明は、電磁コイルと、複数のスイッチとを有する電源システムに関する。
従来から、図16に示すごとく、電子機器92を直流電源91に電気接続したり、遮断したりするための電源システム9が知られている(下記特許文献1参照)。
直流電源91の正端子と電子機器92とは正側配線99aによって接続されており、直流電源91の負端子と電子機器92とは負側配線99bによって接続されている。正側配線99aには正側メインスイッチ93aを設けてあり、負側配線99bには負側メインスイッチ93bを設けてある。また、プリチャージ抵抗94とプリチャージスイッチ93cとを直列接続した直列体95が、正側メインスイッチ93aに並列接続されている。そして、電磁コイル96への通電と通電停止とを切り替えることにより、個々のスイッチ93a〜93cを開閉するよう構成されている。
電子機器92には、直流電圧を平滑化するための平滑コンデンサ98を接続してある。電子機器92を起動する際、平滑コンデンサ98に電荷が蓄えられていない状態で、正側メインスイッチ93aと負側メインスイッチ93bをオンすると、平滑コンデンサ98に突入電流が流れ、これらのスイッチ93a,93bが溶着する場合がある。そのため、電子機器92を稼働する際には、まずプリチャージスイッチ93cと負側メインスイッチ93bをオンし、プリチャージ抵抗94を介して平滑コンデンサ98に電流を徐々に流す。これにより、平滑コンデンサ98に突入電流が流れてメインスイッチ93a,93bが溶着する不具合を防止している。
そして、平滑コンデンサ98に電荷が充分に蓄えられた後、正側メインスイッチ93aをオンし、プリチャージスイッチ93cをオフする。このようにすると、2つのメインスイッチ93a,93bがオンになるため、直流電源91から電子機器92へ電力が給される。
このように電源システム9は、複数のスイッチ93a〜93cのうち、オンするスイッチ93の組み合わせを変えることにより、平滑コンデンサ98を充電する状態(プリチャージ状態)と、電子機器92に電力を供給する状態(電力供給状態)とを切り替えるよう構成されている。
特開2005−222871号公報
しかしながら、従来の電源システム9は、正側メインスイッチ93aと負側メインスイッチ93bとプリチャージスイッチ93cとを、それぞれ別々の電磁コイル96によって開閉しているため、これらのスイッチ93a〜93cと同じ数の電磁コイル96が必要であった。そのため電磁コイル96の数が増え、電源システム9の製造コストが上昇したり、軽量化しにくいという問題があった。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、スイッチの数よりも電磁コイルの数を少なくすることができる電源システムを提供しようとするものである。
本発明の第1の態様は、直流電源の正端子と電子機器の高電位側端子との間に設けられた正側メインスイッチと、
上記直流電源の負端子と上記電子機器の低電位側端子との間に設けられた負側メインスイッチと、
上記電子機器の起動時に、該電子機器に並列接続した平滑コンデンサに徐々に電流を流すためのプリチャージ抵抗と、
上記プリチャージ抵抗に直列接続されたプリチャージスイッチと、
上記正側メインスイッチと、上記負側メインスイッチと、上記プリチャージスイッチとの3個のスイッチを開閉する第1電磁コイルおよび第2電磁コイルと、
上記第1電磁コイルおよび上記第2電磁コイルに接続され、上記スイッチの開閉動作を制御する制御回路部とを備え、
上記プリチャージ抵抗と上記プリチャージスイッチとを直列接続した直列体が、上記正側メインスイッチ又は上記負側メインスイッチに並列接続されており、
上記制御回路部は、上記3個のスイッチをオフにした電力遮断状態と、上記正側メインスイッチと上記負側メインスイッチとの2個のメインスイッチのうち上記直列体に並列接続されていないメインスイッチと上記プリチャージスイッチとをオンすることにより上記平滑コンデンサに電荷を蓄えるプリチャージ状態と、該プリチャージ状態の後、上記2個のメインスイッチをオンすることにより上記電子機器に電力を供給する電力供給状態と、を切り替え、
上記3個のスイッチのうち、2個の上記スイッチは上記第1電磁コイルによって開閉され、他の1個の上記スイッチは上記第2電磁コイルによって開閉され、
上記第1電磁コイルに、相対的に低い低電圧を加えることにより、上記2個のスイッチのうち一方のスイッチのみをオンし、上記低電圧よりも高い高電圧を加えることにより、上記2個のスイッチを両方ともオンするよう構成されていることを特徴とする電源システムにある(請求項1)。
また、本発明の第2の態様は、直流電源の正端子と電子機器の高電位側端子との間、または上記直流電源の負端子と上記電子機器の低電位側端子との間に設けられたメインスイッチと、
上記電子機器の起動時に、該電子機器に並列接続した平滑コンデンサに徐々に電流を流すためのプリチャージ抵抗と、
上記プリチャージ抵抗に直列接続されたプリチャージスイッチと、
上記メインスイッチと上記プリチャージスイッチとの2個のスイッチを開閉する電磁コイルと、
上記電磁コイルに接続され、上記2個のスイッチの開閉動作を制御する制御回路部とを備え、
上記プリチャージ抵抗と上記プリチャージスイッチを直列接続した直列体が、上記メインスイッチに並列接続されており、
上記制御回路部は、上記2個のスイッチをオフにした電力遮断状態と、上記プリチャージスイッチのみをオンすることにより上記平滑コンデンサに電荷を蓄えるプリチャージ状態と、該プリチャージ状態の後、上記2個のスイッチを両方ともオンすることにより上記電子機器へ電力を供給する電力供給状態と、を切り替え、
上記電磁コイルに相対的に低い低電圧を加えることにより、上記プリチャージスイッチのみをオンして上記プリチャージ状態にし、その後、上記低電圧よりも高い高電圧を加えることにより、上記メインスイッチと上記プリチャージスイッチを共にオンして上記電力供給状態にするよう構成されていることを特徴とする電源システムにある(請求項9)。
上記第1の態様に係る電源システムは、第1電磁コイルに低電圧を加えることにより、2個のスイッチのうち一方のスイッチのみをオンにし、高電圧を加えることにより、2個のスイッチを両方ともオンするよう構成されている。
このようにすると、第1電磁コイルに加える電圧を変えることにより、2個のスイッチのうち一方のスイッチのみをオンしたり、両方のスイッチをオンしたりすることが可能になる。また、上記電源システムは、他の1個のスイッチを第2電磁コイルによって開閉している。そのため、これら2個の電磁コイルを使って3つのスイッチを開閉することができ、上記電力遮断状態と上記プリチャージ状態と上記電力供給状態とを容易に切り替えることが可能になる。
