JP5825675B2 - 通信装置、通信方法 - Google Patents

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本発明は、無線を用いる通信装置および通信方法に係り、特に、優先して保護されるべき通信システムを検出することを考慮した通信装置および通信方法に関する。
近年、コグニティブ無線システムの運用が始まりつつある。コグニティブ無線システムとは、無線の利用状況を認識し、周波数の利用効率を向上することを意図した無線システムである。コグニティブ無線システムのひとつの概念として、利用されていない周波数帯、タイムスロット等を検出し、既存システムに干渉を与えないようにこれらの周波数帯やタイミングを利用するシステムがある(周波数共用型コグニティブ無線システム)。この既存システムは、優先して保護されるべき通信システムとして扱われるものである。
周波数を既存システムと共用する場合、既存システムを使う1次ユーザに対して、2次ユーザは自己の通信中にも常に1次ユーザの使用がないかを検出する必要がある。既存システムを特定するためには、電波を受信後、例えばそのシステムに特有に設けられた通信フレームのプリアンブルをデコードすれば正確に判別ができる。しかしながら、そのためにデコーダを備えるのは、構成として効率が悪くコスト高である。
特開2011−4002号公報 特開2002−247053号公報
本発明は、無線を用いる通信装置および通信方法において、優先して保護されるべき通信システムを容易な構成で検出可能な通信装置および通信方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様である通信装置は、送るべき情報である第1の情報を所定の通信規格に準拠して乗せた第1のデータ列を、設定された送信タイミング、所定の周波数帯で無線送信する送信機能部と、前記送信タイミングとは異なるタイミングとして設定された受信タイミングで前記所定の周波数帯を使用して前記第1の情報に応じて送信されてきた電波を受信して、該電波から、受けるべき情報である第2の情報が前記所定の通信規格に準拠して乗せられている第2のデータ列を生成する受信機能部と、を有し、かつ、前記所定の周波数帯で空中放射されている、前記第1の情報に応じてはいない情報を可能性として含んだ電波を被調査電波として前記送信タイミングの間、受波可能な通信機能部と、前記被調査電波を周期性の観点で調べることにより、前記所定の通信規格とは異なる規格で運用されている通信システムが現在存在するか否かを判断する判断部とを具備することを特徴とする。
この通信装置は、所定の周波数帯を使用する所定の通信規格で情報の送受を行う装置(例えば、端末、中継器)である。この通信規格については、各装置間で見たときの送信タイミングと受信タイミングとが異なるように規定する規格であることを前提とする。各装置の送信タイミングでは、所定の周波数帯で空中放射されている、優先して保護されるべき通信システムが発する電波(=「前記第1の情報に応じてはいない情報を可能性として含んだ電波」)を被調査電波として受波可能である。そして、被調査電波について、その周期性の観点で調べられるようになっていて、周期性が検出されれば、所定の通信規格とは異なる通信規格(=優先して保護されるべき通信システム)が存在するとの判断を行う。このように周期性の検出によって別の通信システムの存在を判断すれば、例えばデコーダを使用した場合より、大幅に構成を簡易化し有利なコスト低減を得ることができる。
また、本発明の別の態様である通信方法は、送るべき情報である第1の情報を所定の通信規格に準拠して乗せた第1のデータ列を、設定された送信タイミング、所定の周波数帯で無線送信し、前記送信タイミングとは異なるタイミングとして設定された受信タイミングで前記所定の周波数帯を使用して前記第1の情報に応じて送信されてきた電波を受信して、該電波から、受けるべき情報である第2の情報が前記所定の通信規格に準拠して乗せられている第2のデータ列を生成し、前記所定の周波数帯で空中放射されている、前記第1の情報に応じてはいない情報を可能性として含んだ電波を被調査電波として前記送信タイミングの間、受波し、前記被調査電波を周期性の観点で調べることにより、前記所定の通信規格とは異なる規格で運用されている通信システムが現在存在するか否かを判断する。
