JP5795980B2 - 電動機制御装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、電動機制御装置に関する。
従来、永久磁石を回転子とした永久磁石同期電動機等の電動機では、電動機制御装置でトルク振幅・位相情報を用いたベクトル制御において電動機へ供給する電流の補正を行うことで、駆動時のトルク脈動(トルクリプル)を低減している。
特開2006−288076号公報
しかしながら、上述した従来技術においては、振幅と位相におけるトルク脈動を低減する補正を行なっている時に、脈動成分が小さくなるのに従ってトルク脈動の振幅、位相が判別しづらくなることから、トルク脈動の低減量が変動し、その変動が振動や騒音の源となる場合があった。
上述した課題を解決するために、実施形態の電動機制御装置は、電動機の回転角を検出する回転角検出手段と、前記電動機の軸トルクを検出する軸トルク検出手段と、前記検出された回転角と、前記検出された軸トルクとをもとに、前記電動機が発生する軸トルクに含まれるm次(m=1、2、…L)高調波成分を演算する高調波成分演算手段と、前記演算されたm次高調波成分と、前記電動機のd軸とq軸の電流値と、前記電動機の回転角の位相である電気角位相と、当該電気角位相と前記電動機の目標とする回転周波数である運転周波数との積と、を基に、時間積分して、前記m次高調波成分を補正するための補正値を学習する学習手段と、前記学習された補正値をもとに、前記電動機へ供給する電流にかかる電流波形を演算する波形演算手段と、前記演算された電流波形について、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられているか否かを判定する判定手段と、前記演算された電流波形をもとに、前記電動機への電流指令を出力する出力手段と、を備え、前記学習手段は、前記判定手段の判定結果をもとに、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられていない間は前記時間積分による補正値の学習を行い、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられている間は、前記時間積分による補正値の学習を停止する。
また、実施形態の電動機制御装置は、電動機の回転角を検出する回転角検出手段と、前記電動機の回転に伴う振動・騒音を検出する振動・騒音検出手段と、前記検出された回転角と、前記検出された振動・騒音とをもとに、前記電動機が発生する軸トルクに含まれるm次(m=1、2、…L)高調波成分を演算する演算手段と、前記演算されたm次高調波成分と、前記電動機のd軸とq軸の電流値と、前記電動機の回転角の位相である電気角位相と、当該電気角位相と前記電動機の目標とする回転周波数である運転周波数との積と、を基に、時間積分して、前記m次高調波成分を補正するための補正値を学習する学習手段と、前記学習された補正値をもとに、前記電動機へ供給する電流にかかる電流波形を出力する出力手段と、前記出力された電流波形について、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられているか否かを判定する判定手段と、を備え、前記学習手段は、前記判定手段の判定結果をもとに、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられていない間は前記時間積分による補正値の学習を行い、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられている間は、前記時間積分による補正値の学習を停止する。
また、実施形態の電動機制御装置は、電動機の回転角を検出する回転角検出手段と、前記電動機へ供給する電流を検出する電流検出手段と、前記検出された回転角と、前記検出された電流とをもとに、前記電動機が発生する軸トルクに含まれるm次(m=1、2、…L)高調波成分を演算する演算手段と、前記演算されたm次高調波成分と、前記電動機のd軸とq軸の電流値と、前記電動機の回転角の位相である電気角位相と、当該電気角位相と前記電動機の目標とする回転周波数である運転周波数との積と、を基に、時間積分して、前記m次高調波成分を補正するための補正値を学習する学習手段と、前記学習された補正値をもとに、前記電動機へ供給する電流にかかる電流波形を出力する出力手段と、前記出力された電流波形について、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられているか否かを判定する判定手段と、を備え、前記学習手段は、前記判定手段の判定結果をもとに、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられていない間は前記時間積分による補正値の学習を行い、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられている間は、前記時間積分による補正値の学習を停止する。
図1は、実施形態にかかる電動機制御装置の設置例を示す概念図である。 図2は、実施形態にかかる電動機制御装置の構成を示すブロック図である。 図3は、トルク波形を例示するグラフである。 図4は、固有振動数を励起した時のトルク波形を例示するグラフである。 図5は、電流補償部の構成の一例を示すブロック図である。 図6は、高調波学習部の構成の一例を示すブロック図である。 図7は、トルク脈動を目標範囲近傍まで抑えたトルク波形を例示するグラフである。 図8は、変形例1にかかる電流補償部の構成の一例を示すブロック図である。 図9は、変形例2にかかる電流補償部の構成の一例を示すブロック図である。 図10は、周波数領域における電流波形の一例を示すグラフである。 図11は、変形例3にかかる電流補償部の構成の一例を示すブロック図である。 図12は、変形例4にかかる電流補償部の構成の一例を示すブロック図である。 図13は、変形例5にかかる電流補償部の構成の一例を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して実施形態の電動機制御装置を詳細に説明する。図1は、実施形態にかかる電動機制御装置1の設置例を示す概念図である。
図1に示すように、電動機制御装置1は、電動機2を駆動させるインバータ等であり、コンソールの操作などで設定された目標の回転速度として入力される運転指令値をもとに、永久磁石を回転子とした永久磁石同期電動機等の電動機2へ供給する電力を制御することで、電動機2の駆動を制御している。電動機2は、例えば永久磁石同期型の3相交流電動機である。電動機2は、アプリケーションによって異なるが、例えば鉄道車両などの場合は車軸等の負荷装置3に駆動軸(図示しない)が接続され、車両下部の取付装置4に据え付けられる。
図2は、実施形態にかかる電動機制御装置1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、電動機制御装置1は、d/q軸電流指令部11、電流補償部12、電流制御部13、2相3相変換部14、駆動部15、3相2相変換部16、回転角検出部17、電流検出部18を備える。電動機2は、3相固定子巻線21、22、23を備え、電動機制御装置1より3相固定子巻線21、22、23に与えられる駆動電圧にて駆動する。
d/q軸電流指令部11は、運転指令値(設定された回転速度)と、回転角検出部17により実測した電動機2の回転速度(回転角)とに基づき、d軸とq軸の電流指令値を決定する。d/q軸電流指令部11により決定されたd軸とq軸の電流指令値は電流補償部12へ出力される。電流補償部12は、回転角検出部17により実測した電動機2の回転角の入力を受け付け、トルク脈動を低減するようにd軸とq軸の電流指令値を補正する(詳細は後述する)。補正されたd軸とq軸の電流指令値は電流制御部13へ出力される。
電流制御部13は、電流補償部12により補正された直交回転座標系におけるd軸とq軸の電流指令値と、3相2相変換部16にて変換された直交回転座標系におけるd軸とq軸の電流値とを受け付け、電流検出部18で検出された出力電流(3相2相変換部16にて変換された直交回転座標系におけるd軸とq軸の電流値)が、電流補償部12により補正されたd軸とq軸の電流指令値を満たすようなd軸とq軸の駆動指令(d軸とq軸の電圧指令)を演算する。電流制御部13は演算により得られたd軸とq軸の駆動指令を2相3相変換部14へ出力する。2相3相変換部14は、直交回転座標系におけるd軸とq軸の駆動指令を、3相で示される直交静止座標系の駆動指令(3相の電圧指令)に変換する。3相で示される変換後の駆動指令は駆動部15へ出力される。
駆動部15は、入力された直交静止座標系の駆動指令に基づいて、電動機2の3相固定子巻線21、22、23に3相の駆動電圧を与える。3相2相変換部16は、回転角検出部17により実測した電動機2の回転角とを受け付け、電流検出部18の電流検出器18a、18b、18cから検出された3相で示される直交静止座標系の電流信号を、直交回転座標系におけるd軸とq軸の電流信号に変換する。変換されたd軸とq軸の電流信号は電流制御部13へ出力される。
回転角検出部17は、電動機2の駆動軸に取り付けられた回転数センサ(例えばPG(パルス発信器)など)・回転子位置センサ(例えばホール素子など)であり、電動機2の回転角(電気角)に対応したパルス信号を出力する。この電動機2の回転角に対応したパルス信号はd/q軸電流指令部11、電流補償部12、3相2相変換部16へ出力される。電流検出部18は、駆動部15から3相固定子巻線21、22、23に与えられる、3相で示される直交静止座標系の電流値を電流検出器18a、18b、18cで検出する。検出された3相の電流値は3相2相変換部16へ出力される。
図2に例示するような電動機制御装置1によって駆動する電動機2は、さまざまなシステムの原動機として採用されている。例えば、電動機2が永久磁石同期電動機である場合、その突極性からトルク脈動が発生しやすく、振動、騒音の原因となる。
ここで、トルク脈動の一例として6次高調波について説明する。まず、電動機2のU相の誘起電圧は次の式(1)のとおりである。なお、V相、W相の誘起電圧については、式(1)より120度ずつ位相がずれた同様の式で与えられる。
Figure 0005795980
式(1)中、θは電気角、ωは電気角速度、Ψは1相あたりの永久磁石による電機子鎖交磁束の最大値、Ψc5、Ψc7、Ψs5、Ψs7は永久磁石による電機子巻き線1相あたりの5次と7次の正弦、余弦成分の最大鎖交磁束数である。3相分の式(1)についてd−q変換をすると式(2)を得る。
Figure 0005795980
式(2)中、θはd軸U相からの進み電気角である。
式(2)は、3相モデルの誘起電圧に含まれる5次、7次高調波がd−q軸モデルの誘起電圧の6f成分になることを表している。誘起電圧および交流電流に含まれる高調波が、5、7次以外の場合、3相モデルの整数m−1次とm+1次の誘起電圧の高調波は、d−q軸モデルの誘起電圧のmf成分となる。
電動機2のトルクは、誘起電圧と電流の積で求められるため、誘起電圧、電流のいずれかに整数倍の高調波が含まれる場合、そのトルクは脈動を持ち、電動機2は脈動しながら回転をする。電動機2のトルクが周期的に変動すると、低速回転の場合、電動機2の軸に接続された負荷装置3に振動となって伝達する。また、高速回転の場合は、振動が放射する音波が可聴域に達して騒音となる。
図3は、トルク波形T1を例示するグラフである。図3の横軸は時間、縦軸はトルク(例えば単位はNm)を表している。速度指令値に対応したトルク指令値を中心として、誘起電圧と電流波形の歪み、電動機2のスロットコンビネーション等の理由から、図3に示すトルク波形T1のように、周期的なトルク脈動が発生する。
また、例えば製造工程において、電動機2の固定子は組立工程における焼きバメ、溶接、圧入などでモータケース内に固定されるが、その際のわずかな変形、回転子の積層鋼板と軸の組み立て、工作精度誤差による偏心、積層鋼板の打ち抜きによって構成される磁気回路のわずかなズレ等の理由から、電動機2はトルク脈動や高調波の電磁加振力を発する。また、電動機2は負荷装置3、取付装置4に接続されるので、トルクの変動や振動(トルク脈動)が負荷装置3、取付装置4に伝達されて振動原因となる。この振動を低減するため、本実施形態では、電動機2への電流もしくは電圧を指令する指令値に対し、トルク脈動が低減するように電流もしくは電圧を補償する補償値を与える。具体的には、電流補償部12によりd軸とq軸の電流指令値を補正している。
ここで、電流補償部12の詳細について説明する。まず、電動機2を永久磁石同期電動機とする場合、そのトルクは次の式(3)で与えられる。
Figure 0005795980
式(3)の中で、Pは極数、Iはd軸電流、Iはq軸電流、Lはd軸インダクタンス、Lはq軸インダクタンス、Ψは1相あたりの永久磁石による電機子鎖交磁束の最大値Ψの√(3/2)倍の値である。P、L、Lは電動機2の電気設計から決定される。電動機制御装置1からはI、Iをいかに電動機2に与えるかで電動機2のトルクが決まる。
また、電動機制御装置1の制御によってトルク脈動や電動機2の電磁高調波による振動の低減を実施する場合、Ψ、I、Iに対する補償をいかに行うかでその低減性能が決まる。
運転中の電動機2についてIdco、Iqcoをd軸、q軸の現在の電流値とし、トルク脈動もしくは振動・騒音を低減するようなd軸、q軸電流補償値をdI、dIとすれば、電流指令値(I、I)は次の式(4)で与えられる。
Figure 0005795980
ここで、d−q軸モデル上のm次高調波成分の低減を目的とする場合の電流補償値は次に式(5)で表される。
Figure 0005795980
式(5)において、mは次数、a、aはd軸とq軸の振幅補正値、nは高調波成分比、θは電気角、p、pはd軸とq軸の位相補正値である。
振幅がa、位相ψの正弦波の和で表される原信号に対して、例えばd−q軸モデルのm次高調波によるトルク脈動もしくは振動・騒音低減を目的にする場合、原信号と学習器側が有する正弦関数sin(−mθ+ζ)との数値積分値phを評価関数として学習を行う。この数値積分を実施すると、phは位相がm次高調波の位相+(ζ−(π/2))で、振幅がm次高調波の振幅もしくはそれに比例する値であるかのような正弦関数で表される。そこで、ph=0となるようなζを決定することがトルク脈動や振動・騒音源になるm次高調波の位相成分を学習することと等価になる。
しかし、実際にphを0に近づけると、m次高調波の位相−(ζ−(π/2))が、目標とするトルク指令値の目標とする範囲ε(図3参照)に略一致する時、εがセンサ感度を超えて検出できない値に達し、キャンセルすべき位相情報が定まらなくなるので、トルク脈動の低減量が変動する場合がある。
また、振幅側も同様に、原信号と学習器側が有する正弦関数sin(−kθ+ζ−(π/2))の積の数値積分値magが、キャンセルすべきトルク脈動の振幅値aに収束することが要請される。
しかし、magをaに近づける際に原信号に外乱が入った場合、同様に低減すべき振幅情報が定まらず学習が終了しないため、トルク脈動の低減量が変動する場合がある。また、magをaに近づける際に、例えばmag−aが、上述したεに略一致する時、εが微小となりセンサ感度を超え、センサが現在の振幅値aを見失い、トルク脈動の低減量が一定でなく変動する場合がある。これらのトルク脈動の低減量が変動する場合を(場合1)とする。
また、例えば次の式(6)、(7)に示すように、d軸とq軸の電流補償値に相当するa、pを決定する方法がある。
Figure 0005795980
式(6)、(7)において、右上の添字「new」は補償を行うために決定すべき値、「old」は前回使用した値を示す。また、式(6)で算出する「a」は振幅値を、式(7)で算出する「p」は位相値を示す。また、「g」は補正値を、「dFrf」は振動又は騒音を示す。
式(6)、(7)の場合、電流指令補正信号dIdcとその時間微分に応じて、補正値gpd、dFrfの積または個別に加算もしくは減算をする。電流指令補正信号dIdcが0(電流指令補正信号が最大または最小)となるときの振動または騒音dFrfと、前回使用した位相Pold との和で新たな位相Pnew を決定する。
図4は、固有振動数を励起した時のトルク波形T2を例示するグラフである。図4のトルク波形T2に示すように、dIdc=0あるいはdIqc=0となる点は、本来低減すべき周期的なトルク脈動の周波数成分が、電動機2と取付装置4の固有振動数を励起し、その共振によって増大したトルク波形の最大変化点である(黒丸を参照)。また、電動機2と取付装置4の固有振動数付近では、センシングの際の基本波形から一様にθ度位相がずれているトルク脈動の位相が急変する(機械角で+180度又は−180度変動する)。したがって、固有振動すの通過前後ではdIqcの時間微分値の正負が定まらないので、振幅補正指令値と位相補正指令値が定まらずに変動する。もしくは固有振動数近傍でトルク脈動を逆に励起して増大するような振幅補正指令値と位相補正指令値を算出してしまうため、トルク脈動低減の制御が安定しない。このようにして振幅補正指令値と位相補正指令値が定まらずに変動する場合を(場合2)とする。
電流補償部12では、トルク脈動の最大値を最小化する条件を設けて、その条件を満たす場合にトルク脈動を補償するように制御することで、上述した(場合1)、(場合2)を生じさせることなく、安定したトルク脈動の低減を実現する。
具体的には、図3に示すように、突極性の高いDCブラシレスモータや永久磁石同期電動機の場合、目標範囲εの中心であるトルク指令値P1に対し、トルク波形T1のようにトルク脈動がある。トルク脈動は例えば極数2の永久磁石同期電動機の場合、トルク波形T1の基本波の6倍の高調波として発生し、また軸が偏心している場合は基本波の2倍の高調波として計測され、振動・騒音の原因となる。図3の例では、基本波の6倍の高調波を含むトルク脈動のトルク波形T1を表しているが、本実施形態では、2、6を含む自然数倍(m=1、2、…L)の複数の高調波成分に対して適用可能である。なお、目標範囲εの上限値ε、下限値εは、電動機2を取り付けた負荷装置3、取付装置4の製品によって異なるが、例えばトルク脈動の高調波成分が基本波のx%(xは任意の値であり例えば1〜10)以下となるように予めメモリ等に設定されるものとする。図3におけるトルク波形T1上の黒丸が低減したい高調波の最大値であり、機械回転角1周期あたりT_u(i)、i=0、1、…k−1(kは2以上の整数)である。図3の例では、極数2の永久磁石同期電動機でkは6の整数倍であるが、kは6の整数倍に限定しない。
図5は、電流補償部12の構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、電流補償部12は、前述した回転角検出部17の他、軸トルク検出部110、運転周波数指令部120、トルク振幅/位相演算部130、乗算器140、高調波学習部150、正弦演算部160、誤差判定部170、電流補正部180を備える構成である。
軸トルク検出部110は、電動機2の軸トルクを検出し、検出した軸トルクをトルク振幅/位相演算部130へ出力する。運転周波数指令部120は、速度指令値をもとにした運転周波数(目標とする回転周波数)をトルク振幅/位相演算部130へ出力する。トルク振幅/位相演算部130は、軸トルク、運転周波数、回転角検出部17より検出された電動機2の回転角をもとに、m次高調波成分と、d軸、q軸の電流と、電気角位相とを演算する。演算されたm次高調波成分と、d軸、q軸の電流と、電気角位相とは、高調波を低減するような補正値(電流補正値)を演算するために高調波学習部150に入力される。また、演算された電気角位相は乗算器140に入力され、運転周波数指令部120より入力される運転周波数との積が乗算器140で演算される。演算された電気位相角と運転周波数との積は高調波学習部150に入力される。
高調波学習部150は、各々高調波の最大値を最小化するために、図3に例示した目標範囲εの上限値εおよび下限値εと、トルク脈動をもつトルク波形T1が交差する点(白丸)で示す位置の振幅情報と位相情報を収集(学習)し、黒丸で示す最大値が白丸近傍にくるように、正弦波の電流補償値になるm次高調波振幅補正値と位相補正値とを求める。具体的には、高調波学習部150は、m次高調波成分と、d軸、q軸の電流と、電気角位相と、電気位相角と運転周波数との積とをもとに、所定の時間間隔で時間積分を行なってm次高調波成分を補正するための補正指令値(振幅補正指令値、位相補正指令値、m次高調波位相角と位相補正指令値との和)を学習する。学習して得られた補正指令値は、正弦演算部160へ出力される。
図6は、高調波学習部150の構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、高調波学習部150は、振幅のゲイン・時間積分部151、乗算部152、位相ゲイン・時間積分部153、和算器154を備える構成である。
振幅のゲイン・時間積分部151は、m次高調波成分と、d軸、q軸の電流とをもとに、振幅のゲインについて所定の時間間隔で時間積分を行なって振幅補正指令値を算出する。乗算部152は、電気角位相をもとに乗算を行なってm次高調波位相角を算出する。位相ゲイン・時間積分部153は、運転指令周波数と電気角位相の積をもとに、位相のゲインについて所定の時間間隔で時間積分を行なって位相補正指令値を算出する。和算器154は、m次高調波位相角と、位相補正指令値との和を算出する。
図5に戻り、正弦演算部160は、高調波学習部150による補正指令値をもとに、電動機2へ供給する電流にかかる電流波形である、正弦波の電流補償値を演算する(式(5)参照)。誤差判定部170は、高調波学習部150による補正指令値をもとに演算された正弦波の電流補償値が、トルク脈動(m次高調波成分)の最大値を上述した目標範囲ε近傍まで抑えているか否かを判定する。
具体的には、m次高調波の位相−(ζ−(π/2))が、目標とするトルク指令値の目標とする範囲εに略一致するか否かを判定する。また、振幅側も同様に、正弦関数sin(−kθ+ζ−(π/2))の積の数値積分値magがトルク脈動の振幅値aに近づき、mag−aが範囲εに略一致するか否かを判定する。
誤差判定部170は、トルク脈動(m次高調波成分)の最大値を上述した目標範囲ε近傍まで抑えている場合、高調波学習部150における位相と振幅の時間積分処理(振幅のゲイン・時間積分部151、位相ゲイン・時間積分部153の積分処理)を停止する。また、位相と振幅の時間積分処理を停止した後にトルク脈動が目標範囲εを超えた場合は、時間積分処理を再開する。これにより、高調波学習部150は、m次高調波成分が予め設定された目標範囲ε近傍まで抑えられていない間は時間積分による補正指令値の学習を行い、m次高調波成分が予め設定された目標範囲ε近傍まで抑えられている間は時間積分による補正指令値の学習を停止する。ここで、高調波学習部150は、内部メモリにおいて振幅のゲイン・時間積分部151、位相ゲイン・時間積分部153で算出した値を逐次記憶しており、位相と振幅の時間積分処理を停止している間は、停止直前に記憶した値をもとに、補正指令値を出力するものとする。
図7は、トルク脈動を目標範囲ε近傍まで抑えたトルク波形T3を例示するグラフである。図7に示すように、誤差判定部170は、トルク脈動の最大値(黒丸)、すなわち変動するトルク波形T3の上限値及び下限値を、目標範囲ε近傍まで抑えている場合に、高調波学習部150における位相と振幅の時間積分処理を停止する。なお、トルク波形T3の上限値及び下限値を目標範囲ε近傍に抑える場合とは、トルク波形T3の上限値及び下限値が目標範囲εの上限値ε及び下限値εに略一致する状態を指すものとし、必ずしもトルク波形T3の上限値及び下限値が目標範囲ε内になくともよいものとする。
また、誤差判定部170は、トルク脈動(m次高調波成分)を上述した目標範囲ε近傍まで抑えている場合に、正弦演算部160により演算された正弦波の電流補償値を、判定に合格した電流補償値として電流補正部180に出力する。電流補正部180では、誤差判定部170より出力された電流補償値をもとに補正したd軸とq軸の電流指令値を電流制御部13へ出力する。したがって、電流補正部180は、誤差判定部170によりm次高調波成分が予め設定された目標範囲εまで抑えられていると判定されている場合に、正弦波の電流補償値をもとに補正した電流指令値を電流制御部13へ出力している。
このように、トルク脈動を所定の目標範囲ε近傍まで抑えている場合は、高調波学習部150における位相と振幅の時間積分処理を停止し、トルク脈動が目標範囲εを超えた場合は時間積分処理を再開することで、上述した(場合1)、(場合2)を生じさせることなく、安定したトルク脈動の低減を実現する。
なお、誤差判定部170は、回転周期ごとに正弦演算部160より出力される値を逐次記憶する内部メモリを備え、前回の回転周期の値と今回の回転周期の値とを参照し、値が急変した場合は今回の値を破棄してもよい。なお、上述したように値が急変した場合は、前回の値を電流補正部180へ出力するものとする。このように、正弦演算部160より出力される前回の回転周期の値と、今回の回転周期の値とを参照し、値が急変した場合は今回の値を破棄することで、安定したトルク脈動の低減を実現してもよい。
<変形例1>
次に、軸トルクの代わりに電動機2の回転に伴う振動・騒音を直接検出する変形例1について説明する。図8は、変形例1にかかる電流補償部12aの構成の一例を示すブロック図である。図8に示すように、電流補償部12aでは、軸トルク検出部110の代わりの振動騒音検出部111と、トルク振幅/位相演算部130の代わりの振動騒音振幅/位相演算部131とを備える構成である。なお、電流補償部12aにおいて、前述した電流補償部12と同一の構成については同一の符号を付して説明は省略する。
振動騒音検出部111は、電動機2又は取付装置4に設置された圧電素子、又はマイク等であり、電動機2の回転に伴う振動・騒音を検出する。振動騒音振幅/位相演算部131は、振動騒音検出部111より検出された振動・騒音、回転角検出部17からの回転角、運転周波数指令部120からの運転周波数をもとに、振動・騒音に相当するm次高調波成分と、d軸、q軸の電流と、電気角位相とを演算する。
このように、電流補償部12aでは、軸トルクの代わりに振動・騒音を直接検出して得られるm次高調波成分をもとに、そのm次高調波成分を低減するように振幅補償値と位相補償値とを演算している。したがって、電流補償部12aにより、径方向の電動機2の固有振動数(例えば円環モード)を励起することなく、振動・騒音源となる径方向の電磁力を一定値(目標範囲ε)以下に低減し、低振動、低騒音化を安定して実現している。
<変形例2>
次に、軸トルクの代わりに電動機2へ供給する電流を検出して得られるm次高調波成分をもとに、そのm次高調波成分を低減するように振幅補償値と位相補償値とを演算する変形例2について説明する。図9は、変形例2にかかる電流補償部12bの構成の一例を示すブロック図である。図9に示すように、電流補償部12bでは、軸トルク検出部110の代わりの電流検出部112と、トルク振幅/位相演算部130の代わりの電流振幅/位相演算部132とを備える構成である。なお、電流補償部12bにおいて、前述した電流補償部12と同一の構成については同一の符号を付して説明は省略する。
電動機2の運転周波数の整数倍の電流や誘起電圧の歪みが電動機2のトルク脈動となる。そこで、電流補償部12bでは、軸トルクを検出する軸トルク検出部110より安価に実現できる電流検出部112によって、電動機2へ供給する電流を検出する。電流振幅/位相演算部132は、電流検出部112より検出された電流、回転角検出部17からの回転角、運転周波数指令部120からの運転周波数をもとに、m次高調波成分と、d軸、q軸の電流と、電気角位相とを演算する。
図10は、周波数領域における電流波形I1、I2の一例を示すグラフである。図10に示すように、電動機2の電流波形I1は、周波数領域上の基本周波数f1に対する整数倍周波数f2、f3においてトルク脈動となる歪みが生じている。そこで、電流検出部112より検出された電流波形I1をもとに、m次高調波成分(整数倍周波数f2、f3における黒丸)を目標範囲ε近傍まで低減するように振幅補償値と位相補償値とを演算することで、電流波形I2を電動機2に出力でき、低振動、低騒音化を安定して実現できる。
<変形例3〜5>
次に、変形例3〜5について説明する。変形例3〜5では、軸トルク、振動・騒音、電流などについて集録された値が予め設定された上限値ε、下限値εを超える場合は破棄し、上限値ε及び下限値εの範囲内の値を採用することで、低振動、低騒音化を安定して実現する。
図11は、変形例3にかかる電流補償部12cの構成の一例を示すブロック図である。図11に示すように、電流補償部12cは、軸トルク検出部110により検出された軸トルクが所定の範囲を超えた異常値であるか否かを検出する異常値検出部113を備える。異常値検出部113では、軸トルク検出部110の軸トルクについて、予め設定された上限値ε、下限値εを超える値が集録された場合にその値を破棄し、上限値ε及び下限値εの範囲内の値を採用してトルク振幅/位相演算部130へ出力する。
図12は、変形例4にかかる電流補償部12dの構成の一例を示すブロック図である。図12に示すように、電流補償部12dは、振動騒音検出部111より検出された振動・騒音が所定の範囲を超えた異常値であるか否かを検出する異常値検出部113aを備える。異常値検出部113aでは、振動騒音検出部111より検出された振動・騒音について、予め設定された上限値ε、下限値εを超える値が集録された場合にその値を破棄し、上限値ε及び下限値εの範囲内の値を採用して振動騒音振幅/位相演算部131へ出力する。
図13は、変形例5にかかる電流補償部12eの構成の一例を示すブロック図である。図13に示すように、電流補償部12eは、電流検出部112より検出された電流が所定の範囲を超えた異常値であるか否かを検出する異常値検出部113bを備える。異常値検出部113bでは、電流検出部112より検出された電流について、予め設定された上限値ε、下限値εを超える値が集録された場合にその値を破棄し、上限値ε及び下限値εの範囲内の値を採用して電流振幅/位相演算部132へ出力する。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
1…電動機制御装置、2…電動機、3…負荷装置、4…取付装置、11…d/q軸電流指令部、12…電流補償部、12a、12b、12c、12d、12e…電流補償部、13…電流制御部、14…2相3相変換部、15…駆動部、16…3相2相変換部、17…回転角検出部、18…電流検出部、18a、18b、18c…電流検出器、21〜23…3相固定子巻線、110…軸トルク検出部、111…振動騒音検出部、112…電流検出部、113、113a、113b…異常値検出部、120…運転周波数指令部、130…トルク振幅/位相演算部、131…振動騒音振幅/位相演算部、132…電流振幅/位相演算部、140…乗算器、150…高調波学習部、151…振幅のゲイン・時間積分部、152…乗算部、153…位相ゲイン・時間積分部、154…和算器、160…正弦演算部、170…誤差判定部、180…電流補正部、f1…基本周波数、f2、f3…整数倍周波数、I1、I2…電流波形、P1…トルク指令値、T1〜T3…トルク波形、ε…目標範囲

Claims (8)

  1. 電動機の回転角を検出する回転角検出手段と、
    前記電動機の軸トルクを検出する軸トルク検出手段と、
    前記検出された回転角と、前記検出された軸トルクとをもとに、前記電動機が発生する軸トルクに含まれるm次(m=1、2、…L)高調波成分を演算する高調波成分演算手段と、
    前記演算されたm次高調波成分と、前記電動機のd軸とq軸の電流値と、前記電動機の回転角の位相である電気角位相と、当該電気角位相と前記電動機の目標とする回転周波数である運転周波数との積と、を基に、時間積分して、前記m次高調波成分を補正するための補正値を学習する学習手段と、
    前記学習された補正値をもとに、前記電動機へ供給する電流にかかる電流波形を演算する波形演算手段と、
    前記演算された電流波形について、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられているか否かを判定する判定手段と、
    前記演算された電流波形をもとに、前記電動機への電流指令を出力する出力手段と、
    を備え、
    前記学習手段は、前記判定手段の判定結果をもとに、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられていない間は前記時間積分による補正値の学習を行い、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられている間は、前記時間積分による補正値の学習を停止する電動機制御装置。
  2. 前記検出された軸トルクが予め設定された範囲を超えた異常値であるか否かを判定する異常判定手段を更に備え、
    前記演算手段は、前記検出された軸トルクの中で前記異常値でないと判定された軸トルクを用いて前記m次高調波成分を演算する、
    請求項1に記載の電動機制御装置。
  3. 電動機の回転角を検出する回転角検出手段と、
    前記電動機の回転に伴う振動・騒音を検出する振動・騒音検出手段と、
    前記検出された回転角と、前記検出された振動・騒音とをもとに、前記電動機が発生する軸トルクに含まれるm次(m=1、2、…L)高調波成分を演算する演算手段と、
    前記演算されたm次高調波成分と、前記電動機のd軸とq軸の電流値と、前記電動機の回転角の位相である電気角位相と、当該電気角位相と前記電動機の目標とする回転周波数である運転周波数との積と、を基に、時間積分して、前記m次高調波成分を補正するための補正値を学習する学習手段と、
    前記学習された補正値をもとに、前記電動機へ供給する電流にかかる電流波形を出力する出力手段と、
    前記出力された電流波形について、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられているか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記学習手段は、前記判定手段の判定結果をもとに、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられていない間は前記時間積分による補正値の学習を行い、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられている間は、前記時間積分による補正値の学習を停止する電動機制御装置。
  4. 前記検出された振動・騒音が予め設定された範囲を超えた異常値であるか否かを判定する異常判定手段を更に備え、
    前記演算手段は、前記検出された振動・騒音の中で前記異常値でないと判定された振動・騒音を用いて前記m次高調波成分を演算する、
    請求項3に記載の電動機制御装置。
  5. 電動機の回転角を検出する回転角検出手段と、
    前記電動機へ供給する電流を検出する電流検出手段と、
    前記検出された回転角と、前記検出された電流とをもとに、前記電動機が発生する軸トルクに含まれるm次(m=1、2、…L)高調波成分を演算する演算手段と、
    前記演算されたm次高調波成分と、前記電動機のd軸とq軸の電流値と、前記電動機の回転角の位相である電気角位相と、当該電気角位相と前記電動機の目標とする回転周波数である運転周波数との積と、を基に、時間積分して、前記m次高調波成分を補正するための補正値を学習する学習手段と、
    前記学習された補正値をもとに、前記電動機へ供給する電流にかかる電流波形を出力する出力手段と、
    前記出力された電流波形について、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられているか否かを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記学習手段は、前記判定手段の判定結果をもとに、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられていない間は前記時間積分による補正値の学習を行い、前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられている間は、前記時間積分による補正値の学習を停止する電動機制御装置。
  6. 前記検出された電流が予め設定された範囲を超えた異常値であるか否かを判定する異常判定手段を更に備え、
    前記演算手段は、前記検出された電流の中で前記異常値でないと判定された電流を用いて前記m次高調波成分を演算する、
    請求項5に記載の電動機制御装置。
  7. 前記出力手段は、前記判定手段により前記m次高調波成分が予め設定された範囲まで抑えられていると判定されている場合に、前記演算された電流波形をもとにした電流指令を出力する、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電動機制御装置。
  8. 前記電動機は永久磁石を回転子とした永久磁石同期電動機である、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電動機制御装置。
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