このように、上記構成にすることにより、電磁コイルの数をスイッチの数より少なくしつつ、上記3つの状態の切り替えを行うことが可能になる。そのため、電源システムの製造コストを低減することができる。
また、上記第2の態様に係る電源システムは、電磁コイルに低電圧を加えることにより、プリチャージスイッチのみをオンにし、高電圧を加えることにより、メインスイッチとプリチャージスイッチを両方ともオンするよう構成されている。
このようにすると、電磁コイルに加える電圧を変えることにより、プリチャージスイッチのみをオンしたり、両方のスイッチをオンしたりすることが可能になる。そのため、この1個の電磁コイルを使って2つのスイッチを開閉し、上記電力遮断状態と上記プリチャージ状態と上記電力供給状態とを容易に切り替えることができる。
このように、上記構成にすることにより、電磁コイルの数をスイッチの数より少なくしつつ、上記3つの状態の切り替えを行うことが可能になる。そのため、電源システムの製造コストを低減することができる。
以上のごとく、スイッチの数よりも電磁コイルの数を少なくすることができる電源システムを提供することができる。
実施例1における、電力遮断状態での電源システムの回路図。 実施例1における、プリチャージ状態での電源システムの回路図。 実施例1における、電力供給状態での電源システムの回路図。 実施例1における、正側メインスイッチ及び負側メインスイッチを開閉するリレーの断面図。 実施例1における、第1電磁コイルに低電圧を加えた状態での、リレーの断面図。 実施例1における、第1電磁コイルに高電圧を加えた状態での、リレーの断面図。 実施例1における、プリチャージスイッチを開閉するリレーの断面図。 実施例1における、制御回路部のブロック図。 実施例1における、電源システムの、溶着確認を行う際のフローチャート。 実施例1における、電源システムの、電源接続時のフローチャート。 実施例2における、電源システムの回路図。 実施例2における、電源システムの、溶着確認を行う際のフローチャート。 実施例2における、電源システムの、電源接続時のフローチャート。 実施例3における、電源システムの回路図。 実施例3における、電源システムのフローチャート。 従来例における、電源システムの回路図。
上記電源システムにおいて、上記電力供給状態は、上記プリチャージ状態の後、上記2個のメインスイッチをオンし、上記プリチャージスイッチをオフする状態であることが好ましい(請求項2)。
この場合には、電力供給状態においてプリチャージスイッチをオフするため、電力供給状態において瞬間的に過電流が流れて、プリチャージスイッチが溶着する不具合を防止できる。
また、上記2つのメインスイッチを上記第1電磁コイルによって開閉し、上記プリチャージスイッチを上記第2電磁コイルによって開閉し、上記第1電磁コイルに上記低電圧を加えることにより、上記2つのメインスイッチのうち上記直列体に並列接続していないメインスイッチのみをオンするよう構成することができる(請求項3)。
この場合には、2つのメインスイッチを1個の電磁コイル(第1電磁コイル)によって開閉できる。プリチャージスイッチを開閉する電磁コイルは、プリチャージ状態になる比較的短い時間のみ通電されるのに対し、メインスイッチを開閉する電磁コイルは、電子機器を稼動する比較的長い時間、通電される。そのため、メインスイッチを開閉する電磁コイルは高い信頼性が要求され、大型化しやすく、高価になりやすい。したがって、上述のように2つのメインスイッチを1個の電磁コイルによって開閉することにより、大型化しやすい、メインスイッチ用の電磁コイルの数を1個にすることができ、電磁コイルの削減効果を上げることができる。
また、上記制御回路部は、上記第1電磁コイルに上記低電圧を加えると共に上記第2電磁コイルに通電することにより、上記直列体に並列接続していないメインスイッチと上記プリチャージスイッチとをオンして上記プリチャージ状態にし、上記平滑コンデンサに電荷が蓄えられた後、上記第1電磁コイルに加える電圧を上記高電圧へ上げることにより、上記2個のメインスイッチをオンし、その後、上記第2電磁コイルへの通電を停止することにより、上記プリチャージスイッチのみをオフして上記電力供給状態にするよう構成することができる(請求項4)。
仮に、平滑コンデンサに電荷を蓄えた後、プリチャージスイッチをオフにし、その後、2個のメインスイッチをオンにすると、プリチャージスイッチをオフにしてから2個のメインスイッチをオンにするまでの間は平滑コンデンサに電圧が加わらないため、平滑コンデンサに蓄えた電荷が放電しやすくなる。しかしながら上述のように、平滑コンデンサに電荷を蓄えた後、2個のメインスイッチをオンにし、その後、プリチャージスイッチをオフにすれば、これらのスイッチの切り替えを行っている間は平滑コンデンサに電圧が加わるため、平滑コンデンサの電荷が放電されることを防止できる。
また、上記制御回路部は、上記プリチャージ状態にする前に上記プリチャージスイッチのみをオンし、上記平滑コンデンサに電流が流れたか否か、又は上記平滑コンデンサの電圧が上昇したか否かを判断することにより、上記直列体に並列接続していないメインスイッチが溶着しているか否かを判断する第1溶着判断手段と、上記第1電磁コイルに低電圧を加えて上記直列体に並列接続していないメインスイッチのみをオンし、上記平滑コンデンサに電流が流れたか否か、又は上記平滑コンデンサの電圧が上昇したか否かを判断することにより、上記直列体に並列接続したメインスイッチまたは上記プリチャージスイッチが溶着しているか否かを判断する第2溶着判断手段と、を備えていてもよい(請求項5)。
この場合には、電子機器を稼動する前に、3個のスイッチのいずれかが溶着しているか否かを判断することができる。いずれかのスイッチが溶着していると判断した場合には、安全性確保のため、例えば電子機器を稼動しないように制御することができる。そのため、電子機器の安全性をより高めることができる。
なお、例えば平滑コンデンサに電圧計を設けておき、平滑コンデンサの電圧が上昇したか否かを確認することにより、スイッチが溶着しているか否かを判断することができる。
また、上記直列体に並列接続していないメインスイッチと上記プリチャージスイッチとを上記第1電磁コイルによって開閉し、上記直列体に並列接続したメインスイッチを上記第2電磁コイルによって開閉し、上記第1電磁コイルへ上記低電圧を加えることにより、上記2つのスイッチのうち上記直列体に並列接続していないメインスイッチのみをオンするよう構成することができる(請求項6)。
この場合には、第1電磁コイルと第2電磁コイルとの2個の電磁コイルを使って、上記電力遮断状態と上記プリチャージ状態と上記電力供給状態との切り替えを容易に行うことができる。
また、上記制御回路部は、上記第1電磁コイルに高電圧を加えることにより、上記直列体に並列接続していないメインスイッチと上記プリチャージスイッチとをオンして上記プリチャージ状態にし、上記平滑コンデンサに電荷が蓄えられた後、上記第2電磁コイルに通電することにより、上記直列体に並列接続したメインスイッチをオンし、その後、上記第1電磁コイルに加える電圧を上記低電圧へ下げることにより、上記プリチャージスイッチのみをオフして上記電力供給状態にするよう構成することができる(請求項7)。
仮に、平滑コンデンサに電荷を蓄えた後、プリチャージスイッチをオフにし、その後、2個のメインスイッチをオンにすると、プリチャージスイッチをオフにしてから2個のメインスイッチをオンにするまでの間は平滑コンデンサに電圧が加わらないため、平滑コンデンサに蓄えた電荷が放電しやすくなる。しかしながら上述のように、平滑コンデンサに電荷を蓄えた後、2個のメインスイッチをオンにし、その後、プリチャージスイッチをオフにすれば、これらのスイッチの切り替えを行っている間は平滑コンデンサに電圧が加わるため、平滑コンデンサの電荷が放電されることを防止できる。
また、上記制御回路部は、上記プリチャージ状態にする前に、上記直列体と並列接続していないメインスイッチのみをオンし、上記平滑コンデンサに電流が流れたか否か、又は上記平滑コンデンサの電圧が上昇したか否かを判断することにより、上記直列体に並列接続しているメインスイッチまたはプリチャージスイッチが溶着しているか否かを判断する第1溶着判断手段と、上記直列体に並列接続したメインスイッチのみをオンし、上記平滑コンデンサに電流が流れたか否か、又は上記平滑コンデンサの電圧が上昇したか否かを判断することにより、上記直列体に並列接続していないメインスイッチが溶着しているか否かを判断する第2溶着判断手段と、を備えていてもよい(請求項8)。
この場合には、電子機器を稼動する前に、3個のスイッチのいずれかが溶着しているか否かを判断することができる。いずれかのスイッチが溶着していると判断した場合には、安全性確保のため、例えば電子機器を稼動しないように制御することができる。そのため、電子機器の安全性をより高めることができる。
(実施例1)
上記電源システムに係る実施例について、図1〜図10を用いて説明する。図1に示すごとく、本例の電源システム1は、正側メインスイッチ3aと、負側メインスイッチ3bと、プリチャージ抵抗4と、プリチャージスイッチ3cと、第1電磁コイル5aと、第2電磁コイル5bと、制御回路部6とを備える。
正側メインスイッチ3aは、直流電源10の正端子と電子機器11の高電位側端子111との間に設けられている。また、負側メインスイッチ3bは、直流電源10の負端子と電子機器11の低電位側端子112との間に設けられている。プリチャージ抵抗4は、電子機器11の起動時に、電子機器11に並列接続した平滑コンデンサ12に徐々に電流を流すために設けられている。
プリチャージスイッチ3cは、プリチャージ抵抗4に直列接続してある。第1電磁コイル5aおよび第2電磁コイル5bは、正側メインスイッチ3aと、負側メインスイッチ3bと、プリチャージスイッチ3cとの3個のスイッチ3を開閉する。制御回路部6は、第1電磁コイル5aおよび第2電磁コイル5bに接続しており、スイッチ3a〜3cの開閉動作を制御する。
プリチャージ抵抗4とプリチャージスイッチ3cとを直列接続した直列体13が、正側メインスイッチ3aに並列接続されている。制御回路部6は、電力遮断状態(図1参照)と、プリチャージ状態(図2参照)と、電力供給状態(図3参照)とを切り替える。
図1に示すごとく、電力遮断状態では、3個のスイッチ3a〜3cをオフする。また、図2に示すごとく、プリチャージ状態では、直列体13に並列接続されていないメインスイッチ(負側メインスイッチ3b)と、プリチャージスイッチ3cとをオンする。これにより、プリチャージスイッチ3cを介して徐々に電流Iを流し、平滑コンデンサ12に電荷を蓄える。
平滑コンデンサ12に充分に電荷を蓄えた後、図3に示すごとく、電力供給状態に切り替える。電力供給状態では、2個のメインスイッチ3a,3bをオンし、プリチャージスイッチ3cをオフする。この状態で、電子機器11に電力を供給する。
図1に示すごとく、3個のスイッチ3a〜3cのうち、2個のスイッチ(正側メインスイッチ3a及び負側メインスイッチ3b)を第1電磁コイル5aによって開閉し、他の1個のスイッチ(プリチャージスイッチ3c)を第2電磁コイル5bによって開閉している。
そして、第1電磁コイル5aに相対的に低い低電圧を加えることにより、2個のスイッチ3a,3bのうち一方のスイッチ(負側メインスッチ3b)のみをオンし、第1電磁コイル5aに上記低電圧よりも高い高電圧を加えることにより、2個のスイッチ(正側メインスイッチ3a及び負側メインスイッチ3b)を両方ともオンするよう構成されている。
本例の電子機器11は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載される電力変換装置である。
図1に示すごとく、本例では、直流電源10の正端子と電子機器11の高電位側端子11とを、正側配線2aによって接続してある。この正側配線2aに、正側メインスイッチ3aを設けてある。また、本例では、直流電源10の負端子と電子機器11の低電位側端子112とを負側配線2bによって接続してある。この負側配線2bに、負側メインスイッチ3bを設けてある。正側配線2aには、電流センサ69を設けてある。また、本例では、正側メインスイッチ3aと負側メインスイッチ3bと第1電磁コイル5aとをまとめて一つのリレー(第1リレー14)にしてある。
第1リレー14は、図4に示すごとく、第1電磁コイル5aと、正側メインスイッチ3aと、負側メインスイッチ3bと、ヨーク71と、2本のプランジャ7(正側プランジャ7a及び負側プランジャ7b)と、2個の固定コア74(正側固定コア74a及び負側固定コア74b)とを備える。ヨーク71とプランジャ7と固定コア74とは、それぞれ軟磁性体からなる。負側プランジャ7bと負側固定コア74bは第1電磁コイル5aの内側に配されており、正側プランジャ7aと正側固定コア74aは第1電磁コイル5aの外側に配されている。
正側メインスイッチ3aと負側メインスイッチ3bは、それぞれ固定接点31と、可動接点32と、固定接点31を支持する金属製の固定接点支持部33と、可動接点32を支持する金属製の可動接点支持部34とを備える。可動接点支持部34には接点側ばね部材73が取り付けられている。接点側ばね部材73は、可動接点支持部34を固定接点支持部33側へ押圧している。
また、プランジャ7と固定コア74との間には、プランジャ側ばね部材72が設けられている。プランジャ側ばね部材72は、プランジャ7を可動接点支持部34側へ押圧している。プランジャ側ばね部材72のばね定数は、接点側ばね部材73のばね定数よりも大きい。
図5に示すごとく、第1電磁コイル5aに通電すると磁束Φが発生し、第1磁気回路C1と第2磁気回路C2との、2つの磁気回路に分かれて磁束Φが流れる。第1磁気回路C1は、磁束Φが、負側プランジャ7bとヨーク71と負側固定コア74bとを流れる磁気回路である。また、第2磁気回路C2は、磁束Φが、負側プランジャ7bとヨーク71と正側プランジャ7aと正側固定コア74aと負側固定コア74bとを流れる磁気回路である。
このように、第1磁気回路C1は磁束Φが流れる長さが短いため、漏れ磁束の量が少なく、第1磁気回路C1に多くの磁束Φが流れる。そのため、第1電磁コイル5aに比較的低い電圧(低電圧)を加えても、負側プランジャ7bに強い磁力を発生でき、負側プランジャ7bを負側固定コア74bに吸引することができる。
これに対し、第2磁気回路C1は磁束Φが流れる長さが長いため、漏れ磁束の量が多くなり、第2磁気回路C2を流れる磁束の量は少なくなりやすい。そのため、第1電磁コイル5aに加える電圧が低いと、正側プランジャ7aに強い磁力が発生しにくくなり、正側プランジャ7aを正側固定コア74aに吸引できない。
負側プランジャ7bを負側固定コア74aに吸引すると、接点側ばね部材73の押圧力により、可動接点支持部34が固定接点支持部33側へ押圧される。これにより、負側メインスイッチ3bがオンになる。
このように、第1電磁コイル5aに低電圧を加えることにより、負側プランジャ7bのみを吸引し、負側メインスイッチ3bのみをオンにすることができる。
また、図6に示すごとく、第1電磁コイル5aに加える電圧を、上記低電圧よりも高い高電圧に変更すると、第2磁気回路C2に流れる磁束Φの量が増え、正側プランジャ7aが正側固定コア74aに吸引される。そのため、正側メインスイッチ3aがオンになる。これにより、正側メインスイッチ3aと負側メインスイッチ3bが共にオンした状態になる。
第1電磁コイル5aへの通電を停止すると、図4に示すごとく、磁束Φが低減する。そのため磁力が低減し、プランジャ側ばね部材72の押圧力によって、プランジャ7a,7bが可動接点支持部34側へ押圧される。そして、プランジャ7に取り付けた絶縁部材70が可動接点支持部34に当接し、接点側ばね部材73の押圧力に抗して、可動接点支持部34を固定接点支持部33から離隔させる。これにより、2個のメインスイッチ3a,3bがオフになる。
また、図7に示すごとく本例では、第1リレー14とは別のリレー(第2リレー15)を有する。上述したプリチャージスイッチ3cと第2電磁コイル5bは、この第2リレー15内に設けられている。第2リレー15には、プランジャ7cと、固定コア74cと、ヨーク71とが設けられている。これらプランジャ7cと、固定コア74cと、ヨーク71は、それぞれ軟磁性体からなる。第2電磁コイル5bに通電すると磁力が発生して、プランジャ7cが固定コア74cに吸引される。また、第2電磁コイル5bへの通電を停止すると、磁力が低減し、プランジャ側ばね部材72cの押圧力によってプランジャ7cが可動接点支持部34側へ押圧される。そのため、プリチャージスイッチ3cがオフになる。
このように、第2電磁コイル5bへの通電と非通電を切り替えることにより、プリチャージスイッチ3cを開閉している。
一方、図8に示すごとく、本例の制御回路部6はECU(Engine Control Unit)からなる。制御回路部6は、CPU60と、ROM61と、RAM62と、I/O63と、これらを繋ぐライン64とを備える。ROM61にはプログラム61pが記憶されている。CPU60がこのプログラム61pを読み出して実行することにより、スイッチ3a〜3cの開閉を制御している。
また、制御回路部6は、電子機器11を稼動する前に、スイッチ3a〜3cが溶着しているか否かを判断する第1溶着判断手段65および第2溶着判断手段66を備える。これら第1溶着判断手段65および第2溶着判断手段66は、CPU60がプログラム61pを実行することにより実現される。
電子機器11を稼動する前に、スイッチ3a〜3cが溶着しているか否かを判断するためのフローチャートを図9に示す。同図に示すごとく、まず、第2電磁コイル5bに通電し、3個のスイッチ3a〜3cのうち、プリチャージスイッチ3cのみをオンする(ステップS1)。
ステップS1を行った後、ステップS2に移り、正側配線2aに設けた電流センサ69(図1参照)が電流を検出するか否かを判断する。ここで仮に、負側メインスイッチ3bが溶着していたとすると、プリチャージスイッチ3cをオンした時に平滑コンデンサ12に電流が流れ、電流センサ69が電流を検出する。また、負側メインスイッチ3bが溶着していなければ、平滑コンデンサ12には電流が流れず、電流センサ69は電流を検出しない。
ステップS2で電流を検出した(Yes)と判断した場合は、ステップS7に移動し、負側メインスイッチ3bが溶着していると判定する。そして、電子機器11を稼動しないように制御する。すなわち、上記プリチャージ状態(図2参照)および上記電力供給状態(図3参照)に移行しないように制御する。
また、ステップS2において、電流を検出しない(No)と判断した場合は、負側メインスイッチ3bが溶着していないと判定し、ステップS3及びステップS4を行う。
ステップS3ではプリチャージスイッチ3cをオフにし、ステップS4では、第1電磁コイル5aに低電圧を加えて、負側メインスイッチ3bのみをオンにする。その後、ステップS5に移り、電流センサ69が電流を検出したか否かを判断する。
ここで仮に、プリチャージスイッチ3cまたは正側メインスイッチ3aが溶着していたとすると、負側メインスイッチ3bをオンした時に平滑コンデンサ12に電流が流れ、電流センサ69(図1参照)が電流を検出する。また、プリチャージスイッチ3cまたは正側メインスイッチ3aが溶着していなければ、負側メインスイッチ3bをオンした時に平滑コンデンサ12に電流は流れず、電流センサ69は電流を検出しない。
ステップS5で電流を検出した(Yes)と判断した場合は、ステップS8に移り、正側メインスイッチ3a又はプリチャージスイッチ3cが溶着していると判定する。そして、電子機器11を稼動しないように制御する。
また、ステップS5で電流を検出しない(No)と判断した場合は、ステップS6に移り、全てのスイッチ3a〜3cが溶着していないと判定する。そして、電子機器11を稼動する処理(ステップS9〜ステップS12:図10参照)を行う。
なお、本例では、電流センサ69が電流を検出したか否かを判断することにより、スイッチ3が溶着しているか否かを判定しているが、例えば平滑コンデンサ12に電圧センサを設けておき、平滑コンデンサ12の電圧が上昇したか否かを判断することにより、スイッチ3が溶着しているか否かを判定してもよい。また、平滑コンデンサ12の正側端子と、直流電源10の負端子との間の電圧を測定する電圧センサを設けておき、ステップS5において、この電圧が上昇したか否かを判断することにより、スイッチ3a,3cが溶着しているか否かを判定してもよい。
図10に示すごとく、電子機器11を稼動する際には、まず第2電磁コイル5b(図1参照)に通電して、プリチャージスイッチ3cをオンにする(ステップS9)。その後、ステップS10に移り、第1電磁コイル5aに低電圧を加えて、負側メインスイッチ3bをオンにする。これにより、プリチャージスイッチ3cと負側メインスイッチ3bとがオンになったプリチャージ状態(図2参照)となる。
この後、ステップS11に移る。ここで所定時間待機し、平滑コンデンサ12を充電させる。そして、平滑コンデンサ12を充分に充電した後、第1電磁コイル3aに高電圧を加えて、正側メインスイッチ3aと負側メインスイッチ3bを両方ともオンする。
その後、ステップS12に移り、第2電磁コイル3bへの通電を停止して、プリチャージスイッチ3cをオフにする。これにより、正側メインスイッチ3aと負側メインスイッチ3bのみがオンした電力供給状態(図3参照)となる。
本例の作用効果について説明する。本例の電源システム1は図2に示すごとく、第1電磁コイル5aに低電圧を加えることにより、2個のスイッチ3a,3bのうち一方のスイッチ3bのみをオンにし、図3に示すごとく、第1電磁コイル5aに高電圧を加えることにより、2個のスイッチ3a,3bを両方ともオンするよう構成されている。
このようにすると、第1電磁コイル5aに加える電圧を変えることにより、2個のスイッチ3a,3bのうち一方のスイッチ3bのみをオンしたり、両方のスイッチ3a,3bをオンしたりすることが可能になる。また、本例の電源システム1は、他の1個のスイッチ3cを第2電磁コイル5bによって開閉している。そのため、これら2個の電磁コイル5a,5bを使って3つのスイッチ3a〜3cを開閉することができ、電力遮断状態(図1参照)とプリチャージ状態(図2参照)と電力供給状態(図3参照)とを容易に切り替えることが可能になる。
このように、本例では、電磁コイル5の数(2個)をスイッチ3の数(3個)より少なくしつつ、上記3つの状態の切り替えを行うことができる。そのため、電源システム1の製造コストを低減することができる。
また、本例では、2つのスイッチ3a,3bと第1電磁コイル5aとによって一つのリレー(第1リレー14)を構成してある。このようにすると、2つのスイッチ3a,3bを別々のリレーにした場合と比べて、リレー全体の体積を小さくすることができる。そのため、電源システム1の体積を小さくすることができる。
また、本例では、2つのメインスイッチ3a,3bを第1電磁コイル5aによって開閉し、プリチャージスイッチ3cを第2電磁コイル5bによって開閉するよう構成されている。
このようにすると、2つのメインスイッチ3a,3bを1個の電磁コイル(第1電磁コイル5a)によって開閉できる。プリチャージスイッチ3cを開閉する電磁コイルは、プリチャージ状態になる比較的短い時間のみ通電されるのに対し、メインスイッチ3a,3bを開閉する電磁コイルは、電子機器11を稼動する比較的長い時間、通電される。そのため、メインスイッチ3a,3bを開閉する電磁コイル5は高い信頼性が要求され、大型化しやすく、高価になりやすい。したがって、本例のように2つのメインスイッチ3a,3bを1個の電磁コイル5によって開閉することにより、大型化しやすい、メインスイッチ3a,3b用の電磁コイル5の数を1個にすることができ、電磁コイル5の削減効果を上げることができる。
また、本例のように、1個の電磁コイル5を使って2つのメインスイッチ3a,3bをオンする場合は、2個の電磁コイルを使って2個のメインスイッチをオンする場合と比べて、電力供給状態(図3参照)における電磁コイル5の消費電力を低減することができる。
また、本例では図10に示すごとく、電源システム1を上記プリチャージ状態(ステップS9,S10)にし、所定時間待機して(ステップS11)平滑コンデンサ12に電荷を蓄えた後、2個のメインスイッチ3a,3bをオンする。その後、第2電磁コイル5bへの通電を停止することにより(ステップS12)、プリチャージスイッチ3cのみをオフして電力供給状態にする。
仮に、平滑コンデンサ12に電荷を蓄えた後、プリチャージスイッチ3cをオフにし、その後、2個のメインスイッチ3a,3bをオンにすると、プリチャージスイッチ3cをオフにしてから2個のメインスイッチ3a,3bをオンにするまでの間は平滑コンデンサ12に電圧が加わらないため、平滑コンデンサ12に蓄えた電荷が放電しやすくなる。しかしながら上述のように、平滑コンデンサ12に電荷を蓄えた後、2個のメインスイッチ3a,3bをオンにし、その後、プリチャージスイッチ3cをオフにすれば、これらのスイッチ3の切り替えを行っている間は平滑コンデンサ12に電圧が加わるため、平滑コンデンサ12の電荷が放電されることを防止できる。
また、図8、図9に示すごとく、本例の制御回路部6は、電子機器11を稼動する前にスイッチ3が溶着しているか否かを判断する第1溶着判断手段65および第2溶着判断手段66を備える。第1溶着判断手段65は、プリチャージスイッチ3cのみをオンし、電流センサ69が電流を検出するか否かを確認することにより、直列体13に並列接続していないメインスイッチ(負側メインスイッチ3b)が溶着しているか否かを判断する。第2溶着判断手段66は、第1電磁コイル5aに低電圧を加えて直列体13に並列接続していないメインスイッチ(負側メインスイッチ3b)のみをオンし、電流センサ69が電流を検出するか否かを確認することにより、直列体13に並列接続したメインスイッチ(正側メインスイッチ3a)またはプリチャージスイッチ3cが溶着しているか否かを判断する。
