JP5803111B2 - 基地局装置 - Google Patents

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Description

本発明は、端末装置との間で無線通信を行う基地局装置に関する。
従来から、無線通信システムにおいては、基地局装置とこれに無線接続する移動可能な端末装置とを備えたものがある。基地局装置は、端末装置との間で通信可能な通信エリア(セル)を形成する。セル内に位置する端末装置は、当該セルを形成する基地局装置との間で無線通信を行うことができる。
上記システムでは、データ信号をデジタル変調した上で基地局装置と端末装置間の送受信が行われる。上記デジタル変調方式としては、QPSKなどの位相偏移変調(PSK:Phase Shift Keying)のほか、16QAM又は64QAMなどの直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)が知られている。
16QAM又は64QAMなどの直交振幅変調で変調された信号を復調するには、信号の位相情報とともに、信号の振幅情報が必要とされる。
例えば、LTE(Long Term Evolution;非特許文献1参照)では、16QAM又は64QAMで変調された信号を復調する際に必要な振幅情報は、基準となる電力との比で定義される。そして、基準となる電力としては、参照信号(CRS:Cell−specific Reference Signal)の電力が用いられる。すなわち、復調しようとする信号の電力の大きさは、参照信号の電力との比で規定される。
従って、基地局装置からの下り信号を受信する端末装置は、参照信号に対する信号の電力比を予め把握していれば、実際に受信した参照信号の電力と実際に受信したデータ信号の電力との比を求めることで、復調しようとする信号についての前記振幅情報を得ることができる。
Farooq Khan、"LTE for 4G Mobile Broadband:Air Interface Technologies and Performance"、Cambridge University Press、2009年
上記無線通信システムでは、基地局装置が端末装置に向けて送信する下り信号の送信電力を、予め定められた初期値とは異なる他の設定値に設定する必要性が生じる場合がある。例えば、隣接する他の基地局装置のセル(他セル)が自セルと重複する場合、自基地局装置の下り信号が、他セルに干渉を与える場合があり、このような場合、自基地局装置の下り信号を低く抑え、他セルに対する干渉を抑制させる必要があるからである。
一方、端末装置と基地局装置との間で通信が行われている間に送信電力を調整するには、基地局装置は、端末装置に対して、変更に係る送信電力の値を通知し、端末装置に送信電力の変更を認識させる必要がある。基地局装置が、端末装置に何ら通知無く送信電力の変更を行うと、端末装置は、復調しようとする信号についての振幅情報を正確に得ることができず、データ信号の復調が困難となるからである。
しかし、上記のように、端末装置に送信電力の変更通知を受信させ、送信電力の変更を認識させるといった処理は、当該端末装置に処理負荷を与えることとなり、端末装置が本来実行すべき処理に影響を与えることがある。
このため、端末装置に処理負荷をできるだけ与えることなく下り信号の送信電力を変更することが望まれる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、端末装置にできるだけ処理負荷を与えることなく送信電力の変更設定を行うことができる基地局装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、データ信号に対して直交振幅変調を行う基地局装置であって、端末装置からの要求に応じて通信に関する接続処理を行うとともに、前記端末装置に対する下り信号の送信電力を設定する制御部を備え、前記制御部は、前記接続処理を行う際に、予め所定の値に定められた初期値とは異なる他の設定値に前記送信電力を設定する必要がある場合、前記他の設定値に前記送信電力を設定することを特徴としている。
上記構成の基地局装置によれば、接続処理の際に、端末装置に対する下り信号の送信電力を、初期値とは異なる他の設定値に設定する必要がある場合には、前記他の設定値に送信電力を変更するので、通信が行われている間に送信電力の調整を行わずとも、当該送信電力をできる限り好適に維持することができる。
この結果、端末装置に送信電力の調整に伴う処理負荷を与えることなく、下り信号の送信電力の変更設定を行うことができる。
(2)より具体的に、前記通信に関する接続処理は、RRC(無線リソース制御)接続確立処理であることが好ましい。当該処理では、端末装置に対する下り信号の送信電力値を設定するシーケンスを含んでいるため、制御部は、好適に送信電力値の変更設定を行うことができる。
(3)(4)前記制御部は、自基地局装置の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性があるか否かを示す情報に基づいて、前記送信電力を前記他の設定値に設定する必要があるか否かを判定するものであってもよい。
さらにこの場合、前記設定値は、前記初期値よりも小さく設定されており、
前記制御部は、前記情報に基づいて、自基地局装置の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性があると判断できる場合に、前記送信電力を前記他の設定値に設定する必要があると判定することが好ましい。
上記の構成では、自基地局装置の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性がある場合に、送信電力を前記他の設定値に設定する必要があると判定される。よって、自基地局装置の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性がある場合に、当該下り信号の送信電力値が小さくなるように変更することができ、他セルに対する干渉を抑制することができる。
本発明の基地局装置によれば、端末装置にできるだけ処理負荷を与えることなく送信電力の変更設定を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る基地局装置を備えた無線通信システムの構成を示す概略図である。 フェムト基地局装置の要部構成を示すブロック図である。 LTEにおける基地局装置の無線通信に関する層構造を示す図である。 LTEにおける基地局装置の送信フレーム(ダウンリンクフレーム)を構成するリソースブロックの構造を示す図である。 参照信号、制御チャネル、PDSCHの送信電力の大きさを示す図である。 (a)はQPSKの説明図であり、(b)は16QAMの説明図である。 基地局装置1と端末装置2との間の通信における、RRC Connectionの確立前後の状態を示す図である。 RRC Connectionを確立する際のシーケンス図である。 図1のように配置されたフェムト基地局装置の送信電力制御の具体例を示す図であり、図9(a)は、下り信号のリソース割当の一例、図9(b)は、(a)の場合でのフェムト基地局装置の下り信号の送信電力の設定を示している。 フェムトBS1bの配置の他の例を示す図である。 図10の配置におけるフェムト基地局装置の送信電力制御の他の具体例を示す図であり、図11(a)は、下り信号のリソース割当の一例、図11(b)は、(a)の場合でのフェムト基地局装置の下り信号の送信電力の設定を示している。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
〔第一の実施形態〕
〔1.通信システムの構成〕
図1は、本発明の一実施形態に係る基地局装置を備えた無線通信システムの構成を示す概略図である。
この無線通信システムは、例えば、LTE(Long Term Evolution)が適用される携帯電話用のシステムであり、各基地局装置と、端末装置との間において、LTEに準拠した通信が行われる。ただし、通信方式は、LTEに限られるものではない。
本システムは、複数の基地局装置1と、複数の基地局装置1のいずれかに対して無線接続して通信を行うことができる複数の端末装置2(移動端末;Mobile Station)とを備えている。
本システムは、複数の基地局装置1として、例えば数キロメートルの大きさの通信エリア(マクロセル)MCを形成する複数のマクロ基地局装置(Macro Base Station)1aの他、マクロセルMC内に設置され数十メートル程度の比較的小さなフェムトセルFCを形成する複数のフェムト基地局装置(Femto Base Station)1bを備えている。なお、図例では、説明を容易とするため、一つのマクロ基地局装置1aと、この基地局装置1aが形成するマクロセルMC内に設置されている一つのフェムト基地局装置1bとを示している。
マクロ基地局装置1a(以下、マクロBS1aともいう。)は、自己のマクロセルMC内にある端末装置2との間で無線通信を行うことができる。以下、マクロBS1aに通信接続する端末装置2をMS2aともいう。
また、フェムト基地局装置1b(以下、フェムトBS1bともいう)は、例えば、屋内等、マクロBS1aの無線波を受信し難い場所等に配置され、上記フェムトセルFCを形成する。
フェムトBS1bは、自己が形成するフェムトセルFC内にある端末装置2との間で無線通信が可能である。本システムでは、マクロBS1aの無線波が受信し難い場所等においても、その場所に比較的小さいフェムトセルFCを形成するフェムトBS1bを設置することで、MS2に対して十分なスループットでのサービスの提供を可能にする。以下、フェムトBS1bに通信接続する端末装置2をMS2bともいう。
図2は、図1中、フェムトBS1bの要部構成を示すブロック図である。ここでは、フェムトBS1bの構成について説明するが、マクロBS1aの構成も、フェムトBS1bとほぼ同様である。
フェムトBS1bは、アンテナ11と、アンテナ11が接続された送受信部(RF部)10と、RF部10との間で授受が行われる、端末装置2との間で送受信される送受信信号の信号処理を行う機能を有する信号処理部20とを備えている。
RF部10は、上り信号受信部12、下り信号受信部13、及び送信部14を備えている。上り信号受信部12は、MS2からの上り信号を受信するためのものである。下り信号受信部13は、他のマクロBS1a又は他のフェムトBS1bといった、他セルの下り信号を受信するためのものである。送信部14は、MS2へ下り信号を送信するためのものである。
本実施形態において、下り信号受信部13が受信した他セルの下り信号は、信号処理部20に与えられ、後述するメジャメント等に用いられる。
信号処理部20は、各種の情報処理を行うことが可能なプロセッサ(マイコン)により構成されており、通信制御部21、メジャメント部22、及び、通信インターフェース23を機能的に備えている。
通信制御部21は、RF部10による送受信信号に対するデジタル変復調処理や、通信制御等、その他通信に関する処理を行う機能を有している。
メジャメント部22は、下り信号受信部13が受信した他セルからの下り信号の送信電力を測定する機能を有している。また、メジャメント部22は、自基地局装置に接続するMS2bが隣接セルの下り信号について観測を行った結果を示す情報を取得することもできる。
メジャメント部22は、下り信号受信部13による下り信号の送信電力測定結果、及び/又は、MS2bによる観測結果から、他セルが使用しているリソースを特定することができる。メジャメント部22は、他セルの使用リソースに関する情報を通信制御部21に出力する。
通信インターフェース23は、バックボーン回線を通じて、他の基地局装置1との間で情報を交換するための通信を行うためのものである。
図3は、LTEにおける基地局装置1の無線通信に関する層構造を示している。図3の層構造は、無線通信に関する第1レイヤであるPHY(Physical Layer)50と、その上位層としてMAC51と、を有している。MAC51の上位には、RLC(Radio Link Control)52と、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)53が配置される。さらに、PDCPの上位には、RRC(Radio Resource Control)54、RRM(Radio Resource Management)55が配置される。基地局装置1の信号処理部20は、これら各層における処理を実行するよう構成されている。
なお、端末装置2も、基地局装置1と同様の層構造を有している。
〔2.LTEの下り信号について〕
図4は、LTEにおける基地局装置1の送信フレーム(ダウンリンクフレーム)を構成するリソースブロック(RB;Resource Block)構造を示している。リソースブロックは、端末装置(ユーザ)へのリソース割り当ての最小単位である。ダウンリンクフレームは、周波数方向及び時間方向それぞれに複数のリソースブロックが配置されて構成されている。各端末装置(ユーザ)には、一又は複数のリソースブロックの組み合わせが割り当てられる。これにより、一つのフレームを複数ユーザのために使用することが可能となっている。
一つのリソースブロックは、周波数軸方向及び時間軸方向それぞれに複数のリソースエレメントが配置されて構成されている。図4では、リソースブロックの先頭の3シンボルは、制御チャネル(PCFICH/PHICH/PDCCH)として確保されており、残りのシンボルが共有データチャネル(PDSCH)である。
PDCCHなどの制御チャネルは、リソースブロックの割り当て情報などの制御情報(L1/L2制御情報)の端末装置への通知のために用いられる。PDSCHは、下りのデータ信号の送信のために用いられる。
なお、リソースブロック内には、参照信号(CRS)が、散点的に配置されている。
各端末装置2には、リソースブロック単位で、PDSCHが割り当てられる。PDSCHに含まれるデータ信号の復調は、全端末装置で共通の参照信号を用いて行われる。
LTEでは、前記制御チャネルの変調方式は、QPSKで行われる。これに対し、PDSCHでの変調方式は、QPSK、16QAM、64QAMの3つの変調方式の中から、伝搬路環境等に応じて、選択される。
図5は、基地局装置1から送信される下り信号の種類ごとの電力の大きさを示している。参照信号(CRS)の送信電力の大きさは、−50dBm〜+60dBmであり、全端末装置に共通の値である。参照信号の送信電力の大きさは、PDSCHにおけるSIB2(System Information Block 2)で、各端末装置2に通知される。
制御チャネルの送信電力の大きさは、参照信号との電力比で規定され、参照信号の送信電力に対して、−6dB〜+4dBの範囲となる。制御チャネルの送信電力の大きさは、端末装置ごとに可変である。ただし、制御チャネルの変調方式はQPSKであるため、端末装置が送信電力の大きさを把握する必要はない。つまり、図6(a)に示すように、QPSKで変調された信号の復調には、信号の位相情報があれば足り、振幅情報が必要ないためである。したがって、制御チャネルの送信電力の大きさは、基地局装置1から端末装置2に対して通知されない。
PDSCHの送信電力の大きさも、参照信号との電力比で規定され、参照信号の送信電力に対して、−6dB〜+3dBの範囲となる。PDSCHの送信電力の大きさは、端末装置ごとに可変である。PDSCHの変調方式には、位相偏移変調であるQPSKのほか、直交振幅変調である16QAM及び64QAMが含まれているため、基地局装置1から、端末装置2に対して、PDSCHの送信電力を通知する必要がある。
つまり、図6(b)に示すように、16QAMなどの直交振幅変調で変調された信号の復調には、信号の位相情報のほか、信号の振幅情報(振幅の大きさ)が必要となる。
そこで、端末装置2は、参照信号の受信電力の大きさを基準として、PDSCHの受信電力の相対的な大きさ(電力比)を振幅情報として算出する。そして、PDSCHの送信電力の大きさを考慮して、復調を行う。
ここで、PDSCHの受信電力の絶対的な大きさは、PDSCHの送信電力の大きさ及び伝搬路環境によって影響を受けるため、振幅情報としては適切ではない。上述のように、PDSCHの振幅情報を、参照信号との受信電力比として求めることで、伝搬路環境による影響を打ち消すことができる。ただし、QAMにおける同じ信号点であっても、PDSCHの送信電力の大きさが変化すると、その信号点を示す振幅の大きさは変化する。そこで、PDSCHの送信電力の大きさを考慮することで、PDSCHの受信電力の大きさが変化しても、適切に復調を行うことができる。
このため、基地局装置1は、端末装置2に対して、PDSCHの送信電力に関する通知を送信する機能を有している。
上記PDSCHの送信電力に関する通知は、基地局装置1と端末装置2との間で行われる通信に関する接続処理である、RRC Connectionを確立する際のシーケンス(RRC接続確立処理)において行われる。
〔3.RRC Connectionを確立する際のシーケンス〕
図7は、基地局装置1と端末装置2との間の通信における、RRC Connectionの確立前後の状態を示す図である。
図中、RRC Idle(無線リソース制御のアイドル状態)とは、基地局装置1と端末装置2との間で、セル選択及び位置登録を行い、RRC Connection確立するまでの状態をいう。このRRC Idleの状態では、基地局装置1と端末装置2との間に制御チャネルは確立されているが、データチャネルは確立されない。つまり、アイドル状態では、データ信号の送信が行われない状態となっている。例えば、基地局装置1は、セル内に端末装置2が存在していても、データ信号のやりとりがなければ、その端末装置2はRRC Idleの状態にある。
RRC Idleの状態では、データ信号(例えば、音声通話)のやりとりは行われていないが、端末装置2は、基地局装置1からの報知情報を定期的に受信するとともに、着信に対応するため、ページングチャンネルのチェックを行う。
図中、RRC Connected(無線リソース制御のアクティブ状態)とは、基地局装置1と端末装置2との間に、ユーザ個別のデータチャネルが確立された状態である。つまり、RRC Connectedの状態では、データ信号の送信(例えば、音声通話)が行われる。
基地局装置1と端末装置2との間の通信は、RRC Connectionを確立することによって、RRC IdleからRRC Connectedに遷移する。
図8は、RRC Connectionを確立する際のシーケンス図である。
RRC Connectionを確立するには、まず、端末装置2が基地局装置1に向けて、接続要求メッセージ(RRC Connection Request)を送信する(ステップS1)。
接続要求メッセージを受信した基地局装置1は、端末装置2に向けて、接続セットアップメッセージ(RRC Connection Setup)を送信する(ステップS2)。この接続セットアップメッセージには、データチャネル確立に必要な設定情報が格納されており、基地局装置1は、接続セットアップメッセージによって、これら設定情報を端末装置2に通知する。
上記データチャネル確立に必要な設定情報は、PDSCHの設定に関する情報を送信するための「PDSCH−Config information element」を含んでいる。この「PDSCH−Config information element」には、接続要求メッセージの発信元の端末装置2に割り当てられているPDSCHで送信されるデータ信号の送信電力を示すパラメータPAが格納されている。
基地局装置1は、上記パラメータPAを含んだ接続セットアップメッセージを、RRC Connectionを確立しようとしている端末装置2に送信することで、PDSCHの送信電力に関する情報の通知を行う。
接続セットアップメッセージを受信した端末装置2は、基地局装置1に向けて、接続完了メッセージ(RRC Connection Setup Complete)を送信する(ステップS3)。基地局装置1は、これを受信することで、端末装置2との間の通信の状態が、RRC Connectedの状態に遷移したことを認識し、端末装置2に向けてデータ信号の送信を開始する。
〔4.通信制御部による下り信号の送信電力制御について〕
LTEでは、一般に、基地局装置が送信する下り信号の送信電力は、各端末装置ごとに同じ値に設定され、基本的に、送信電力制御を行うことは想定されていない。基地局装置は、端末装置との間の通信品質を保持するために、送信電力の制御は行わず、変調方式や符号化率を変更することで対応する。従って、基地局装置は、端末装置に対して、予め定められた所定の初期値に送信電力値を設定することを上述の接続セットアップメッセージによって通知し、端末装置での受信状況等を確認することなく、その初期値によって下り信号の送信を行う。
これに対して、本実施形態の基地局装置1における通信制御部21は、RRC Idleの状態において、その後にRRC Connectedの状態に遷移したときの対象の端末装置2に割り当てられているPDSCHの送信電力の設定についての決定を行い、その決定に応じて送信電力の設定を行う。
通信制御部21は、PDSCHの送信電力を、予め設定された初期値に設定するか、前記初期値よりもより低い変更値(他の設定値)に設定するかを決定する。
なお、上記初期値及び変更値は、図5で示した範囲(−6〜+3dB)で設定される。
通信制御部21は、RRC Connectionを確立する際のシーケンスにおいて、PDSCHの送信電力として設定された初期値又は変更値のいずれかに応じたパラメータPAを接続セットアップメッセージに格納し、上記ステップS2にて示したように端末装置2に接続セットアップメッセージを送信する。
通信制御部21は、上記接続セットアップメッセージを送信した上で、RRC Connectedの状態に遷移した後、上記のように初期値又は変更値に設定された送信電力値によって、端末装置2に割り当てられているPDSCHのデータ信号の送信を行う。すなわち、通信制御部21は、RRC Connectionを確立する際のシーケンスにおいて、端末装置2に対する下り信号の送信電力を設定する。
通信制御部21は、PDSCHの送信電力を、初期値に代えて変更値に設定する必要があるか否かを判定する機能を有しており、前記送信電力を変更値に設定する必要があると判定する場合に、PDSCHの送信電力を変更値に設定することを決定し、前記送信電力を変更値に設定する必要がないと判定する場合には、送信電力を初期値に設定することを決定する。
通信制御部21は、自基地局装置1の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性があるか否かを示す情報である、メジャメント部22が出力する他セルの使用リソースに関する情報に基づいて、前記送信電力を初期値に代えて変更値に設定する必要があるか否かを判定する。
より具体的に、通信制御部21は、他セルの使用リソースに関する情報から特定される他セルの下り信号における使用リソースが、自基地局装置に接続する端末装置2bに割り当てている下り信号のリソース(PDSCH等)と重複している場合には、前記送信電力を変更値に設定する必要があると判定する。
つまり、通信制御部21は、自基地局装置1の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性があるか否かを示す情報に基づいて、干渉を与える可能性があると判断できる場合には、前記送信電力を変更値に設定する必要があると判定する。自基地局装置1に接続する端末装置2bに割り当てている下り信号のリソースが、他セルの下り信号のリソースに重複していれば、自基地局装置1の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性があるからである。
一方、他セルの使用リソースに関する情報から特定される他セルの下り信号における使用リソースと、自基地局装置に接続する端末装置2bに割り当てている下り信号のリソース(PDSCH等)とが重複していない場合、他セルに対して干渉を与える可能性がないため、通信制御部21は、前記送信電力を変更値に設定する必要はないと判定する。
通信制御部21は、メジャメント部22からの他セルの使用リソースに関する情報を随時取得し、送信電力を変更する必要があるか否かを判定する。
従って、通信制御部21は、端末装置2bから接続要求メッセージを受信したときに、送信電力を変更値に設定する必要がある旨の判定がなされている場合には、送信電力を変更値に設定し、変更値に設定する必要がない旨の判定がなされている場合には、送信電力を初期値に設定する。
このようにして、通信制御部21は、RRC Connectionを確立する際のシーケンスにおいて、端末装置2に対する下り信号の送信電力を変更設定する。
図9は、図1のように配置されたフェムトBS1bの送信電力制御の具体例を示す図であり、図9(a)は、下り信号のリソース割当の一例、図9(b)は、(a)の場合でのフェムトBS1bの下り信号の送信電力の設定を示している。なお、図中、紙面上下に並べて示しているマクロBS1a1のリソース割当を表すグラフと、フェムトBS1b1のリソース割当を表すグラフとは、同一の時間軸で示している。
ここでは、両BSのリソース割当が図9(a)に示す状態であって、マクロBS1aとの間でRRC Connectedの状態にあるMS2aと、フェムトBS1bとの間でRRC Idleの状態にあるMS2bとが存在している場合において、MS2bとフェムトBS1bとの間でRRC Connectionを確立する際のフェムトBS1bにおける送信電力の設定について説明する。
図9(a)に示すように、マクロBS1aは、MS2aの下り信号に周波数帯域f1、f2の範囲のリソースを割り当てている。これに対して、フェムトBS1bは、MS2bの下り信号に周波数帯域f1の範囲のリソースを割り当てている。よって、両BS1a,1bの下り信号のリソース割当が重複している。
このような場合、フェムトBS1b(の通信制御部21)は、メジャメント部22からの他セルの使用リソースに関する情報に基づいて、他セルであるマクロBS1aの下り信号のリソースと重複していることを認識することができる。
よって、フェムトBS1bは、図9(a)に示すような状況である場合、自基地局装置1bの下り信号がMS2aに干渉を与える可能性があるため、MS2bに割り当てられているリソースの送信電力について変更値に設定する必要があると判定する。
この場合、フェムトBS1bは、図9(b)に示すように、初期値Pd1よりも小さい値に設定された変更値Pd2に、MS2bに割り当てられている下り信号のリソースの送信電力を設定することを決定する。
その後、MS2bが、フェムトBS1bに対して接続要求メッセージを送信することで、RRC Connectionの確立シーケンスが実行されると、フェムトBS1bは、MS2bに対する下り信号の送信電力を設定する。これにより、フェムトBS1bは、その後のRRC Connectedの状態において送信する下り信号に含まれるデータ信号について、その設定した送信電力(変更値Pd2)によって送信を行う。
本実施形態のフェムトBS1bは、RRC Connectionを確立する際のシーケンスにおいては、上述のように、端末装置2に対する下り信号の送信電力を変更する一方、RRC Connectedの状態においては、基本的に、送信電力制御を行わない。
LTEでは、端末装置2との通信品質を一定に保持するために、RRC Connectedの状態において送信電力制御を行うことは想定されておらず、変調方式や符号化率を変更することで対応するように構成されているからである。
仮に、RRC Connectedの状態において送信電力の変更を行おうとすると、接続再設定メッセージ(RRC Connection Reconfiguration)等を用いて、端末装置2に向けてPDSCHの送信電力に関する情報の通知を行うこととなる。
このような、RRC Connectedの状態における、送信電力の変更を行うためのメッセージのやりとりは、端末装置2や、基地局装置1にとって、大きな処理負荷となる。
この点、上記構成のフェムトBS1bによれば、他セルの使用リソースに関する情報に基づいて、送信電力を、初期値Pd1よりも小さい値に設定されることで異なる値とされた変更値Pd2に設定する必要があるか否かを判定するとともに、その判定の結果、RRC Connectionの確立シーケンスの際に、MS2bに対する下り信号の送信電力を変更値Pd2に設定する必要がある場合には、変更値Pd2に、送信電力を変更するので、通信が行われている間に送信電力の調整を行わずとも、当該送信電力をできる限り好適に維持することができる。
この結果、MS2bに送信電力の調整に伴う処理負荷を与えることなく、下り信号の送信電力の変更設定を行うことができる。
また、本実施形態のフェムトBS1bは、他セルの使用リソースに関する情報に基づいて、自基地局装置1bの下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性があると判断できる場合に、送信電力を変更値Pd2に設定する必要があると判定する。よって、自基地局装置1bの下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性がある場合に、当該下り信号の送信電力値が小さくなるように変更するため、他セルに対する干渉を抑制することができる。
一方、図1の配置であって、マクロBS1aとの間でRRC Idleの状態にあるMS2aと、フェムトBS1bとの間でRRC Idleの状態にあるMS2bとが存在している場合において、MS2bとフェムトBS1bとの間でRRC Connectionを確立する際のフェムトBS1bの送信電力の設定は、以下のように行われる。
この場合、マクロBS1aは下り信号を送信していないので、フェムトBS1bは、他セルとの間でリソースの重複を認識することがない。よって、フェムトBS1bは、MS2bに割り当てられているリソースの送信電力について変更値に変更設定する必要がないと判定する。
よって、フェムトBS1bは、MS2bに割り当てられている下り信号のリソースの送信電力を初期値Pd1とすることを決定する。
その後、MS2bが、フェムトBS1bに対して接続要求メッセージを送信することで、RRC Connectionの確立シーケンスが実行されると、フェムトBS1bは、MS2bに対する下り信号の送信電力を初期値Pd1とし、その後のRRC Connectedの状態において送信する下り信号に含まれるデータ信号について、送信電力を初期値Pd1として送信を行う。
また、この場合、フェムトBS1bとMS2bとの間がRRC Connectedの状態で、マクロBS1aとMS2aとがRRC Connectedの状態に遷移したとしても、フェムトBS1bは、MS2bに割り当てた下り信号のリソースの送信電力を初期値Pd1で維持し、調整を行わない。
フェムトBS1bは、基本的に、RRC Connectionの確立する際のシーケンスにおいて端末装置2bに対する下り信号の送信電力を変更するからである。
これにより、RRC Connectedの状態で、送信電力の調整が行われないので、MS2bに送信電力の変更に伴う処理負荷をできるだけ与えることなく、下り信号の送信電力の変更設定を行うことができる。
図10は、フェムトBS1bの配置の他の例を示す図、図11は、図10の配置におけるフェムトBS1bの送信電力制御の他の具体例を示す図であり、図11(a)は、下り信号のリソース割当の一例、図11(b)は、(a)の場合でのフェムトBS1bの下り信号の送信電力の設定を示している。
ここでは、両BSのリソース割当が図11(a)で示す状態であって、MS2aがマクロBS1aとの間でRRC Idleの状態でかつ、MS2b(1),(2)がフェムトBS1bとの間でRRC Idleの状態であるときから、MS2b(1)、MS2a、MS2b(2)の順にRRC Connectedの状態に遷移した場合のフェムトBS1bにおける送信電力の設定について説明する。
MS2b(1)は、マクロBS1aがRRC Idleであることから他セルとのリソースの重複がないときに、フェムトBS1bとの間でRRC Connectionが確立されるので、図11(b)に示すように、送信電力は、初期値Pd1に設定されている。
その後、マクロBS1aとの間で、RRC Connectionが確立された後においても、MS2b(1)の送信電力は、上述のように、初期値Pd1で維持される。
マクロBS1aとMS2aとの間で、RRC Connectionが確立された後、フェムトBS1bと、MS2b(2)との間で行われる、RRC Connectionの確立シーケンスの際においては、当該MS2b(2)の下り信号に割り当てられるリソースと、他セルであるマクロBS1aの下り信号のリソース割当とが重複するので、フェムトBS1bは、MS2b(2)に割り当てる下り信号のリソースにおける送信電力を変更値Pd2に変更する。
以上のようにして、フェムトBS1bの下り信号の送信電力の設定は、図11(b)に示すような態様となる。
なお、この後、例えば、MS2b(1)がRRC Idleの状態になり、MS2aがRRC Connectedの状態のまま、MS2b(1)が再度RRC Connectedに遷移しようとする場合、MS2b(1)のリソースと、MS2aのリソースとは重複しているので、フェムトBS1bは、RRCConnectionの確立シーケンスにおいて、MS2b(2)に割り当てられるリソースの送信電力を変更値Pd2に変更する。
このように、本実施形態のフェムトBS1bによれば、各MS2bそれぞれに対する下り信号の送信電力は、初期値Pd1に設定されることを前提としつつ、各MS2bごとに送信電力の変更の必要性を判定し、その判定の結果必要性がある場合には変更値Pd2に設定するといった、送信電力制御を行う。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されることはない。上記実施形態では、自基地局装置の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性があるか否かを示す情報として、メジャメント部22が出力する他セルの使用リソースに関する情報を用いたが、その他、自基地局装置の近傍に他セルの端末装置が存在しているか否かを示す情報や、自基地局装置と、他の基地局装置との間の距離に関する情報等も合わせて用いて、自基地局装置の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性があるか否かの判断を行っても良い。
また、上記実施形態では、他セルの使用リソースに関する情報をメジャメント部22による他セルの下り信号の観測によって取得したが、他セルの使用リソースに関する情報といった、自基地局装置の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性があるか否かを示す情報は、通信インターフェース23及びバックボーン回線を通じて、直接的に他の基地局装置1や、通信網に関する情報を管理する管理サーバ等から取得することもできる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 基地局装置
1a マクロ基地局装置
1b フェムト基地局装置
2a,2b 端末装置
21 通信制御部

Claims (4)

  1. データ信号に対して直交振幅変調を行う基地局装置であって、
    端末装置からの要求に応じて通信に関する接続処理を行うとともに、
    前記端末装置に対する下り信号の送信電力であって前記データ信号と共に送信される参照信号との電力比で規定される送信電力を設定する制御部を備え、
    前記接続処理は、前記制御部が、前記データ信号を送信するためのデータチャネルを確立するために必要な設定情報を前記端末装置に送信することを含み、
    前記制御部は、前記接続処理を行う際に、予め所定の値に定められた初期値とは異なる他の設定値に前記送信電力を設定する必要がある場合、前記他の設定値に前記送信電力を設定し、設定した前記送信電力を示す情報を前記設定情報とともに前記端末装置に送信し、
    再度、前記接続処理を行うまでの間、前記送信電力の設定を維持することを特徴とする基地局装置。
  2. 前記通信に関する接続処理は、RRC(無線リソース制御)接続確立処理である請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記制御部は、自基地局装置の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性があるか否かを示す情報に基づいて、前記送信電力を前記他の設定値に設定する必要があるか否かを判定する請求項1又は2に記載の基地局装置。
  4. 前記他の設定値は、前記初期値よりも小さく設定されており、
    前記制御部は、前記情報に基づいて、自基地局装置の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性があると判断できる場合に、前記送信電力を前記他の設定値に設定する必要があると判定する請求項3に記載の基地局装置。
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