JP5803111B2 - 基地局装置 - Google Patents
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Description
16QAM又は64QAMなどの直交振幅変調で変調された信号を復調するには、信号の位相情報とともに、信号の振幅情報が必要とされる。
例えば、LTE(Long Term Evolution;非特許文献1参照)では、16QAM又は64QAMで変調された信号を復調する際に必要な振幅情報は、基準となる電力との比で定義される。そして、基準となる電力としては、参照信号(CRS:Cell−specific Reference Signal)の電力が用いられる。すなわち、復調しようとする信号の電力の大きさは、参照信号の電力との比で規定される。
このため、端末装置に処理負荷をできるだけ与えることなく下り信号の送信電力を変更することが望まれる。
この結果、端末装置に送信電力の調整に伴う処理負荷を与えることなく、下り信号の送信電力の変更設定を行うことができる。
さらにこの場合、前記設定値は、前記初期値よりも小さく設定されており、
前記制御部は、前記情報に基づいて、自基地局装置の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性があると判断できる場合に、前記送信電力を前記他の設定値に設定する必要があると判定することが好ましい。
〔第一の実施形態〕
〔1.通信システムの構成〕
図1は、本発明の一実施形態に係る基地局装置を備えた無線通信システムの構成を示す概略図である。
この無線通信システムは、例えば、LTE(Long Term Evolution)が適用される携帯電話用のシステムであり、各基地局装置と、端末装置との間において、LTEに準拠した通信が行われる。ただし、通信方式は、LTEに限られるものではない。
また、フェムト基地局装置1b(以下、フェムトBS1bともいう)は、例えば、屋内等、マクロBS1aの無線波を受信し難い場所等に配置され、上記フェムトセルFCを形成する。
メジャメント部22は、下り信号受信部13による下り信号の送信電力測定結果、及び/又は、MS2bによる観測結果から、他セルが使用しているリソースを特定することができる。メジャメント部22は、他セルの使用リソースに関する情報を通信制御部21に出力する。
なお、端末装置2も、基地局装置1と同様の層構造を有している。
図4は、LTEにおける基地局装置1の送信フレーム(ダウンリンクフレーム)を構成するリソースブロック(RB;Resource Block)構造を示している。リソースブロックは、端末装置(ユーザ)へのリソース割り当ての最小単位である。ダウンリンクフレームは、周波数方向及び時間方向それぞれに複数のリソースブロックが配置されて構成されている。各端末装置(ユーザ)には、一又は複数のリソースブロックの組み合わせが割り当てられる。これにより、一つのフレームを複数ユーザのために使用することが可能となっている。
PDCCHなどの制御チャネルは、リソースブロックの割り当て情報などの制御情報(L1/L2制御情報)の端末装置への通知のために用いられる。PDSCHは、下りのデータ信号の送信のために用いられる。
なお、リソースブロック内には、参照信号(CRS)が、散点的に配置されている。
つまり、図6(b)に示すように、16QAMなどの直交振幅変調で変調された信号の復調には、信号の位相情報のほか、信号の振幅情報(振幅の大きさ)が必要となる。
ここで、PDSCHの受信電力の絶対的な大きさは、PDSCHの送信電力の大きさ及び伝搬路環境によって影響を受けるため、振幅情報としては適切ではない。上述のように、PDSCHの振幅情報を、参照信号との受信電力比として求めることで、伝搬路環境による影響を打ち消すことができる。ただし、QAMにおける同じ信号点であっても、PDSCHの送信電力の大きさが変化すると、その信号点を示す振幅の大きさは変化する。そこで、PDSCHの送信電力の大きさを考慮することで、PDSCHの受信電力の大きさが変化しても、適切に復調を行うことができる。
上記PDSCHの送信電力に関する通知は、基地局装置1と端末装置2との間で行われる通信に関する接続処理である、RRC Connectionを確立する際のシーケンス(RRC接続確立処理)において行われる。
図7は、基地局装置1と端末装置2との間の通信における、RRC Connectionの確立前後の状態を示す図である。
図中、RRC Idle(無線リソース制御のアイドル状態)とは、基地局装置1と端末装置2との間で、セル選択及び位置登録を行い、RRC Connection確立するまでの状態をいう。このRRC Idleの状態では、基地局装置1と端末装置2との間に制御チャネルは確立されているが、データチャネルは確立されない。つまり、アイドル状態では、データ信号の送信が行われない状態となっている。例えば、基地局装置1は、セル内に端末装置2が存在していても、データ信号のやりとりがなければ、その端末装置2はRRC Idleの状態にある。
RRC Idleの状態では、データ信号(例えば、音声通話)のやりとりは行われていないが、端末装置2は、基地局装置1からの報知情報を定期的に受信するとともに、着信に対応するため、ページングチャンネルのチェックを行う。
基地局装置1と端末装置2との間の通信は、RRC Connectionを確立することによって、RRC IdleからRRC Connectedに遷移する。
RRC Connectionを確立するには、まず、端末装置2が基地局装置1に向けて、接続要求メッセージ(RRC Connection Request)を送信する(ステップS1)。
基地局装置1は、上記パラメータPAを含んだ接続セットアップメッセージを、RRC Connectionを確立しようとしている端末装置2に送信することで、PDSCHの送信電力に関する情報の通知を行う。
LTEでは、一般に、基地局装置が送信する下り信号の送信電力は、各端末装置ごとに同じ値に設定され、基本的に、送信電力制御を行うことは想定されていない。基地局装置は、端末装置との間の通信品質を保持するために、送信電力の制御は行わず、変調方式や符号化率を変更することで対応する。従って、基地局装置は、端末装置に対して、予め定められた所定の初期値に送信電力値を設定することを上述の接続セットアップメッセージによって通知し、端末装置での受信状況等を確認することなく、その初期値によって下り信号の送信を行う。
なお、上記初期値及び変更値は、図5で示した範囲(−6〜+3dB)で設定される。
通信制御部21は、上記接続セットアップメッセージを送信した上で、RRC Connectedの状態に遷移した後、上記のように初期値又は変更値に設定された送信電力値によって、端末装置2に割り当てられているPDSCHのデータ信号の送信を行う。すなわち、通信制御部21は、RRC Connectionを確立する際のシーケンスにおいて、端末装置2に対する下り信号の送信電力を設定する。
従って、通信制御部21は、端末装置2bから接続要求メッセージを受信したときに、送信電力を変更値に設定する必要がある旨の判定がなされている場合には、送信電力を変更値に設定し、変更値に設定する必要がない旨の判定がなされている場合には、送信電力を初期値に設定する。
このようにして、通信制御部21は、RRC Connectionを確立する際のシーケンスにおいて、端末装置2に対する下り信号の送信電力を変更設定する。
よって、フェムトBS1bは、図9(a)に示すような状況である場合、自基地局装置1bの下り信号がMS2aに干渉を与える可能性があるため、MS2bに割り当てられているリソースの送信電力について変更値に設定する必要があると判定する。
LTEでは、端末装置2との通信品質を一定に保持するために、RRC Connectedの状態において送信電力制御を行うことは想定されておらず、変調方式や符号化率を変更することで対応するように構成されているからである。
このような、RRC Connectedの状態における、送信電力の変更を行うためのメッセージのやりとりは、端末装置2や、基地局装置1にとって、大きな処理負荷となる。
この結果、MS2bに送信電力の調整に伴う処理負荷を与えることなく、下り信号の送信電力の変更設定を行うことができる。
フェムトBS1bは、基本的に、RRC Connectionの確立する際のシーケンスにおいて端末装置2bに対する下り信号の送信電力を変更するからである。
これにより、RRC Connectedの状態で、送信電力の調整が行われないので、MS2bに送信電力の変更に伴う処理負荷をできるだけ与えることなく、下り信号の送信電力の変更設定を行うことができる。
その後、マクロBS1aとの間で、RRC Connectionが確立された後においても、MS2b(1)の送信電力は、上述のように、初期値Pd1で維持される。
なお、この後、例えば、MS2b(1)がRRC Idleの状態になり、MS2aがRRC Connectedの状態のまま、MS2b(1)が再度RRC Connectedに遷移しようとする場合、MS2b(1)のリソースと、MS2aのリソースとは重複しているので、フェムトBS1bは、RRCConnectionの確立シーケンスにおいて、MS2b(2)に割り当てられるリソースの送信電力を変更値Pd2に変更する。
1a マクロ基地局装置
1b フェムト基地局装置
2a,2b 端末装置
21 通信制御部
Claims (4)
- データ信号に対して直交振幅変調を行う基地局装置であって、
端末装置からの要求に応じて通信に関する接続処理を行うとともに、
前記端末装置に対する下り信号の送信電力であって前記データ信号と共に送信される参照信号との電力比で規定される送信電力を設定する制御部を備え、
前記接続処理は、前記制御部が、前記データ信号を送信するためのデータチャネルを確立するために必要な設定情報を前記端末装置に送信することを含み、
前記制御部は、前記接続処理を行う際に、予め所定の値に定められた初期値とは異なる他の設定値に前記送信電力を設定する必要がある場合、前記他の設定値に前記送信電力を設定し、設定した前記送信電力を示す情報を前記設定情報とともに前記端末装置に送信し、
再度、前記接続処理を行うまでの間、前記送信電力の設定を維持することを特徴とする基地局装置。 - 前記通信に関する接続処理は、RRC(無線リソース制御)接続確立処理である請求項1に記載の基地局装置。
- 前記制御部は、自基地局装置の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性があるか否かを示す情報に基づいて、前記送信電力を前記他の設定値に設定する必要があるか否かを判定する請求項1又は2に記載の基地局装置。
- 前記他の設定値は、前記初期値よりも小さく設定されており、
前記制御部は、前記情報に基づいて、自基地局装置の下り信号が他セルに対して干渉を与える可能性があると判断できる場合に、前記送信電力を前記他の設定値に設定する必要があると判定する請求項3に記載の基地局装置。
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