このようにすると、電子機器11を稼動する前に、3個のスイッチ3a〜3cのいずれかが溶着しているか否かを確認することができる。そのため、いずれかのスイッチ3が溶着している場合には、安全性確保のため、電子機器11を稼動しないように制御することができる。これにより、電子機器11の安全性をより高めることができる。
なお、本例では、図1に示すごとく、直列体10を正側メインスイッチ3aに並列接続したが、直列体10を負側メインスイッチ3bに並列接続してもよい。
また、本例では、電力供給状態(図3参照)においてプリチャージスイッチ3cをオフにしているが、電力供給状態でプリチャージスイッチ3cをオンし続けてもよい。この場合、電源供給状態では3個のスイッチ3a〜3cがオンになるが、プリチャージ抵抗4の抵抗値は比較的大きいため、電流はほとんどメインスイッチ3a,3bを流れ、プリチャージ抵抗4にはあまり電流は流れない。そのため、実用上大きな問題はない。
なお、本例のように、電力供給状態においてプリチャージスイッチ3cをオフすると、電子機器11に電力を供給している時に、何らかの原因で大きな電流が流れた場合でも、プリチャージスイッチ3cが溶着することを防止できる。
また、本例では、1本の銅線を使って第1電磁コイル5aを構成しているが、複数本の銅線を使って第1電磁コイル5aを構成してもよい。すなわち、第1電磁コイル5aを複数の部分に分割してもよい。そして、個々の部分を制御回路部6に接続してもよい。また、第2電磁コイル5bをこのように構成してもよい。
以上のごとく、本例によれば、スイッチの数よりも電磁コイルの数を少なくすることができる電源システムを提供することができる。
(実施例2)
本例は、第1電磁コイル5aによって開閉するスイッチ3の組み合わせを変更した例である。図11に示すごとく、本例では、直列体13に並列接続していないメインスイッチ(負側メインスイッチ3b)とプリチャージスイッチ3cとを第1電磁コイル5aによって開閉し、直列体13に並列接続したメインスイッチ(正側メインスイッチ3a)を第2電磁コイル5bによって開閉する。そして、第1電磁コイル5aに低電圧を加えた場合には、負側メインスイッチ3bのみがオンになり、高電圧を加えた場合には、プリチャージスイッチ3cと負側メインスイッチ3bとが両方ともオンになるよう構成してある。
本例では実施例1と同様に、電子機器11を稼動する前に、スイッチ3a〜3cが溶着しているか否かを確認する。図12に、溶着を確認する際のフローチャートを示す。
溶着の有無を確認するには、まず、第1電磁コイル3aに低電圧を加えて、負側メインスイッチ3bのみをオンにする(ステップS13)。その後、ステップS14に移り、電流センサ69が電流を検出したか否かを判断する。ここで仮に、プリチャージスイッチ3c又は正側メインスイッチ3aが溶着していたとすると、負側メインスイッチ3bをオンにした際に平滑コンデンサ12に電流が流れ、電流センサ69が電流を検出する。また、プリチャージスイッチ3c又は正側メインスイッチ3aが溶着していなければ電流は流れず、電流センサ69は電流を検出しない。
ステップS14において、電流センサ69が電流を検出した(Yes)と判断した場合は、ステップS19に移り、プリチャージスイッチ3c又は正側メインスイッチ3aが溶着していると判定する。そして、電子機器11を稼動しないように制御する。
また、ステップS14において、電流センサ69が電流を検出しない(No)と判断した場合は、プリチャージスイッチ3c又は正側メインスイッチ3aが溶着していないと判定し、ステップS15,S16を実行する。ステップS15では、負側メインスイッチ3bをオフにする。また、ステップS16では、第2電磁コイル5bに通電することにより、正側メインスイッチ3aをオンにする。その後、ステップS17に移る。
ここで仮に、負側メインスイッチ3bが溶着していたとすると、正側メインスイッチ3aをオンにした際に平滑コンデンサ12に電流が流れ、電流センサ69が電流を検出する。負側メインスイッチ3bが溶着していなければ電流は流れず、電流センサ69は電流を検出しない。
ステップS17において、電流センサ69が電流を検出した(Yes)と判断した場合は、ステップS20に移り、負側メインスイッチ3bが溶着していると判定する。そして、電子機器11を稼動しないように制御する。
また、ステップS17において、電流センサ69が電流を検出しない(No)と判断した場合は、ステップS18に移り、全てのスイッチ3a〜3cが溶着していないと判定する。そして、電子機器11を稼動する処理(ステップS21〜S23:図13参照)を行う。
なお、上記ステップS13〜S20は、実施例1と同様に、制御回路部6の第1溶着判断手段65および第2溶着判断手段66が行う。
図13に示すごとく、電子機器11を稼動する際には、まず、第1電磁コイル5aに高電圧を印加し、プリチャージスイッチ3cと負側メインスイッチ3bを両方ともオンする(ステップS21)。これにより、プリチャージ抵抗4を介して平滑コンデンサ12に徐々に電荷を蓄えるプリチャージ状態になる。
ステップS21の後、ステップS22を行う。ここでは、所定時間待機して、平滑コンデンサ12に充分に電荷を蓄える。その後、正側メインスイッチ3aをオンにする。
この後、ステップS23に移り、第1電磁コイル5aに加える電圧を低電圧に下げて、プリチャージスイッチ3cをオフにする。これにより、正側メインスイッチ3aと負側メインスイッチ3bのみがオンした電力供給状態となる。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
本例の作用効果について説明する。本例では図11に示すごとく、負側メインスイッチ3bとプリチャージスイッチ3cとを第1電磁コイル5aによって開閉し、正側メインスイッチ3aを第2電磁コイル5bによって開閉する。そして、第1電磁コイル5aへ低電圧を加えることにより、2つのスイッチ3b,3cのうち負側メインスイッチ3bのみをオンするよう構成されている。
このようにすると、第1電磁コイル5aと第2電磁コイル5bとの2個の電磁コイルを使って、電力遮断状態とプリチャージ状態と電力供給状態との切り替えを容易に行うことができる。
また、本例では図13に示すごとく、第1電磁コイル5aに高電圧を加えてプリチャージ状態にし(ステップS21)、所定時間待機して(ステップS22)平滑コンデンサ12に電荷を蓄えた後、正側メインスイッチ3aをオンにする。その後、第1電磁コイル5aに加える電圧を低電圧へ下げることにより(ステップS23)、プリチャージスイッチ3cのみをオフして電力供給状態にする。
