JP5741288B2 - 移動案内システム、移動案内装置、移動案内方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
移動案内システム、移動案内装置、移動案内方法及びコンピュータプログラム Download PDFInfo
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尚、「移動体」としては、車両以外に、歩行者や二輪車も含む。
また、「案内分岐点」とは、案内経路に従って移動体の移動の案内を行う際に、右左折指示等の案内を行う対象となる分岐点が該当する。
尚、「退出側信号機を車両が通過した」とは、退出側信号機の設置された地点を車両が越えた場合でも良いし、退出側信号機を乗員が視認できる状態から視認できなくなる状態へと切り替わる地点(例えば退出側信号機から所定距離手前の地点)を車両が越えた場合でも良い。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記5種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
尚、本実施形態に係るナビゲーション装置1では、案内開始区間及び案内終了区間は、後述のように案内分岐点や手前分岐点に対する車両の相対位置(より具体的には、案内分岐点や手前分岐点に配置される信号機や停止線に対する車両の相対位置)によって特定される。
尚、案内フレーズ中の信号機の数は、分岐点単位での信号機の数とすることが望ましい。即ち、大型の道路等において同一分岐点に複数の信号機が設けられている場合には、該複数の信号機は1の信号機としてカウントすることが望ましい。その場合には、案内フレーズ中の信号機の数は、信号機の設置された分岐点(即ち、信号機交差点)の数に相当する。但し、分岐点単位でカウントする場合であっても、分岐点以外に設置された信号機(例えば押しボタン式信号機等)も信号機の数としてカウントすることが望ましい。以下の説明でも同様である。
そして、ナビゲーションECU13は、後述のように案内経路の形状や案内経路上に設置された信号機や分岐点の位置情報や案内フレーズ条件テーブル32等に基づいて、案内開始区間に位置する車両に対して案内分岐点の案内の出力を開始した場合に、案内終了区間に車両が位置する間に該案内の出力を終了できるか否かを判定する。また、案内開始区間及び案内終了区間が案内毎に複数設定されている場合には、区間毎(図4に示す例ではA〜B、C〜D、E〜Fの3区間)に判定し、終了できると判定された区間でのみ案内の出力を行う。
その結果、案内分岐点及び該案内分岐点から車両が退出する道路をユーザに正確に特定させることが可能となる。
図7に示すように、先ずCPU41は、地図情報DB31に記憶されたリンクデータ33、ノードデータ34、分岐点データ35、地物データ36等に基づいて、案内分岐点61に対して1つ手前側の信号機付きの分岐点である第1手前分岐点67の退出側信号機66から案内分岐点61までの距離aを取得する。続いて、案内分岐点61の停止線71から案内分岐点61までの距離bを取得する。その後、距離aに5mを追加した距離と、距離bに30mを追加した距離の差分を距離Xとして算出する。
また、停止線の相対位置によって案内の発話を終了する必要のある案内終了地点を規定するので、分岐点や信号機等の目印に対する車両の位置を考慮して、案内終了地点を適切な位置に設定することが可能となる。
また、退出側信号機を通過したタイミングで案内分岐点の案内の発話を開始するので、分岐点や信号機等の目印に対するユーザの視認状態を考慮して、案内内容と実際のユーザの視界に矛盾の生じない案内を行うことが可能となる。従って、ユーザに案内分岐点を正確に特定させることが可能となる。
また、案内分岐点を特定する第1フレーズと、案内分岐点における車両の移動方向を特定する第2フレーズとをそれぞれ含む案内を行うので、案内分岐点と案内分岐点における車両の移動方向をそれぞれユーザに適切に把握させることが可能となる。
また、車両から案内分岐点までの間に位置する信号機又は分岐点の数を用いて案内分岐点を特定させるフレーズを含む案内を行うので、複雑な経路であっても案内分岐点の位置をユーザが容易且つ正確に把握させることが可能となる。
例えば、本実施形態ではナビゲーション装置1による案内分岐点の案内をスピーカ16から音声案内により出力することにより行う構成としているが、液晶ディスプレイ15に文章を表示することにより案内を行う構成としても良い。
13 ナビゲーションECU
31 地図情報DB
32 案内フレーズ条件テーブル
41 CPU
42 RAM
43 ROM
61 案内分岐点
62、64、67 手前分岐点
63、66、69、70 信号機
65、68、71 停止線
Claims (8)
- 移動体の移動を案内する案内経路と該案内経路上の案内分岐点を設定する案内経路設定手段と、
前記案内分岐点よりも前記案内経路の出発地側に存在する手前分岐点の位置を取得する手前分岐点取得手段と、
前記手前分岐点より前記案内経路の出発地側に前記移動体が位置するタイミングで発話が行われ、前記案内分岐点の案内である第1分岐点案内を行う第1分岐点案内手段と、
前記手前分岐点より前記案内経路の目的地側であって且つ前記案内分岐点より前記案内経路の出発地側に前記移動体が位置するタイミングで発話が行われ、前記案内分岐点の案内である第2分岐点案内を行う第2分岐点案内手段と、
前記第1分岐点案内及び前記第2分岐点案内に対して、案内の発話を終了する必要のある地点である案内終了地点をそれぞれ設定する案内終了地点設定手段と、を有し、
前記案内終了地点設定手段は、
前記第1分岐点案内の案内終了地点を、前記第1分岐点案内手段による案内が開始される地点よりも前記案内分岐点側であって、前記手前分岐点に対して第1所定距離手前の地点に設定し、
前記第2分岐点案内の案内終了地点を、前記第2分岐点案内手段による案内が開始される地点よりも前記案内分岐点側であって、前記案内分岐点に対して前記第1所定距離より長い第2所定距離手前の地点に設定し、
前記第1分岐点案内手段は設定された前記案内終了地点を前記移動体が通過するまでに案内の発話を終了することが可能と判定された場合に前記第1分岐点案内の発話を行うとともに、前記第2分岐点案内手段は設定された前記案内終了地点を前記移動体が通過するまでに案内の発話を終了することが可能と判定された場合に前記第2分岐点案内の発話を行うことを特徴とする移動案内システム。 - 前記案内分岐点及び前記手前分岐点に配置される停止線の位置情報を取得する停止線情報取得手段を有し、
前記案内終了地点設定手段は、前記案内終了地点を前記停止線との相対位置によって規定することを特徴とする請求項1に記載の移動案内システム。 - 前記第1分岐点案内手段は、前記手前分岐点に対して前記案内経路の出発地側に隣接する分岐点の退出側信号機を前記移動体が通過したタイミングで発話を行い、
前記第2分岐点案内手段は、前記案内分岐点に対して前記案内経路の出発地側に隣接する分岐点の退出側信号機を前記移動体が通過したタイミングで発話を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動案内システム。 - 前記第1分岐点案内及び前記第2分岐点案内は、前記案内分岐点を特定する第1フレーズと、前記案内分岐点における前記移動体の移動方向を特定する第2フレーズとをそれぞれ含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の移動案内システム。
- 前記第1フレーズは、前記移動体から前記案内分岐点までの間に位置する信号機又は分岐点の数を用いて前記案内分岐点を特定させるフレーズであることを特徴とする請求項4に記載の移動案内システム。
- 移動体の移動を案内する案内経路と該案内経路上の案内分岐点を設定する案内経路設定手段と、
前記案内分岐点よりも前記案内経路の出発地側に存在する手前分岐点の位置を取得する手前分岐点取得手段と、
前記手前分岐点より前記案内経路の出発地側に前記移動体が位置するタイミングで発話が行われ、前記案内分岐点の案内である第1分岐点案内を行う第1分岐点案内手段と、
前記手前分岐点より前記案内経路の目的地側であって且つ前記案内分岐点より前記案内経路の出発地側に前記移動体が位置するタイミングで発話が行われ、前記案内分岐点の案内である第2分岐点案内を行う第2分岐点案内手段と、
前記第1分岐点案内及び前記第2分岐点案内に対して、案内の発話を終了する必要のある地点である案内終了地点をそれぞれ設定する案内終了地点設定手段と、を有し、
前記案内終了地点設定手段は、
前記第1分岐点案内の案内終了地点を、前記第1分岐点案内手段による案内が開始される地点よりも前記案内分岐点側であって、前記手前分岐点に対して第1所定距離手前の地点に設定し、
前記第2分岐点案内の案内終了地点を、前記第2分岐点案内手段による案内が開始される地点よりも前記案内分岐点側であって、前記案内分岐点に対して前記第1所定距離より長い第2所定距離手前の地点に設定し、
前記第1分岐点案内手段は設定された前記案内終了地点を前記移動体が通過するまでに案内の発話を終了することが可能と判定された場合に前記第1分岐点案内の発話を行うとともに、前記第2分岐点案内手段は設定された前記案内終了地点を前記移動体が通過するまでに案内の発話を終了することが可能と判定された場合に前記第2分岐点案内の発話を行うことを特徴とする移動案内装置。 - 案内経路設定手段が、移動体の移動を案内する案内経路と該案内経路上の案内分岐点を設定するステップと、
手前分岐点取得手段が、前記案内分岐点よりも前記案内経路の出発地側に存在する手前分岐点の位置を取得するステップと、
第1分岐点案内手段が、前記手前分岐点より前記案内経路の出発地側に前記移動体が位置するタイミングで発話が行われ、前記案内分岐点の案内である第1分岐点案内を行うステップと、
第2分岐点案内手段が、前記手前分岐点より前記案内経路の目的地側であって且つ前記案内分岐点より前記案内経路の出発地側に前記移動体が位置するタイミングで発話が行われ、前記案内分岐点の案内である第2分岐点案内を行うステップと、
案内終了地点設定手段が、前記第1分岐点案内及び前記第2分岐点案内に対して、案内の発話を終了する必要のある地点である案内終了地点をそれぞれ設定するステップと、を有し、
前記案内終了地点設定手段は、
前記第1分岐点案内の案内終了地点を、前記第1分岐点案内手段による案内が開始される地点よりも前記案内分岐点側であって、前記手前分岐点に対して第1所定距離手前の地点に設定し、
前記第2分岐点案内の案内終了地点を、前記第2分岐点案内手段による案内が開始される地点よりも前記案内分岐点側であって、前記案内分岐点に対して前記第1所定距離より長い第2所定距離手前の地点に設定し、
前記第1分岐点案内手段は設定された前記案内終了地点を前記移動体が通過するまでに案内の発話を終了することが可能と判定された場合に前記第1分岐点案内の発話を行うとともに、前記第2分岐点案内手段は設定された前記案内終了地点を前記移動体が通過するまでに案内の発話を終了することが可能と判定された場合に前記第2分岐点案内の発話を行うことを特徴とする移動案内方法。 - コンピュータを、
移動体の移動を案内する案内経路と該案内経路上の案内分岐点を設定する案内経路設定手段と、
前記案内分岐点よりも前記案内経路の出発地側に存在する手前分岐点の位置を取得する手前分岐点取得手段と、
前記手前分岐点より前記案内経路の出発地側に前記移動体が位置するタイミングで発話が行われ、前記案内分岐点の案内である第1分岐点案内を行う第1分岐点案内手段と、
前記手前分岐点より前記案内経路の目的地側であって且つ前記案内分岐点より前記案内経路の出発地側に前記移動体が位置するタイミングで発話が行われ、前記案内分岐点の案内である第2分岐点案内を行う第2分岐点案内手段と、
前記第1分岐点案内及び前記第2分岐点案内に対して、案内の発話を終了する必要のある地点である案内終了地点をそれぞれ設定する案内終了地点設定手段と、
して機能させる為のコンピュータプログラムであって、
前記案内終了地点設定手段は、
前記第1分岐点案内の案内終了地点を、前記第1分岐点案内手段による案内が開始される地点よりも前記案内分岐点側であって、前記手前分岐点に対して第1所定距離手前の地点に設定し、
前記第2分岐点案内の案内終了地点を、前記第2分岐点案内手段による案内が開始される地点よりも前記案内分岐点側であって、前記案内分岐点に対して前記第1所定距離より長い第2所定距離手前の地点に設定し、
前記第1分岐点案内手段は設定された前記案内終了地点を前記移動体が通過するまでに案内の発話を終了することが可能と判定された場合に前記第1分岐点案内の発話を行うとともに、前記第2分岐点案内手段は設定された前記案内終了地点を前記移動体が通過するまでに案内の発話を終了することが可能と判定された場合に前記第2分岐点案内の発話を行うことを特徴とするコンピュータプログラム。
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