JP5815166B1 - カプセル型内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

単純な構成で瞬時に撮像部のフレームレートを切り替えることができるカプセル型内視鏡装置を提供する。カプセル型内視鏡装置2は、被検体内を撮像して、被検体内の画像データを生成する撮像部23と、撮像部23が生成した画像データに対応する画像の輝度分布を測定する輝度分布測定部301と、輝度分布測定部301が測定した輝度分布に基づいて、撮像部23のフレームレートを切り替える撮影制御部302と、を備える。

Description

本発明は、被検体に導入され、被検体の体腔内を移動して被検体の情報を取得するカプセル型内視鏡装置に関する。
従来、内視鏡の分野では、患者等の被検体の消化管内に導入可能な大きさに形成されたカプセル形状の筐体内に撮像機能や無線通信機能等を内蔵したカプセル型内視鏡装置が知られている。このカプセル型内視鏡装置は、被検体の口から飲み込まれた後、蠕動運動等によって消化管内等の被検体内部を移動しながら、被検体内部を順次撮像して画像データを生成し、この画像データを順次無線送信する。
このようなカプセル型内視鏡装置において、省電力化を行うため、時間的に前後する2つの画像の類似度を算出する類似度算出回路を設け、この検出結果に基づいて、撮像部のフレームレートを切り替える技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2009−172287号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、カプセル型内視鏡装置内に類似度算出回路を設けなければならないため、カプセル型内視鏡装置の構成が複雑になるうえ、時間的に前後する2つの画像が必要なため、瞬時に撮像部のフレームレートを切り替えることができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、単純な構成で瞬時に撮像部のフレームレートを切り替えることができるカプセル型内視鏡装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るカプセル型内視鏡装置は、被検体に導入可能なカプセル型内視鏡装置であって、前記被検体内を撮像して、該被検体内の画像データを生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像の輝度分布を測定する輝度分布測定部と、前記輝度分布測定部が測定した前記輝度分布に基づいて、前記撮像部のフレームレートを切り替える撮影制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るカプセル型内視鏡装置は、上記発明において、前記撮影制御部は、前記輝度分布測定部が測定した前記輝度分布において、輝度が所定値より低い領域が前記画像の中心部に分布する場合、前記撮像部のフレームレートを基準のフレームレートより大きいフレームレートに切り替える一方、輝度が所定値より低い領域が前記画像の中心部以外に分布する場合、前記撮像部のフレームレートを基準のフレームレートより小さいフレームに切り替えることを特徴とする。
また、本発明に係るカプセル型内視鏡装置は、上記発明において、前記撮像部は、当該カプセル型内視鏡装置の長手方向における中心軸上に配置され、互いに異なる撮像領域を撮像する第1撮像部および第2撮像部を有し、前記輝度分布測定部は、前記第1撮像部が生成する第1画像データに対応する第1画像および前記第2撮像部が生成する第2画像データに対応する第2画像それぞれの輝度分布を測定し、前記撮影制御部は、前記輝度分布測定部が測定した前記第1画像および前記第2画像それぞれの輝度分布において、輝度が所定値より低い領域が前記第1画像および前記第2画像それぞれの中心部に分布する場合、前記第1撮像部および前記第2撮像部それぞれのフレームレートを基準のフレームレートより大きいフレームレートに切り替える一方、輝度が所定値より低い領域が前記第1画像または前記第2画像の中心部以外に分布する場合、前記第1撮像部および前記第2撮像部それぞれのフレームレートを基準のフレームレートより小さいフレームレートに切り替えることを特徴とする。
また、本発明に係るカプセル型内視鏡装置は、上記発明において、前記輝度分布測定部は、前記第1画像および前記第2画像それぞれの複数の点状領域における輝度を用いて前記輝度分布を測定することを特徴とする。
また、本発明に係るカプセル型内視鏡装置は、上記発明において、前記輝度分布測定部は、前記第1画像および前記第2画像それぞれの複数の点状領域における輝度を用いて前記輝度分布を測定することを特徴とする。
本発明に係るカプセル型内視鏡装置によれば、単純な構成で瞬時に撮像部のフレームレートを切り替えることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡装置の機能構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡装置における撮像部のカラーフィルタを模式的に示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図5Aは、被検体の管腔内におけるカプセル型内視鏡の状態の一例を示す図である。 図5Bは、図5Aの状況下で撮像部が撮像した画像データに対応する画像を示す図である。 図6Aは、被検体の管腔内におけるカプセル型内視鏡装置の別の状態の一例を示す図である。 図6Bは、図6Aの状況下で撮像部が撮像した画像データに対応する画像を示す図である。 図7Aは、被検体の管腔内におけるカプセル型内視鏡装置の別の状態の一例を示す図である。 図7Bは、図7Aの状況下で撮像部が撮像した画像データに対応する画像を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡装置の撮影制御部が輝度分布測定部によって測定された輝度分布に基づいて、画像内における管腔の位置を判定する判定方法の概要を模式的に示す図である。 図9は、本発明の実施の形態1の変形例に係るカプセル型内視鏡装置の輝度分布測定部の測定方法の別の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態2に係るカプセル型内視鏡装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図11は、本発明の実施の形態3に係るカプセル型内視鏡装置の機能構成を示すブロック図である。 図12は、本発明の実施の形態3に係るカプセル型内視鏡装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図13Aは、被検体の管腔内におけるカプセル型内視鏡装置の状態の一例を示す図である。 図13Bは、図13Aの状況下で第1撮像部が撮像した第1画像データに対応する第1画像を示す図である。 図13Cは、図13Aの状況下で第2撮像部が撮像した第2画像データに対応する第2画像を示す図である。 図14Aは、被検体の管腔内におけるカプセル型内視鏡装置の別の状態の一例を示す図である。 図14Bは、図14Aの状況下で第1撮像部が撮像した第1画像データに対応する第1画像を示す図である。 図14Cは、図14Aの状況下で第2撮像部が撮像した第2画像データに対応する第2画像を示す図である。 図15Aは、被検体の管腔内におけるカプセル型内視鏡装置の別の状態の一例を示す図である。 図15Bは、図15Aの状況下で第1撮像部が撮像した第1画像データに対応する第1画像を示す図である。 図15Cは、図15Aの状況下で第2撮像部が撮像した第2画像データに対応する第2画像を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面とともに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本発明は、各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。また、以下の説明において、被検体の体内に導入されて被検体の体内画像を撮像するカプセル型内視鏡装置から無線信号を受信して被検体の体内画像を表示する処理装置を含むカプセル型内視鏡システムを例示するが、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、同一の構成には同一の符号を付して説明する。
(実施の形態1)
〔カプセル型内視鏡システムの概略構成〕
図1は、本発明の実施の形態1に係るカプセル型内視鏡システムの概略構成を示す模式図である。
図1に示すカプセル型内視鏡システム1は、被検体100内の体内画像を撮像するカプセル型内視鏡装置2と、被検体100内に導入されるカプセル型内視鏡装置2から送信される無線信号を受信する受信アンテナユニット3と、受信アンテナユニット3が着脱自在に接続され、受信アンテナユニット3が受信した無線信号に所定の処理を行って記録または表示する受信装置4と、カプセル型内視鏡装置2によって撮像された被検体100内の画像データに対応する画像の処理および/または表示する画像処理装置5と、を備える。
カプセル型内視鏡装置2は、被検体100内を撮像する撮像機能と、被検体100内を撮像して得られた画像データを含む体内情報を受信アンテナユニット3へ送信する無線通信機能と、を有する。カプセル型内視鏡装置2は、被検体100内に飲み込まれることによって被検体100内の食道を通過し、消化管腔の蠕動運動によって被検体100の体腔内を移動する。カプセル型内視鏡装置2は、被検体100の体腔内を移動しながら微小な時間間隔、例えば0.5秒間隔(2fps)で被検体100の体腔内を逐次撮像し、撮像した被検体100内の画像データを生成して受信アンテナユニット3へ順次送信する。なお、カプセル型内視鏡装置2の詳細な構成は後述する。
受信アンテナユニット3は、受信アンテナ3a〜3hを備える。受信アンテナ3a〜3hは、カプセル型内視鏡装置2から無線信号を受信して受信装置4へ送信する。受信アンテナ3a〜3hは、ループアンテナを用いて構成され、被検体100の体外表面上の所定位置、例えばカプセル型内視鏡装置2の通過径路である被検体100内の各臓器に対応した位置に配置される。
受信装置4は、受信アンテナ3a〜3hを介してカプセル型内視鏡装置2から送信された無線信号に含まれる被検体100内の画像データを記録または被検体100内の画像データに対応する画像を表示する。受信装置4は、カプセル型内視鏡装置2の位置情報および時間を示す時間情報等を、受信アンテナ3a〜3hを介して受信した画像データに対応付けて記録する。受信装置4は、カプセル型内視鏡装置2による検査が行われている間、例えば被検体100の口から導入され、消化管内を通過して被検体100内から排出されるまでの間、受信装置ホルダ(図示せず)に収納されて被検体100に携帯される。受信装置4は、カプセル型内視鏡装置2による検査の終了後、被検体100から取り外され、カプセル型内視鏡装置2から受信した画像データ等の転送のため、画像処理装置5と接続される。
