JP5815413B2 - 飲料カップのための挿入具 - Google Patents

飲料カップのための挿入具 Download PDF

Info

Publication number
JP5815413B2
JP5815413B2 JP2011548825A JP2011548825A JP5815413B2 JP 5815413 B2 JP5815413 B2 JP 5815413B2 JP 2011548825 A JP2011548825 A JP 2011548825A JP 2011548825 A JP2011548825 A JP 2011548825A JP 5815413 B2 JP5815413 B2 JP 5815413B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
insertion tool
peripheral end
edge
insert
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011548825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012517264A (ja
Inventor
アンドリュー シー バウウェル
アンドリュー シー バウウェル
アンソニー ジェイ メイネ
アンソニー ジェイ メイネ
ペーター ジェイ スミス
ペーター ジェイ スミス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2012517264A publication Critical patent/JP2012517264A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5815413B2 publication Critical patent/JP5815413B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47GHOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
    • A47G19/00Table service
    • A47G19/22Drinking vessels or saucers used for table service
    • A47G19/2205Drinking glasses or vessels
    • A47G19/2266Means for facilitating drinking, e.g. for infants or invalids
    • A47G19/2272Means for facilitating drinking, e.g. for infants or invalids from drinking glasses or cups comprising lids or covers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47GHOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
    • A47G19/00Table service
    • A47G19/22Drinking vessels or saucers used for table service
    • A47G19/2205Drinking glasses or vessels
    • A47G19/2261Drinking glasses or vessels with integral means to prevent the glass from slipping or tipping-over

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pediatric Medicine (AREA)
  • Table Devices Or Equipment (AREA)

