JP5794096B2 - 光学フィルム、偏光板、および液晶表示装置 - Google Patents
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
[1]セルロースエステルを含有する光学フィルムにおいて、下記一般式(1)で表わされる化合物を、セルロースエステル100質量部に対して1〜20質量部含有する光学フィルム。
式(a) 1.5≦X+Y≦2.5
式(b) 0≦Y≦1.5
(式中、Xはアセチル基の置換度、Yはプロピオニル基もしくはブチリル基またはその合計の置換度を表す)
[6]23℃、55%RHの環境下で、波長が590nmにおいて、下記式で表されるリターデーションRoが20〜150nmであり、Rthが70〜350nmである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学フィルム。
式(I) Ro=(nx−ny)×d
式(II) Rth={(nx+ny)/2−nz}×d
(nxは、光学フィルムの面内方向において屈折率が最大になる方向xにおける屈折率を表し、nyは光学フィルムの面内方向において、前記方向xと直交する方向yにおける屈折率を表し、nzは、光学フィルムの厚み方向zにおける屈折率を表し、d(nm)は光学フィルムの厚みを表す)
[8]液晶セルと、前記液晶セルの少なくとも一方の面に配置された[7]に記載の偏光板と、を有する液晶表示装置。
本発明の光学フィルムは、セルロースエステルと、一般式(1)で表される化合物と、他の任意成分とを含む。
本発明の光学フィルムに含まれるセルロースエステルは特に限定されないが、炭素数2〜22程度の直鎖または分岐のカルボン酸エステルであることが好ましい。エステルを構成するカルボン酸は環を形成してもよく、芳香族カルボン酸でもよい。エステルを構成するカルボン酸は、置換基を有してもよい。エステルを構成するカルボン酸は、特に炭素数が6以下の低級脂肪酸であることが好ましい。
式(a) 1.5≦X+Y≦2.5
式(b) 0≦Y≦1.5
カラム: Shodex K806、K805、K803G(昭和電工(株)製を3本接続して使用する)
カラム温度:25℃
試料濃度: 0.1質量%
検出器: RI Model 504(GLサイエンス社製)
ポンプ: L6000(日立製作所(株)製)
流量: 1.0ml/min
校正曲線: 標準ポリスチレンSTK standard ポリスチレン(東ソー(株)製)Mw=1000000〜500の13サンプルによる校正曲線を使用する。13サンプルは、ほぼ等間隔に用いる。
一般式(1)で表される化合物は、一般的な方法で合成可能である。以下に例示化合物の合成例を記す。
本発明の光学フィルムは、波長分散制御剤を含有することもできる。「波長分散制御剤」とは光学フィルムのリターデーションの波長分散を調節する化合物である。波長分散制御剤の好ましい例には、特開2001−166144号公報および特開2003−3446556号公報に記載の円盤状化合物や、特開2010−163482号公報に記載の化合物が含まれる。
本発明の光学フィルムは、糖エステル化合物を含みうる。糖エステル化合物とは、フラノース構造またはピラノース構造の少なくともいずれかを含む化合物である。糖エステル化合物は、単糖であっても、糖構造が2〜12個連結した多糖であってもよい。そして、糖エステル化合物は、糖構造が有するOH基の少なくとも1つがエステル化された化合物が好ましい。糖エステル化合物のエステル化率は、ピラノース構造またはフラノース構造内¥に存在するOH基の70%以上であることが好ましい。
本発明の光学フィルムは、可塑剤を含みうる。可塑剤は特に限定されないが、好ましくは、多価カルボン酸エステル系可塑剤、グリコレート系可塑剤、フタル酸エステル系可塑剤、脂肪酸エステル系可塑剤及び多価アルコールエステル系可塑剤、ポリエステル系可塑剤、アクリル系可塑剤などから選択される。本発明の光学フィルムに可塑剤を2種以上含ませる場合は、少なくとも1種は多価アルコールエステル系可塑剤であることが好ましい。
多価アルコールエステル系可塑剤は2価以上の脂肪族多価アルコールとモノカルボン酸のエステルよりなる可塑剤であり、分子内に芳香環またはシクロアルキル環を有することが好ましい。好ましくは2〜20価の脂肪族多価アルコールエステルである。
グリコレート系可塑剤は、特に限定されないが、アルキルフタリルアルキルグリコレート類が好ましく用いられる。アルキルフタリルアルキルグリコレート類の例には、メチルフタリルメチルグリコレート、エチルフタリルエチルグリコレート、プロピルフタリルプロピルグリコレート、ブチルフタリルブチルグリコレート、オクチルフタリルオクチルグリコレート、メチルフタリルエチルグリコレート、エチルフタリルメチルグリコレート、エチルフタリルプロピルグリコレート、メチルフタリルブチルグリコレート、エチルフタリルブチルグリコレート、ブチルフタリルメチルグリコレート、ブチルフタリルエチルグリコレート、プロピルフタリルブチルグリコレート、ブチルフタリルプロピルグリコレート、メチルフタリルオクチルグリコレート、エチルフタリルオクチルグリコレート、オクチルフタリルメチルグリコレート、オクチルフタリルエチルグリコレート等が含まれる。
フタル酸エステル系可塑剤の例には、ジエチルフタレート、ジメトキシエチルフタレート、ジメチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジオクチルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート、ジシクロヘキシルテレフタレート等が含まれる。
クエン酸エステル系可塑剤の例には、クエン酸アセチルトリメチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル等が含まれる。
脂肪酸エステル系可塑剤の例には、オレイン酸ブチル、リシノール酸メチルアセチル、セバシン酸ジブチル等が含まれる。
リン酸エステル系可塑剤の例には、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、ジフェニルビフェニルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリブチルホスフェートなどが含まれる。
多価カルボン酸エステル系可塑剤は、2価以上、好ましくは2価〜20価の多価カルボン酸とアルコールとのエステル化物である。また、脂肪族多価カルボン酸は2〜20価であることが好ましく、芳香族多価カルボン酸、脂環式多価カルボン酸の場合は3価〜20価であることが好ましい。
一般式(b) Rb(COOH)m(OH)n
(但し、Rbは(m+n)価の有機基、mは2以上の正の整数、nは0以上の整数、COOH基はカルボキシル基、OH基はアルコール性またはフェノール性水酸基を表す。)
ポリエステル系可塑剤は、例えば、分子内に芳香環またはシクロアルキル環を有するポリエステル系可塑剤である。ポリエステル系可塑剤は、例えば、下記一般式(c)で表せる芳香族末端エステル系可塑剤である。
(式中、Bはベンゼンモノカルボン酸残基、Gは炭素数2〜12のアルキレングリコール残基または炭素数6〜12のアリールグリコール残基または炭素数が4〜12のオキシアルキレングリコール残基、Aは炭素数4〜12のアルキレンジカルボン酸残基または炭素数6〜12のアリールジカルボン酸残基を表し、またnは1以上の整数を表す。)
アクリル系可塑剤としての(メタ)アクリル系重合体は、芳香環を有さないエチレン性不飽和モノマーYaを重合して得られた重量平均分子量500以上3000以下の重合体Yであることが好ましい。
一般式(X):−[CH2−C(−Rc)(−CO2Rd)]m−[CH2−C(−Re)(−CO2Rf−OH)−]n−[Xc]p−
一般式(Y):Ry−[CH2−C(−Rg)(−CO2Rh−OH)−]k−[Yb]q−
本発明の光学フィルムには、セルロースエステル系樹脂が含まれるが、その他の樹脂が含まれていてもよい。その他の樹脂の例には、ポリカーボネート系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアリレート系樹脂、アクリル系樹脂、オレフィン系樹脂(ノルボルネン系樹脂、環状オレフィン系樹脂、環状共役ジエン系樹脂、ビニル脂環式炭化水素系樹脂等)などが含まれる。他の樹脂の好ましい例には、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、環状オレフィン系樹脂が含まれる。他の樹脂を使用する場合、その含有量は、光学フィルムの5〜70質量%が好ましい。
本発明の光学フィルムは、紫外線吸収剤を含有してもよく、紫外線吸収剤を2種以上を含有してもよい。紫外線吸収剤は400nm以下の紫外線を吸収することで、耐久性を向上させることを目的としており、特に波長370nmでの透過率が10%以下であることが好ましく、より好ましくは5%以下、更に好ましくは2%以下である。
酸化防止剤は、劣化防止剤ともいわれる。高湿高温の状態に液晶画像表示装置などが置かれた場合には、光学フィルムの劣化が起こる場合がある。酸化防止剤は、例えば、光学フィルム中の残留溶媒量のハロゲンやリン酸系可塑剤のリン酸等による光学フィルムの分解を遅らせたり、抑制したりする。
本発明の光学フィルムは、滑り性を良くするために微粒子を含有してもよい。本発明の光学フィルムフィルムの一方の面の動摩擦係数が、0.2〜1.0であることが好ましい。
本発明の光学フィルムの製造方法について説明する。本発明に係る光学フィルムは、溶液流延法でも、溶融流延法でも製造されうる。
ドープを調製する工程について述べる。ドープ中のセルロースエステルの濃度が高いと、金属支持体に流延した後の乾燥負荷が低減するため好ましい。一方、ドープ中のセルロースエステルの濃度が高過ぎると濾過時の負荷が増えて、濾過精度が悪くなる。そのため、ドープ中のセルロースエステルの濃度は10〜35質量%が好ましく、更に好ましくは、15〜25質量%である。
次に、ドープを流延する。流延(キャスト)工程における金属支持体の表面は、鏡面仕上げされていることが好ましい。金属支持体は、ステンレススティールベルト、もしくは鋳物で表面をメッキ仕上げしたドラムが好ましい。キャストの幅は1〜4mとすることができる。
残留溶媒量(質量%)={(M−N)/N}×100
金属支持体から剥離されたウェブは、延伸されることが好ましい。具体的には、ウェブの両端をクリップ等で把持するテンター方式で幅方向(横方向)に延伸されることが好ましい。剥離張力は300N/m以下とすることが好ましい。
延伸されたフィルムをさらに乾燥し、残留溶媒量を1質量%以下にすることが好ましく、更に好ましくは0.1質量%以下とし、特に好ましくは0〜0.01質量%以下とする。フィルム乾燥工程では一般にロール乾燥方式(上下に配置した多数のロールにウェブを交互に通し乾燥させる方式)やテンター方式でウェブを搬送させながら乾燥する方式が採られる。
本発明の光学フィルムの膜厚は特に限定されないが、10〜200μmであることが好ましく、10〜100μmであることがより好ましく、更に好ましくは20〜60μmである。この範囲であれば、フィルムの膜厚に依存する透湿度の改善と、リターデーションの発現性が両立できるため好ましい。また、この範囲の膜厚の光学フィルムのスリッティング特性もよくなる。
寸法変化率(%)=〔(a1−a2)/a1〕×100
a1:熱湿理前の距離
a2:熱湿理後の距離
本発明の光学フィルムは、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等の各種表示装置に用いられる機能フィルムであることが好ましい。具体的には、本発明の光学フィルムは、液晶表示装置用の偏光板保護フィルム、位相差フィルム、反射防止フィルム、輝度向上フィルム、ハードコートフィルム、防眩フィルム、帯電防止フィルム、視野角拡大等の光学補償フィルムなどでありうる。典型的には、本発明の光学フィルムは、偏光板保護フィルム、位相差フィルム、光学補償フィルムである。本発明の光学フィルムは、位相差フィルムと偏光板保護フィルムとを兼ねることができる。
液晶ディスプレイは、異方性を持つ液晶材料や偏光板を使用するために正面から見た場合に良好な表示が得られても、斜めから見ると表示性能が低下するという視野角の問題がある。そのため、液晶ディスプレイの性能向上のためには視野角補償板が必要である。平均的な液晶セルの屈折率分布は、セルの厚み方向で大きく、面内方向でより小さい。そのため、視野角補償板は、この異方性を相殺しなければならない。つまり、視野角補償板は、膜厚方向の屈折率が面内方向より小さな屈折率を有すること、いわゆる負の一軸性構造を有することが有効である。本発明の光学フィルムは、そのような機能を有する光学補償フィルムともなりうる。
式(II) Rth={(nx+ny)/2−nz}×d
(nxは、光学フィルムの面内方向において屈折率が最大になる方向xにおける屈折率を表し、nyは光学フィルムの面内方向において、前記方向xと直交する方向yにおける屈折率を表し、nzは、光学フィルムの厚み方向zにおける屈折率を表し、d(nm)は光学フィルムの厚みを表す)
本発明の光学フィルムは、偏光板およびそれを具備する液晶表示装置に使用することができる。本発明の光学フィルムは、偏光板保護フィルムと位相差フィルムとを兼ねたフィルムとされることが好ましい。その場合には、偏光板保護フィルムとは別個の位相差フィルムを用意する必要がない。そのため、液晶表示装置の厚みを薄くでき、製造プロセスを簡略化することができる。
本発明の液晶表示装置は、本発明の光学フィルムを含む偏光板を具備する。具体的には、液晶セルの少なくとも一方に配置された偏光板に、本発明の光学フィルムが含まれ;当該偏光板の液晶セル側のフィルムが、本発明の光学フィルムである。
実施例1で使用した使用したセルロースエステルの詳細を示す。
セルロースエステルA:置換度2.40のセルロースジアセテート(表中DACと記載)
セルロースエステルB:アセチル基置換度1.58、プロピオニル基置換度0.9、総アシル基置換度2.48である数平均分子量70000のセルロースアセテートプロピオネート(表中CAPと記載)
セルロースエステルC:アセチル基置換度2.85である数平均分子量70000のセルローストリアセテート(表中TACと記載)
〈微粒子分散液の調製〉
11質量部の微粒子(アエロジル R972V 日本アエロジル(株)製)と、85質量部のエタノールとを、ディゾルバーで50分間攪拌混合した後、マントンゴーリンで分散した。
溶解タンク中の十分攪拌されているメチレンクロライド(102質量部)に、5質量部の微粒子分散液を、ゆっくりと添加した。更に、二次粒子の粒径が所定の大きさとなるようにアトライターにて分散を行った。これを日本精線(株)製のファインメットNFでろ過し、微粒子添加液を調製した。
下記組成の主ドープ液を調製した。まず加圧溶解タンクにメチレンクロライドとエタノールを添加した。溶剤の入った加圧溶解タンクにセルロースエステルAを攪拌しながら投入した。これを加熱し、攪拌しながら、完全に溶解し。これを安積濾紙(株)製の安積濾紙No.244を使用してろ過し、主ドープ液を調製した。
〈主ドープ液の組成〉
メチレンクロライド 343質量部
エタノール 61質量部
セルロースエステルA 100質量部
リターデーション発現剤:例示化合物A−003 4質量部
糖エステル化合物4 5.7質量部
微粒子添加液1 1質量部
光学フィルム101の作製において、セルロースエステルの種類とリターデーション発現剤である例示化合物A−003の種類と量(質量部)のみを表1のように変更した以外は同様にして、本発明の光学フィルム102〜146と比較の光学フィルム147〜159を作製した。使用したセルロースエステルA(DAC)に代わるセルロースエステルの添加量は、セルロースエステルA(DAC)と同じ質量部とした。
作製した光学フィルム101〜159について、以下の評価を行った。評価結果を表1および表2に示す。
光学フィルムの製造における延伸前のフィルムを、120℃で15分乾燥させて、当該フィルムのヘイズをヘイズ計(1001DP型、日本電色工業(株)製)を用いて測定した。測定結果から、下記基準に従って評価を行った。評価AおよびBが、実用上問題ないレベルと判断した。
A:ヘイズが0.5%未満
B:ヘイズが0.5〜1.0%未満表
C:ヘイズが1.0〜1.5%未満
D:ヘイズが1.5%以上
E:化合物が析出
アッベ屈折率計(4T)を用いて光学フィルムの平均屈折率を測定した。また、市販のマイクロメーターを用いて光学フィルムの厚さを測定した。
式(I) Ro=(nx−ny)×d
式(II) Rth={(nx+ny)/2−nz}×d
リターデーション発現剤が添加された光学フィルム(光学フィルム101〜159)と、当該リターデーション発現剤の添加が省略されている以外は同じ光学フィルム(ブランク)の各波長におけるリターデーションを、上述のリターデーション測定と同様の方法を用いて測定した。
式(III):Rth(D)={(ブランクのRth(450nm)−光学フィルムのRth(450nm))/ (ブランクのRth(630nm)−光学フィルムのRth(630nm))}
A:Rth(D)が1.09<DSP≦1.15
B:Rth(D)が1.15<DSP≦1.20
C:Rth(D)が1.20<DSP≦1.25
脆性を、以下に説明するスリッティング適性で評価した。油圧卓上プレス機に60°の摩耗させた上刃、90°の下刃を30μmの間隔になるようにして取り付けた。両刃の間に各光学フィルムを置き、上刃の下降速度を6m/分で、幅90cm、長さ100cmの大きさの試料を100本連続して切り出した。裁断した試料の破断面を、光学顕微鏡を用いて50倍で観察して、切れ味を比較した。バリや劈開、切断できない、切りくずの発生等何らかの不良が発生したフィルムの発生本数を数え、不良率を計算し、下記の基準に従って裁断性の評価を行った。評価AおよびBが、実用上問題ないレベルと判断した。
A:不良率が2%未満
B:不良率が2〜5%未満
C:不良率が5〜10%未満
D:不良率が10%以上
耐久性を、以下に説明するブリードアウト耐性で評価した。光学フィルムを、80℃、90%RHの高温高湿雰囲気下で1000時間放置後、光学フィルム表面のブリードアウト(結晶析出)の有無を目視観察した。観察結果から、下記基準に従って評価を行った。評価AおよびBが実用上問題ないレベルと判断した。
A:表面にブリードアウトの発生が全く認められない
B:表面で、部分的なブリードアウトが僅かに認められる
C:表面で、全面に亘りブリードアウトが僅かに認められる
D:表面で、全面に亘り明確なブリードアウトが認められる
作製した光学フィルムのヘイズをヘイズ計(1001DP型、日本電色工業(株)製)を用いて測定した。測定結果から、下記基準に従って評価を行った。評価AおよびBが実用上問題ないレベルと判断した。
A:