仮に、平滑コンデンサ12に電荷を蓄えた後、プリチャージスイッチ3cをオフにし、その後、2個のメインスイッチ3a,3bをオンにすると、プリチャージスイッチ3cをオフにしてから2個のメインスイッチ3a,3bをオンにするまでの間は平滑コンデンサ12に電圧が加わらないため、平滑コンデンサ12に蓄えた電荷が放電しやすくなる。しかしながら上述のように、平滑コンデンサ12に電荷を蓄えた後、2個のメインスイッチ3a,3bをオンにし、その後、プリチャージスイッチ3cをオフにすれば、これらのスイッチの切り替えを行っている間は平滑コンデンサ12に電圧が加わるため、平滑コンデンサ12の電荷が放電されることを防止できる。
また、本例では図12に示すごとく、電子機器11を稼動する前に、プリチャージスイッチ3c又は正側メインスイッチ3aが溶着しているか否か判断する第1溶着判断手段65と、負側メインスイッチ3bが溶着しているか否かを判断する第2溶着判断手段66とを備える。
このようにすると、電子機器11を稼動する前に、3個のスイッチ3a〜3cのいずれかが溶着しているか否かを判断することができる。そのため、いずれかのスイッチ3が溶着していると判断した場合には、安全性確保のため、電子機器11を稼動しないように制御することができる。これにより、電子機器11の安全性を高めることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、本例では、図11に示すごとく、直列体13を正側スイッチ3aに並列接続したが、直列体13を負側スイッチ3bに並列接続してもよい。この場合、プリチャージスイッチ3cと正側スイッチ3aを第1電磁コイル3aによって開閉し、負側スイッチ3bを第2電磁コイル3bによって開閉することになる。
(実施例3)
本例は、スイッチ3と電磁コイル5の数を変更した例である。図14に示すごとく、本例の電源システム1は、メインスイッチ3dとプリチャージスイッチ3cとの2個のスイッチ3と、1個の電磁コイル5を備える。また、本例の電源システム1は、プリチャージ抵抗4と、制御回路部6とを備える。メインスイッチ3dは、直流電源10の正端子と電子機器11の高電位側端子111との間に設けられている。また、プリチャージスイッチ3cは、プリチャージ抵抗4に直列接続してある。電磁コイル5は、メインスイッチ3dとプリチャージスイッチ3cとの2個のスイッチ3を開閉する。
図14に示すごとく、プリチャージ抵抗4とプリチャージスイッチ3cを直列接続した直列体13が、メインスイッチ3dに並列接続されている。
制御回路部6は、2個のスイッチ3c,3dをオフにした電力遮断状態と、プリチャージスイッチ3cのみをオンすることにより平滑コンデンサ12に電荷を蓄えるプリチャージ状態と、プリチャージ状態の後、2個のスイッチ3c,3dを両方ともオンすることにより電子機器11へ電力を供給する電力供給状態と、を切り替える。
電磁コイル5に相対的に低い低電圧を加えると、プリチャージスイッチ3cのみがオンになり、上記低電圧よりも高い高電圧を加えると、メインスイッチ3dとプリチャージスイッチ3cが共にオンになるよう構成されている。
図15に示すごとく、電子機器11を稼動する際には、まず、電磁コイル5に相対的に低い低電圧を加えることにより、プリチャージスイッチ3cのみをオンする。これにより、プリチャージ抵抗4を介して平滑コンデンサ12に徐々に電荷を蓄えるプリチャージ状態になる(ステップS24)。この後、ステップS25に移る。ここでは、所定時間待機することにより、平滑コンデンサ12に電荷を充分に蓄える。その後、上記高電圧を加えることにより、メインスイッチ3dとプリチャージスイッチ3cを共にオンして電力供給状態にする。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
本例の作用効果について説明する。本例の電源システム1は、電磁コイル5に低電圧を加えることにより、プリチャージスイッチ3cのみをオンにし、高電圧を加えることにより、メインスイッチ3dとプリチャージスイッチ3cを両方ともオンするよう構成されている。
このようにすると、電磁コイル5に加える電圧を変えることにより、プリチャージスイッチ3cのみをオンしたり、両方のスイッチ3c,3dをオンしたりすることが可能になる。そのため、この1個の電磁コイル5を使って2つのスイッチ3c,3dを開閉し、電力遮断状態とプリチャージ状態と電力供給状態とを容易に切り替えることができる。
このように、本例では、電磁コイル5の数をスイッチ3c,3dの数より少なくしつつ、上記3つの状態の切り替えを行うことが可能になる。そのため、電源システム1の製造コストを低減することができる。
なお、本例では、電力供給状態において、メインスイッチ3dとプリチャージスイッチ3cを両方オンするため、電力供給状態ではプリチャージ抵抗4に電流が流れ続ける。しかし、プリチャージ抵抗4に抵抗値が大きな抵抗を用いれば、殆どの電流はメインスイッチ3dを流れることになり、プリチャージ抵抗4には電流はあまり流れなくなる。そのため、本例の回路でも実現可能である。
また、本例では、メインスイッチ3dを、直流電源10の正端子と電子機器11の高電位側端子111との間に設けたが、直流電源10の負端子と電子機器11の低電位側端子112との間に設けてもよい。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
1 電源システム
10 直流電源
11 電子機器
12 平滑コンデンサ
13 直列体
2a 正側配線
2b 負側配線
3a 正側メインスイッチ
3b 負側メインスイッチ
3c プリチャージスイッチ
4 プリチャージ抵抗
5a 第1電磁コイル
5b 第2電磁コイル
6 制御回路部

Claims (9)

  1. 直流電源(10)の正端子と電子機器(11)の高電位側端子(111)との間に設けられた正側メインスイッチ(3a)と、
    上記直流電源の負端子と上記電子機器の低電位側端子(112)との間に設けられた負側メインスイッチ(3b)と、
    上記電子機器の起動時に、該電子機器に並列接続した平滑コンデンサ(12)に徐々に電流を流すためのプリチャージ抵抗(4)と、
    上記プリチャージ抵抗に直列接続されたプリチャージスイッチ(3c)と、
    上記正側メインスイッチと、上記負側メインスイッチと、上記プリチャージスイッチとの3個のスイッチ(3)を開閉する第1電磁コイル(5a)および第2電磁コイル(5b)と、
    上記第1電磁コイルおよび上記第2電磁コイルに接続され、上記スイッチの開閉動作を制御する制御回路部(6)とを備え、
    上記プリチャージ抵抗と上記プリチャージスイッチとを直列接続した直列体(13)が、上記正側メインスイッチ又は上記負側メインスイッチに並列接続されており、
    上記制御回路部は、上記3個のスイッチをオフにした電力遮断状態と、上記正側メインスイッチと上記負側メインスイッチとの2個のメインスイッチ(3a,3b)のうち上記直列体に並列接続されていないメインスイッチと上記プリチャージスイッチとをオンすることにより上記平滑コンデンサに電荷を蓄えるプリチャージ状態と、該プリチャージ状態の後、上記2個のメインスイッチをオンすることにより上記電子機器に電力を供給する電力供給状態と、を切り替え、
    上記3個のスイッチのうち、2個の上記スイッチは上記第1電磁コイルによって開閉され、他の1個の上記スイッチは上記第2電磁コイルによって開閉され、
    上記第1電磁コイルに、相対的に低い低電圧を加えることにより、上記2個のスイッチのうち一方のスイッチのみをオンし、上記低電圧よりも高い高電圧を加えることにより、上記2個のスイッチを両方ともオンするよう構成されていることを特徴とする電源システム。
  2. 請求項1に記載の電源システムにおいて、上記電力供給状態は、上記プリチャージ状態の後、上記2個のメインスイッチをオンし、上記プリチャージスイッチをオフする状態であることを特徴とする電源システム。
  3. 請求項2に記載の電源システムにおいて、上記2つのメインスイッチを上記第1電磁コイルによって開閉し、上記プリチャージスイッチを上記第2電磁コイルによって開閉し、上記第1電磁コイルに上記低電圧を加えることにより、上記2つのメインスイッチのうち上記直列体に並列接続していないメインスイッチのみをオンするよう構成されていることを特徴とする電源システム。
  4. 請求項3に記載の電源システムにおいて、上記制御回路部は、上記第1電磁コイルに上記低電圧を加えると共に上記第2電磁コイルに通電することにより、上記直列体に並列接続していないメインスイッチと上記プリチャージスイッチとをオンして上記プリチャージ状態にし、上記平滑コンデンサに電荷が蓄えられた後、上記第1電磁コイルに加える電圧を上記高電圧へ上げることにより、上記2個のメインスイッチをオンし、その後、上記第2電磁コイルへの通電を停止することにより、上記プリチャージスイッチのみをオフして上記電力供給状態にすることを特徴とする電源システム。
  5. 請求項4に記載の電源システムにおいて、上記制御回路部は、上記プリチャージ状態にする前に上記プリチャージスイッチのみをオンし、上記平滑コンデンサに電流が流れたか否か、又は上記平滑コンデンサの電圧が上昇したか否かを判断することにより、上記直列体に並列接続していないメインスイッチが溶着しているか否かを判断する第1溶着判断手段(65)と、上記第1電磁コイルに低電圧を加えて上記直列体に並列接続していないメインスイッチのみをオンし、上記平滑コンデンサに電流が流れたか否か、又は上記平滑コンデンサの電圧が上昇したか否かを判断することにより、上記直列体に並列接続したメインスイッチまたは上記プリチャージスイッチが溶着しているか否かを判断する第2溶着判断手段(66)と、を備えることを特徴とする電源システム。
  6. 請求項2に記載の電源システムにおいて、上記直列体に並列接続していないメインスイッチと上記プリチャージスイッチとを上記第1電磁コイルによって開閉し、上記直列体に並列接続したメインスイッチを上記第2電磁コイルによって開閉し、上記第1電磁コイルへ上記低電圧を加えることにより、上記2つのスイッチのうち上記直列体に並列接続していないメインスイッチのみをオンするよう構成されていることを特徴とする電源システム。
  7. 請求項6に記載の電源システムにおいて、上記制御回路部は、上記第1電磁コイルに高電圧を加えることにより、上記直列体に並列接続していないメインスイッチと上記プリチャージスイッチとをオンして上記プリチャージ状態にし、上記平滑コンデンサに電荷が蓄えられた後、上記第2電磁コイルに通電することにより、上記直列体に並列接続したメインスイッチをオンし、その後、上記第1電磁コイルに加える電圧を上記低電圧へ下げることにより、上記プリチャージスイッチのみをオフして上記電力供給状態にすることを特徴とする電源システム。
  8. 請求項7に記載の電源システムにおいて、上記制御回路部は、上記プリチャージ状態にする前に、上記直列体と並列接続していないメインスイッチのみをオンし、上記平滑コンデンサに電流が流れたか否か、又は上記平滑コンデンサの電圧が上昇したか否かを判断することにより、上記直列体に並列接続しているメインスイッチまたはプリチャージスイッチが溶着しているか否かを判断する第1溶着判断手段と、上記直列体に並列接続したメインスイッチのみをオンし、上記平滑コンデンサに電流が流れたか否か、又は上記平滑コンデンサの電圧が上昇したか否かを判断することにより、上記直列体に並列接続していないメインスイッチが溶着しているか否かを判断する第2溶着判断手段と、を備えることを特徴とする電源システム。
  9. 直流電源(10)の正端子と電子機器(11)の高電位側端子(111)との間、または上記直流電源の負端子と上記電子機器の低電位側端子(112)との間に設けられたメインスイッチ(3d)と、
    上記電子機器の起動時に、該電子機器に並列接続した平滑コンデンサ(12)に徐々に電流を流すためのプリチャージ抵抗(4)と、
    上記プリチャージ抵抗に直列接続されたプリチャージスイッチ(3c)と、
    上記メインスイッチと上記プリチャージスイッチとの2個のスイッチを開閉する電磁コイル(5)と、
    上記電磁コイルに接続され、上記2個のスイッチの開閉動作を制御する制御回路部(6)とを備え、
    上記プリチャージ抵抗と上記プリチャージスイッチを直列接続した直列体(13)が、上記メインスイッチに並列接続されており、
    上記制御回路部は、上記2個のスイッチをオフにした電力遮断状態と、上記プリチャージスイッチのみをオンすることにより上記平滑コンデンサに電荷を蓄えるプリチャージ状態と、該プリチャージ状態の後、上記2個のスイッチを両方ともオンすることにより上記電子機器へ電力を供給する電力供給状態と、を切り替え、
    上記電磁コイルに相対的に低い低電圧を加えることにより、上記プリチャージスイッチのみをオンして上記プリチャージ状態にし、その後、上記低電圧よりも高い高電圧を加えることにより、上記メインスイッチと上記プリチャージスイッチを共にオンして上記電力供給状態にするよう構成されていることを特徴とする電源システム。
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