この通信方法は、所定の周波数帯を使用する所定の通信規格で情報の送受を行う方法である。この通信規格については、送信タイミングと受信タイミングとが異なるように規定する規格であることを前提とする。その送信タイミングでは、所定の周波数帯で空中放射されている、優先して保護されるべき通信システムが発する電波(=「前記第1の情報に応じてはいない情報を可能性として含んだ電波」)を被調査電波として受波する。そして、被調査電波について、その周期性の観点で調べ、周期性が検出されれば、所定の通信規格とは異なる通信規格(=優先して保護されるべき通信システム)が存在すると判断を行う。このように周期性の検出によって別の通信システムの存在を判断すれば、例えばデコーダを使用した場合より、構成的な負担を大幅に低減しコスト低減を図ることができる。
本発明によれば、無線を用いる通信装置および通信方法において、優先して保護されるべき通信システムを容易な構成で検出可能な通信装置および通信方法を提供することができる。
本発明の一実施形態である通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の別の実施形態である通信装置の構成を示すブロック図。 図1に示した通信装置を端末および中継器として適用した場合の相互動作を説明する装置間関係図。 図1に示した通信装置を中継器として、かつ図1、図2に示した通信装置をそれぞれ一部の端末として適用した場合の相互動作を説明する装置間関係図。
本発明の実施態様として、前記判断部が、前記被調査電波を受信して、該被調査電波から、含まれているデータ列を第3のデータ列として生成する復調部と、前記第3のデータ列を所定の時間遅延させて遅延データ列を生成する遅延部と、前記第3のデータ列と前記遅延データ列との積を前記所定の時間の間、積算して前記第3のデータ列の自己相関を前記所定の時間ごとに算出する自己相関算出部と、前記自己相関に基づいて前記第3のデータ列が前記所定の時間に相当する周期性を有しているか否かの検出を行う検出部と、を有する、とすることができる。このようにデータ列を生成してから周期性を検出する構成によれば、処理回路の構築が容易である。
また、実施態様として、前記判断部が有する前記復調部が、前記通信機能部が有する前記受信機能部を兼用するようにして機能する、とすることができる。このように兼用すれば、装置構成上の負担を一層減らすことができて、さらに好ましい。
また、実施態様として、前記判断部による、前記通信システムが現在存在する旨の判断に基づいて、前記通信機能部に対して、前記所定の通信規格による前記所定の周波数帯での無線送信の使用を停止するように指令する制御部をさらに具備する、とすることができる。このような構成によれば、優先して保護されるべき通信システムを検出するのみに留まらず、一歩進めて実際にその通信システムの保護を図ることができる。
また、実施態様として、前記通信システムに適合するように無線送信を行う機能を備えた第2の送信機能部と、前記通信システムに適合する無線を受信する機能を備えた第2の受信機能部と、を有する第2の通信機能部と、前記判断部による、前記通信システムが現在存在する旨の判断に基づいて、前記通信機能部に対して、前記所定の通信規格による前記所定の周波数帯での無線送信の使用を停止するように指令する第1の制御部と、前記判断部による、前記通信システムが現在存在する旨の判断に基づいて、前記第2の通信機能部に対して、前記第2の送信機能部および前記第2の受信機能部を用いて前記通信システムの使用を図るように指令する第2の制御部とをさらに具備する、とすることができる。
このような構成によれば、優先して保護されるべき通信システムを検出するのみに留まらず、検出された場合に、所定の通信規格での無線運用から、別の通信システムでの運用への装置使用の移行を図ることができる。例えば、所定の通信規格とほかの通信システムの両方に対応した端末に向いている態様である。
以上を踏まえ、以下では本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態である通信装置(例えば端末や中継器)の構成を示すブロック図である。図1に示すように、この通信装置は、所定の通信規格による信号処理部11、送信機能部12、受信機能部13、アンテナ14、遅延部15、自己相関算出部16、検出部17、制御部18を有する。
詳しくは後述するが、遅延部15、自己相関算出部16、検出部17は、判断部(の一部)として機能するものであり、被調査電波を周期性の観点で調べることにより、上記の所定の通信規格とは異なる規格で運用されている通信システムが現在存在するか否かの判断を行う。この実施形態では、ハードウエア削減のため、この判断部として、上記の構成部分15、16、17のほか、受信機能部13が本来的に有する機能を共用(借用、兼用)して用いる。
