JP5799928B2 - 閾値設定装置、被写体検出装置、閾値設定方法及びプログラム - Google Patents

閾値設定装置、被写体検出装置、閾値設定方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、閾値設定装置、被写体検出装置、閾値設定方法及びプログラムに関する。
従来、拡張現実(augmented reality:AR)技術として、撮像された画像におけるマーカー(実オブジェクト)の画像に対応付けて、仮想オブジェクト(例えば、三次元モデル等)を表示させる画像処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この画像処理装置では、撮像されたフレーム画像の画像解析の結果に基づいて、フレーム画像におけるマーカーの画像の傾き(例えば、表示画面内における正視状態からの回転角度等)を検出して、当該マーカーの画像の傾きを初期値として記録しておく。また、画像処理装置は、逐次撮像されるフレーム画像におけるマーカーの傾きと初期値として記録されている傾きとの相対的な差分、具体的には、座標値の差分を算出する。そして、画像処理装置は、算出された座標値の差分から、所定のベクトルに沿うように仮想オブジェクトの画像を傾けて逐次表示させる処理を行う。
特開2006−72667号公報
ところで、フレーム画像内からマーカー画像を検出する際に、当該フレーム画像に対して所定の閾値により二値化処理を行う場合があるが、マーカーを撮像する環境によってはフレーム画像のコントラストが変化してしまい、閾値の設定を適正に行うことができないといった問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、二値化処理に係る閾値の設定を適正に行うことができる閾値設定装置、被写体検出装置、閾値設定方法及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に係る閾値設定装置は、
特定の被写体を含む画像を取得する画像取得手段と、前記特定の被写体の複数の色の比率に係る比率情報を取得する比率取得手段と、前記比率取得手段により取得された比率情報に基づいて、前記画像取得手段により取得された前記特定の被写体を含む画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する設定手段と、を備え、前記設定手段は、前記特定の被写体を含む画像の画素値を2つのクラスに分離する各仮の閾値について、前記仮の閾値で分離した前記2つのクラス間の分離度を当該2つのクラスの画素数の比率が前記比率情報に係る前記複数の色の比率に近いほど大きくなる重みで重み付けした評価値をそれぞれ算出し、算出された評価値が最大となる仮の閾値を前記二値化処理に係る閾値として設定することを特徴としている。
また、本発明に係る被写体検出装置は、
特定の被写体を撮像する撮像手段と、前記特定の被写体の複数の色の比率に係る比率情報を取得する比率取得手段と、前記比率取得手段により取得された比率情報に基づいて、前記撮像手段により撮像された前記特定の被写体を含む画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する設定手段と、前記設定手段により設定されたし閾値に基づいて、前記特定の被写体を含む画像に二値化処理を施す二値化処理手段と、前記二値化処理手段により二値化された前記特定の被写体を含む画像から、前記特定の被写体を検出する検出手段と、を備え、前記設定手段は、前記特定の被写体を含む画像の画素値を2つのクラスに分離する各仮の閾値について、前記仮の閾値で分離した前記2つのクラス間の分離度を当該2つのクラスの画素数の比率が前記比率情報に係る前記複数の色の比率に近いほど大きくなる重みで重み付けした評価値をそれぞれ算出し、算出された評価値が最大となる仮の閾値を前記二値化処理に係る閾値として設定することを特徴としている。
また、本発明に係る閾値設定方法は、
閾値設定装置を用いた閾値設定方法であって、特定の被写体を含む画像を取得する画像取得処理と、前記特定の被写体の複数の色の比率に係る比率情報を取得する比率取得処理と、取得された比率情報に基づいて、取得された前記特定の被写体を含む画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する設定処理と、を含み、前記設定処理は、前記特定の被写体を含む画像の画素値を2つのクラスに分離する各仮の閾値について、前記仮の閾値で分離した前記2つのクラス間の分離度を当該2つのクラスの画素数の比率が前記比率情報に係る前記複数の色の比率に近いほど大きくなる重みで重み付けした評価値をそれぞれ算出し、算出された評価値が最大となる仮の閾値を前記二値化処理に係る閾値として設定することを特徴としている。
また、本発明に係る本発明に係るプログラムは、
閾値設定装置のコンピュータを、特定の被写体を含む画像を取得する画像取得手段、前記特定の被写体の複数の色の比率に係る比率情報を取得する比率取得手段、前記比率取得手段により取得された比率情報に基づいて、前記画像取得手段により取得された前記特定の被写体を含む画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する設定手段、として機能させ、前記設定手段は、前記特定の被写体を含む画像の画素値を2つのクラスに分離する各仮の閾値について、前記仮の閾値で分離した前記2つのクラス間の分離度を当該2つのクラスの画素数の比率が前記比率情報に係る前記複数の色の比率に近いほど大きくなる重みで重み付けした評価値をそれぞれ算出し、算出された評価値が最大となる仮の閾値を前記二値化処理に係る閾値として設定することを特徴としている。
本発明によれば、二値化処理に係る閾値の設定を適正に行うことができる。
本発明を適用した一実施形態の携帯端末の概略構成を示すブロック図である。 図1の携帯端末によるマーカー検出処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図2のマーカー検出処理に係る画像の一例を模式的に示す図である。 図2のマーカー検出処理に係る二値化処理画像の一例を模式的に示す図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した一実施形態の携帯端末100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、携帯端末100は、中央制御部1と、メモリ2と、撮像部3と、撮像制御部4と、画像データ生成部5と、マーカー情報記録部6と、マーカー検出処理部7と、表示部8と、表示制御部9と、送受話部10と、通信制御部11と、操作入力部12等を備えている。
なお、携帯端末100は、例えば、通信機能を具備する撮像装置や、携帯電話やPHS(Personal Handy-phone System)などの移動体通信網で用いられる移動局、PDA(Personal Data Assistants)等から構成されている。
中央制御部1は、携帯端末100の各部を制御する。具体的には、中央制御部1は、携帯端末100の各部を制御するCPU(図示略)を具備し、各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
メモリ2は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、画像情報等を一時的に記録するバッファメモリや、中央制御部1などのワーキングメモリ、当該携帯端末100の機能に係る各種プログラムやデータが格納されたプログラムメモリ等(何れも図示略)を備えている。
撮像部(撮像手段)3は、特定の被写体(例えば、マーカーM;図3(b)参照)を撮像してフレーム画像F(図3(a)参照)の画像信号を生成する。
ここで、特定の被写体とは、二次元画像であっても良いし、3次元形状の立体であっても良い。例えば、特定の被写体を二次元画像とした場合には、白抜きの略「L」字が表された正方形状のマーカーM等が挙げられる(図3(b)参照)。
また、撮像部3は、レンズ部3aと、電子撮像部3bとを備えている。
レンズ部3aは、ズームレンズやフォーカスレンズ等の複数のレンズから構成されている。
電子撮像部3bは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサから構成され、レンズ部3aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
なお、図示は省略するが、撮像部3は、レンズ部3aを通過する光の量を調整する絞りを備えていても良い。
撮像制御部4は、撮像部3による被写体の撮像を制御する。即ち、撮像制御部4は、図示は省略するが、タイミング発生器、ドライバなどを備えている。そして、撮像制御部4は、タイミング発生器、ドライバにより電子撮像部3bを走査駆動して、所定周期毎に光学像を電子撮像部3bにより二次元の画像信号に変換させ、当該電子撮像部3bの撮像領域から1画面分ずつフレーム画像Fを読み出して画像データ生成部5に出力させる。
また、撮像制御部4は、AF(自動合焦処理)、AE(自動露出処理)、AWB(自動ホワイトバランス)等の被写体の撮像条件の調整制御を行う。
画像データ生成部5は、電子撮像部3bから転送されたフレーム画像Fのアナログ値の信号に対してRGBの各色成分毎に適宜ゲイン調整した後に、サンプルホールド回路(図示略)でサンプルホールドしてA/D変換器(図示略)でデジタルデータに変換し、カラープロセス回路(図示略)で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理を行った後、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(YUVデータ)を生成する。
また、画像データ生成部5は、生成したフレーム画像FのYUVデータを水平及び垂直ともに所定倍率で縮小処理を行って、ライブビュー表示用の低解像度(例えば、VGAやQVGAサイズ等)の画像データを生成する。具体的には、画像データ生成部5は、表示部8によるライブビュー画像の所定の表示フレームレートに応じた所定のタイミングで、フレーム画像FのYUVデータからライブビュー表示用の低解像度の画像データを生成する。
そして、画像データ生成部5は、生成された各フレーム画像FのYUVデータをメモリ2に順次出力し、当該メモリ2に格納させる。
マーカー情報記録部6は、マーカーM(図3(b)参照)に係る各種の情報を記録する。
具体的には、マーカー情報記録部6は、例えば、白黒の二色のマーカー(特定の被写体)Mの白色と黒色の比率Rに係る比率情報を記録する。また、マーカー情報記録部6は、マーカーMの形状や寸法(例えば、一辺12mmの正方形等)に係る形状情報や寸法情報等を記録していても良い。
なお、上記したマーカーMの色、形状、寸法は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
マーカー検出処理部7は、画像取得部7aと、第1二値化処理部7bと、領域抽出部7cと、比率取得部7dと、閾値設定部7eと、第2二値化処理部7fとを具備している。
なお、マーカー検出処理部7の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
画像取得部7aは、複数のフレーム画像F、…を逐次取得する。
即ち、画像取得部(画像取得手段)7aは、マーカー(特定の被写体)Mが連続して撮像された複数の画像を逐次取得する。具体的には、画像取得部7aは、撮像部3によりマーカーMが連続して撮像されて画像データ生成部5により逐次生成された複数のフレーム画像F、…の所定の解像度の画像データ(例えば、輝度データ)をメモリ2から逐次取得する。
第1二値化処理部7bは、フレーム画像Fに対して適応型二値化処理を施す。
即ち、第1二値化処理部7bは、画像取得部7aにより取得された複数のフレーム画像F、…の画像データの各々を処理対象として、当該フレーム画像Fの所定領域毎に局所的に異なる閾値を設定して二値化する適応型二値化処理を施し、第1二値化画像(図示略)の画像データを生成する。具体的には、第1二値化処理部7bは、周辺の画素の重み付き平均をとった値を適応型二値化処理の閾値とし、注目画素を中心とした正規分布になるように重みを設定する。
また、処理対象となるフレーム画像Fは、撮像部による特定の被写体の撮像の際に、撮像制御部4により露出やホワイトバランス等の撮像条件の調整制御が自動的に行われて、画像データ生成部5により生成されたフレーム画像Fである。
なお、適応型二値化処理は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
領域抽出部7cは、フレーム画像Fからマーカー領域Sの画像を抽出する。
即ち、領域抽出部7cは、画像取得部7aにより取得されたフレーム画像Fからマーカー(特定の被写体)Mが含まれるマーカー領域Sの画像を抽出する。具体的には、領域抽出部7cは、画像取得部7aにより取得されたフレーム画像Fに対して第1二値化処理部7bにより適応型二値化処理が施されることで生成された第1二値化画像の画像データに対して所定の特徴抽出処理を行う。また、領域抽出部7cは、画像取得部7aにより取得されたフレーム画像Fに対して第2二値化処理部7fにより閾値固定型二値化処理が施されることで生成された第2二値化画像Gの画像データに対して所定の特徴抽出処理を行う。そして、領域抽出部7cは、白抜きの略「L」字が表された正方形状のマーカーMを構成する4隅の位置座標を取得して、当該4隅よりも内側部分をマーカー領域Sの画像として抽出する。
なお、特徴抽出処理は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
比率取得部7dは、マーカーMに係る比率情報を取得する。
即ち、比率取得部(比率取得手段)7dは、マーカー(特定の被写体)Mの複数の色の比率Rに係る比率情報を取得する。具体的には、比率取得部7dは、例えば、マーカーMの画像の白色と黒色の比率Rに係る比率情報をマーカー情報記録部6から読み出して取得する。
閾値設定部7eは、フレーム画像Fに対する第2二値化処理部7fによる二値化処理に係る閾値を設定する。
即ち、閾値設定部(閾値設定手段)7eは、比率取得部7dにより取得された比率情報に基づいて、画像取得部7aにより取得されたマーカー(特定の被写体)Mを含む画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する。具体的には、閾値設定部7eは、例えば、下記式(1)に従って、判別分析法による二値化処理に係る分離度dを比率情報を基準とする重みwで重み付けした評価値aを全ての閾値について算出する。そして、閾値設定部7eは、算出された複数の評価値aを比較して、これらの中で評価値aが最大となる閾値を特定し、第2二値化処理部7fによる閾値固定型二値化処理に係る閾値として設定する。
Figure 0005799928
Figure 0005799928
判別分析法による二値化処理とは、処理対象画像(マーカー領域Sの画像)の画素値(例えば、輝度値)の分散を基準として二値化する処理であり、当該画素値のヒストグラムを仮の閾値で分離する2つのクラス間の分離度d(式(2)参照)が最大となる閾値を特定する。この分離度dは、分離された2つのクラスどうしのクラス間分散が大きいほど、或いは、各クラス内分散が小さくなるほど大きくなる。
なお、式(2)中、「n1」は、分離された2つのクラスのうち、何れか一のクラス(例えば、黒に対応するクラス等)の画素数を表し、「m1」は、当該一のクラスの画素値の平均値を表している。また、「n2」は、2つのクラスのうち、一のクラスと異なる他のクラス(例えば、白に対応するクラス等)の画素数を表し、「m2」は、当該他のクラスの画素値の平均値を表している。
Figure 0005799928
また、比率情報を基準とする重みw(式(3)参照)は、分離された2つのクラスの画素数の比率(n1/n2)と白黒のマーカーMの白色と黒色の比率Rや、マーカー領域Sの画像の画素値の全分散(σ)に基づいて、重み付け度合いを異ならせるように規定されている。
即ち、重みwは、2つのクラスの画素数の比率(n1/n2)がマーカーMの白色と黒色の比率Rに近いほど大きくなる。
また、重みwは、マーカー領域Sの画像の画素値の全分散(σ)が小さくなるほど大きくなる。つまり、全分散(σ)が大きくなるほど、判別分析法により設定される閾値に近い値の閾値が設定され、一方、全分散(σ)が小さくなるほど、Pタイル法(Percentile Method)により設定される閾値に近い値の閾値が設定されることとなる。
なお、式(3)中、「σ」は、処理対象画像(マーカー領域Sの画像)の画素値のクラス間分散とクラス内分散の和である全分散を表し、「exp」は、底をネイピア数eとする指数関数を表している。
なお、上記した閾値固定型二値化処理に係る閾値の設定手法は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
また、例えば、マーカーMを斜めから撮像した場合等には、端末本体に対するマーカーMの相対的な姿勢が傾いてしまうため、当該相対的な姿勢に基づいて白黒のマーカーMの白色と黒色の比率Rを補正しても良いし、所定の矩形変換処理後のマーカー領域Sの画像を処理対象画像として用いても良い。
第2二値化処理部7fは、フレーム画像Fに対して閾値固定型二値化処理を施す。
即ち、第2二値化処理部(二値化処理手段)7fは、閾値設定部7eにより設定された閾値に基づいて、画像取得部7aにより取得されたフレーム画像Fに対して閾値固定型二値化処理を施す。具体的には、第2二値化処理部7fは、画像取得部7aにより取得された複数のフレーム画像F、…の画像データの各々を処理対象として、閾値設定部7eにより設定された閾値で二値化する閾値固定型二値化処理を施し、第2二値化画像Gの画像データを生成する(図4(a)参照)。
また、第2二値化処理部7fによる閾値固定型二値化処理は、領域抽出部7cによりマーカー領域Sの画像が抽出された後、撮像制御部4により露出やホワイトバランス等の撮像条件が固定された状態で行われるようにしても良い。
表示部8は、例えば、液晶表示パネルから構成され、表示制御部9からのビデオ信号に基づいて撮像部3により撮像された画像(例えば、ライブビュー画像等)を表示画面に表示する。
表示制御部9は、メモリ2に一時的に記憶されている表示用の画像データを読み出して表示部8に表示させる制御を行う。
具体的には、表示制御部9は、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、中央制御部1の制御下にてメモリ2から読み出されてVRAM(図示略)に記憶されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから所定の再生フレームレート(例えば、30fps)で読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部8に出力する。
例えば、表示制御部9は、撮像部3及び撮像制御部4により撮像され画像データ生成部5により生成された複数のフレーム画像F、…を所定の表示フレームレートで逐次更新しながら表示部8にライブビュー表示させる。また、表示制御部9は、例えば、メモリ2から仮想画像の画像データを逐次取得して、当該仮想画像を表示部8に逐次ライブビュー表示させる。即ち、表示制御部9は、画像データ生成部5により生成された複数のフレーム画像F、…のうちのマーカー領域Sの画像に、マーカーMと対応する仮想オブジェクト(例えば、三次元モデル等;図示略)を重畳させた仮想画像(図示略)を表示部8に逐次ライブビュー表示させる。
送受話部10は、通信ネットワークNを介して接続された外部機器の外部ユーザとの通話を行う。
具体的には、送受話部10は、マイク10a、スピーカ10b、データ変換部10c等を備えている。そして、送受話部10は、マイク10aから入力されるユーザの送話音声をデータ変換部10cによりA/D変換処理して送話音声データを中央制御部1に出力するとともに、中央制御部1の制御下にて、通信制御部11から出力されて入力される受話音声データ等の音声データをデータ変換部10cによりD/A変換処理してスピーカ10bから出力する。
通信制御部11は、通信ネットワークN及び通信アンテナ11aを介してデータの送受信を行う。
即ち、通信アンテナ11aは、当該携帯端末100が無線基地局(図示略)との通信で採用している所定の通信方式(例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式、GSM(Global System for Mobile Communications;登録商標)方式等)に対応したデータの送受信が可能なアンテナである。そして、通信制御部11は、所定の通信方式に対応する通信プロトコルに従って、この通信方式で設定される通信チャネルにより無線基地局との間で通信アンテナ11aを介してデータの送受信を行う。
即ち、通信制御部11は、中央制御部1から出力されて入力される指示信号に基づいて、通信相手の外部機器に対して、当該外部機器の外部ユーザとの通話中の音声の送受信や、電子メールのデータの送受信を行う。
なお、通信制御部11の構成は一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能であり、例えば、図示は省略するが、無線LANモジュールを搭載し、アクセスポイント(Access Point)を介して通信ネットワークNにアクセス可能な構成としても良い。
なお、通信ネットワークNは、携帯端末100を無線基地局やゲートウェイサーバ(図示略)等を介して接続する通信ネットワークである。また、通信ネットワークNは、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークであり、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の様々な回線形態を適用することが可能である。また、通信ネットワークNには、例えば、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信ネットワーク網と、IPネットワーク、VoIP(Voice over Internet Protocol)ゲートウェイ、インターネットサービスプロバイダ等が含まれる。
操作入力部12は、端末本体に対して各種指示を入力するためのものである。
具体的には、操作入力部12は、被写体の撮影指示に係るシャッタボタン、モードや機能等の選択指示に係る上下左右のカーソルボタンや決定ボタン、電話の発着信や電子メールの送受信等の実行指示に係る通信関連ボタン、テキストの入力指示に係る数字ボタンや記号ボタン等の各種ボタン(何れも図示略)を備えている。
そして、ユーザにより各種ボタンが操作されると、操作入力部12は、操作されたボタンに応じた操作指示を中央制御部1に出力する。中央制御部1は、操作入力部12から出力され入力された操作指示に従って所定の動作(例えば、被写体の撮像、電話の発着信、電子メールの送受信等)を各部に実行させる。
なお、操作入力部12は、表示部8と一体となって設けられたタッチパネルを有していても良く、ユーザによるタッチパネルの所定操作に基づいて、当該所定操作に応じた操作指示を中央制御部1に出力しても良い。
次に、携帯端末100による閾値設定方法を適用したマーカー検出処理について、図2及び図3を参照して説明する。
図2は、マーカー検出処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図3(a)は、フレーム画像Fの一例を模式的に示す図であり、図3(b)は、マーカーMの一例を模式的に示す図である。
なお、以下のマーカー検出処理にて検出されるマーカーMは、例えば、鉢植えの観葉植物の鉢内の所定位置に配設されているものとする。
図2に示すように、先ず、撮像制御部4は、撮像部3にマーカーMを撮像させ、画像データ生成部5は、電子撮像部3bから転送された複数のフレーム画像F、…の画像データを生成する(ステップS1;図3(a)参照)。このとき、撮像制御部4は、露出やホワイトバランス等の撮像条件の調整制御を自動的に行う。そして、画像データ生成部5は、生成された各フレーム画像FのYUVデータをメモリ2に順次出力し、当該メモリ2に格納させる。
マーカー検出処理部7の画像取得部7aは、画像データ生成部5により生成された何れか一のフレーム画像Fの画像データをメモリ2から取得する(ステップS2)。そして、第1二値化処理部7bは、画像取得部7aにより取得されたフレーム画像Fの所定領域毎に局所的に異なる閾値を設定して二値化する適応型二値化処理を施し、第1二値化画像の画像データを生成する(ステップS3)。
次に、領域抽出部7cは、第1二値化処理部7bにより適応型二値化処理が施されることで生成された第1二値化画像の画像データに対して所定の特徴抽出処理を行い(ステップS4)、白抜きの略「L」字が表された正方形状のマーカーMが検出されたか否かを判定する(ステップS5)。
ここで、マーカーMが検出されていないと判定されると(ステップS5;NO)、中央制御部1のCPUは、処理をステップS2に戻し、それ以降の処理の実行を制御する。即ち、上記ステップS2〜S4の各処理は、ステップS5にてマーカーMが検出されたと判定(ステップS5;YES)されるまで、繰り返し実行される。
一方、マーカーMが検出されたと判定されると(ステップS5;YES)、領域抽出部7cは、マーカーMを構成する4隅の位置座標を取得して、当該4隅よりも内側部分をマーカー領域Sの画像として抽出する(ステップS6;図3(a)参照)。
続けて、比率取得部7dは、マーカー情報記録部6からマーカーMの画像の白色と黒色の比率Rに係る比率情報を読み出して取得する(ステップS7)。
次に、閾値設定部7eは、比率取得部7dにより取得された比率情報に基づいて、下記式(1)に従って、判別分析法による二値化処理に係る分離度dを比率情報を基準とする重みwで重み付けした評価値aを算出し、当該評価値aが最大となる閾値を閾値固定型二値化処理に係る閾値として設定する(ステップS8)。
Figure 0005799928
その後、撮像制御部4は、露出やホワイトバランス等の撮像条件を固定した状態を維持する(ステップS9)。
次に、画像取得部7aは、撮像部3によりマーカーMが撮像されて画像データ生成部5により生成された何れか一のフレーム画像Fの画像データをメモリ2から取得する(ステップS10)。
そして、第2二値化処理部7fは、画像取得部7aにより取得されたフレーム画像Fの画像データを、閾値設定部7eにより設定された閾値で二値化する閾値固定型二値化処理を施し、第2二値化画像Gの画像データを生成する(ステップS11;図4(a)参照)。
次に、領域抽出部7cは、検出手段として、第2二値化処理部7fにより閾値固定型二値化処理が施されることで生成された第2二値化画像Gの画像データに対して所定の特徴抽出処理を行い(ステップS12)、略「L」字が表された正方形状のマーカーMが検出されたか否かを判定する(ステップS13)。
ここで、マーカーMが検出されたと判定されると(ステップS13;YES)、中央制御部1のCPUは、処理をステップS10に戻し、それ以降の処理の実行を制御する。即ち、上記ステップS10〜S12の各処理は、ステップS13にてマーカーMが検出されたと判定(ステップS13;YES)されるまで、繰り返し実行される。
一方、マーカーMが検出されていないと判定されると(ステップS13;NO)、撮像制御部4は、露出やホワイトバランス等の撮像条件の固定を解除し(ステップS14)、その後、中央制御部1のCPUは、処理をステップS2に戻し、それ以降の処理の実行を制御する。
また、ステップS13にてマーカーMが検出されたと判定されると(ステップS13;YES)、マーカー検出処理部7は、所定の座標変換式を解いて、マーカーMの各点の三次元空間での座標をフレーム画像Fに対応する二次元の平面座標に変換して、表示制御部9は、フレーム画像Fのマーカー領域Sの画像中に、マーカーMと対応する仮想オブジェクトを座標変換後の位置及び姿勢で重畳させた仮想画像を表示部8にライブビュー表示させる。
以上のように、本実施形態の携帯端末100によれば、特定の被写体(マーカーM)の複数の色の比率Rに係る比率情報に基づいて、特定の被写体の画像に対する閾値固定型二値化処理に係る閾値を設定するので、既知の特定の被写体の複数の色の比率Rを利用して閾値固定型二値化処理に係る閾値を設定することができ、例えば、直射日光や物陰等により特定の被写体のフレーム画像F(マーカー領域Sの画像)のコントラストが変化してしまうような環境やフレーム画像Fからの特定の被写体の画像の抽出が困難な状況であっても当該閾値の設定を適正に行うことができる。
即ち、特定の被写体の複数の色の比率Rを考慮せずに二値化処理に係る閾値を設定してフレーム画像Fの二値化処理を行うと、マーカーMが配置された環境によってはフレーム画像Fを二値化処理してもマーカーMの形状的特徴が適正に表されない虞がある(図4(b)参照)。これに対して、本実施形態の閾値設定処理を適用することで、マーカーMの形状的特徴が適正に表された第2二値化画像Gを生成することができ(図4(a)参照)、当該画像内でのマーカー領域Sの画像の特定を適正に行うことができることとなる。
また、特定の被写体の画像の画素値の分散を基準として、閾値固定型二値化処理に係る閾値を設定することができる。具体的には、特定の被写体の画像の画素値を仮の閾値で分離する2つのクラス間の分離度dを比率情報を基準として重み付けした評価値aに基づいて、閾値固定型二値化処理に係る閾値を設定するので、2つのクラスどうしのクラス間分散や各クラス内分散を基準とする分離度dを既知の特定の被写体の複数の色の比率Rで重み付けした評価値aを基準として適正な閾値を設定することができる。
また、2つのクラスの画素数の比率(n1/n2)と白黒のマーカーMの白色と黒色の比率Rに係る比率情報や、マーカー領域Sの画像の画素値の全体の分散(σ)に基づいて、分離度dの比率情報を基準とする重み付け度合いを異ならせるので、処理対象画像の画素値の分散を基準として二値化する処理にて2つのクラス間の分離度dの重み付けを適正に行うことができ、算出された評価値aを基準として適正な閾値を設定することができる。
さらに、設定された閾値に基づいて、特定の被写体の画像に対して閾値固定二値化処理を施すことで、特定の被写体の画像の二値化を適正に行うことができ、この結果、特定の被写体(マーカーM)の姿勢や位置の推定、マーカーMに対応する仮想オブジェクトの表示を適正に行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態では、設定された閾値に基づいて、特定の被写体の画像に対して閾値固定二値化処理を施すようにしたが、必ずしも閾値固定二値化処理を施す必要はなく、第2二値化処理部7fを具備するか否かは適宜任意に変更可能である。
さらに、携帯端末100の構成は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これに限られるものではなく、少なくとも画像取得手段、比率取得手段、設定手段を備える構成であれば適宜任意に変更することができる。即ち、携帯端末100は、必ずしも撮像部3を具備する必要はなく、外部の撮像装置により撮像された画像を取得して、特定の被写体の画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する処理を行うようにしても良い。
加えて、上記実施形態にあっては、画像取得手段、比率取得手段、設定手段としての機能を、携帯端末100の中央制御部1の制御下にて、画像取得部7a、比率取得部7d、閾値設定部7eが駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部1のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
即ち、プログラムを記憶するプログラムメモリに、画像取得処理ルーチン、比率取得処理ルーチン、設定処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、画像取得処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、特定の被写体を含む画像を取得する手段として機能させるようにしても良い。また、比率取得処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、特定の被写体の複数の色の比率に係る比率情報を取得する手段として機能させるようにしても良い。また、設定処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、取得された比率情報に基づいて、取得された特定の被写体を含む画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する手段として機能させるようにしても良い。
同様に、処理手段、検出手段についても、中央制御部1のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
さらに、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
〔付記〕
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
特定の被写体を含む画像を取得する画像取得手段と、
前記特定の被写体の複数の色の比率に係る比率情報を取得する比率取得手段と、
前記比率取得手段により取得された比率情報に基づいて、前記画像取得手段により取得された前記特定の被写体を含む画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する設定手段と、
を備えたことを特徴とする閾値設定装置。
<請求項2>
前記設定手段は、更に、前記特定の被写体を含む画像の画素値の分散を基準として、前記二値化処理に係る閾値を設定することを特徴とする請求項1に記載の閾値設定装置。
<請求項3>
前記設定手段は、更に、前記特定の被写体を含む画像の画素値を仮の閾値で分離する2つのクラス間の分離度を前記比率情報を基準として重み付けした評価値に基づいて、前記二値化処理に係る閾値を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の閾値設定装置。
<請求項4>
前記設定手段は、更に、前記2つのクラスの画素数の比率と前記比率情報に基づいて、前記分離度の当該比率情報を基準とする重み付け度合いを異ならせることを特徴とする請求項3に記載の閾値設定装置。
<請求項5>
前記設定手段は、更に、前記特定の被写体を含む画像の画素値の全体の分散に基づいて、前記分離度の前記比率情報を基準とする重み付け度合いを異ならせることを特徴とする請求項3又は4に記載の閾値設定装置。
<請求項6>
前記設定手段により設定された閾値に基づいて、前記特定の被写体を含む画像に対して二値化処理を施す二値化処理手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の閾値設定装置。
<請求項7>
前記特定の被写体は、マーカーであることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の閾値設定装置。
<請求項8>
特定の被写体を撮像する撮像手段と、
前記特定の被写体の複数の色の比率に係る比率情報を取得する比率取得手段と、
前記比率取得手段により取得された比率情報に基づいて、前記撮像手段により撮像された前記特定の被写体を含む画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定されたし閾値に基づいて、前記特定の被写体を含む画像に二値化処理を施す二値化処理手段と、
前記二値化処理手段により二値化された前記特定の被写体を含む画像から、前記特定の被写体を検出する検出手段と、
を備えたことを特徴とする被写体検出装置。
<請求項9>
閾値設定装置を用いた閾値設定方法であって、
特定の被写体を含む画像を取得する処理と、
前記特定の被写体の複数の色の比率に係る比率情報を取得する処理と、
取得された比率情報に基づいて、取得された前記特定の被写体を含む画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する処理と、
を含むことを特徴とする閾値設定方法。
<請求項10>
閾値設定装置のコンピュータを、
特定の被写体を含む画像を取得する画像取得手段、
前記特定の被写体の複数の色の比率に係る比率情報を取得する比率取得手段、
前記比率取得手段により取得された比率情報に基づいて、前記画像取得手段により取得された前記特定の被写体を含む画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する設定手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
100 携帯端末
1 中央制御部
3 撮像部
7 マーカー検出処理部
7a 画像取得部
7c 領域抽出部
7d 比率取得部
7e 閾値設定部
7f 第2二値化処理部
F フレーム画像
M マーカー
S マーカー領域

Claims (7)

  1. 特定の被写体を含む画像を取得する画像取得手段と、
    前記特定の被写体の複数の色の比率に係る比率情報を取得する比率取得手段と、
    前記比率取得手段により取得された比率情報に基づいて、前記画像取得手段により取得された前記特定の被写体を含む画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する設定手段と、
    を備え
    前記設定手段は、前記特定の被写体を含む画像の画素値を2つのクラスに分離する各仮の閾値について、前記仮の閾値で分離した前記2つのクラス間の分離度を当該2つのクラスの画素数の比率が前記比率情報に係る前記複数の色の比率に近いほど大きくなる重みで重み付けした評価値をそれぞれ算出し、算出された評価値が最大となる仮の閾値を前記二値化処理に係る閾値として設定することを特徴とする閾値設定装置。
  2. 前記設定手段は、更に、前記分離度を前記特定の被写体を含む画像の画素値の全体の分散が小さくなるほど大きくなる重みで重み付けして前記評価値を算出することを特徴とする請求項に記載の閾値設定装置。
  3. 前記設定手段により設定された閾値に基づいて、前記特定の被写体を含む画像に対して二値化処理を施す二値化処理手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の閾値設定装置。
  4. 前記特定の被写体は、マーカーであることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の閾値設定装置。
  5. 特定の被写体を撮像する撮像手段と、
    前記特定の被写体の複数の色の比率に係る比率情報を取得する比率取得手段と、
    前記比率取得手段により取得された比率情報に基づいて、前記撮像手段により撮像された前記特定の被写体を含む画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定されたし閾値に基づいて、前記特定の被写体を含む画像に二値化処理を施す二値化処理手段と、
    前記二値化処理手段により二値化された前記特定の被写体を含む画像から、前記特定の被写体を検出する検出手段と、
    を備え
    前記設定手段は、前記特定の被写体を含む画像の画素値を2つのクラスに分離する各仮の閾値について、前記仮の閾値で分離した前記2つのクラス間の分離度を当該2つのクラスの画素数の比率が前記比率情報に係る前記複数の色の比率に近いほど大きくなる重みで重み付けした評価値をそれぞれ算出し、算出された評価値が最大となる仮の閾値を前記二値化処理に係る閾値として設定することを特徴とする被写体検出装置。
  6. 閾値設定装置を用いた閾値設定方法であって、
    特定の被写体を含む画像を取得する画像取得処理と、
    前記特定の被写体の複数の色の比率に係る比率情報を取得する比率取得処理と、
    取得された比率情報に基づいて、取得された前記特定の被写体を含む画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する設定処理と、
    を含み、
    前記設定処理は、前記特定の被写体を含む画像の画素値を2つのクラスに分離する各仮の閾値について、前記仮の閾値で分離した前記2つのクラス間の分離度を当該2つのクラスの画素数の比率が前記比率情報に係る前記複数の色の比率に近いほど大きくなる重みで重み付けした評価値をそれぞれ算出し、算出された評価値が最大となる仮の閾値を前記二値化処理に係る閾値として設定することを特徴とする閾値設定方法。
  7. 閾値設定装置のコンピュータを、
    特定の被写体を含む画像を取得する画像取得手段、
    前記特定の被写体の複数の色の比率に係る比率情報を取得する比率取得手段、
    前記比率取得手段により取得された比率情報に基づいて、前記画像取得手段により取得された前記特定の被写体を含む画像に対する二値化処理に係る閾値を設定する設定手段、
    として機能させ
    前記設定手段は、前記特定の被写体を含む画像の画素値を2つのクラスに分離する各仮の閾値について、前記仮の閾値で分離した前記2つのクラス間の分離度を当該2つのクラスの画素数の比率が前記比率情報に係る前記複数の色の比率に近いほど大きくなる重みで重み付けした評価値をそれぞれ算出し、算出された評価値が最大となる仮の閾値を前記二値化処理に係る閾値として設定することを特徴とするプログラム。
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