JP5803489B2 - 移動案内システム、移動案内装置、移動案内方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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尚、「移動体」としては、車両以外に、歩行者や二輪車も含む。
また、「案内分岐点」とは、案内経路に従って移動体の移動の案内を行う際に、右左折指示等の案内を行う対象となる分岐点が該当する。
また、「移動体から案内分岐点までの間に位置する信号機の数」は、分岐点単位での信号機の数であっても良い。即ち、大型の道路等において同一分岐点に複数の信号機が設けられている場合には、該複数の信号機は1の信号機としてカウントするようにしても良い。その場合には、本願発明に係る「第1案内」は、移動体から案内分岐点までの間に位置する信号機の設置された分岐点(即ち、信号交差点)の数を用いて案内分岐点を特定させる案内を行う構成にも相当する。但し、分岐点単位でカウントする場合であっても、分岐点以外に設置された信号機(例えば押しボタン式信号機等)も信号機の数としてカウントすることが望ましい。以下の請求項でも同様である。
また、誤認分岐点を、分岐点に設置された信号機の種類、分岐点の形状又は分岐点に接続されたリンクの形状が所定の条件を満たす分岐点とするので、地図データから信号機のカウントを誤り易い分岐点を誤認分岐点として正確に特定することが可能となる。
また、誤認分岐点を、分岐点に設置された信号機の種類、分岐点の形状又は分岐点に接続されたリンクの形状が所定の条件を満たす分岐点とするので、地図データから信号機のカウントを誤り易い分岐点を誤認分岐点として正確に特定することが可能となる。
また、誤認分岐点を、分岐点に設置された信号機の種類、分岐点の形状又は分岐点に接続されたリンクの形状が所定の条件を満たす分岐点とするので、地図データから信号機のカウントを誤り易い分岐点を誤認分岐点として正確に特定することが可能となる。
また、誤認分岐点を、分岐点に設置された信号機の種類、分岐点の形状又は分岐点に接続されたリンクの形状が所定の条件を満たす分岐点とするので、地図データから信号機のカウントを誤り易い分岐点を誤認分岐点として正確に特定することが可能となる。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記5種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
(1)車両の現在位置から案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いた案内(以下『信号機案内』という)。
(2)車両の現在位置から案内分岐点までの距離を用いた案内(以下、『距離案内』という)。
ここで、「車両の現在位置から案内分岐点までの間に位置する信号機の数」は、分岐点単位での信号機の数とすることが望ましい。即ち、大型の道路等において同一分岐点に複数の信号機が設けられている場合には、該複数の信号機は1の信号機としてカウントすることが望ましい。その場合には、『信号機案内』は、車両から案内分岐点までの間に位置する信号機の設置された分岐点(即ち、信号機交差点)の数を用いて案内分岐点を特定させる案内に相当する。但し、分岐点単位でカウントする場合であっても、分岐点以外に設置された信号機(例えば押しボタン式信号機等)も信号機の数としてカウントすることが望ましい。以下の説明でも同様である。
以下に、案内フレーズ条件テーブル32について、具体例を挙げてより詳細に説明する。図3は案内フレーズ条件テーブル32の一例を示した図である。
その結果、案内分岐点及び該案内分岐点から車両が退出する道路をユーザに正確に特定させることが可能となる。
(A)分岐点に1灯式又は2灯式の信号機が設置されていること。
(B)分岐点に設置された進入側信号機と退出側信号機の設置間隔が所定間隔以上(例えば50m以上)であること。
(C)分岐点内に高架、歩道橋、分離帯等の分岐点が分割されていると誤認を与える可能性のある地物が設置されていること。
(D)隣接する他の分岐点との間隔が所定間隔未満(例えば30m未満)であること。
(E)分岐点に設置された信号機を該分岐点の所定距離手前(例えば100m手前)に位置する車両から視認できないこと。
(F)分岐点に対して同一方向に複数のリンクが接続されていること。
例えば、図6に示すように1灯式の信号機71が設置されている分岐点72は、上記(A)の条件に該当する分岐点となる。このような1灯式の信号機71は『信号機案内』による案内が行われた場合に、設置された信号機をカウント対象に含めるべきか否かのユーザによる判断が難しいので、信号機のカウントを誤り易い分岐点となる。
例えば、“分岐点に1灯式又は2灯式の信号機が設置されていること”を条件とする(A)の条件に該当する誤認分岐点が手前分岐点にある場合には、1灯式又は2灯式の信号機を通過した地点が案内復帰地点に設定される。例えば、図6に示す例では1灯式の信号機71を通過すれば、信号機のカウントを誤り易い状態が解消される。従って、1灯式の信号機71を通過した地点Aが案内復帰地点に設定される。
また、案内分岐点が誤認分岐点である場合には、車両から案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いずに該案内分岐点を特定させる『距離案内』のみによって案内分岐点の案内を行うので、ユーザが案内分岐点における信号機のカウントを誤って他の分岐点を案内分岐点と誤認させることを防止することが可能となる。
また、手前分岐点が誤認分岐点である場合には、車両が案内復帰地点を通過する前までは車両から案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いずに該案内分岐点を特定させる『距離案内』によって案内分岐点の案内を行い、車両が案内復帰地点を通過した後は車両から案内分岐点までの間に位置する信号機を用いて該案内分岐点を特定させる『信号機案内』によって案内分岐点の案内を行うので、ユーザが手前分岐点における信号機のカウントを誤って他の分岐点を案内分岐点と誤認させることを防止することが可能となる。また、ユーザが信号機のカウントを誤る虞が無くなった後には『信号機案内』によって案内を行うことができるので、信号機の数を用いた案内により案内分岐点をユーザに対して正確に特定させることが可能になる。
また、手前分岐点が誤認分岐点である場合に、『距離案内』から『信号機案内』へと案内を切り替える案内復帰地点を、誤認分岐点に設置された信号機の通過地点、誤認分岐点に設置された信号機以外の地物の通過地点、又は誤認分岐点に設置された信号機が車両から視認できない状態から視認できる状態へと切り替わる地点のいずれかとするので、ユーザが信号機のカウントを誤る虞がある状態から無い状態へと切り替わる地点を案内復帰地点として適切に特定することが可能となる。
また、誤認分岐点を、分岐点に設置された信号機の種類、分岐点の形状又は分岐点に接続されたリンクの形状が所定の条件を満たす分岐点とするので、信号機のカウントを誤り易い分岐点を誤認分岐点として正確に特定することが可能となる。
例えば、1灯式又は2灯式の信号機が設置されている分岐点を誤認分岐点として特定するので、設置された信号機をカウント対象に含めるべきか否かのユーザによる判断が難しい分岐点を誤認分岐点として適切に特定することが可能となる。
また、設置された進入側信号機と退出側信号機の設置間隔が所定間隔以上の分岐点を誤認分岐点として特定するので、進入側信号機と退出側信号機の両方の信号機をカウント対象に含める虞がある分岐点を誤認分岐点として適切に特定することが可能となる。
また、分岐点内に所定の地物が設置されている分岐点を誤認分岐点として特定するので、一の分岐点を通過するにもかかわらず、2つの分岐点を通過するとユーザが誤認し、信号機を2箇所分カウントする虞がある分岐点を誤認分岐点として適切に特定することが可能となる。
また、隣接する他の分岐点との間隔が所定間隔未満である分岐点を誤認分岐点として特定するので、2つの分岐点を通過するにもかかわらず、一の分岐点のみを通過するとユーザが誤認し、信号機を1箇所しかカウントしない虞がある分岐点を誤認分岐点として適切に特定することが可能となる。
また、設置された信号機を分岐点の所定距離手前に位置する車両から視認できない分岐点を誤認分岐点として特定するので、ユーザから信号機が見え難く、信号機をカウントすることが難しい分岐点を誤認分岐点として適切に特定することが可能となる。
また、同一方向に複数のリンクが接続されている分岐点を誤認分岐点として特定するので、一の分岐点を通過するにもかかわらず、2つの分岐点を通過するとユーザが誤認し、信号機を2箇所分カウントする虞がある分岐点を誤認分岐点として適切に特定することが可能となる。
例えば、本実施形態ではナビゲーション装置1による案内分岐点の案内をスピーカ16から音声案内により出力することにより行う構成としているが、液晶ディスプレイ15に文章を表示することにより案内を行う構成としても良い。
13 ナビゲーションECU
31 地図情報DB
32 案内フレーズ条件テーブル
36 信号機情報
41 CPU
42 RAM
43 ROM
101 車両
102 案内分岐点
107 手前分岐点
108 案内復帰点
Claims (11)
- 移動体の移動を案内する案内経路と該案内経路上の案内分岐点を設定する案内経路設定手段と、
前記案内分岐点における案内を設定する案内設定手段と、
前記案内設定手段によって設定された前記案内を用いて、前記案内分岐点の案内を行う分岐点案内手段と、
前記案内分岐点又は前記案内分岐点に対して前記案内経路の出発地側にある分岐点である手前分岐点が、信号機のカウントを誤り易い条件を満たす分岐点である誤認分岐点か否か判定する分岐点判定手段と、
前記手前分岐点が前記誤認分岐点であると判定された場合に、該誤認分岐点の満たす条件に基づいて信号機のカウントを誤り易い状態が解消される地点である案内復帰地点を設定する案内復帰地点設定手段と、を有し、
前記誤認分岐点は、分岐点に設置された信号機の種類、分岐点の形状又は分岐点に接続されたリンクの形状が所定の条件を満たす分岐点であり、
前記案内設定手段は、
前記案内分岐点及び前記手前分岐点が前記誤認分岐点でないと判定された場合には、前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いて該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定し、
前記案内分岐点が前記誤認分岐点であると判定された場合には、前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いずに該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定し、
前記手前分岐点が前記誤認分岐点であると判定された場合には、前記案内復帰地点を前記移動体が通過するまでは前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いずに該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定するとともに、前記案内復帰地点を前記移動体が通過した後は前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いて該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定することを特徴とする移動案内システム。 - 前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いずに該案内分岐点を特定させる案内とは、前記移動体から前記案内分岐点までの距離を用いて該案内分岐点を特定させる案内であることを特徴とする請求項1に記載の移動案内システム。
- 前記所定の条件は、前記分岐点に1灯式又は2灯式の信号機が設置されていることを条件とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動案内システム。
- 前記所定の条件は、前記分岐点に設置された進入側信号機と退出側信号機の設置間隔が所定間隔以上であることを条件とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動案内システム。
- 前記所定の条件は、前記分岐点内に所定の地物が設置されていることを条件とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動案内システム。
- 前記所定の条件は、前記分岐点と該分岐点に隣接する他の分岐点との間隔が所定間隔未満であることを条件とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動案内システム。
- 前記所定の条件は、前記分岐点に設置された信号機を該分岐点の所定距離手前に位置する前記移動体から視認できないことを条件とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動案内システム。
- 前記所定の条件は、前記分岐点に対して同一方向に複数のリンクが接続されていることを条件とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動案内システム。
- 移動体の移動を案内する案内経路と該案内経路上の案内分岐点を設定する案内経路設定手段と、
前記案内分岐点における案内を設定する案内設定手段と、
前記案内設定手段によって設定された前記案内を用いて、前記案内分岐点の案内を行う分岐点案内手段と、
前記案内分岐点又は前記案内分岐点に対して前記案内経路の出発地側にある分岐点である手前分岐点が、信号機のカウントを誤り易い条件を満たす分岐点である誤認分岐点か否か判定する分岐点判定手段と、
前記手前分岐点が前記誤認分岐点であると判定された場合に、該誤認分岐点の満たす条件に基づいて信号機のカウントを誤り易い状態が解消される地点である案内復帰地点を設定する案内復帰地点設定手段と、を有し、
前記誤認分岐点は、分岐点に設置された信号機の種類、分岐点の形状又は分岐点に接続されたリンクの形状が所定の条件を満たす分岐点であり、
前記案内設定手段は、
前記案内分岐点及び前記手前分岐点が前記誤認分岐点でないと判定された場合には、前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いて該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定し、
前記案内分岐点が前記誤認分岐点であると判定された場合には、前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いずに該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定し、
前記手前分岐点が前記誤認分岐点であると判定された場合には、前記案内復帰地点を前記移動体が通過するまでは前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いずに該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定するとともに、前記案内復帰地点を前記移動体が通過した後は前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いて該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定することを特徴とする移動案内装置。 - 案内経路設定手段が、移動体の移動を案内する案内経路と該案内経路上の案内分岐点を設定するステップと、
案内設定手段が、前記案内分岐点における案内を設定するステップと、
分岐点案内手段が、前記案内設定手段によって設定された前記案内を用いて、前記案内分岐点の案内を行うステップと、
分岐点判定手段が、前記案内分岐点又は前記案内分岐点に対して前記案内経路の出発地側にある分岐点である手前分岐点が、信号機のカウントを誤り易い条件を満たす分岐点である誤認分岐点か否か判定するステップと、
案内復帰地点設定手段が、前記手前分岐点が前記誤認分岐点であると判定された場合に、該誤認分岐点の満たす条件に基づいて信号機のカウントを誤り易い状態が解消される地点である案内復帰地点を設定するステップと、を有し、
前記誤認分岐点は、分岐点に設置された信号機の種類、分岐点の形状又は分岐点に接続されたリンクの形状が所定の条件を満たす分岐点であり、
前記案内設定手段は、
前記案内分岐点及び前記手前分岐点が前記誤認分岐点でないと判定された場合には、前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いて該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定し、
前記案内分岐点が前記誤認分岐点であると判定された場合には、前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いずに該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定し、
前記手前分岐点が前記誤認分岐点であると判定された場合には、前記案内復帰地点を前記移動体が通過するまでは前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いずに該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定するとともに、前記案内復帰地点を前記移動体が通過した後は前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いて該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定することを特徴とする移動案内方法。 - コンピュータを、
移動体の移動を案内する案内経路と該案内経路上の案内分岐点を設定する案内経路設定手段と、
前記案内分岐点における案内を設定する案内設定手段と、
前記案内設定手段によって設定された前記案内を用いて、前記案内分岐点の案内を行う分岐点案内手段と、
前記案内分岐点又は前記案内分岐点に対して前記案内経路の出発地側にある分岐点である手前分岐点が、信号機のカウントを誤り易い条件を満たす分岐点である誤認分岐点か否か判定する分岐点判定手段と、
前記手前分岐点が前記誤認分岐点であると判定された場合に、該誤認分岐点の満たす条件に基づいて信号機のカウントを誤り易い状態が解消される地点である案内復帰地点を設定する案内復帰地点設定手段と、して機能させる為のコンピュータプログラムであって、
前記誤認分岐点は、分岐点に設置された信号機の種類、分岐点の形状又は分岐点に接続されたリンクの形状が所定の条件を満たす分岐点であり、
前記案内設定手段は、
前記案内分岐点及び前記手前分岐点が前記誤認分岐点でないと判定された場合には、前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いて該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定し、
前記案内分岐点が前記誤認分岐点であると判定された場合には、前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いずに該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定し、
前記手前分岐点が前記誤認分岐点であると判定された場合には、前記案内復帰地点を前記移動体が通過するまでは前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いずに該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定するとともに、前記案内復帰地点を前記移動体が通過した後は前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機の数を用いて該案内分岐点を特定させる案内を前記案内分岐点の案内として設定することを特徴とするコンピュータプログラム。
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