所定の通信規格による信号処理部11は、例えばIEEE802.11a(またはIEEE802.11b、IEEE802.11g、以下まとめて「IEEE802.11a/b/g」という)の通信規格による信号処理部である。これらの通信規格では、送信タイミングと受信タイミングとが異なり、受信タイミングにあるときには送信はなされない。この実施形態では、送信機能部12が制御されて電波放射タイミングが決められることでこの点が達せられる。送信時に信号処理部11で処理して得られる信号は、送るべき情報を上記通信規格に準拠して乗せた、I信号(In-phase信号)とQ信号(Quadrature信号)とで構成されるディジタルのデータ列である。このデータ列は、送信機能部12に渡される。
信号処理部11は、受信時には、受信機能部13から、送信側機器を由来とする、受けるべき情報が上記通信規格に準拠して乗せられているデータ列(I信号とQ信号とで構成されるディジタルのデータ列)を受け取る。信号処理部11は、このデータ列を信号処理してより上位の情報を生成する。端的に信号処理部11は、送受信に関してMAC(OSI参照モデルの第2層の副層)に関する処理部に相当している。同参照モデルのより上位の処理に相当する処理部は、通信装置としての用途(例えば中継器か端末か)により必要に応じて設けるが、これについては図示省略している。
送信機能部12は、信号処理部11から渡されたデータ列に対して、送信タイミング設定を行い、送信周波数の設定を行って変調し、得られた変調電力をアンテナ14に供給する。受信機能部13は、送信側機器を由来とする、アンテナ14を介して受信された所定周波数帯の電波を復調して、受けるべき情報が上記通信規格に準拠して乗せられているデータ列を生成する。この生成されたデータ列は、すでに述べたように、信号処理部11に渡される。端的に送信機能部12および受信機能部13は、送受信に関してPHY(OSI参照モデルの第1層)に関する処理部に相当した通信機能部である。
受信機能部13は、本来的には、送信機能部12が機能して送信がなされている間は、動作する必要はない。IEEE802.11a/b/gの通信規格では、送信タイミングと受信タイミングとが異なり、本装置が送信タイミングで相手側機器が受信タイミングにあるとき送信はされてこないからである。
本実施形態では、このように受信機能部13の本来的な動作が送信タイミング時には必要ないことに着目し、上記通信規格とは異なる規格で運用されている通信システムが現在存在するか否かの判断のため、送信タイミング時にも動作させる。このような異種の規格として、具体的に例えば、IEEE802.11eを挙げることができる。この規格はIEEE802.11a/b/gとは異なり、運用中その送信電波は出力され続け、何らかのタイミングで止むことはない。
なお、受信機能部13をこのように送信タイミング時に動作させる代わりに、IEEE802.11eに準拠する電波を受信するため別個の受信機能部を設けてもよいことは言うまでもない。受信機能部13を共用(借用、兼用)した場合はハードウエア削減になる。いずれでも、送信タイミング時に受波した電波(被調査電波)は、IEEE802.11e規格に準拠する電波の可能性がある。送信タイミング時に受信機能部13で処理され復調されて得られたデータ列は、遅延部15および自己相関算出部16に渡される。
アンテナ14は、送信機能部12から供給された変調電力を空中に放射し、また、空中放射されている電波を捉えて対応する高周波信号を受信機能部13に供給する。
遅延部15は、受信機能部13から渡されたデータ列を所定の時間遅延させて遅延データ列(遅延I、遅延Q)を生成する。ハードウエアとして具体的には、メモリである。所定の時間としては、IEEE802.11eに準拠するデータ列のフレーム周波数に相当する時間とする。得られた遅延データ列は自己相関算出部16に渡される。
自己相関算出部16は、受信機能部13から渡された遅延前のデータ列と遅延部15から渡された遅延データ列との積を上記所定の時間の間、積算する(I、Qそれぞれ)。そして、その結果として、受信機能部13から渡されたデータ列の自己相関を上記の所定の時間ごとに算出し、これを検出部17に対して出力する。所定の時間ごとの算出完了は、クロックとして検出部17に渡される。このクロックはフレーム周波数のクロックになる。
検出部17は、自己相関算出部16から出力された自己相関に基づいて、自己相関算出部16に渡されたデータ列が上記の所定の時間に相当する周期性を有しているか否かの検出を行う。端的に言うと、IEEE802.11eの各フレームの一部であるその冒頭部分には同一のデータ列が存在しているので、フレーム周波数に相当する時間を隔てた自己相関を見れば、そのようなフレームが存在しているか否かがわかる。このための具体的な検出部17の構成は、必要な検出感度や即応性に応じて決定することができる。
例えば、自己相関算出部16から渡されるI相関、Q相関を用いて、検出部17では相関の大きさをそれらのベクトル和(√{[I相関値]+[Q相関値]})として捉えることができる。検出部17は、このベクトル和の算出を基本として、ベクトル和の値が有意に正値を持っていると判定されるフレームが所定の数続けて検出されたら、自己相関算出部16に渡されたデータ列が上記の所定の時間に相当する周期性を有している(つまりは、被調査電波にIEEE802.11eに準拠する電波が含まれている)と判断すべく構成できる。そして、逆に、ベクトル和の値が有意に正値を持ってはいない判定されるフレームが別の所定の数続けて検出されたら、被調査電波にIEEE802.11eに準拠する電波は含まれなくなったと判断すべく構成できる。
上記の説明で、有意に正値を持っているかどうかの閾値を加減することで検出感度を決定することができる。また、このように検出されたフレームの数がいくつ続けば周期性を有していると判断するかにより、検出感度のほか、即応性を加減することができる。(またはその逆として検出されたフレーム数がいくつ続けば周期性を有していないと判断するかにより、検出感度のほか、逆方向の即応性を加減することができる。)
以上のような受信機能部13、遅延部15、自己相関算出部16、および検出部17による被調査電波の周期性有無判断によれば、復調データ列を生成してから周期性を検出しているためRF処理より判断部としての処理回路構築が容易である。
検出部17による判断結果は制御部18に通知される。制御部18は、IEEE802.11a/b/gの通信規格に基づき、信号処理部11および送信機能部12の各種制御を行っている機能部である。特に、検出部17から、被調査電波にIEEE802.11eに準拠する電波が含まれているとの判断結果がもたらされると、通信機能部12に対して、IEEE802.11a/b/gによる所定の周波数帯での無線送信の使用を停止するように指令も行う。これにより、優先して保護されるべき通信システム(この場合、IEEE802.11e)を検出するのみに留まらず、一歩進めて実際にその通信システムの保護を図ることができる。
以上説明したように、この通信装置は、所定の周波数帯を使用する例えばIEEE802.11a/b/gの通信規格で情報の送受を行う装置(例えば、端末、中継器)である。この通信規格は、各装置間で見たときの送信タイミングと受信タイミングとが異なるように規定する規格である。各装置の送信タイミングでは、所定の周波数帯で空中放射されている、優先して保護されるべき通信システム(例えばIEEE802.11e)が発する電波を被調査電波として受波可能である。
そして、被調査電波について、その周期性の観点で調べられるようになっていて、周期性が検出されれば、別の通信規格(=優先して保護されるべき通信システム、例えばIEEE802.11e)が存在するとの判断を行う。このように周期性の検出によって別の通信システムの存在を判断することによれば、例えばデコーダを使用して検出する場合より、大幅に構成を簡易化し有利なコスト低減を得ることができる。
次に、別の実施形態について図2を参照して説明する。図2は、別の実施形態である通信装置の構成を示すブロック図である。同図において、図1中に示した構成要素と同一または同一相当のものには同一符号を付し、その説明は省略する。
この通信装置は、図1中に示した構成要素に加え、別の通信システムに準拠した信号処理部21、(第2の)送信機能部22、(第2の)受信機能部23、(第2の)アンテナ24、(第2の)制御部25を有する。このような構成によれば、優先して保護されるべき通信システム(例えばIEEE802.11e)を検出するのみに留まらず、検出された場合に、所定の通信規格(例えばIEEE802.11a/b/g)での無線運用から、別の通信システム(例えばIEEE802.11e)での運用への装置使用の移行を図ることができる。例えば、所定の通信規格とほかの通信システムの両方に対応しようとする端末に向いている態様である。
別の通信システムに準拠した信号処理部21の機能のほか、送信機能部22、受信機能部23、アンテナ24、制御部25の各機能については、通信規格が異なる点を除けば、それらの相互の関係を含めて、図1中に示した信号処理部11、送信機能部12、受信機能部13、アンテナ14、制御部18と同様である。第2の制御部である制御部25は、検出部17の判断結果出力に基づいて、別の通信システムである例えばIEEE802.11eでの運用への装置使用の移行を図るべく、信号処理部21、22を機能させる(アクティブにする)。図示してないが、この移行に必要ならば受信機能部23にも制御部25からの制御が及ぶようにする。
なお、この実施形態では、信号処理部21、送信機能部22、受信機能部23、アンテナ24、制御部25を、それぞれ、信号処理部11、送信機能部12、受信機能部13、アンテナ14、制御部18とは別の機能ブロックとして描いている(設けている)が、ハードウエアとしては、ブロック全体としてあるいは兼用できる要素がブロック内に存在するならば、それらを適宜兼用するようにしてもよい。それによりハードウエアを縮減することができる。
次に、図3を参照し、図1に示した通信装置を端末および中継器として適用した場合の相互動作を説明する。図3は、図1に示した通信装置を端末および中継器として適用した場合の相互動作を説明する装置間関係図である。
図3の上側は、中継器50(アクセスポイント装置)、端末41、42のほか、可能性として中継器50P(アクセスポイント装置)が存在する場合を示している。ここで、中継器50は、図1に示した構成を有する2次ユーザ用のもので、例えばIEEE802.11a/b/gの通信規格で機能する。この中継器50は、すでに説明したように判断部を搭載している(アスタリスク「*」がこれを示す)。また、端末41、42は、図1に示した構成を有する、やはり2次ユーザ用のものあり、すでに説明したように同様の判断部を搭載している(アスタリスク「*」がこれを示す)。中継器50Pは、1次ユーザ用の(すなわち優先して保護されるべき通信規格で機能する)もので、例えばIEEE802.11eの通信規格で機能し得る。ただし、図3上側の状態(時点)では、中継器50Pは機能していない(非アクティブ)。
このような状態では、図示するように、中継器50と端末41、42とが、IEEE802.11a/b/gの通信規格で接続され得る。なお、中継器50は、その機能上、より上位の通信機器との通信を行うように構成されているが、この点については、図1を参照した説明では記載を省略している。
今、図3の上側に示す状態から図3の下側に示す状態へ移行した場合のように、中継器50Pがその機能を開始した場合を考える。この場合、判断部のはたらきにより、中継器50Pの放射電波を中継器50、端末41、42がそれぞれ検知し、それらは、近傍にIEEE802.11eの通信システムが存在することを知ることができる。よって、中継器50、端末41、42は、それぞれIEEE802.11a/b/gによる通信規格の電波放射を停止する。これにより、図示のようにそのネットワークは機能しなくなる一方で、優先して保護すべきIEEE802.11eによる通信(中継器50P)は、IEEE802.11a/b/gの通信に妨害されることなくその機能を果たすことができる。
次に、図4を参照し、図1に示した通信装置を中継器として、かつ図1、図2に示した通信装置をそれぞれ一部の端末として適用した場合の相互動作を説明する。図4は、そのような場合の装置間関係図である。図4において、図3中に示したものと同一のものには同一符号を付してある。その説明は適宜省略する。
図4の上側は、中継器50、端末41、42Dのほか、可能性として中継器50Pが存在する場合を示している。中継器50、端末41については、図3での説明と同様である。端末42Dは、図2に示した構成を有する端末であり、すなわち、2次ユーザ用としてのほかに、1次ユーザ用としても機能するものである(米印「※」がこれを示す)。中継器50Pについては、図3での説明と同様であり、図4上側の状態(時点)では、中継器50Pは機能していない(非アクティブ)。
このような状態では、図示するように、中継器50と端末41、42Dとが、IEEE802.11a/b/gの通信規格で接続され得る。
今、図4の上側に示す状態から図4の下側に示す状態へ移行した場合のように、中継器50Pがその機能を開始した場合を考える。この場合、判断部のはたらきにより、中継器50Pの放射電波を中継器50、端末41、42Dがそれぞれ検知し、それらは、近傍にIEEE802.11eの通信システムが存在することを知ることができる。これにより、中継器50、端末41、41Dは、それぞれIEEE802.11a/b/gによる通信規格の電波放射を停止する。ただし、端末41Dについては、これに留まらず、新たに中継器50Pとの間で、IEEE802.11eの通信規格での接続を行う。
以上のように、この場合も、2次ユーザ用のネットワーク(例えばIEEE802.11a/b/g)は機能しなくなる一方で、優先して保護すべきIEEE802.11eによる通信(中継器50P)は、IEEE802.11a/b/gの通信に妨害されることなくその機能を果たすことができる。とりわけ、両方の規格に対応できる端末42Dは、2次ユーザ用の通信規格での無線運用から、1次ユーザ用の通信システムでの運用への移行を円滑に図ることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…所定の通信規格による信号処理部、12…送信機能部、13…受信機能部、14…アンテナ、15…遅延部、16…自己相関算出部、17…検出部、18…制御部、21…別の通信システムに準拠した信号処理部、22…通信機能部、23…受信機能部、24…アンテナ、25…制御部、50…中継器(アクセスポイント装置;2次ユーザ用[判断部搭載])、51P…中継器(アクセスポイント装置;1次ユーザ用)、41,42…端末(判断部搭載)、42D…端末(判断部搭載+1次ユーザ用対応)。

Claims (6)

  1. 送るべき情報である第1の情報を所定の通信規格に準拠して乗せた第1のデータ列を、設定された送信タイミング、所定の周波数帯で無線送信する送信機能部と、前記送信タイミングとは異なるタイミングとして設定された受信タイミングで前記所定の周波数帯を使用して前記第1の情報に応じて送信されてきた電波を受信して、該電波から、受けるべき情報である第2の情報が前記所定の通信規格に準拠して乗せられている第2のデータ列を生成する受信機能部と、を有し、かつ、前記所定の周波数帯で空中放射されている、前記第1の情報に応じてはいない情報を可能性として含んだ電波を被調査電波として前記送信タイミングの間、受波可能な通信機能部と、
    前記被調査電波を周期性の観点で調べることにより、前記所定の通信規格とは異なる規格で運用されている通信システムが現在存在するか否かを判断する判断部と
    を具備することを特徴とする通信装置。
  2. 前記判断部が、前記被調査電波を受信して、該被調査電波から、含まれているデータ列を第3のデータ列として生成する復調部と、前記第3のデータ列を所定の時間遅延させて遅延データ列を生成する遅延部と、前記第3のデータ列と前記遅延データ列との積を前記所定の時間の間、積算して前記第3のデータ列の自己相関を前記所定の時間ごとに算出する自己相関算出部と、前記自己相関に基づいて前記第3のデータ列が前記所定の時間に相当する周期性を有しているか否かの検出を行う検出部と、を有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記判断部が有する前記復調部が、前記通信機能部が有する前記受信機能部を兼用するようにして機能することを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4. 前記判断部による、前記通信システムが現在存在する旨の判断に基づいて、前記通信機能部に対して、前記所定の通信規格による前記所定の周波数帯での無線送信の使用を停止するように指令する制御部をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 前記通信システムに適合するように無線送信を行う機能を備えた第2の送信機能部と、前記通信システムに適合する無線を受信する機能を備えた第2の受信機能部と、を有する第2の通信機能部と、
    前記判断部による、前記通信システムが現在存在する旨の判断に基づいて、前記通信機能部に対して、前記所定の通信規格による前記所定の周波数帯での無線送信の使用を停止するように指令する第1の制御部と、
    前記判断部による、前記通信システムが現在存在する旨の判断に基づいて、前記第2の通信機能部に対して、前記第2の送信機能部および前記第2の受信機能部を用いて前記通信システムの使用を図るように指令する第2の制御部と
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  6. 送るべき情報である第1の情報を所定の通信規格に準拠して乗せた第1のデータ列を、設定された送信タイミング、所定の周波数帯で無線送信し、
    前記送信タイミングとは異なるタイミングとして設定された受信タイミングで前記所定の周波数帯を使用して前記第1の情報に応じて送信されてきた電波を受信して、該電波から、受けるべき情報である第2の情報が前記所定の通信規格に準拠して乗せられている第2のデータ列を生成し、
    前記所定の周波数帯で空中放射されている、前記第1の情報に応じてはいない情報を可能性として含んだ電波を被調査電波として前記送信タイミングの間、受波し、
    前記被調査電波を周期性の観点で調べることにより、前記所定の通信規格とは異なる規格で運用されている通信システムが現在存在するか否かを判断すること
    を特徴とする通信方法。
JP2012021842A 2012-02-03 2012-02-03 通信装置、通信方法 Active JP5825675B2 (ja)

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