JP5811600B2 - 診断プログラム及び診断方法 - Google Patents

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Description

本発明は、サーバーから送られたWebページ上で起動操作されたアプリケーションが起動可能なコンピューター環境であるか否かを診断する診断プログラム及び診断方法に関する。
例えばインターネット等のネットワークを介してサーバーが提供するサービスを利用する場合、ユーザーはパーソナルコンピューター(以下、単にPCという)でブラウザーを使ってサーバーにアクセスしてその提供されるサービスのWebページをモニターに表示する。Webページにはサービス提供用のアプリケーションを起動させる起動ボタンがあり、その起動ボタンをマウス等の入力装置で選択操作することにより、アプリケーションが起動される。この場合、ユーザーのPCにアプリケーションがインストールされていれば、そのアプリケーションが起動されてサービスの提供を受けることができるが、もしアプリケーションがインストールされていなければサービスの提供を受けることができない。
また、この種のアプリケーションはサービス向上などを目的として定期的に更新される。このため、ユーザーがいつも最新のアプリケーションを利用できるように、PC内のアプリケーションが最新バージョンであるか否かを判断し、最新でなければサーバーから最新のものをダウンロードするローダー(ダウンローダー)を備えた配給プログラムが知られている。この種の配給プログラムには、例えばマイクロソフト社が提供するフレームワーク「.N ET Framework」に含まれる「ClickOnce」が挙げられる。
「ClickOnce」などの配給プログラムは、ブラウザーで表示されたサービス提供画面(Webページ)で起動ボタンがクリックされることにより起動されるWebページに組み込まれた簡易プログラム(JavaScript(登録商標))から、アプリケーション起動の指示を受け付ける。配給プログラムは、指定されたアプリケーションのバージョンを調べ、最新バージョンであればそれを起動させるが、もし最新バージョンでなければ、ローダーを起動して、指定された配置場所(例えばサーバーの指定場所)から最新バージョンのアプリケーションをダウンロードし、さらにそのダウンロードした最新バージョンのアプリケーションを起動する。こうしてユーザーは常に最新バージョンのアプリケーションでサービスを受けることができる。このように配給プログラムはソフトウェアの配布・更新の機能を有するので、配給プログラムを介して起動されるアプリケーションは、自動的に最新バージョンで起動され、ユーザーはいつも最新のサービスを受けることができる。
しかし、アプリケーションの起動部分が配給プログラムに依存するため、PCが配給プログラムを利用できないコンピューター環境にある場合、起動ボタンをクリックしてもアプリケーションが起動されず、アプリケーションの起動によって提供されるサービスを利用できなくなる。この場合、ユーザーは、例えばサービス提供元のカスタマーサービスに問合せをしてその対応手順を確認し、その対応手順に従ってアプリケーションを起動できない原因を取り除くことになる。なお、サービスを利用できないコンピューター環境としては、例えば配給プログラムを提供するフレームワークがインストールされていない(つまり配給プログラム自体がインストールされていない)場合、インストールされているフレームワークが配給プログラムを提供していない旧バージョンである場合、配給プログラムが壊れている場合などがある。
例えば特許文献1には、情報処理装置内に異常が発生した時にログファイル内に格納される異常に関するログ情報を基に、機能ブロック単位の故障検出と故障指摘を行う診断プログラムが開示されている。特に自動実行モードでは、情報処理装置内に異常が発生したときに、ログ情報の解析、診断すべき装置(例えばディスク装置)の選定、診断すべき装置に応じた実行すべき診断プログラムの選定、実行パラメーターの決定、選定した診断プログラムの実行、及び診断結果のディスプレイへの表示を、自動的に行う。
特開平5−143395号公報
しかしながら、特許文献1に記載の診断プログラムは、情報処理装置内に異常が発生したときに、ログ情報の解析結果から診断すべき装置を選定し、その装置に応じた診断プログラムを実行するものなので、あるプログラムが実行中に異常が発生したときにその異常を診断するに留まる。すなわち、特許文献1に記載の診断プログラムは、ソフトウェアの配布と更新をその機能とする配給プログラムを介してアプリケーションが起動される場合のように、PC等の情報処理装置が、アプリケーションを起動可能なコンピューター環境であるかどうかを診断するものではなかった。また、特許文献1の技術では、診断結果がディスプレイに表示されるものの、異常を解消するための対応手順までは表示されなかった。
このように配給プログラムを介して起動されるアプリケーションを利用できるコンピューター環境であるかどうかは診断できないので、ユーザーはカスタマーセンターに問い合わせ、テストページにアクセスしてその診断結果を待たなければ解決できないなどの面倒があった。一方、カスタマーサービス担当者も、ユーザーの問合せが多くなり対応に追われ、さらにユーザーを待たせるなどの問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、配給手段を介して最新のアプリケーションを起させてサービスを提供可能なコンピューター環境であるかどうかを診断でき、適切なコンピューター環境であると診断されれば、最新のアプリケーションの起動によってサービスを提供でき、しかもサービスを提供不能なコンピューター環境と診断された場合にとるべき対応手順を提示できる診断プログラム及び診断方法を提供することにある。
上記目的の一つを達成するために、本発明の態様の一つは、アプリケーションを起動可能なコンピューター環境であるか否かをコンピューターに診断させる診断プログラムであって、コンピューターに、アプリケーションの更新機能をもつ配給手段を介して最新のアプリケーションを起動可能なコンピューター環境であるか否かを診断させる環境診断ステップと、前記環境診断ステップで前記最新のアプリケーションを起動不能なコンピューター環境であると診断された場合に、当該最新のアプリケーションを起動可能なコンピューター環境とするためにコンピューターに対して行うべき対応手順を、前記環境診断ステップにおける診断結果に基づき抽出して出力手段に出力させる対応手順抽出ステップと、を備えたことを要旨とする。
本発明の一実施態様によれば、コンピューターは、環境診断ステップにおいて、アプリケーションの更新機能をもつ配給手段を介して最新のアプリケーションを起動しうるコンピューター環境であるか否かを診断する。例えば配給手段(配給プログラム)そのもの又は配給手段がアプリケーションのダウンロードに用いるローダーがコンピューターにインストールされていない場合など、必要なコンピューター環境となっていない場合は、最新のアプリケーションを起動不能と診断される。コンピューターは、次の対応手順抽出ステップにおいて、最新のアプリケーションを起動不能と診断した場合、アプリケーションを最新バージョンで起動しうるコンピューター環境とするためにコンピューターに対して行うべき対応手順を、環境診断ステップにおける診断結果に基づき抽出して出力手段に出力させる。このため、ユーザーは、出力手段に出力された対応手順をとることで、最新のアプリケーションを起動可能なコンピューター環境とすることができる。
本発明の態様の一つである診断プログラムにおいては、前記環境診断ステップでは、前記配給手段に関する診断項目を含む複数の診断項目について診断を行い、前記対応手順抽出ステップでは、前記複数の診断項目のうち前記最新のアプリケーションを起動不能と診断した診断項目の診断結果毎に当該診断結果に応じた対応手順を前記出力手段に出力させることが好ましい。
本発明の一実施態様によれば、環境診断ステップにおいて、コンピューターは、配給手段に関する診断項目を含む複数の診断項目について診断を行う。そして、対応手順抽出ステップでは、複数の診断項目のうち最新のアプリケーションを起動不能と診断した診断項目の診断結果毎に当該診断結果に応じた対応手順が出力手段に出力される。このように最新のアプリケーションを起動不能と診断した診断項目毎に対応手順が出力されるので、一度に複数の対応手順が出力された場合には、一度にまとめて複数の対応手順をとることができる。
本発明の態様の一つである診断プログラムでは、前記アプリケーションは印刷サービスを提供するものであって、当該印刷サービスで用いられる前記コンピューター内のプリンタードライバーが前記印刷サービスで許可されたものである場合に起動される構成であり、前記環境診断ステップは、前記配給手段に関する診断項目と、許可された前記プリンタードライバーの有無を診断する診断項目とを含む複数の診断項目を診断することが好ましい。
本発明の一実施態様によれば、環境診断ステップでは、配給手段に関する診断項目(例えば配給手段の有無を診断する診断項目)と、許可されたプリンタードライバーの有無を診断する診断項目とを含む複数の診断項目が診断される。配給手段がないと診断されると、例えば配給手段を構成する配給プログラムのインストールを促す対応手順が出力手段に出力される。また、許可されたプリンタードライバーがないと診断されると、例えば許可されたプリンタードライバーのインストールを促す対応手順が出力手段に出力される。このため、許可されたプリンタードライバーがない場合は、最新のアプリケーションが起動不能と診断されるため、出力された対応手順をとることで、最新のアプリケーションを起動可能なコンピューター環境にすることができる。
本発明の態様の一つである診断プログラムでは、前記環境診断ステップは、前記配給手段を構成する配給プログラムがインストールされているか否かを診断項目の一つとして診断する配給診断ステップを含むことが好ましい。
本発明の一実施態様によれば、環境診断ステップでは、配給手段を構成する配給プログラムがインストールされているか否かを診断項目の一つとして診断する配給診断ステップが行われる。この配給診断ステップにおいて、配給手段がインストールされていないと診断されると、例えば配給手段のインストールを促す対応手順が出力される。ユーザーは、対応手順に従って、配給手段をインストールすることにより、適正なコンピューター環境とすることができる。
本発明の態様の一つである診断プログラムでは、前記環境診断ステップは、前記配給手段がアプリケーションをダウンロードするために備えるローダーが壊れているか否かを診断項目の一つとして診断するローダー診断ステップを含むことが好ましい。
本発明の一実施態様によれば、環境診断ステップでは、配給手段が備えるローダーが壊れているか否かを診断項目の一つとして診断するローダー診断ステップが行われる。ローダー診断ステップでローダーが壊れていると診断されると、例えば配給手段を構成する配給プログラムのインストールを促す対応手順が出力される。ユーザーは、対応手順に従って、配給プログラムのインストールをすることにより、適正なコンピューター環境とすることができる。
本発明の態様の一つである診断プログラムでは、前記アプリケーションは、画像の表示及び該画像の編集を行う機能を有し、ローカルプリンターが設定されていれば画像の印刷を許可し、ネットワークプリンターが設定されていれば画像の印刷を許可しない構成であり、前記環境診断ステップは、ネットワークプリンターが設定されているか否かを診断項目の一つとして診断する印刷設定診断ステップを含むことが好ましい。
本発明の一実施態様によれば、環境診断ステップでは、ネットワークプリンターが設定されているか否かを診断項目の一つとして診断する印刷設定診断ステップが行われる。印刷設定診断ステップでネットワークプリンターが設定されていると診断されると、例えばネットワークプリンターからローカルプリンターへの印刷設定の変更を促す対応手順が出力される。ユーザーは、対応手順に従って、ネットワークプリンターからローカルプリンターへの印刷設定を変更することにより、適正なコンピューター環境とすることができる。
本発明の態様の一つである診断プログラムでは、前記環境診断ステップは、前記アプリケーションと競合する競合アプリケーションの有無を診断項目の一つとして診断する競合診断ステップを含むことが好ましい。
本発明の一実施態様によれば、環境診断ステップでは、アプリケーションと競合する競合アプリケーションの有無を診断項目の一つとして診断する競合診断ステップが行われる。この競合診断ステップで競合アプリケーションがあると診断されると、例えば競合アプリケーションの停止又は消去を促す対応手順が出力手段により出力される。このため、ユーザーは対応手順に従って競合アプリケーションを停止又は消去すれば、最新のアプリケーションを起動可能なコンピューター環境にすることができる。
本発明の態様の一つである診断プログラムでは、前記環境診断ステップは、コンピューターの空きメモリー容量が規定値より少ないか否かを診断項目の一つとして診断するメモリー診断ステップを含むことが好ましい。
本発明の一実施態様によれば、環境診断ステップでは、コンピューターの空きメモリー容量が規定値より少ないか否かを診断項目の一つとして診断するメモリー診断ステップが行われる。このメモリー診断ステップにおいて、空きメモリー容量が規定値より少ないと診断されると、例えば空きメモリーを増やす操作を促す対応手順が出力される。ユーザーは、対応手順に従って、空きメモリーを増やすことにより、適正なコンピューター環境とすることができる。
本発明の態様の一つである診断プログラムでは、前記環境診断ステップは、前記アプリケーションのインストール情報に欠陥があるか否かを診断項目の一つとして診断する欠陥診断ステップを含むことが好ましい。
本発明の一実施態様によれば、環境診断ステップでは、アプリケーションのインストール情報に欠陥があるか否かを診断項目の一つとして診断する欠陥診断ステップが行われる。欠陥診断ステップでアプリケーションのインストール情報に欠陥があると診断されると、例えばアプリケーションのインストールを促す対応手順が出力される。ユーザーは、対応手順に従って、アプリケーションをインストールすることにより、適正なコンピューター環境とすることができる。
本発明の態様の一つである診断プログラムにおいては、前記環境診断ステップでは、前記アプリケーションを起動可能と診断した場合、前記配給手段にアプリケーションの起動を指示することが好ましい。
本発明の一実施態様によれば、環境診断ステップでは、アプリケーションを起動可能と診断した場合、配給手段にアプリケーションの起動が指示される。つまり、アプリケーションを起動不能と診断した場合に対応手順が出力されるものの、アプリケーションを起動可能と診断した場合は、配給手段にアプリケーションの起動を指示する。この指示を受け付けた配給手段は、アプリケーションが最新のアプリケーションであるか否かを判定し、最新のアプリケーションであればこれを起動させ、一方、最新のアプリケーションでなければ最新のアプリケーションをダウンロードして起動させる。
本発明の態様の一つは、アプリケーションを起動可能なコンピューター環境であるか否かを診断する診断方法であって、アプリケーションの更新機能をもつ配給手段を介して最新のアプリケーションを起動可能なコンピューター環境であるか否かを診断する環境診断ステップと、前記環境診断ステップで前記最新のアプリケーションを起動不能なコンピューター環境であると診断された場合に、当該最新のアプリケーションを起動可能なコンピューター環境とするためにコンピューターに対して行うべき対応手順を、前記環境診断ステップにおける診断結果に基づき抽出して出力手段に出力する対応手順抽出ステップと、を備えたことを要旨とする。本発明の一実施態様によれば、上記診断プログラムの発明と同様の作用効果を得ることができる。
一実施形態におけるサービス提供システムの模式図。 サービス選択画面を示す模式図。 サーバーと通信するPC中のコンピューターの機能構成を示すブロック図。 サービス提供処理を示すフローチャート。 診断プログラムによる診断処理の一部(前半)を示すフローチャート。 診断プログラムによる診断処理の一部(後半)を示すフローチャート。 対応手順メッセージデータを示す模式図。 対応手順が表示された診断結果の画面を示す模式図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図1〜図8を用いて説明する。
図1に示すように、サービス提供システムSSは、サービスの提供を受けるユーザーが使用するパーソナルコンピューター(以下「PC10」という)と、サービス提供元のサーバー100とを備えている。
サーバー100とPC10とはインターネット等のネットワークNWを介して通信可能に接続されている。また、このネットワークNWには、サービス提供に必要なソフトウェアの1つであるフレームワークプログラムFW(フレームワーク用プログラム群)を提供するサーバー200が接続されている。フレームワークプログラムFWは、プログラム開発の環境を提供するソフトウェアであり、この中には配給プログラムSPが含まれている。本実施形態のフレームワークプログラムFWは、マイクロソフト社の「.NET Framework」であり、その中に配給プログラムとして「ClickOnce」を含む。
PC10は、本体11と、入力装置の一例としてキーボード12及びマウス13と、モニター14とを備えている。本体11には、コンピューター15が内蔵されている。また、PC10には出力装置の一例としてプリンター20が接続されている。マウス13等の入力装置を用いて印刷実行の操作をすると、モニター14に表示された画像等をプリンター20に印刷させることができる。
ユーザーはPC10からネットワークNWを通じてサーバー100にアクセスし、印刷サービスを提供するWebページをモニター14に表示させることが可能である。すなわち、サーバー100は、ネットワークNWを通じてPC10からのアクセスを受け付けると、印刷サービスを提供するためのWebページデータWD(図3参照)をPC10に送信する。
印刷サービス提供用のWebページデータWDには、図2に示すサービス選択画面SWを表示可能な表示データが含まれている。WebページデータWDを受信したPC10のモニター14には、複数のサービスの中から所望のサービスを選択可能な図2に示すサービス選択画面SWが表示される。このサービス選択画面SWには、選択の対象となる複数(図2では2つのみ図示)の印刷サービスの内容がサンプル画像G1,G2で表示される。図2の例では、左側に「ペーパークラフト」のサンプル画像G1と、右側に「カレンダー」のサンプル画像G2が表示される。各サンプル画像G1,G2の下側にその画像編集に使用できる素材集の一覧を表示させる表示ボタン24と、印刷サービスのアプリケーションを起動させる起動ボタン25とが用意されている。起動ボタン25をマウス13でクリックすると、その選択した起動ボタン25に対応する印刷サービスの画像を表示・編集・印刷するためのアプリケーション35(図3に示す)が起動されるようになっている。但し、本実施形態では、起動ボタン25の指示は、ソフトウェアの配布・更新の機能を有する配給プログラムを介してアプリケーション35は起動される。
そのため、アプリケーション35は、いつも最新バージョンで起動される。起動されたアプリケーション35は、選択された印刷サービスで提供される画像をPC10のモニター14に表示させる。ユーザーは、キーボード12やマウス13を用いてモニター14中の画像の加工や文書の編集作業を行って、編集後の画像をプリンター20で印刷することができる。印刷サービスで提供される画像には、その他に、「グリーティングカード」、「シール」、「フォトフレーム」、「展開図」、「切り紙」などがある。
アプリケーション35は、はじめにサムネイル画像をサーバー100から受信し、サムネイル画像に基づき編集画面を作成及び表示し、その表示された編集画面中の画像にユーザーの操作に応じた編集処理を加える。その編集処理によって画像が出来上がると、ユーザーはマウス13等を操作して印刷実行を指示する。アプリケーション35は、印刷実行の指示を受け付けると、サーバー100から本画像を受信し、本画像がサムネイル画像に置き替えられて編集画像に組み込まれることで印刷用の画像データが生成される。そして、この画像データはプリンタードライバー36(図3に示す)に渡される。プリンタードライバー36は画像データから印刷データを生成し、その生成した印刷データがプリンター20へ出力される。この結果、プリンター20は印刷データに基づく画像を用紙に印刷する。なお、編集画面に使用されるサムネイル画像データと、印刷用の画像データの生成に使用される本画像データは、暗号化されてサーバー100からPC10に送信される。
次にサービス提供システムSSの機能構成について図3を用いて説明する。
図3に示すように、サーバー100は、PC10からのアクセスに応じてサービス提供用のWebページデータWDをPC10に送信するウェブ提供部101を備える。また、サーバー100は、WebページデータWDに基づくサービス選択画面SW(図2参照)で、ユーザーがサービス選択画面SWでクリックした起動ボタン25に対応するサービスを提供するサービス提供部102を備えている。サーバー100はハードディスク等からなる格納部103を備え、この格納部103にはWebページデータWD、診断プログラムRP、アプリケーションAP、サムネイル画像TI、本画像データIDが格納されている。
ウェブ提供部101は、PC10からアクセスがあると、格納部103からWebページデータWDを読み出してPC10に送る。この結果、PC10のモニター14には、サービス提供用のWebページの一部であるサービス選択画面SW(図2)が表示される。
一方、PC10の本体11内には、PC10内にインストールされている各種のプログラム及びサーバー100から受信した各種のプログラムを、コンピューター15が実行することにより、図3に示す各機能部が構築される。すなわち、図3に示すように、本体11のコンピューター15には、その機能部分として、OS30(オペレーティングシステム)、ブラウザー31、サービス選択部32、診断部33、フレームワーク部34、アプリケーション35及びプリンタードライバー36が設けられている。
OS30は、レジストリ30aを備えている。レジストリ30aには、OS30が使用する各種の設定情報及びインストールされたアプリケーションの情報などが格納される。
ブラウザー31は、コンピューター15がブラウザー用プログラムを実行することにより構築される。ブラウザー31は、Webページを閲覧する機能を提供するもので、ユーザーの操作により起動される。
サービス選択部32は、ブラウザー31で閲覧しているWebページデータWDに組み込まれた起動用プログラム(本例ではJavaScript)をコンピューター15が実行することにより構築される。このサービス選択部32は、サービス選択画面SW(図2)中の起動ボタン25がマウス13を用いてクリックされると起動し、起動すると直ちに診断部33に対してアプリケーション35の起動を指示する。
診断部33は、PC10がアプリケーション35を起動可能なコンピューター環境にあるか否かを診断する。診断部33は、診断プログラムRPをコンピューター15が実行することにより構築される部分である。診断プログラムRPは、WebページデータWDを取得する際に一緒にPC10内に取り込まれるか、サービス選択部32がサーバー100に要求してPC10内に取り込まれる。診断プログラムRPは、本実施形態では、例えばActiveXコントロールで作成されたプログラムである。もちろん、診断プログラムRPはActiveXコントロールに限定されるものではない。
診断部33は、PC10のコンピューター環境を8つの診断項目別にそれぞれ診断する8つの診断部41〜48と、8つの診断項目の1つでもNGでアプリケーション35が起動不能との診断結果が得られた場合、その原因を取り除く対応手順を抽出する対応手順抽出部49とを備えている。
対応手順抽出部49は、診断部33によりアプリケーション35が起動不能と診断されたときに、その起動不能な原因を取り除くためにユーザーがとるべき対応手順(対応策)を抽出する。対応手順抽出部49は、図7に示す対応手順メッセージデータSDを図示しないメモリーに備える。対応手順メッセージデータSDは、計8つの対応手順が記載されたメッセージデータ群である。図7に示すように、対応手順メッセージデータSDは、配給プログラムに関する3つの対応手順M1〜M3、プリンターに関する2つの対応手順M4,M5、OS30(オペレーティングシステム)に関する1つの対応手順M7、アプリケーションに関する2つの対応手順M6,M8を備えている。対応手順抽出部49は、対応手順メッセージデータSDの中から、診断部33によりアプリケーションが起動不能と診断された診断項目に対応する1つ又は複数の対応手順メッセージデータを抽出する。
図3に戻って、診断部33は、アプリケーション35を起動できると診断したときには、フレームワーク部34内の配給部51にアプリケーション35の起動を指示する。つまり、本実施形態では、サービス選択部32と配給部51との間で、診断部33によりPC10がアプリケーション35を起動できる環境にあるか否かの診断が行われ、アプリケーション35を起動できると診断されてはじめて、配給部51にアプリケーション35の起動の指示(起動要求)が与えられる。
フレームワーク部34は、フレームワークプログラムFW(例えば「.NET Framework」)をコンピューター15が実行することにより構築される部分である。フレームワーク部34は、フレームワークプログラムFW(以下、単に「フレームワークFW」ともいう)が提供する配給プログラムをコンピューター15が実行することにより構築される配給部51を備える。配給部51はソフトウェアの配布及び更新を行う機能を有し、その内部に判定部52とローダー53(プログラムローダー)とを備える。配給部51は、診断部33からアプリケーション起動要求を受け付けると起動する。
判定部52は、アプリケーション35の有無の判定と、アプリケーション35が存在した場合にそれが最新バージョンであるか否かの判定とを行う。ローダー53は、判定部52により、アプリケーション35が無いと判定された場合、又はアプリケーション35が存在しても最新バージョンではないと判定された場合に、サーバー100から最新のアプリケーションAPをダウンロードする。この場合、ローダー53が、ダウンロードした最新のアプリケーションAPを起動させることにより、PC10内にアプリケーション35が構築される。
図3に示すアプリケーション35は、このようにアプリケーションAP(プログラム)をコンピューター15が実行することにより構築される部分であり、その起動により、ユーザーがサービス選択画面SWで選択した起動ボタン25に対応する印刷サービスを提供する。アプリケーション35は、印刷サービス提供のために、編集画面作成部61、編集処理部62及び画像データ生成部63を備えている。
編集画面作成部61は、サービス選択画面SWで選択された印刷サービスとして例えば「ペーパークラフト」や「カレンダー」の編集画面を作成する。編集画面作成部61は、この編集画面作成の際に必要なサムネイル画像データTIをサーバー100に要求して、サーバー100からダウンロードする。そして、ダウンロードしたサムネイル画像データTIを用いて編集画面を作成し、それをモニター14に表示する。
編集処理部62は、モニター14に表示された編集画面において、ユーザーがキーボード12やマウス13を用いて、画像(例えば写真)の組込みや画像の加工、文書の書き込みなどの編集を行ったときに、キーボード12やマウス13からの入力に基づく画像の編集処理を行う。
画像データ生成部63は、編集作業を終えたユーザーがマウス13を操作して例えば完成したペーパーグラフトやカレンダー等の画像の印刷を実行すると、その画像中のサムネイル画像に対応する本画像データをサーバー100に要求して、サーバー100からダウンロードする。そして、画像データ生成部63は、編集画像中のサムネイル画像データを、ダウンロードした本画像データに置き替えて印刷用の画像データを生成し、その生成した画像データをプリンタードライバー36に送る。
プリンタードライバー36は、画像データに、表示用の表色系(YCbCr表色系やRGB表色系)から印刷用の表色系(CMYK表色系)へ色変換する色変換処理や、画素(ドット)の階調値を高階調から低階調へ変換するハーフトーン処理などの公知の画像処理を施すとともに印刷言語で記述されたコマンドを付して印刷データを生成する。そして、プリンタードライバー36は、生成した印刷データをプリンター20に出力する。
図3に示すブラウザー31、サービス選択部32、診断部33、フレームワーク部34、アプリケーション35及びプリンタードライバー36が全て揃い、しかも各部31〜36が適切なもので、かつ正しく機能しうる状態にあるときに、アプリケーション35を起動させることができる。
例えば以下の8つの場合は、アプリケーション35を起動させることができない。
(1)フレームワーク部34が存在しない場合。
(2)配給部51が存在しない場合(つまりフレームワーク部34が適切なバージョンでない場合)。
(3)ローダー53が存在しない又は壊れている場合。
(4)適切なプリンタードライバーがインストールされていない場合。
(5)ネットワークプリンターが設定されている場合。
(6)アプリケーション35と競合するアプリケーション(以下、「競合アプリケーション」と称す)がPC10にインストールされている場合。
(7)空きメモリーが規定値より少ない場合。
(8)サービスと連携するアプリケーションが正しくインストールされていない場合。
診断部33は、上記8つの項目を診断項目とし、各診断項目について該当するかどうかを診断する診断処理を行う。次に診断部33を構成する第1〜第8診断部41〜48による診断内容について説明する。
第1診断部41は、必要なフレームワークがインストールされているか否かを診断する。本実施形態では、必要なフレームワークは「.NET Framework」である。第1診断部41は、レジストリ30aからフレームワークの情報を取得し、その情報に基づいて「.NET Framework」がインストールされていたか否かを判定する。
第2診断部42は、インストールされていたフレームワークが適切なバージョンであるか否かを診断する。ここで、「.NET Framework」ではバージョン2.0から配給プログラムである「ClickOnce」が提供されているので、第2診断部42はバージョン2.0以降の適切なバージョンであるか否かを判定する。つまり、第2診断部42は、適切なバージョンであるか否かの診断により、配給プログラムがインストールされているか否かを診断する。
第3診断部43は、ローダー53が存在しているか否かを診断し、また存在していてもそのローダー53が壊れていないか否かを診断する。詳しくは、第3診断部43は、ローダーのファイル情報の取得を試みて、ファイル情報を取得できなければローダー53が存在しないと判定する。また、ファイル情報を取得できたときには、そのファイル情報からローダー53が壊れていないか否かを判定する。例えばファイル情報からファイルサイズを調べ、ファイルサイズが正規サイズでなければローダー53が壊れていると判定する。
第4診断部44は、適切なプリンタードライバー36がインストールされているか否かを診断する。本例では、印刷サービスの提供を受けるためには、プリンタードライバー36が特定メーカーのプリンター20に対応するものであることが必要とされ、他メーカーのプリンターに対応するプリンタードライバーでは印刷サービスを受けられないからである。
第5診断部45は、ネットワークプリンターの設定がされているか否かを診断する。ここで、ネットワークプリンターとは、PC10がプリンターサーバーを経由してプリンターと接続されている場合に、印刷データが直接プリンター20に送られずに、他のコンピューターを介してプリンター20に送られる形態で印刷が行われる設定である。この診断を行うのは、本例では、印刷サービスの提供を受けるためにはローカルプリンターが設定されている必要があり、ネットワークプリンターが設定されている場合は、印刷サービスを受けられないからである。
第6診断部46は、アプリケーション35と競合する競合アプリケーションがインストールされているか否かを診断する。これは、競合アプリケーションがインストールされていると、アプリケーション35が競合アプリケーションと競合し、アプリケーション35を起動できないからである。詳しくは、第6診断部46は、レジストリ30aから取得した情報を基に、競合アプリケーションがインストールされているか否かを判定する。なお、本例の場合、競合アプリケーションはOSが64ビットの場合に競合するので、OSが64ビットであるか否かも併せて判定する。
第7診断部47は、空きメモリーが規定値より少ないか否かを診断する。空きメモリーが規定値より少ないと、アプリケーション35など必要なプログラムを実行できないからである。つまり、規定値は、アプリケーション35など必要なプログラムを実行するために必要な空き容量に所定記憶容量のマージンを付け加えた値に設定されている。
第8診断部48は、Webサービスと連携するアプリケーション35が正しくインストールされているか否かを診断する。詳しくは、第8診断部48は、レジストリ30aからWebサービスと連携するアプリケーション35の情報の取得を試み、レジストリ30aにアプリケーション35の情報があったか否かを判定する。そして、該当アプリケーション35の情報があった場合、第8診断部48は、レジストリ30aから詳細なインストール情報を取得し、そのインストール情報に欠陥があるか否かを判定する。
次に、サービス提供処理を図4に示すフローチャートに従って説明する。ユーザーはPC10上でブラウザー31を起動させるとともに例えばマウス13を操作してサーバー100にアクセスする。サーバー100はPC10からのアクセスに応じてWebページデータWDをPC10に送信する。PC10のモニター14には、ブラウザー31によりWebページデータWDに基づく図2に示すサービス選択画面が表示される。
まずステップS1では、サービス選択画面SWで起動ボタン25が押下されたか否かを判断する。サービス選択画面SWで起動ボタン25が押下されればステップS2に進み、起動ボタン25が押下されていなければ当該ルーチンを終了する。
ステップS2では、診断プログラムに基づく診断処理を行う。つまり、診断プログラム(診断部33)を起動することにより、アプリケーション35を最新バージョンで起動可能なコンピューター環境であるか否かを診断する。このとき、診断プログラムは、先のWebページデータWDと一緒に受信することでコンピューター15内に取り込む構成でもよいし、起動ボタン25が押下されたことを検出したコンピューター15がサーバー100に診断プログラムを要求し、その要求の応答としてサーバー100から診断プログラムを受信する構成でもよい。この診断処理の詳細は後述する。
ステップS3では、診断結果がOKであるか否かを判断する。診断結果がOKであれば、アプリケーション35を最新バージョンで起動しうるコンピューター環境であると診断される。診断結果がOKの場合、コンピューター15は、配給部51(配給プログラム「ClickOnce」)、最新バージョンのアプリケーション35、及び適切なプリンタードライバー36がインストールされており、こられの診断項目を含む全診断項目がOKである。診断結果がOKであればステップS4に進み、診断結果がOKでなければ当該ルーチンを終了する。
ステップS4では、配給プログラムを起動する。つまり、コンピューター15は配給プログラムを起動し、その内部に機能部分としてソフトウェアの配布と更新とを行う機能を有する配給部51を構築する。
ステップS5では、コンピューター15にインストールされているアプリケーション35が最新のアプリケーションであるか否かを判定する。この判定は配給部51の判定部52が行う。最新のアプリケーションでなければステップS6に進み、最新のアプリケーションであればステップS7に進む。
ステップS6では、最新のアプリケーションをダウンロードする。詳しくは、配給部51のローダー53は、図3に示すように、最新アプリケーション要求をサーバー100に送り、その応答として最新アプリケーションを受信する。
ステップS7では、アプリケーションを起動する。ここで、アプリケーション35は、ユーザーに提供すべきサービスとして印刷サービスを提供するものであり、印刷サービスの一部として、画像を表示させる表示機能(ビューア機能)と、画像を編集する編集機能とを備えている。この画像を表示するときや、画像を編集するときには、サムネイル画像が使用される。編集画面作成部61は、サーバー100に対して画像要求を行い、その要求の応答として受信したサムネイル画像を用いて編集画面を作成し、この編集画面をモニター14に表示させる。ユーザーはこの編集画面で編集作業を行う。
ステップS8では、編集処理を行う。つまり、編集処理部62は、ユーザーが編集作業のために操作したキーボード12やマウス13からの入力信号に基づき、画像にその入力操作に応じた編集処理を施す。例えば「ペーパークラフト」や「カレンダー」等の対象画像への文字の記入、イラストの描画、写真の組込みなどの編集が施される。
ステップS9では、印刷実行が指示されたか否かを判断する。例えばユーザーは画像を編集し終わると、その編集後の画像を印刷するためにマウス13を操作して印刷実行を指示する。印刷実行が指示されていなければ編集処理の継続中であるのでステップS8に戻り、一方、印刷実行が指示された場合はステップS10に進む。
ステップS10では、編集後の画像を印刷するための画像データを生成する。この画像データ生成処理は、画像データ生成部63が行う。編集画面ではサムネイル画像データTIを使って編集を行っているため、印刷実行の指示がなされると、本画像データIDをダウンロードし、サムネイル画像データTIを本画像データIDに置き替えて印刷用の画像データを生成する。
ステップS11では、印刷処理を行う。つまり、印刷サービスでの印刷の使用が許可されたプリンタードライバー36は、印刷用の画像データに、解像度変換処理、色変換処理、ハーフトーン処理などの所定の画像処理を施して、印刷データを生成し、その生成した印刷データをプリンター20に送信する。そして、プリンター20は、印刷データに基づくサービス提供された文書や画像などを用紙(印刷媒体)に印刷する。
次に診断プログラムに基づく診断処理(図4のステップS2)の詳細を、図5及び図6を用いて説明する。
まず図5におけるステップS21では、レジストリ30aからフレームワークの情報を取得する。本例では、レジストリ30aからマイクロソフト社の「.NET Framework」の情報を取得する。
ステップS22では、フレームワークの情報を基にフレームワークFWがインストール済みであるか否かを診断する。この診断は第1診断部41が行う。フレームワークFW「.NET Framework」がインストールされていなければステップS23に進み、一方、フレームワークFWがインストール済みであれば、ステップS24に進む。
ステップS23では、対応手順抽出部49が、メモリー中の対応手順メッセージデータSDの中からフレームワークFWがインストールされていない旨の診断結果に対応する第1対応手順M1(図7参照)を抽出し、抽出した第1対応手順M1をモニター14に表示する。例えば図7に示す第1対応手順M1のとおり「必要なフレームワークが導入されていません。以下のURLから、必要なフレームワークをインストールしてください。」と表示される。
ステップS24では、フレームワークFWのバージョン情報をチェックする。ここで、「.NET Framework」はバージョン2.0以上であれば配給プログラム「ClickOnce」を含む適切なバージョンであるが、バージョン2.0未満であると、配給プログラム「ClickOnce」を含まない不適切なバージョンとなる。
ステップS25では、チェックの結果、フレームワークFWが適切なバージョンであるか否かを診断する。この診断は第2診断部42が行う。適切なバージョンでない場合(例えばバージョン2.0未満の場合)はステップS26に進み、適切なバージョンである場合(例えばバージョン2.0以上の場合)はステップS27に進む。
ステップS26では、対応手順抽出部49が、メモリー中の対応手順メッセージデータSDの中からフレームワークFWが適切なバージョンでない旨の診断結果に対応する第2対応手順M2(図7参照)を抽出し、抽出した第2対応手順M2をモニター14に表示する。例えば図7に示す第2対応手順M2のとおり「適切なフレームワークが導入されていません。以下のURLから、適切なフレームワークをインストールしてください。」と表示される。
ステップS27では、ローダーのファイル情報を取得する。本例では、配給プログラム「ClickOnce」に含まれているローダー「dfsvc.exe」のファイル情報を取得する。
ステップS28では、ローダーがない又は壊れているか否かを診断する。この診断は第3診断部43が行う。ローダーがない又は壊れている場合はステップS29に進み、ローダーがありかつ壊れていない場合はステップS30に進む。
ステップS29では、対応手順抽出部49が、メモリー中の対応手順メッセージデータSDの中からローダーがない又は壊れている旨の診断結果に対応する第3対応手順M3(図7参照)を抽出し、抽出した第3対応手順M3をモニター14に表示する。例えば図7に示す第3対応手順M3のとおり「フレームワークが正常に動作していません。以下のURLを参考に、フレームワークを再インストールしてください。」と表示される。なお、本実施形態では、ステップS21,22,24,S25,S27,S28の各処理により、配給診断ステップが構成される。また、ステップS23,S26,S29の処理が、配給診断ステップに対応する対応手順抽出ステップに相当する。
ステップS30では、レジストリ30aからプリンタードライバーの情報を取得する。
ステップS31では、許可されたプリンタードライバーがインストール済みであるか否かを診断(判断)する。この診断は第4診断部44が行い、印刷サービスでの印刷の使用が許可されたプリンター20に対応する特定のプリンタードライバーがインストール済みであるか否かを診断する。特定のプリンタードライバーでなければ、たとえ他のプリンタードライバーがインストールされていても、インストール済みとは判断されない。プリンタードライバー36がインストール済みでなければステップS32に進み、プリンタードライバー36がインストール済みであればステップS33に進む。
ステップS32では、対応手順抽出部49が、メモリー中の対応手順メッセージデータSDの中からプリンタードライバー36がインストール済みである旨の診断結果に対応する第4対応手順M4(図7参照)を抽出し、抽出した第4対応手順M4をモニター14に表示する。例えば図7に示す第4対応手順M4のとおり「お客様のプリンターが接続されていません。プリンターとの接続、プリンタードライバーのインストール状態をご確認ください。」と表示される。なお、本実施形態では、ステップS30,31の各処理が、許可されたプリンタードライバーの有無を診断する診断項目を診断するステップに相当し、ステップS32の処理が、それに対応する対応手順抽出ステップに相当する。
ステップS33では、プリンタードライバーの情報を基にポートをチェックする。
ステップS34では、ネットワークプリンターの設定がされているか否かを診断(判断)する。この診断は、第5診断部45がポートのチェック結果に基づいて行う。ネットワークプリンターの設定がされている場合はステップS35に進み、ネットワークプリンターの設定がされていない場合(ローカルプリンターの設定がされている場合)は図6のステップS36に進む。
ステップS35では、対応手順抽出部49が、メモリー中の対応手順メッセージデータSDの中からネットワークプリンターの設定がされている旨の診断結果に対応する第5対応手順M5(図7参照)を抽出し、抽出した第5対応手順M5をモニター14に表示する。例えば図7に示す第5対応手順M5のとおり「ご利用されているプリンターの設定が正しくありません。当サービスはネットワークプリンターには対応しておりません。以下のURLを参考に、プリンターの設定を変更してください。」と表示される。なお、本実施形態では、ステップS33,S34の各処理により、印刷設定診断ステップが構成される。また、ステップS35の処理が、印刷設定診断ステップに対応する対応手順抽出ステップに相当する。
ステップS36では、レジストリ30aからOSの情報を取得する。
ステップS37では、OSが64ビットであるか否かを診断(判断)する。OSが64ビットであればステップS38に進み、OSが64ビットでなければステップS41に進む。
ステップS38では、レジストリ30aから、アプリケーションと競合する特定の競合アプリケーション(例えば「Xサービスプログラム」)がインストールされているかチェックする。
ステップS39では、チェック結果に基づき競合アプリケーションがインストールされているか否かを診断(判断)する。この診断は第6診断部46が行う。
ステップS40では、対応手順抽出部49が、メモリー中の対応手順メッセージデータSDの中から競合アプリケーションがインストールされている旨の診断結果に対応する第6対応手順M6(図7参照)を抽出し、抽出した第6対応手順M6をモニター14に表示する。例えば図7に示す第6対応手順M6のとおり、「当サービスを利用される際に、以下のアプリケーションが導入されている場合は起動できません。「Xサービスアプリケーション」。お手数をお掛けしますが、上記アプリケーションのサービスを停止するか、もしくは、上記アプリケーションをアンインストールしてください。」と表示される。なお、本実施形態では、ステップS36〜S39の各処理により、競合診断ステップが構成される。また、ステップS40の処理が、競合診断ステップに対応する対応手順抽出ステップに相当する。
ステップS41では、空きメモリーが規定値未満であって少ないか否かを診断(判断)する。この診断は第7診断部47が行う。空きメモリーが少ない場合はステップS42に進み、空きメモリーが少なくない場合はステップS43に進む。
ステップS42では、対応手順抽出部49が、メモリー中の対応手順メッセージデータSDの中から空きメモリーが少ない旨の診断結果に対応する第7対応手順M7(図7参照)を抽出し、抽出した第7対応手順M7をモニター14に表示する。例えば図7に示す第7対応手順M7のとおり、「お客様のPCの空きメモリーが不足しております。ブラウザーや常駐アプリケーションを停止して、再度お試しください。」と表示される。なお、本実施形態では、ステップS41の処理により、メモリー診断ステップが構成される。また、ステップS42の処理が、メモリー診断ステップに対応する対応手順抽出ステップに相当する。
ステップS43では、レジストリ30aからWebサービスと連携するアプリケーション35の情報を取得する。
次のステップS44では、レジストリ30aにアプリケーション35の情報があったか否かを判断する。アプリケーション35の情報があればステップS45に進み、アプリケーション35の情報がなければ当該ルーチンを終了する。
ステップS45では、レジストリ30aから詳細なインストール情報を取得してチェックする。
ステップS46では、チェック結果に基づきインストール情報に欠落があるか否かを診断(判断)する。この診断は第8診断部48が行う。インストール情報に欠落がある場合はステップS47に進み、インストール情報に欠落がない場合は当該ルーチンを終了する。
ステップS47では、対応手順抽出部49が、メモリー中の対応手順メッセージデータSDの中から、アプリケーション35のインストール情報に欠落がある旨の診断結果に対応する第8対応手順M8(図7参照)を抽出し、抽出した第8対応手順M8をモニター14に表示する。例えば図7に示す第8対応手順M8のとおり、「当サービスと連携するアプリケーションが正しく導入されていません。以下のURLを参考に、アプリケーションを再インストールしてください。」と表示される。なお、本実施形態では、ステップS43〜S46の各処理により、欠陥診断ステップが構成される。また、ステップS47の処理が、欠陥診断ステップに対応する対応手順抽出ステップに相当する。
例えばフレームワークFWが適切なバージョン(バージョン2.0以上)でインストールされているが、ローダーがない又は壊れている場合は、第3対応手順M3が表示される。また、プリンタードライバー36がインストールされているものの、ネットワークプリンターの設定がされている場合は、第5対応手順M5が表示される。さらに例えばOS30が64ビットの場合に、競合アプリケーションがインストールされている場合は、第6対応手順M6が表示される。このようなコンピューター環境であった場合は、診断の結果、図8に示すように、配給プログラムについては第3対応手順M3、プリンターについては第5対応手順M5、アプリケーションについては第6対応手順M6を含む診断結果画面DWがモニター14に表示される。
そして、第3対応手順M3、第5対応手順M5及び第6対応手順M6どおりに対処した後、再びサービス選択画面SWで起動ボタン25を選択操作すると、診断部33による診断がまた行われる。例えばユーザーの対処が不適切であった場合、診断の結果、その不適切な対処によって解消されていない原因に対応する対応手順がモニター14に表示される。こうして起動ボタン25が選択操作される度に、その都度診断が行われ、アプリケーション35を起動可能なコンピューター環境となるまで、必要な対応手順が表示される。そして、診断の結果、全診断項目でOKであれば、診断部33は配給部51に対してアプリケーション35の起動を要求する。配給部51はアプリケーション35の起動が要求されると、アプリケーション35のバージョンを調べる。配給部51は、最新バージョンでなければ、サーバー100からアプリケーションAPをダウンロードし、そのダウンロードしたアプリケーションAPを実行することによりアプリケーション35を起動させる。一方、アプリケーション35が最新バージョンであれば、そのアプリケーション35を起動させる。
以上詳述したように本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)アプリケーション35を起動させる前に、アプリケーション35を起動可能なコンピューター環境であるか否かを診断プログラムRPで診断し、アプリケーション35を起動不能と診断された場合は、診断結果に応じた対応手順をモニター14に表示する。よって、ユーザーはアプリケーション35を起動可能なコンピューター環境にするための対応手順を知ることができ、PC10に対してその対応手順をとることによりPC10を、アプリケーション35を起動可能なコンピューター環境にすることができる。例えば、アプリケーション35を起動できないコンピューター環境であっても、カスタマーセンターに問い合わせることなく、ある程度のトラブルは解決することができる。
(2)環境診断ステップでは、配給部(配給手段)に関する診断項目(S21,S22,S24,S25,S27,S28)を含む複数の診断項目について診断を行い、対応手順抽出ステップでは、複数の診断項目のうち最新のアプリケーション35を起動不能と診断した診断項目の診断結果毎に診断結果に応じた対応手順をモニター14に表示する。よって、最新のアプリケーションを起動不能と診断した診断項目毎に対応手順が表示されるので、一度に複数の対応手順が表示された場合は、一度にまとめて複数の対応手順をとることができる。
(3)第1診断部41は、フレームワークFWがインストール済みであるか否かを診断する(S21,S22)。よって、PC10にフレームワークFWがインストールされていない場合は、診断の結果としてモニター14に表示される第1対応手順M1(S23)どおりにフレームワークFWをインストールすれば、PC10を、アプリケーション35を起動可能なコンピューター環境にすることができる。
(4)第2診断部42は、フレームワークFWが適切なバージョンであるか否かを診断する(S24,S25)。よって、適切なバージョンでない場合は、診断の結果としてモニター14に表示される第2対応手順M2(S26)どおりに適切なバージョンのフレームワークFWをインストールすれば、PCを、アプリケーション35を起動可能なコンピューター環境にすることができる。
(5)第3診断部43は、フレームワークFWがインストール済みかつ適切なバージョンである場合には、ローダーがない又はローダーが壊れているか否かを診断する(S27,S28)。よって、ローダーがない又はローダーが壊れている場合は、診断の結果としてモニター14に表示された第3対応手順M3(S29)どおりに適切なバージョンのフレームワークをインストールすれば、PC10を、アプリケーション35を起動可能なコンピューター環境にすることができる。
(6)第4診断部44は、印刷サービスでの使用が許可された適切なプリンタードライバー36がインストール済みであるか否かを診断する(S30,S31)。よって、適切なプリンタードライバー36がインストールされていない場合は、診断の結果としてモニター14に表示された第4対応手順M4(S32)どおりに適切なプリンタードライバー36をインストールすれば、PC10を、アプリケーション35を起動可能なコンピューター環境にすることができる。
(7)第5診断部45は、ネットワークプリンターの設定がされているか否かを診断する(S33,S34)。よって、ネットワークプリンターの設定がされている場合は、診断の結果としてモニター14に表示される第5対応手順M5(S35)どおりにローカルプリンターの設定へ変更すれば、PC10を、アプリケーション35を起動可能なコンピューター環境にすることができる。
(8)第6診断部46は、競合アプリケーションがインストールされているか否かを診断する(S36〜S39)。よって、競合アプリケーションがインストールされている場合でも、診断の結果としてモニター14に表示される第6対応手順M6(S40)どおりに競合アプリケーションのサービス停止又はアンインストールすれば、PC10を、アプリケーション35を起動可能なコンピューター環境にすることができる。
(9)第7診断部47は、空きメモリーが規定値未満と少ないか否かを診断する(S41)。よって、空きメモリーが規定値未満と少ない場合は、診断の結果としてモニター14に表示される第7対応手順M7(S42)どおりに不要なブラウザーや常駐アプリケーションを停止させて、空きメモリー容量を増やせば、PC10を、アプリケーション35を起動可能なコンピューター環境にすることができる。
(10)第8診断部48は、サービスと連携するアプリケーション35のインストール情報の欠落の有無をチェックすることにより、アプリケーション35が正しくインストールされているか否かを診断する(S43〜S46)。よって、サービスと連携するアプリケーション35が正しくインストールされていない場合は、診断の結果としてモニター14に表示される第8対応手順M8(S47)どおりに、アプリケーション35を再インストールすれば、PC10を、アプリケーション35を起動可能なコンピューター環境にすることができる。
なお、上記実施形態は以下のような形態に変更することもできる。
・サーバー100側のコンピューターが診断プログラムRPを実行する構成としてもよい。この場合、サーバー100は、ネットワーク通信によりPC10から診断に必要なログ情報や設定情報等の情報を取得し、その情報に基に診断した診断結果に対応する対応手順をPC10に送信してモニター14に表示させる構成とする。
・配給プログラムSPがインストールされているか否かを、フレームワークプログラムFWのバージョンを基に診断したが、配給プログラムSPのログ情報を基に診断してもよい。
・サーバー200とのネットワーク通信が確立されているか否かを診断してもよい。
・前記実施形態では、配給プログラムに関する診断、プリンター(プリンタードライバー)に関する診断、メモリー容量に関する診断、アプリケーションに関する診断を行ったが、少なくとも配給プログラムに関する診断と、アプリケーションに関する診断とを行う構成であればよい。この場合、配給プログラムに関する診断では、配給プログラムがインストールされているか否かの診断と、ローダーがインストールされているか否かの診断のうち、前者の診断が行われれば足りる。また、アプリケーションに関する診断では、サービス提供用のアプリケーション35がインストールされているか否かの診断が行われれば足り、競合アプリケーションの診断は必須ではない。
・第6診断部46を廃止してもよい。例えば競合アプリケーションがそもそも存在しないアプリケーション35である場合は、第6診断部46を廃止しても問題はない。
・アプリケーションが提供するサービスは、印刷サービスに限定されない。例えば印刷を必ずしも前提としない単なる画像表示サービスや画像編集サービスでもよい。この場合、第4診断部44及び第5診断部45を廃止してもよい。また、サービスとは、必ずしもサーバーがアプリケーションと画像データとを提供するものに限定されず、アプリケーションのみを提供するものでもよい。この場合、アプリケーションが更新されることによりサービスが更新され、最新のサービスを受けるために配給プログラム(配給部)を介してアプリケーションが起動される。また、最新のアプリケーションを提供すること自体がサービスであってもよい。
・診断項目を全て診断するのではなく、異常が見つかる診断項目まで診断する構成としてもよい。この構成の場合、第1優先順位として配給プログラムに関する診断を行うことが好ましい。また、印刷サービスの場合は、第2優先順位としてプリンター(プリンタードライバー)に関する診断を行うことが好ましい。また、前記実施形態の8つの診断項目を診断する場合は、図5及び図6のフローチャートで示した優先順位で各診断項目の診断を行うことが好ましい。これらの場合、最初に起動され、かつ最新のアプリケーションを起動できない原因として可能性の比較的高い配給手段に関する診断項目から診断されるので、効率よく診断できる。
・起動ボタンが設けられた画面は、Webページに限定されない。例えば、PC10内の画面表示機能を有するプログラムの実行によりモニター14に表示させた画面に起動ボタンが設けられていてもよい。また、起動ボタンに替え、アイコンやリンク、チェックボックス、ラジオボタン等でもよい。
・出力手段はモニター等の表示手段に限定されない。例えば対応手順を音声で報知するスピーカー等の音声出力手段や、対応手順を用紙等の印刷媒体に印刷するプリンター20等の印刷手段でもよい。
・コンピューターを備える情報処理装置は、パーソナルコンピューターに限定されず、携帯情報端末(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、インターネット通信機能を備えるテレビジョンなどでもよい。
前記実施形態及び変形例等から把握される技術的思想を以下に記載する。
(1)前記環境診断ステップでは、前記配給手段に関する診断項目を含む複数の診断項目を、前記配給手段に関する診断項目を第1優先順位とする予め順位付けされた順番で、前記最新のアプリケーションが起動不能と診断される診断項目に達するまで診断することを特徴とする請求項1に記載の診断プログラム。この場合、最初に起動され、かつ最新のアプリケーションを起動できない原因として可能性の比較的高い配給手段に関する診断項目から診断されるので、効率よく診断できる。
(2)前記アプリケーションは、特定の印刷設定では印刷を許可しない構成であり、前記環境診断ステップでは、前記配給手段に関する診断項目と、印刷設定に関する診断項目とを含む複数の診断項目について診断を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の診断プログラム。この場合、配給手段に関する診断項目と、印刷設定に関する診断項目とを含む複数の診断項目について診断されるので、アプリケーションが特定の印刷設定では印刷を許可しない構成であっても、最新のアプリケーションを起動可能なコンピューター環境であるか否かを正しく診断できる。
(3)前記環境診断ステップでは、前記配給手段に関する診断項目と、前記アプリケーションに関する診断項目とを含む複数の診断項目について診断することを特徴とする請求項1、2、前記技術的思想(1)のいずれか一項に記載の診断プログラム。
10…パーソナルコンピューター(PC)、11…本体、12…キーボード、13…マウス、14…出力手段の一例であるモニター(表示手段)、15…コンピューター、20…プリンター(印刷手段)、30…OS、30a…レジストリ、31…ブラウザー、32…サービス選択部、33…診断部、34…フレームワーク部、35…アプリケーション、36…プリンタードライバー、41…第1診断部、42…第2診断部、43…第3診断部、44…第4診断部、45…第5診断部、46…第6診断部、47…第7診断部、48…第8診断部、49…対応手順抽出部、51…配給部、52…判定部、53…ローダー、61…編集画面作成部、62…編集処理部、63…画像データ生成部、100…サーバー、200…サーバー、SS…サービス提供システム、NW…ネットワーク、SW…サービス選択画面、WD…Webページデータ、RP…診断プログラム、AP…アプリケーション(プログラム)、FW…フレームワークプログラム(ワークフレーム)、SP…配給プログラム、M1〜M8…第1〜第8対応手順。

Claims (10)

  1. アプリケーションを起動可能なコンピューター環境であるか否かをコンピューターに診断させる診断プログラムであって、
    コンピューターに、
    アプリケーションの起動によって提供されるサービスを実行させる指示を受け付けると、アプリケーションを起動させる前に、当該アプリケーションの更新機能をもつ配給手段を介して最新のアプリケーションを起動させてサービスを提供可能なコンピューター環境であるか否かを診断する環境診断ステップと、
    前記環境診断ステップで前記最新のアプリケーションを起動させてサービスを提供不能なコンピューター環境であると診断された場合に、当該最新のアプリケーションを起動させてサービスを提供可能なコンピューター環境とするためにコンピューターに対して行うべき対応手順を、前記環境診断ステップにおける診断結果に基づき出力手段に出力させる対応手順出力ステップと、
    前記環境診断ステップで前記サービスを提供可能なコンピューター環境であると診断した場合、前記配給手段を介して最新のアプリケーションを起動させることによって前記サービスを提供する起動ステップと
    実行させることを特徴とする診断プログラム。
  2. 前記環境診断ステップでは、前記配給手段に関する診断項目を含む複数の診断項目について診断を行い、
    前記対応手順出力ステップでは、前記複数の診断項目のうち前記最新のアプリケーションを起動不能と診断した診断項目の診断結果毎に当該診断結果に応じた対応手順を前記出力手段に出力させることを特徴とする請求項1に記載の診断プログラム。
  3. 前記サービスは印刷サービスであって、前記アプリケーションは、当該印刷サービスで用いられる前記コンピューター内のプリンタードライバーが前記印刷サービスで許可されたものである場合に起動される構成であり、
    前記環境診断ステップは、前記配給手段に関する診断項目と、許可された前記プリンタードライバーの有無を診断する診断項目とを含む複数の診断項目を診断することを特徴とする請求項1又は2に記載の診断プログラム。
  4. 前記環境診断ステップは、前記配給手段を構成する配給プログラムがインストールされているか否かを診断項目の一つとして診断する配給診断ステップを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の診断プログラム。
  5. 前記環境診断ステップは、前記配給手段がアプリケーションをダウンロードするために備えるローダーが壊れているか否かを診断項目の一つとして診断するローダー診断ステップを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の診断プログラム。
  6. 前記アプリケーションは、画像の表示及び該画像の編集を行う機能を有し、ローカルプリンターが設定されていれば画像の印刷を許可し、ネットワークプリンターが設定されていれば画像の印刷を許可しない構成であり、
    前記環境診断ステップは、ネットワークプリンターが設定されているか否かを診断項目の一つとして診断する印刷設定診断ステップを含むことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の診断プログラム。
  7. 前記環境診断ステップは、前記アプリケーションと競合する競合アプリケーションの有無を診断項目の一つとして診断する競合診断ステップを含むことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の診断プログラム。
  8. 前記環境診断ステップは、コンピューターの空きメモリー容量が規定値より少ないか否かを診断項目の一つとして診断するメモリー診断ステップを含むことを特徴とする請求項2乃至7のいずれか一項に記載の診断プログラム。
  9. 前記環境診断ステップは、前記アプリケーションのインストール情報に欠陥があるか否かを診断項目の一つとして診断する欠陥診断ステップを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の診断プログラム
  10. アプリケーションを起動可能なコンピューター環境であるか否かを診断する診断方法であって、
    アプリケーションの起動によって提供されるサービスを実行させる指示を受け付けると、アプリケーションを起動させる前に、当該アプリケーションの更新機能をもつ配給手段を介して最新のアプリケーションを起動させてサービスを提供可能なコンピューター環境であるか否かを診断する環境診断ステップと、
    前記環境診断ステップで前記最新のアプリケーションを起動させてサービスを提供不能なコンピューター環境であると診断された場合に、当該最新のアプリケーションを起動させてサービスを提供可能なコンピューター環境とするためにコンピューターに対して行うべき対応手順を、前記環境診断ステップにおける診断結果に基づき出力手段に出力する対応手順抽出ステップと、
    前記環境診断ステップで前記サービスを提供可能なコンピューター環境であると診断した場合、前記配給手段を介して最新のアプリケーションを起動させることによって前記サービスを提供する動ステップと
    を備えたことを特徴とする診断方法。
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