JP5809514B2 - ヒゲくず掃除用キット - Google Patents

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Description

本発明は、掃除用具、及びそれを用いたヒゲくず掃除用キットに関する。
一般に、電気シェーバーは、外刃、外刃に摺接状態で配置される内刃、及び内刃に接続される駆動部を有するヘッド部と、このヘッド部を支持する本体とを備える。外刃には、通常、多数の毛導入孔が形成されている。また、内刃は、駆動部の作用により往復又は回転運動するように構成されている。このような構成を備えた電気シェーバーを使用すると、毛導入孔に導入されたヒゲは外刃と内刃で切断される。そして、切断されたヒゲはヒゲくずとなって、外刃、内刃、及び駆動部の周辺(すなわちヘッド部)に付着して溜まる。
溜まったヒゲくずをそのまま放置すると、電気シェーバーの切れ味が低下するとともに、雑菌等が発生する等して不衛生である。このため、使用後には、付属の掃除用ブラシを用いる又は水洗いする等して、ヘッド部に付着したヒゲくずを除去する必要がある。さらに、切れ味を良好な状態に保つために、外刃と内刃に注油する必要がある。
例えば、ブラシ部分に油を供給する油供給部を有する電気シェーバーの掃除用ブラシが提案されている(特許文献1参照)。また、近年では、電気シェーバーを自動的に洗浄及び除菌する洗浄装置が提案されている。例えば、洗浄液が入れられた容器と、電気シェーバーのヘッド部が挿入される処理槽とを備え、容器から処理槽に送り出された洗浄液が容器に戻るように構成された全自動洗浄装置が開示されている(特許文献2参照)。
特開平8−150012号公報 特開2010−63477号公報
しかしながら、特許文献1に記載の掃除用ブラシ等を用いてヘッド部を掃除すると、ヒゲくずが飛び散ったり、細部に入り込んだヒゲくずを取り残したりするので、短時間できれいに掃除することが困難である。さらに、掃除するたびに注油すると、べたついて使用感が損なわれる場合があった。また、水洗いしてヘッド部を掃除する方法は、水洗い不可能な電気シェーバーには適用することができない。さらに、特許文献2に記載の全自動洗浄装置は装置自体が大きいので携帯には不向きである。また、専用の洗浄液を常に補充する必要があるので、メンテナンスに手間がかかるといった問題がある。
発明の課題とするところは、細部に溜まったヒゲくずを飛び散らせることなく、刃や本体を痛めることなく短時間で簡単に除去して掃除することができる、水洗い不可能な電気シェーバーに対しても適用可能なヒゲくず掃除用キットを提供することにある。
本発明者らは上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、所定の吸水性板状材料からなる清掃面を有する掃除部を棒状の把持部の先端に取り付け、その吸水性板状材料の側面により清掃面を形成することによって、上記課題を達成することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、以下に示すヒゲくず掃除用キットが提供される。
[1]外刃、前記外刃に摺接状態で配置される内刃、及び前記内刃に接続される駆動部を有するヘッド部と、前記ヘッド部を支持する本体と、を備えた電気シェーバーの、前記ヘッド部に付着したヒゲくずを除去するために用いられるヒゲくず掃除用キットであって、掃除用具と、前記内刃と前記本体との間であり、かつ、前記駆動部の周囲に配置されるように裁断されたヒゲくず吸着シートと、を含み、前記掃除用具は、棒状の把持部と、前記把持部の少なくとも一方の先端に取り付けられた清掃面を有する掃除部と、を備え、前記掃除部は、吸水して主としてその厚み方向に膨張しうる吸水性板状材料が、屈曲又は湾曲された状態で前記把持部の先端に取り付けられることで形成されており、前記吸水性板状材料がセルローススポンジであり、前記吸水性板状材料の側面により前記清掃面が形成されている、電気シェーバーのヘッド部に付着したヒゲくずを除去するために用いられるものであり、
前記ヒゲくず吸着シートが、不織布又はセルローススポンジ吸水性板状材料からなるものであるヒゲくず掃除用キット。
[2]前記吸水性板状材料が、吸水して自重の10倍以上に膨張しうる材料である前記[1]に記載のヒゲくず掃除用キット。
[3]前記掃除部の平面視形状が、三角形状、オーバル形状、又はその先端が複数に分割された先割れ形状である前記[1]又は[2]に記載のヒゲくず掃除用キット。
[4]前記把持部の両先端に、平面視形状の異なる前記掃除部がそれぞれ取り付けられている前記[3]に記載のヒゲくず掃除用キット。
本発明のヒゲくず掃除用キットは、細部に溜まったヒゲくずを飛び散らせることなく、刃や本体を痛めることなく短時間で簡単に除去して掃除することができる、水洗い不可能な電気シェーバーに対しても適用可能なものである。
除用具の第一の実施形態を模式的に示す平面図である。 除用具の第一の実施形態の一部を模式的に示す側面図である。 除用具の第二の実施形態を模式的に示す平面図である。 除用具の第二の実施形態の一部を模式的に示す側面図である。 除用具の第三の実施形態を模式的に示す平面図である。 図1に示す掃除用具の掃除部の形成方法を説明する模式図である。 図3に示す掃除用具の掃除部の形成方法を説明する模式図である。 図5に示す掃除用具の掃除部の形成方法を説明する模式図である。 ヒゲくず吸着シートを電気シェーバーに装着した状態の一例を示す模式図である。 ヒゲくず吸着シートを電気シェーバーに装着した状態の他の例を示す模式図である。 ヒゲくず吸着シートを電気シェーバーに装着した状態のさらに他の例を示す模式図である。 吸水性板状材料で形成したヒゲくず吸着シートの一例を模式的に示す斜視図である。 ヘッド内に付着したヒゲくずを除去する方法を説明する模式図である。 外刃の内側に付着したヒゲくずを除去する方法を説明する模式図である。
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
1.掃除用具
図1は、本発明の掃除用具の第一の実施形態を模式的に示す平面図である。また、図2は、本発明の掃除用具の第一の実施形態の一部を模式的に示す側面図である。図1及び2に示すように、本実施形態の掃除用具10は、棒状の把持部2と、この把持部2の両方の先端に取り付けられた掃除部4,14とを備える。そして、この掃除部4,14は、清掃面6,16を有する。掃除部4,14は、吸水性板状材料8が把持部2の先端に取り付けられることで形成されている。より具体的には、吸水性板状材料8は、屈曲又は湾曲された状態で把持部2の先端に取り付けられている。そして、吸水性板状材料8の側面11によって、清掃面6,16が形成されている。
把持部2は棒状の部材であり、通常、紙やプラスチック等の材料によって構成される。把持部2のサイズは特に限定されず、掃除すべき箇所を掃除する際に、手に持つ(指でつまむ)ことが可能なサイズであればよい。具体的には、把持部2の長さは20〜120mm程度であればよい。また、掃除部4,14を形成する吸水性板状材料8は、吸水して主としてその厚み方向に膨張しうる材料である。ここで「主としてその厚み方向に膨張」とは、吸水することで板の厚み方向に実質的に膨張することを意味する。このため、本発明の効果に影響のない範囲で、板の面方向に僅かに膨張する場合もある。
掃除部4,14に水を接触させると、吸水性板状材料8に形成された微多孔に水が取り込まれ、吸水性板状材料8はその厚み方向に膨張する。そして、膨張した吸水性板状材料8の側面11(清掃面6,16)には、水を保持した微多孔が存在することになる。掃除部4,14に水を含ませて清掃面6,16で掃除すべき箇所を拭うと、掃除すべき箇所に付着した又は細部に入り込んだ微細な埃、ヒゲくず等を微多孔で絡めとることができる。また、掃除部4,14に吸水させた状態で掃除するので、例えばヒゲくず掃除用のブラシを用いる場合と比較して、埃やヒゲくず等が飛び散ることがなく、短時間できれいに掃除することができる。さらに、電気シェーバーのヘッド部に付着したヒゲくずを除去する場合を想定すると、掃除のたびに注油する必要がなくなるので、電気シェーバーの使用感が損なわれることがない。また、水洗い不可能な電気シェーバーのヘッド部、水分を嫌う機器(例えばパソコンの本体周辺、マウス、キーボード、ディスプレイ等)を掃除することも可能である。そして、吸水させた状態の掃除部4,14は非常に柔らかいので、電気シェーバーの刃や電子機器の部品等を傷つけることなく、掃除することができる。
吸水性板状材料は、通常、吸水して自重の10倍以上、好ましくは15倍以上、さらに好ましくは20倍以上に膨張しうる材料である。このように吸水性(保水性)の高い材料で掃除部4,14を形成することで、掃除すべき箇所に水が流れ落ちる可能性を低くすることができる。このため、水分を嫌う機器を掃除するのにより好ましい。また、電気シェーバーのヘッド部を水洗いする場合と比較して、乾燥する手間が省けるといった利点がある。したがって、本発明の掃除用具を使用すれば、掃除しにくい細部を有する水洗い不可能な物品であっても、傷つけることなく、短時間で簡単に掃除することができる。
掃除部を形成する吸水性板状材料は、セルローススポンジを乾燥及び圧縮して形成された材料である。セルローススポンジは、綿花等に由来する天然パルプ又は再生パルプを主原料として得られるスポンジである。セルローススポンジは、通常、パルプに含まれるセルロースを化学処理して得られるビスコースを用いて作製される、連続気泡を有する材料である。そして、セルローススポンジは、吸水して自重の10倍以上、好ましくは20〜30倍に膨張しうる吸水性(保水性)の高い材料であるので、掃除すべき箇所に水が流れ落ちる可能性をより低くすることができる。
上記のようなセルローススポンジを、例えばプレス機等を使用して乾燥及び圧縮することで、吸水して主としてその厚み方向に膨張しうる吸水性板状材料を得ることができる。このようなセルローススポンジ、並びにそれを乾燥及び圧縮した材料の市販品としては、例えば、東レ・ファインケミカル社製の「東レ セルローススポンジ」等を挙げることができる。
掃除部の平面視形状は、吸水性板状材料の側面により形成された清掃面を有する形状であれば特に限定されないが、例えば、三角形状、オーバル形状、又はその先端が複数に分割された先割れ形状が好ましい。掃除部の平面視形状をこれらの形状とすることで、細部に入り込んだ微細な埃、ヒゲくず等をより簡単に取り除くことができるので、複雑な形状を有する電気シェーバーのヘッド部であっても、より簡単に掃除することができる。また、図1に示すように、把持部2の両先端に、平面視形状の異なる掃除部4,14をそれぞれ取り付けることが好ましい。これにより、一方の掃除部で電気シェーバーの駆動部の周辺を掃除するとともに、他方の掃除部で外刃の内側を掃除する等、より複雑な構造を有する対象物であっても一本の掃除用具で掃除することができる。なお、掃除部は、把持部の少なくとも一方の先端に取り付けられていればよい。
図1においては、その平面視形状が複数(二つ)に分割された先割れ形状である掃除部14が把持部2の一方の先端に取り付けられるとともに、その平面視形状が三角形状である掃除部4が把持部2の他方の先端に取り付けられた掃除用具10が示されている。図3は、本発明の掃除用具の第二の実施形態を模式的に示す平面図である。また、図4は、本発明の掃除用具の第二の実施形態の一部を模式的に示す側面図である。図3及び4においては、その平面視形状がオーバル形状である掃除部24が把持部2の先端に取り付けられた掃除用具20が示されている。なお、掃除部24には、清掃面26が形成されている。
図5は、本発明の掃除用具の第三の実施形態を模式的に示す平面図である。図5においては、その平面視形状が多数に分割された先割れ形状である掃除部34が把持部2の先端に取り付けられた掃除用具30が示されている。なお、掃除部34には、清掃面36が形成されている。
図13は、ヘッド内に付着したヒゲくずを除去する方法を説明する模式図である。図13に示すような掃除用具10を用意し、その掃除部4(平面視形状=三角形状)を水に浸して吸水させる。電気シェーバーの本体13の上面15、内刃17、及び駆動部19の周囲を掃除部4の清掃面6で拭う。軽く拭うだけで、ヒゲくずを清掃面6で絡めとることができる。なお、水を入れた容器と吸水性素材(ティッシュペーパー、タオル等)を用意しておき、掃除部4を水洗するとともに、余分な水分を吸い取ることも好ましい。このような操作を1回又は複数回繰り返すことで、ほとんどのヒゲくずを除去することができる。
図14は、外刃の内側に付着したヒゲくずを除去する方法を説明する模式図である。図14に示すような掃除用具10を用意し、その掃除部14(平面視形状=先割れ形状)を水に浸して吸水させる。外刃21の内側を掃除部14の清掃面16で拭う。軽く拭うだけで、ヒゲくずを清掃面16で絡めとることができる。なお、水を入れた容器と吸水性素材(ティッシュペーパー、タオル等)を用意しておき、掃除部14を水洗するとともに、余分な水分を吸い取ることも好ましい。このような操作を1回又は複数回繰り返すことで、ほとんどのヒゲくずを除去することができる。また、細部形状に合わせた形状の掃除部14を有する掃除用具10を選択して用いることで、ヒゲくずの除去効率がさらに上昇する。
本発明の掃除用具は、例えば、所定形状に裁断した吸水性板状材料を、棒状の把持部の先端に屈曲又は湾曲された状態で取り付けることで作製することができる。図6は、図1に示す掃除用具の掃除部の形成方法を説明する模式図である。図6に示すように、裁断された吸水性板状材料8を、把持部2の先端に巻き付けた後に固定する。これにより、図1に示すような、その平面視形状が二つに分割された先割れ形状である掃除部14を形成することができる。また、二つに分割された先端同士を固定すれば、図1に示すような、その平面視形状が三角形状である掃除部4を形成することができる。なお、吸水性板状材料8を固定する方法は特に限定されず、例えば、接着剤を用いて固定する方法、糸状の部材で縫い合わせて固定する方法等を挙げることができる。
図7は、図3に示す掃除用具の掃除部の形成方法を説明する模式図である。図7に示す形状に裁断された吸水性板状材料8を、把持部2の先端に巻き付けた後に固定すれば、図3に示すような、その平面視形状がオーバル形状である掃除部24を形成することができる。
図8は、図5に示す掃除用具の掃除部の形成方法を説明する模式図である。図8に示す形状に裁断された吸水性板状材料8を、把持部2の先端に巻き付けた後に固定すれば、図5に示すような、その平面視形状が多数に分割された先割れ形状である掃除部34を形成することができる。
本発明の掃除用具は、指先でつまんで使用するものであるため、ポケットに収納可能なほど小さい。このため、例えば、電気シェーバーのヘッド部に付着したヒゲくずを除去する場合を想定すると、自宅で用いるだけでなく、旅行の際にも容易に携帯することができる。また、一般的な全自動洗浄装置を使用する場合に比べてメンテナンスの手間が省けるとともに、コスト面でも有利である。さらには、刃を傷つけることがなく、長持ちさせることができる。また、吸水性板状部材の形状を任意に変更することで、電気シェーバーの複雑な形状(内刃や外刃の形状を含む)に適合した形状の掃除部を有する掃除用具とすることができる。このため、様々な型式の電気シェーバーに対しても適用可能であり、汎用性が極めて高い。さらには、内刃の駆動方式が回転式と往復式のいずれの電気シェーバーであっても適用することができる。なお、本発明の掃除用具は、使用後にはそのまま廃棄してもよいが、洗浄後に再使用することもできるので、極めて経済的である。
2.ヒゲくず掃除用キット
次に、本発明のヒゲくず掃除用キットについて説明する。本発明のヒゲくず掃除用キットは、外刃、外刃に摺接状態で配置される内刃、及び内刃に接続される駆動部を有するヘッド部と、このヘッド部を支持する本体とを備えた電気シェーバーの、ヘッド部に付着したヒゲくずを除去するために用いられる。そして、本発明のヒゲくず掃除用キットは、前述の掃除用具と、ヒゲくず吸着シートとを含む。このヒゲくず吸着シートは、内刃と本体との間であり、かつ、駆動部の周囲に配置されるように裁断されたシート状部材である。
図9は、ヒゲくず吸着シートを電気シェーバーに装着した状態の一例を示す模式図である。図9に示すヒゲくず吸着シート25は、内刃(図示せず)と電気シェーバーの本体23との間であって、駆動部29の周囲に配置されるように裁断されたシート状部材である。すなわち、図9に示すヒゲくず吸着シート25は、三つの駆動部29に対応する箇所に三つの孔部27が形成されている。図10は、ヒゲくず吸着シートを電気シェーバーに装着した状態の他の例を示す模式図である。図10に示すヒゲくず吸着シート35,45は、内刃17と本体13との間であって、駆動部19の周囲に配置されるように裁断された二枚のシート状部材である。すなわち、図10に示すヒゲくず吸着シート35,45は、二つの駆動部19の周囲に分割して配置される略長方形のシート状部材であり、孔部は形成されていない。
また、図11は、ヒゲくず吸着シートを電気シェーバーに装着した状態のさらに他の例を示す模式図である。図11に示すヒゲくず吸着シート55は、内刃(図示せず)と本体33との間であって、駆動部39の周囲に配置されるように裁断されたシート状部材である。すなわち、図11に示すヒゲくず吸着シート55は、一つの駆動部39に対応する箇所に一つの孔部37が形成されている。このように、本発明のヒゲくず掃除用キットに含まれるヒゲくず吸着シートは、図9及び11に示すような一枚のシート状部材で構成されていてもよく、図10に示すような二枚(複数枚)のシート状部材の組み合わせで構成されていてもよい。
本発明のヒゲくず掃除用キットを使用するには、まず、内刃(図示せず)と本体23との間であり、かつ、駆動部29の周囲に、ヒゲくず吸着シート25を配置する(図9参照)。ヒゲくず吸着シート25は、水又は温水で湿らせた状態で配置することが、本体23に密着するとともに、ヒゲくずが飛び散りにくくなるために好ましい。また、ヒゲくず吸着シート25の孔部27の周囲には、一以上の切り込み32を入れておくことが、駆動部29とヒゲくず吸着シート25との摩擦を防ぐことができるために好ましい。ヒゲくず吸着シート25を配置した状態で外刃(図示せず)を装着し、定法に従ってヒゲを剃る。ヒゲ剃り終了後に外刃を外し、ヒゲくず吸着シート25を除去する。ヒゲくず吸着シート25には、ヘッド内に入ったヒゲくずの多くが吸着(付着)しているので、ヒゲくず吸着シート25を除去することで、ある程度の量のヒゲくずを除去することができる。なお、ヒゲくず吸着シート25は、そのまま廃棄してもよく、必要に応じて洗浄後に再使用することもできる。ヒゲくず吸着シート25を除去後、ヒゲくず掃除用キットに含まれる掃除用具を使用して、ヒゲくず吸着シート25に吸着しきれなかったヒゲくずを除去する。
前述の掃除用具を用いただけでも、電気シェーバーのヘッド部に付着したヒゲくずを短時間で簡単に除去することができる。ただし、この掃除用具を、ヒゲくず吸着シートと組み合わせて用いると、ヒゲくず吸着シートにある程度の量のヒゲくずが吸着するので、ヘッド部に付着したヒゲくずをさらに短時間で簡単に除去することができる。
ヒゲくず吸着シートは、不織布、又はセルローススポンジを乾燥及び圧縮して形成された吸水性板状材料により構成されていることが好ましい。不織布は、例えば、熱可塑性樹脂により形成されたものを用いることができる。熱可塑性樹脂の具体例としては、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等を挙げることができる。なお、これらの熱可塑性樹脂は、一種単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。また、吸水性板状材料としては、前述の掃除用具の掃除部を形成する材料と同様のものを用いることができる。なかでも、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンからなる不織布は親油性であるために、皮脂がわずかに付着したヒゲくずをより吸着しやすいために好ましい。
ヒゲくず吸着シートの厚みは、配置される内刃と本体の間の距離(隙間の大きさ)に応じて適宜設定される。例えば、不織布で形成する場合、ヒゲくず吸着シートの厚みは、通常0.2〜1mm程度、好ましくは0.3〜0.8mm程度である。なお、図12は、吸水性板状材料で形成したヒゲくず吸着シートの一例を模式的に示す斜視図である。図12に示すように、ヒゲくず吸着シート65を吸水性板状材料で形成する場合、ヒゲくず吸着シート65の厚みは、通常1〜5mm程度、好ましくは1.5〜3mm程度である。
本発明のヒゲくず掃除用キットは、指先でつまんで使用する掃除用具と、ヘッド内に装着するヒゲくず吸着シートとからなるので、ポケットに収納可能なほど小さい。このため、自宅で用いるだけでなく、旅行の際にも容易に携帯することができる。また、一般的な全自動洗浄装置を使用する場合に比べてメンテナンスの手間が省けるとともに、コスト面でも有利である。さらには、刃を傷つけることがなく、長持ちさせることができる。また、ヒゲくず吸着シートの形状や、掃除部材の掃除部の形状を任意に変更することができるため、様々な型式の電気シェーバーに対しても適用可能であり、汎用性が極めて高い。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図9に示すような、直径7〜8mmの孔が三箇所に形成され、水で湿らせたヒゲくず吸着シート25をヘッド内に配置した電気シェーバー(型番「RQ1160」、PHILIPS社製、駆動部(回転軸)の直径:約6mm)を用意した。この電気シェーバーで成人男性のヒゲを剃った後、ヒゲくず吸着シートを取り除いた。図1に示すような、その掃除部4,14を水で湿らせた掃除用具10を使用し、駆動部(回転軸)の周囲及び本体の上面を掃除部4の清掃面6で拭うとともに、内刃及び外刃を掃除部14の清掃面16で拭った。その結果、ヒゲくずが飛び散ることなく、ほとんどのヒゲくずを除去することができた。また、ヒゲくず除去後の電気シェーバーは湿っておらず、すぐに使用可能な状態であった。
参考例2、実施例3〜4)
表1に示す掃除用具、ヒゲくず吸着シート、及び電気シェーバーの組み合わせとしたこと以外は、前述の実施例1と同様にしてヒゲを剃り、ヒゲくずを除去した。その結果、いずれの場合も、ヒゲくずが飛び散ることなく、ほとんどのヒゲくずを除去することができた。また、ヒゲくず除去後の電気シェーバーは湿っておらず、すぐに使用可能な状態であった。
Figure 0005809514
(実施例5〜54)
表2に示す50種類の電気シェーバーを用意した。それぞれの電気シェーバーのヘッドにあったヒゲくず吸着シートを装着するとともに、ヘッド部の細部の形状に適合する形状の掃除部を有する掃除用具を用いたこと以外は、前述の実施例1と同様にしてヒゲを剃り、ヒゲくずを除去した。その結果、いずれの場合も、ヒゲくずが飛び散ることなく、ほとんどのヒゲくずを除去することができた。また、ヒゲくず除去後の電気シェーバーは湿っておらず、すぐに使用可能な状態であった。
Figure 0005809514
本発明のヒゲくず掃除用キットは、電気シェーバーのヘッド部に付着したヒゲくずを除去するため道具として好適である。
2:把持部
4,14,24,34:掃除部
6,16,26,36:清掃面
8:吸水性板状材料
10,20,30:掃除用具
11:側面
13,23,33:本体
15:上面
17:内刃
19,29,39:駆動部
21:外刃
25,35,45,55,65:ヒゲくず吸着シート
27,37:孔部
32:切り込み

Claims (4)

  1. 外刃、前記外刃に摺接状態で配置される内刃、及び前記内刃に接続される駆動部を有するヘッド部と、前記ヘッド部を支持する本体と、を備えた電気シェーバーの、前記ヘッド部に付着したヒゲくずを除去するために用いられるヒゲくず掃除用キットであって、
    掃除用具と、
    前記内刃と前記本体との間であり、かつ、前記駆動部の周囲に配置されるように裁断されたヒゲくず吸着シートと、を含み、
    前記掃除用具は、棒状の把持部と、前記把持部の少なくとも一方の先端に取り付けられた清掃面を有する掃除部と、を備え、前記掃除部は、吸水して主としてその厚み方向に膨張しうる吸水性板状材料が、屈曲又は湾曲された状態で前記把持部の先端に取り付けられることで形成されており、前記吸水性板状材料がセルローススポンジであり、前記吸水性板状材料の側面により前記清掃面が形成されている、電気シェーバーのヘッド部に付着したヒゲくずを除去するために用いられるものであり、
    前記ヒゲくず吸着シートが、不織布又はセルローススポンジ吸水性板状材料からなるものであるヒゲくず掃除用キット。
  2. 前記吸水性板状材料が、吸水して自重の10倍以上に膨張しうる材料である請求項1に記載のヒゲくず掃除用キット。
  3. 前記掃除部の平面視形状が、三角形状、オーバル形状、又はその先端が複数に分割された先割れ形状である請求項1又は2に記載のヒゲくず掃除用キット。
  4. 前記把持部の両先端に、平面視形状の異なる前記掃除部がそれぞれ取り付けられている請求項3に記載のヒゲくず掃除用キット。
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