画像処理装置5は、受信装置4を介して取得した被検体100内の画像データに対応する画像を表示する。画像処理装置5は、受信装置4から画像データ等を読み取るクレードル51と、キーボードやマウス等の操作入力デバイス52と、を備える。クレードル51は、受信装置4が装着される際に、受信装置4から画像データや、この画像データに関連付けられた位置情報、時間情報およびカプセル型内視鏡装置2の識別情報等の関連情報を取得し、取得した各種情報を画像処理装置5へ転送する。操作入力デバイス52は、ユーザによる入力を受け付ける。ユーザは、操作入力デバイス52を操作しつつ、画像処理装置5が順次表示する被検体100内の画像を見ながら、被検体100内部の生体部位、例えば食道、胃、小腸および大腸等を観察し、被検体100を診断する。
〔カプセル型内視鏡装置の構成〕
次に、図1で説明したカプセル型内視鏡装置2の詳細な構成について説明する。図2は、カプセル型内視鏡装置2の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すカプセル型内視鏡装置2は、筐体20と、電源部21と、光学系22と、撮像部23と、照明部24と、信号処理部25と、送信部26と、記録部27と、タイマ28と、受信部29と、制御部30と、を有する。
筐体20は、被検体100に挿入し易い大きさに形成されたカプセル型の形状をなす。筐体20は、筒状の筒部201、筒部201の両側開口端をそれぞれ塞ぐドーム形状のドーム部202およびドーム部203を有する。筒部201およびドーム部202は、可視光を遮光する不透明な有色の部材を用いて形成される。ドーム部203は、可視光等の所定の波長帯域の光を透過可能な光学部材を用いて構成される。これらの筒部201、ドーム部202およびドーム部203によって形成される筐体20は、図2に示すように、電源部21と、光学系22と、撮像部23と、照明部24と、信号処理部25と、送信部26と、記録部27と、タイマ28と、受信部29と、制御部30と、を収容する。
電源部21は、カプセル型内視鏡装置2内の各部に電源を供給する。電源部21は、ボタン電池等の一次電池または二次電池と、ボタン電池から供給された電力の昇圧等を行う電源回路と、を用いて構成される。また、電源部21は、磁気スイッチを有し、外部から印加された磁界によって電源のオンオフ状態を切り替える。
光学系22は、複数のレンズを用いて構成され、照明部24が照射した照明光の反射光を撮像部23の撮像面に集光して被写体像を結像する。光学系22は、光軸が筐体20の長手方向の中心軸Oと一致するように筐体20内に配置される。
撮像部23は、制御部30の制御のもと、光学系22が受光面に結像した被写体像を受光して光電変換を行うことによって、被検体100の画像データを生成する。具体的には、撮像部23は、制御部30の制御のもと、基準のフレームレート、例えば4fpsのフレームレートによって被検体100を撮像して被検体100の画像データを生成する。撮像部23は、2次元状に配列された複数の画素と該複数の画素それぞれに積層されたカラーフィルタとで構成されるCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を用いて構成される。
図3は、撮像部23のカラーフィルタ231を模式的に示す図である。図3に示すように、カラーフィルタ231は、フィルタGr、フィルタGb、フィルタRおよびフィルタBを一組T1とするベイヤ配列のカラーフィルタを用いて構成される。また、撮像部23は、撮像部23の受光面が中心軸Oに対して直交するように筐体20内に配置される。
照明部24は、制御部30の制御のもと、撮像部23のフレームレートに同期して、撮像部23の撮像視野内の被写体に向けて照明光を照射する。また、照明部24は、制御部30の制御のもと、所定の強度で撮像部23の撮像視野内の被写体に向けて照明光を照射する。照明部24は、LED(Light Emitting Diode)および駆動回路等を用いて構成される。
信号処理部25は、撮像部23から入力された画像データに対して所定の画像処理を行って送信部26へ出力する。ここで、所定の画像処理とは、ノイズ低減処理やゲインアップ処理等である。
送信部26は、信号処理部25から順次入力された画像データを外部に無線送信する。送信部26は、送信アンテナと、画像データを変調等の信号処理を施して無線信号に変調する変調回路と、を用いて構成される。
記録部27は、カプセル型内視鏡装置2が実行する各種動作を示すプログラムおよびカプセル型内視鏡装置2を識別する識別情報等を記録する。
タイマ28は、計時機能を有する。タイマ28は、計時データを制御部30へ出力する。
受信部29は、外部から送信された無線信号を受信して制御部30へ出力する。受信部29は、受信アンテナと、無線信号を復調等の信号処理を行って制御部30へ出力する復調回路と、を用いて構成される。
制御部30は、カプセル型内視鏡装置2の各部の動作を制御する。制御部30は、CPU(Central Processing Unit)を用いて構成される。制御部30は、輝度分布測定部301と、撮影制御部302と、を有する。
輝度分布測定部301は、撮像部23が生成した画像データに対応する画像の輝度分布を測定する。
撮影制御部302は、輝度分布測定部301が測定した画像の輝度分布に基づいて、撮像部23のフレームレートを切り替える。具体的には、撮影制御部302は、輝度分布測定部301が測定した輝度分布において、輝度が所定値より低い領域が画像の中心部に分布する場合、撮像部23のフレームレートを基準のフレームレートより大きいフレームレートに切り替える一方、輝度が所定値より低い領域が画像の中心部以外に分布する場合、撮像部23のフレームレートを基準のフレームレートより小さいフレームレートに切り替える。例えば、撮影制御部302は、輝度分布測定部301が測定した輝度分布において、輝度が所定値より低い領域が画像の中心部に分布する場合、撮像部23のフレームレートを4fpsから8fpsへ切り替える一方、輝度が所定値より低い領域が画像の中心部以外に分布する場合、撮像部23のフレームレートを4fpsから2fpsに切り替える。ここで、所定値とは、輝度のフルスケールを1と仮定した場合、0.3である。また、撮影制御部302は、輝度分布測定部301が測定した画像の輝度分布に基づいて、照明部24が照射する照明光の強度を調整する。
〔カプセル型内視鏡装置の処理〕
次に、上述したカプセル型内視鏡装置2が実行する処理について説明する。図4は、カプセル型内視鏡装置2が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、撮像部23は、照明部24が照明光を照射した撮像領域を撮像する(ステップS101)。
続いて、輝度分布測定部301は、撮像部23が生成した画像データに対応する画像の輝度分布を測定する(ステップS102)。
その後、撮影制御部302は、輝度分布測定部301によって測定された測定結果に基づいて、所定値より輝度の低い領域が画像の中心部であるか否かを判断する(ステップS103)。撮影制御部302が輝度の低い領域が画像の中心部であると判断した場合(ステップS103:Yes)、撮影制御部302は、撮像部23のフレームレートを基準のフレームレートより大きい高速のフレームレート(4fps→8fps)に切り替える(ステップS104)。ステップS104の後、カプセル型内視鏡装置2は、後述するステップS106へ移行する。
ステップS103において、撮影制御部302が所定値より輝度の低い領域が画像の中心部でないと判断した場合(ステップS103:No)、撮影制御部302は、撮像部23のフレームレートを基準のフレームより小さい低速のフレームレート(4fps→2fps)に切り替える(ステップS105)。ステップS105の後、カプセル型内視鏡装置2は、後述するステップS106へ移行する。
ここで、撮影制御部302が撮像部23のフレームレートを切り替える切替方法について説明する。
図5Aは、被検体100の管腔内におけるカプセル型内視鏡装置2の状態(状態1)の一例を示す図である。図5Bは、図5Aの状況下で撮像部23が撮像した画像データに対応する画像を示す図である。図6Aは、被検体100の管腔内におけるカプセル型内視鏡装置2の別の状態(状態2)の一例を示す図である。図6Bは、図6Aの状況下で撮像部23が撮像した画像データに対応する画像を示す図である。図7Aは、被検体100の管腔内におけるカプセル型内視鏡装置2の別の状態(状態3)の一例を示す図である。図7Bは、図7Aの状況下で撮像部23が撮像した画像データに対応する画像を示す図である。
図5A〜図7Aに示すように、カプセル型内視鏡装置2は、カプセル型内視鏡装置2の中心軸Oが被検体100の管腔方向(矢印Ar)を向いている場合、管腔と接触しないため、摩擦が生じないことによって、管腔内の移動速度が早くなる。このため、カプセル型内視鏡装置2は、撮像部23のフレームレートが基準のフレームレート(例えば4fps)より小さい場合(例えば2fps)、撮影できない管腔の情報が多くなる一方、撮像部23のフレームレートが基準のフレームレートより大きい場合(例えば8fps)、撮影できない管腔の情報が少なくなる。
これに対して、図6Aおよび図7Aに示すように、カプセル型内視鏡装置2は、カプセル型内視鏡装置2の中心軸Oが被検体100の管腔方向(矢印Ar)に対して傾いている場合、管腔と接触するため、摩擦が生じることによって、管腔内の移動速度が遅くなる。このため、カプセル型内視鏡装置2は、撮像部23のフレームレートが基準のフレームレートより大きい場合、同じ管腔の情報を撮影することになるうえ、撮像部23のフレームレートが基準のフレームレートより小さい場合であっても、撮影できない管腔の情報が発生しないことになる。
図5A〜図7Aそれぞれの状況下において、カプセル型内視鏡装置2が撮影する画像は、図5B〜図7Bそれぞれに示す画像W1〜画像W3となる。画像W1〜画像W3それぞれには、管腔100aと管腔内壁100bが含まれる。管腔100aは、照明部24が照射した照明光の反射が少ないため、周辺、例えば管腔内壁100bに比して輝度が低くなる。具体的には、管腔100aは、輝度がほぼ0となる。
また、カプセル型内視鏡装置2が単位時間当たりに管腔を進む距離は、カプセル型内視鏡装置2の中心軸Oと管腔の中心とが一致していれば、管腔内におけるカプセル型内視鏡装置2の移動速度が早くなるので、距離が大きくなる。これに対して、カプセル型内視鏡装置2が単位時間当たりに管腔を進む距離は、カプセル型内視鏡装置2の中心軸Oと管腔の中心とが一致していなければ、管腔内におけるカプセル型内視鏡装置2の移動速度が遅くなる。即ち、カプセル型内視鏡装置2が単位時間当たりに管腔を進む距離は、カプセル型内視鏡装置2が撮影している管腔の方向に応じて定まる(条件1)。
さらに、カプセル型内視鏡装置2が取得可能な単位時間当たりの管腔の情報量は、カプセル型内視鏡装置2が単位時間当たりに管腔を進む距離が大きいほど多い(条件2)。
さらにまた、カプセル型内視鏡装置2における撮像部23のフレームレートが大きければ、カプセル型内視鏡装置2が取得可能な単位時間当たりの管腔の情報量も多くなる(条件3)。
従って、条件1〜条件3に基づいて、カプセル型内視鏡装置2における撮像部23のフレームレートは、カプセル型内視鏡装置2が撮影している管腔の方向によって設定する。
そこで、本実施の形態1では、撮影制御部302は、輝度分布測定部301が撮像部23によって生成された画像データに対応する画像に対して測定した輝度分布に基づいて、撮像部23のフレームレートを切り替える。即ち、撮影制御部302は、輝度分布測定部301が測定した画像の輝度分布に基づいて、撮像部23が生成した画像データに対応する画像内において輝度が周辺の領域より低い領域である管腔100aの位置を判定し、この判定結果と画像内における位置とに基づいて、撮像部23のフレームレートを切り替える。
ここで、撮影制御部302が輝度分布測定部301によって測定された輝度分布に基づいて、画像内における管腔の位置を判定する判定方法について説明する。図8は、撮影制御部302が輝度分布測定部301によって測定された輝度分布に基づいて、画像内における管腔の位置を判定する判定方法の概要を模式的に示す図である。図8において、輝度分布測定部301が輝度を算出する画像の全画像範囲を水平方向が−50〜+50、垂直方向が−50〜+50とし、中心部C1の領域を水平方向が−25〜+25、垂直方向を−25〜+25とする。さらに、管腔の領域M1を円として説明する。
図8に示すように、撮影制御部302は、輝度分布測定部301が測定した輝度分布において、輝度が低い領域M1が画像W4の中心部C1に分布する場合、カプセル型内視鏡装置2の中心軸Oと管腔方向とが一致している、即ち、画像内の中心部C1に管腔があると判定する。これに対して、撮影制御部302は、輝度分布測定部301が測定した輝度分布において、輝度が低い領域M1が画像W4の中心部C1以外に分布する場合、カプセル型内視鏡装置2の中心軸Oと管腔方向とが一致していない、即ち、画像内の中心部C1以外に管腔があると判定する。
このように、撮影制御部302は、輝度分布測定部301が測定した画像の輝度分布に基づいて、撮像部23のフレームレートを切り替える。これにより、本実施の形態1によれば、被検体100の管腔内におけるカプセル型内視鏡装置2の状況に応じたフレームレートで撮影することができるので、管腔の情報を効率的に取得することができ、省電力化を行うことができる。この結果、カプセル型内視鏡装置2の動作時間を長くすることができる。
図4に戻り、ステップS106以降の説明を続ける。
ステップS106において、受信部29を介して外部からカプセル型内視鏡装置2の動作の終了を指示する指示信号が入力されカプセル型内視鏡装置2の動作を終了する場合(ステップS106:Yes)、カプセル型内視鏡装置2は、本処理を終了する。これに対して、受信部29を介して外部からカプセル型内視鏡装置2の動作の終了を指示する指示信号が入力されず、カプセル型内視鏡装置2の動作を終了しない場合(ステップS106:No)、カプセル型内視鏡装置2は、ステップS101へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、撮影制御部302が輝度分布測定部301によって測定された画像の輝度分布に基づいて、撮像部23のフレームレートを切り替えるので、単純な構成で撮像部23のフレームレートを瞬時に切り替えることができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、管腔内におけるカプセル型内視鏡装置2の状況下において、撮影制御部302が撮像部23のフレームレートを切り替えることによって、管腔内の情報を効率的に取得することができるので、カプセル型内視鏡装置2の省電力化を行うことができ、カプセル型内視鏡装置2の動作時間を長くすることができる。
なお、本発明の実施の形態1では、輝度分布測定部301は、撮像部23を構成する複数の画素における1種類の画素を用いていたが、図9に示すように、画像W4の複数の点状領域P1における輝度を用いて画像の輝度分布を測定してもよい(マルチスポット測光)。これにより、輝度分布測定部301の演算量を低減することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2に係るカプセル型内視鏡装置は、上述した実施の形態1に係るカプセル型内視鏡装置2と同様の構成を有し、実行する処理が異なる。このため、以下においては、本実施の形態2に係るカプセル型内視鏡装置が実行する処理について説明する。なお、上述した実施の形態1に係るカプセル型内視鏡装置2と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
〔カプセル型内視鏡装置の処理〕
図10は、本実施の形態2に係るカプセル型内視鏡装置2が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図10において、ステップS201およびステップS202は、上述した図4のステップS101およびステップS202にそれぞれ対応する。
ステップS203において、撮影制御部302は、輝度分布測定部301が測定した輝度分布に基づいて、撮像部23のフレームレートを基準のフレームレートから切り替える。例えば、撮影制御部302は、輝度分布測定部301が測定した輝度分布に基づいて、撮像部23のフレームレートを4fpsから8fpsに切り替える。
続いて、撮像部23は、照明部24が照明光を照射した撮像領域を撮像する(ステップS204)。
続いて、撮影制御部302は、タイマ28から入力される時刻データに基づいて、撮像部23のフレームレートを基準のフレームレートから切り替え後、所定時間経過しているか否かを判断する(ステップS205)。撮影制御部302が撮像部23のフレームレートを基準のフレームレートから切り替え後、所定時間、例えば30秒経過していると判断した場合(ステップS205:Yes)、カプセル型内視鏡装置2は、後述するステップS206へ移行する。これに対して、撮影制御部302が撮像部23のフレームレートを基準のフレームレートから切り替え後、所定時間経過していないと判断した場合(ステップS205:No)、カプセル型内視鏡装置2は、ステップS204へ戻る。
ステップS206において、撮影制御部302は、撮像部23のフレームレートを基準のフレームレートに切り替える。具体的には、撮影制御部302は、撮像部23のフレームレートを、例えば8fpsから4fpsに切り替える。
続いて、受信部29を介して外部からカプセル型内視鏡装置2の動作の終了を指示する指示信号が入力されカプセル型内視鏡装置2の動作を終了する場合(ステップS207:Yes)、カプセル型内視鏡装置2は、本処理を終了する。これに対して、受信部29を介して外部からカプセル型内視鏡装置2の動作の終了を指示する指示信号が入力されず、カプセル型内視鏡装置2の動作を終了しない場合(ステップS207:No)、カプセル型内視鏡装置2は、ステップS201へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、撮影制御部302が輝度分布測定部301によって測定された画像の輝度分布に基づいて、撮像部23のフレームレートを切り替えるので、単純な構成で撮像部23のフレームレートを瞬時に切り替えることができる。
また、本発明の実施の形態2によれば、撮影制御部302がタイマ28から入力される時刻データに基づいて、撮像部23のフレームレートを基準のフレームレートから切り替え後、所定の時間が経過した場合、撮像部23のフレームレートを基準のフレームレートに切り替えることによって、管腔内の情報を効率的に取得することができるので、カプセル型内視鏡装置2の省電力化を行うことができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態3に係るカプセル型内視鏡装置は、上述した実施の形態1に係るカプセル型内視鏡装置2と構成が異なる。具体的には、本実施の形態に係るカプセル型内視鏡装置は、互いに異なる撮像領域を撮像する2つの撮像部を備える。このため、以下においては、本実施の形態3に係るカプセル型内視鏡装置の構成を説明後、本実施の形態3に係るカプセル型内視鏡装置が実行する処理について説明する。なお、上述した実施の形態1に係るカプセル型内視鏡装置2と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
〔カプセル型内視鏡装置の構成〕
図11は、本実施の形態3に係るカプセル型内視鏡装置の機能構成を示すブロック図である。
図11に示すカプセル型内視鏡装置2aは、上述した実施の形態1に係るカプセル型内視鏡装置2の構成に加えて、光学系31と、撮像部32と、照明部33と、備える。また、カプセル型内視鏡装置2aは、上述した実施の形態1に係るカプセル型内視鏡装置2の筐体20および制御部30に換えて、筐体20aを備える。
筐体20aは、被検体100に挿入し易い大きさに形成されたカプセル型の形状をなす。筐体20aは、筒状の筒部201、筒部201の両側開口端をそれぞれ塞ぐドーム形状のドーム部202aおよびドーム部203を有する。ドーム部202aは、可視光等の所定の波長帯域の光を透過可能な光学部材を用いて構成される。また、筐体20aは、カプセル型内視鏡装置2aの長手方向における中心軸上に配置され、互いに異なる撮像領域を撮像する撮像部23および撮像部32を収容する。
光学系31は、上述した光学系22と同様の構成を有し、照明部33が照射した照明光の反射光を撮像部32の撮像面に集光して被写体像を結像する。光学系31は、光軸が筐体20aの長手方向の中心軸Oと一致するように筐体20a内に配置される。
撮像部32は、上述した撮像部23と同様の構成を有し、制御部30の制御のもと、光学系31が受光面に結像した被写体像を受光して光電変換を行うことによって、被検体100の画像データを生成する。また、撮像部32は、撮像部32の受光面が中心軸Oに対して直交するように筐体20a内に配置される。なお、本実施の形態3では、撮像部23が第1撮像部として機能し、撮像部32が第2撮像部として機能する。このため、以下において、撮像部23を第1撮像部23と説明し、撮像部32を第2撮像部32として説明する。
照明部33は、上述した照明部24と同様の構成を有し、制御部30の制御のもと、撮像部32のフレームレートに同期して、撮像部32の撮像視野内の被写体に向けて照明光を照射する。
〔カプセル型内視鏡装置の処理〕
次に、カプセル型内視鏡装置2aが実行する処理について説明する。図12は、カプセル型内視鏡装置2aが実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図12に示すように、まず、撮影制御部302は、照明部24および照明部33それぞれに照明光を照射させるとともに、照明部24および照明部33が照射光を照射した撮像領域を第1撮像部23および第2撮像部32それぞれに撮像させる(ステップS301)。
