JP5821281B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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例えば、トナーやインク等の色材の使用量が多過ぎると、画質や画像形成装置に悪影響を与えること、例えば、電子写真方式の画像形成装置においてトナーを多く使いすぎると、定着不良や転写不良の起こる可能性が高くなり、こうした問題に対し、色材の使用量を画素単位で所定値以下に抑える規制をかけることによって濃度調整を行うことが知られている。なお、カラー対応の画像形成装置においては、使用する色材がカラー成分色の数あるので、上記の規制を総量規制という。
したがって、機器がそれぞれ有する画像濃度に係る特性の違いによりトナーの付着量や最高濃度がばらつく個体差に対応することができない。このため、例えば、シャドー部などの、濃度がほとんど上がらない領域でも、総量規制上限まで無駄にトナーを消費してしまう結果につながる場合や、機器の個体差によって生じ得る画質の低下を防ぐことができない。
本発明は、色材の使用量を所定値以下に抑える規制をかける際に生じる上述の従来技術の問題に鑑みてなされたもので、その目的は、機器の個体差によって生じ得る画質の低下を抑え、無駄な色材の消費を防止することにある。
本発明は、像担持体に画像を形成する作像手段と、色材の使用量規制値の設定に従って前記作像手段が色材使用量抑制モードの動作を行う際、当該規制値を越えないよう動作を制御する制御手段を有する画像形成装置における画像形成方法であって、色材使用量抑制モードの動作を行うとき、前記作像手段を最高濃度の画像形成条件で動作させて画像を形成する濃度検知用画像形成工程と、前記濃度検知用画像形成工程で形成された画像濃度を検知する濃度検知工程と、前記濃度検知工程で検知された濃度に対応する色材の使用量規制値を、作像手段の特性を表す最高濃度値と色材の使用量規制値とを対応付けて記憶した使用量規制値記憶手段から取得する使用量規制値取得工程と、前記使用量規制値取得工程で得られた色材の使用量規制値を設定する設定工程と、前記設定工程で設定した色材の使用量規制値を越えないよう前記制御手段によって前記作像手段の動作を制御する工程を有し、前記最高濃度値と対応付けられた前記色材の使用量規制値が所定範囲の値を持ち、所定範囲内の値から設定する値を選択できるようにすることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置が行う色材使用量抑制モードの動作は、色材の使用量規制値が設定され、設定量を越えないよう作像手段の動作を制御することにより、色材の使用量を抑制する。
本実施形態においては、機器の個体差としての画像濃度に係る特性の違い、もしくは機器自身に経時的に生じる画像濃度に係る特性の変化に適応した色材の使用量規制値を設定することで、機器の個体差等があっても画質を低下させることなく、無駄な色材の消費を防止できるように、色材使用量抑制モードの動作を行うことを特徴とする。
この実施形態では、設定時の画像濃度に係る特性は、最高濃度条件で作像手段を動作させて濃度検知用画像を形成し、形成された濃度検知用画像を濃度検知手段によって検知し、得られる最高濃度により表す。
このようにして求めた最高濃度は、後記に詳述するが、色材の使用量規制値を変量にしたときの色再現域と一定の関係にあり、予測される色再現域に基づいて色材の使用量規制値の有意性が予め実験等により確認できる。
この確認を行い、得られる結果を最高濃度と、その最高濃度に適応する(即ち、有意性のある)色材の使用量規制値とを対応付けたテーブル等の参照情報として予め用意しておく。この参照情報を用いることで、機器の有する画像濃度に係る特性を表す最高濃度の検知結果から適応する色材の使用量規制値を求め、得られる値を設定することができる。なお、この適応値の設定方法は、その都度、求めた使用量規制値を新たに設定する方法でもよいが、予め定められた色材の使用量規制値を変更する設定方法を採用してもよい。
以下に示す実施形態では、カラー画像形成装置への適用例、即ち、カラー画像の成分色(通常、シアン:C、マゼンダ:M、イエロー:Y、ブラック:Kの4色)について、色材の使用量規制値を総量規制値として適用する実施形態を説明するが、カラー画像形成装置に限らず、モノクロの画像形成装置でもよい。
また、電子写真方式の画像形成装置を例にするが、最高濃度で形成した濃度検知用画像の濃度検知結果に基づいて求めた色材の使用量規制値の設定で使用量を抑制する制御方法を用いることができる装置であれば、電子写真以外のどのような方式を採用する画像形成装置でも適用できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成の概要について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成の概要を示す図である。
図1に示す画像形成装置は、プリンタを構成し、プリンタ全体を制御する制御部100と、制御部100の制御下で出力用画像データにより像担持体110へ作像を行う作像部111と、表示部と入力キー等の操作部を備えユーザーI/F(インターフェース)としての機能を提供する操作パネル120及び後述する色材使用量抑制モードの動作を行う際、濃度検知用画像(濃度パッチ)を検知する濃度検知部113を有する。
なお、濃度検知用画像データ生成部107、データ受付部105、パネル制御部106、A/D変換部108、総量規制値制御部109の各部は、ハードウェアで構成することができるが、上記コンピュータが駆動するソフトウェアによって構成してもよい。
図1に示したプリンタは、色材使用量抑制モードの動作の際、色材の使用量規制値として、機器自身の有する画像濃度に係る特性に適応する値を設定する。
制御部100は、このために、最高濃度条件で作像部111を動作させ、形成した濃度検知用画像(濃度パッチ)を濃度検知部113で検知し、検知した最高濃度を機器自身の有する特性の一つとして得る。これは、最高濃度値から、この濃度値と一定の関係にある色再現域が予測できるからである。
図2、図3のいずれも、使用する色材に対応する色相について、総量規制値を変えたときに得られる出力特性の1例を示すグラフで、縦軸を明度(L*)、横軸を彩度(C*)にとっている。両図では、総量規制値を「250」、「240」、「220」、「200」、「190」の5値とした例を示している。
図2と図3の違いは、図2は最高濃度が標準的である機器(以下「標準機」という)の出力特性を示す図であるのに対し、図3は、最高濃度が標準よりも高めである機器の出力特性を示す、つまり、個体差のある機器を対比させて示すものである。なお、機器の画像濃度に係る特性が経時変化した場合も同様の出力特性の変化を示すが、ここでは、個体差のある機器を例に説明する。
図2の標準機の場合、総量規制値が「240」と「250」の特性線を比べると、「250」の方が、明度(L*)が低く、彩度(C*)が高く、色再現域がより広い特性を有するので、総量規制値として「250」を採用し、この値を設定して動作を行う。
これに対し、図3の最高濃度が標準機よりも高めの機器の場合、総量規制値が「240」と「250」の特性線を比べると、「240」、「250」のどちらでも、明度(L*)、彩度(C*)がほぼ同じであり、色再現域に変わりがない。この場合、採用する総量規制値を「250」から「240」に設定を変えても、色再現域にほとんど影響しないので、この総量規制値の変更により大きな問題が生じることはない。よって、無駄にトナーを消費することになる高い総量規制値「250」とせず、低い「240」の設定をして動作を行うようにする。
ところで、機器の個体差に応じて総量規制値の設定を変更する、上記色材使用量抑制動作の有意性の前提となる、最高濃度の高さと色再現域の広さとは、一定の量的関係を有する。
この関係は、最高濃度が標準機よりも高い図3における、総量規制値が「240」、「250」の特性線の関係に見られるように、最高濃度が高いほど、総量規制値を高くしても色再現域の拡大に寄与しなくなる、つまり、最高濃度が高くなるに連れて総量規制値を低く設定できる、という量的関係になる。
図4は、同一機器において変化する最高濃度値と機器に適応する総量規制値の量的関係を示すグラフである。
同図に示すように、最高濃度が低い場合は、総量規制値は高いが、最高濃度が高くなるに連れ総量規制値は低くなる、単純減少する関係となる。
