JP5802585B2 - ワイヤレス通信システム - Google Patents

ワイヤレス通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP5802585B2
JP5802585B2 JP2012063892A JP2012063892A JP5802585B2 JP 5802585 B2 JP5802585 B2 JP 5802585B2 JP 2012063892 A JP2012063892 A JP 2012063892A JP 2012063892 A JP2012063892 A JP 2012063892A JP 5802585 B2 JP5802585 B2 JP 5802585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
terminal
antenna
unit
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012063892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013197963A (ja
Inventor
秀明 三好
秀明 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiphone Co Ltd filed Critical Aiphone Co Ltd
Priority to JP2012063892A priority Critical patent/JP5802585B2/ja
Publication of JP2013197963A publication Critical patent/JP2013197963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5802585B2 publication Critical patent/JP5802585B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Support Of Aerials (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

本発明は、ワイヤレス通信システムに係り、特に、複数の通信端末相互間でダイバシティアンテナによる無線通信を行うワイヤレス通信システムに関する。
従来から、互いに離れた2箇所の間で無線信号を送受信することによって無線通信を行うダイバシティ受信機能を有する無線電話装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この無線電話装置は、2つのアンテナによるダイバシティ受信機能を有する無線電話装置親機と、無線電話装置親機と無線通信を行う無線電話装置子機とを備えている。無線電話装置親機は、制御部が受信電界強度の強弱に基づき切換部で2つのアンテナから無線信号を受信するためのアンテナを選択することができる。
特開平7−212294号公報
しかしながら、背景技術において説明した無線電話装置では、無線電話装置親機で無線電話装置子機からの無線信号を受信する際、無線電話装置親機はアンテナを2つ設けているにも係らず1つのアンテナしか選択しないので、アンテナの受信感度の向上には限界があった。これに対して2つのアンテナで無線信号を受信してアンテナの受信感度を向上させることが考えられるが、当該無線電話装置親機で無線信号を送信する場合においても2つのアンテナを使用することになるので、1つのアンテナで無線信号を送信させる場合に比べて利得が高くなるので、送信空中線の絶対利得が2.14dB以下であることを規定する無線設備規則第49条の20に抵触してしまう難点がある。
本発明は、このような従来の難点を解決するためになされたもので、受信時にはアンテナのアンテナ開口面積を増大させて受信感度を向上させると共に、送信時にはアンテナのアンテナ開口面積を減少させることで送信空中線の絶対利得が2.14dB以下であることを規定する無線設備規則第49条の20を遵守することができるワイヤレス通信システムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成する本発明の第1の態様であるワイヤレス通信システムは、少なくとも2つの通信端末における端末相互間で無線信号を送受信することによって無線通信を行うワイヤレス通信システムであって、各通信端末には、無線通信を行うために当該通信端末の機器に設けられる4個のアンテナと、アンテナのうち何れか1の当該アンテナを送信用として割当てるとともに、全ての当該アンテナを受信用として割当てるための切換部と、切換部を制御するためのスイッチング制御信号を生成する制御部とを有し、切換部は、アンテナが接続されるアンテナ端子が2つずつ2組のユニットとして設定され、各ユニットの当該アンテナ端子は、固有の特性インピーダンスを有する第1の伝送線路を経由して端子側合成器に相互で接続され、端子側合成器は、第1の伝送線路が有する特性インピーダンスと同一の当該特性インピーダンスを有するN・λg/4(N:1以上の奇数、λg:受信信号の実効波長)の線路長の第2の伝送線路を経由して機器内部側合成器に相互で接続され、切換部は、第1の伝送線路のうち何れか1の当該第1の伝送線路のライン上に設けられ、スイッチング制御信号によりオフ/オンが切り換わる端子側送信/受信切換スイッチと、端子側送信/受信切換スイッチがライン上に設けられる当該第1の伝送線路を有するユニットと異なる別ユニットの当該端子側合成器に接続される第2の伝送線路のライン上に設けられ、スイッチング制御信号によりオフ/オンが切換わる機器内部側送信/受信切換スイッチとを備えるものである。
このような第1の態様であるワイヤレス通信システムによれば、通信端末から無線信号を送信する場合には、制御部が通信端末を送信状態にするためのスイッチング制御信号を端子側送信/受信切換スイッチ及び機器内部側送信/受信切換スイッチに送信するので、端子側送信/受信切換スイッチは当該端子側送信/受信切換スイッチがライン上に設けられる第1の伝送線路を信号遮断状態にし、機器内部側送信/受信切換スイッチは当該機器内部側送信/受信切換スイッチがライン上に設けられる第2の伝送路を信号遮断状態にするので、無線信号を1本の第2の伝送線路及び1本の第1の伝送線路を介して1つのアンテナから送信することができ、また、通信端末で無線信号を受信する場合には、制御部が通信端末を受信状態にするためのスイッチング制御信号を、端子側送信/受信切換スイッチ及び機器内部側送信/受信切換スイッチに送信するので、端子側送信/受信切換スイッチは当該端子側送信/受信切換スイッチがライン上に設けられる第1の伝送線路を信号伝送状態にし、機器内部側送信/受信切換スイッチは当該機器内部側送信/受信切換スイッチがライン上に設けられる第2の伝送路を信号伝送状態にするので、4つのアンテナで受信された無線信号を2つの端子側合成器及び機器内部側合成器それぞれで合成することができる。
本発明の第2の態様は第1の態様であるワイヤレス通信システムにおいて、第1の伝送線路及び第2の伝送線路はそれぞれ、同軸ケーブル又は同一の基板上にパターン形成されたストリップ線路である。
このような第2の態様であるワイヤレス通信システムによれば、一般的である50Ωの特性インピーダンスを有する線路を用いてインピーダンス整合を取ることができるようになる。
本発明の第3の態様は第1の態様又は第2の態様であるワイヤレス通信システムにおいて、4個のアンテナは、水平配置及び垂直配置が組み合わされて通信端末の機器内に内蔵されるものである。
このような第3の態様であるワイヤレス通信システムによれば、水平偏波及び垂直偏波の何れの無線信号でも受信できるようになる。
本発明のワイヤレス通信システムによれば、受信時にはアンテナのアンテナ開口面積を増大させて受信感度を向上させると共に、送信時にはアンテナのアンテナ開口面積を減少させることで送信空中線の絶対利得が2.14dB以下であることを規定する無線設備規則第49条の20を遵守することができるようになる。
本発明のワイヤレス通信システムにおける好ましい実施の形態例を示す図で、(A)は通信端末のブロック図、(B)は(A)の部分詳細図である。 本発明のワイヤレス通信システムのシステム構成図である。 (A)、(B)は、本発明のワイヤレス通信システムをインターホン親機に適用させた場合におけるアンテナの配置状態を示す説明図である。
以下、本発明のワイヤレス通信システムを実施するための形態例について、図面を参照して説明する。
このようなワイヤレス通信システムは図2に示すように、2つの通信端末1、1における端末相互間で無線信号RSを送受信することによって無線通信を行なうものである。なお、図2では通信端末1は2台しか図示されていないが、本発明のワイヤレス通信システムでは3台以上でも構わない。
各通信端末1には図1(A)に示すように、無線通信を行うために当該通信端末1の機器に設けられる4個のアンテナ2A、2B、2C、2Dと、アンテナ2A、2B、2C、2Dのうち何れか1の当該アンテナを送信用として割当てるとともに、全ての当該アンテナ2A、2B、2C、2Dを受信用として割当てるための切換部3と、切換部3を制御するためのスイッチング制御信号を生成する制御部4と、アンテナ2A、2B、2C、2D及び切換部3を経由して無線信号の送受信を行うための無線送受信部5と、切換部3、制御部4及び無線送受信部5への動作電源を供給するための電源部6とを有している。
また、各通信端末1には、無線送受信部5からの無線信号を所定の電気信号に変換すると共に、送信情報信号を生成するIC等の信号生成部(図示せず)から送出された所定の電気信号を無線信号に変換する信号処理部7も有し、電源部6はこの信号処理部7にも動作電源を供給する。
切換部3は、アンテナ2A、2B、2C、2Dのうち何れか1の当該アンテナを送信用として割当てる場合は、何れか1の当該アンテナと無線送受信部5とをインピーダンス整合して、電力を効率よく伝達させることができ、全ての当該アンテナ2A、2B、2C、2Dを受信用として割当てる場合は、全ての当該アンテナ2A、2B、2C、2Dと無線送受信部5とをインピーダンス整合して、電力を効率よく伝達させることができる回路構成になっている。
このような切換部3は図1(B)に示すように、アンテナ2A、2B、2C、2Dが接続されるアンテナ端子31a、31b、31c、31dが2つずつ2組のユニットとして設定されている。即ち、アンテナ端子31aにはアンテナ2A、アンテナ端子31bにはアンテナ2B、アンテナ端子31cにはアンテナ2C、アンテナ端子31dにはアンテナ2Dがそれぞれ接続されている。
各ユニットの当該アンテナ端子31a、31b、31c、31dは、固有の特性インピーダンスを有する第1の伝送線路32a、32b、32c、32dを経由して端子側合成器33a、33bに相互で接続されている。即ち、第1のユニットのアンテナ端子31aは第1の伝送線路32aを経由して端子側合成器33aの一方の入力端子に接続され、当該ユニットのアンテナ端子31bは第1の伝送線路32bを経由して端子側合成器33aの他方の入力端子に接続されている。また、第2のユニットのアンテナ端子31cは第1の伝送線路32cを経由して端子側合成器33bの一方の入力端子に接続され、当該ユニットのアンテナ端子31dは第1の伝送線路32dを経由して端子側合成器33bの他方の入力端子に接続されている。
この端子側合成器33a、33bは、第1の伝送線路32a、32b、32c、32dが有する特性インピーダンスと同一の当該特性インピーダンスを有するN・λg/4(N:1以上の奇数、λg:受信信号の実効波長)の線路長の第2の伝送線路34a、34bを経由して機器内部側合成器35に相互で接続されている。即ち、端子側合成器33aの出力端子は第2の伝送線路34aを経由して機器内部側合成器35の一方の入力端子に接続され、端子側合成器33bの出力端子は第2の伝送線路34bを経由して機器内部側合成器35の他方の入力端子に接続されている。このように第2の伝送線路34a、34bの線路長をN・λg/4に設定するのは、当該第2の伝送線路34a、34bを4分のλ変成器(quater−wave transformer)として働かせて、インピーダンス変換をさせるためである。なお、4分のλ変成器の作用はよく知られているので説明は省略する。
また、端子側合成器33a、33b及び機器内部側合成器35は、それぞれ2つの入力信号を合成して1つの出力信号にすると共に、分岐器として機能させる場合には1つの入力信号を2つの出力信号に分岐させることができるものである。
この機器内部側合成器35の出力端子は、第1の伝送線路32a、32b、32c、32dが有する特性インピーダンスと同一の当該特性インピーダンスを有する第3の伝送線路36を経由して無線送受信部5に接続されている。
また、切換部3は、第1の伝送線路32a、32b、32c、32dのうち何れか1の当該第1の伝送線路のライン上に設けられ、スイッチング制御信号によりオフ/オンが切り換わる端子側送信/受信切換スイッチ37aと、端子側送信/受信切換スイッチ37aがライン上に設けられる当該第1の伝送線路を有するユニットと異なる別ユニットの当該端子側合成器に接続される第2の伝送線路のライン上に設けられ、スイッチング制御信号によりオフ/オンが切換わる機器内部側送信/受信切換スイッチ37bとを備えている。なお、図1(B)においては、端子側送信/受信切換スイッチ37aは第1の伝送線路32bのライン上に設けられ、機器内部側送信/受信切換スイッチ37bは第2の伝送線路34bのライン上に設けられている。このような送信/受信切換スイッチとしては、電子機器に利用される電界効果トランジスタから成るスイッチング素子が好適である。また、図1(B)においては、スイッチング制御信号を伝送する伝送線路を破線で示している。
このように構成されたワイヤレス通信システムにおける通信端末1による無線信号の送信動作と受信動作について、図1(A)、(B)を参照しながら説明する。なお、アンテナ2A、2B、2C、2Dの特性インピーダンスは50Ω、無線送受信部5の特性インピーダンスは50Ω、第1の伝送線路32a、32b、32c、32dの特性インピーダンスは50Ω、第2の伝送線路34a、34bの特性インピーダンスは50Ω、第3の伝送線路36の特性インピーダンスは50Ωとする。ここで、アンテナ2A、2B、2C、2Dの特性インピーダンスと無線送受信部5の特性インピーダンスとを同じにしているのは、電力を効率よく伝達して信号の伝送状態を良好にするためである。
このような通信端末1から無線信号を送信する場合には、制御部4が通信端末1を送信状態にするためのスイッチング制御信号を端子側送信/受信切換スイッチ37a及び機器内部側送信/受信切換スイッチ37bに送信する。端子側送信/受信切換スイッチ37aはこのスイッチング制御信号を受信すると、当該端子側送信/受信切換スイッチ37aがライン上に設けられる第1の伝送線路32bを信号遮断状態にする。また、機器内部側送信/受信切換スイッチ37bはこのスイッチング制御信号を受信すると、当該機器内部側送信/受信切換スイッチ37bがライン上に設けられる第2の伝送路34bを信号遮断状態にする。
このように端子側送信/受信切換スイッチ37aが第1の伝送線路32bを信号遮断状態にし、機器内部側送信/受信切換スイッチ37bが第2の伝送路34bを信号遮断状態にした場合には、無線送受信部5から送信された無線信号を第3の伝送線路36、第2の伝送線路34a及び第1の伝送線路32aを介して1つのアンテナ2Aから送信することができる。この場合、無線送受信部5から見た第3の伝送線路36の特性インピーダンスが50Ωなので、電力を効率よく伝達することができ、信号の伝送状態が良好になる。
また、通信端末1で無線信号を受信する場合には、制御部4が通信端末1を受信状態にするためのスイッチング制御信号を、端子側送信/受信切換スイッチ37a及び機器内部側送信/受信切換スイッチ37bに送信する。端子側送信/受信切換スイッチ37aはこのスイッチング制御信号を受信すると、当該端子側送信/受信切換スイッチ37aがライン上に設けられる第1の伝送線路32bを信号伝送状態にする。また、機器内部側送信/受信切換スイッチ37bはこのスイッチング制御信号を受信すると、当該機器内部側送信/受信切換スイッチ37bがライン上に設けられる第2の伝送路34bを信号伝送状態にする。
このように端子側送信/受信切換スイッチ37aが第1の伝送線路32bを信号伝送状態にし、機器内部側送信/受信切換スイッチ37bが第2の伝送路34bを信号伝送状態にした場合には、4つのアンテナ2A、2B、2C、2Dで受信した無線信号を利用することができるようになる。即ち、アンテナ2A、2Bで受信した各無線信号は端子側合成器33aで合成することができ、アンテナ2C、2Dで受信した各無線信号は端子側合成器33bで合成することができ、端子側合成器33aで合成された無線信号と端子側合成器33bで合成された無線信号とは機器内部側合成器35で合成することができる。したがって、機器内部側合成器35で合成された無線信号を無線送受信部5に送信することができる。
この場合、アンテナ2Aの特性インピーダンス、第1の伝送線路32aの特性インピーダンス、アンテナ2Bの特性インピーダンス及び第1の伝送線路32bの特性インピーダンスはそれぞれ50Ωなので、第2の伝送線路34aから見た端子側合成器33aよりもアンテナ寄りの合成インピーダンスは25Ωになる。また、第2の伝送線路34aは4分のλ変成器として働かせているので、機器内部側合成器35から見た第2の伝送線路34aよりもアンテナ寄りの合成インピーダンスは100Ωになる。同様に、アンテナ2Cの特性インピーダンス、第1の伝送線路32cの特性インピーダンス、アンテナ2Dの特性インピーダンス及び第1の伝送線路32dの特性インピーダンスはそれぞれ50Ωなので、第2の伝送線路34bから見た端子側合成器33bよりもアンテナ寄りの合成インピーダンスは25Ωになる。また、第2の伝送線路34bは4分のλ変成器として働かせているので、機器内部側合成器35から見た第2の伝送線路34bよりもアンテナ寄りの合成インピーダンスは100Ωになる。
このように、機器内部側合成器35から見た第2の伝送線路34aよりもアンテナ寄りの合成インピーダンスを100Ω、機器内部側合成器35から見た第2の伝送線路34bよりもアンテナ寄りの合成インピーダンスを100Ωにしたのは、機器内部側合成器35で第3の伝送線路36の特性インピーダンス及び無線送受信部5の特性インピーダンスと同一にするためである。即ち、第3の伝送線路36から見た機器内部側合成器35よりもアンテナ寄りの合成インピーダンスを50Ωにすることができるので、アンテナが1本の場合と同一のインピーダンスとなり整合性を確保することができる。
したがって、アンテナ2A、2B、2C、2D群は信号を効率よく伝達することができ、また、アンテナ2A、2B、2C、2D群によるダイバーシティシステムで受信された無線信号の伝送状態を良好にすることができる。さらに、無線送受信機の特性インピーダンスは一般的には50Ωで規定されることが多いが、本発明のワイヤレス通信システムによれば、第1の伝送線路32a、32b、32c、32d、第2の伝送線路34aa、34b及び第3の伝送線路36を、すべて特性インピーダンスが50Ωの線路で構成しても、1つのアンテナで無線信号を送信し、4つのアンテナで無線信号を受信することを3つの合成器と2つの送信/受信切換スイッチだけで行うことができるので、この無線送受信機の特性インピーダンスに適合するように、合成器内部にトランスや整合回路を組み込む必要がなくなる。
このように構成された本発明のワイヤレス通信システムによれば、受信時にはアンテナのアンテナ開口面積を増大させて受信感度を向上させると共に、送信時にはアンテナのアンテナ開口面積を減少させることで送信空中線の絶対利得が2.14dB以下であることを規定する無線設備規則第49条の20を遵守することができるようになる。
このような本発明のワイヤレス通信システムは、居住者を呼び出すために玄関に設置された玄関子機に信号線で接続され、住戸内に設置されるインターホン親機と、住戸内に設置されインターホン親機と無線通信することでドアホン子機からの呼び出しに応答するインターホン増設親機とから構成されているワイヤレスインターホンシステムに好適である。この場合、4個のアンテナ2A、2B、2C、2Dはインターホン親機やインターホン増設親機に内蔵される。このようなワイヤレスインターホンシステムは、特に、インターホン増設親機は電池駆動の機種が多いので、送信電力を抑えることで低消費電力化を図ることができるようになる。
このようなインターホン親機に本発明のワイヤレス通信システムの通信端末を適用させた場合、例えば図3(A)に示すように、アンテナ2A及びアンテナ2Cを垂直配置させ、アンテナ2B及びアンテナ2Dを水平配置させたり、また、図3(B)に示すように、アンテナ2A、アンテナ2B、アンテナ2Cを水平配置させ、アンテナ2Dを水平配置させたりすることができる。このように、4個のアンテナ2A、2B、2C、2Dを、水平配置及び垂直配置が組み合わされてインターホン親機1の機器内に内蔵させることで、水平偏波及び垂直偏波の何れの無線信号でも受信できるようになる。なお、無線信号を送信する場合には、相手側の機器に合わせて水平配置及び垂直配置の何れか一方のアンテナを選択することになる。
なお、上述した第1の伝送線路32a、32b、32c、32d及び第2の伝送線路34a、34bはそれぞれ、同軸ケーブル又は同一の基板上にパターン形成されたストリップ線路である。これは、一般的である50Ωの特性インピーダンスを有する線路を用いてインピーダンス整合を取ることができるようになるからである。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
1……通信端末
2A、2B、2C、2D……アンテナ
3……切換部
31a、31b、31c、31d……アンテナ端子
32a、32b、32c、32d……第1の伝送線路
33a、33b……端子側合成器
34a、34b……第2の伝送線路
35……機器内部側合成器
37a……端子側送信/受信切換スイッチ
37b……機器内部側送信/受信切換スイッチ
4……制御部

Claims (3)

  1. 少なくとも2つの通信端末(1、1)における端末相互間で無線信号を送受信することによって無線通信を行うワイヤレス通信システムであって、
    前記各通信端末には、前記無線通信を行うために当該通信端末の機器に設けられる4個のアンテナ(2A、2B、2C、2D)と、前記アンテナのうち何れか1の当該アンテナを送信用として割当てるとともに、全ての当該アンテナを受信用として割当てるための切換部(3)と、前記切換部を制御するためのスイッチング制御信号を生成する制御部(4)とを有し、
    前記切換部は、前記アンテナが接続されるアンテナ端子(31a、31b、31c、31d)が2つずつ2組のユニットとして設定され、
    前記各ユニットの当該アンテナ端子は、固有の特性インピーダンスを有する第1の伝送線路(32a、32b、32c、32d)を経由して端子側合成器(33a、33b)に相互で接続され、
    前記端子側合成器は、前記第1の伝送線路が有する特性インピーダンスと同一の当該特性インピーダンスを有するN・λg/4(N:1以上の奇数、λg:受信信号の実効波長)の線路長の第2の伝送線路(34a、34b)を経由して機器内部側合成器(35)に相互で接続され、
    前記切換部は、前記第1の伝送線路のうち何れか1の当該第1の伝送線路のライン上に設けられ、前記スイッチング制御信号によりオフ/オンが切り換わる端子側送信/受信切換スイッチ(37a)と、前記端子側送信/受信切換スイッチがライン上に設けられる当該第1の伝送線路(32b)を有するユニットと異なる別ユニットの当該端子側合成器(33b)に接続される前記第2の伝送線路(34b)のライン上に設けられ、前記スイッチング制御信号によりオフ/オンが切換わる機器内部側送信/受信切換スイッチ(37b)とを備えることを特徴とするワイヤレス通信システム。
  2. 前記第1の伝送線路及び前記第2の伝送線路はそれぞれ、同軸ケーブル又は同一の基板上にパターン形成されたストリップ線路であることを特徴とする請求項1記載のワイヤレス通信システム。
  3. 前記4個のアンテナは、水平配置及び垂直配置が組み合わされて前記通信端末の機器内に内蔵されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイヤレス通信システム。
JP2012063892A 2012-03-21 2012-03-21 ワイヤレス通信システム Expired - Fee Related JP5802585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012063892A JP5802585B2 (ja) 2012-03-21 2012-03-21 ワイヤレス通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012063892A JP5802585B2 (ja) 2012-03-21 2012-03-21 ワイヤレス通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013197963A JP2013197963A (ja) 2013-09-30
JP5802585B2 true JP5802585B2 (ja) 2015-10-28

Family

ID=49396364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012063892A Expired - Fee Related JP5802585B2 (ja) 2012-03-21 2012-03-21 ワイヤレス通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5802585B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013197963A (ja) 2013-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7038216B2 (ja) マルチウェイスイッチ、無線周波数システム及び無線通信装置
AU2018413695B2 (en) Multi-way switch, radio frequency system, and wireless communication device
US11283416B2 (en) Loadline switchable push/pull power amplifier
CN108462506A (zh) 多路选择开关及相关产品
US8441964B2 (en) Feeding device for smart antenna
KR20210004754A (ko) 안테나 구조체 및 그를 포함하는 전자 장치
CN111525933B (zh) 一种射频电路及电子设备
CN106537790B (zh) 高频模块
WO2018119928A1 (zh) 一种天线及网络设备
WO2019174252A1 (en) Multiway switch, radio frequency system, and wireless communication device
CN111669199A (zh) 功率检测电路及电子设备
WO2024152839A1 (zh) 天线复用系统及终端设备
US9258023B2 (en) Diversity antenna apparatus of mobile terminal and implementation method thereof
CN116599542B (zh) 一种实现天线复用的控制方法和电子设备
CN108933609B (zh) Tdd/fdd可配置装置、方法、射频模块及通信设备
JP5802585B2 (ja) ワイヤレス通信システム
RU2596632C2 (ru) Устройство свч-связи и система свч-связи
JP2016100676A (ja) 無線通信装置及びアンテナ共用方法
CN107948947B (zh) 用于车辆到x通信的通信设备
WO2014094637A1 (zh) 天线装置和用于形成天线装置的方法
CN111082816A (zh) 射频前端电路和终端
KR20110067603A (ko) 안테나 장치
CN114584159B (zh) 一种单根馈线走双mimo的5g移频系统
JP2006157095A (ja) 高周波回路及びこれを用いたマルチバンド通信装置
JP2015192322A (ja) ワイヤレス通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5802585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees