JP5808427B2 - 動きベクトル候補及び動きベクトル予測候補の導出のための方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ビデオ符号化に関する。特に、本発明は、動きベクトル候補及び動きベクトル予測候補の導出に関連する符号化技術に関する。
<従来技術の説明>
ビデオ符号化システムでは、空間的及び時間的冗長性が利用され、空間的及び時間予測を用いて送信すべき情報を削減する。空間的及び時間予測は、それぞれ同じピクチャ及び参照ピクチャから復号化されたピクセルを用いて、符号化されるべき現在のピクセルの予測を形成する。時間予測の動きベクトルの送信は、特に低ビットレートの用途で、圧縮ビデオデータの顕著な部分を必要とし得る。動きベクトルに関連するビットレートを低減するために、MVP(Motion Vector Prediction)と呼ばれる技術がビデオ符号化の分野で用いられている。MVP技術は、空間的及び時間的に近隣の動きベクトル間の統計的冗長性を利用する。
HEVC(High Efficiency Video Coding)では、MVPの効率を向上させる技術が開発されている。空間及び時間MVPの両者は、良好な性能を達成する予測子を得る可能性を増大させるために用いられる。しかしながら、導出されるMVPは、前に導出されたMVPと同じであり、現在導出されているMVPは、符号化効率を更に向上させる可能性を提供しない。したがって、HM−3.0(HEVC Test Model version 3.0)では、MVP処理は、空間及び時間MVP導出中に冗長性チェックを組み込んでいる。HM−3.0により採用された冗長性チェックは、特定の効率向上を示すが、更にシステム性能を向上させるために冗長性チェックを拡張することが望ましい。
マージ、インター又はスキップモードで現在ブロックのMVの動きベクトル予測子(motion vector predictor:MVP)を導出する方法及び装置が開示される。
本発明による一実施形態では、インターモード又はマージモード又はスキップモードで現在ブロックの動きベクトル(MV)の動きベクトル予測子(MVP)を導出する装置及び方法であって、前記現在ブロックの参照ブロックと関連する動きベクトルを受信するステップであって、前記参照ブロックは、前記現在ブロックの少なくとも1つの近隣参照ブロックを有する、ステップ、空間検索セットを決定するステップであって、前記空間検索セットは、前記少なくとも1つの近隣参照ブロックについて空間優先度を有する少なくとも2つの空間サーチMVを有し、前記少なくとも1つの近隣参照ブロックの前記少なくとも2つの空間サーチMVは、空間サーチMVグループに構成され、各前記空間サーチMVグループは、前記少なくとも1つの近隣参照ブロックの前記少なくとも2つの空間サーチMVのうちの少なくとも1つを有する、ステップ、前記空間サーチMVグループについて、空間検索順序に従って各前記空間サーチMVグループの第1の利用可能な空間MVが存在するか否かを決定するステップであって、前記第1の利用可能な空間MVが存在するか否かを決定するステップは、前記第1の利用可能な空間MVが存在しない場合、次の空間サーチMVグループへ進む、ステップ、前記第1の利用可能な空間MVを前記現在ブロックの空間MVPとして提供するステップ、を有する。前記第1の利用可能な空間MVが、前記現在ブロックの左側にある前記近隣参照ブロックから前に導出された空間MVPと同じ場合、前記第1の利用可能な空間MVは冗長である。近隣参照ブロック構成の態様は、本発明で解決される。一実施形態では、前記近隣参照ブロックは、インターモード、スキップモード又はマージモードで、前記現在ブロックの上側の最も右にあるブロック、左上角にあるブロック、及び右上角にあるブロックを有し、前記近隣参照ブロックの前記空間検索順序は右から左である。別の実施形態では、前記近隣参照ブロックは、インターモード、マージモード又はスキップモードで、前記現在ブロックの上側の最も左にあるブロック及び右上角にあるブロックを有し、前記近隣参照ブロックの前記空間検索順序は右上角にあるブロックから上側の最も左にあるブロックである。
本発明による更に別の実施形態では、インターモード又はマージモード又はスキップモードで現在ブロックの動きベクトル(MV)の動きベクトル予測子(MVP)を導出する装置及び方法であって、前記現在ブロックの参照ブロックと関連する動きベクトルを受信するステップであって、前記参照ブロックは、前記現在ブロックの1又は複数の対応参照ブロックを有する、ステップ、時間検索セットを決定するステップであって、前記時間検索セットは、前記1又は複数の対応参照ブロックの各々について時間優先度を有する少なくとも2つの時間サーチMVを有し、前記1又は複数の対応参照ブロックの前記少なくとも2つの時間サーチMVは、時間サーチMVグループに構成され、各前記時間サーチMVグループは、前記1又は複数の対応参照ブロックのうちの1つの前記少なくとも2つの時間サーチMVのうちの1つ、前記1又は複数の対応参照ブロックの各々の前記少なくとも2つの時間サーチMVの全部、又は全ての前記1又は複数の対応参照ブロックの同じ時間優先度を有する前記少なくとも2つの時間サーチMVを有する、ステップ、前記時間サーチMVグループの時間検索順序に従って、各前記時間サーチMVグループについて第1の利用可能な時間MVが存在するか否かを決定するステップであって、前記第1の利用可能な時間MVが存在するか否かを決定するステップは、前記第1の利用可能な時間MVが存在しない又は前記第1の利用可能な時間MVが冗長である場合、次の時間サーチMVグループに進む、ステップ、前記第1の利用可能な時間MVを前記現在ブロックの時間MVPとして供給するステップ、を有する。前記第1の利用可能な時間MVが、近隣参照ブロックから前に導出された空間MVPと同じ場合、前記第1の利用可能な時間MVは冗長である。一実施形態では、前記1又は複数の対応参照ブロックは、前記対応ブロックの中央に位置する中央の対応ブロック、及び前記対応ブロックの右下角の筋向かいに位置する右下の対応ブロックを有する。
HM−3.0に従ったインターモードで上に隣接するブロックからの空間的MVP導出処理を示し、AMVPに基づく候補が用いられる。 HM−3.0に従ったインターモードで対応ブロックからの時間的MVP導出処理を示し、AMVPに基づく候補が用いられる。 HM−3.0に従ったスキップ及びマージモードで対応ブロックからの時間的MVP導出処理を示し、マージに基づく候補が用いられる。 本発明による一実施形態を組み込んだインターモードで上に隣接するブロックからの空間的MVP導出処理を示し、冗長性チェックは、導出されたMVが利用可能になる度に呼び出される。 本発明による一実施形態を組み込んだインターモードで対応ブロックからの時間的MVP導出処理を示し、冗長性チェックは、導出されたMVが利用可能になる度に呼び出される。 本発明による一実施形態を組み込んだインターモードで上に隣接するブロックからの空間的MVP導出処理を示し、冗長性チェックは、ブロックの全てのサーチMVがサーチされ導出されたMVが利用可能になる度に呼び出される。 本発明による一実施形態を組み込んだスキップ及びマージモードで対応ブロックからの時間的MVP導出処理を示し、冗長性チェックは、ブロックの全てのサーチMVがサーチされ導出されたMVが利用可能になる度に呼び出される。 本発明による一実施形態を組み込んだインターモードで上に隣接するブロックからの上側空間的MVP導出処理を示し、冗長性チェックは、異なるブロックに対して1つの優先度に関連付けられたMVがサーチされ導出されたMVが利用可能になる度に呼び出される。 本発明による一実施形態を組み込んだスキップ及びマージモードで対応ブロックからの時間的MVP導出処理を示し、冗長性チェックは、異なるブロックに対して1つの優先度に関連付けられたMVがサーチされ導出されたMVが利用可能になる度に呼び出される。 本発明による一実施形態を組み込んだインターモードで上に隣接するブロックからの上側空間的MVP導出処理を示し、冗長性チェックは、上側空間的MVP導出処理に対して無効にされる。
ビデオ符号化システムでは、空間的及び時間的冗長性が利用され、空間及び時間予測を用いて送信又は格納すべきビットレートを低減する。空間予測は、同じピクチャから復号化されたピクセルを用いて、符号化されるべき現在のピクセルの予測を形成する。空間予測は、H.264/AVCイントラ符号化の輝度信号では16×16又は4×4のようなブロック毎に行われる場合が多い。ビデオシーケンスでは、近隣ピクチャは、大きな類似性を有する場合が多く、MCP(Motion Compensated Prediction)は、ビデオシーケンス内の時間的相関を利用するために用いられる場合が多い。
動き補償予測は、前方予測方式で用いることができる。前方予測方式では、現在のピクチャブロックは、復号化ピクチャ又は表示順で現在ピクチャより先行するピクチャを用いて予測される。前方予測に加え、動き補償予測の性能を向上させるために後方予測も用いることができる。後方予測は、復号化ピクチャ又は表示順で現在ピクチャの後のピクチャを利用する。H.264/AVCの初版は2003年に完成して以来、前方予測及び後方予測は、それぞれリスト0予測及びリスト1予測に拡張され、リスト0及びリスト1の両者は、表示順で現在ピクチャの前及び/又は後の複数の参照ピクチャを含み得る。以下に、デフォルト参照ピクチャリストの構成を説明する。リスト0では、現在ピクチャの前の参照ピクチャは、現在ピクチャの後のピクチャよりも小さい参照ピクチャインデックスを有する。リスト1では、現在ピクチャの後の参照ピクチャは、現在ピクチャの前のピクチャよりも小さい参照ピクチャインデックスを有する。リスト0及びリスト1の両方で、前のルールを適用した後に、時間距離は次のように考えられる。現在ピクチャに近い参照ピクチャは、小さい参照ピクチャインデックスを有する。リスト0又はリスト1の対応ピクチャ内のブロックが現在ピクチャ内の現在ブロックと同じブロック位置を有するとき、リスト0又はリスト1の対応ブロック(co-located block)、又はリスト0若しくはリスト1内の対応ブロックと称される。開発中のHEVC(High-Efficiency Video Coding)標準では、動き推定/保証モードのためのユニットは、予測ユニット(Prediction Unit:PU)と呼ばれる。ここで、PUは、最大ブロックサイズから階層的に区分される。MCP型は、H.264/AVC標準の各スライスについて選択される。動き補償された予測がリスト0予測に制限されるスライスは、Pスライスと呼ばれる。Bスライスでは、動き補償された予測は、リスト0予測に加えてリスト1予測も含む。
ビデオ符号化システムでは、動きベクトル(MV)及び符号化残差は、デコーダ側でビデオを再構成するためにデコーダへ送信される。さらに、柔軟な参照ピクチャ構造を有するシステムでは、選択された参照ピクチャに関連する情報も、送信されても良い。動きベクトルの送信は、特に低ビットレートの用途で又は動きベクトルが小さいブロック又は高い動き精度に関連するシステムで、帯域幅全体の顕著な部分を必要とし得る。動きベクトルに関連するビットレートを更に低減するために、MVP(Motion Vector Prediction、動きベクトル予測)と呼ばれる技術が、近年、ビデオ符号化の分野で用いられている。本開示では、MVPは、動きベクトル予測子とも表され、不明確でない場合には略語が用いられる。MVP技術は、空間的及び時間的に近隣の動きベクトル間の統計的冗長性を利用する。MVPが用いられるとき、現在動きベクトルの予測子が選択され、動きベクトル残差、つまり動きベクトルと予測子との差が送信される。動きベクトル残差は、動きベクトル差(motion vector difference:MVD)とも称される。MVPスキームは、予測子が復号化情報に基づきデコーダで導出され如何なる追加サイド情報も送信される必要のない閉ループ構成に適用できる。代替として、サイド情報は、選択された動きベクトル予測子に関してデコーダに通知するために、ビットストリーム内で明示的に送信され得る。
HEVC Test Model version 3.0(HM−3.0)のインターモードでは、2つの空間動きベクトル予測子(MVP)及び1つの時間MVPが候補MVPセットに含まれる。
現在のHMのスキップモード(ゼロの動きベクトル差及びゼロの予測残差を有する)及びマージモード(ゼロの動きベクトル差を有する)では、4つの空間MVP及び1つの時間MVPが、候補MVPセットに含まれる。HM−3.0では、エンコーダは、インター、スキップ及びマージモードに対して候補MVPセット内で1つの最終的なMVPセットを選択し、選択したMVPのインデックスをデコーダへ送信する。
インターモードでは、参照ピクチャインデックスは、デコーダへ明示的に送信される。スキップ及びマージモードでは、空間MVPが最終MVPとして選択されるとき、参照ピクチャインデックスは、選択された近隣ブロックの参照ピクチャインデックスと等しい。また、時間MVPが最終MVPとして選択されるとき、参照インデックスは、常に近隣ブロックの大多数の参照ピクチャインデックスに設定される。
図1は、2つの空間MVP及び1つの時間MVPを有する(AMVPに基づく候補を用いる)インターモードの場合に、HM−3.0で用いられる候補MVPセットからMVPを導出する処理を示す。MVPの検索順序は、以下の通りである。
1.左側MVP(A及びAから最初に利用可能)
2.上側MVP(B、B及びBから最初に利用可能)
3.時間MVP(TRB及びTCTから最初に利用可能)
図1に示すように、左側MVPは、現在ブロックの左にある2つの近隣ブロック(A及びA)に基づき導出され、検索順序は下から上(AからAへ)である。上側MVPは、現在ブロックの上にある3つの近隣ブロック(B、B及びB)に基づき導出され、検索順序は右から左(BからBへ)である。左側ブロック(A乃至A)及び上側ブロック(B乃至B)のような近隣ブロックは、本開示で参照ブロックと表される。これらの空間ブロックは空間MVPを導出するために用いられるので、これらのブロックは、本開示で、近隣参照ブロックとも称される。近隣参照ブロックは、1又は複数の空間MVPを導出するために、現在ブロックの周囲のブロックから適正に選択され得る。
所与の参照ピクチャリストの所与の参照ピクチャインデックスにより示される対象参照ピクチャでは、空間MVPは、所与の参照ピクチャリスト内の対象参照ピクチャを指す第1の利用可能なMVとして定められる。第1の利用可能なMVはこの場合に空間MVPとして用いられるので、第1の利用可能なMVは、本例では第1の利用可能な空間MVとしても表される。全ての近隣ブロックが、所与の参照ピクチャリスト内の対象参照ピクチャを指す如何なるMVも有しない場合、MVPは、所与の参照ピクチャリスト内の又は他の参照ピクチャリスト内の第1の利用可能なMVに基づきスケーリングされたMVとして導出されるだろう。
HM−3.0では、上側MVP導出は、非冗長MVPを得る可能性を増大させるため、第2のMVPが第1のMVP(左側MVP)と等しいかどうかを決定するために冗長性チェックを有する。空間MVPの検索順序は、図1に示すように実線及び破線矢印により示される。上側MVPでは、B乃至Bの第1の優先度を有するMV(円で囲まれた1として記される)は、最初に検索される。これは、実線矢印により示される。第1の優先度を有する利用可能なMVが見付かると、利用可能なMVが左側MVPと同じか否かを決定するために、利用可能なMVが調べられる。左側MVPと同じである場合、次の位置が検索される。その他の場合、利用可能なMVが上側MVPとして用いられる。第1の優先度を有する如何なるサーチMVも利用可能でない、又は第1の優先度を有する利用可能なMVが左側MVPと同じである場合、第2、第3、及び第4の優先度を有するサーチMVが、図1に破線矢印により示すようにブロックBからブロックBへの検索順序で検索される。第2、第3、及び第4の優先度のいずれかを有する第1の利用可能なMVがB内で見付かると、第1の利用可能なMVが前に導出したMVP、つまり左側MVPと同じか否かを決定するために、第1の利用可能なMVが調べられる。第1の利用可能なMVが左側MVPと同じである場合、次の位置が検索される。その他の場合、第1の利用可能なMVが上側MVPとして用いられる。
図1の例では、近隣参照ブロックと関連する種々の動きベクトルが、MVが存在するか否かを決定するために調べられる。近隣参照ブロックと関連する種々の動きベクトルは、所与の参照リスト内の対象参照ピクチャを指すMV、他の参照リスト内の対象参照ピクチャを指すMV、所与の参照リスト内の他の参照ピクチャを指すMV、及び他の参照リスト内の他の参照ピクチャを指すMVを有する。近隣参照ブロックと関連するこれらの種々の動きベクトルは、本開示で、近隣参照ブロックのサーチMVとして表される。さらに、これらの種々の動きベクトルは、空間MVPを導出するために用いられるので、これらのサーチMVは、本開示で、近隣参照ブロックと関連する空間サーチMVとしても表される。
上述のように、空間サーチMVは、本開示で空間優先度として表される個々の検索優先度を有する。全ての近隣参照ブロックからの空間サーチMVは、本開示で、空間検索セットとして表される。図1に示すように、空間MVPの検索は、実線及び破線により示す検索順序に従って空間検索セット内の各MVを通じてスキャンする。この場合、空間MVPを見付けるために検索順序が用いられるので、本開示では、検索順序は空間検索順序としても表される。図1は、各々の第1の優先度の空間サーチMVが検索された後、冗長性チェックが実行されること、及びサーチMVが存在することも示す。全ての空間参照ブロックについて第1の優先度の空間サーチMVが検索された後、検索は、BからBまで、近隣参照ブロックの各々について、第2の優先度乃至第4の優先度のサーチMVをスキャンする。
冗長性チェックは、第2の優先度乃至第4の優先度のサーチMVが検索された後に実行され、第1の利用可能な空間MVが存在する。図1に示すように、冗長性チェックは、各サーチMVがスキャンされ又は複数の空間サーチMVのグループがスキャンされた後、実行され得る。便宜上、スキャンが適用され及び後に冗長性チェックが適用される空間サーチMVのセットは、本開示では、サーチMVグループとして表される。
したがって、サーチMVグループは、1つのみの空間サーチMV(例えば、図1の例では第1の優先度の空間サーチMV)又は複数の空間サーチMV(図1の例では第2の優先度乃至第4の優先度のサーチMV)を有しても良い。上側にあるブロックに対する近隣参照ブロック間の空間検索順序は、常に右から左へ進む。言い換えると、近隣参照ブロックの中で、ブロックBは最も高い優先度を有し、Bは最も低い優先度を有する。
HM−3.0では、時間MVPは、空間MVPが決定された後に検索される。図2は、時間MVP導出の処理を示す。時間MVPは、対応参照ブロックTCT及びTRBに関連するMVに基づき導出される。ブロックTRBは、対応ブロックの右下角に隣接する。ブロックTCTは、現在PUの中心位置を対応ピクチャ内の対応する位置にマッピングすることにより、見付けられる。ブロックTRBに関連するMVが存在する場合、該MVは時間MVPを導出するために用いられ、その他の場合、TCTに関連するMVが検索される。時間MVPは、対応ピクチャ内の対応する位置のリスト0のMV又はリスト1のMVを用いて導出される。時間MVPは、現在ピクチャと交差する第1の利用可能なMVとして定められる。ここで、現在ピクチャは、時間的に、第1の利用可能なMVと関連する2つのピクチャの間にある。両方の動きベクトルが現在ピクチャと交差する場合又は両方とも交差しない場合、参照ピクチャリストが所与の参照ピクチャリストと同じ動きベクトルが選択される。対応する位置が所与の参照ピクチャリストのような参照ピクチャリスト内の動きベクトルを有しない場合、他の参照ピクチャリスト内の動きベクトルが選択される。動きベクトルは、時間距離に従ってスケーリングされる。スケーリング係数は、対応ピクチャ内と対応ピクチャ内の対応する位置のMVに関連する参照ピクチャとの間の時間距離に対する、現在ピクチャと現在ブロックの所与の参照ピクチャとの間の時間距離の比に基づく。
図2の例では、対応参照ブロックと関連する種々の動きベクトルが、MVが存在するか否かを決定するために調べられる。対応参照ブロックと関連する種々の動きベクトルは、現在ピクチャと交差する対応ピクチャ内の対応する位置のMV、所与の参照ピクチャリスト内の対応ピクチャ内の対応する位置のMV、及び所与の参照ピクチャリスト以外の参照ピクチャリスト内の対応ピクチャ内の対応する位置のMVを含む。対応参照ブロックと関連するこれらの種々の動きベクトルは、本開示で、対応参照ブロックのサーチMVとして表される。さらに、これらの種々の動きベクトルは、時間MVPを導出するために用いられるので、これらのMVは、本開示で、対応参照ブロックの時間サーチMVとしても表される。上述のように、時間サーチMVは、本開示で時間優先度として表される個々の検索優先度を有する。全ての対応参照ブロックからの時間サーチMVは、本開示で、時間検索セットとして表される。図2に示すように、時間MVPの検索は、実線により示す検索順序に従って時間検索セット内の各MVを通じてスキャンする。この場合、時間MVPを見付けるために検索順序が用いられるので、本開示では、検索順序は時間検索順序としても表される。サーチMVが存在するとき、該サーチMVは、第1の利用可能な時間MVとして表される。全てのMVPが見付かった後、最良のMVPのインデックスを符号化する前に、冗長なMVPが候補MVPセットから除去される。
現在のHM(version 3.0)では、ブロックがマージモードとして符号化される場合、MVPインデックスは、候補MVPセットからのどのMVPが該ブロックとマージされるために用いられるかを示すために伝達される。図3は、4個の空間MVPと1個の時間MVPを含む候補MVPセットからのMVPを導出する処理を示す。MVPの検索順序は、以下の通りである。
1.左側MVP(A
2.上側MVP(B
3.時間MVP(TRB及びTCTから最初に利用可能)
4.右上MVP(B
5.左下MVP(A
マージモードにおける空間MVPでは、参照ピクチャインデックスは、選択されたブロックと同じである。例えば、ブロックAが選択された場合、MVとブロックAの参照ピクチャリストインデックスとは、現在PUのために用いられる。選択されたブロックが2個のMVを有する二重予測を用いる場合、2個のMV及びそれらの参照ピクチャインデックスは、二重予測を有する現在PUのために用いられる。
図3に示したように、スキップ及びマージモードにおける時間MVPは、対応ピクチャ内のブロックTRB及びTCTのリスト0のMV又はリスト1のMVを用いて導出される。時間MVPは、現在ピクチャと交差する最初の利用可能なMVとして定められる。両方の動きベクトルが現在ピクチャと交差する場合又は両方とも交差しない場合、可能な場合には所与の参照ピクチャリストと同じ参照ピクチャリストを有する動きベクトルが選択される。その他の場合、所与の参照ピクチャリスト以外の参照ピクチャリストを有する動きベクトルが選択される。動きベクトルは、時間距離に従ってスケーリングされる。時間検索順序及び時間サーチMVは、図2に示すようにインターモードのものと同じである。しかしながら、異なる時間検索順序及び時間サーチMVが、スキップ及びマージモードで用いられても良い。
全てのMVPが見付かった後、最良のMVPのインデックスを符号化する前に、冗長なMVPが候補MVPセットから除去される。
MVPとして選択された現在利用可能なMVが、前に選択されたMVPと同じとき、現在利用可能なMVは、符号化効率を更に向上させる可能性を提供しない。冗長性チェックの利益が明らかになる。現在のHM−3.0は、上側MVPの空間MVPの導出のために冗長性チェックを組み込んでいる。第1の優先度のMVはブロックBからBまでチェックされ、冗長性チェックは、図1に示すように利用可能なMVが見付かる度に実行される。Bに対して第1の優先度が検索された後に、前に選択されたMVPと同じではない利用可能なMVが見付からない場合、処理は、図1に示すように各上側ブロックについて他の優先度でMVを検索し続ける。再び、冗長性チェックは、図1に示すように上側ブロックについて利用可能なMVが見付かる度に実行される。
したがって、本発明では、冗長性チェックは、異なるMVPを導出する可能性を更に向上させるよう変更される。本発明による一実施形態では、MVP導出のための冗長なMVPのチェック手順は、空間MVP及び少なくとも別のMVPが導出された後に、非冗長MVP候補を得る可能性を増大させるために、呼び出される。この別のMVPは、別の空間サーチセットから導出された別の空間MVP、又は時間MVPであり得る。本発明による冗長性チェックは、空間MVP及び/又は時間MVPの導出に適用できる。また、冗長性チェックは、インター、スキップ及びマージモードのMVP導出に適用できる。導出したMVが、動きベクトル、インター予測指標(つまり、単一予測又は二重予測)、及び参照ピクチャインデックスのような、前に導出したMVPと同じ動き情報を提供するとき、導出したMVは冗長であると考えられ、導出処理は次のステップに続く。図4は、本発明の一実施形態を組み込んだ冗長性チェックを有する例示的な空間MVP導出を示す。図4の検索順序は、図1の検索順序と同じである。しかしながら、図4のMVP導出は、冗長性チェックが利用可能なサーチMVが見付かる度に実行されることを示す。サーチMVが存在しない場合、冗長性チェックを実行する必要はない。冗長性チェックは、各近隣参照ブロックの各空間サーチMVが検索された後に実行されるので、サーチMVグループは、本例では単一の空間サーチMVを有する。図5は、本発明の一実施形態を組み込んだ冗長性チェックを有する例示的な時間MVP導出を示す。図5の検索順序は、図2の検索順序と同じである。しかしながら、図5のMVP導出は、冗長性チェックが利用可能なサーチMVが見付かる度に実行されることを示す。サーチMVが存在しない場合、冗長性チェックを実行する必要はない。再び、冗長性チェックは、各対応参照ブロックの各時間サーチMVが検索された後に実行されるので、サーチMVグループは、本例では単一の時間サーチMVを有する。
本発明の一実施形態を組み込んだ別のMVP導出処理では、冗長なMVPのチェックは、各参照ブロックの全てのサーチMVが検索された後にその都度呼び出され得る。図6は、各上側ブロックの全てのサーチMVが検索された後に、冗長性をチェックする空間MVP導出の一例を示す。例えば、第1の優先度から第4の優先度を有するサーチMVは、先ずブロックBで検索される。ブロックBの全てのサーチMVが検索された後、利用可能なサーチMVが該ブロックで見付かった場合、冗長性チェックが実行される。サーチMVが利用可能であり、その利用可能なサーチMVが前に導出したMVPと同じでない場合、該サーチMVは、空間MVPとして認められ、空間MVP導出が終了する。サーチMVが利用可能であり、その利用可能なサーチMVが前に導出したMVPと同じ場合、空間MVP導出は、次の空間参照ブロックへ進む。ブロックに利用可能なMVが存在しない場合、冗長性チェックは必要なく、空間MVP導出処理は次の空間参照ブロックへ進む。同じ処理が、ブロックBについて、次にブロックBについて繰り返される。冗長性チェックは、第1の優先度から第4の優先度のサーチMVが検索された後に実行されるので、空間サーチMVグループは、本例では第1の優先度から第4の優先度を有する。また、空間検索順序は、ブロックBからBへと検索する。言い換えると、ブロックBはブロックBより高い検索優先度を有し、BはブロックBより高い検索優先度を有する。図7は、各時間ブロックの全てのサーチMVが検索された後に、冗長性をチェックする時間MVP導出の一例を示す。ブロックTRBの全てのサーチMVが検索された後、利用可能なサーチMVが該ブロックで見付かった場合、冗長性チェックが実行される。利用可能なサーチMVが見付かり、その利用可能なサーチMVが前に導出したMVPと同じでない場合、該サーチMVは、時間MVPとして認められ、時間MVP導出が終了する。その他の場合、時間MVP導出は、次の時間参照ブロックへ進む。ブロックにサーチMVが存在しない場合、冗長性チェックは必要なく、時間MVP導出処理は次の時間ブロックへ進む。ブロックTRBが処理された後、同じ処理がブロックTCTに対して繰り返される。冗長性チェックは、第1の優先度から第3の優先度のサーチMVが検索された後に実行されるので、時間サーチMVグループは、本例では第1の優先度から第3の優先度を有する。
本発明の一実施形態を組み込んだ更に別のMVP導出処理では、冗長なMVPのチェックは、異なる参照ブロックの同じ優先度の全てのMVを検索した後にその都度呼び出され得る。図8は、異なる上側ブロックの同じ優先度の全てのサーチMVが検索された後に、冗長性をチェックする空間MVP導出の一例を示す。例えば、ブロックBからBまでの第1の優先度のMVが、最初に検索される。ブロックBからBまでの第1の優先度のMVについて利用可能なサーチMVが見付かった場合、冗長性チェックが実行される。利用可能なサーチMVが見付かり、その利用可能なサーチMVが前に導出したMVPと同じでない場合、該サーチMVは、空間MVPとして認められ、空間MVP導出が終了する。利用可能なサーチMVが見付かり、その利用可能なサーチMVが前に導出したMVPと同じ場合、空間MVP導出は、ブロックBからBまでの次の優先度のMVへ進む。ブロックBからBまでの第1の優先度について利用可能なMVが見付からない場合、冗長性チェックは必要なく、空間MVP導出処理はブロックBからBの次の優先度のMVへ進む。同じ処理が、第2の優先度のMV、第3の優先度のMV、及び次に第4の優先度のMVについて繰り返される。冗長性チェックは、全ての空間参照ブロックからの同じ優先度を有する空間サーチMVが検索された後に実行されるので、空間サーチMVグループは、本例では全ての空間参照ブロックからの同じ優先度を有する空間サーチMVを有する。図9は、異なる対応ブロックの同じ優先度の全てのMVが検索された後に、冗長性をチェックする時間MVP導出の一例を示す。例えば、ブロックTRB及びTCTの第1の優先度のMVが、最初に検索される。ブロックTRB及びTCTの第1の優先度のMVについて利用可能なサーチMVが見付るかどうかを決定するために、冗長性チェックが実行される。利用可能なサーチMVが見付かり、そのサーチMVが前に導出したMVPと同じでない場合、該サーチMVは、時間MVPとして認められ、時間MVP導出が終了する。利用可能なサーチMVが見付かり、その利用可能なサーチMVが前に導出したMVPと同じ場合、時間MVP導出は、ブロックTRB及びTCTの次の優先度のMVへ進む。ブロックTRB及びTCTの第1の優先度について利用可能なMVが見付からない場合、冗長性チェックは必要なく、時間MVP導出処理はブロックTRB及びTCTの次の優先度のMVへ進む。同じ処理が、第2の優先度のMV、及び次に第3の優先度のMVについて繰り返される。
冗長なMVPのチェック手順は、1つのMVPの導出中は無効にされ得る。図10は、インターモードで、上側MVPの導出中に冗長なMVPのチェック手順が呼び出されない本発明の一実施形態を組み込んだ一例を示す。左側MVPは、左側にある参照ブロック(つまり、A及びA)内で最初の利用可能なMVPであり、上側MVPも、上側にある参照ブロック(つまり、B、B及びB)内で最初の利用可能なMVPである。冗長性チェックの処理は、左側空間MVP及び上側空間MVPが導出された後に実行される。したがって、左側空間MVP及び上側空間MVPの検索処理は、並列に実行され得る。さらに、冗長性チェックの処理は、左側空間MVP、上側空間MVP及び時間MVPが導出された後に実行され得る。
上述のような本発明によるMVP導出の実施形態は、種々のハードウェア、ソフトウェアコード又はこれらの組合せで実装できる。例えば、本発明の実施形態は、本願明細書に記載した処理を実行するために、ビデオ圧縮チップに組み込まれた回路又は圧縮ソフトウェアに組み込まれたプログラムコードであり得る。本発明の実施形態は、本願明細書に記載した処理を実行するために、DSP(Digital Signal Processor)で実行されるプログラムコードであっても良い。本発明は、コンピュータプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、マイクロプロセッサ又はFPGA(field programmable gate array)により実行される多数の機能を有しても良い。これらのプロセッサは、本発明により実現される特定の方法を定める機械可読ソフトウェアコード又はファームウェアコードを実行することにより、本発明による特定のタスクを実行するよう構成され得る。ソフトウェアコード又はファームウェアコードは、異なるプログラミング言語及び異なるフォーマット若しくはスタイルで開発されても良い。ソフトウェアコードは、異なるターゲットプラットフォームのためにコンパイルされても良い。しかしながら、ソフトウェアコード及び本発明に従ってタスクを実行するようコードを構成する他の手段の異なるコードフォーマット、スタイル及び言語は、本発明の精神及び範囲から逸脱するものではない。
本発明は、本発明の精神又は基本的特徴から逸脱することなく他の特定の形式で実施できる。説明した例は、あらゆる面で、単に説明であり限定的でないと考えられる。従って、本発明の範囲は、前述の説明によるのではなく、添付の特許請求の範囲により示される。請求項の等価物の意味及び範囲の範囲内で生じる全ての変化は、請求項の範囲内に包含される。
[関連出願の参照]
本発明は、米国仮特許出願番号61/452,531、2011年3月14日出願、名称「New Derivation Method for Temporal Motion Vector Predictor」、米国仮特許出願番号61/453,666、2011年3月17日出願、名称「The Derivation of Spatial MV/MVP Candidate for Inter, Skip and Merging Prediction Units in Video Compression」、及び米国仮特許出願番号61/476,425、2011年4月15日出願、名称「Redundant MVP checking procedure for Inter, Skip and Merge PUs」の優先権を主張する。
本発明は、また、米国非仮特許出願番号13/177,808、2011年7月7日出願、名称「Method and Apparatus for Derivation of Spatial Motion Vector Candidate and Motion Vector Prediction Candidate」、及び米国非仮特許出願番号13/236,422、2011年9月19日出願、名称「Method and Apparatus for Deriving Temporal Motion Vector Prediction」にも関連する。これらの米国仮特許出願及び米国非仮特許出願は、参照されることにより、それらの内容が本願明細書に組み込まれる。

Claims (18)

  1. インターモード又はマージモード又はスキップモードで現在ブロックの動きベクトル(MV)の動きベクトル予測子(MVP)を導出する方法であって、前記方法は、
    前記現在ブロックの参照ブロックと関連する動きベクトルを受信するステップであって、前記参照ブロックは、前記現在ブロックの少なくとも1つの近隣参照ブロックを有する、ステップ、
    空間検索セットを決定するステップであって、前記空間検索セットは、前記少なくとも1つの近隣参照ブロックについて空間優先度を有する少なくとも2つの空間サーチMVを有し、前記少なくとも1つの近隣参照ブロックの前記少なくとも2つの空間サーチMVは、空間サーチMVグループに構成され、各前記空間サーチMVグループは、前記少なくとも1つの近隣参照ブロックの前記少なくとも2つの空間サーチMVのうちの少なくとも1つを有する、ステップ、
    前記空間サーチMVグループについて、空間検索順序に従って各前記空間サーチMVグループの第1の利用可能な空間MVが存在するか否かを決定するステップであって、前記第1の利用可能な空間MVが存在するか否かを決定するステップは、前記第1の利用可能な空間MVが存在しない場合、次の空間サーチMVグループへ進む、ステップ、
    前記第1の利用可能な空間MVを前記現在ブロックの空間MVPとして提供するステップ、
    を有し、
    前記少なくとも1つの近隣参照ブロックの前記少なくとも2つの空間サーチMVは、所与の参照リスト内の対象参照ピクチャを指す第1の空間サーチMV、他の参照リスト内の前記対象参照ピクチャを指す第2の空間サーチMV、前記所与の参照リスト内の他の参照ピクチャを指す第3の空間サーチMV、及び前記他の参照リスト内の前記他の参照ピクチャを指す第4の空間サーチMVを有し、前記第1の空間サーチMVは第1の空間優先度を割り当てられ、前記第2の空間サーチMVは第2の空間優先度を割り当てられ、前記第3の空間サーチMVは第3の空間優先度を割り当てられ、前記第4の空間サーチMVは第4の空間優先度を割り当てられる、方法。
  2. 前記第1の利用可能な空間MVが存在しない又は前記第1の利用可能な空間MVが冗長である場合、第1の利用可能な空間MVが存在するか否かを決定する前記ステップは、次の空間サーチMVグループへ進む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記近隣参照ブロックは、インターモード、スキップモード又はマージモードで、前記現在ブロックの上側の最も右にあるブロック、左上角にあるブロック、及び右上角にあるブロックを有し、前記近隣参照ブロックの前記空間検索順序は右から左である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記近隣参照ブロックは、インターモード、マージモード又はスキップモードで、前記現在ブロックの上側の最も左にあるブロック及び右上角にあるブロックを有し、前記近隣参照ブロックの前記空間検索順序は右上角にあるブロックから上側の最も左にあるブロックである、請求項1に記載の方法。
  5. 前記空間検索順序は、前記少なくとも1つの近隣参照ブロックに関連する前記空間サーチMVグループを、最高優先度の近隣参照ブロックから最低優先度の近隣参照ブロックへ検索する、請求項1に記載の方法。
  6. 各前記空間サーチMVグループが前記近隣参照ブロックのうちの1つの前記少なくとも2つの空間サーチMVのうちの1つを有するとき、前記空間検索順序は、各前記近隣参照ブロックに関連する最高優先度の空間サーチMVグループを、最高優先度の近隣参照ブロックから最低優先度の近隣参照ブロックへ検索し、次に、各前記近隣参照ブロックに関連する最低優先度の空間サーチMVグループを、最高優先度の近隣参照ブロックから最低優先度の近隣参照ブロックへ検索する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1の利用可能な空間MVが、前記現在ブロックの左側にある前記近隣参照ブロックから前に導出された空間MVPと同じ場合、前記第1の利用可能な空間MVは冗長である、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1の利用可能な空間MVは、前記空間MVPとして認められ、前記第1の利用可能な空間MVが前記空間サーチMVグループの1つの中で見付かった場合、前記空間検索セットに対する導出処理は終了する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1の利用可能な空間MVは、冗長性チェック無しで前記空間MVPとして認められ、前記第1の利用可能な空間MVが前記空間サーチMVグループの1つの中で見付かった場合、前記空間検索セットに対する導出処理は終了する、請求項1に記載の方法。
  10. 冗長性チェックの処理は、前記空間MVP及び少なくとも別のMVPが導出された後に実行される、請求項1に記載の方法。
  11. 各前記空間サーチMVグループは前記近隣参照ブロックのうちの1つの前記少なくとも2つの空間サーチMVのうちの1つ、各前記近隣参照ブロックの前記少なくとも2つの空間サーチMVの全部、又は全ての前記近隣参照ブロックの同じ空間優先度を有する前記少なくとも2つの空間サーチMVを有する、請求項1に記載の方法。
  12. 前記現在ブロックの参照ブロックと関連する動きベクトルを受信するステップであって、前記参照ブロックは、前記現在ブロックの1又は複数の対応参照ブロックを有する、ステップ、
    時間検索セットを決定するステップであって、前記時間検索セットは、前記1又は複数の対応参照ブロックの各々について時間優先度を有する少なくとも2つの時間サーチMVを有し、前記1又は複数の対応参照ブロックの前記少なくとも2つの時間サーチMVは、時間サーチMVグループに構成され、各前記時間サーチMVグループは、前記1又は複数の対応参照ブロックのうちの1つの前記少なくとも2つの時間サーチMVのうちの1つ、前記1又は複数の対応参照ブロックの各々の前記少なくとも2つの時間サーチMVの全部、又は全ての前記対応参照ブロックの同じ時間優先度を有する前記少なくとも2つの時間サーチMVを有する、ステップ、
    前記時間サーチMVグループについて、時間検索順序に従って各前記時間サーチMVグループの第1の利用可能な時間MVが存在するか否かを決定するステップであって、前記第1の利用可能な時間MVが存在するか否かを決定するステップは、前記第1の利用可能な時間MVが存在しない又は前記第1の利用可能な時間MVが冗長である場合、次の時間サーチMVグループへ進む、ステップ、
    前記第1の利用可能な時間MVを前記現在ブロックの時間MVPとして提供するステップ、
    を有する請求項1に記載の方法。
  13. 前記1又は複数の対応参照ブロックは、対応ブロックの中央に位置する中央の対応参照ブロック、及び前記対応ブロックの右下角に隣接する右下の対応参照ブロックを有する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1の利用可能な時間MVが、前記近隣参照ブロックから前に導出された空間MVPと同じ場合、前記第1の利用可能な時間MVは冗長である、請求項12に記載の方法。
  15. インターモード又はマージモード又はスキップモードで現在ブロックの動きベクトル(MV)の動きベクトル予測子(MVP)を導出する装置であって、前記装置は、
    前記現在ブロックの参照ブロックと関連する動きベクトルを受信する手段であって、前記参照ブロックは、前記現在ブロックの少なくとも1つの近隣参照ブロックを有する、手段、
    空間検索セットを決定する手段であって、前記空間検索セットは、前記少なくとも1つの近隣参照ブロックについて空間優先度を有する少なくとも2つの空間サーチMVを有し、前記少なくとも1つの近隣参照ブロックの前記少なくとも2つの空間サーチMVは、空間サーチMVグループに構成され、各前記空間サーチMVグループは、前記少なくとも1つの近隣参照ブロックの前記少なくとも2つの空間サーチMVのうちの少なくとも1つを有する、手段、
    前記空間サーチMVグループについて、空間検索順序に従って各前記空間サーチMVグループの第1の利用可能な空間MVが存在するか否かを決定する手段であって、前記第1の利用可能な空間MVが存在するか否かを決定する手段は、前記第1の利用可能な空間MVが存在しない場合、次の空間サーチMVグループへ進む、手段、
    前記第1の利用可能な空間MVを前記現在ブロックの空間MVPとして提供する手段、
    を有し、
    前記少なくとも1つの近隣参照ブロックの前記少なくとも2つの空間サーチMVは、所与の参照リスト内の対象参照ピクチャを指す第1の空間サーチMV、他の参照リスト内の前記対象参照ピクチャを指す第2の空間サーチMV、前記所与の参照リスト内の他の参照ピクチャを指す第3の空間サーチMV、及び前記他の参照リスト内の前記他の参照ピクチャを指す第4の空間サーチMVを有し、前記第1の空間サーチMVは第1の空間優先度を割り当てられ、前記第2の空間サーチMVは第2の空間優先度を割り当てられ、前記第3の空間サーチMVは第3の空間優先度を割り当てられ、前記第4の空間サーチMVは第4の空間優先度を割り当てられる、装置。
  16. インターモード又はマージモード又はスキップモードで現在ブロックの動きベクトル(MV)の動きベクトル予測子(MVP)を導出する方法であって、前記方法は、
    前記現在ブロックの参照ブロックと関連する動きベクトルを受信するステップであって、前記参照ブロックは、前記現在ブロックの1又は複数の対応参照ブロックを有する、ステップ、
    時間検索セットを決定するステップであって、前記時間検索セットは、前記1又は複数の対応参照ブロックの各々について時間優先度を有する少なくとも2つの時間サーチMVを有し、前記1又は複数の対応参照ブロックの前記少なくとも2つの時間サーチMVは、時間サーチMVグループに構成され、各前記時間サーチMVグループは、前記1又は複数の対応参照ブロックのうちの1つの前記少なくとも2つの時間サーチMVのうちの1つ、前記1又は複数の対応参照ブロックの各々の前記少なくとも2つの時間サーチMVの全部、又は全ての前記1又は複数の対応参照ブロックの同じ時間優先度を有する前記少なくとも2つの時間サーチMVを有する、ステップ、
    前記時間サーチMVグループの時間検索順序に従って、各前記時間サーチMVグループについて第1の利用可能な時間MVが存在するか否かを決定するステップであって、前記第1の利用可能な時間MVが存在するか否かを決定するステップは、前記第1の利用可能な時間MVが存在しない又は前記第1の利用可能な時間MVが冗長である場合、次の時間サーチMVグループに進む、ステップ、
    前記第1の利用可能な時間MVを前記現在ブロックの時間MVPとして提供するステップ、
    を有し、
    前記少なくとも1つの近隣参照ブロックの前記少なくとも2つの空間サーチMVは、所与の参照リスト内の対象参照ピクチャを指す第1の空間サーチMV、他の参照リスト内の前記対象参照ピクチャを指す第2の空間サーチMV、前記所与の参照リスト内の他の参照ピクチャを指す第3の空間サーチMV、及び前記他の参照リスト内の前記他の参照ピクチャを指す第4の空間サーチMVを有し、前記第1の空間サーチMVは第1の空間優先度を割り当てられ、前記第2の空間サーチMVは第2の空間優先度を割り当てられ、前記第3の空間サーチMVは第3の空間優先度を割り当てられ、前記第4の空間サーチMVは第4の空間優先度を割り当てられる、方法。
  17. 前記1又は複数の対応参照ブロックは、対応ブロックの中央に位置する中央の対応参照ブロック、及び前記対応ブロックの右下角に隣接する右下の対応参照ブロックを有する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第1の利用可能な時間MVが、近隣参照ブロックから前に導出された空間MVPと同じ場合、前記第1の利用可能な時間MVは冗長である、請求項16に記載の方法。
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