この最高濃度と総量規制値の量的関係は、機器ごとに、その有する画像濃度に係る特性によって違ってくる。よって、実験等を行うことにより得られる経験値から機器ごとに適正な量的関係を求め、得られる結果を最高濃度と、その最高濃度に適応する総量規制値とを対応付けたテーブル等の参照情報として、予めROM102等の記憶手段に保存しておく。
このようにして最高濃度と適応する総量規制値とを対応付け、テーブルの形で記憶手段に保存しておくことで、色材使用量抑制モードの動作を行う際、使用する作像手段の有する画像濃度に係る特性を表す最高濃度値によって当該テーブルを参照することにより、適応する総量規制値を取得することができる。
また、最も厳しい抑制を掛ける線L1の下限総量規制値と最も緩い抑制を掛ける線L3の上限総量規制値の間を所定範囲とし、この範囲内で複数種類の値を所定の関係に従って定め、その中からユーザーの要求や使用状況に対応する値を選択できるようにする、といった形態で実施することができる。
実施形態としては、電源投入時や指定枚数印刷時、作像エンジンのプロセスコントロールを行うタイミングで、先ず、そのときの最高濃度値を自身の有する画像濃度に係る機器特性を表す値として検知する。なお、この濃度検知を行うタイミングは、上記に限らず、印刷要求を受付けた場合に行ってもよい。
この濃度検知動作は、図5に示すように、像担持体110に形成したカラー画像の各成分色の最高濃度の検知用画像(濃度パッチ)110iを濃度検知部113の濃度検知センサ113sにより検知する動作である。本実施形態では、作像部111において感光体又は中間転写体上にトナー画像として作成され、担持された状態の濃度パッチ110iを、その場に設けた濃度検知センサ113sによって検知され、濃度値を表す信号が濃度検知センサ113sから出力される。濃度パッチ110iの作像に用いる画像データは、濃度検知用画像データ生成部107で生成される。
総量規制値制御部109は、求めた総量規制値を色材使用量抑制モードの動作の制御条件として設定し、当該モードの動作を作像部111に行わせる。
上記で図4を参照して説明したように、最高濃度と総量規制値は、最高濃度が高くなるに連れ総量規制値は低くなる、単純減少する関係を有するが、この関係を、例えば、一つの関係式に当てはめる、といった方法で決めてしまうと、実際の機器条件と適合せず、ほぼ同じになるはずの色再現性に違いが生じる場合がある。
また、色材の使用量抑制と色再現性との兼ね合いで、いずれかを重要視した動作が望ましい、とする要求が生じることが想定される。さらに、処理対象の画像や機器特性、或いは機器の使用状況によっては、総量規制を掛けないほうが都合がよい、といった場合も考えられる。
このような課題や要求に応えるために、本実施形態では、ユーザーによって、総量規制値の変更等、色材使用量抑制モードに係る設定を変更できる操作を行えるようにする。
図6は、操作パネルにおいて色材使用量抑制モードの動作を選択する操作の手順を説明する図である。
同図は、色材使用量抑制モードの動作としての総量規制を行うか否かを設定し、また総量規制を行う場合、3レベルの総量規制値から選択した値でその条件設定を行えるようにした例を示す。なお、選択可能なレベル数は、3に限定されず、任意の数でよい。
画面200の表示状態で下ボタンを押下すると、総量規制を行うための画面201を呼び出す。このとき呼び出される画面には、総量規制を標準値で行う「トナー削減(標準)」の指示が表示され、当該設定を行うことができる。なお、「トナー削減(標準)」は、ここでは、3レベルの総量規制値のうち、画質低下のない最も緩い規制を掛ける場合に選択されるレベルである。
図6の例では、「トナー削減(標準)」を選択しないので、画面201の表示状態で下ボタンを押下すると、総量規制を行うための次の画面202が呼び出される。このとき呼び出される画面には、総量規制を標準値よりも大きな削減量で行う「トナー削減(大)」の指示が表示され、当該設定を行うことができる。なお、「トナー削減(大)」は、3レベルの総量規制値のうち、中間的な規制を掛ける場合に選択され、多少画質の低下が見られるレベルである。
この例では、「トナー削減(最大)」を選択するので、画面203の表示状態でOKボタンを押下すると、総量規制を「トナー削減(最大)」で行う設定が確定し、画面204が確認画面として表示される。
確認画面204が表示されると、この設定手順が終了し、以後、設定に従い色材使用量抑制モードの動作が行われる。