Description

本発明は、飲料カップのための挿入具に関する。特に、本発明は、飲料カップからの液体の流量を制限するための挿入具に関する。本発明はまた、挿入具を配置された飲料カップを有する飲料ビーカーに関する。
乳幼児は、液体を飲むために哺乳瓶を使うことから通常の飲料カップを使うことに移行するときに、困難さを見出すことが一般的である。その結果の移行訓練段階はしばしば、カップのなかの液体がこぼれてしまうことをもたらす。一般に、移行段階の間は、乳幼児が通常の飲料カップを使うことを支援するために、シッパーカップ(sipper cup)が利用される。シッパーカップは排出口又は乳首が延在する蓋を利用し、該排出口又は乳首を通して、乳幼児は制御された速度で最小限のこぼれを伴って液体を飲むことが可能である。しかしながら、シッパーカップから飲む技法は、通常のコップから飲むこととは類似しておらず、斯かる手段は依然として、乳幼児が通常の蓋なしのカップから飲むことを訓練しない。それ故、シッパーカップと通常のコップとの間の、更なる移行段階を提供するニーズが存在する。
更に、子供は大人の行動を試し真似をする傾向があるため、通常の蓋なしのカップから飲むことにより類似した飲み体験を提供するニーズが存在する。
既知の方法のひとつは、弁構成を組み込んだ蓋を備えたカップの利用を含み、乳幼児が該カップから飲む際に該カップからの液体の流れを可能としつつ、こぼれを防ぐか又は限定する。しかしながら、斯かる既知のカップは、複雑な機構を持ち、通常の蓋なしのカップの外見を呈さない。
それ故、本発明の目的は、上述した問題をかなり軽減又は克服し、通常の蓋なしのカップから飲むことにより類似した態様で、カップ又はビーカーから液体を飲むことを可能とする器具を提供することにある。
従って、本発明は、飲料カップからの液体の流量を制限するための挿入具であって、前記挿入具は、前記カップ内に含まれる液体よりも上であって且つ前記カップの縁よりも下において前記カップ内に前記挿入具を配置し、それにより前記挿入具の周辺端部が前記カップの内面から所定の距離だけ離隔されるようにした装着手段を有し、使用者が前記挿入具に嵌合した前記カップの縁から飲むときに、前記縁への液体の流量が制限される、挿入具を提供する。
好適には、前記周辺端部は前記挿入具のまわりに円周状に延在する。
有利にも、前記周辺端部は第1の端部であり、前記挿入具は更に、前記第1の端部から離隔された第2の周辺端部を有し、前記挿入具が第1の向きで前記カップに配置されたときには、前記挿入具の前記第1の端部が、前記カップの内面から第1の所定の距離だけ離隔されて、前記縁への液体の流量が第1の流量に制限され、前記挿入具が第2の向きで前記カップに配置されたときには、前記挿入具の前記第2の端部が、前記カップの内面から第2の所定の距離だけ離隔されて、前記縁への液体の流量が第2の流量に制限される。
好適な実施例においては、前記第1の端部の半径は前記第2の端部の半径よりも小さく、前記挿入具が第2の向きにあるときには、前記第2の端部から前記カップの内面までの前記第2の所定の距離は、前記挿入具が第1の向きにあるときの前記第1の端部から前記カップの内面までの前記第1の所定の距離よりも小さい。
前記装着手段は、前記カップの内面に装着可能な前記挿入具から延在する複数の隆起部を有しても良い。
好適には、前記装着手段は、前記カップの内面に回転可能に装着され、前記挿入具が第1の向きと第2の向きとの間で回転する回転軸を定義する、2つの径方向に対置された隆起部を有する。
該挿入具は更に、前記挿入具が前記カップに配置されたときに、前記挿入具の回転軸のまわりの回転を制限するように、前記カップの内面に形成された位置決め隆起部に対して配置されるよう構成された、前記挿入具から延在する位置決め部を有する。
便利にも、前記位置決め部は、前記第1の端部又は前記第2の端部から延在する。
好適には、該挿入具は更に、前記挿入具が前記カップに配置されたときに、前記挿入具を第1の向きに配置するよう前記第1の端部から延在する位置決め部と、前記挿入具が前記カップに配置されたときに、前記挿入具を第2の向きに配置するよう前記第2の端部から延在する位置決め部と、を有する。
一実施例においては、該挿入具は更に、前記第1の端部から延在する2つの径方向に対置された位置決め部と、前記第2の端部から延在する2つの径方向に対置された位置決め部と、を有する。
該挿入具は2つの対置された面を更に有しても良く、該面から前記第1の端部及び前記第2の端部が延在し、前記挿入具は更に、前記対置された面間に延在する前記挿入具を通るよう形成された排液口を有しても良い。
本発明の他の態様によれば、飲料カップと挿入具とを有する飲料ビーカーであって、前記挿入具は、前記カップ内に含まれる液体よりも上であって且つ前記カップの縁よりも下において前記カップ内に配置された、飲料ビーカーが提供される。
好適には、前記カップは、前記カップに前記挿入具を装着するための装着手段を受容するように構成された、円周状に延在する窪みを有する。
便利にも、該カップは更に、円周状に延在する隆起部を有し、該隆起部に対して、前記挿入具の前記位置決め部が、前記カップにおける前記挿入具の回転軸のまわりの回転を制限するように配置可能である。
有利にも、前記挿入具が前記カップから取り外し可能である。
本発明の好適な実施例は、添付図面を参照しながら、単に例として、以下に説明される。
カップに配置された挿入具を備えた飲料ビーカーの斜視図を示す。 カップに配置された挿入具が示された、図1に示された飲料ビーカーの断面図を示す。 図1に示されたカップの斜視図を示す。 図1に示された挿入具の斜視図を示す。 図4に示された挿入具の側面図を示す。 図4に示された挿入具の断面側面図を示す。 図4に示された挿入具の平面図を示す。
図面を参照すると、図1及び2は、飲料カップ2と該カップ2に配置された挿入具3とを有する飲料ビーカー1を示す。カップ2は、基部4、外面5、及び上部開口端6を持つ。カップ2の外面5は凹面形であり、該カップは、カップ2の上端と下端との間の中間部で、狭い直径を持つ。カップ2の形状は、乳幼児がカップを落とすことを極力減らすよう、カップを適切に把持することを可能とする。カップ2の上部開口端6は、該開口のまわりに延在する円形の縁7を持ち、該縁が、ビーカー1の利用の間に液体が含まれるカップ2の空洞8に対する開口を定義する。
カップ2は、内殻9及び外殻10を有する。外殻10は、カップ2の外面5を定義し、カップの底部4において外向きに延在して安定な土台を形成し、それによりビーカー1がテーブル(図示されていない)のような平らな面上に安定して配置され得るようにする。内殻9は、外殻10と一体的に形成され、液体を受容するための空洞8を定義する内面12及び底面13を持つ。カップ2の外殻10の基部4は内殻10の下に延在し、それにより、テーブルのような面(図示されていない)上に配置されたときに、内殻10が該面に接触しないようにする。
カップ2は成形されたプラスチック材料から形成されるが、カップ2はいずれの適切な無毒材料から形成されても良いことは理解されるであろう。カップ2は、その中にあたたかい液体及び冷たい液体のいずれもを保持するよう形成される。内殻10により定義されるカップ2の内面12は、縁7から該内殻の下端へと収束し、カップから液体を飲むことを支援し、以下に詳細に説明されるように、挿入具3が広い開口端において挿入及び取り外しされることを可能とする。
円周状に延在する突起14は、カップ2の縁7に近いが該縁からは離隔されたカップ2の内面12に形成される。突起14は、内面12の上部から内向きに延在し、下向きに傾けられ、それにより突起14の面が該上部の面15と鈍角を成す。
円周状に延在する窪み16は、カップの内面のまわりに延在して形成され、カップ2の縁7と円周状に延在する突起14との間の内面12に形成される。窪み16は、カップ2の内面12のまわりに円周状に延在する弓状に形成された表面を持ち、挿入具3から延在する装着隆起部17の離れた端部を、該端部が該窪みに配置されるように、受容するよう構成される。
挿入具3は、カップが利用されるときに、カップ2の縁7の下に且つ該カップ2に含まれる液体の上に、カップ2の空洞8の上端に設置される。挿入具3は図4乃至7に示され、対向する第1の面19と第2の面20とを持つ円板18を有する。第1の延長周縁22は、円板18の第1の面19の周囲から直立して該円板のまわりに円周状に延在し、第2の延長周縁23は、円板18の第2の面20の周囲から直立する。第1及び第2の延長周縁22、23の各々は、円板18から外向きに延在し、互いからは離隔されて、該円板のまわりに延在する円周状に延在する窪み24を定義する。
第1の面19から遠位の第1の延長周縁22の離れた周辺端部は、挿入具3の第1の周辺端部25を定義し、該挿入具のまわりに延在する。第1の周辺端部25は丸くされ、快適さを促進し、挿入具3の利用の結果としての怪我を防止する。第1の延長周縁22の内面26及び外面27は、円板18から延在し、第1の周辺端部25へと収束する。
第2の面20から遠位の第2の延長周縁23の離れた周辺端部は、挿入具3の第2の周辺端部28を定義し、該挿入具のまわりに延在する。第2の周辺端部28は丸くされ、快適さを促進し、挿入具3の利用の結果としての怪我を防止する。第2の延長周縁23の内面29及び外面30は、円板18から延在し、第2の周辺端部28へと収束する。
第1の周辺端部25の半径は、以下に説明される理由により、第2の周辺端部28の半径よりも小さい。
第1及び第2の延長周縁23の内面26及び29は、それぞれ挿入具3の第1及び第2の中空部32及び33を定義する。排液口34は、円板18の第1の面19と円板18の第2の面20との間の本体18を通って形成され、それにより、以下に説明されるように、挿入具3の利用の間の第1又は第2の中空部32、33の最上部の中空部における集められた液体が、カップ2において液体を受容するため、排液口34を通ってカップ2の空洞8へと排出されるようにする。
2つの装着隆起部17は、直径方向に対置されて延在する。各装着隆起部17は、第1の延長周縁22と第2の延長周縁23との間で円周状に延在する窪み24から延在するように形成され、各装着隆起部17の離れた端部は、第1及び第2の周辺端部25及び28の両方の径方向端部を越えて延在し、それにより各装着隆起部17が、以下に説明されるように、挿入具3がカップ2に配置されたときの、カップ2の内面から第1及び第2の周辺端部25及び28の一方までの所定の距離を定義する。各装着隆起部17の離れた端部は丸くされ、それにより、各離れた端部が、カップ2の内面のまわりに延在するように形成された円周状に延在する窪み16において回転可能とされる。
位置決め部36が、第1及び第2の延長周縁22及び23の第1及び第2の周辺端部25及び28から延在する。第1の周辺端部25は、直立し該端部25から外側に延在する2つの屈曲した径方向に対置された位置決め部36を含む。同様に、第2の周辺端部28は、直立し該端部28から外側に延在する2つの屈曲した径方向に対置された位置決め部36を含む。
第1の延長周縁22の内面26に一対の結節37が形成され、第2の延長周縁23の内面29には単一の結節が形成される。結節37及び38は、利用の間のカップ2における挿入具3の向きを示し、それにより、以下に明らかとなるように、利用の間のカップ2の空洞8からの達成可能な液体の流量を示す。
カップ2における上述の実施例による挿入具3の使用は、以下に図を参照しながら説明される。
ユーザは、カップ2に形成された空洞8に液体を注ぎ、挿入具3がカップ2に挿入される。径方向に対置された装着隆起部17の離れた端部は、カップ2の内面12に形成された円周状に延在する窪み16にクリップ留めされる。挿入具3は、内面12のまわりに延在する円周状に延在する窪み16のため、いずれの方向にも挿入されることができる。隆起部17が窪み16に配置される場合、該挿入具は、該カップにおける隆起部17により定義される軸のまわりに回転することができる。本構成の他の利点は、該挿入具が該カップから取り外し可能である点であり、必要であれば、該カップ及び該挿入具が容易に洗浄及び消毒されることができる。
カップ2は上端において外向きに広がっているため、挿入具3は該カップの空洞8に装着可能であるが、空洞8に過度に挿入されないよう制限される。挿入具3は、成形されたプラスチック材料から形成されるが、挿入具3はいずれの適切な無毒材料から形成されても良いことは理解されるであろう。
挿入具3は、位置決め部36により、自由に回転しないよう制限される。位置決め部36は、挿入具3が回転させられると、カップ2の内面12上に形成された円周状に延在する突起14に対して配置される。挿入具3は、2つの向きに固定的に配置可能である。即ち、挿入具3の第2の面20が該カップの空洞8の外へと最上部で向き且つ第1の周辺端部25が空洞8に向く第1の向きと、挿入具3の第1の面19がカップ2の空洞の外に最上部で向き且つ第2の周辺端部28空洞8に向く第2の向きと、である。
第1の向きにおいては、第1の端部25は、カップ2の内面12に近いが、該内面からは第1の所定の距離だけ離隔される。第1の端部25から延在する位置決め部36は、円周状に延在する突起14に対して配置され、従って該挿入具は縁6の下においてカップ2に固定的に装着される。
乳幼児が該カップを持ち口のほうに傾けると、液体がカップ2の縁6に向かって流れる。挿入具3は、該カップの空洞8において、該空洞中の液体の上に配置されるため、カップ2からの液体の流れは、挿入具3の第1の周辺端部25とカップ2の隣接する内面12との間の小さな隙間のため、該挿入具によって制限される。
該カップの輪郭のため、とりわけ縁6に向かって外向きに広がる内面のため、該挿入具が該カップにおいて第1の向きをとる場合、該カップの内面12と第2の端部28との間の距離は、内面12と第1の端部25との間の距離よりもかなり大きく、そのため流量は、該カップの内面12と第1の端部25との間の所定の距離により定義される。第1の端部25と内面12との間の距離は、対応するカップ2の内面12及び挿入具3の第1の周辺端部25の形状のため、挿入具3のまわりに円周方向に均一であり、従って流量は、乳幼児が飲む際の縁6における位置にかかわらず、一定の流量に制限される。
挿入具3がカップ2に配置されるときの挿入具3の第1の向きにおいては、カップ2からの液体の流れは、第1の流量に制限される。この場合ユーザは、カップ2における挿入具を回転させるために、装着隆起部17に対して遠位の、該挿入具の第1及び第2の面19及び20の最上部の周縁部を押すことにより、流量を変更することができる。位置決め部36は挿入具3及び/又はカップ2の弾力性のため、円周状に延在する突起14に嵌合し、挿入具3は、第1の向きから第2の向きへと、径方向に対置された隆起部17により定義される軸のまわりに自由に回転し、ここで第2の面20は最上部であり、第2の周辺端部28は空洞8のほうを向く。第2の端部28から延在する位置決め部36は、突起14上で弾性的に変形し、挿入具3の回転を制限するように配置され、それにより挿入具3は第2の向きで固定的に配置される。
乳幼児が該カップを持ち口のほうに傾けると、液体がカップ2の縁6に向かって流れる。挿入具3は、該カップの空洞8において、空洞8中の液体の上に第2の向きで配置されるため、カップ2からの液体の流れは、挿入具3の第2の周辺端部28とカップ2の隣接する内面12との間の小さな隙間のため、該挿入具によって制限される。
該カップの輪郭のため、とりわけ縁6に向かって外向きに広がる内面のため、該挿入具が該カップにおいて第1の向きをとる場合、該カップの内面12と第1の端部25との間の距離は、内面12と第2の端部28との間の距離よりもかなり大きく、そのため流量は、該カップの内面12と第2の端部28との間の所定の距離により定義される。第2の端部28と内面12との間の距離は、対応するカップ2の内面12及び挿入具3の第2の周辺端部28の形状のため、挿入具3のまわりに円周方向に均一であり、従って流量は、乳幼児が飲む際の縁6における位置にかかわらず、一定の流量に制限される。
挿入具3がカップ2に配置されるときの挿入具3の第2の向きにおいては、カップ2からの液体の流れは、第2の流量に制限される。
カップ2から液体を飲む間、挿入具3の第1又は第2の中空部32、33のいずれかにこぼれた液体は、排液口34を通して空洞8へと自由に戻される。更に、該カップがひっくり返された場合には、該挿入具が適所にあれば、空洞8からの液体の流れは該挿入具により制限され、従ってこぼれの度合いは制限される。
第1の流量又は第2の流量のいずれであっても、所望の流量は、カップ2において第1又は第2の向きに挿入具3を向けることによって定義される。該カップの向きは、挿入具3の向きに依存して可視となる内面26、29における隆起部により示される。
それ故、カップ2の空洞からの液体の3つの流量が実現可能である。第1の流量は、該挿入具がカップ2に第1の向きで配置され第1の周辺端部が最下部である場合であり、第2の流量は、該挿入具がカップ2に第2の向きで配置され第2の周辺端部が最下部である場合であり、第3の流量は、該挿入具が該カップから取り外され該カップが通常の飲料ビーカーとして利用可能である場合である。
上述の実施例においては、第1の周辺端部25の半径は第2の周辺端部28の半径よりも小さく、従って挿入具3の第1の端部25と該カップの内面12との間の所定の距離は、第2の向きにおけるよりも第1の向きにおいて大きいが、本発明はこれに限定されるものではなく、内面12と関連する周辺端部25、28との間の所定の距離は、代替可能な態様で変更されても良いことは理解されるであろう。例えば、代替実施例においては、第1及び第2の延長周縁22及び23の深さは異なっていても良く、そのため円板18と第1及び第2の周辺端部25及び28のそれぞれとの間の距離が異なり、従って第1及び第2の周辺端部25及び28のそれぞれと第1及び第2の向きにおける内面12との間の距離が、内面12の傾きのため異なっても良い。
以上の構成の利点は、該挿入具が取り外されることができ、それにより乳幼児が通常の飲料ビーカーの態様で該カップから飲むことができる点である。更に、乳幼児は、該挿入具がカップ2に配置されているか否かにかかわらず、カップ2の縁のまわりのどこからでも飲むことができる。なぜなら、該挿入具は、該カップの縁7の下であって且つ該カップに含まれる液体よりも上に位置するからである。
上述の実施例においては、該挿入具を該カップに配置するための装着手段は、2つの径方向に対置された隆起部を有したが、本発明はこれに限定されるものではなく、装着手段は、該挿入具の周辺端部が該カップの内面から所定の距離だけ離隔されることを可能とするいずれの手段であっても良いことは理解されるであろう。
上述の実施例は、挿入具3が該挿入具のまわりに延在する第1及び第2の周辺端部25及び28を持ち、該端部がカップ2における該挿入具の向きに依存して挿入具3とカップ2の内面12との間の所定の距離を定義するものとして説明されたが、代替実施例においては、挿入具3が、単一の縁と、該縁からの液体の流れを制限するためカップに挿入可能な周縁部とを有することは、理解されるであろう。本実施例においては、カップ2から該挿入具を取り外すことなく、該カップに液体を注ぐことを支援するため、該挿入具は回転可能である。代替としては、装着手段が、カップ2において挿入具3を固定的に配置するための複数の隆起部を有しても良い。
以上の特定の説明においては、カップ2の窪み16及び突起14は該カップのまわりに円周状に延在しているが、代替実施例においては、窪み16が、装着隆起部17の端部を受容するための、カップ2の内面12のまわりの所定の位置に配置された複数の凹部(図示されていない)により置き換えられることは、理解されるであろう。例えば、代替実施例においては、2つの径方向に対置された円形の凹部(図示されていない)がカップの内面12に形成され、挿入具3から延在する2つの径方向に対置された隆起部17を受容する。同様に、代替実施例においては、円周状に延在する突起14は、内面12から突出する2つの径方向に対置された棚部(図示されていない)により置き換えられる。
以上の説明においては挿入具3は円形であるが、該挿入具はこれに限定されるものではなく、挿入具3はいずれの適切な形状をとっても良いことは理解されるであろう。
本実施例においては挿入具3がカップ2から取り外し可能であるが、代替実施例においては、該挿入具は該カップに固定的に装着され、該挿入具が、径方向に対置された隆起部により定義される軸のまわりに回転可能であることは理解されるであろう。
本願において請求項は特定の特徴の組み合わせに対して記載されているが、本発明の開示の範囲は、いずれかの請求項において現在記載されているものと同じ発明に関するものであるか否かにかかわらず、また本発明と同じ技術的問題のいずれか又は全てを軽減するか否かにかかわらず、明示的又は暗黙的にここで開示されたいずれの新規な特徴若しくはいずれの新規な特徴の組み合わせ又はそのいずれかの一般化をも含むことは理解されるべきである。ここで本出願人は、本出願又は本出願から導かれるいずれかの更なる出願の手続きの間に、斯かる特徴及び/又は斯かる特徴の組み合わせに対して、新たな請求項が作成され得ることを注記しておく。

Claims (14)

  1. 飲料カップからの液体の流量を制限するための挿入具であって、前記挿入具は、前記挿入具のまわりに円周状に延在する、第1の周辺端部及び前記第1の周辺端部から離隔された第2の周辺端部を有し、前記挿入具は更に、前記カップ内に含まれる液体よりも上であって且つ前記カップの縁よりも下において前記カップ内に前記挿入具を配置し、それにより前記挿入具の前記第1の周辺端部及び前記第2の周辺端部が前記カップの内面から所定の距離だけ離隔されるようにした装着手段を有し、使用者が前記挿入具に嵌合した前記カップの縁から飲むときに、前記縁への液体の流量が制限される、挿入具。
  2. 記挿入具が第1の向きで前記カップに配置されたときには、前記挿入具の前記第1の周辺端部が、前記カップの内面から第1の所定の距離だけ離隔されて、前記縁への液体の流量が第1の流量に制限され、前記挿入具が第2の向きで前記カップに配置されたときには、前記挿入具の前記第2の周辺端部が、前記カップの内面から第2の所定の距離だけ離隔されて、前記縁への液体の流量が第2の流量に制限される、請求項1に記載の挿入具。
  3. 前記第1の周辺端部の半径は前記第2の周辺端部の半径よりも小さく、前記挿入具が第2の向きにあるときには、前記第2の周辺端部から前記カップの内面までの前記第2の所定の距離は、前記挿入具が第1の向きにあるときの前記第1の周辺端部から前記カップの内面までの前記第1の所定の距離よりも小さい、請求項2に記載の挿入具。
  4. 前記装着手段は、前記カップの内面に装着可能な前記挿入具から延在する複数の隆起部を有する、請求項2又は3に記載の挿入具。
  5. 前記装着手段は、前記カップの内面に回転可能に装着され、前記挿入具が第1の向きと第2の向きとの間で回転する回転軸を定義する、2つの径方向に対置された隆起部を有する、請求項4に記載の挿入具。
  6. 前記挿入具が前記カップに配置されたときに、前記挿入具の回転軸のまわりの回転を制限するように、前記カップの内面に形成された位置決め隆起部に対して配置されるよう構成された、前記挿入具から延在する位置決め部を更に有する、請求項5に記載の挿入具。
  7. 前記位置決め部は、前記第1の周辺端部又は前記第2の周辺端部から延在する、請求項6に記載の挿入具。
  8. 前記挿入具が前記カップに配置されたときに、前記挿入具を第1の向きに配置するよう前記第1の周辺端部から延在する位置決め部と、前記挿入具が前記カップに配置されたときに、前記挿入具を第2の向きに配置するよう前記第2の周辺端部から延在する位置決め部と、を更に有する、請求項7に記載の挿入具。
  9. 前記第1の周辺端部から延在する2つの径方向に対置された位置決め部と、前記第2の周辺端部から延在する2つの径方向に対置された位置決め部と、を更に有する、請求項8に記載の挿入具。
  10. 前記挿入具は2つの対置された面を更に有し、該面から前記第1の周辺端部及び前記第2の周辺端部が延在し、前記挿入具は更に、前記対置された面間に延在する前記挿入具を通るよう形成された排液口を有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の挿入具。
  11. 飲料カップと、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の挿入具と、を有する飲料ビーカーであって、前記挿入具は、前記カップ内に含まれる液体よりも上であって且つ前記カップの縁よりも下において前記カップ内に配置された、飲料ビーカー。
  12. 前記カップは、前記カップに前記挿入具を装着するための装着手段を受容するように構成された、円周状に延在する窪みを有する、請求項11に記載の飲料ビーカー。
  13. 前記カップは更に、円周状に延在する隆起部を有し、該隆起部に対して、前記挿入具の前記位置決め部が、前記カップにおける前記挿入具の回転軸のまわりの回転を制限するように配置可能である、請求項7を引用する場合の請求項11に記載の飲料ビーカー。
  14. 前記挿入具が前記カップから取り外し可能である、請求項11乃至13のいずれか一項に記載の飲料ビーカー。
JP2011548825A 2009-02-10 2010-02-03 飲料カップのための挿入具 Expired - Fee Related JP5815413B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP09152468 2009-02-10
EP09152468.6 2009-02-10
PCT/IB2010/050467 WO2010092508A1 (en) 2009-02-10 2010-02-03 An insert for a drinking cup

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012517264A JP2012517264A (ja) 2012-08-02
JP5815413B2 true JP5815413B2 (ja) 2015-11-17

Family

ID=41818936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011548825A Expired - Fee Related JP5815413B2 (ja) 2009-02-10 2010-02-03 飲料カップのための挿入具

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9820594B2 (ja)
EP (1) EP2395881B1 (ja)
JP (1) JP5815413B2 (ja)
CN (1) CN102316769B (ja)
BR (1) BRPI1005402A2 (ja)
RU (1) RU2527126C2 (ja)
WO (1) WO2010092508A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9883759B2 (en) * 2014-01-09 2018-02-06 Goverre, Inc. Closeable beverage lid
CA3005129A1 (en) * 2015-11-16 2017-05-26 Abbey ABDIYE Lid for beverage containers
USD800506S1 (en) * 2016-02-02 2017-10-24 Fan Wu Baby drinking cup
US10654623B2 (en) * 2017-09-26 2020-05-19 Can't Live Without It, LLC Bottle with drink-through cap
USD875472S1 (en) * 2017-12-01 2020-02-18 Barenthal North America, Inc. Double wall vacuum insulated sippy cup with spout
USD891865S1 (en) * 2017-12-13 2020-08-04 Barenthal North America, Inc. Sippy cup with a flip lid and straw
AU2019257408B2 (en) * 2018-11-30 2021-02-18 B.Box For Kids Developments Pty Ltd Drinking Cup
US11723483B2 (en) * 2019-09-22 2023-08-15 David M Morelock Drink set having a calmed and restricted fluid flow
US11840374B2 (en) * 2020-09-25 2023-12-12 Damon Bungard Container system
USD984217S1 (en) * 2020-12-31 2023-04-25 Garret M. Warr Children's training cup
USD1015803S1 (en) * 2021-05-25 2024-02-27 Miir Holdings, Llc. Lid for cup

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1101687A (en) * 1913-07-15 1914-06-30 Clyde C Deeds Bottle-closure.
US1254251A (en) * 1917-05-16 1918-01-22 Rollo Morris Magnus Drinking-weir.
US2358600A (en) * 1943-03-25 1944-09-19 Bernard A Selten Drinking unit
US2857068A (en) * 1953-12-01 1958-10-21 Edward O Kraepelin Container closure
US2761301A (en) * 1954-03-01 1956-09-04 Tellier Andre Safety drinking cup
US3184126A (en) * 1963-05-27 1965-05-18 Don C Casull Flow control valve for drinking containers and the like
US3360161A (en) 1965-10-21 1967-12-26 Marlin B Smith Splashproof drinking vessel
US3543287A (en) * 1968-11-18 1970-11-24 Henry Henkel Extension fitting for containers
JPS6096252U (ja) * 1983-12-05 1985-07-01 青谷 敬太 飲食用容器の蓋体
JPH0242574U (ja) * 1988-09-16 1990-03-23
US5143248A (en) * 1990-06-13 1992-09-01 Sawatsky David P Recloseable coffee cup cover
US5217141A (en) * 1992-04-28 1993-06-08 Gary Ross Unique drinking mug and lid
RU2000727C1 (ru) * 1992-04-28 1993-10-15 Максимов Александо Иванович Каныгин Владислав Владимирович, Садова Нина Ивановна; Цепкмш Ранга В гипьепна Стакан
US5372275A (en) * 1993-12-30 1994-12-13 Yeh; Frank Mug and lid combination
CA2137971A1 (en) * 1994-01-21 1995-07-22 Richard Donald Schuyler Adaptable closure for drinking containers
US5477979A (en) * 1994-03-04 1995-12-26 Quick Point, Inc. Beverage mug with removable closure
US5979689A (en) * 1995-02-16 1999-11-09 Lansky; Daryl J. Splash/slosh guard for drinking vessels
US5540350A (en) 1995-02-16 1996-07-30 Mallory Industries Inc. Splash/slosh guard for drinking vessels
CN2434943Y (zh) * 2000-01-07 2001-06-20 张鹏 防洒口杯
US6923337B2 (en) 2003-08-27 2005-08-02 The First Years Inc. Drinking container
US8074831B2 (en) * 2004-04-15 2011-12-13 Berry Plastics Corporation Drink cup and lid
NO328413B1 (no) * 2008-04-07 2010-02-15 Gunnar Berg Anordning ved drikkekopp
US8127965B1 (en) * 2009-05-15 2012-03-06 Miller Kirk W Tool bucket organizer
US8297465B2 (en) * 2009-08-26 2012-10-30 Henry Troemner Llc Weight case
TW201213198A (en) * 2010-09-30 2012-04-01 Zhe-Hong Lin Hot drinks cup

Also Published As

Publication number Publication date
US9820594B2 (en) 2017-11-21
WO2010092508A1 (en) 2010-08-19
RU2011137389A (ru) 2013-03-20
JP2012517264A (ja) 2012-08-02
CN102316769B (zh) 2014-05-07
EP2395881B1 (en) 2013-04-17
US20110278315A1 (en) 2011-11-17
CN102316769A (zh) 2012-01-11
RU2527126C2 (ru) 2014-08-27
BRPI1005402A2 (pt) 2018-05-29
EP2395881A1 (en) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5815413B2 (ja) 飲料カップのための挿入具
US10869567B2 (en) Baffled drinking cup lid
US8794822B2 (en) Lid, particularly having a beverage cup
US5573139A (en) Drinking mug with lid and mug body formed from one piece
US8348084B2 (en) Container having surrounding handle and gimbal
US4130215A (en) No spill beverage cup
JP2010521388A (ja) 飲用容器
US11851255B2 (en) Beverage lid with built-in stirrer
RU2005106273A (ru) Непроливающие устройства для питья
US4703871A (en) Portable two-liquid dispenser
CA2752922A1 (en) Container having single piece support member and method of manufacture thereof
US7828170B2 (en) Rim-mounted drinking aid for liquid containers
CA2930564A1 (en) Bottle feeding device
KR101843150B1 (ko) 기울어진 상태에서 내용물이 채워짐에 따라 회전하면서 똑바로 서고, 내용물이 전부 채워지면 내용물을 쏟아낸 후 원래의 기울어진 상태로 되돌아가는 용기
CA3085290A1 (en) Drinking cup with solid ingredient storing space
JP2015160126A (ja) 練習用コップ蓋
CN209932278U (zh) 一种饮水杯
WO2007057716A1 (en) Non-spill drink container
KR200433734Y1 (ko) 스트로를 갖는 음료용기의 압력 평형 밸브
WO2008020844A1 (en) Spill proof container having gimbal
JPS6337902Y2 (ja)
WO2006040543A1 (en) Drinking vessel
CN206273284U (zh) 便携式奶瓶
NL2012696B1 (nl) Houder en samenstelling voor het houden van thee.
JP2002120855A (ja) 飲み口装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140225

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140521

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150226

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5815413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees