JP5799865B2 - 触媒粒子を活性化する方法 - Google Patents
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Description
一方、貴金属触媒粒子において、触媒反応は粒子表面のみで生じ、粒子内部は触媒反応にほとんど関与しない。したがって、貴金属触媒粒子における、材料コストに対する触媒活性は、必ずしも高くなかった。
貴金属単価が触媒価格に与える影響は大きく、貴金属触媒粒子の単位質量当たりの触媒活性に更なる向上が望まれている。
例えば、特許文献1には、導電性担体に貴金属含有粒子を担持させた燃料電池用電極触媒であって、該貴金属含有粒子は、少なくとも貴金属を含むコア部とその外周に形成された貴金属酸化物のシェル部とのコア−シェル構造を有することを特徴とする燃料電池用電極触媒が記載されている。
特許文献2には、触媒担体を燃焼させることで、触媒担体の体積が減少する一方、空気の通路が広がり、空気が触媒と接触しやすくなることから、電気化学反応が促進され、電池の出力電圧が大きくなる旨が記載されている。特許文献2に記載の技術は、コア−シェル触媒の触媒活性を高めるという技術課題は有しておらず、特許文献2には該課題を解決するための方法についてはなんら記載されていない。
前記触媒粒子、固体高分子電解質及び導電性材料を少なくとも含む電極に対して、0V〜0.12V(vs.RHE)の下限電位と、1.1V〜1.4V(vs.RHE)の上限電位との間で、電位走査を行うことを特徴とする。
また、別の具体的な態様として、電解質膜と、該電解質膜の少なくとも一方の面に設けられ、且つ、前記触媒粒子、固体高分子電解質及び導電性材料を少なくとも含む電極と、を有する膜電極接合体に対して、前記電位走査を行う態様を挙げることができる。
同様の観点から、本発明の活性化方法において、前記下限電位は0.05V(vs.RHE)であることが好ましい。
前記触媒粒子に対して、0V〜0.12V(vs.RHE)の下限電位と、1.1V〜1.4V(vs.RHE)の上限電位との間で、電位走査を行うことを特徴とする。
すなわち、上記電位範囲での電位走査により、コア−シェル構造におけるPd中心粒子のPt最外層による被覆状態を改善することができるためである。
次に、上限電位を1.4V以下にすることによって、PtやPdが過度に溶解するのを抑制することができ、コア−シェル構造を維持することができる。また、上限電位を1.4V以下にすることによって、後述するように、コア−シェル触媒粒子を含有する電極や膜電極接合体に対して、電位走査処理を行う場合に、該電極や該膜電極接合体に炭素材料が含まれていても、電位走査処理による該炭素材料の酸化を抑制できるというメリットもある。
一方、下限電位を0V未満とすると、水存在環境下では水素が大量に発生するため、溶解したPt、Pdがコア−シェル触媒粒子の表面に再析出するためPt最外層表面が平滑化しない、Pdが大量の水素を吸蔵してコア−シェル構造が壊れる、等の悪影響がある。また、下限電位を0.6V〜0.9Vにすると、Pt、Pdに酸素が吸着したままとなり、触媒性能が低下するおそれがある。特に、酸水溶液等の電解液中にて電位走査処理を行う場合、Pt、Pdに酸素が吸着することによってPt、Pdが酸水溶液に溶解し、コア−シェル構造が壊れ、性能低下を招いてしまう。また、下限電位を0.4V〜0.6Vにすると、PdやPt表面に吸着する酸素はなくなるが、上記したような水素の脱吸着による効果が得られないため、高い活性向上効果は得られない。
本発明において、上記触媒粒子に対する電位走査処理は、下限電位を0V〜0.12V(vs.RHE)の範囲内とし、上限電位を1.1V〜1.4V(vs.RHE)の範囲内とする電位範囲において行われる。
本発明において、上記電位走査処理を上記電位範囲で行うことによって、触媒粒子の触媒活性を向上できる理由は既に述べた通りである。触媒活性をより効率良く向上できることから、上記上限電位は1.2V〜1.3V(vs.RHE)、特に1.25Vであることが好ましく、上記下限電位は0〜0.1V(vs.RHE)であることが好ましく、特に0.05Vであることが好ましい。
ここで、電位走査のサイクル数は、下限電位と上限電位との間を往復する電位走査を1サイクルとする。
ここで、水存在環境下とは、触媒粒子が水と接触可能な環境を意味する。具体的には、例えば、水や水溶液中に触媒粒子を浸漬した状態で該触媒粒子に電位走査処理を施す態様や、水蒸気を含む雰囲気中で触媒粒子に電位走査処理を施す態様が挙げられる。触媒粒子を浸漬させる水溶液としては、例えば、過塩素酸、硫酸等の電解液が挙げられる。触媒粒子を浸漬させる水や水溶液は、酸素飽和処理等の酸化性ガス飽和処理や窒素飽和処理等の不活性ガス飽和処理などを実施してもよい。上記水蒸気を含む雰囲気は、例えば、電位走査処理雰囲気を加湿ガスにより加湿する等によって形成することができる。
本発明において、Pt最外層が、Pd中心粒子を被覆するとは、Pd中心粒子の全表面をPt最外層が覆っている状態の他、Pt中心粒子の表面の一部にPtに被覆されずに露出した領域がある状態も含む。
Pd中心粒子の平均粒径は特に限定されず、例えば、0.5〜50nm、特に2〜20nmであることが好ましい。Pd中心粒子の平均粒径は、TEM、CO吸着法、XRD、サイクリックボルタモグラム(CV)等により測定することができる。
Pt最外層の厚さは、特に限定されないが、例えば、最外層のPt量が少ないためコストが低い、触媒性能が高い、といった理由から、単原子層であることが好ましい。
触媒粒子は、担体に担持されていてもよい。担体として使用できる導電性材料の具体例としては、カーボンナノチューブ(CNT)、カーボンナノファイバー、カーボンブラック、グラッシーカーボン、アセチレンブラック等の炭素材料、チタン、シリコン、スズ、銅、チタニア、シリカ、酸化スズ等の金属や金属酸化物、等を挙げることができる。これら構成材料は、1種類のみでも、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
電極を構成する導電性材料としては、例えば、上記にて触媒粒子の担体として例示した導電性材料が挙げられる。
触媒インクは、触媒粒子、固体高分子電解質及び導電性材料を、適切な溶媒、例えば、エタノール等のアルコールのような有機溶媒に、溶解、分散させることで調製することができる。
膜電極接合体は、例えば、高分子電解質膜上に、触媒インクを塗布、乾燥したり、或いは、触媒インクを支持基板上に塗布、乾燥して作製した電極転写シートを用いて、電解質膜上に電極を転写したりすることによって作製することができる。
電解質膜としては、プロトン伝導性を有する固体高分子電解質膜として、上記固体高分子電解質を製膜したものが挙げられる。具体的には、上記固体高分子電解質の分散液を塗布、乾燥させる方法、或いは、上記固体高分子電解質を溶融し、膜状に成形する方法等が挙げられる。
Pdからなる中心粒子がPtからなる最外層で被覆されたコア−シェル触媒粒子を準備した。
上記コア−シェル触媒粒子を、パーフルオロカーボンスルホン酸樹脂(商品名:Nafion)の5%溶液及びエタノールと混合し、超音波振動装置を用いて分散させ、触媒インクを調製した。
上記触媒インクを、0.196cm2の回転電極上に、触媒粒子量が10μgとなるように、塗布し、コア−シェル触媒粒子含有電極を作製した。
コア−シェル触媒粒子含有電極を、窒素飽和させた0.1M過塩素酸に浸漬させ、該電極を回転させることなく、100mV/secの走査速度で、0.05Vから1.25V(vs.RHE 以下同じ。)の電位範囲を150サイクル走査した(0.05V→1.25V→0.05Vの電位走査を1サイクルとする)。尚、ここでは、電極を回転させなかったが、回転させてもよい。
<触媒粒子の重量活性の算出方法>
まず、電位走査前及び電位走査後の上記コア−シェル触媒粒子含有電極を、酸素飽和させた0.1M過塩素酸に浸漬させ、10mV/secの走査速度で、1.05Vから0.05V(vs.RHE 以下同じ)の電位走査(1.05V→0.05V→1.05Vの電位走査を1サイクルとする)をし、2サイクル目の0.05Vから1.05Vへの電位走査時の0.3V時の電流値(Ilim)、及び0.9V時の電流値(I0.9V)を記録した。得られた電流値Ilim、I0.9Vを用いて、下記式(1)により、活性化支配電流Ik[A]を算出した。
上記式(1)より得られた活性支配電流Ik[A]と、電極におけるPt量[g]から、触媒粒子の単位Pt重量あたりの活性=Ik/Pt量[A/g−Pt]を算出し、触媒粒子の重量活性とした。
実施例1において、電位走査の電位範囲の上限を1.3Vに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてコア−シェル触媒粒子含有電極を作製した。尚、実施例1で用いたコア−シェル触媒粒子と同じロットのコア−シェル触媒粒子を用いた。
実施例1と同様にして、コア−シェル触媒粒子の初期重量活性及び上記150サイクルの電位走査中の重量活性を算出したところ、251[A/g−Pt]の初期重量活性が、150サイクル以内の電位走査により725[A/g−Pt]に向上したことが確認された。初期重量活性を100%とすると、電位走査後の重量活性は289%であった。結果を図1に示す。
実施例1において、電位走査の電位範囲の上限を1.2Vに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてコア−シェル触媒粒子含有電極を作製した。尚、実施例1で用いたコア−シェル触媒粒子とは異なるロットのコア−シェル触媒粒子を用いた。
実施例1と同様にして、コア−シェル触媒粒子の初期重量活性及び上記150サイクルの電位走査中の重量活性を算出したところ、297[A/g−Pt]の初期重量活性が、150サイクル以内の電位走査により780[A/g−Pt]に向上したことが確認された。初期重量活性を100%とすると、電位走査後の重量活性は263%であった。結果を図1に示す。
実施例1において、電位走査の電位範囲の上限を1.1Vに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてコア−シェル触媒粒子含有電極を作製した。尚、実施例3で用いたコア−シェル触媒粒子と同じロットのコア−シェル触媒粒子を用いた。
実施例1と同様にして、コア−シェル触媒粒子の初期重量活性及び上記150サイクルの電位走査中の重量活性を算出したところ、285[A/g−Pt]の初期重量活性が、150サイクル以内の電位走査により、570[A/g−Pt]に向上したことが確認された。初期重量活性を100%とすると、電位走査後の重量活性は200%であった。結果を図1に示す。
実施例1において、電位走査の電位範囲の上限を1.35Vに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてコア−シェル触媒粒子含有電極を作製した。尚、実施例1〜4で用いたコア−シェル触媒粒子とは異なるロットのコア−シェル触媒粒子を用いた。
実施例1と同様にして、コア−シェル触媒粒子の初期重量活性及び上記150サイクルの電位走査中の重量活性を算出したところ、365[A/g−Pt]の初期重量活性が、150サイクル以内の電位走査により、822[A/g−Pt]に向上したことが確認された。初期重量活性を100%とすると、電位走査後の重量活性は225%であった。結果を図1に示す。
実施例1において、電位走査の電位範囲の上限を1.4Vに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてコア−シェル触媒粒子含有電極を作製した。尚、実施例5で用いたコア−シェル触媒粒子と同じロットのコア−シェル触媒粒子を用いた。
実施例1と同様にして、コア−シェル触媒粒子の初期重量活性及び上記150サイクルの電位走査中の重量活性を算出したところ、370[A/g−Pt]の初期重量活性が、150サイクル以内の電位走査により、743[A/g−Pt]に向上したことが確認された。初期重量活性を100%とすると、電位走査後の重量活性は201%であった。結果を図1に示す。
実施例1において、電位走査の電位範囲の上限を1.0Vに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてコア−シェル触媒粒子含有電極を作製した。尚、実施例3で用いたコア−シェル触媒粒子と同じロットのコア−シェル触媒粒子を用いた。
実施例1と同様にして、コア−シェル触媒粒子の初期重量活性及び上記150サイクルの電位走査中の重量活性を算出したところ、280[A/g−Pt]の初期重量活性が、150サイクル以内の電位走査により445[A/g−Pt]に向上したことが確認された。初期重量活性を100%とすると、電位走査後の重量活性は159%にとどまった。結果を図1に示す。
実施例1において、電位走査の電位範囲の上限を1.45Vに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてコア−シェル触媒粒子含有電極を作製した。尚、実施例3で用いたコア−シェル触媒粒子と同じロットのコア−シェル触媒粒子を用いた。
実施例1と同様にして、コア−シェル触媒粒子の初期重量活性及び上記150サイクルの電位走査中の重量活性を算出したところ、270[A/g−Pt]の初期重量活性が、150サイクル以内の電位走査により、453[A/g−Pt]に向上したことが確認された。初期重量活性を100%とすると、電位走査後の重量活性は168%にとどまった。結果を図1に示す。
実施例1において、電位走査の電位範囲の下限を0Vに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてコア−シェル触媒粒子含有電極を作製した。尚、実施例3で用いたコア−シェル触媒粒子と同じロットのコア−シェル触媒粒子を用いた。
実施例1と同様にして、コア−シェル触媒粒子の初期重量活性及び上記150サイクルの電位走査中の重量活性を算出したところ、289[A/g−Pt]の初期重量活性が、150サイクル以内の電位走査により、580[A/g−Pt]に向上したことが確認された。初期重量活性を100%とすると、電位走査後の重量活性は201%であった。結果を図2に示す。尚、図2には、実施例1の結果も示した。
実施例1において、電位走査の電位範囲の下限を0.1Vに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてコア−シェル触媒粒子含有電極を作製した。尚、実施例3で用いたコア−シェル触媒粒子と同じロットのコア−シェル触媒粒子を用いた。
実施例1と同様にして、コア−シェル触媒粒子の初期重量活性及び上記150サイクルの電位走査中の重量活性を算出したところ、278[A/g−Pt]の初期重量活性が、150サイクル以内の電位走査により、675[A/g−Pt]に向上したことが確認された。初期重量活性を100%とすると、電位走査後の重量活性は243%であった。結果を図2に示す。
実施例1において、電位走査の電位範囲の下限を−0.05Vに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてコア−シェル触媒粒子含有電極を作製した。尚、実施例3で用いたコア−シェル触媒粒子と同じロットのコア−シェル触媒粒子を用いた。
実施例1と同様にして、コア−シェル触媒粒子の初期重量活性及び上記150サイクルの電位走査中における重量活性を算出したところ、270[A/g−Pt]の初期重量活性が、150サイクル以内の電位走査により、271[A/g−Pt]になったことが確認された。初期重量活性を100%とすると、電位走査後の重量活性は100%であった。結果を図2に示す。
実施例1において、電位走査の電位範囲の下限を0.15Vに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてコア−シェル触媒粒子含有電極を作製した。尚、実施例3で用いたコア−シェル触媒粒子と同じロットのコア−シェル触媒粒子を用いた。
実施例1と同様にして、コア−シェル触媒粒子の初期重量活性及び上記150サイクルの電位走査中の重量活性を算出したところ、272[A/g−Pt]の初期重量活性が、150サイクル以内の電位走査により、205[A/g−Pt]に減少したことが確認された。初期重量活性を100%とすると、電位走査後の重量活性は75%であった。結果を図2に示す。
実施例1において、電位走査の電位範囲の下限を0.65V及び上限を1.0V、走査速度を50mV/sec、電位走査のサイクル数を600サイクル、5000サイクルに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてコア−シェル触媒粒子含有電極を作製した。尚、上記実施例1〜8及び比較例1〜4で用いたコア−シェル触媒粒子と異なるロットのコア−シェル触媒粒子を用いた。
実施例1と同様にして、コア−シェル触媒粒子の初期重量活性(0サイクル)、600サイクル及び5000サイクル後の重量活性を算出した。結果を表1及び図3に示す。
これに対して、上記実施例の結果から、本発明によれば、150サイクル以内の短時間で、200%以上の活性化が可能であり、短時間で触媒粒子を高活性化できるといえる。
Claims (7)
- パラジウム及びパラジウム合金の少なくとも一方を含む中心粒子と、該中心粒子を被覆し且つ白金を含む最外層と、を備える触媒粒子を活性化する方法であって、
前記触媒粒子、固体高分子電解質及び導電性材料を少なくとも含む電極に対して、0V〜0.12V(vs.RHE)の下限電位と、1.1V〜1.4V(vs.RHE)の上限電位との間で、電位走査を行うことを特徴とする活性化方法。 - パラジウム及びパラジウム合金の少なくとも一方を含む中心粒子と、該中心粒子を被覆し且つ白金を含む最外層と、を備える触媒粒子を活性化する方法であって、
電解質膜と、該電解質膜の少なくとも一方の面に設けられ、且つ、前記触媒粒子、固体高分子電解質及び導電性材料を少なくとも含む電極と、を有する膜電極接合体に対して、0V〜0.12V(vs.RHE)の下限電位と、1.1V〜1.4V(vs.RHE)の上限電位との間で、電位走査を行うことを特徴とする活性化方法。 - 前記上限電位が1.2V〜1.3V(vs.RHE)である、請求項1又は2に記載の活性化方法。
- 前記下限電位が0.05V(vs.RHE)である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の活性化方法。
- 前記電位走査を、水存在環境下で行う、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の活性化方法。
- 前記電位走査の電位走査速度が、0.1mV/sec〜500mV/secである、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の活性化方法。
- 前記触媒粒子を、電解液に浸漬させた状態又は加湿ガス雰囲気下で、前記電位走査を行う、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の活性化方法。
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