JP5814430B2 - プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置用電極 - Google Patents

プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置用電極 Download PDF

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Description

本発明は、内部にてプラズマにより所定のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置に関する。より詳しくは、プラズマの生成に消費される高周波による電界強度分布を制御するための電極構造を有するプラズマ処理装置に関する。
プラズマの作用により被処理体上にエッチングや成膜等の微細加工を施す装置としては、容量結合型(平行平板型)プラズマ処理装置、誘導結合型プラズマ処理装置、マイクロ波プラズマ処理装置等が実用化されている。このうち、平行平板型プラズマ処理装置では、対向する上部電極及び下部電極の少なくともいずれかに高周波電力を印加し、その電界エネルギーによりガスを励起させてプラズマを生成し、生成された放電プラズマによって被処理体を微細加工する。
近年の微細化の要請に伴い、比較的高い周波数を持つ電力を供給し、高密度プラズマを生成することが不可欠になってきている。図9に示したように、高周波電源915から供給される電力の周波数が高くなると、表皮効果により高周波の電流は、下部電極910の表面を伝搬して、下部電極910の上部表面を端部から中央部に向けて伝搬する。これによれば、下部電極910の中心側の電界強度が下部電極910の端部側の電界強度より高くなり、下部電極910の中心側では端部側よりガスの電離や解離が促進される。この結果、下部電極910の中心側のプラズマの電子密度は、端部側のプラズマの電子密度より高くなる。プラズマの電子密度が高い下部電極910の中心側ではプラズマの抵抗率が低くなるため、対向する上部電極905においても上部電極905の中心側に高周波による電流が集中して、さらにプラズマ密度の不均一が高まる。
これに対して、プラズマの均一性を高めるために、電極本体の下部中心にフラットな誘電体を埋設することが提案されている(たとえば、特許文献1を参照)。これによれば、図2(c)に示した誘電体920の作用により、誘電体920の下方にて電界強度分布E/Emaxを低下させることができる。
さらに、プラズマの均一性をより高めるために、図2(b)に示したように誘電体920をテーパ状に形成する方法も提案されている。これによれば、誘電体920の端部では中心部よりキャパシタンス成分が大きくなるため、図2(c)のフラットな誘電体を設けた場合より誘電体920の端部にて電界強度分布E/Emaxが低下しすぎない。この結果、より電界強度分布E/Emaxの均一性を高めることができる。
特開2004−363552号公報
しかし、基材905にテーパ状の誘電体920を埋め込む場合、誘電体920と基材905との接合には、接着剤やネジが用いられる。このとき、基材905はアルミニウム等の金属から形成され、誘電体920はセラミックス等から形成されるため、線熱膨張差が生じる。これを考慮して部材間に適当な隙間を設ける必要がある。
ところが、誘電体920がテーパ状であると、機械加工上の精度によりテーパ部分での寸法精度が悪くなる。この結果、熱膨張差による応力集中が生じる。これに加えて、接合界面の寸法公差のバラツキや誘電体の厚みの違いにより熱伝導差が生じることによっても応力集中が生じる。この応力集中により接合界面の接着剤が剥離する。このようにして剥離した接着剤が隙間から出てくることによりチャンバ内の汚染が発生する。
上記問題に鑑み、本発明は、プラズマ生成に消費される高周波の電界強度分布を制御することが可能なプラズマ処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、内部にて被処理体がプラズマ処理される処理容器と、前記処理容器の内部にて互いに対向し、その間に処理空間を形成する対向電極及び印加電極と、前記印加電極に接続され、前記処理容器内に高周波電力を出力する高周波電源と、を備えるプラズマ処理装置であって、前記対向電極及び前記印加電極の少なくともいずれかは、金属から形成された基材と、内部に複数の金属のプレート電極を埋設した状態で前記基材に嵌め込まれた誘電体と、駆動部を有し、該駆動部を駆動することにより該駆動部と前記プレート電極との物理的接続又は電気的接続を制御する駆動機構とを備え、前記プレート電極の電位を制御することでプラズマ生成に寄与する高周波の電界強度分布を制御することを特徴とするプラズマ処理装置。
また、本発明の別の観点によれば、印加された高周波電力によりガスからプラズマを生成し、生成されたプラズマを用いて被処理体をプラズマ処理するプラズマ処理装置用の電極であって、前記電極は、互いに対向し、その間にプラズマ処理空間を形成する対向電極及び印加電極のうちの少なくともいずれかであり、金属から形成された基材と、内部に金属のプレート電極を埋設した状態で前記基材に嵌め込まれた誘電体とを有し、駆動部を駆動することにより該駆動部と前記プレート電極との物理的接続又は電気的接続を制御する駆動機構を備えた、前記プレート電極の電位を制御することでプラズマ生成に寄与する高周波の電界強度分布を制御することを特徴とするプラズマ処理装置用の電極が提供される。
本発明によれば、プラズマ処理装置においてプラズマ生成に消費される高周波の電界強度分布を制御することができる。
本発明の一実施形態に係るRIEプラズマエッチング装置の縦断面図である。 図2(a)は同実施形態に係る上部電極の縦断面図であり、図2(b)(c)は従来の上部電極の縦断面図である。 同実施形態に係る複数層のプレート電極を上部電極に埋設させた場合の電界強度分布のシミュレーション結果を示した図である。 同実施形態に係る駆動機構の接続方式を概念的に示した図である。 同実施形態に係る駆動方法の一例を示した図である。 同実施形態に係る駆動方法の他の例を示した図である。 同実施形態に係る複数層のプレート電極を下部電極に埋設させた場合の縦断面図である。 同実施形態の変形例にかかる下部電極の縦断面図である。 一般的なプラズマ装置に印加される高周波の電流を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(プラズマ処理装置の全体構成)
まず、本発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る電極を上部電極に用いたRIEプラズマエッチング装置(平行平板型プラズマ処理装置)が示されている。RIEプラズマエッチング装置10は、被処理体に所望のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置の一例である。
RIEプラズマエッチング装置10は、減圧可能な処理容器100を有する。処理容器100は、小径の上部チャンバ100aと大径の下部チャンバ100bとから形成されている。処理容器100は、たとえばアルミニウム等の金属から形成され、接地されている。
処理容器の内部では、上部電極105及び下部電極110が対向配設され、これにより、一対の平行平板電極が構成されている。ウエハWは、ゲートバルブVから処理容器100の内部に搬入され、下部電極110に載置される。上部電極105及び下部電極110間のプラズマ生成空間では、処理ガスを導入して高周波電力のパワーによりプラズマが生成される。ウエハWは、そのプラズマによりエッチング処理される。
上部電極105は、上部基材105a、及び上部基材105a直上にて上部基材105aとともにシャワーヘッドを形成するガス拡散部(導電体のベースプレート)105bを有している。上部基材105aには、複数のガス導入管が貫通している。ガスは、ガス供給源115から供給され、ガス拡散部105bにて拡散された後、ガス拡散部105bに形成された複数のガス通路から上部基材105aのガス導入管を通って複数のガス穴105cに通され、処理容器内に導入される。
上部電極105には、上部に開口したリング状の溝部105dが設けられ、溝部105dにはリング電極105eが設けられている。リング電極105eは大気側に配置され、大気空間に配置されたモータ105fの動力により昇降するようになっている。リング電極105eを含む駆動機構は、適切に配置された図示しない絶縁部材により他の部材と絶縁されている。なお、上部電極105の構造については後程に詳述する。
下部電極110は、アルミニウム等の金属から形成された下部基材110aが絶縁層110bを介して支持台110cに支持されている。これにより、下部電極110は電気的に浮いた状態になっている。支持台110cの下方部分はカバー115にて覆われている。支持台110cの下部外周には、バッフル板120が設けられていてガスの流れを制御する。
下部電極110には、冷媒室110a1が設けられていて、冷媒導入管110a2のイン側から導入された冷媒が、冷媒室110a1を循環し、冷媒導入管110a2のアウト側から排出される。これにより、下部電極110を所望の温度に制御する。
下部電極110直上の静電チャック機構125では、絶縁部材125aに金属シート部材125bが埋め込まれている。電極部125bには直流電源135が接続され、直流電源135から出力された直流電圧が電極部125bに印加されることにより、ウエハWは下部電極110に静電吸着される。静電チャック機構125の外周には、たとえばシリコンにて形成されたフォーカスリング130が設けられていて、プラズマの均一性を維持する役割を果たしている。
下部電極110は、第1の給電棒140を介して第1の整合器145及び第1の高周波電源150に接続されている。処理容器内のガスは、第1の高周波電源150から出力された高周波の電界エネルギーにより励起され、これにより生成された放電型のプラズマによってウエハWにエッチング処理が施される。
下部電極110はまた、第1の給電棒140から分岐した第2の給電棒155を介して第2の整合器160及び第2の高周波電源165に接続されている。第2の高周波電源165から出力された、たとえば3.2MHzの高周波はバイアス電圧として下部電極110へのイオンの引き込みに使われる。
処理容器100の底面には排気口170が設けられ、排気口170に接続された排気装置175を駆動することにより、処理容器100の内部を所望の真空状態に保つようになっている。
上部チャンバ100aの周囲には、マルチポールリング磁石180a、180bが配置されている。マルチポールリング磁石180a、180bは、複数の異方性セグメント柱状磁石がリング状の磁性体のケーシングに取り付けられていて、隣接する複数の異方性セグメント柱状磁石同士の磁極の向きが互いに逆向きになるように配置されている。これにより、磁力線が隣接するセグメント磁石間に形成され、上部電極105と下部電極110との間の処理空間の周辺部のみに磁場が形成され、処理空間にプラズマを閉じこめるように作用する。
なお、以上に説明した本実施形態に係るプラズマ処理装置では、印加電極が下部電極110、対向電極が上部電極105となっているが、高周波電力は上部電極105に印加されても下部電極110に印加されてもよく、印加電極が上部電極105、対向電極が下部電極110となってもよい。
(電極構造)
以下、本実施形態に係る電極構造について図2(a)を参照しながら詳しく説明する。上部電極105は、前述のとおり、上部基材105a及びガス拡散部105bを有している。上部基材105aは、板状の金属から形成された基材の一例である。
上部基材105aの溝部105dは、リング状に掘られている。上部基材105aの中央部であって溝部105dの内側には円柱状のフラットな誘電体205が嵌め込まれている。誘電体205のプラズマが生成される側の面は上記基材105aから露出している。誘電体205は、石英、セラミックス等の誘電物質から形成されている。
誘電体205の内部には、3枚の金属のプレート電極210a、210b、210cが埋設されている。プレート電極210a、210b、210cは、誘電体205の内部にて互いに間隔をおいて積層されている。ここでは、プレート電極の積層枚数は3枚であるが、これに限られず、1枚であってもよく、2枚であってもよく、4枚以上であってもよい。
プレート電極210a、210b、210cは、パターン化されている。すなわち、3枚のプレート電極210a、210b、210cは、誘電体205の中心に対して同心円状に大きさの異なる開口を有している。各プレート電極の開口は、プラズマ生成空間側に位置するプレート電極程大きく形成されている。これにより、誘電体205の中央部にてプレート電極210a、210b、210cに段差をつけることができる。
プレート電極210a、210b、210cは、金属であればどんな素材を用いてもよい。たとえば、プレート電極にカーボン、アルミニウム、タングステン等を用いることができる。プレート電極210a、210b、210cは、すべて同一金属から形成される。プレート電極210a、210b、210cは、その外縁部に厚みのあるコネクタCを有し、後述するリング電極105eと電気的にカップリングしやすいように構成されている。プレート電極を誘電体に埋め込む製造方法の一例としては、たとえば、石英の誘電体205にカーボンのプレート電極210a、210b、210cをそれぞれ挟み込み、圧着する方法が考えられる。
(駆動機構)
溝部105dに設けられたリング電極105eは、図1に示したモータ105fの動力により昇降する。これにより、リング電極105eと各プレート電極210a、210b、210cの電気的接続状態が制御される。なお、リング電極105e及びモータ105fは駆動機構の一例であり、そのうちリング電極105eは駆動部の一例である。駆動部の他の例としては、棒状の電極が挙げられる。
リング電極105eの昇降により各プレート電極210a、210b、210cのコネクタCとリング電極105eとの距離を制御することによって、各プレート電極210a、210b、210cとのの電位が制御される。たとえば、リング電極105eが上部のプレート電極210aの近傍まで下がってきた場合、リング電極105eがプレート電極210aのコネクタCに近づき、プレート電極210aとリング電極105eとが電気的に接続される。本実施形態では、リング電極105eは、図示しないがグラウンド電位に保たれている。よって、本実施形態では、電気的に接続されるとはプレート電極210aがグラウンド電位に近づき、高周波電流がプレート電極210aの表皮を流れる状態をいう。
つまり、リング電極105eからプレート電極210aのコネクタCまでの間隔が、高周波電力のスキンデプスより小さくなったとき、プレート電極210aとリング電極105eとが電気的に接続される。スキンデプスとは、導電体の表面部分を実質的に高周波の電流が通過する表皮の厚さを示す。よって、本実施形態のようにリング電極105eからプレート電極までの距離がスキンデプスより小さければ、高周波の電流は、プレート電極210aの表面を流れる。一方、リング電極105eからプレート電極までの距離がスキンデプスを超えれば、高周波の電流は、プレート電極の表面を流れることができない。この結果、プレート電極は、グラウンド電位よりある程度高いフローティング電位になる。このようにして、プレート電極の電位を制御する。
なお、スキンデプスは次の式から定義される。
δ=(2/ωσμ)1/2
ただし、ω=2πf(f:周波数)、σ:導電率、μ:透磁率
その後、リング電極105eが中央のプレート電極210bの近傍まで下がり、リング電極105eがプレート電極210bのコネクタCに近づくと、プレート電極210a及びプレート電極210bとリング電極105eとが電気的に接続される。よって、この状態では、プレート電極210a及びプレート電極210bがグラウンド電位に制御される。
その後、リング電極105eが下部のプレート電極210cの近傍まで下がり、リング電極105eがプレート電極210cのコネクタCに近づくと、プレート電極210cとリング電極105eとが電気的に接続される。よって、この状態では、すべてのプレート電極210a、プレート電極210b及びプレート電極210cがグラウンド電位に制御される。
このようにして各プレート電極の電位を制御するために、コネクタCの端部からリング電極105eまでの距離P1は、プレート電極のうち上部のプレート電極210aから誘電体205の上面までの距離P2より十分に小さく形成されている。これにより、プレート電極210aと誘電体205上の上部基材105aの金属とが電気的に接続されてしまうことを回避し、各プレート電極210a、210b、210cをグラウンド電位及びフローティング電位に精度よく制御することができる。
すなわち、本実施形態では、距離P2を距離P1より十分に長くすることによって、プレート電極210aと上部基材105aとの間(距離P2部分)に生じるインピーダンスZ2を、リング電極105eと各コネクタCとの間(距離P1部分)に生じるインピーダンスZ1より十分に大きくする。この状態で、リング電極105eと各コネクタCとの間の距離P1を制御することにより、各電極210a、210b、210cをグラウンド電位又はフローティング電位に制御する。
また、本実施形態では、プレート電極のコネクタCの部分をプレートの部分より厚くすることによってカップリングしやすいように工夫している。リング電極105eと各コネクタCとの間の誘電体に誘電率の高い物質を用いるとさらにカップリングしやすくなり、各プレート電極の電位制御の精度を高めることができる。
(プレート電極と電界強度分布との関係)
次に、プレート電極の上記電位制御と電界強度分布との関係について説明する。図2(c)に示したように、上部電極905の中心にフラットな誘電体920を埋設した場合、電極中央での電界強度分布E/Emaxが低下する。高周波の電流が上部電極905の金属表面を流れる際、上部電極905の中心部に設けられた誘電体920の容積に応じたキャパシタンス成分と上部電極905の下面近傍のシースのキャパシタンス成分とにより分圧が生じ、誘電体905の下部にて高周波の電界強度に分散が生じるためである。
電界強度分布を改善するために、図2(b)に示したように、誘電体920をテーパ状にすると上部電極900の端部から中央に向けて電界強度分布E/Emaxの均一性が高められる。誘電体920の端部では中心部よりキャパシタンス成分が大きくなるため、フラットな誘電体920を設けた場合より誘電体920の端部にて電界強度分布E/Emaxが低下しすぎず、均一な電界強度分布が得られるためである。
しかしながら、誘電体920がテーパ状であると、機械加工上の精度によりテーパ部分での寸法精度が悪くなる。この結果、熱膨張差による応力集中が生じ、接合界面の接着剤が剥離してチャンバ内の汚染の原因となる。
そこで、本実施形態では、プレート電極を誘電体205内に埋め込むことにより、電界強度分布E/Emaxの均一性を高める。以下、図3のシミュレーション結果に基づきプレート電極の配置とその作用及び効果について詳述する。
シミュレーション条件としては、誘電体205の中央から各プレート電極210a、210b、210cまでの距離(各プレート電極210a、210b、210cの開口の半径)rを40mm、80mm、120mmにそれぞれ設定した。なお、誘電体205の半径は150mmであり、石英から形成されている。
誘電体205の厚さaは、4、10、16mmと可変とした。誘電体205の厚さaが4mmの場合、隣接するプレート電極の中心間の距離b(及び誘電体上面から上部プレート電極210aの中心までの距離b)は1mm、誘電体下面から下部プレート電極210cの中心までの距離cは1mmである。プレート電極の厚さは0.8mmに設定したので、プレート電極間の距離は0.2mmとなる。
誘電体205の厚さaが10mmの場合、隣接するプレート電極の中心間の距離b(及び誘電体上面から上部プレート電極210aの中心までの距離b)は3mm、誘電体下面から下部プレート電極210cの中心までの距離cは1mmである。この場合にもプレート電極の厚さは0.8mmであるので、プレート電極間の距離は2.2mmとなる。
誘電体205の厚さaが16mmの場合、隣接するプレート電極の中心間の距離b(及び誘電体上面から上部プレート電極210aの中心までの距離b)は5mm、誘電体下面から下部プレート電極210cの中心までの距離cは1mm、プレート電極間の距離は4.2mmとなる。
各プレート電極210a、210b、210cのシート抵抗率は、2Ω/□以下の低抵抗にする必要がある。各プレート電極の外縁部と内縁部とをほぼ等電位にすることにより、プレート電極の金属表面を流れる電流量を、上部基材105aの金属表面を流れる電流量とほぼ同じにするためである。この結果、プラズマ側から見ると、上部基材105aと各プレート電極とは一体として見える。これにより、各プレート電極のプラズマ側と反対側に位置する誘電体205の部分は存在しないに等しくなる。つまり、プラズマから見て誘電体205のうち各プレート電極の背面側にある部分は、各プレート電極により遮断される。
よって、各プレート電極210a、210b、210cの開口径を変えてプラズマ側からプレート部分の段差が見えるように各プレート電極を配置することにより、すべてのプレート電極210a、210b、210cがグラウンド電位に制御されている場合には、誘電体205の端部側では中心側より3段階の段差をもってキャパシタンス成分が変化する。この結果、図3のグラフのGND
4(0.2)(すなわち、すべてのプレート電極の電位がグラウンドであって誘電体の厚さが4mm、電極間距離が0.2の場合)、GND
10(2.2)、GND 16(4.2)に示したように、図2(c)のフラットな誘電体920を設けた場合より誘電体の端部にて電界強度分布E/Emaxが低下しすぎず、均一な電界強度分布を得ることができる。これにより、本実施形態によって、図2(b)に示した誘電体をテーパ状にした場合と類似した効果を得ることができる。
また、グラフの結果からすべてのプレート電極がほぼグラウンド電位の場合のグラフのGND
4(0.2)、GND 10(2.2)、GND 16(4.2)では、誘電体205の厚さが大きいほど電界強度分布E/Emaxを低下させる効果は大きいことがわかる。
また、すべてのプレート電極がフローティング電位の場合のグラフのGND
4(0.2)、GND 10(2.2)、GND 16(4.2)では、すべてのプレート電極がグラウンド電位の場合より電界強度分布E/Emaxを低下させる効果は小さいことがわかる。
ただし、すべてのプレート電極がグラウンド電位又はフローティング電位のいずれの場合も、プレート電極が埋設されていない誘電体の場合(all
Qz)より電界強度分布E/Emaxを低下させる効果があることがわかる。
本実施形態によれば、高周波の電流が上部電極側の上部基材105aの金属表面を流れる際、上部基材105aに嵌め込まれた誘電体205に応じたキャパシタンスにより高周波のエネルギーに分散が生じる。よって、誘電体表面では基材表面に比べて高周波の電界強度分布を低下させることができる。これに加えて、本発明に係る電極によれば、前記誘電体内にプレート電極が埋設されている。高周波の電流は、導電性カバーの金属表面を流れるとともに誘電体内にプレート電極の表皮にも流れるように電位制御された場合、各プレート電極のプラズマ側と反対側に位置する誘電体の部分は存在しないに等しくなる。これにより、高周波の電界強度分布を均一化することができる。
また、本実施形態によれば、上部電極105がプラズマにより削れたときにもプレート電極210a、210b、210cが誘電体205から露出していないため、プレート電極の損傷を防ぐことができる。また、誘電体内にプレート電極210a、210b、210cを埋設することにより、複数枚のプレート電極に段差をつける構造を実現することができる。
プレート電極210a、210b、210cは、一枚であってもよいが、本実施形態のように複数枚配置されていると、プロセス条件が変わって電界強度分布が変わったときにも対応できる。すなわち、プロセス条件に応じて駆動機構を動かして各プレート電極の電位をグラウンド電位又はフローティング電位に切り替える。たとえば、上部電極105の中央の電界強度が非常に高い場合には、3つのプレート電極をカップリングして、3つのプレート電極210a、210b、210cの電位をグラウンドにする。一方、中央の電界強度がさほど高くない場合には、一番上部のプレート電極210aのみカップリングする。このようにして、各プレート電極の電位の状態を制御することにより、プレート電極同士のオーバラップ量で静電容量を可変にすることができるため、プロセス条件が変化しても、それに応じて高周波の電界強度分布を均一化することができる。
(具体的駆動方法)
次に、リング電極105eとプレート電極210a、210b、210cとの接続方式について図4を参照しながら概念的に説明するとともに、リング電極105eの具体的駆動方法について図5,6に基づきいくつかの例を説明する。
リング電極105eとプレート電極210a、210b、210cとの接続方式としては、接触方式でもよく非接触方式でもよい。たとえば、前述したように図4(a)のコンデンサ接続方式の他、図4(b)の接触接続方式がある。図4(b)の接触接続方式では、図4(a)のようにプレート電極210a、210b、210cの端部にコネクタCは必要なく、リング電極105eの昇降状態により各プレート電極の端部Qがリング電極105eと直接接触したり、非接触になったりすることにより各プレート電極との物理的接続を制御する。これにより、各プレート電極の電位の状態を制御する。
リング電極105eの具体的駆動方法としては、(1)リング電極105eを回転させずに昇降させる場合、(2)リング電極105eを回転させながら昇降させる場合、(3)リング電極105eを昇降させずに回転させる場合が挙げられる。いずれの場合も、図4(a)のコンデンサ接続方式及び図4(b)の接触接続方式に使用することができる。
たとえば、図4に示した(1)の昇降制御では、リング電極105eとして3等配以上の直動ガイド機構を設置し、直動ガイド機構に動力を伝えることにより、直動ガイド機構を昇降させる。動力発生源は、直動変換付きモータ(たとえば、サーボ・ステッピング)の他、圧縮空気により動作するアクチュエータや電磁ソレノイドアクチュエータ等が挙げられる。磁気的な駆動でもよく電気的な駆動でもよい。
ただし、圧縮空気により動作するアクチュエータを使用した場合、各プレート電極210a、210b、210cの全接続又は全非接続のみを制御でき、一部接続は制御できない。一方、直動変換付きモータや電磁ソレノイドアクチュエータを使用した場合、リング電極105eを3つの位置にそれぞれ制御することにより、全接続、プレート電極210a及びプレート電極210bの接続、プレート電極210aの接続のリング電極105eの3つのポジションを制御可能である。(1)の昇降制御では、リング電極105eは回転しない。
図5に示した(2)の回転昇降制御では、リング電極105eの外周(内周でもよい)にネジ状のらせん状溝を形成し、ボールネジ機構Rを介してリング電極105eにモータ(たとえば、サーボ・ステッピング)の動力を伝えることにより、リング電極105eを回転させながら昇降させる。これによれば、リング電極105eの位置制御により、全接続、プレート電極210a及びプレート電極210bの接続、プレート電極210aのみの接続が可能である。
(3)の回転制御では、図6(a)(b)に示したように、リング電極105eの内壁側にくぼみ105e1を設けるとともに、誘電体205の外壁側に花びら状に凹凸を形成する。図6(a)は上部基材105aを省略し、リング電極105eと誘電体205のみを描いた斜視図であり、図6(b)は、図6(a)の1−1断面図の状態変化を示した図である。
リング電極105eの内壁側のくぼみ105e1は等間隔に形成されている。また、誘電体205の花びら状の突出部205aもくぼみ105e1と同じ等間隔に形成されている。リング電極105eにモータ(たとえば、サーボ・ステッピング)の動力を伝えてリング電極105eを回転することにより、電気的な接続モードと非接続モードとに切り替えることができる。
接続モードは、図6(b)の上部に示したように、くぼみ105e1と突出部205aとが対向せず、リング電極105eの内壁と突出部205aとが対向する位置にリング電極105eを回転させた場合である。この接続モードでは、プレート電極とリング電極とが電気的に接続され、プレート電極はグラウンド電位になる。
非接続モードは、図6(b)の下部に示したように、くぼみ105e1と突出部205aとが対向する位置にリング電極105eを回転させた場合である。この非接続モードでは、プレート電極とリング電極とが電気的に非接続になり、プレート電極はフローティング電位になる。
(3)の回転制御は、特にコンデンサ接続方式に適している。これによれば、(1)の昇降制御及び(2)の回転昇降制御では不可能な接続、たとえば、全接続、プレート電極210a及びプレート電極210bの接続、プレート電極210aのみの接続に限らず、プレート電極210a及びプレート電極210cの接続や、プレート電極210b及びプレート電極210cの接続も可能となる。しかし、接続点は、均等等配接続にはなっても全周接続にはならない場合がある。
なお、(3)の回転制御では、リング電極105eは昇降しない。また、リング電極105e及び誘電体205に凹凸を形成する替わりに、リング電極105e又は誘電体205をくし歯状(ギア状)にしてもよい。
さらに、以上の(1)〜(3)の制御方法では、リング電極側が回転又は昇降したが、リング電極側を固定にし、電極側を回転又は昇降させるようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、上部電極を例に挙げて説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、本発明では、プレート電極は下部電極に設けられていてもよい。図7にプレート電極210a、210b、210cを下部電極110に埋め込んだ構成を示す。この場合、静電チャック機構125に設けられた金属電極125bの下方にて誘電体500にプレート電極210a、210b、210cが埋設される。
本発明に係る下部電極は、図8に示した構成を有してもよい。図8に示した下部電極では、誘電体205の基材の下面中央以外の表面全体が導電性カバー300で覆われている。導電性カバー300は、たとえばアルミニウム、カーボン、チタン、タングステン等の金属から形成されている。導電性カバー300は、溶射、テープ又はシート状部材の貼り付け、イオンプレーティング、メッキのいずれかにより、誘電体205の基材に密着させて数十μmの厚さに形成される。これによれば、高周波の電流が導電性カバー300の金属表面を流れる際、導電性カバー300の開口部にある誘電体205の基材に応じたキャパシタンスにより高周波のエネルギーに分散が生じる。よって、誘電体205にて基材を形成した場合、金属にて基材を形成した場合に比べて導電性カバー300の開口部にて高周波の電界強度分布を低下させることができる。これに加えて、誘電体205の基材には、プレート電極210a、210b、210cが埋め込まれている。これにより、プラズマから見てプレート電極210a、210b、210cの背面側にある部分は、各プレート電極210a、210b、210cにより遮断される。よって、プレート電極がグラウンド電位に制御されている場合には、誘電体205の端部側では中心側よりキャパシタンス成分が大きくなる。この結果、プレート電極210a、210b、210cの端部にて電界強度分布E/Emaxが低下しすぎず、均一な電界強度分布を得ることができる。
また、基材105aの表面全体を耐プラズマ性の高いイットリアにより溶射することによって(FCコート)、表面溶射層310を形成することもできる。表面溶射層310の厚さは、100〜200μm程度がよい。
また、表面溶射層310を剥離後、再溶射することにより、簡単に電極を再生できる。
本発明に係るプラズマ処理装置は、上記実施形態に示した平行平板型のプラズマ処理装置に限られず、ICP(Inductively
Coupled Plasma)プラズマ処理装置等の装置に使用することができる。また。本発明は、エッチング処理装置、CDV処理装置、太陽電池用のプラズマ処理装置に適用可能である。
また、例えば、上記実施形態では、高周波電力は下部電極に印加されたが、本発明に係るプラズマ処理装置では、上部電極及び下部電極のいずれかに高周波電力を印加してもよいし、双方の電極に印加してもよい。
10 プラズマエッチング装置
100 処理容器
105 上部電極
105a 上部基材
105b ガス拡散部
105c ガス穴
105d 溝部
105e リング電極
105e1 くぼみ
105f モータ
110 下部電極
110a 下部基材
125 静電チャック機構
150 第1の高周波電源
205、500、920
誘電体
205a 突出部
210a、210b、210c
プレート電極
E/Emax 電界強度分布
C コネクタ



Claims (14)

  1. 内部にて被処理体がプラズマ処理される処理容器と、前記処理容器の内部にて互いに対向し、その間に処理空間を形成する対向電極及び印加電極と、
    前記印加電極に接続され、前記処理容器内に高周波電力を出力する高周波電源とを備えるプラズマ処理装置であって、
    前記対向電極及び前記印加電極の少なくともいずれかは、
    金属から形成された基材と、
    内部に複数の金属のプレート電極を埋設した状態で前記基材に嵌め込まれた誘電体とを備え、
    駆動部を駆動することにより該駆動部と前記プレート電極との物理的接続又は電気的接続を制御する駆動機構とを備え、
    前記プレート電極の電位を制御することでプラズマ生成に寄与する高周波の電界強度分布を制御することを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記駆動機構は、前記駆動部を回転させずに昇降させるか、前記駆動部を回転させながら昇降させるか、又は昇降させずに回転させるかのいずれかにより前記駆動部と前記プレート電極との物理的接続又は電気的接続を制御する請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記駆動部はリング電極である、請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記プレート電極は、前記誘電体の内部にて互いに間隔をおいて複数枚積層され、前記駆動機構は、前記駆動部を駆動することにより該駆動部と前記複数枚のプレート電極のそれぞれとの物理的接続又は電気的接続を制御する請求項1〜3のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記複数枚のプレート電極は、前記誘電体の中心に対して同心円状に大きさの異なる開口を有している請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記複数枚のプレート電極の開口は、プラズマ生成空間側に位置するプレート電極程大きい請求項5に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記複数枚のプレート電極は、同一金属から形成されている請求項4〜6のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記プレート電極のシート抵抗率は、2Ω/□以下である請求項1〜7のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記誘電体のプラズマ生成空間側の面の少なくとも一部は、前記基材から露出している請求項1〜8のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記プレート電極が埋め込まれた電極は、上部電極であり、
    前記上部電極には、複数のガス導入管が貫通している請求項1〜9のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記上部電極の誘電体上方には、前記複数のガス導入管と連通し、ガスを拡散するガス拡散部が設けられている請求項10に記載のプラズマ処理装置。
  12. 前記誘電体のプラズマ生成空間側の面はイットリウム含有物質が溶射され、表面が溶射層で覆われている請求項10又は請求項11に記載のプラズマ処理装置。
  13. 前記プレート電極が埋め込まれた電極は、下部電極であり、
    前記下部電極の静電チャック機構に設けられた金属電極の下方にて前記下部電極の誘電体に前記プレート電極が埋設されている請求項1〜12のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  14. 印加された高周波電力によりガスからプラズマを生成し、生成されたプラズマを用いて被処理体をプラズマ処理するプラズマ処理装置用の電極であって、
    前記電極は、互いに対向し、その間にプラズマ処理空間を形成する対向電極及び印加電極のうちの少なくともいずれかであり、
    金属から形成された基材と、
    内部に金属のプレート電極を埋設した状態で前記基材に嵌め込まれた誘電体とを有し、
    駆動部を駆動することにより該駆動部と前記プレート電極との物理的接続又は電気的接続を制御する駆動機構を備えた、前記プレート電極の電位を制御することでプラズマ生成に寄与する高周波の電界強度分布を制御することを特徴とするプラズマ処理装置用の電極。
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