JP5809638B2 - 喫煙物品包装紙を製造する方法 - Google Patents
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Description
「低着火性」喫煙物品は、カウチ、または、マットレスなどの柔らかい家具を着火させる可能性が、従来のシガレットよりも高くないように設計された喫煙物品である。
理想的には、低着火性の喫煙物品は、例えば、灰皿のホルダで自由に浮かされているとき、あるいは、吸うことなく手で保持されているときには燃え続ける(「自由燃焼」)。
自由燃焼中にシガレットが立ち消えになる傾向は「自己消火」と称される。
リングは、添加剤、または、添加剤の組み合わせを横帯として予備成形シガレット包装紙の「ジャンボ」ロールに印刷することによって、包装紙に適用される。
一般に、添加剤は、添加剤が供給されたら包装紙から蒸発する水性、または、非水性液体キャリアと共に塗布される。
しかしながら、キャリア系に存在し得る添加剤の量には限界があり、そのため、一般に、包装紙に取り込む所要の添加剤は、添加剤を備えるキャリア系で包装紙を過剰湿潤することによって達成される。
しかしながら、印刷プロセス中のキャリア液体の付加による包装紙の過剰湿潤は、例えば、包装紙の引張り強度を低下させることによって包装紙の物理的特性に有害な影響を及ぼし、それにより、包装紙の構造中に破損が引き起こされる。
結果として、紙が破損する際には、包装紙を修復する、あるいは、交換するために印刷プロセスを随時停止させる必要があり、そのため、時間と費用とがかかる。
例えば、シガレット包装紙の湿潤は、「皺」をもたらす可能性があり、その作用により、キャリア液体の取り込み、および、除去に起因して包装紙の表面が拡張、および、収縮のサイクルを受け、その結果、包装紙が不均一になる、または、皺が寄る。
横方向の縮みは、例えば、その後のスリット入れプロセス中にアライメントを困難にする可能性があり、それにより、包装紙品質が許容できないものとなる。
この重なり継ぎ目の形成に起因して、この領域に対する添加剤の付加は、浸透性、または、酸素拡散性を著しく低下させず、そのため、シガレットの着火性特性を著しく変えない。
特に、本発明の目的は、許容できる自己消火特性と低い着火性特性とを有する喫煙物品用の包装紙を製造する方法を提供することであるが、そのようなプロセス中に、包装紙の物理的完全性が維持されて、最終的な喫煙物品が視覚的に許容できる。
(a)包装紙を供給するステップと、
(b)前記包装紙(4)が繰り出し方向である縦方向に間隔を空けて配設された複数の印刷ステーション(6)を通過する毎に、液体キャリア中の1つ以上の添加剤を前記印刷ステーション(6)によって包装紙(4)の表面での縦方向に対する幅方向である横方向で異なる位置に順次塗布して前記横方向に延びた添加剤の2つ以上の不連続なラインを印刷し、前記添加剤を包装紙に浸透させ該添加剤を包装紙(4)のマトリックスに移送して、喫煙物品(13)の着火性を低下させるのに十分な低い気孔率、および/または、低い酸素拡散を有する添加剤塗布領域(7)と、添加剤がかなり減少された、あるいは、存在しない領域(8)とを形成するステップと、
(c)処理中に包装紙(4)がその物理的完全性を維持するとともに皺の減少によって包装紙(4)の外観が向上するように、前記複数の印刷ステーション(6)間に配設されている乾燥ステーション(9)によって包装紙(4)を乾燥させて液体キャリアを蒸発させ添加剤を包装紙(4)のマトリックス内に定着させて、添加剤がかなり減少された、あるいは、存在しない前記領域(8)が、前記喫煙物品(13)に組み込まれるときにその接着継ぎ目(14)に沿って重なり領域を形成するステップと、
(d)喫煙物品への組み込み時に喫煙物品の周囲にわたって添加剤のパターンを形成するが、包装紙がその接着継ぎ目に沿って重なり合う領域で添加剤がかなり減少された、あるいは、存在しない完成包装紙を形成するために、前記包装紙を機械加工するステップと、を備える方法を提供する。
典型例は、シガレットペーパーである。
他の例は、煙草ロール包装紙である。
更なる例としては、包装紙を有する葉巻、シガリロ、および、細刻み煙草一式包装紙が挙げられる。
添加剤が「かなり減少された」そのような領域は、一般に、低い気孔率、および/または、低い酸素拡散を有する領域よりも50%少ない添加剤、好ましくは80%少ない添加剤、より好ましくは90%少ない添加剤を有する。
パターンは、一般にリング形態である。
リング形態は、2つ以上の不連続な添加剤塗布領域によって形成されてもよく、あるいは、接着継ぎ目で塗布されない連続する添加剤塗布領域によって形成されてもよい。
添加剤塗布領域は、包装紙が喫煙物品へと形成されるときに一般にリングの形状に構成されるジグザグ構造を成してもよい。
格納ロールから供給される包装紙は、最大で数メートルの幅を有してもよい。
包装紙の幅は、その製造プロセスによって決定され、一般に包装紙製造プロセスへと組み込まれる前に切り取られて所望の包装紙幅に合わせられる。
それぞれの個々の包装紙の幅は、典型的なシガレットの外周長と包装紙の接着継ぎ目の幅との和に対応する26.75mmであってもよい。
ジャンボロールは、標準的な26.75mm、または、その倍数の幅と、当初の供給材料に応じて寸法が変化するエッジトリミングの幅との和を有していることが望ましい。
そのようなジャンボロールは、喫煙物品へ組み込むために必要とされる寸法に合わせて添加剤が塗布された後にカットされてもよい。
一般に、この重なり領域は幅が1.5mmから3mmまで様々であり、標準的サイズのシガレットの場合、重なり領域が約2mm幅である。
そのような喫煙紙は、供給される煙草と、折り畳まれて交互配置された巻き紙シートを収容するブックレットの状態で提供される個々の巻き紙とから自分達のシガレットを形成する(「巻く」)消費者によって使用される。
一般に、既存の商業用の喫煙ロッド製造機が本発明を行うために必要な手段を備えてもよい。
かなり高レベルの印刷品質を可能にするとともに、着色/添加剤の大きいブロック領域を均一に塗布できるようにするグラビア印刷が使用されることが望ましい。
グラビア印刷が印刷プロセスのライン上で使用されてもよい。
添加剤は、添加剤塗布領域と添加剤がかなり減少された、あるいは、存在しない領域とを形成するために、横方向の一連の不連続なラインとして塗布される。
添加剤がかなり減少された、あるいは、存在しない横方向のこれらの領域は、包装紙が喫煙物品に組み込まれるときに接着継ぎ目で重なり領域を形成する包装紙の領域に対応する。
包装紙の表面パターンは、印刷機を1回通過する単一パスによって形成されるのが望ましく、その場合、複数の印刷ステーションのそれぞれが全印刷パターンの一部を縦方向に形成する。
単一パスでの複数の印刷ステーションのそのような使用は、添加剤が印刷されるベース包装紙の領域を最小限に抑えるという更なる利点を与え、そのため、ベース包装紙の物理的特性が印刷プロセスにおける任意の所定の時間に低下される領域を最小限に抑える。
この場合、個々の印刷ステーションからの塗布の総和がベース包装紙上にわたる添加剤の完全なパターンに等しくなる。
複数の印刷ステーションが使用される単一パスの実施例において、それぞれの印刷ステーションは、包装紙の物理的特性が1つの印刷ステーション、および、乾燥ステーションを通過した後で、かつ、更なる添加剤が包装紙に塗布される前に十分に回復され得るように、包装紙の縦方向に沿って離間される。
したがって、全印刷プロセス中、効果的で効率的な処理を可能にするために包装紙の平均的な物理的特性が維持される。
かなり減少された、あるいは、存在しない添加剤は、喫煙物品に組み込まれるときにその接着継ぎ目に沿って重なりを形成する包装紙の領域に塗布される。
横方向において、添加剤塗布領域は包装紙の幅にわたって一直線に合わせられてもよい。
別の実施例において、添加剤塗布領域は、千鳥パターンを形成するように隣り合う添加剤塗布領域からオフセットされてもよい。
包装紙の残りの物理的特性を最大にするために、隣り合う添加剤塗布領域間のこのオフセットの程度を全体として更に最適化できる。
添加剤塗布領域は、縦方向に対して垂直から最大15°の角度でオフセットされることが望ましい。
より好ましくは、オフセットの角度は、最大で10°、最も好ましくは5°である。
これは、印刷ステーションで使用される印刷ローラの耐久性を向上させるのに有益となり得る。
直接グラビア印刷が使用される場合には、縦方向に対して実質的に垂直に延びるドクターブレードによって、過剰な液体キャリアが印刷ローラの表面から除去されてもよい。
横方向印刷パターンは、一般に、ドクターブレートと一致する前縁、および、後縁を有する包装紙を製造するために使用される。
ドクターブレードによって及ぼされる圧力はシリンダ寿命を効果的に低下させる。
そのようなオフセットの1つの利点は、印刷パターンの前縁が典型的な印刷ステーションで使用されるドクターブレードの前縁と一致せず、それにより、ブレードで摩耗が減少するとともに、包装紙がドクターブレードを通過する際の包装紙の引き裂けの機会が減少されるという点である。
更なる利点は、当該技術分野では一般的な印刷領域内での添加剤の転移がそのようなオフセットの利用によって更に効率的に行われるという点である。
オフセットの角度、および、方向は、印刷の別個の領域間で変えられてもよく、または、印刷パターン全体にわたって一貫していてもよい。
したがって、ジャンボ包装紙が喫煙物品の製造で一般に使用される幅まで機械加工されると、添加剤塗布領域は、この幅から縁部の任意の重なり領域を差し引いた寸法にわたって連続した横断域を形成する。
そのため、包装紙がシガレットへと形成されると、添加剤塗布領域は、包装紙の接着継ぎ目ではなく、喫煙物品の外周にわたってリングを形成する。
したがって、喫煙物品に重なりを形成するために使用される最終的な喫煙物品包装紙の領域は、実質的に印刷されないまま、あるいは、かなり低いレベルで印刷された状態にされる。
添加剤が減少されたこれらの領域の幅は、一般に、最終的な喫煙物品へ組み込まれる包装紙の重なり幅の2倍の最大値にまで至る。
喫煙物品における重なり継ぎ目は、一般に、接着剤によって互いに保持される包装紙の2つの層を備えており、この重なり領域に対する添加剤の付加は、浸透性、または、酸素拡散性を著しく低下させず、そのため、シガレットの着火性特性を著しく変えない。
好ましくは、添加剤塗布領域は、5〜10mm幅であり、最も好ましくは6〜9mm幅である。
好ましくは、縦方向で添加剤が減少された領域は、一般に30mm未満の幅であり、より好ましくは10〜30mm幅である。
最も好ましくは、添加剤が減少された領域は18〜20mm幅である。
これらの領域にはキャリア液があまり塗布されないため、物理的特性は当初のジャンボロール包装紙と同様のままである。
したがって、印刷された最終的な喫煙物品包装紙は、添加剤の分離された領域を伴う印刷されない包装紙の連続メッシュと見なされてもよい。
印刷領域の物理的特性は低下される場合があるが、包装紙全体は、印刷されない包装紙の残りのメッシュを通じてその完全性を保持する。
また、印刷領域の度合を最小限に抑えることにより、印刷プロセス中のベース包装紙の拡張/収縮サイクルをより良く制御することができ、それにより、皺、および、他の視覚的欠陥の望ましくない出現を減らすことができる。
同様の態様で、横方向におけるジャンボロール包装紙の全収縮度合を最小にすることができ、それにより、その後の段階、例えば、スリット入れの段階においてアライメントの困難性を減らすことができる。
液体キャリアは、溶液、懸濁液、乳濁液、または、これらの組み合わせの形態を成すことが望ましい。
液体キャリアは、水性、非水性、または、これらの組み合わせであることが望ましく、また、添加剤の性質に応じて乳化剤を含んでもよい。
水性キャリアは、包装紙に浸透して添加剤を包装紙のマトリックス中へと運び、それにより、喫煙物品の燃焼前、または、燃焼中のいずれかにおいて気孔率、および/または、酸素拡散性を低下することができる。
液体キャリアは、包装紙に塗布されると蒸発することができ、それにより、包装紙が乾燥できるとともに、添加剤を包装紙のマトリックス中に定着させることができる。
好ましくは、外部熱源は、加熱接触ローラ、ホットエア乾燥、マイクロ波乾燥、高周波乾燥、赤外線ランプ、または、これらの組み合わせから選択される。
乾燥ステーションは、包装紙が処理されるときに包装紙の長さに沿う任意のポイントに位置されてもよい。
複数の印刷ステーションが使用される実施例では、乾燥ステーションが隣り合う印刷ステーション間に設けられるのが好ましい。
第1の印刷ステーションからの液体キャリア中の添加剤の塗布後、更なる添加剤が第2の印刷ステーション、および、その後の印刷ステーションから塗布される前に、包装紙を乾燥させることができる。
この形態は、印刷ステーションによる添加剤の添加後であってその後の印刷ステーションにより処理される前にそれが包装紙の完全性を維持できるようにするため有益である。
好ましくは、添加剤は、アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、部分的に加水分解された誘導体、および、共重合体を含むポリビニルアセテート、改質された、および、改質されない澱粉、カルボキシルメチルセルロール、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体、ペクチン、これらの組み合わせから選択される。
好ましくは、添加剤は、リン酸塩などの無機イオン、単価、または、二価金属塩、シリカ、および、燃焼速度を変えるために当該技術分野において知られる他の物質、および、これらの組み合わせを更に備える。
使用時、ジャンボロール3が繰り出されるようにジャンボロール3の前縁がローラ5を通じて供給される。
包装紙がそれぞれの印刷ステーション6を通過するときに、添加剤が包装紙の表面に塗布される。
包装紙4が第1の印刷ステーション6を通過するときに、添加剤が包装紙4の表面に塗布され、それにより、添加剤が減少された、あるいは、存在しない領域8が散在される重なり領域が少ない完成した喫煙物品包装紙12の幅に対応する横方向に離散的な添加剤塗布領域7が形成される。
印刷プロセスが続くにつれて、個々の印刷ステーション6からの添加剤塗布領域7は縦方向の列の形態を成す。
包装紙4が第2の印刷ステーション6を通過すると、包装紙4の縦方向で第1の列に隣接して包装紙4の表面に添加剤塗布領域7の次の列が塗布される。
連続する印刷ステーション6を通過することにより、複数のラインが包装紙4の表面上に連続的に印刷されてもよい。
プロセスの最後に、完全に印刷された包装紙4は、この包装紙4(12)が喫煙物品13に組み込まれるときに接着継ぎ目で重なりを形成する包装紙の領域に対応する添加剤が、かなり減少され、あるいは、存在しない連続した領域(8)を縦方向に有している。
結果として、包装紙4の完全性は、包装紙4が次の印刷ステーション6に入って更なる液体キャリアが包装紙4の表面に塗布される前に維持される。
添加剤キャリアは、添加剤が包装紙4のマトリックスへと引き込まれるようにし、それにより、キャリアが包装紙4から蒸発するときには、添加剤が包装紙4のマトリックス中に含浸される。
添加剤が包装紙4の表面に印刷されている。
包装紙4のマトリックスに浸透する適切な液体キャリアの使用により、添加剤は、それが包装紙4の表面に定着せずに包装紙4のマトリックスに浸透するように包装紙マトリックスへと引き込まれる。
縦方向では、完全に印刷された包装紙4は、最終的な喫煙物品包装紙12の重なり領域に対応する添加剤がかなり減少された、あるいは、存在しない連続した領域(8)と、離散的な印刷列(7)とを有している。
したがって、縦方向の印刷列内では、印刷パターンが、着火性性能の低下のために必要とされる印刷パターンと一致したままである。
縦方向では、添加剤塗布領域7が4〜12mm幅の寸法を有し、一方、添加剤が減少された、あるいは、存在しない領域8は10〜30mm幅である。
横方向では、添加剤塗布領域7は、重なり領域が少ない最終的な喫煙物品包装紙12の幅に等しい寸法を有している。
縦方向の個々の印刷列、および、それらの周囲の被覆体は、図3に示される喫煙物品包装紙12を形成するためにスリッティングマシン11により縦方向でカットされてもよい。
喫煙物品包装紙12の形成幅は、その幅を横切る複数の連続する添加剤ラインを有しており、該ラインの縁部では印刷がかなり減少され、あるいは、存在しない。
連続するパターンがジャンボロール3を横切って形成されないが、喫煙物品包装紙12を最終的な喫煙物品13に組み込む際に円筒状へと丸めることにより、気孔率、および/または、酸素拡散が低いリングを喫煙物品13に形成するのに十分な実質的に連続した印刷領域が図9に示されるように形成されるが、この添加剤のリングは、この領域に塗布される添加剤がかなり減少され、あるいは、存在しないため、接着継ぎ目14の喫煙物品包装紙12の重なり領域で中断される。
第1の別の実施例において、印刷ステーション6は、複数の一連の不連続なラインを印刷することにより縦方向に形成される添加剤塗布領域7の列が隣り合う列間でオフセットされるように構成される。
第2の別の実施例において、印刷ステーション6は、縦方向に対して垂直から最大で15°の角度を成して添加剤塗布領域7が包装紙4の表面に印刷されるように配置される。
添加剤充填のこの分布は、それぞれの添加剤塗布領域7において包装紙4の横方向で周期的に繰り返される。
図6b、および、図7に示される別の実施例において、添加剤は、包装紙4にスリットが入れられるときに喫煙物品包装紙12の中心領域で添加剤塗布領域7が添加剤の最大濃度を有するように、包装紙4の横方向で濃度が最大レベルまで増大する状態で塗布されてもよい。
この実施例において、添加剤は、最終的な喫煙物品包装紙12の重なり領域の中心で濃度が最小レベルに達するべく、横方向で濃度が減少する状態で塗布される。
したがって、印刷プロセスは、添加剤を塗布する際の過剰な湿潤に起因して包装紙4に現れる場合がある任意の裂けを修復するために中断されず、また、包装紙4の収縮が最小限に抑えられる。
また、包装紙4は、本発明のプロセス中では従来技術の方法と比べて一般にあまり湿っていないため、喫煙物品包装紙12が「皺の発生」を受けず、最終的な喫煙物品13の外観が向上される。
そのため、所定幅のベース紙を取り込み、添加剤の不連続な領域を印刷し、乾燥し、喫煙物品包装紙12の幅へと機械加工し、喫煙物品13を形成するというプロセス全体を現存するシガレット製造機の適切な改変によって連続したプロセス、あるいは、オンラインプロセスに組み込むことができる。
Claims (11)
- 喫煙物品(13)のための喫煙物品包装紙(12)を製造する方法であって、
(a)ジャンボロール(3)から包装紙(4)を供給するステップと、
(b)前記包装紙(4)が繰り出し方向である縦方向に間隔を空けて配設された複数の印刷ステーション(6)を通過する毎に、液体キャリア中の1つ以上の添加剤を前記印刷ステーション(6)によって包装紙(4)の表面での縦方向に対する幅方向である横方向で異なる位置に順次塗布して前記横方向に延びた添加剤の2つ以上の不連続なラインを印刷し、前記添加剤を包装紙に浸透させ該添加剤を包装紙(4)のマトリックスに移送して、喫煙物品(13)の着火性を低下させるのに十分な低い気孔率、および/または、低い酸素拡散を有する添加剤塗布領域(7)と、添加剤がかなり減少された、あるいは、存在しない領域(8)とを形成するステップと、
(c)処理中に包装紙(4)がその物理的完全性を維持するとともに皺の減少によって包装紙(4)の外観が向上するように、前記複数の印刷ステーション(6)間に配設されている乾燥ステーション(9)によって包装紙(4)を乾燥させて液体キャリアを蒸発させ添加剤を包装紙(4)のマトリックス内に定着させて、添加剤がかなり減少された、あるいは、存在しない前記領域(8)が、前記喫煙物品(13)に組み込まれるときにその接着継ぎ目(14)に沿って重なり領域を形成するステップと、
(d)喫煙物品(13)への組み込み時に喫煙物品の周囲にわたって添加剤のパターンを形成するが包装紙がその接着継ぎ目(14)に沿って重なり合う領域で添加剤がかなり減少された、あるいは、存在しない喫煙物品包装紙(12)を形成するために前記包装紙(4)を機械加工するステップとを備えることを特徴とする喫煙物品包装紙(12)を製造する方法。 - 前記添加剤のかなり減少された前記領域(8)が、前記添加剤塗布領域(7)より90%以上少ない添加剤を有することを特徴とする請求項1に記載の喫煙物品包装紙(12)を製造する方法。
- 前記包装紙(4)がジャンボロール(3)として設けられ、前記添加剤塗布領域(7)、および、添加剤がかなり減少された、あるいは、存在しない前記領域(8)が、前記包装紙の繰り出されるときに包装紙(4)の表面を横切る添加剤の不連続な塗布によって形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の喫煙物品包装紙(12)を製造する方法。
- 前記包装紙(4)がマトリックス構造を備え、前記添加剤が前記包装紙(4)中に含浸されるように前記液体キャリアが添加剤を前記包装紙(4)の表面から前記マトリックス中へと引き込むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の喫煙物品包装紙(12)を製造する方法。
- 個々の前記添加剤塗布領域(7)のそれぞれが、前記ジャンボロール(3)の縦方向に対して垂直な角度でオフセットされることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の喫煙物品包装紙(12)を製造する方法。
- それぞれの個々の添加剤塗布領域(7)が、前記包装紙(4)の横方向軸から最大で15°の角度の不連続なラインを成して前記包装紙(4)に塗布されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の喫煙物品包装紙(12)を製造する方法。
- 前記添加剤塗布領域(7)が、喫煙物品(13)の外周、または、横方向で接着継ぎ目(14)が少ない喫煙物品(13)の外周に対応することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の喫煙物品包装紙(12)を製造する方法。
- 前記添加剤塗布領域(7)が4〜12mm幅であり、隣り合う前記添加剤塗布領域(7)間にある添加剤のかなり減少された、あるいは、存在しない前記領域(8)が縦方向で10〜30mm幅であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載の喫煙物品包装紙(12)を製造する方法。
- 前記塗布される添加剤のパターンが、前記喫煙物品(13)の外周にわたってリング形態であることを特徴とする請求項1に記載の喫煙物品包装紙(12)を製造する方法。
- 前記塗布される添加剤のパターンが、前記喫煙物品(13)の外周にわたって不連続なリング形態であることを特徴とする請求項9に記載の喫煙物品包装紙(12)を製造する方法。
- 前記添加剤が、ビニルアルコール、部分的に加水分解された誘導体、それらのホモポリマー、および、共重合体を含むビニルアセテート、アルギン酸塩、改質され、あるいは、改質されない澱粉、セルロース、および、カルボキシルメチルセルロール、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロースの誘導体、ペクチン、天然ワックス、または、合成ワックス、無機イオン、無機リン酸塩、単価、または、二価金属塩、シリカ、燃焼抑制剤、または、これらの組み合わせから成るグループから選択される化合物を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1つに記載の喫煙物品包装紙(12)を製造する方法。
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