続いて、輝度分布測定部301は、第1撮像部23および第2撮像部32が生成した2つの画像データに対応する2つの画像それぞれの輝度分布を測定する(ステップS302)。
その後、撮影制御部302は、輝度分布測定部301によって測定された第1撮像部23および第2撮像部32が生成した2つの画像それぞれの輝度分布おいて輝度が所定値より低い領域が画像の中心部であるか否かを判断する(ステップS303)。撮影制御部302が輝度分布測定部301によって測定された第1撮像部23および第2撮像部32が生成した2つの画像それぞれの輝度分布において輝度が所定値より低い領域が画像の中心部であると判断した場合(ステップS303:Yes)、撮影制御部302は、第1撮像部23および第2撮像部32のフレームレートを基準のフレームレートより大きい高速のフレームレートに切り替える(ステップS304)。具体的には、撮影制御部302は、第1撮像部23および第2撮像部32のフレームレートを基準の4fpsから高速のフレームレートの16fpsに切り替える(4fps→16fps)。ステップS304の後、カプセル型内視鏡装置2aは、後述するステップS306へ移行する。
ステップS303において、撮影制御部302が輝度分布測定部301によって測定された第1撮像部23および第2撮像部32が生成した2つの画像それぞれの輝度分布において輝度が所定値より低い領域が画像の中心部でないと判断した場合(ステップS303:No)、撮影制御部302は、第1撮像部23および第2撮像部32のフレームレートを基準のフレームレートより小さい低速のフレームレートに切り替える(ステップS305)。具体的には、撮影制御部302は、第1撮像部23および第2撮像部32のフレームレートを基準の4fpsから低速のフレームレートの2fpsに切り替える(4fps→2fps)。ステップS305の後、カプセル型内視鏡装置2aは、後述するステップS306へ移行する。
ここで、撮影制御部302が輝度分布測定部301によって第1撮像部23および第2撮像部32が生成した2つの画像を測定した輝度分布に基づいて、第1撮像部23および第2撮像部32のフレームレートを切り替える状況について説明する。
図13Aは、被検体100の管腔内におけるカプセル型内視鏡装置2aの状態(状態1)の一例を示す図である。図13Bは、図13Aの状況下で第1撮像部23が撮像した第1画像データに対応する第1画像を示す図である。図13Cは、図13Aの状況下で第2撮像部32が撮像した第2画像データに対応する第2画像を示す図である。図14Aは、被検体100の管腔内におけるカプセル型内視鏡装置2aの別の状態(状態2)の一例を示す図である。図14Bは、図14Aの状況下で第1撮像部23が撮像した第1画像データに対応する第1画像を示す図である。図14Cは、図14Aの状況下で第2撮像部32が撮像した第2画像データに対応する第2画像を示す図である。図15Aは、被検体100の管腔内におけるカプセル型内視鏡装置2aの別の状態(状態3)の一例を示す図である。図15Bは、図15Aの状況下で第1撮像部23が撮像した第1画像データに対応する第1画像を示す図である。図15Cは、図15Aの状況下で第2撮像部32が撮像した第2画像データに対応する第2画像を示す図である。
図13Aに示すように、カプセル型内視鏡装置2aは、カプセル型内視鏡装置2aの中心軸Oと被検体100の管腔方向(矢印Ar)とが一致している場合、第1撮像部23および第2撮像部32が生成する第1画像W10および第2画像W11それぞれの中心部に管腔100aが含まれる(図13Bおよび図13Cを参照)。
これに対して、図14Aおよび図15Aに示すように、カプセル型内視鏡装置2aは、カプセル型内視鏡装置2aの中心軸Oと被検体100の管腔方向(矢印Ar)とが一致していない場合、例えば第1撮像部23および第2撮像部32のどちらか一方の光軸が被検体の管腔方向からずれている場合、第1撮像部23および第2撮像部32が生成する第1画像W21および第2画像W22、または第1画像W31および第2画像W32それぞれの中心部から管腔100aがずれた位置で撮影される。
そこで、本実施の形態3では、撮影制御部302は、輝度分布測定部301が測定した第1撮像部23および第2撮像部32がそれぞれ生成した2つの画像の輝度分布に基づいて、2つの画像内において輝度が所定値より低い範囲が中心部に分布している場合、第1撮像部23および第2撮像部32それぞれのフレームレートを基準のフレームレートより大きい高速のフレームレートに切り替える(4fps→16fps)。これに対して、撮影制御部302は、第1撮像部23および第2撮像部32がそれぞれ生成した2つの画像内において輝度が所定値より低い範囲が一方でも中心部からずれた周辺部に分布している場合、第1撮像部23および第2撮像部32それぞれのフレームレートを基準のフレームレートより小さい低速のフレームレートに切り替える(4fps→2fps)。これにより、カプセル型内視鏡装置2aの中心軸Oと被検体100の管腔方向とが一致しているか否かを正確に判断することができる。
図12に戻り、ステップS306以降の説明を続ける。
ステップS306において、受信部29を介して外部からカプセル型内視鏡装置2aの動作の終了を指示する指示信号が入力されカプセル型内視鏡装置2aの動作を終了する場合(ステップS306:Yes)、カプセル型内視鏡装置2aは、本処理を終了する。これに対して、受信部29を介して外部からカプセル型内視鏡装置2aの動作の終了を指示する指示信号が入力されず、カプセル型内視鏡装置2aの動作を終了しない場合(ステップS306:No)、カプセル型内視鏡装置2aは、ステップS301へ戻る。
以上説明した本実施の形態3によれば、撮影制御部302が輝度分布測定部301によって測定された第1画像および第2画像の輝度分布に基づいて、第1撮像部23および第2撮像部32のフレームレートを切り替えるので、単純な構成でフレームレートを瞬時に切り替えることができる。
また、本発明の実施の形態3によれば、管腔内におけるカプセル型内視鏡装置2aの状況下において、撮影制御部302が第1撮像部23および第2撮像部32のフレームレートを切り替えることによって、被検体100の管腔内の情報を効率的に取得することができるので、カプセル型内視鏡装置2aの省電力化を行うことができ、カプセル型内視鏡装置2aの動作時間を長くすることができる。
なお、本発明の実施の形態3では、撮影制御部302が輝度分布測定部301によって測定された第1画像および第2画像の輝度分布に基づいて、第1撮像部23および第2撮像部32のフレームレートを切り替えていたが、第1撮像部23および第2撮像部32のフレームレートを切り替えた後、所定の時間が経過した場合、第1撮像部23および第2撮像部32のフレームレートを基準のフレームレートに切り替えてもよい(例えば16fps→4fps)。これにより、管腔内の情報を効率的に取得することができる。
また、本発明の実施の形態3では、輝度分布測定部301が第1撮像部23および第2撮像部32によって生成された第1画像および第2画像それぞれの所定の1種類の画素を用いて輝度分布を測定したが、第1画像および第2画像それぞれの複数の点状領域P1における輝度を用いて輝度分布を測定してもよい(図9を参照)。これにより、輝度分布測定部301の演算量を低減することができる。
また、本発明の実施の形態3では、撮影制御部302が第1撮像部23および第2撮像部32のフレームレートを合わせて切り替えていたが、第1撮像部23および第2撮像部32のフレームレートを合わせる必要はなく、例えば第1撮像部23のみを高速のフレームレートに切り替えてもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態を含みうるものであり、請求の範囲によって特定される技術的思想の範囲内で種々の設計変更等を行うことが可能である。
1 カプセル型内視鏡システム
2,2a カプセル型内視鏡装置
3 受信アンテナユニット
3a〜3h 受信アンテナ
4 受信装置
5 画像処理装置
20,20a 筐体
21 電源部
22,31 光学系
23,32 撮像部
24,33 照明部
25 信号処理部
26 送信部
27 記録部
28 タイマ
29 受信部
30 制御部
100 被検体
100a 管腔
100b 管腔内壁
301 輝度分布測定部
302 撮影制御部

Claims (4)

  1. 被検体に導入可能なカプセル型内視鏡装置であって、
    前記被検体内を撮像して、該被検体内の画像生成する撮像部と、
    前記撮像部が生成した前記画像輝度分布を測定する輝度分布測定部と、
    前記輝度分布測定部が測定した前記輝度分布において、輝度が所定値より低い領域が前記画像の中心部に分布する場合、前記撮像部のフレームレートを基準のフレームレートより大きいフレームレートに切り替える一方、輝度が所定値より低い領域が前記画像の中心部以外に分布する場合、前記撮像部のフレームレートを基準のフレームレートより小さいフレームに切り替える撮影制御部と、
    を備えることを特徴とするカプセル型内視鏡装置。
  2. 前記撮像部は、
    当該カプセル型内視鏡装置の長手方向における中心軸上に配置され、互いに異なる撮像領域を撮像する第1撮像部および第2撮像部を有し、
    前記輝度分布測定部は、
    前記第1撮像部が生成する1画像および前記第2撮像部が生成する2画像それぞれの輝度分布を測定し、
    前記撮影制御部は、
    前記輝度分布測定部が測定した前記第1画像および前記第2画像それぞれの輝度分布において、輝度が所定値より低い領域が前記第1画像および前記第2画像それぞれの中心部に分布する場合、前記第1撮像部および前記第2撮像部それぞれのフレームレートを基準のフレームレートより大きいフレームレートに切り替える一方、輝度が所定値より低い領域が前記第1画像または前記第2画像の中心部以外に分布する場合、前記第1撮像部および前記第2撮像部それぞれのフレームレートを基準のフレームレートより小さいフレームレートに切り替えることを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡装置。
  3. 前記輝度分布測定部は、前記第1画像および前記第2画像それぞれの複数の点状領域における輝度を用いて前記輝度分布を測定することを特徴とする請求項2に記載のカプセル型内視鏡装置。
  4. 前記撮影制御部は、前記撮像部のフレームレートを切り替え後、所定の時間が経過した場合、前記撮像部のフレームレートを基準のフレームレートに切り替えることを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡装置。
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