JP5813245B2 - 電気機械的切除による手術用切除器具 - Google Patents

電気機械的切除による手術用切除器具 Download PDF

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Description

本願は、手術器具、特に、処置領域に手術エネルギー(例えば、凝固、組織の気化、および/または他の治療効果用)を与えるための機械的切断刃および一つ以上の電極を有する手術用切除器具に関する。
組織、骨および/または他の人体材料を剃り、切除し、切断および/または除去するために使用される手術器具は周知である。この手術器具は細長の内側チューブに配置された回転刃のような切断面を有する。その回転刃は、切除ウインドウを有する細長い外側チューブ内を回転する。内側および外側チューブはともに手術用切断器具またはユニットを形成する。概して、細長い外側チューブは遠位端を有し、外側チューブの遠位端側に配置された開口部または切除ウインドウを画定する。外側チューブの切除ウインドウは内側チューブの切断面(典型的に、内側チューブの遠位端側に配置された)を組織、骨および/または除去されるべき他の人体材料に対して露出させる。付勢された持ち手部は、外側チューブハブ(内側チューブの近位端に接続された)が持ち手部に固定されて、かつ、内側チューブハブ(内側チューブの近位端に接続された)が付勢された持ち手部によって緩く保持され、持ち手部のモータによって回転されながら、外側チューブに関して内側チューブを回転させるように使用される。
いくつかの器具において、内側チューブは空洞であり、その遠位端付近の側面に切除ウインドウを有する。内側チューブが外側チューブの内部で回転するに従い、内側チューブの切除ウインドウが外側チューブの切除ウインドウとアライメントされ、その後ミスアライメントされることにより、組織、骨等は切除または剃られる。この点において、従来の切除器具は、内側チューブが外側チューブ内を回転するに従い、少量の骨、組織等をつまむか除去する程度である。
いくつかの器具において、内側チューブを通じて真空が与えられ、除去または剃られるべき人体材料は内側および外側チューブのウインドウ内に引き込まれる、これらのウインドウがアライメントされ、それによって組織を切除し、剃ることが容易になる。その後、組織は吸引力によって内側チューブ内を通過していく。灌流液を供給することもよくある。灌流液は、内側および外側チューブの間に設けられる流路を通じて手術サイトに供給される。
内視鏡手術においてマイクロデブリーダのシェーバ刃が通常使用される。シェーバ刃は、解剖の特定の領域において組織の高速切除を与える。外科医は、最小の侵襲的切開または自然な開口を通じて手術を行うことができる。この種の器具を使用する際のひとつの挑戦は、施術中に出血を遅くするか停止(止血)することである。施術中の適切な止血を維持するためのひとつの解決法は、電気焼灼器具を使用することである。これは同じ最小侵襲手術領域内で使用される。最小侵襲施術において、外科医が電気焼灼器具用の切除器具を交換する度に、施術を実行するのに必要な時間がそれに応じて増加し、器具の交換のために解剖に精神的外傷を与えるリスクがある。よって、一つの器具で両方の機能を実行することができるように、機械的切除および電気焼灼器具を組み合わせることが有利である。電気焼灼を実行することができるマイクロデブリーダのシェーバ刃を与えることにより、手術サイトでツールを交換する必要が減少するかまたは無くなる。
電気焼灼には、2つの標準タイプ、すなわち、双極および単極がある。単極の焼灼は手術サイトで一つの電極を使用する。患者の体のどこか(典型的には、患者の皮膚の上)に配置された中性電極を使って、患者を通じて安全なエネルギーを流す十分なエネルギーを分配する。双極の焼灼は別々の中性電極を使用しない。その代わり、双極の焼灼は手術サイトで2つの電極を使って、エネルギーを分配しかつ回収する。すなわち、双極デバイスは、手術サイトに2つの電極を提供し、ひとつは活性電極であり、もう一つはリターン電極である。
電気焼灼を実行するために、双極エネルギー電極を有するマイクロデブリーダのシェーバ刃を与えることが知られている。切除または剃りは、デバイスを通じて吸引が与えられながら、内側の刃を回転させる(または、いくつかのデバイスとともに振動する)ことによって起こる。電気焼灼を達成するのに適当な電気信号は活性電極を通じて印加され、組織はデバイスの使用中に止血できるよう焼灼される。
電気的エネルギーのみを使って手術を行うことも周知である。例えば、電気メスのような切除デバイスは手術領域を完全に除去するのに使用される。例えば、このデバイスを使用して扁桃腺切除手術を行うことができる。これらの電気手術デバイスは概して組織に係合する移動部分を有しない。よって、組織を除去するのに電気的エネルギーが使用されるこれらの施術は、しばしばオープンで実行され、切除電極に組織を接触させるために手動操作器具を使用する。
本発明の実施形態にかかる態様に従い、機械的動作および吸引を使って、組織と係合する機械的切除装置は、組織を気化させるのに十分な切除エネルギーを適用する。デバイスが回転動作(例えば、デバイスが、側方を向いた切除ウインドウを有する外側切除刃内で回転する側面切除ウインドウを有する回転内側切除刃を有する)を使用するとき、(内側切除刃の)回転動作は典型的なマイクロデブリーダの速度より非常に遅くできる(ひとつの実施形態において、速度は約60rpm以下)。回転および吸引は、組織と係合するのに使用され(内側および外側刃の切除ウインドウがアライメントされたとき切除ウインドウ内に組織が吸引される)、かつ切除部材は電極としても機能しかつ電気的切除信号が印加され、その結果、切除部材のひとつ(すなわち、内側切除刃)が回転するに従い切除部材は組織を電気的に切除する。電気機械的作用は、従来の機械的な切除に比べ、より清潔で、より正確で、より大きい部分の組織を掴むことができる。高速での純粋に機械的な切除はしばしば、組織をつまみ(大きく掴むためには複数の回転が必要となる)、切除ウインドウがオープンしている比較的短い時間フレームのために、組織のより小さいつまみに制限される。
好適には、電気的切除信号は、切除ウインドウがアライメントされている間のみ印加され、組織の切除が完了するまで、内側切除刃の回転(または他の振動動作)によりミスアライメントされる。切除信号は、好適には、その後停止され、切除ウインドウがミスアライメントされ不所望な組織の気化が生じない。切除ウインドウがミスアライメントされる間、凝固信号が切除部材に印加され、その結果、デバイスは電気焼灼デバイスとして機能し、それによって出血を最小限にしまたは停止させる。
電気焼灼信号は、内側切除刃の回転の一部の時間でのみ印加されるのが好ましい。好適には、電気焼灼信号は、切除ウインドウがミスアライメントされているときのみ印加される(すなわち、電気焼結信号は組織がアライメントされたウインドウ内に吸引される時には印加されない)。すべての時間において電気焼灼信号を印加することは、器具の先端の温度を上昇させ、焼痂を引き起こし(組織/血液のやけど)および切除器具の機械的ベアリング面の潜在的なゴーリングを生じさせる。間欠的な電気焼灼信号の印加は、組織に与えるエネルギーの量を減少させ、器具の加熱を減少させる。それにより焼痂が最小化されまたは無くなる。本発明のこの態様は、電気的切除能力(組織気化)を有するかまたは有しない機械的切除マイクロデブリーダに応用可能である。
本発明の実施形態にかかるいくつかの態様に従い、手術用切除器具は、第1の切除刃、第2の切除刃、少なくともひとつの第1の電極および制御回路を有する。第1の切除刃は、遠位端および近位端を含む中空ボディを有し、遠位端において側方を向いて配置された切除ウインドウを有する。切除ウインドウは切除エッジを含む。第2の切除刃は、第1の切除刃の内側に移動可能に配置され、遠位端を有し、第1の切除刃の内部で動くことにより、切除ウインドウの切除エッジとともに組織を切除する。少なくともひとつの第1の電極が、第1の切除刃の遠位端において少なくとも切除エッジに隣接して配置される。制御回路は、少なくともひとつの第1の電極に供給される電力信号を制御するように構成される。制御回路は、第1の切除刃に対する第2の切除刃の位置、第2の切除刃の回転速度、またはそれらの両方に基づいて、電力信号を変化させる。
上記構造を有する手術用切除器具は、制御回路により少なくともひとつの第1電極に供給される電力信号に応じて、選択的に組織を気化または凝固することができる。
実施形態かかるいくつかの態様に従い、第2の切除刃は、切断されるべき組織が切除ウインドウに入ることが可能な第1の位置と、切断されるべき組織が切除ウインドウによって切断される第2の位置との間で移動する。制御回路は、第2の切除刃が第1の位置にある間の時間の少なくとも一部において第1の電力信号を供給し、第2の切除刃が第2の位置にある間の時間の少なくとも一部において、第1の電力信号と異なる第2の電力信号を供給する。第1の電力信号により、例えば、前記組織は切除または凝固される。いくつかの実施形態に従い、第2の電力信号により、組織は凝固または焼灼される。
他の実施形態かかるいくつかの態様に従い、第2の電力信号はゼロパワーである(すなわち、第2の電力信号により組織は気化または凝固されない)。
実施形態にかかるいくつかの態様に従い、制御回路により供給される電力信号は単極信号である。
実施形態にかかるいくつかの態様に従い、第1の切除刃の遠位端の少なくとも一部を覆って絶縁層が配置される。また、少なくともひとつの第2の電極は、絶縁層の少なくとも一部を覆って配置され、かつ、制御回路に電気的に接続される。この構成において、制御回路によって供給される電力信号は双極信号である。
実施形態にかかるいくつかの態様に従い、第1の切除刃の遠位端において切除ウインドウを通じて吸引が適用される。
実施形態にかかるいくつかの態様に従い、第2の切除刃は、手術用切除器具の長手方向軸線の回りを回転する。
実施形態にかかるいくつかの態様に従い、第2の切除刃は、手術用切除器具の長手方向軸線方向に沿って往復運動する。
実施形態にかかるいくつかの態様に従い、制御回路は、第1の切除刃に対する第2の切除刃の位置、第2の切除刃の回転速度、またはその両方を検出するセンサを有する。制御回路は、好適には、第1の切除刃に対する第2の切除刃の検出された位置に基づいて、電力信号を変化させるプロセッサを有する。
実施形態にかかるいくつかの態様に従い、制御回路は、第2の切除刃に接続された少なくともひとつの動く電気的コンタクトと、第2の切除刃が移動するに従い、当該動く電気的コンタクトと間欠的に接触する少なくともひとつの固定されたコンタクトとを有する。
実施形態にかかるいくつかの態様に従い、第2の切除刃は、遠位端の切除部の少なくとも一部が切除ウインドウに面する第1の位置と、遠位端の切除部が切除ウインドウに面しない第2の位置との間で移動する。また、制御回路は、第2の切除刃が第1の位置にある間の時間の少なくとも一部において第1の電力信号を供給し、第2の切除刃が第2の位置にある間の時間の少なくとも一部において、第1の電力信号とは異なる第2の電力信号を供給する。第1の電力信号は組織を気化(電気的切除)するには十分である。第2の電力信号は組織を凝固させるには十分である。
他の実施形態にかかるいくつかの態様に従う手術用切除器具は、第1の切除刃、第2の切除刃、少なくともひとつの電極、センサおよびプロセッサを有する。第1の切除刃は、遠位端および近位端を含む中空ボディと、遠位端近傍におい第1の切除刃の側面に配置された切除ウインドウを有する。第2の切除刃は、遠位端および近位端を含む中空ボディを有し、切除ウインドウは、遠位端近傍において第2の切除刃の側面に配置されている。その結果、第1および第2の切除刃の切除ウインドウ内に組織を吸引するべく第2の切除刃の内側ボアを通じて真空が与えられている間に、第2の切除刃を第1の切除刃の内側で回転させることにより、手術用切除器具は組織を切断することができる。少なくともひとつの第1電極は、第1の切除刃の遠位端の少なくとも切除ウインドウに隣接して配置される。センサは、第1の切除刃に対する第2の切除刃の回転位置を検出する。プロセッサは、第1の切除刃に対する第2の切除刃の検出された回転位置に少なくとも部分的に基づいて、少なくともひとつの第1電極に供給される電力信号を制御する。特に、プロセッサは、第1および第2の切除刃の切除ウインドウが互いにアライメントされている間の時間の少なくとも一部において第1の電力信号を供給し、第1および第2の切除刃の切除ウインドウが互いにアライメントされない間の時間の少なくとも一部において、第1の電力信号とは異なる第2の電力信号を供給する。第1の電力信号は組織を気化(電気的切除)させるのに十分である。第2の電力信号は組織を凝固させるのに十分である。
他の実施形態にかかるいくつかの態様に従い、手術用切除器具は、第1および第2の切除刃、少なくともひとつの電極、および制御回路を有する。第1の切除刃は、遠位端および近位端を有する中空ボディを含み、切除ウインドウは、遠位端付近の第1の切除刃の側面に配置されている。第2の切除刃は、近位端および遠位端を含む中空ボディを有し、切除ウインドウは遠位端付近の第2の切除刃の側面に配置されている。第2の切除刃は第1の切除刃の内側に回転可能に配置されている。その結果、第1および第2の切除刃の切除ウインドウ内に組織を吸引するべく第2の切除刃の内側ボアを通じて真空が与えられている間に、第2の切除刃を第1の切除刃の内側で回転させることにより、手術用切除器具は組織を切断することができる。少なくともひとつの第1の電極は第1の切除刃の遠位端において少なくとも切除ウインドウに近接配置されている。制御回路は、少なくとも第2の切除刃に接続されかつ少なくともひとつの第1の電極に電力信号を供給する。特に、制御回路は、第1および第2の切除刃の切除ウインドウが互いにアライメントされている間の時間の少なくとも一部において第1の電力信号を供給し、第1および第2の切除刃の切除ウインドウが互いにアライメントされない間の時間の少なくとも一部において、第1の電力信号とは異なる第2の電力信号を供給する。第1の電力信号は組織を気化(電気的切除)させるのに十分である。第2の電力信号は組織を凝固させるのに十分である。
本願発明の手術装置のさまざまな実施形態が、図面を参照して詳細に説明される。
図1は、手術器具、制御ユニット、流体源および吸引源を有する手術器具システムの略示図である。 図2は、実施形態に従う手術器具の断面図である。 図3は、実施形態に従う回転センサシステムを有する手術器具の一部断面図である。 図4は、切除ウインドウが完全にアライメントされた状態の図3に示す手術器具の遠位端の断面図である。 図5は、切除ウインドウが完全にミスアライメントされ、その結果切除ウインドウを通じて吸引が行われない状態の図4に類似の断面図である。 図6Aは、内部切除刃の磁気部材および外側切除刃の強磁性材料からなる磁気透過部材を示す断面図である。 図6Bは、内側切除刃が180°回転し、磁気透過部材の磁気フラックスの方向が逆向きであることを除いて、図6Aと類似の断面図である。 図7は、外側切除刃の磁気透過部材に対して配置された二軸線形磁気センサを示す。 図8Aは、単極信号を受信するためのひとつの電極を備える切除器具の実施形態を示す。 図8Bは、単極信号を受信するためのひとつの電極を備える切除器具の実施形態を示す。 図8Cは、単極信号を受信するためのひとつの電極を備える切除器具の実施形態を示す。 図9は、双極信号を受信するための2つの電極を備える切除部の実施形態を示す。 図10は、焼灼信号を与えるべく内側切除刃の駆動ギアにリーフスプリングが接触している実施形態の側面図である。 図10に示す内側切除刃の斜視図である。 図12は、焼灼信号を与えるよう内側切除刃の外側面にリーフスプリングが接触する実施形態の側面図である。 図13は、図12に示す内側切除刃の断面図である。 図14は、内側および外側切除刃の相対位置を決定するためのLVDTを有する実施形態を示す。 図15は、図14に示す内側切除刃の背面図である。 図16は、切除刃の位置を検知するための他のセンサ装置を示す。 図17は、焼灼エネルギーおよび気化エネルギーの両方が選択的に印加される実施形態を示す図10に類似の側面図である。 図18は、焼灼エネルギーおよび気化エネルギーの両方が選択的に印加される実施形態を示す図11に類似の側面図である。 図19は内側切除刃が往復運動する手術器具の略示図である。 図20は、内側切除刃が回転(デバイスの長手方向軸線の回りに)する実施形態の分解斜視図である。 図21は、往復運動(デバイスの長手方向軸線に沿って)する実施形態の分解斜視図である。
以下に説明する実施形態は、人間の耳、鼻および喉の手術、および、頭部および首の動脈手術の文脈で図面を参照して説明される。以下の実施形態の説明は、脊柱手術、整形外科手術、および他のさまざまな手術に応用可能である。すべての実施形態は、未知のすべての応用可能な場面で使用することができる。
図1は、付勢された手術器具システムの略示図である。回転センサシステムを除き、以下で説明する電極および制御システムは、ここに参考文献として組み込む、米国特許第7,247,161号明細書に開示されたシステムに従っている。他に、ここに参考文献として組み込む、米国特許第7,318,831号明細書に開示されたシステムも適用可能である。図1に示すように、付勢された手術器具システム1は、持ち手部(またはハンドル)2、フットスイッチ4(ペダル12を有する)、流体(液体および/または気体)源22、吸引源28、制御ユニット6、流体ポンプ5および流体吸入口/灌流排出口7を有する。手術器具システム1には壁に設けられたコンセントのような電源16から電力が供給される。吸引源28は、壁に設けられた吸引設備の出力端子に取り付けることにより与得られるような外部吸引源であってよい。持ち手部2は遠位端において手術器具8に接続されている。本実施形態の手術器具8は、遠位端において切断先端部8Aを有する。切断先端部8Aは、人間の組織、骨および/または他の人体材料を切除し、剃り、除去し、切断し、および/または摩耗するのに使用される。ひとつ以上の電極(以下で詳述する)が手術機器8に設けられている。作図を単純化するために、図1〜5において、電極は示されていない。
図2は、実施形態にかかる手術器具8の斜視図である。手術器具8は内側チューブ9および外側チューブ10を有する。この実施形態において、内側チューブハブ13が内側チューブ9の第2端14(図3参照)に形成されている。外側チューブハブ15は外側チューブ10の第2端17(図3参照)に形成されている。説明を単純化するために、各内側チューブ9および外側チューブ10、ならびに、内側チューブハブ13および外側チューブハブ15を、まとめてハブまたは部材と呼ぶ。内側チューブ9は、外側チューブ10の内側に形成された流路20内に挿入されており、内側チューブ9の遠位端外側面が外側チューブ10の遠位端内側面と接触するまで、内側チューブ9は外側チューブ10内に同軸に配置されている。外側チューブ10は、内側チューブ9よりも大きな直径を有する。したがって、外側チューブ10内に内側チューブ9を挿入することができる。しかし、内側および外側チューブ9、10は顧客に納品される前に予め組み立てられていてもよい。よって、顧客自身は外側チューブ10内に内側チューブ9を挿入することはほとんどない。灌流液は吸入口26を通じて流路20へ供給することにより手術サイトへ供給される。
内側および外側チューブハブ13、15は内側および外側チューブ9、10をそれぞれ持ち手部2に結合する。持ち手部2に結合されると、外側チューブ10は持ち手部2に対して固定されるが、内側チューブ9は外側チューブ10および持ち手部2に対して回転可能である。
図3は、切断先端部8Aの斜視図および持ち手部2および内側および外側チューブ9、10の近位端の断面図を示す。外側チューブ10はその遠位端側に配置された切除ウインドウ40を有する。よって、外側チューブ10を第1の切除刃(または、外側切除刃10)と呼ぶ。内側チューブ9もまたその遠位端側に配置された切除ウインドウ30を有する。よって、内側チューブ9を第2の切除刃(または、内側切除刃9)と呼ぶ。切除ウインドウ30および40のエッジは、切除面を形成するべく、のこぎり状、スムースまたはのこぎり状およびスムースの組み合わせであってよい。上述したように、内側切除刃9は、外側切除刃10の内側を回転する。よって、内側切除刃9が回転するに従い、切除ウインドウ30および40は図4に示すように互いにアライメントされる。その後、図5に示すように、互いにミスアライメントされる。切除ウインドウ30、40が互いにミスアライメントされたとき、切除ウインドウ30と反対側の内側チューブ9の遠位端側面は、外側切除刃10の切除ウインドウ40をブロックする。
外側(第1の)切除刃10は近位端および遠位端を有する外側チューブであり、遠位端付近の第1の切除刃10の側面に切除ウインドウ40が配置されている。
内側(第2の)切除刃9は近位端および遠位端を有する中空ボディであり、遠位端の側面に切除ウインドウ30が配置されている。上記したように、内側(第2の)切除刃9は外側(第1の)切除刃10の内部に回転可能に配置される。手術器具8には、内側切除刃9の内部ボア25を通じて真空が印加されて内側切除刃9および外側切除刃10の切除ウインドウ30および40内に組織が吸引され、内側切除刃9の回転によって組織を切りながら、内側(第2の)切除刃9が外側(第1の)切除刃10の内側で回転することによって組織を切除する。したがって、内側切除刃9は遠位端付近に切除部材を有する内側回転部材である。内側回転部材はチューブである必要はない。例えば、内側回転部材は、遠位端に切除部材を有するシャフトであってもよい。この構成により、吸引は中空の外側チューブ10を通じて適用される。また、内側の切除部材は回転する代わりに、長手方向軸線LAの方向に沿って往復運動するチューブまたはシャフトであってもよい。内側チューブまたはシャフトは回転しかつ長手方向に沿って往復移動してもよい。
図3は、実施形態に従う回転センサシステムを示す。この実施形態の回転センサシステムは、ここに参考文献として組み込む、米国特許出願第13/251,493号に詳細に開示されている。外側切除刃10に対する内側切除刃9の回転位置を検出するために、回転センサシステムが与えられる。回転センサシステムは、内側切除刃9(内側チューブハブ13上)の近位端近傍の内側切除刃9に設けられた磁気部材50、外側切除刃10(外側チューブハブ15上)の近位端近傍の外側切除刃10上に設けられた磁気透過部材60、および、持ち手部2上に設けられたセンサ70を有する。センサ70は、センサ70に近接する磁気透過部材60の磁気フラックスを検出する。センサ70の出力は、コントローラ100に設けられており、それは制御ユニット6の一部である。コントローラ100は、例えば、マイクロプロセッサ(CPU)、作業メモリ(RAM)およびセンサ70を使用するための適当なプログラムが格納されたストレージ(ROM)を有する。
図3、6Aおよび6Bを参照して、ひとつの実施形態の機能を説明する。持ち手部2は長手方向軸線LAを有する。図3に示すように、磁気部材50、磁気透過部材60およびセンサ70は、持ち手部2の長手方向軸線に関して、半径方向に互いにアライメントされている。特に、磁気部材50は磁気透過部材60の半径方向内側に配置されている。すなわち、磁気部材50は磁気透過部材60よりも長手方向軸線LAに近接している)。また、磁気透過部材60はセンサ70の半径方向内側に配置されている。図6A、6Bに示すように、磁気部材50は、持ち手部2の長手方向軸線LAに対応する内側切除刃9の長手方向軸線に関して直径方向反対側に配置された、2つの反対極性の第1の磁石50Aおよび第2の磁石50Bを有する。第1および第2の磁石50Aおよび50Bは、第1の磁石50Aの外側面の磁極の極性が、第2の磁石50Bの外側面の磁極の極性と逆になるように、配置されている。図6Aおよび6Bに示すように、記号+が北極を示し、記号−が南極を示す場合には、第1の磁石50Aは北極が半径方向外側となるように配置され、第2の磁石50Bは南極が半径方向外側となるように配置される。
磁気透過部材60は強磁性材料(例えば、NiFe)のような磁気透過材料からなる2つの半円体60Aおよび60Bを有する。2つの半円体60Aおよび60Bは、外側切除刃10に関連する外側チューブハブ15の近位端近傍で、対向する円周セグメントとして配置されている。それぞれの半円体60Aおよび60Bは、外側チューブハブ15の円周の回りのほぼ1/2まで延伸する。図6A、6Bに示すように、強磁性材料からなる2つの半円体60Aおよび60Bの対向する端部は、ギャップGだけ互いに離隔されている。磁気フラックスは、それぞれの特定の強磁性体に近接配置された磁気面(第1および第2の磁石50Aおよび50Bの)の極性に基づいて、強磁性材料からなる半円体60Aおよび60B内に誘導される。図6Aに示すように、内側切除刃9が第1および第2の磁石50Aおよび50Bとともに配置されているとき、半円体60Aは第1の磁石50Aの外側面と同じ磁気極性を有し、磁気透過性の半円体60Bは第2の磁石50Bの外側面と同じ磁気極性を有する。内側切除刃9を180°だけ回転した状態を、図6Bに示す。磁気透過性の半円体60Aおよび60Bの極性は図6Aと逆になっている。よって、内側切除刃9が外側切除刃10に関して回転するに従い、磁気透過性の半円体60Aおよび60Bの極性は、第1および第2の磁石50Aおよび50BがギャップGだけ通過する度に、それらの極性が切り替わるように、図6Aおよび6Bに示す状態の間で変動(瞬間的な交替)する。したがって、磁気透過部材60の部分に近接配置されたセンサ70は、それに近接する磁気透過部材60の磁気フラックスを検出し、内側切除刃9が回転するに従って変動する信号を出力する。
図7は、センサ70の一例を示す。実施形態に従うセンサ70は、2つの直交方向(X方向およびY方向)の磁気フラックスを検出する二軸線形磁気センサである。センサ70は磁気透過材料の半円体60Aおよび60Bに関し、一方の測定軸(図7に示すX軸)が磁気透過部材60の近接面に対して直交するように配置されている。
センサ70が磁気透過性の半円体60Aおよび/または60Bに十分に半径方向に近接して配置されている限り、センサ70は、磁気透過性の半円体60Aおよび60Bにより画定される磁気透過部材60の円周の回りにセンサ70が配置されていることに無関係に、センサ70に近接配置された磁気透過部材60の極性の瞬間的な交替を効果的に検出することができる。したがって、たとえ、持ち手部2に対する(よってセンサ70に対する)外側切除刃10の回転方向が変化しても、ここで説明した構成は、外側切除刃10に関して内側切除刃9の位置を検出する際に、非常に効果的である。
第1および第2の磁石50Aおよび50Bと、内側切除刃9の切除ウインドウ30との間の位置関係は固定されているので、および、磁気透過性の半円体60Aおよび60Bと外側切除刃10の切除ウインドウ40との間の位置関係は固定されているので、センサ70によって出力された信号はコントローラ100の信号処理ソフトウエアおよび/またはハードウエアによって互いに対してインタプリートされる。例えば、図3を参照すると、外側切除刃10の切除ウインドウ40がページの外側を向いている場合、磁気透過性の半円体60Aおよび60Bは外側チューブハブ15の上に配列され、ギャップGは外側チューブハブ15の図3における上面および底面側にある。同様に、内側切除刃9の切除ウインドウ30が図3のページの外側を向いている場合、第1および第2の磁石50Aおよび50Bは、図3において内側チューブハブ13の上面側および下面側から伸長するように配列される。したがって、第1および第2の磁石50Aおよび50BがギャップGとアライメントされる度に、切除ウインドウ30および40は、図3および4に示すように完全にアライメントされるか、図5に示すように完全にミスアライメントされる。よって、外側切除刃10に対する内側切除刃9の位置が決定される。センサ70により出力される信号は、内側切除刃9の回転速度を決定するのにも使用される。
図8A、8Bは制御回路(コントローラ100に含まれる)が、外側(第1の)切除刃10の遠位端において切除ウインドウ40の切除エッジに隣接して設けられた少なくともひとつの電極に対して単極信号を印可する実施形態を示す。外側切除刃10はステンレススチールのような電気導電材料からなるので、外側切除刃10の近位端付近に電気的コネクタ40A(図3参照)を設けることで、電気的切除(組織の気化)または凝固を実行するのに十分な電気信号が外側切除刃10の切除ウインドウ40に隣接する領域に与えられる。電気的コネクタ40Aは、コントローラ100に取り付けられ、実施形態に従い、外側切除刃10に対する内側切除刃9の検出位置に基づく適当な信号(気化または凝固)が与えられる。図8Aから8Cに示すように、絶縁シース90が外側切除刃10を覆い、その結果、電気的エネルギー(気化または凝固用)が外側切除刃10の遠位端の組織に与えられる。これに関して、外側切除刃10の遠位端は電極10Aとして機能する。
図8Aに示すように、内側および外側切除刃の切除ウインドウ30および40が完全にアライメントされたとき、コントローラ100は外側切除刃10の遠位端において形成された電極10aに対して組織を気化させるのに十分な第1の電気信号を送信する。内側切除刃9が図8Aに示すオープン位置から図8Cに示すクローズ位置まで回転するに従い、第1の電気信号が印加されつづける。すなわち、内側切除刃9の回転により切除ウインドウ40が部分的にクローズされた図8Bに示す状態にある間に、組織の気化を誘導するのにも十分な第1の電気信号が印加される。よって、組織は、切除ウインドウ30および40の機械的切除動作により切除され、かつ、電極10aに与えられる電気的気化信号により気化される。外側切除刃10の切除ウインドウ40が内側切除刃9の回転によって完全にクローズされると、第1の電気信号の供給は停止される。第1の電気(気化)信号の供給は、切除ウインドウ30および40がアライメントされる直前(またはそれらがアライメントされたときまたはそのすぐ後)に開始され、切除ウインドウ40が内側切除刃9により完全にブロックされた時(またはその直前もしくは直後)停止される。
凝固が所望される場合、器具が組織の機械的(または電気的)切除を実行していない間に、第1の電気信号と異なる第2の電気信号がコントローラ100によって電極10aに与えられる。第2の電気信号は組織の凝固を達成するのに十分であるが、組織の気化を達成するには不十分であるのが好ましい。施術方法に応じて、止血が組織に必要なければ、第2の電気信号の値はゼロとなり、凝固エネルギーは印加されない。凝固が所望されれば、第2の電気信号の値が組織の凝固を達成するのに有効な周知の値となる。
図8Aおよび8Bに示す実施形態において、外側切除刃10の材料は電極として機能する。電気的エネルギーを受信する患者の施術領域を制限するために、電極として機能すべき切除刃の部分は覆わないまま、電気不導体のコーティングまたは縮んだチューブが外側切除刃10の外側面全体に形成される。他に、電極10aを形成するべく、分離した電気導体層が、外側切除刃10を形成する材料を覆って設けられてもよい。電気導体材料は外側切除刃10の外側面全体を覆って設けられるか、または切除ウインドウ40に隣接する外側切除刃10の遠位端においてのみ設けられる。
図8Aから8Cに示す実施形態は、単極の実施形態である。よって、別のリターン電極が、例えば、患者の皮膚に取り付けられるパッチとして与えられる。他の実施形態に従い、双極システムにも応用可能である。
図9は、双極システムの例を示す。図9において、外側切除刃10の遠位端は電極10Aを形成し、それは双極システムのリターン電極として機能する。絶縁層92は外側切除刃10を覆って形成される。もう一つの電極10Bは絶縁層92を覆う電気的導体材料の層として形成される。電極10Bは活性電極として機能し、コントローラ100から信号(例えば、気化または凝固を実行するための)を受信する。外側絶縁層90は電極10Bを覆って形成され、かつ、凝固または切除にさらされるべきでない患者の施術領域を電極10Bからの受信エネルギーから保護する。
上述した実施形態において、コントローラ100は、外側切除刃10の近位端近傍の外側面上に設けられた電気的コネクタ40Aを通じて外側切除刃10の電極に接続される。しかし、他の接続構成も可能である。例えば、コントローラ100は持ち手部2内に配置された外側チューブハブ15を通じて電極に接続されてもよい。
上述した実施形態において、センサ70から出力された信号は、外側切除刃10に関する内側切除刃9の位置を決定するためにコントローラ100によって使用される。決定された相対位置に基づいて、適当に制御された信号はコントローラ100によって外側切除刃10の遠位端に隣接して設けられた電極に与えられる。信号は上述したように組織の電気的切除(気化)を実行するために十分である。加えて、または、代替的に、信号は上述したように組織の凝固を達成するのに適切である。内側および外側切除刃9および10の切除ウインドウ30および40によって掴まれた組織を切除および気化することのみが所望されるので、気化信号は組織が切除ウインドウ30および40の切除面によって掴まれている間にのみ供給されるのが好ましい。すなわち、切除ウインドウ40が内側切除刃9の回転位置のために、切除ウインドウ40が完全にクローズしなかったとき、気化信号は供給されてはならない。そうでなければ、外側切除刃10の遠位端と接触する他の組織は不所望に気化されてしまう。さらに、概して切除中に組織を凝固する理由はないため、凝固信号は組織切除が生じていない間(すなわち、外側切除刃10の切除ウインドウ40が内側切除刃9の回転位置のためクローズしている間)にのみ与えられるのが好ましい。凝固信号はまた、切除がその時間で発生しなかったために切除ウインドウ40がオープンし始めたときの時間中にも供給される。上記したように、凝固信号は器具が機械的切除のみを実行するのに使用されているときでさえ与えられている(すなわち、気化信号は機械的切除と関係して使用されていない)。この実施形態において、凝固信号は切除ウインドウ30および40が組織を切断していないときにのみ供給されるのが好ましい。
上記したように、電気機械的切除が実行される場合、機械的切除を実行するのに通常使用されるよりも遅い速度で内側切除刃9を回転させることが好ましい。電気機械的切除が実行されれば、内側切除刃は、例えば約60rpm(毎分回転数)以下で回転する。より遅い回転速度が気化信号により与えられる切除補助のために使用されてもよい。付加的に、より遅い回転速度によって、外科医は、器具を使ってより多くの組織を掴むことが容易となるため、好ましい。電気機械的作用は機械的切除に比べ、より清潔で、より正確で、より多くの組織を掴んで切除を行うことができる。より高速な単なる機械的切除はしばしば組織をつまむくらいで(大きく掴むには複数の回転が必要)、切除ウインドウがオープンである比較的短い時間フレームのために組織を掴む量が少なく制限される。
上記した実施形態において、センサ70は、内側および外側切除刃9、10の相対位置を検出するのに使用される。検出した情報は電極に供給される信号を制御するのにコントローラ100により使用される。以下のより単純な実施形態のいくつかは、センサ70を使用せずに内側および外側切除刃の相対位置に基づいて電極に信号(例えば、凝固信号)を直接供給する。
以下の実施形態において、電気信号は内側切除刃9に与えられ、電気信号は凝固を実行するためにのみ与えられる。内側および外側切除刃9、10は好適には電気導体材料から作られているため、外側切除刃10を通じて伝達した後、内側切除刃9に対して電気信号を供給することは組織に達する凝固エネルギーを生じさせる。すなわち、内側および外側切除刃9、10は物理的および電気的に、少なくともその遠位端において互いに接触しており、その結果信号は内側切除刃9から外側切除刃10へ伝送される。
図10および11は、切除刃を回転させるモータに内側切除刃9を結合させるために使用されるギア9Aを介して、電気信号が供給される実施形態を示す。図10において、内側および外側切除刃9、10の相対位置は、切除ウインドウ30、40がミスアライメントされる(すなわち、切除ウインドウ40が内側切除刃9の遠位端によってブロックされる)ようになっている。これは、凝固エネルギーを与えるのに所望なひとつの位置である。ジェネレータは持ち手部2に凝固信号を供給する。持ち手部2の内部において、BeCuのような材料から作られた電気的リーフスプリング200は、ギア9Aを介して内側切除刃9(電極として機能する遠位端)に結合される。特に、電気導体パッド210はギア9Aの側面上に設けられている。ギア9Aは例えばアセタールなどの不導体材料から作られる。図11は電気導体パッド210をより詳細に示す。電気導体パッド210は導線のような第1導体220を通じて内側切除刃9に電気的に接続されている。図10および11からわかるように、電気導体パッド210はリーフスプリング200と接触したまま円弧に沿って伸長し、内側切除刃9の回転ごとに凝固信号を受信する。電気導体パッド210の長さを正確に制御することにより、器具の遠位端に凝固信号が供給される間の内側切除刃9の各回転を正確に制御できる。
図12および13は、他の実施形態を示す。図12および13に示す実施形態において、凝固信号を受信するようにジェネレータに接続されたリーフスプリング230は、内側切除刃9の外側側面上に設置されている。内側切除刃9の外側面の一部は電気不導体パッド9Bによって覆われている。リーフスプリング230が内側切除刃9の外側面に直接接触するとき、器具の遠位端は凝固エネルギーを受信しかつ遠位端と接触する組織に凝固エネルギーが印加される。リーフスプリング230が電気不導体パッド9Bと接触するとき、器具の遠位端には凝固信号が与えられず、よって内側切除刃9をリーフスプリング230から絶縁する。再び、電気不導体パッド9Bの半径方向伸長部は、凝固信号が器具の遠位端に供給されない回転の間に、内側切除刃9の一部に影響を与えるように正確に制御される。
図10から13に示す実施形態において、持ち手部2に対する外側切除刃10の回転方向は固定されかつ調節不能である。しかし、周知のように、外側切除刃10の回転方向を持ち手部2に対して調節することは可能である(例えば、切除ウインドウ40の回転方向が調節可能となるように)。
外側切除刃10の回転方向が調節可能であれば、外側切除刃10の回転方向に関する情報(具体的には、切除ウインドウ40の回転方向の情報)が必要となり、その結果、凝固信号を適切な時間(例えば、切除ウインドウ30および40がアライメントされないとき)に与えることができる。図14〜16は、凝固信号を供給するべきときを制御するために内側および外側切除刃9、10の回転方向に関する情報を得ることができる実施形態を示す。
図14および15の実施形態において、内側および外側切除刃9、10は、偏心カム310、320をそれぞれ有する。さらに、例えば、リニア可変差動トランスデューサ(LVDT)のようなトランスデューサまたはセンサが、当該偏心カム310、320と関連する切除刃の位置に関する情報を得るように、偏心カム310、320のぞれぞれと相互作用するよう設けられている。図14に示すように、ギア9Aを有する内側切除刃9は偏心カム320を含む。偏心カム320の外周と接触するセンサアームを有するLVDT340が内側切除刃9の回転位置を検出するのに使用される。内側切除刃9が回転するに従い、偏心カム320の外周に対して順方向または逆方向にバイアスされるLVDT340のセンサアームが、上下に移動する。よって、内側切除刃9の回転位置が示される。内側切除刃9の切除ウインドウ30に関する偏心カム320の方向がわかれば、信号は切除ウインドウ30の位置を示す(例えば、図14、15に示すように、切除ウインドウ30の位置が上方、下方、またはそれらの間かに関する情報が決定される)。外側切除刃10は同様の偏心カム310およびLDVT330を有する。切除動作が始まる前に、外側切除刃10の回転位置が持ち手部2に対して調節され(外側切除刃10は切除動作中に回転しないが)、よって、LVDT330は外側切除刃10が調節された位置を決定するのに使用される。したがって、切除ウインドウ40の位置および回転方向がわかる。コントローラ100はLDVT330および340から出力される信号を受信し、よって切除ウインドウ30および40がアライメントおよびミスアライメントされた時を決定することができる。したがって、コントローラ100は、コントローラ100を通じてジェネレータに電気的に接続される凝固信号が、内側切除刃9に供給されるべき時を決定することができる。
図16は、異なるタイプのトランスデューサシステムの例を示す。図16において、内側切除刃9は電気導体部410および電気不導体部420を有する外側リング400を備える。3つの電気導体ピン450A、450B、および450Cがリング400と逆バイアスされている。電気導体ピン450A、450B、または450Cが電気導体部410のひとつと接触するとき、その状態が検出される。内側切除刃9上の切除ウインドウ30の位置に関する情報がわかるように、電気導体ピン450Aから450Cの位置および電気導体部410の位置が選択される。必要に応じて3つ以上または以下の電気導体ピンを使用してもよい。外側切除刃が持ち手部2に対して調節可能であれば、同様の構成が外側切除刃10に対しても与えられてよい。
図10から16の実施形態は凝固信号の印加に関して説明されてきたが、実施形態は気化信号の印加または凝固信号および気化信号の両方の印加のために使用してもよい。例えば、図10および11に記載の実施形態を参照して、電気導体パッド210に類似する電気導体パッドが切除ウインドウ30とアライメントされて設けられてもよい(電気導体パッド210のように内側切除ウインドウ30とミスアライメントされるのではなく)かつ、リーフスプリング200と類似であるが気化信号ジェネレータと接続される付加的なリーフスプリングが電気導体パッドと交互に接触するように設けられてもよい。気化信号および凝固信号の両方が印加されれば、気化用の電気導体パッドおよび凝固用の電気導体パッド210はギア9A上の異なる半径方向位置に設けられる。
図17および18は、凝固および気化信号が選択的に印加される図10および11の実施形態の変形例を示す。ジェネレータは持ち手部2に凝固信号および気化信号を供給する。持ち手部2の内部の、BeCuのような材料からなる第1のリーフスプリング200がギア9Aを介して内側切除刃9(電極として機能する遠位端)に結合されている。特に、第1の電気導体パッド210は、ギア9Aの側面上に設けられている。ギア9Aは例えばアセタールのような不導体材料からなる。図18は第1の電気導体パッド210をより詳細に示す。第1の電気導体パッド210は配線のような第1導体220を通じて内側切除刃9に電気的に接続されている。図17および18からわかるように、第1の電気導体パッド210は第1のリーフスプリング200と接触した状態のまま、したがって凝固信号を受信したまま、内側切除刃9の回転部分の円弧に沿って伸長する。第1の電気導体パッド210の長さを正確に制御することにより、凝固信号が器具の遠位端部に供給されている間の内側切除刃9の各回転部分を正確に制御できる。第2の電気導体パッド210Aはギア9Aの側面上に設けられている。第2の電気導体パッド210Aはギア9Aの第1の電気導体パッド210と同じ側に設けられるか、またはギア9Aの反対側に設けられる。図18は、第2の電気導体パッド210Aをより詳細に示す。第2の電気導体パッド210Aは配線のような第2導体220Aを通じて内側切除刃9に電気的に接続されている。図17および18からわかるように、第2の電気導体パッド210Aは第2のリーフスプリング200Aと接触した状態のまま、したがって気化信号を受信したまま、内側切除刃9の回転部分の円弧に沿って伸長する。第2の電気導体パッド210Aの長さを正確に制御することにより、気化信号が器具の遠位端部に供給されている間の内側切除刃9の各回転部分を正確に制御できる。第2の電気導体パッド210Aは第1の電気導体パッド210よりもギア9Aの中心から半径方向にさらに離れるように配置され、その結果、第2の電気導体パッド210Aは第2のリーフスプリング200Aとのみ接触し、かつ第1の電気導体パッド210は第1のリーフスプリング200とのみ接触する。
上記したように、内側切除刃9は、長手方向軸線の回りに回転する代わりに、長手方向軸線LAに沿って往復運動することができる。また、内側切除刃9は、往復運動および回転運動の両方を行うこともできる。図19は、往復運動および回転運動の両方を行う内側切除刃9の例を示す。
図19は、内側切除刃9’(切除ウインドウ30を有する)が手術器具の長手方向軸線の矢印Aの方向に往復運動する、上述したいずれかの実施形態の変形例を示す。駆動機構180は内側切除刃9を長手軸線方向に沿って駆動する。周知のタイプの駆動機構を使用することができる。例えば、ここに参考文献として組み込む、米国特許第5,106,364号に開示される長手方向往復駆動機構を使用してよい。内側切除刃9および9’が回転および往復運動してもよい。
図20および21は、内側切除刃9を回転および往復運動させる駆動機構の分解斜視図である。往復運動ギア機構は、釣り用リールおよびホース巻き取り用リールのようなさまざまな商品に通常使用される均等巻きギア機構に基づいている。往復ギアはギアボディ105の外側面に沿って、右手巻きおよび左手巻きに形成された単一の連続するヘリカル溝またはトラック110を有する。内側ハブ(図示せず)は内側駆動部材の遠位端部に固定されており、付勢された持ち手部2から入力された回転動作を伝達する。内側駆動部材の近位端はギアの近位端に固定されている。フォロワピン120は固定された外側チューブ組立体130内にマウントされ、その組立体130内でホール132を通じて伸長する。それにより、ギアボディ105は持ち手部2により駆動されるに従い、軸線方向に往復運動させられる。トラック110が方向を変えかつ反対方向に回転するに従い、フォロワピン120はストロークの終わりに軸線上で回転することができる。外側チューブ組立体130およびフォロワピン120は外側ハブ150に固定されており、そのすべては、デバイスの使用中に固定されたままである。フォロワピン120は、ウィッシュボーン形状を有し、それによってピンの前縁はピンの後縁によって正しいトラック110内に案内される。フォロワピン120は、ギアボディ105をまたいでいるので、トラック110の右手巻き部および左手巻き部が互いに交差する場所においても、フォロワピン120の前縁部または後縁部のいずれかはギアの溝に常に係合している。
ギアボディ105の遠位端上で、内側切除刃9の遠位端は軸線方向においてギアに拘束されており(しかし、必ずしも回転拘束されていない)、ギアボディ105の直線移動が内側切除刃9の遠位端部を並行移動させる。内側切除刃9が回転および往復運動の両方を行えば、内側切除刃9は回転および並行移動に関してギアボディ105に固定される。内側切除刃9が往復運動のみを行えば(外側切除刃10と同一面のまま)、内側切除刃9はギアボディ105に関して回転可能となる。しかし、内側切除刃9の遠位端部は、往復運動するが回転しないように、ピン留めまたは他の方法で外側切除刃10と同一面に固定される。例えば、ガイドピン140は、内側切除刃9内の穴を通じて伸長し、ギアボディ105の遠位端付近のギアボディ105の外側面上のチャネル内に収容され、その結果、内側切除刃9はギアボディ105に対して軸線方向に固定されるが、ギアボディ105に関して回転することができる。ガイドピン140はまた外側チューブ組立体130内のスロット134を通過し、その結果、内側および外側切除刃9および10は適切にアライメントされたままとなる(内側切除刃9のみが往復運動すれば)。内側切除刃9も外側切除刃10に関して回転する場合には、ガイドピン140およびスロット134は省略されてもよい。
デバイスの残りの構造(例えば、内側および外側切除刃の遠位端、真空および液体供給路)は、上述した実施形態で説明したものと同様なので説明を省略する。内側切除刃組立体のストロークは溝の軸線方向の長さによって決定される。回転と往復移動との間のギア関係は、ギア上のトラック(ストローク)の長さを決めるギアの巻き数に基づいている。例えば、ギアのトラックが逆戻りストロークを完成させるべく3つの巻き溝を作っており、持ち手部2から入力される速度が12000rpmであれば、回転および往復運動するデバイスに対して、切除刃の遠位端は12000rpmで回転しかつ2000rpmで往復運動する(3回の逆戻りおよび3回の前進は6回の回転に等しく、それでひとつの完全な往復ストロークとなる)。概して、ストロークが長いほど、回転と往復移動との間の動作比は大きくなる。
図示した実施形態において、内側および外側切除刃9、10は直線である。しかし、手術器具8は、直線ではない一つ以上の曲部を有しても良い。そのような構成において、内側切除刃9はフレキシブルであってよい。フレキシブルで中空の切除刃が周知であり、曲がった切除刃器具とともに使用される。例えば、ここに参考文献として組み込む、米国特許第4,646,738号、および、第5,707,350号を参照してよい。
上記した手術器具の実施形態は例示にすぎず、これに限定するものではない。特許請求の範囲に記載された発明の思想および態様から離れることなくさまざまな修正および変更が可能であることは当業者の知るところである。
米国特許第7,247,161号明細書 米国特許第7,318,831号明細書 米国特許第5,106,364号明細書 米国特許第4,646,738号明細書 米国特許第5,707,350号明細書

Claims (9)

  1. 手術用切除器具であって、
    遠位端および近位端を含む中空ボディと、前記遠位端において側方を向いて配置され、切除エッジを含む切除ウインドウとを有する、第1の切除刃と、
    前記第1の切除刃の内側に移動可能に配置され、遠位端を有し、前記第1の切除刃の内部で動くことにより、前記切除ウインドウの前記切除エッジとともに組織を切除する第2の切除刃と、
    前記第1の切除刃の前記遠位端において少なくとも前記切除エッジに隣接して配置された少なくともひとつの第1の電極と、
    前記少なくともひとつの第1の電極に供給される電力信号を制御するように構成された制御回路であって、前記第1の切除刃に対する前記第2の切除刃の位置、前記第2の切除刃の回転速度、またはそれらの両方に基づいて、前記電力信号を変化させる制御回路と、
    を備え、
    前記第2の切除刃は前記手術用切除器具の長手方向軸線の回りを回転し、
    前記第2の切除刃は、前記遠位端の切除部の少なくとも一部が前記切除ウインドウに面する第1の位置と、前記遠位端の切除部が前記切除ウインドウに面しない第2の位置との間で回転し、
    前記制御回路は、前記第2の切除刃が前記第1の位置にある間の時間の少なくとも一部において第1の電力信号を供給し、前記第2の切除刃が前記第2の位置にある間の時間の少なくとも一部において、前記第1の電力信号とは異なる第2の電力信号を供給する、
    ことを特徴とする手術用切除器具。
  2. 前記第1の電力信号により前記組織は切除される、ことを特徴とする請求項に記載の手術用切除器具。
  3. 前記第2の電力信号により前記組織は凝固される、ことを特徴とする請求項1または2に記載の手術用切除器具。
  4. 前記第2の電力信号はゼロパワー信号である、ことを特徴とする請求項に記載の手術用切除器具。
  5. 前記制御回路により供給される前記電力信号は単極信号である、ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の手術用切除器具。
  6. 前記第1の切除刃の前記遠位端の少なくとも一部を覆って配置された絶縁層と、
    前記絶縁層の少なくとも一部を覆って配置され、かつ、前記制御回路に電気的に接続される少なくともひとつの第2の電極と、
    をさらに備え、
    前記制御回路によって供給される前記電力信号は双極信号であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の手術用切除器具。
  7. 前記第1の切除刃の前記遠位端において前記切除ウインドウを通じて吸引が適用されることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の手術用切除器具。
  8. 前記制御回路は、
    前記第1の切除刃に対する前記第2の切除刃の前記位置、前記第2の切除刃の前記回転速度、または前記それらの両方を検出するセンサと、
    検出された前記第1の切除刃に対する前記第2の切除刃の前記位置に基づいて、前記電力信号を変化させるプロセッサと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の手術用切除器具。
  9. 前記制御回路は、
    前記第2の切除刃に接続された少なくともひとつの動く電気導体パッドと、
    前記第2の切除刃が移動するに従い、前記少なくともひとつの動く電気導体パッドと間欠的に接触する少なくともひとつの固定されたコンタクトと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の手術用切除器具。
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