JP5805303B2 - ネットワークの基地局にユーザ端末を所属させる方法 - Google Patents

ネットワークの基地局にユーザ端末を所属させる方法 Download PDF

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    • H04W48/20Selecting an access point

Description

本発明は、ネットワークの基地局にユーザ端末を所属させる方法に関する。本発明は、前記方法を実行するためのネットワーク管理にも関する。
上記方法を、異種タイプの基地局を含む任意のネットワーク・システム内で使用することができる。
当業者に周知の、ユーザ関連付け(user association)とも呼ばれる、ネットワークの基地局にユーザ端末を所属させる(ATTACH)方法は、最も近い基地局にユーザ端末を所属させるステップを含む。
周知の従来技術の1つの問題は、小セルおよびマクロ・セルが共存する時に、このステップが、特に異種タイプの基地局(いくつかが低い最大送信電力を有し、いくつかが高い最大送信電力を有する)の間で、不均衡な負荷につながる可能性があることである。もう1つの問題は、小セルに所属する高速ユーザ端末が、頻繁にハンドオフすることを必要とし、これが、ハンドオーバに使用されるリソースの余分な浪費(たとえば、データ送信が実行されず、ハンドオーバだけがある間の動作オーバーヘッドなど)をもたらすことである。
さらに、このことは、低いスペクトル利用効率をももたらす。実際に、ユーザ端末がハンドオフするときには、ある基地局から別の基地局への切替に起因する時間ギャップがある。この時間ギャップ(持続時間)内に、データ送信を保持しなければならない。たとえば、この時間ギャップが1秒でなければならず、しかし切替/ハンドオフが、1秒毎のデータ送信の直後に規則的に発生する場合には、時間効率は、50%にすぎない(1秒/2秒によって与えられる)。
本発明の目的は、上で述べた問題を解決することを可能にする、ネットワークの基地局にユーザ端末を所属させるための方法を提供することである。
このために、ネットワークの基地局にユーザ端末を所属させるための方法であって、前記方法は、
− ユーザ端末の特性を表すユーザ端末のコンテキスト重み付け係数を使用して、ネットワーク内のすべてのユーザ端末にわたるユーザ端末伝送遅延の加重和である大域費用関数を定義するステップと、
− 前記大域費用関数から各ユーザ端末の局所費用関数を定義するステップであって、前記局所費用関数は、各ユーザ端末に対しての前記ユーザ端末のコンテキスト重み付け係数を考慮に入れ、該局所費用関数は、このユーザ端末が関連する基地局の関数である、ステップと、
− ユーザ−基地局関連付け確率を作るために前記局所費用関数を用いてギッブス・サンプラを実行するステップと、
− 低い局所費用を優先するユーザ−基地局関連付け確率を選択するステップと、
− 選択されたユーザ−基地局関連付け確率に従って基地局に前記ユーザ端末を所属させるステップと
を含む、方法を提供する。
さらに詳細にわかるように、この方法は、異種からなる周囲セル環境内のユーザ端末の外部ユーザ・コンテキスト特性を考慮に入れることと、大域最適性を達成するためにローカル動作だけを実行することとによって、ユーザ関連付けの質を高めることを可能にする。
第1の非限定的な実施形態では、ユーザ伝送遅延は、ユーザ・スループットの逆数である。
第2の非限定的な実施形態では、前記スループットは、
=Klog(1+SINR)、ただし、Kは定数
と等しいシャノン容量の式に従ってSINRから定義される。
第3の非限定的な実施形態では、基地局bにユーザ端末を関連付けるユーザ−基地局関連付け確率は、
Figure 0005805303
と等しく、ここで、
− bは、前記ユーザの隣接する基地局の集合であり、

Figure 0005805303
は、前記ユーザが前記基地局bに関連するときに前記ユーザ端末で考慮される局所費用関数であり、
− Tは、定数である、または経時的に減少するパラメータである。
第4の非限定的な実施形態では、Tは、T/ln(1+t)と等しく、ここで、tは時間であり、Tは定数である。
第5の非限定的な実施形態では、ギッブス・サンプラを実行するステップは、前記ユーザ端末が、信号をそこから受信できるネットワークの基地局のいずれかに所属している任意の初期状態から開始される。
第6の非限定的な実施形態では、ユーザ端末の特性は、サービスの等級および/またはユーザ端末の速度である。
第7の非限定的な実施形態では、サービスの等級は、データ・レートまたはジッタである。
第8の非限定的な実施形態では、ユーザ端末のコンテキスト特性がユーザ端末の速度である時に、重み付け係数が定義され、前記重み付け係数は、ユーザ端末の速度およびネットワークに対応する地理的区域をカバーする周囲のセルのタイプを考慮に入れる。
第9の非限定的な実施形態では、ユーザ端末のコンテキスト重み付け係数は、
− ユーザ端末のハンドオフ頻度であって、前記ハンドオフ頻度は、ユーザ端末の速度、ネットワークに対応する地理的区域にわたるセル密度、およびセル半径に依存する、ハンドオフ頻度、
− ユーザ端末の各ハンドオフに要する時間、および
− ユーザの要求したサービスの等級
の関数であるものとして定義される。
第10の非限定的な実施形態では、局所費用関数は、
Figure 0005805303
と等しく、ここで、
− W(X)は、前記ユーザ端末に関連する重み付け係数であり、
− W(X)は、別のユーザ端末に関連する重み付け係数であり、
− Nは、ユーザ端末での熱雑音であり、
− l(b,u)は、基地局からユーザ端末への送信の経路損であり、
− Pは、ユーザ端末の送信電力であり、
− γ(v,u).P.l(b,u)は、別のユーザ端末宛の送信からユーザ端末への干渉であり、
− γ(u,v)は、ユーザ端末と別のユーザ端末との間の直交性係数(orthogonality factor)であり、
− l(b,v)は、基地から別のユーザ端末への送信の経路損であり、
− P.l(b,v)は、別のユーザ端末が所属する基地局からの前記別のユーザ端末で受信される信号の電力である。
したがって、この方法は、ダウンリンクに適用される。
第11の非限定的な実施形態では、局所費用関数
Figure 0005805303
は、
Figure 0005805303
と等しく、ここで、
− W(X)は、前記ユーザ端末に関連する重み付け係数であり、
− W(X)は、別のユーザ端末に関連する重み付け係数であり、
− Nは、前記ユーザ端末の基地局での熱雑音であり、
− l(u,b)は、ユーザ端末から基地局ヘの送信の経路損であり、
− Pは、ユーザ端末の送信電力であり、
− γ(v,u).P.l(v,b)は、前記ユーザ端末によって送信される信号に対して適用される別のユーザ端末の送信に起因する干渉であり、
− γ(u,v)は、ユーザ端末と別のユーザ端末との間の直交性係数であり、
− l(u,b)は、ユーザ端末から別のユーザ端末が所属する基地局への送信の経路損であり、
− P.l(v,b)は、別のユーザ端末によって送信される、基地局で受信される信号の電力である。
したがって、この方法は、アップリンクにも適用される。
さらに、ネットワークの基地局にユーザ端末を所属させるネットワーク装置のネットワーク管理要素であって、前記ネットワークが複数の基地局を含み、前記ネットワーク要素は、
− ネットワーク内のすべてのユーザにわたるユーザ伝送遅延の加重和である大域費用関数を定義し、
− ユーザ端末の特性を表すユーザ端末のコンテキスト重み付け係数を使用し、
− 前記大域費用関数から各ユーザ端末の局所費用関数を定義し、前記局所費用関数は、各ユーザに対する前記ユーザ端末のコンテキスト重み付け係数を考慮に入れ、該局所費用関数は、このユーザが関連する基地局の関数であり、
− ユーザ−基地局関連付け確率を作るために前記局所費用関数を用いてギッブス・サンプラを実行し、
− 低い局所費用を優先するユーザ−基地局関連付け確率を選択し、
− 選択されたユーザ−基地局関連付け確率に従って基地局に前記ユーザ端末を所属させる
ように適合される、ネットワーク管理要素が提供される。
第1の非限定的な実施形態では、前記ネットワーク装置は、基地局である。
第2の非限定的な実施形態では、前記ネットワーク装置は、ユーザ端末ネットワーク装置である。
第3の非限定的な実施形態では、各ステップは、各ユーザ端末で分散された形で、または基地局で集中化された形で実行される。
さらに、コンピュータにロードされた時に、前記コンピュータに、前の特性のいずれかに従う、ネットワークの基地局にユーザ端末を所属させる方法を実行させる命令のセットを含む、コンピュータ・プログラム製品が提供される。
本発明の実施形態による方法および/または装置のいくつかの実施形態を、例としてのみ、添付図面を参照してこれから説明する。
本発明によるユーザ端末を基地局に所属させる方法が使用される、小セルおよびマクロ・セルを有する概略的なマルチレイヤ・ネットワーク・システムを示す図である。 本発明の非限定的な実施形態による、ユーザ端末を基地局に所属させる方法を示す概略構成図である。 図2のユーザ端末を基地局に所属させる方法の重み付け係数を定義するステップを示す概略構成図である。 図2のユーザ端末を基地局に所属させる方法を実行するように適合されたネットワーク管理要素を概略的に示す図である。
次の説明では、当業者に周知の機能または構成は、不必要な詳細で本発明を不明瞭にするはずなので、詳細には説明しない。
本発明は、ネットワークの基地局にユーザ端末を所属させる方法に関する。より具体的には、前記方法は、ユーザ関連付けを実行することを可能にする。
ユーザ関連付けが、ある時刻および位置におけるユーザを、そのユーザにサービスし、そのユーザと情報/データを交換する責任を負う基地局に関連付ける動作を表すことを想起されたい。
次の説明では、用語ユーザ端末またはユーザが、区別なしに使用される。
後で説明するように、本方法は、ギッブス・サンプラを、ユーザ端末の速度(たとえば、ユーザ速度=低速、中速、または高速)およびサービス需要(たとえば、ユーザが、異なるデータ・レート要件を有する可能性がある)を含む外部ユーザ・コンテキスト(すなわち、ユーザ端末の特性)と組み合わせることによって、ユーザ関連付けの質を高めることを可能にする。さらに、本方法は、周囲のセルの異種の性質(たとえば、基地局のタイプが、マクロ・セルまたは小セルである)を考慮に入れる。したがって、重み付け係数の確立を介して、ユーザ需要、ユーザ端末速度、および周囲のセルの特性が、考慮に入れられる。加えて、ユーザ端末コンテキストならびに周囲の基地局の多さおよびタイプに従って所属させるための方法を定義することによって、本方法を、分散された形で実行することができる。
本明細書では、「分散された」は、人が、彼/彼女自身の定義された局所費用関数を用いてギッブス・サンプラを実行でき、実行することを意味する。しかし、誰もがそれを行う、すなわち、ギッブス・サンプラは、すべてのユーザ端末に対して実行される。ネットワーク内の誰もが、定義された局所費用関数に従ってそれを行うときに、大域費用関数は、最適化され、温度と呼ばれるパラメータが適当な形で減らされるならば、大域費用関数は、その最小値に至る。言い替えると、ユーザ端末は、局所更新(すなわち、状態遷移)を有する合同活動で一緒に働いている。この合同活動が、集中化された制御またはコーディネータを必要としないことに留意されたい。上の局所更新(分散された形での)の協力の結果が、大域費用関数の最適化(低ければ低いほどよい)をもたらすことがわかる。したがって、ユーザ関連付けの合同局所更新は、低い大域費用を優先する。
したがって、ネットワーク全体の性能が最適化される。分散された方法は、大域最適化の達成のために、局所動作および限られた情報交換(隣接する基地局の間の)だけを必要とする。各ユーザは、そのサービング基地局を選択する際に個別の判断を行う。加えて、意思決定の順序に関する要件はない、すなわち、ユーザ関連付け調整を、集中化されたコーディネータなしで、分散された非同期の形で行うことができる。これは、自己最適化されたネットワークの現在の要件と一致する。
図1に示されたようなネットワークNTWは、
− マクロ・セルMCおよび小セルSC(1つの基地局が各セルに関連する)、および
− ユーザ端末MT。非限定的な実施形態では、ユーザ端末はモバイル端末であること
からなる。
ネットワークNTWの基地局bにユーザ端末uを所属させる方法Mであり、前記ネットワークは複数の基地局を含み、前記方法は、図2に示されているように
− ユーザ端末の特性Xを表すユーザ端末のコンテキスト重み付け係数W(X)を使用して、ネットワークNTW内のすべてのユーザ端末にわたるユーザ端末伝送遅延の加重和である大域費用関数Cを定義するステップ(図2に示されたステップDEF_Cw(r,WU(X)))と、
− 前記大域費用関数Cから各ユーザ端末uの局所費用関数
Figure 0005805303
を定義するステップであって、前記局所費用関数
Figure 0005805303
は、各ユーザuに対する前記ユーザ端末のコンテキスト重み付け係数Wを考慮に入れ、当該局所費用関数は、このユーザが関連する基地局の関数である、ステップ(図2に示されたステップDEF_Cu(Cw,
Figure 0005805303
)))と、
− ユーザ−基地局関連付け確率を生成するために前記局所費用関数
Figure 0005805303
を用いてギッブス・サンプラを実行するステップ(図2に示されたステップGIBBS(Cu,V,π(b),S0))と、
− 低い局所費用を優先するユーザ−基地局関連付け確率を選択するステップ(図2に示されたステップSELEC(V,opt(Cw))と、
− 選択されたユーザ−基地局関連付け確率π(b)に従って基地局bに前記ユーザ端末uを所属させるステップ(図2に示されたステップATTCH(u,b,π(b))と、
を含む。
所属させるための方法を、下で詳細に説明する。
図2および3を参照する。
第1ステップ1)では、図2に示されているように、ユーザ端末の特性Xを表すユーザ端末のコンテキスト重み付け係数W(X)を使用して、ネットワークNTW内のすべてのユーザ端末にわたって、ユーザ端末伝送遅延の加重和である大域費用関数Cを定義する。
ユーザ端末の特性Xは、非限定的な例ではサービスの等級、ユーザ端末の速度など、ユーザ端末の現在の外部コンテキスト・データを表す。
したがって、ユーザ端末の特性(たとえば、この説明で後に説明するように、サービスの等級およびユーザ端末の速度)を表し、低いハンドオフ頻度およびより高い無線スペクトル(または帯域幅)利用効率のプリフアレンスを反映する重み付け係数を組み込んだ大域費用関数を定義する。
スループット向上とユーザの間の帯域幅共有公平さとの間のバランスのために、スループットの和ではなくネットワークの集計伝送遅延すなわちΣを最小にすることを目指し、ここで、Dは、ネットワーク内のユーザ端末uによって経験される伝送遅延であり、
Figure 0005805303
である。
上の最小化の目標が、ネットワークNTW内で進行中のデータ転送の全体的な潜在的遅延を最小にすることであることを想起されたい。これ(全体的な潜在的遅延の最小化)は、max−min公平性(max−min fairness)とプロポーショナル公平性(proportional fairness)との間の中間解決策を提供し、長いルートに、後者より少ないペナルティを与える。max−min公平性の場合には、スループット、SINR、その他などの性能が、セルの境界にあるユーザ端末とセルの中央のユーザ端末とに関して同一であるが、プロポーショナル公平性の場合にはそうではなく、上の最小化の場合にもそうではないことに留意されたい。
したがって、選択される費用関数は、スループットの逆数の和、または換言すれば、すべてのユーザに情報単位を送信するための総遅延を最小にし、このことが、非常に低いスループットというペナルティを与える。
したがって、ネットワークの重み付き集計伝送遅延である、次に示す大域費用関数は、
Figure 0005805303
と定義される。
ここで、Uは、ネットワークNTW内の基地局の集合によってサービスされるユーザ端末の集合である。
加法性白色ガウス雑音(additive white Gaussian noise、AWGN)モデルの下では、ユーザ端末uでのビット/s/Hz単位のスループット(データ・レートとも呼ばれる)は、r=Klog(1+SINR) [2]によって定義され、ここで、Kは、定数である。Kは、ユーザ端末uに割り当てられた周波数帯の幅に依存する。
したがって、大域費用関数Cは、
Figure 0005805303
として定義される。
この大域費用関数は、潜在的な遅延の公平さをエミュレートする。
が、ギッブス・サンプラの大域エネルギになることに留意されたい。
したがって、非限定的な実施形態では、ユーザ伝送遅延は、ユーザ・スループットrの逆数であり、前記スループットrは、シャノン容量の式に従ってSINR(信号対干渉雑音比)から定義され、
=Klog(1+SINR)、ただし、Kは帯域幅定数 [4]
と等しい。
最適化に関して、定数Kは全く影響せず、この定数を無視することができる。これは、次の説明で行われる。
したがって、この式を用いて、ユーザ端末uで得られるスループットの表示を有することができる。
ユーザ端末ごとに、それぞれアップリンク通信(ユーザ端末から基地局へ)およびダウリンク通信(基地局からユーザ端末へ)の直交チャネルの対があると仮定することに留意されたい。アップリンクとダウンリンクとの間に干渉がないので、単純さのために、当初はダウンリンクだけを考慮する。
1.ダウンリンク
したがって、ユーザ端末uおよび基地局bについて、uでのSINRは、
Figure 0005805303
として表現でき、ここで、
− Uは、セルラ無線ネットワークNTWの基地局bの集合によってサービスされるユーザ端末uの集合であり、
− bは、ユーザ端末uのサービング基地局であり、
− Pは、ユーザ端末uの送信電力であり、
− l(b,u)は、基地局bからユーザ端末uへの送信の経路損であり、
− Nは、ユーザ端末uでの熱雑音(受信器雑音とも呼ばれる)であり、
− γ(v,u).P.l(b,u)は、別のユーザ端末v宛の送信からのユーザ端末uへの干渉である。
上のSINRの式[5]を[4]に代入することによって、[6]が得られる。
Figure 0005805303
ここで、
γ(v,u)は、他の端末v宛の送信信号に対する直交性係数であり、
.l(b,u)は、ユーザ端末vに送信される信号に起因するユーザ端末uでの干渉の電力である。言い替えると、これは、ユーザ端末vへ/のためにその基地局bによって送信される信号である。「その基地局」が、前記ユーザ端末vが所属する基地局を意味することに留意されたい。
スループットおよびSINRを、シャノン以外の方法を用いて計算できることに留意されたい。
非限定的な実施形態では、1つまたは複数の特性Xを考慮に入れる。
・特性Xが、サービスの等級である。
第1の非限定的な実施形態では、特性Xは、サービスの等級Qである。この非限定的な実施形態の変形形態では、サービスの等級Qは、データ・レートまたはジッタである。
ユーザ端末が、異なるサービス需要を有する可能性があるので、このユーザ端末の特性を考慮に入れる。
サービスの等級がデータ・レートであり、非限定的な実施形態では低いデータ・レートまたは高いデータ・レートである時に、2つの対応する重み付け係数、低いレートと等しいQのWu1および高いレートと等しいQのWu2は、Wu2>Wu1になるように定義され、ここで、図3(ステップ1a)DEF_Cw(r,Wu1,Wu2))に示されているように、0<W(Q)<1である。
・特性Xが、ユーザ端末の速度Sである。
第2の非限定的な実施形態では、特性Xは、ユーザ端末の速度Sである。
ユーザ端末は、非限定的な例で低速または高速など、異なるモビリティを有する場合がある。小セルへの所属することが頻繁なハンドオフにつながり、また、その結果、サービスおよび/またはシステムの不安定性につながる可能性があるという理由から、高い速度を有するユーザが小セルではなくマクロ・セルに関連付けられるならば、ハンドオフの観点から、それは好ましく、したがって、このユーザ端末の特性が考慮に入れられる。
この場合に、重み付け係数W(S)が定義され、前記重み付け係数W(S)は、ユーザ端末の速度Sと、ネットワークNTWに対応する地理的区域をカバーする周囲のセルClのタイプとを考慮に入れる。
従来のセルラ・ネットワークで、マクロ・セルおよび小セルが、オーバーレイ−アンダーレイまたはばらばらのアーキテクチャで展開され、セルが、地理的サービス・エリア内で均一にかつランダムに分布することを考慮する場合に、セル密度(たとえば、マクロ・セル密度および小セル密度)およびセル半径(たとえば、マクロ・セル半径および小セル半径)によって、ユーザ速度を考慮して、それぞれ、対応する時間期間あたりに必要なハンドオフの平均回数を推定することができる。
非限定的な例では、マクロ・セルは、約1kmのカバレージを有し、小セルは、約100〜200mのカバレージを有する。
オーバーレイ−アンダーレイ・ネットワークが、非限定的な例でCDMAネットワークの上に作られるGSMネットワークなど、両方が同時にマクロ・カバレージおよび小カバレージを提供する、別の(たとえば、小、マイクロ、またはピコ)セルラ・ネットワークがその上で作られる地理的区域内のマクロ・セルラ・ネットワークからなることを想起されたい)。
したがって、ユーザ端末の速度Sが低いまたは高い時に、重み付け係数(W(S)は(図3(ステップ1b)のDEF_Cw(r,Wu(S))に示されているように、
− ユーザ端末uのハンドオフ頻度fHOであって、前記ハンドオフ頻度は、ユーザ端末の速度S、ネットワークNTWに対応する地理的区域にわたるセル密度cl、およびセル半径clに依存する、ハンドオフ頻度fHOと、
− ユーザ端末uの各ハンドオフに要する時間THOと、
の関数であるものとして定義され、各ハンドオフによる費用(要する時間)が、既知の規格であり、定数であることに留意されたい。非限定的な例では、この時間THOは、3G規格では1秒と等しい。
したがって、非限定的な例では、W(S)=1−fHO(S,cl,cl)*THOであり、0≦W(S)≦1かつTHO>0になる。
重み付け係数W(S)は、スループットに関する有効時間を表し、これは、ハンドオフがない時のデータを送信する利用時間である。
第2ステップ2)では、前記大域費用関数Cから、各ユーザ端末uの局所費用関数
Figure 0005805303
が定義され、前記局所費用関数
Figure 0005805303
は、各ユーザ端末uの前記ユーザ端末のコンテキスト重み付け係数Wを考慮に入れ、当該局所費用関数は、このユーザ端末が関連する基地局の関数である。
[6]から、各ユーザ端末uの次の局所費用関数
Figure 0005805303
は、
Figure 0005805303
になるように定義され、ここで、
− W(X)は、前記ユーザ端末uに関連する重み付け係数であり、
− W(X)は、別のユーザ端末vに関連する重み付け係数であり、
− Nは、ユーザ端末uでの熱雑音であり、
− l(b,u)は、基地局bからユーザ端末uへの送信の経路損であり、
− Pは、ユーザ端末uの送信電力であり、
− γ(v,u).P.l(b,u)は、他のユーザ端末v宛の送信によるユーザ端末uへの干渉であり、
− γ(u,v)は、ユーザ端末uと他のユーザ端末vとの間の直交性係数であり、
− l(b,v)は、基地局bから他のユーザ端末vへの送信の経路損であり、
− P.l(b,v)は、他のユーザ端末vが所属する基地局bからの前記他のユーザ端末vで受信される信号の電力である。
ユーザ端末vを、uを含む任意のユーザ端末とすることができることに留意されたい。
[7]を、bの関数である
Figure 0005805303
と表すことができる[8]。ここで、
Figure 0005805303
すなわち、
Figure 0005805303
であり、
Figure 0005805303
である。

Figure 0005805303
を、ユーザ端末uのSINRが大きい場合には、エネルギまたは費用の「利己的」部分とみなすことができ、当該部分は小さいことに留意されたい。言い替えると、これは、ユーザ端末uによって受信される信号が、他のユーザ端末vと比較してどれほどよいのかを知らせる。

Figure 0005805303
を、Pのためにすべての他の端末ユーザ(すなわちv≠u)によって引き起こされる干渉の電力がそれら自体の基地局bから受信される電力と比較して小さい場合に、エネルギまたは費用は「利他的」部分とみなすことができ、当該部分は小さい。言い替えると、これは、ユーザ端末uが他のユーザ端末vに対して与えることができる損害がどれほど大きいのかを知らせる。局所費用関数
Figure 0005805303
が、bの関数であり、前記特徴が、この説明でさらに説明されるように使用されることに留意されたい。
・特性Xが、サービスの等級である。
特性Xが、サービスの等級Qである時には、[7]から、局所費用関数
Figure 0005805303
は、
Figure 0005805303
になるように定義され、これは、大域費用関数
Figure 0005805303
に対応する。
・特性Xが、ユーザ端末の速度Sである。
特性Xが、ユーザ端末の速度Sである時には、局所費用関数
Figure 0005805303
は、
Figure 0005805303
になるように定義され、これは、大域費用関数
Figure 0005805303
に対応する。
もちろん、非限定的な実施形態では、特性QおよびSを、
Figure 0005805303
になるように一緒に組み合わせることができ、これは、大域費用関数
Figure 0005805303
に対応する。
第3ステップ3)では、ユーザ−基地局関連付け確率を生成するために、前記局所費用関数
Figure 0005805303
を用いてギッブス・サンプラを実行する。
ギッブス・サンプラ(またはギッブス・サンプリング)が、1つまたは複数のランダム変数の確率分布からサンプルのシーケンスを生成するサンプリング方法であることに留意されたい。これは、確率論的な方法である(すなわち、乱数を利用する方法であり、ここで、ランダム変数はbであり、状態遷移は、決定論的手法であるのではなく、確率分布π(b)によって支配される確率的手法である)。
局所費用関数
Figure 0005805303
がbの関数なので、本明細書で後に説明する確率分布に従って、基地局bの集合(すなわち、隣接する基地局の集合)上でランダム変数bをサンプリングする。本明細書で後に説明するように、すべてのユーザ端末についてギッブス・サンプラを実行する時に、ユーザ端末ごとに、それが所属する基地局bが得られ、前記基地局は、得られた確率分布に従って選択される。
非限定的な実施形態では、基地局bにユーザ端末uを関連付けるユーザ−基地局関連付け確率π(b)は、
Figure 0005805303
と等しく、ここで、
− bは、前記ユーザ端末uの隣接する基地局の集合であり、

Figure 0005805303
は、前記ユーザ端末uが前記基地局bに関連する時に前記ユーザ端末uで考慮される前記局所費用関数であり、
− Tは、定数または経時的に減少する、温度と呼ばれるパラメータである。
この確率分布が、低いコストを優先することに留意されたい。
第1の非限定的な実施形態では、温度Tは定数である。第2の非限定的な実施形態では、温度Tは、経時的に減少し、T/ln(1+t)と等しく、ここで、tは時間であり、Tは定数である。
Tが定数である時に、ネットワークは、低エネルギ状態を優先する静止分布に収束する。言い替えると、ネットワークは、低エネルギを有するネットワーク構成に至る。この結果のエネルギ(費用)は、大域最小点ではない可能性がある。
アニーリングを行うことによって、すなわち、Tが経時的に減少し、T=T/ln(1+t)と等しくなり、tが時間である時に、最小大域費用Cの最適構成への収束が保証されることに留意されたい。ネットワークは、最小のエネルギ(すなわち、大域費用関数)の状態に至る。言い替えると、ネットワークは、大域最小点に至る。
・ギッブス・サンプラ
下で説明するように、ギッブス・サンプラは、状態遷移がユーザ−基地局関連付けを参照することを意味し、ここで、確率分布は、ギッブスの定義された確率π(b)に従う。
非限定的な実施形態では、ギッブス・サンプラは、下で定義されるグラフG上で動作する。
− このグラフのノードの集合は、ユーザ端末uの集合であり、
− 各ノードは、そのユーザと基地局が関連付けられた状態を有し、
− このグラフのノードuの隣接物の集合は、すべてのユーザv≠uの集合であり、ユーザ端末uで基地局bから受信される信号の電力は、特定のしきい値θを超えるようになっている。
隣接する基地局の間の情報交換を介して、π(b)を判定するための局所費用関数
Figure 0005805303
が、次のように評価される。状態遷移は、局所費用関数
Figure 0005805303
に基づく。したがって、基地局bは、
Figure 0005805303
の係数を判定するために、ある情報を収集する必要がある。それを行うために、各ユーザv∈Uは、次のデータをその基地局bに報告する。
− (a)そのSINR
− (b)その受信信号の電力すなわちP・l(b,v)、および
− (c)他の基地局から受信した信号の電力すなわちγ(u,v)P・l(b,v)。
収集された情報から、各基地局bは、局所費用関数
Figure 0005805303
を計算することができる。
ギッブス・サンプラを実行する時には、ユーザ端末uがランダムに選択された、任意の初期状態S0から開始する。次に、ギッブス・サンプラを実行して、ユーザ端末uがどの基地局bに所属するのかを決定する。ギッブス・サンプラは、ランダムに選択されたユーザ端末ごとに実行される。これは、π(b)=1になるように少なくとも1つのユーザ関連付け確率π(b)をもたらし、あるいは、これは、各bについて0<π(b)<1になるように複数のユーザ関連付け確率π(b)をもたらす。
したがって、結果は、ユーザ−基地局関連付けを選択しなければならない確率を記述する確率分布(π(b)の集合)である。
その結果、各状態遷移で、ギッブス・サンプラは、よりありそうな小さい局所費用関数を有するランダム変数bをサンプリングする。
大域費用関数を、最終的にSINRの逆数の和として表すことができるので、ギッブス・サンプラを、最適性能の保証を伴って使用できることに留意されたい。
非限定的な例で、基地局が計算能力の点でより強力であり、より多くのリソースを有するので、ギッブス・サンプラが、基地局b内で実行されることに留意されたい。
別の非限定的な実施形態では、リソース制限問題または起こり得る制約がない場合に、ユーザ端末内でこれを実施し、実行することが望まれるならば、これを適用可能である。
第4ステップ4)では、小さい局所費用を優先するユーザ−基地局関連付け確率π(b)を選択する。
この選択は、前に入手された確率分布(π(b)の集合)に従って実行される。
非限定的な例では、ユーザ端末が、基地局の2つの可能な選択、たとえばb1およびb2を有し、このb1およびb2が、それぞれ前記ユーザ−基地局関連付け確率0.9および0.1に対応する場合に、結果として、前記ユーザ−基地局関連付け確率0.9が、したがって前記基地局b1が、より高い確率(すなわち0.9)を伴って選択される。
選択される前記ユーザ関連付け確率π(b)は、基地局bに対応する。
したがって、第5ステップ5)では、選択されたユーザ−基地局関連付け確率π(b)に従って、前記ユーザ端末uを基地局bに所属させる。
これらのステップ3、4、および5は、ランダムに選択されるすべての他のユーザ端末について反復される。
実際には、ネットワークが動的であり、これは、所属させるための方法が、ネットワークを調整し、適合させるために常にすなわち継続的に実行されることを意味することに留意されたい。したがって、最適化は停止しない。
ユーザ端末uが基地局bに所属するときに、SINRの値が変化することに留意されたい。これは、ユーザ端末uが異なる基地局bに所属するたびに(これは、各反復でギッブス・サンプラを実行する時を意味する)、局所費用関数
Figure 0005805303
が変化する(特に、局所費用関数の干渉要素)ことを意味する。
ギッブス・サンプラを実行した後の結果は、ユーザ端末ごとの、端末が所属する選択された基地局b(局所費用関数に基づく)であり、また、ネットワーク内のユーザ−基地局関連付けの集合全体は、最適の大域費用をもたらす。
したがって、この所属させるための方法は、異種ネットワークNTW(マクロ・セルおよび小セルを含む)内の、サービスの等級Qおよびユーザ端末の速度Sなどのユーザ端末のコンテキスト特性を考慮に入れて、局所費用関数
Figure 0005805303
を用いてギッブス・サンプラを実行することによって、大域費用関数Cを自動的に最適化することを可能にする(大域費用関数Cが、すべての局所費用関数
Figure 0005805303
の和なので)。これを分散された形で実行し、ネットワーク全体の性能を最適化することができる。したがって、これは、大域費用関数を最適化する、完全に分散された手法である。
したがって、ユーザ関連付け手順は、モバイル・ユーザの特性(サービスの等級+モバイル速度)ならびに周囲の基地局の多さおよびタイプに従って定義される。
所属させるための方法は、ユーザ端末uをネットワークNTWの基地局bに所属させるためにネットワーク装置NEによって実行され、前記ネットワークNTWは、図4に示されているように複数の基地局bを含む。
前記ネットワーク装置NEは、
− ユーザ端末の特性Xを表すユーザ端末のコンテキスト重み付け係数W(X)を使用して、ネットワークNTW内のすべてのユーザ端末にわたるユーザ端末伝送遅延の加重和である大域費用関数Cを定義し、
− 前記大域費用関数Cから各ユーザ端末uの局所費用関数
Figure 0005805303
を定義し、前記局所費用関数
Figure 0005805303
は、各ユーザ端末uに対して、前記ユーザ端末のコンテキスト重み付け係数Wを考慮に入れ、当該局所費用関数は、このユーザ端末が関連する基地局の関数であり、
− ユーザ−基地局関連付け確率π(b)を作るために前記局所費用関数
Figure 0005805303
を用いてギッブス・サンプラを実行し、
− 低い局所費用を優先するユーザ−基地局関連付け確率π(b)を選択し、
− 選択されたユーザ−基地局関連付け確率π(b)に従って基地局bに前記ユーザ端末uを所属させる、
ように適合される。
第1の非限定的な実施形態では、前記ネットワーク装置NEは、基地局bである。この場合に、所属させるための方法は、集中化された形で実行される。
第2の非限定的な実施形態では、前記ネットワーク装置NEは、ユーザ端末uである。この場合に、所属させるため方法は、分散された形で実行される。
本発明が、前述の実施形態に限定的ではなく、変形形態および修正形態を、本発明の範囲から逸脱せずに作ることができることを理解されたい。これに関して、次の所見を述べる。
本発明が、前述の実施形態に限定的ではないことを理解されたい。
したがって、本発明は、ダウンリンクに関して説明されたが、後で説明するようにアップリンクに適用され得る。
2.アップリンク
ダウンリンク部分の説明で上で説明したもの(第5ステップ、ギッブス・サンプラ、ネットワーク装置…)は、アップリンクに同一の形であてはまる。
次では、簡潔さのために、ダウンリンクとアップリンクとの間の差だけを説明し、明瞭さのために、ダウンリンク部分の説明で説明された2〜3個の段落が再び示される。
ダウンリンク部分の説明で述べたように、ユーザ伝送遅延は、ユーザ・スループットの逆数である。スループットは、SINRから、
=Klog(1+SINR)、ただし、Kは定数
に従って定義される。
基地局にユーザ端末を関連付けるユーザ−基地局関連付け確率は、
Figure 0005805303
と等しく、ここで、
− bは、前記ユーザの隣接する基地局の集合であり、

Figure 0005805303
は、前記ユーザが前記基地局に関連するときに前記ユーザ端末で考慮される前記局所費用関数であり、
− Tは、定数、または経時的に減少する、パラメータである。
ネットワークの加重平均伝送遅延である大域費用関数は、
Figure 0005805303
と定義され、ここで、ユーザ端末uおよび基地局bについて、uでのSINRは、アップリンクについて、
Figure 0005805303
と表すことができ、ここで、
− Uは、セルラ無線ネットワークNTWの基地局bの集合によってサービスされるユーザ端末uの集合であり、
− bは、ユーザ端末uのサービング基地局であり、
− Pは、ユーザ端末uの送信電力であり、
− l(u,b)は、ユーザ端末uから基地局bへの送信の経路損であり、
− Nは、ユーザ端末uに関する基地局(b)内の受信器での熱雑音(受信器雑音とも呼ばれる)であり、
− γ(v,u).P.l(v,b)は、ユーザ端末uによって送信される信号(b宛の)に適用される、ユーザ端末vの送信に起因する干渉である。
上のSINRの式をCに代入することによって、アップリンクについて、
Figure 0005805303
が得られ、ここで、
γ(v,u)は、他の端末v宛の送信信号に対する直交性係数であり、
.l(v,b)は、ユーザ端末vの送信信号に起因するユーザ端末uの基地局(受信器である)で受信される干渉の電力である。
ユーザ端末の特性は、サービスの等級および/またはユーザ端末の速度である。
アップリンクについて、局所費用関数は、
Figure 0005805303
と等しく、ここで、
− W(X)は、前記ユーザ端末uに関連する前記重み付け係数であり、
− W(X)は、別のユーザ端末vに関連する前記重み付け係数であり、
− Nは、前記ユーザ端末uの基地局b内の受信器での熱雑音(受信器雑音とも呼ばれる)であり、
− l(u,b)は、ユーザ端末uから基地局bヘの送信の経路損であり、
− Pは、ユーザ端末uの送信電力であり、
− γ(v,u).P.l(v,b)は、前記ユーザ端末uによって送信される信号に対して適用される他のユーザ端末vの送信に起因する干渉であり、
− γ(u,v)は、ユーザ端末uと他のユーザ端末vとの間の直交性係数であり、
− l(u,b)は、ユーザ端末uから他のユーザ端末が所属する基地局bへの送信の経路損であり、
− P.l(v,b)は、他のユーザ端末vによって送信される、基地局bで受信される信号の電力である。
ユーザ端末vを、uを含む任意のユーザ端末とすることができることに留意されたい。
ダウンリンク部分の説明で述べたように、非限定的な実施形態では、1つまたは複数の特性Xが考慮に入れられる。
・特性Xが、サービスの等級である。
第1の非限定的な実施形態では、特性Xは、サービスの等級Qである。この非限定的な実施形態の変形形態では、サービスの等級Qは、データ・レートまたはジッタである。
ダウンリンク部分の説明の対応する段落で説明したものが、ここにあてはまる。
・特性Xが、ユーザ端末の速度Sである
第2の非限定的な実施形態では、特性Xは、ユーザ端末の速度Sである。
ダウンリンク部分の説明の対応する段落で説明したものが、ここにあてはまる。
ダウンリンク部分の説明で述べたように、前記大域費用関数Cから、各ユーザ端末uの局所費用関数
Figure 0005805303
が定義され、前記局所費用関数
Figure 0005805303
は、各ユーザ端末uに対して、前記ユーザ端末のコンテキスト重み付け係数Wを考慮に入れ、当該局所費用関数は、このユーザ端末が関連する基地局の関数である。
ユーザ端末uごとに、次の局所費用関数
Figure 0005805303
が、アップリンクについて、
Figure 0005805303
になるように定義され、これは、bの関数であり、第1の項は、ユーザ端末uによって送信され前記基地局bで受信される信号のSINRが大きい場合に、当該エネルギまたは費用の「利己的」部分とみなすことができ、等該部分は小さく、第2の項は、uに起因して他のすべての送信(すなわち、v≠u)によって引き起こされる干渉の電力がそれら自体の基地局で受信される電力と比較して小さい場合に小さい、エネルギまたは費用の「利他的」部分とみなすことができる。
・特性Xが、サービスの等級である。
特性Xが、サービスの等級Qである時には、局所費用関数
Figure 0005805303
が、アップリンクについて、
Figure 0005805303
になるように定義され、これは、大域費用関数
Figure 0005805303
に対応する。
・特性Xが、ユーザ端末の速度Sである
特性Xが、ユーザ端末の速度Sである時には、局所費用関数
Figure 0005805303
が、アップリンクについて、
Figure 0005805303
になるように定義され、これは、大域費用関数
Figure 0005805303
に対応する。もちろん、非限定的な実施形態では、特性QおよびSを一緒に組み合わせることができ、
Figure 0005805303
になり、これは、大域費用関数
Figure 0005805303
に対応する。
ユーザ−基地局関連付け確率を生成ために、前記局所費用関数
Figure 0005805303
を用いてギッブス・サンプラを実行する。
Figure 0005805303
隣接する基地局の間の情報交換を介して、π(b)を判定するための局所費用関数
Figure 0005805303
が、次のように評価される。状態遷移は、局所費用関数
Figure 0005805303
に基づく。したがって、アップリンクで、基地局は、
Figure 0005805303
の係数を判定するために、いくつかの情報を収集する必要がある。それを行うために、各ユーザv∈Uは、そのP値をその基地局bに報告し、これ(情報)は、隣接する基地局の間で交換される。これによって、基地局は、π(b)を判定するために、
Figure 0005805303
の係数すなわち経路損値を推定することができる。
したがって、本発明を小セルおよびマクロ・セルのタイプの基地局などの異種基地局について説明したが、本発明を同種基地局(たとえば、小セルのネットワーク)の場合に適用することができる。
本発明が、前述の実施形態に限定的ではないことを理解されたい。
したがって、基地局bまたはユーザ端末u以外の他のネットワーク装置NEを使用することができる。たとえば、所属させるための方法の集中化された実施態様では、ネットワーク装置NEを、
− オペレータとは独立のサード・パーティである管理所有者(AO)、
− ネットワーク管理システム、MNS、または
− Operational Support System、OSS
とすることができる。
本発明による方法および要素が、どの実施態様にも限定的ではないことを理解されたい。したがって、非限定的な実施形態では、大域費用関数Cが、
Figure 0005805303
と定義されるように、2進符号化を使用する(およびその後にシャノンの式でlogを使用する)ことができる。
ハードウェアまたはソフトウェアの単一の項目が複数の機能を実行できるならば、ハードウェアもしくはソフトウェアまたはその両方の機能によって所属させるための方法の機能を実施する複数の方法がある。これは、ハードウェアもしくはソフトウェアまたはその両方の機能のアセンブリが1つの機能を実行することを除外しない。たとえば、経路を作るステップを、単語の関連する集合を更新するステップと組み合わせることができ、したがって、本発明による作るステップMを変更せずに単一の機能を形成することができる。
前記ハードウェア項目またはソフトウェア項目は、配線された電子回路によるまたはそれぞれ適切にプログラムされたコンピュータ・プログラム製品によるなど、複数の形で実施することができる。コンピュータ・プログラム製品PGを、コンピュータ内またはネットワーク装置NE内に含めることができ、前記NEは、ユニット・コントロールUCを含み、前記ユニット・コントロールは、上で述べたようにハードウェア機能またはソフトウェア機能である。
コンピュータ・プログラム製品PGは、命令の第1セットを含む。したがって、たとえばコンピュータ・プログラミング・メモリ内またはネットワーク装置NE内に含まれる命令の前記セットは、コンピュータまたはネットワーク装置NEに、所属させるための方法の異なるステップを実行させることができる。
命令のセットを、たとえばディスクなどのデータ担体を読み取ることによって、プログラミング・メモリにロードすることができる。サービス・プロバイダは、たとえばインターネットなどの通信ネットワークを介して命令のセットを使用可能にすることもできる。
したがって、本発明のいくつかの実施形態は、次の利点のうちの1つまたは複数を含むことができる。
− 所属させるための方法(ユーザ関連付け手順とも呼ばれる)は、全体的な伝送遅延およびハンドオフに起因するオーバーヘッドを最小にするために、ユーザ・コンテキスト(ターゲット・サービスおよびモバイル速度など)ならびに周囲のセルの特性を考慮に入れると同時に、所与の地理的区域内の使用可能な基地局の中でのユーザの関連付け/所属させるための方法を分散された形で最適化する。
この最適化は、サービスの等級(たとえば、ターゲット/期待されるデータ・レート)などのユーザ端末のコンテキスト特性を用いて行われる。
この最適化は、ユーザ端末の速度およびハンドオフをもたらす可能性がある地理的区域をカバーする周囲のセルのタイプに関して行われる。結果としての最適化は、全体的な伝送遅延およびハンドオフに起因するオーバーヘッドを最小にすることである。
したがって、これは、モバイル端末が、ますます複雑な異種ネットワークのコンテキストで基地局とデータを交換することを可能にする。
したがって、これは、特に異種ネットワークのコンテキストで、ユーザ・コンテキストを考慮に入れて、各ユーザ端末によりよいサービス品質を提供する。
したがって、これは、多数の基地局(たとえば、マクロ・セルおよび小セル)を用いてユーザ関連付け手順を最適化する。したがって、本発明は、マクロ・セル基地局および小セル基地局からなる異種タイプの基地局を有する新しい(新生の)ネットワークの問題に対処する。
− これは、ユーザ端末が所属するべき最良の基地局を、分散された形で、ネットワーク(マルチレイヤ・ネットワークを含む)の全体的な機能を最適化するように、判定することを可能にする。
− これは、集中化されたコーディネータに大域機能費用を計算させることを回避する(望まれる場合に)。これは、局所的な測定および制限された情報交換に基づき、システムを適応的に大域最適構成の状態に至らせることを可能にする。したがって、これは、ネットワーク内のデータ情報の膨大な交換および高い複雑さを有する集中化されたユーザ関連付け方法を回避する。
− これは、システム・スループット向上を提供するのみならず、ネットワーク内のユーザの間の公平な帯域幅共有をもサポートする。したがって、これは、大規模無線ネットワークに関連するユーザ関連付け手順を有することを可能にする。
− これは、複数の局所最適点を有する可能性がある(ネットワーク/大域)費用関数の最適(最小)点を見つけることを可能にし、一方で当業者に周知の他の方法(たとえば、山登り手法)では最適でない点を見つける可能性がある。
− これは、ダウンリンクおよびアップリンクに適用される。
以下の請求項のいかなる符号も、請求項を限定するものと解釈してはならない。動詞「含む」およびその語形変化が、任意の請求項で定義されるもの以外の他のステップまたは要素の存在を除外しないことは明白である。要素またはステップに先行する単語「a」または「an」は、複数のそのような要素またはステップの存在を除外しない。
この説明および図面は、単に本発明の原理を示すものである。したがって、当業者が、本明細書で明示的には説明されず、図示されないが、本発明の原理を具現化し、その趣旨および範囲に含まれるさまざまな配置を考案できることを了解されたい。さらに、本明細書で列挙されるすべての例は、特に、本発明の原理と技術を促進するために本発明人によって貢献される概念とを読者が理解するのを助ける教育的目的だけのためのものであることを主に明確に意図され、そのような具体的に列挙された例および条件への限定を伴わないものとして解釈されなければならない。さらに、本発明の原理、態様、および実施形態ならびにその特定の例を列挙する本明細書のすべての言明は、その同等物を包含することが意図されている。

Claims (17)

  1. ネットワーク(NTW)の基地局(b)にユーザ端末(u)を所属させる方法(M)であって、前記ネットワークが複数の基地局(b)を含み、前記方法は、
    ユーザ端末の特性(X)を表すユーザ端末のコンテキスト重み付け係数(W(X))を使用して、前記ネットワーク(NTW)内のすべての前記ユーザ端末にわたるユーザ端末伝送遅延の加重和である大域費用関数(C)を定義するステップと、
    前記大域費用関数(C)から各ユーザ端末(u)の局所費用関数
    Figure 0005805303
    を定義するステップであって、前記局所費用関数
    Figure 0005805303
    は、各ユーザ端末(u)に対する前記ユーザ端末のコンテキスト重み付け係数(W)を考慮に入れ、該局所費用関数は、このユーザ端末が関連する前記基地局(b)の関数である、ステップと、
    ユーザ−基地局関連付け確率(π(b))を生成するために前記局所費用関数
    Figure 0005805303
    を用いてギッブス・サンプラを実行するステップと、
    低い局所費用を優先する前記ユーザ−基地局関連付け確率(π(b))を選択するステップと、
    選択された前記ユーザ−基地局関連付け確率(π(b))に従って基地局(b)に前記ユーザ端末(u)を所属させるステップと
    を含む、方法(M)。
  2. 前記ユーザ伝送遅延は、ユーザ・スループット(r)の逆数である、請求項1に記載の方法(M)。
  3. 前記スループット(r)は、
    =Klog(1+SINR)、ただし、Kは定数
    と等しいシャノン容量の式に従ってSINRから定義される、請求項1または2に記載の方法(M)。
  4. 基地局(b)にユーザ端末(u)を関連付ける前記ユーザ−基地局関連付け確率(π(b))は、
    Figure 0005805303
    と等しく、ここで、
    bは、前記ユーザ端末(u)の隣接する基地局の集合であり、
    Figure 0005805303
    は、前記ユーザ端末(u)が前記基地局(b)に関連する時に前記ユーザ端末(u)で考慮される前記局所費用関数であり、
    Tは、定数または経時的に減少するパラメータである、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法(M)。
  5. 前記パラメータTは、経時的に減少し、T/ln(1+t)と等しく、ここで、tは時間であり、Tは定数である、請求項4に記載の方法(M)。
  6. ギッブス・サンプラを実行する前記ステップは、前記ユーザ端末(u)が、信号をそこから受信できる前記ネットワーク(NTW)の前記基地局(b)のいずれかに所属している任意の初期状態から開始される、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法(M)。
  7. 前記ユーザ端末の特性(X)は、サービスの等級(Q)および/または前記ユーザ端末の速度(S)である、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法(M)。
  8. 前記サービスの等級(Q)は、データ・レートまたはジッタである、請求項7に記載の方法(M)。
  9. 前記ユーザ端末の特性(X)が前記ユーザ端末の速度(S)である時に、重み付け係数(W(X))が定義され、前記重み付け係数(W(X))は、前記ユーザ端末の速度(S)および前記ネットワーク(NTW)に対応する地理的区域(A)をカバーする周囲のセル(Cl)のタイプを考慮に入れる、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法(M)。
  10. 前記ユーザ端末のコンテキスト重み付け係数(W(X))は、
    ユーザ端末(u)のハンドオフ頻度(fHO)であって、該ハンドオフ頻度は、前記ユーザ端末の速度(S)、前記ネットワーク(NTW)に対応する前記地理的区域にわたるセル密度(cl)、およびセル半径(cl)に依存する、ハンドオフ頻度(fHO)、ならびに
    前記ユーザ端末(u)の各ハンドオフに要する時間(THO)、
    の関数であるものとして定義される、請求項9に記載の方法(M)。
  11. 前記局所費用関数
    Figure 0005805303
    は、
    Figure 0005805303
    と等しく、ここで、
    (X)は、前記ユーザ端末(u)に関連する重み付け係数であり、
    (X)は、別のユーザ端末(v)に関連する重み付け係数であり、
    は、前記ユーザ端末(u)での熱雑音であり、
    l(b,u)は、基地局(b)から前記ユーザ端末(u)への送信の経路損であり、
    は、前記ユーザ端末(u)の送信電力であり、
    γ(v,u).P.l(b,u)は、前記別のユーザ端末(v)宛の送信による前記ユーザ端末(u)への干渉であり、
    γ(u,v)は、前記ユーザ端末(u)と前記別のユーザ端末(v)との間の直交性係数であり、
    l(b,v)は、基地局bから前記別のユーザ端末(v)への送信の経路損であり、
    .l(b,v)は、前記別のユーザ端末(v)が所属する基地局(b)からの前記別のユーザ端末(v)で受信される信号の電力である、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の方法(M)。
  12. 前記局所費用関数
    Figure 0005805303
    は、
    Figure 0005805303
    と等しく、ここで、
    (X)は、前記ユーザ端末(u)に関連する前記重み付け係数であり、
    (X)は、別のユーザ端末(v)に関連する前記重み付け係数であり、
    は、前記ユーザ端末(u)の前記基地局(b)での熱雑音であり、
    l(u,b)は、前記ユーザ端末(u)から前記基地局(b)ヘの送信の経路損であり、
    は、前記ユーザ端末(u)の送信電力であり、
    γ(v,u).P.l(v,b)は、前記ユーザ端末(u)によって送信される信号に対して適用される前記別のユーザ端末(v)の送信に起因する干渉であり、
    γ(u,v)は、前記ユーザ端末(u)と前記別のユーザ端末(v)との間の直交性係数であり、
    l(u,b)は、前記ユーザ端末(u)から前記別のユーザ端末が所属する前記基地局(b)への送信の経路損であり、
    .l(v,b)は、前記別のユーザ端末(v)によって送信される、前記基地局(b)で受信される信号の電力である、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の方法(M)。
  13. 前記ステップは、各ユーザ端末(u)で分散された形で、または前記基地局(b)で集中化された形で実行される、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の方法(M)。
  14. ネットワーク(NTW)の基地局(b)にユーザ端末(u)を所属させるネットワーク装置(NE)であって、前記ネットワーク(NTW)が複数の基地局(b)を含み、前記ネットワーク要素(NME)は、
    ユーザ端末の特性(X)を表すユーザ端末のコンテキスト重み付け係数(W)を使用して、前記ネットワーク(NTW)内のすべてのユーザにわたるユーザ伝送遅延の加重和である大域費用関数(C)を定義し、
    前記大域費用関数(C)から各ユーザ端末(u)の局所費用関数
    Figure 0005805303
    を定義し、前記局所費用関数
    Figure 0005805303
    は、各ユーザ(u)に対しての前記ユーザ端末のコンテキスト重み付け係数(W)を考慮に入れ、該局所費用関数は、このユーザが関連する前記基地局の関数であり、
    ユーザ−基地局関連付け確率を生成するために前記局所費用関数
    Figure 0005805303
    を用いてギッブス・サンプラを実行し、
    低い局所費用を優先する前記ユーザ−基地局関連付け確率を選択し、
    選択された前記ユーザ−基地局関連付け確率(π(b))に従って基地局(b)に前記ユーザ端末(u)を所属させる、
    ように適合される、ネットワーク装置(NE)。
  15. 前記ネットワーク装置は、基地局(b)である、請求項14に記載のネットワーク装置(NE)。
  16. 前記ネットワーク装置は、ユーザ端末(u)である、請求項15に記載のネットワーク装置(NE)。
  17. コンピュータ用のコンピュータ・プログラム(PG)であって、前記コンピュータにロードされた時に、前記コンピュータに、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の、ネットワーク(NTW)の基地局(b)にユーザ端末(u)を所属させる方法を実行させる命令のセットを含む、コンピュータ・プログラム(PG)。
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