JP5806107B2 - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5806107B2 JP5806107B2 JP2011285547A JP2011285547A JP5806107B2 JP 5806107 B2 JP5806107 B2 JP 5806107B2 JP 2011285547 A JP2011285547 A JP 2011285547A JP 2011285547 A JP2011285547 A JP 2011285547A JP 5806107 B2 JP5806107 B2 JP 5806107B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- character
- trajectory
- program
- detection
- control unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
そこで、本発明は、文字の記録及び表示を行うためのプログラムを実行させるために、文字を描く行為とは異なる操作を、ユーザが意識的に行わなくても、ユーザが描いた文字を記録及び表示することを目的とする。
さらに、前記検出軌跡に基づいて前記表示面に表示されている画像が他の画像に遷移した場合に、当該遷移が行われるまでの前記検出軌跡を前記非文字軌跡として前記非文字記憶手段に記憶させる第2記憶制御手段を備えていてもよい。
また、本発明は、表示面を有する表示手段と、ユーザによって移動させられる指示体により前記表示面上で指示された位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段により検出された位置を順次連ねた検出軌跡が文字を表しているか否かを判定して、当該検出軌跡が文字を表している場合に当該文字を文字記憶手段に記憶させるための第1プログラムと、前記文字記憶手段に記憶されている文字を記録し前記表示手段に表示するための第2プログラムとを実行する制御手段と、複数の文字からなるフレーズを記憶するフレーズ記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記第2プログラムを実行することにより文字の記録及び表示を行い得る、という状態となっていないときに、前記第1プログラムを実行して、前記検出軌跡が文字を表していると判定した場合には、前記第2プログラムを実行して当該文字の記録及び表示を行い、文字を表していると判定した複数の前記検出軌跡が表す文字をそれぞれ特定し、特定した複数の文字が前記フレーズ記憶手段に記憶されているフレーズに一致しないときは、複数の当該検出軌跡が文字を表していないと判定することを特徴とする情報処理装置を提供する。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置10の構成を示すブロック図である。情報処理装置10は、タッチスクリーンにより操作が行われるいわゆるスマートフォンである。情報処理装置10は、制御部100と、記憶部200と、通信部300と、音声入出力部400と、タッチスクリーン部500とを備える。通信部300は、図示せぬ移動通信網に無線で接続する接続手段であり、その移動通信網を介して他の情報処理装置と音声又は文字等のデータを送受信する。音声入出力部400は、スピーカ、マイクロフォン及び音声処理回路等を備えており、通話に係る音声の入出力を行う。
図3は、表示面511に表示される画像の例を示す図である。図3(a)では、表示面511に起動画像S1が表示されている。起動画像S1は、情報処理装置10の記憶部200やROMに記憶されたプログラムを起動させるための画像である。起動画像S1には、プログラムA、B、C、D、E、F、Gをそれぞれ起動させるためのアイコン群R1が表されている。アイコン群R1に含まれる各アイコンには、「A」や「B」などの各プログラムの名称が表されている。起動画像S1は、図3(a)に示す状態で固定されているわけではなく、例えば或るアイコンをドラッグすると、そのアイコンが別の場所に表示される画像となる。そのようにアイコンの位置が変わったり、起動させるプログラムが変わったりした場合であっても、その画像を起動画像S1というものとする。
図5は、検出軌跡の一例である検出軌跡T100を示す図である。検出軌跡T100は、起動画像S1が表示されているときに、ユーザが表示面511を指示して描画した軌跡である。制御部100は、ステップS12において検出軌跡データを記憶させ続けている間、その検出軌跡データが表す検出軌跡を表示させない。図5(a)では、起動画像S1に重ねて検出軌跡T100を破線で示しているが、この検出軌跡T100は、実際には表示されていない。検出軌跡T100は、「てがき」という手書きの文字を表している。図5(b)では、検出軌跡T100に含まれる検出軌跡を示している。検出軌跡T100は、検出軌跡T11からT20までの10個の検出軌跡を含んでいる。検出軌跡T11は、「て」という手書きの文字を表し、検出軌跡T12からT16までは、「が」という手書きの文字を表している。また、検出軌跡T17からT20までは、「き」という手書きの文字を表している。
本発明の第2実施形態に係る情報処理装置は、第1実施形態の情報処理装置10と構成が共通しているため、同一の符号を付して説明する。情報処理装置10のようなスマートフォンは、例えば鞄の中に入れて持ち運ばれることがある。その場合、タッチセンサ520が位置を検出しない状態にされているのが普通である。そのタッチセンサ520が何かの拍子で位置を検出する状態となった場合に、表示面511が鞄の中の物に接触し、検出軌跡データが記憶されることがある。その検出軌跡データが表す検出軌跡が、偶然何らかの文字を表していた場合に、ユーザが意図しない文字が表示されることになる。この文字は、偶然できあがったものであるから、意味のあるフレーズとなっていない場合が多い。本実施形態は、このような場合に、意味のないフレーズを表示させないという点で、第1実施形態と異なる。
本実施形態によれば、意味のないフレーズが描画された場合に文字プログラムを起動させないようにすることで、ユーザが意図してない文字プログラムの起動を減らすことができる。
本発明の第3実施形態に係る情報処理装置は、タッチスクリーン部に近接センサが備えられている点と、タッチセンサ520が上述した接触領域(指示体の表面の領域のうち、表示面511と接触している領域)の面積を検出するという点で、第1実施形態の情報処理装置10とは構成が異なる。
図8は、第3実施形態に係る情報処理装置10aの構成を示すブロック図である。情報処理装置10aは、タッチスクリーン部500aを備える。タッチスクリーン部500aは、表示部510及びタッチセンサ520に加え、近接センサ530とを備える。タッチセンサ520は、図2で述べたとおり特定した接触領域を表す座標の集合を表すデータを制御部100に供給する。制御部100は、供給されたこのデータから、接触領域の面積(以下「接触面積」という。)を検出する。詳細には、制御部100は、例えば、このデータが表す座標の集合から、三角形を形作る3つの座標の組み合わせであり、かつ、その三角形の内部に他の座標が位置しないような全ての組み合わせを抽出し、これらの三角形の面積を合計したものを接触面積として検出する。
図9は、指示体の種類と接触面積との関係を示す図である。図9(a)では、親指及び人差し指を指示体とした指示体21及び22と、ペン型の指示体23とが表示面511に接触している状態を示している。図9(b)では、これらの指示体21、22及び23の接触面積Q21、Q22及びQ23をそれぞれ示している。図9(b)に示すように、これらの接触面積の大きさの関係は、Q21>Q22>Q23となることが多い。ユーザが表示面511を指示するとき、接触面積が小さいほど、接触領域の輪郭と指示している位置との距離が小さくなる。つまり、ユーザは、接触面積が小さいほど、指示体の接触領域全体の位置から自分が指示している位置を思い描くことが容易となる。反対に、接触面積が大きいほど、ユーザは、自分が指示している位置を思い描くことが困難となり、文字としての正確な形のとおりに軌跡を描画することが難しくなる。このため、ユーザが手書きの文字を描画する場合、人差し指か、ペン型の指示体が用いられることが多く、親指が用いられることは少ない。言い換えれば、親指のように接触面積が大きい指示体が用いられた場合は、文字が入力された可能性が低い。
図10は、指示体角度について説明するための図である。図10(a)では、上記の指示体22(人差し指)の指示体角度の例を示している。指示体22は人差し指であるため、長手方向V1と短手方向V2とを有する棒状となっている。長手方向V1は、人差し指の根本から指先に向かう方向であり、短手方向V2は、長手方向V1に直交する方向である。長手方向V1は、人差し指を回転体とみなしたときの軸に沿った方向でもある。この長手方向V1が表示面511に対してなす角度θ1が、指示体角度である。図10(a)では、指示体角度がθ1となっている。
本実施形態によれば、上記のように、親指のように接触面積が大きい指示体が用いられたときや、指示体角度を45度未満にした状態で指示体が用いられたときなど、文字が入力された可能性が低いときの検出軌跡が文字と判断されることを少なくすることができる。
本発明の第4実施形態に係る情報処理装置は、第1実施形態の情報処理装置10と構成が共通しているため、同一の符号を付して説明する。情報処理装置10においては、上述した手書き文字入力処理が、図3(a)に示すような起動画像S1が表示されているときにも行われる。その場合、例えば、あるアイコンを選択してプログラムを起動させる操作や、2枚目の起動画像があってその起動画像に遷移させる操作などによって描画される軌跡も、検出軌跡データとして記憶される。こうして記憶された検出軌跡データが、偶然何らかの文字と形が似ていて、文字として判断される場合がある。本実施形態は、このように手書きの文字の入力以外の画像の操作によって描画される軌跡(以下「操作軌跡」という。)を文字と判断しないようにするための処理が行われるという点で、第1実施形態と異なる。
図13は、非文字軌跡の例を示す図である。図13(a)では、図12(a)に示す操作軌跡T31と同じ形状をした非文字軌跡U1が示されている。非文字軌跡U1は、Y軸方向に細長い「N」の字の形状をしている。図13(b)では、図12(b)に示すようなダブルクリックを表す非文字軌跡U2、U3が示されている。非文字軌跡U2、U3は、互いの位置がこの図に示す関係に限られておらず、互いの中心同士の距離がL1以内であれば、他の方向に並んでいてもよいし、完全に重なっていてもよい。図13(c)及び(d)では、図12(c)及び(d)に示すフリックの操作における操作軌跡T34及びT35と同じ形状をした非文字軌跡U4及びU5が示されている。詳細には、非文字軌跡U4は、X軸方向に長さがL2の直線状の軌跡であり、非文字軌跡U5は、Y軸方向に長さがL3の直線状の軌跡である。
図14は、第4実施形態に係る手書き文字入力処理の手順を示すフローチャートである。制御部100は、図4に示すステップS11及びS12の処理を行う。次に、制御部100は、記憶させた検出軌跡データにより表される検出軌跡を記憶部200に記憶されている非文字軌跡とマッチングさせる(ステップS41)。制御部100は、このマッチングを、例えばステップS13において最大類似度を算出したような公知の技術を用いて行う。この処理により、制御部100は、各検出軌跡を、非文字軌跡と合致するものとそうでないものに分けることになる。ここでいう合致するとは、完全に一致していなくとも、例えば上記の類似度が類似度閾値以上となる程度に形状が類似していることである。
本発明の第5実施形態に係る情報処理装置は、第1実施形態の情報処理装置10と構成が共通しているため、同一の符号を付して説明する。本実施形態は、第4実施形態と同様に、非文字軌跡と合致するものを除いた検出軌跡を文字であるか否かを判断するときの対象とするものである。一方、本実施形態は、予め記憶されている非文字軌跡に加え、或る条件が満たされた場合に、新たに非文字軌跡を記憶させる点で、第4実施形態と異なる。ここでいう或る条件について、図15及び図16を参照しながら説明する。
本発明の第6実施形態に係る情報処理装置は、第1実施形態の情報処理装置10と構成が共通しているため、同一の符号を付して説明する。本実施形態は、第4実施形態と同様に、非文字軌跡を用いるものであるが、非文字軌跡と合致する検出軌跡のうち、或る条件を満たすものを、文字であるか否かを判断するときの対象から除くという点で、第4実施形態と異なる。
上述した第4乃至第6実施形態においては、記憶部200は、非文字軌跡を記憶する非文字記憶手段として機能し、第2実施形態においては、複数の文字からなるフレーズを記憶するフレーズ記憶手段として機能する。また、上述した各実施形態においては、記憶部200は、プログラムZ(以下「第1プログラム」という。)及び文字プログラム(以下「第2プログラム」という。)を記憶するプログラム記憶手段として機能する。情報処理装置10の制御部100は、これらの第1プログラム及び第2プログラムを実行することで、次のような機能を実現する。
また、第2実施形態において、特定部102は、判定部101により文字を表していると判定された複数の検出軌跡が表す文字をそれぞれ特定し、特定した複数の文字がフレーズ記憶手段に記憶されているフレーズに一致しないときは、その複数の検出軌跡が文字を表していないと判定する。
また、第6実施形態において、判定部101は、上述したステップS71において、検出軌跡のうち非文字軌跡に合致するものが所定の条件を満たすか否かを判断し、条件を満たすと判断したものを含む検出軌跡が文字を表しているか否かを判定する。
上述した各実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、上述した各実施形態及び以下に示す各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
制御部100は、上述した各実施形態では、いわゆるオフライン文字認識を行ったが、軌跡が検出される度に随時文字かどうかを判断して文字を認識するオンライン文字認識を行ってもよい。この場合、制御部100は、ステップS12において、検出軌跡データを記憶させるとともに、その検出軌跡データが表す軌跡が検出される度に、その検出軌跡と、その1つ前に検出された軌跡とが同じ検出軌跡の塊に含まれるか否かを判断する。そして、制御部100は、否と判断した場合に、1つ前に検出された軌跡を含む検出軌跡の塊に対して、ステップS13と同様に、文字を表しているか否かを判断する。なお、制御部100は、ステップS12における所定の時間が経過するよりも前に検出軌跡の塊が文字を表していると判断できた場合、その時点でステップS14以降の処理を行ってもよい。これにより、制御部100は、このように処理を行わない場合に比べて、早く文字を表示させることができる。
制御部100は、上述した各実施形態では、プログラムZ(第1プログラム)を実行することにより文字を特定したが、文字プログラム(第2プログラム)を実行することにより特定してもよい。この場合、文字プログラムは、上記の検出軌跡により表される文字を認識し、認識した文字を記録及び表示するためのプログラムである。制御部100は、例えば図4に示す手書き文字入力処理であれば、プログラムZを実行することにより、ステップS11、S12及びS13までの処理を行い、文字プログラムを実行することにより、ステップS15、S14及びS16の処理を、この順番で行う。
制御部100は、上述した各実施形態では、例えば図4に示すステップS15において文字プログラム起動し、その文字プログラムを実行することで文字を表示させたが、既に起動されている文字プログラムを実行することで文字を表示させてもよい。例えば、上述したプログラムBのように電子メールをやり取りためのプログラムなどは、OSの起動時から常駐している場合や、常駐しないまでも一度起動した後終了させられることなく起動したままで他のプログラムが実行される場合などがある。これらの場合、制御部100は、プログラムBを実行しているものの、プログラムBに対するユーザの操作を受け付けていない。つまり、プログラムBは、いわゆる非アクティブな状態となっている。この状態では、ユーザが何らかの操作を行っても、プログラムBを実行することにより文字の記録及び表示を行うという処理が、制御部100によって行われることがない。換言すれば、制御部100は、プログラムBを実行することにより文字の記録及び表示を行い得る、という状態となっていない。反対に、制御部100が、プログラムBを実行し、かつ、プログラムBに対するユーザの操作を受け付けている場合、プログラムBがアクティブな状態となっているという。
本変形例によれば、ユーザは、文字プログラムが非アクティブな状態であっても、文字を入力することができる。
制御部100は、表示されている画像の種類に応じて異なる非文字軌跡を用いて、図14、図15、図16、図17に示す手書き文字入力処理を行ってもよい。ここでいう画像の種類とは、例えば、図12に示すロック画像S0のように、ユーザにより設定された操作が行われたときにのみ他の種類の画像に遷移させるという、いわゆる認証の操作を受け付けるという種類の画像(以下「認証画像」という。)である。他には、起動画像S1のように、プログラムを少ない手順で起動させるという、いわゆるランチャーとしての機能を有する種類の画像(以下「ランチャー画像」という。)や、実行画像S2のように、或るプログラムが実行されていて、操作が行われればそのプログラムによる処理が制御部100により行われる状態となっていることを示す画像(以下「プログラム画像」という。)である。
制御部100は、表示面511の特定の領域の検出軌跡を対象として、その検出軌跡が文字を表しているか否かを判断してもよい。この特定の領域は、例えば、表示面511のY軸方向又はX軸方向の半分の領域や、図3に示す起動画像S1であればアイコン群R1が表示されていない領域などである。表示されている画像毎に、操作軌跡が描画されることが少ない領域をこの特定の領域として定めることが望ましい。このように特定の領域を定めることにより、操作軌跡を含む検出軌跡が文字と判断されることが少なくなる。
情報処理装置10は、上述した各実施形態ではスマートフォンであったが、それ以外のものであってもよい。情報処理装置は、例えば、スマートフォン以外の携帯電話であってもよいし、PDA(Personal Digital Assistant)やパーソナルコンピュータなどであってもよい。これらのいずれであっても、情報処理装置は、制御部、記憶部、タッチスクリーン部を備えているものであればよい。
タッチセンサ520は、上述した各実施形態においては、静電容量方式のセンサであったが、これ以外の方式のセンサであってもよい。タッチセンサは、例えば、赤外線の遮断や反射により位置を検出する赤外線方式や、電圧を印加した透明な抵抗膜の電圧の変化により位置を検出する抵抗膜方式など、様々な方式を採り得る。要するに、タッチセンサは、表示面511上で指示体が指示した位置を検出するものであればより。望ましくは、タッチセンサは、指示体の接触面積を検出するものであるとよい。
タッチセンサ520は、上述した各実施形態においては、指示体の表面の領域のうち、表示面511に接触している部分である接触領域の面積を検出したが、接触領域の周囲の表示面511に近接する部分(近接部分という)を含んだ領域の面積を検出してもよい。タッチセンサ520は、上述したとおり、静電容量方式のセンサであり、接触領域だけではなく近接部分ともコンデンサを形成する。本変形例においては、タッチセンサ520は、測定した静電容量の分布から、接触領域として特定した部分の周囲で静電容量が決められた範囲に収まる部分を近接部分として特定する。こうして特定される近接部分の表示面511からの距離は、センサの性能にもよるが、一般的には1cm以内に収まる程度である。そして、タッチセンサ520は、接触領域に加えて近接部分を表す座標の集合を表すデータを制御部100に供給する。制御部100は、接触面積を検出したときと同じ方法で、近接部分の面積も検出し、接触領域及び近接部分の両方を含む領域の面積を検出する。この領域は、要するに、表示面511上の位置を指示するときの指示体が表示面511に近接して対向する領域である。
制御部100は、上述したプログラムZをOSの起動時から常駐させたが、OSの起動後、ユーザがプログラムZを起動させる操作をしたときから常駐させてもよい。この場合でも、ユーザは、プログラムZが起動した後、文字を記録及び表示させるためのプログラムが実行されていないとき、又は非アクティブな状態となっているときに、文字を入力することができる。
制御部100は、上述した各実施形態では、プログラムAを実行することにより、日本語を入力するための日本語テンキーR3を含む実行画像S1を表示させていたが、これに限らず、日本語以外の言語の文字を入力させるための画像や、数字や記号を入力させるための画像などを含む実行画像を表示させてもよい。要するに、制御部100は、何らかの文字を記録及び表示させるための文字プログラムを実行することで、図4等で示したステップS14において特定した文字をステップS16において表示させればよい。
制御部100は、図4等に示したステップS11においてタッチスクリーン部500への接触がない(NO)と判断した場合は、手書き文字入力処理を終了し、その後、予め決められた時間が経過すると、再び手書き文字入力処理を開始するようにしてもよい。この場合、制御部100は、位置が検出されたと判断するまで、予め決められた時間の間隔で、ステップS11を繰り返す。本変形例においては、制御部100は、ステップS13、S16、S21、S32、S42、S51、S71の処理において、それぞれNOと判断した場合も、ステップS11の場合と同様に処理を行う。
制御部100は、上述した各実施形態においては、図4等に示すステップS15において、タッチスクリーン部500への接触が終了したときに文字プログラムを起動したが、この接触が終了していなくとも、ステップS14において文字を特定した後すぐに文字プログラムを起動してもよい。この場合、制御部100は、文字プログラムが起動して文字の入力ができるようになるまでの間、又は上記の接触が終了するまでの間、検出軌跡データを記憶部200に記憶させ続ける。次に、制御部100は、文字プログラムを起動させた後、検出軌跡データが示す検出軌跡から文字を特定してその文字を示す文字データをRAMに記憶させ、その文字データをプログラムAに渡すことで、この文字データが示す文字をステップS16において表示させる。このように上記の接触が終了するよりも前に文字プログラムが起動することで、ユーザは、文字の入力が受け付けられたことを手書き文字の入力を終えるよりも早く知ることができる。
制御部100は、ステップS15においてタッチセンサ520への接触が終了したと判断したときに、ステップS12における検出軌跡データを記憶部200に記憶させ続ける処理が継続している場合には、この処理を終了させるようにしてもよい。これにより、常に所定の時間が経過するまでこの処理を継続させるよりも、制御部100による処理量が少なくなり、また、CPUや記憶部200が消費する電力が少なくなる。また、ステップS12における所定の時間が経過する前であっても、接触の終了が判断された後にユーザが画像を操作したつもりで描画した軌跡が文字として特定されることを防止することができる。
制御部100は、上述した各実施形態においては、ステップS15において、タッチセンサ520が決められた時間位置を検出しなかったときに接触が終了したと判断したが、これに限らず、他の方法でこれを判断してもよい。例えば、手書きの文字入力の終了を示す終了軌跡(例えば円形の軌跡)を記憶部200に記憶させておき、制御部100が、検出軌跡を終了軌跡とマッチングして一致したときに接触が終了したと判断する。この場合、ユーザは、上記の決められ時間の長さを知らない場合や、その時間が経過するのを待たずに画像の操作を行いた場合などに、即座に文字入力を終了させることができる。
本発明は、情報処理装置10の他、情報処理装置10又は10aの制御部100が実施する処理を実現するための方法や、コンピュータにその処理を実現させるためのプログラムとしても把握されるものである。かかるプログラムは、これを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりするものであってもよい。
Claims (6)
- 表示面を有する表示手段と、
ユーザによって移動させられる指示体により前記表示面上で指示された位置を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段により検出された位置を順次連ねた検出軌跡が文字を表しているか否かを判定して、当該検出軌跡が文字を表している場合に当該文字を文字記憶手段に記憶させるための第1プログラムと、前記文字記憶手段に記憶されている文字を記録し前記表示手段に表示するための第2プログラムとを実行する制御手段と、
文字を表していない軌跡として定められた非文字軌跡を記憶する非文字記憶手段と
を備え、
前記制御手段は、前記第2プログラムを実行することにより文字の記録及び表示を行い得る、という状態となっていないときに、前記第1プログラムを実行して、前記検出軌跡が文字を表していると判定した場合には、前記第2プログラムを実行して当該文字の記録及び表示を行い、前記検出軌跡のうち、前記非文字記憶手段に記憶されている前記非文字軌跡に合致しない軌跡が文字を表しているか否かを判定する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記非文字記憶手段は、前記表示面に表示される画像の種類に応じて異なる前記非文字軌跡を記憶し、
前記制御手段は、画像の種類を判別し、前記検出軌跡のうち、前記判別した画像の種類に応じて前記非文字記憶手段に記憶されている前記非文字軌跡に合致しない軌跡が文字を表しているか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段により前記文字が前記表示手段に表示された後の決められた時間以内に前記第2プログラムが終了した場合に、当該制御手段により文字を表していると判定された前記検出軌跡を前記非文字軌跡として非文字記憶手段に記憶させる第1記憶制御手段を備える
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記検出軌跡に基づいて前記表示面に表示されている画像が他の画像に遷移した場合に、当該遷移が行われるまでの前記検出軌跡を前記非文字軌跡として前記非文字記憶手段に記憶させる第2記憶制御手段を備える
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記検出軌跡のうち前記非文字軌跡に合致する軌跡が所定の条件を満たすか否かを判断し、条件を満たすと判断した当該軌跡を含む前記検出軌跡が文字を表しているか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 表示面を有する表示手段と、
ユーザによって移動させられる指示体により前記表示面上で指示された位置を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段により検出された位置を順次連ねた検出軌跡が文字を表しているか否かを判定して、当該検出軌跡が文字を表している場合に当該文字を文字記憶手段に記憶させるための第1プログラムと、前記文字記憶手段に記憶されている文字を記録し前記表示手段に表示するための第2プログラムとを実行する制御手段と、
複数の文字からなるフレーズを記憶するフレーズ記憶手段と
を備え、
前記制御手段は、前記第2プログラムを実行することにより文字の記録及び表示を行い得る、という状態となっていないときに、前記第1プログラムを実行して、前記検出軌跡が文字を表していると判定した場合には、前記第2プログラムを実行して当該文字の記録及び表示を行い、文字を表していると判定した複数の前記検出軌跡が表す文字をそれぞれ特定し、特定した複数の文字が前記フレーズ記憶手段に記憶されているフレーズに一致しないときは、複数の当該検出軌跡が文字を表していないと判定する
ことを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011285547A JP5806107B2 (ja) | 2011-12-27 | 2011-12-27 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011285547A JP5806107B2 (ja) | 2011-12-27 | 2011-12-27 | 情報処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013134674A JP2013134674A (ja) | 2013-07-08 |
JP5806107B2 true JP5806107B2 (ja) | 2015-11-10 |
Family
ID=48911310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011285547A Expired - Fee Related JP5806107B2 (ja) | 2011-12-27 | 2011-12-27 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5806107B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6723830B2 (ja) * | 2016-06-01 | 2020-07-15 | キヤノン株式会社 | 電子機器 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2501554B2 (ja) * | 1985-07-31 | 1996-05-29 | キヤノン株式会社 | 入力装置 |
JP2599019B2 (ja) * | 1990-06-28 | 1997-04-09 | 三洋電機株式会社 | ペン入力装置 |
US8869070B2 (en) * | 2008-12-30 | 2014-10-21 | T-Mobile Usa, Inc. | Handwriting manipulation for conducting a search over multiple databases |
JP2010244302A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Sony Corp | 入力装置および入力処理方法 |
JP5547466B2 (ja) * | 2009-12-15 | 2014-07-16 | 京セラ株式会社 | 携帯電子機器及び携帯電子機器の制御方法 |
JP4950321B2 (ja) * | 2010-04-26 | 2012-06-13 | 京セラ株式会社 | 文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラム |
-
2011
- 2011-12-27 JP JP2011285547A patent/JP5806107B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013134674A (ja) | 2013-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4213414B2 (ja) | 機能の実現方法及び装置 | |
US9678943B2 (en) | Partial gesture text entry | |
JP6456294B2 (ja) | ジェスチャと重複するキーが除去されるキーボード | |
US8059101B2 (en) | Swipe gestures for touch screen keyboards | |
JP6392036B2 (ja) | 電子機器および方法 | |
US9740400B2 (en) | Electronic device and method for character deletion | |
US20120127083A1 (en) | Systems and methods for using entered text to access and process contextual information | |
US10416868B2 (en) | Method and system for character insertion in a character string | |
JP2019514097A (ja) | 文字列に文字を挿入するための方法および対応するデジタルデバイス | |
JPWO2014147716A1 (ja) | 電子機器および手書き文書処理方法 | |
WO2014192126A1 (ja) | 電子機器および手書き入力方法 | |
CN110874117A (zh) | 手持装置的操作方法、手持装置以及计算机可读取记录介质 | |
WO2017186350A1 (en) | System and method for editing input management | |
JP5634617B1 (ja) | 電子機器および処理方法 | |
JP2014081800A (ja) | 手書き入力装置及び機能制御プログラム | |
JP5806107B2 (ja) | 情報処理装置 | |
KR101053411B1 (ko) | 문자 입력 방법 및 그 단말기 | |
KR100360141B1 (ko) | 터치스크린을 이용한 디바이스에서의 제스처를 통한필기입력 방법 | |
JP6011114B2 (ja) | 文字入力装置、文字入力方法、及び文字入力プログラム | |
KR102090443B1 (ko) | 터치 제어 방법, 장치, 프로그램 및 컴퓨터 판독가능 기록매체 | |
JP5864050B2 (ja) | 入力装置、入力装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 | |
JP2015133021A (ja) | 端末、及び端末制御方法 | |
CN116774837A (zh) | 信息输入方法、终端及电子设备 | |
WO2015016894A1 (en) | Gesture detection | |
KR20140109310A (ko) | 전자장치에서 문자입력시 직전에 입력된 문자가 무엇인지 알려주기 위한 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140731 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150528 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150609 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150810 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150825 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150903 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5806107 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |