JP5825235B2 - 射出成形装置及びこれを用いる射出成形方法 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記射出手段は、前記筒型の内部を加熱するヒータと、前記筒型の内面に摺接して該筒型の内部を軸方向に移動するピストンと、を備えることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の射出成形装置を用いる射出成形方法であって、前記筒型の軸端面を前記基材の表面に載置する工程と、前記穴明け部材を前記筒型の内部を軸方向に移動させることで前記基材に穴を穿設する工程と、前記筒型に対して前記穴明け部材が取り外され且つ前記射出部材が取り付けられた状態で、前記射出手段から射出される溶融樹脂を前記射出部材を介して前記射出領域に注入する工程と、を備えることを要旨とする。
さらに、前記射出手段が、前記筒型の内部を加熱するヒータと、前記筒型の内面に摺接して該筒型の内部を軸方向に移動するピストンと、を備える場合は、筒型を利用して射出手段が構成される。よって、装置の更なるコンパクト化を図ることができる。
本発明の射出成形方法によると、筒型の軸端面を基材の表面に載置する工程と、穴明け部材を筒型の内部を軸方向に移動させることで基材に穴を穿設する工程と、筒型に対して穴明け部材が取り外され且つ射出部材が取り付けられた状態で、射出手段から射出される溶融樹脂を射出部材を介して射出領域に注入する工程と、を備えるので、射出領域に注入された溶融樹脂の一部が基材に形成された穴に流入して、基材に対して強固に接合された樹脂成形品が得られる。これにより、基材の表面の一部に樹脂成形品を射出成形する際に、基材に対する穴明けと樹脂の射出とを1台の装置で効率良く行うことができる。さらに、樹脂成形品の表面側に穴明け部材による穴跡が形成されず、樹脂成形品の意匠性を高めることができる。
本実施形態1.に係る射出成形装置は、基材(2)の表面の一部に樹脂成形品(3)を射出成形する射出成形装置(1)であって、基材の表面に軸端面が載置されて内部に射出領域(S)を形成する筒型(5)と、筒型の内部を軸方向に移動する穴明け部材(6)と、筒型の内部に着脱可能に取り付けられ、筒型及び基材との間で射出領域を形成する射出部材(7)と、射出部材に対して溶融樹脂を射出する射出手段(8)と、を備え、穴明け部材が筒型の内部を軸方向に移動することで基材に穴が穿設されるとともに、筒型に対して穴明け部材が取り外され且つ射出部材が取り付けられた状態で、射出手段から射出される溶融樹脂が射出部材を介して射出領域に注入されることを特徴とする(例えば、図1〜図3等参照)。
本実施形態2.に係る射出成形方法は、上記実施形態1.に係る射出成形装置を用いる射出成形方法であって、筒型の軸端面を基材の表面に載置する工程と、穴明け部材を筒型の内部を軸方向に移動させることで基材に穴を穿設する工程と、筒型に対して穴明け部材が取り外され且つ射出部材が取り付けられた状態で、射出手段から射出される溶融樹脂を射出部材を介して射出領域に注入する工程と、を備えることを特徴とする。
本実施例に係る射出成形装置1は、図1に示すように、基材2の表面の一部に樹脂成形品3(例えば、クリップ、ブラケット等;図3(c)参照)を射出成形するものである。この射出成形装置1は、以下に述べる筒型3、穴明け部材6、射出部材7及び射出手段8を備えている。なお、上記基材2は、繊維層2aと、この繊維層2aの表面に積層される非通気性を有する通気止め用シート層2bと、を備えており、車両用の天井基材として用いられる。
次に、上記構成の射出成形装置1の作用について説明する。図2(a)に示すように、基材2の表面に筒型5の軸端面を載置する。次に、図2(b)に示すように、操作ロッド16の把持操作により筒型5内に穴明け部材6を挿入して基材2の表面を押圧すると、基材2の表面側に穴明け針15で多数の穴hが穿設される。次いで、図2(c)に示すように、筒型5内から穴明け部材6を取り出した後、突部19を挿入溝13内に挿入することで筒型5内に射出部材7を取り付ける。このとき、射出部材7、筒型5及び基材2の間に射出領域Sが形成される。
以上より、本実施例の射出成形装置1によると、基材2の表面に軸端面が載置されて内部に射出領域Sを形成する筒型5と、筒型5の内部を軸方向に移動する穴明け部材6と、筒型5の内部に着脱可能に取り付けられ、筒型5及び基材2との間で射出領域Sを形成する射出部材7と、射出部材7に対して溶融樹脂を射出する射出手段8と、を備え、穴明け部材6が筒型5の内部を軸方向に移動することで基材2に穴hが穿設されるとともに、筒型5に対して穴明け部材6が取り外され且つ射出部材7が取り付けられた状態で、射出手段8から射出される溶融樹脂が射出部材7を介して射出領域Sに注入されるので、射出領域Sに注入された溶融樹脂の一部が基材2に形成された穴hに流入して、基材2に対して強固に接合された樹脂成形品3が得られる。これにより、基材2の表面の一部に樹脂成形品3を射出成形する際に、基材2に対する穴明けと樹脂の射出とを1台の装置で効率良く行うことができる。また、樹脂成形品3の表面側に穴明け部材6による穴跡が形成されず、樹脂成形品3の意匠性を高めることができる。さらに、装置のコンパクト化を図ることができる。
Claims (3)
- 基材の表面の一部に樹脂成形品を射出成形する射出成形装置であって、
前記基材の表面に軸端面が載置されて内部に射出領域を形成する筒型と、
前記筒型の内部を軸方向に移動する穴明け部材と、
前記筒型の内部に着脱可能に取り付けられ、前記筒型及び前記基材との間で前記射出領域を形成する射出部材と、
前記射出部材に対して溶融樹脂を射出する射出手段と、を備え、
前記穴明け部材が前記筒型の内部を軸方向に移動することで前記基材に穴が穿設されるとともに、前記筒型に対して前記穴明け部材が取り外され且つ前記射出部材が取り付けられた状態で、前記射出手段から射出される溶融樹脂が前記射出部材を介して前記射出領域に注入されることを特徴とする射出成形装置。 - 前記射出手段は、前記筒型の内部を加熱するヒータと、前記筒型の内面に摺接して該筒型の内部を軸方向に移動するピストンと、を備える請求項1記載の射出成形装置。
- 請求項1又は2に記載の射出成形装置を用いる射出成形方法であって、
前記筒型の軸端面を前記基材の表面に載置する工程と、
前記穴明け部材を前記筒型の内部を軸方向に移動させることで前記基材に穴を穿設する工程と、
前記筒型に対して前記穴明け部材が取り外され且つ前記射出部材が取り付けられた状態で、前記射出手段から射出される溶融樹脂を前記射出部材を介して前記射出領域に注入する工程と、を備えることを特徴とする射出成形方法。
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