総量規制値の上限値及び下限値を設定する目的は、通常の動作では想定できない異常、例えば、濃度パッチ110iの濃度検知出力の異常、が生じた場合、誤動作につながることなく、画質の低下等を許容範囲に収めることができる総量規制値を設定するため、或いは最低限でもトナー使用量の削減効果が得られる条件設定を行えるようにするためである。また、上述の図6の手順で例示したように、総量規制値を所定範囲内の値から選択する場合、下限総量規制値と上限総量規制値を、上下の限界値を固定せず、任意の値を設定できるようにし、それぞれの機器条件に適応できるようにするものである。
図7によると、先ず、色材使用量抑制モードの上限総量規制値の設定を行うための画面300を呼び出す。呼び出した画面300には、上限総量規制値の設定を行わない「上限(オフ)」の指示が表示されているので、画面内に設けた選択操作を行うための下(ダウン)ボタンを押下しない場合、上限総量規制値の設定を行わないので、この下ボタンを押下するか否かにより、上限総量規制値の設定を行うか否かが設定できる。
図7に示すように、画面301の表示状態でOKボタンを押下すると、上限総量規制値を「上限 250」とする設定が確定し、画面302が確認画面として表示される。
確認画面302が表示されると、この設定手順が終了し、以後、設定に従い色材使用量抑制モードの動作が行われる。
図7を参照して、上限総量規制値を設定する操作の手順について説明したが、下限総量規制値を設定する操作の手順についても、同様に行うことができる。
ここで、上述の濃度検知用画像(濃度パッチ)の検知結果に基づいて求めた総量規制値を設定する動作手順について、図8のフロー図を参照して説明する。
制御部100は、例えば、電源投入時といった所定のタイミングで、図8のフローの動作を開始する。
本フローによる動作が開始されると、先ず、濃度検知用画像データ生成部107で生成された濃度パッチ用画像データを用いて作像部111で最高濃度の濃度パッチ110iのトナー像を感光体、中間転写体等の像担持体110上に作成する(ステップS101)。
次に、像担持体上に担持された最高濃度の濃度パッチ110iの濃度を濃度検知センサ113sによって検知する(ステップS102)。なお、検知された最高濃度の濃度パッチ110iの濃度値は、後段における総量規制値の設定ステップ(ステップS105)を行う場合には、必要となる情報であるから、所定の記憶部で管理しておく必要がある。
次に、総量規制値によるトナー削減モード(色材使用量抑制モード)がオンであるか否かを確認する(ステップS104)。ここでは、総量規制を行うか否かが、上述の色材使用量抑制モードに係る設定手順(図6)において選択されていることを前提に、この設定手順における選択結果を確認する。
この確認を行った結果、総量規制値によるトナー削減モードがオフであれば(ステップS104-NO)、このフローによる動作を終える。
このステップで設定する総量規制値は、上記[機器特性に適応する色材使用量規制値]で述べたように、機器特性としての最高濃度値に適応する総量規制値をトナー削減モードの動作の制御条件として設定する。
具体的には、ステップS102で検知された最高濃度値により最高濃度と総量規制値とを対応付けたテーブルを参照し、最高濃度値に適応する総量規制値を、求める設定値として得る。
最高濃度値に適応する総量規制値をトナー削減モードの動作の制御条件として設定した後、このフローによる動作を終える。
このフローによる動作を行うことで、色再現域を保ったまま総量規制値を下げる、という有意な色材使用量抑制動作が可能になる。
ところで、上記実施形態では、色材使用量抑制モードの動作が指示されている場合、所定のタイミングで機器が自動で色材の使用量規制値としての総量規制値を設定する動作を行う例を示した。即ち、作像部111の構成要素である像担持体(感光体、中間転写体)110に濃度パッチ110iを形成し、この画像を検知するために設けた専用の濃度検知手段である濃度検知センサ113sにより最高濃度を検知し、検知濃度に基づいて総量規制値の設定を変更する動作等、図8に示した一連の手順を制御部100が行う例を示した。
ただ、上述のように、濃度パッチ110iを検知するため専用の濃度検知センサ113sを設けた実施形態に限らず、画像形成装置が画像読取装置を搭載する複写機であれば、濃度パッチを像担持体としての用紙に出力し、搭載された画像読取装置によって濃度パッチを検知する形態で実施してもよい。なお、この実施形態では、複写機の構成によっては、読取時に操作が必要になるので、半自動になる場合がある。ただ、専用の濃度検知手段を設ける必要がなく、ソフトウェアの追加で対応可能となる利点がある。
Claims (8)
- 像担持体に画像を形成する作像手段と、色材の使用量規制値の設定に従って前記作像手段が色材使用量抑制モードの動作を行う際、当該規制値を越えないよう動作を制御する制御手段を有する画像形成装置であって、
前記作像手段によって像担持体に形成された画像の濃度を検知する濃度検知手段と、
作像手段の特性を表す最高濃度値と色材の使用量規制値とを対応付けて記憶する使用量規制値記憶手段とを備え、
前記制御手段は、色材使用量抑制モードの動作条件を設定する際、前記作像手段を最高濃度条件で動作させて濃度検知用画像を形成し、形成された濃度検知用画像を前記濃度検知手段によって検知し、得られた濃度に対応する色材の使用量規制値を前記使用量規制値記憶手段から取得し、得られた色材の使用量規制値を当該動作条件として設定し、
前記最高濃度値と対応付けられた前記色材の使用量規制値が所定範囲の値を持ち、所定範囲内の値から設定する値を選択できるようにする
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載された画像形成装置において、
前記色材の使用量規制値の上限値及び下限値を設定できるようにする
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2に記載された画像形成装置において、
前記色材使用量抑制モードの動作を実行するか否かを設定できるようにする
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載された画像形成装置において、
前記色材使用量抑制モードの動作条件に係る設定操作を受け付ける操作部を有する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載された画像形成装置において、
前記色材使用量抑制モードの動作条件に係る設定情報を付した、外部ホスト機からの画像形成要求を受け付けるインターフェースを有する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載された画像形成装置において、
前記作像手段は、画素ごとに色材使用量の制御が可能であり、
前記色材の使用量規制値が色材使用量の総量規制値であり、
前記制御手段は、各画素の色材使用量が設定した総量規制値を越えないよう前記作像手段の動作を制御する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6に記載された画像形成装置において、
前記総量規制値が、カラー画像成分色の色材使用量の総量規制値であり、
前記制御手段は、カラー画像成分色ごとに使用量規制値を設定する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体に画像を形成する作像手段と、色材の使用量規制値の設定に従って前記作像手段が色材使用量抑制モードの動作を行う際、当該規制値を越えないよう動作を制御する制御手段を有する画像形成装置における画像形成方法であって、
色材使用量抑制モードの動作を行うとき、前記作像手段を最高濃度の画像形成条件で動作させて画像を形成する濃度検知用画像形成工程と、
前記濃度検知用画像形成工程で形成された画像濃度を検知する濃度検知工程と、
前記濃度検知工程で検知された濃度に対応する色材の使用量規制値を、作像手段の特性を表す最高濃度値と色材の使用量規制値とを対応付けて記憶した使用量規制値記憶手段から取得する使用量規制値取得工程と、
前記使用量規制値取得工程で得られた色材の使用量規制値を設定する設定工程と、
前記設定工程で設定した色材の使用量規制値を越えないよう前記制御手段によって前記作像手段の動作を制御する工程を
有し、
前記最高濃度値と対応付けられた前記色材の使用量規制値が所定範囲の値を持ち、所定範囲内の値から設定する値を選択できるようにする
ことを特徴とする画像形成方法。
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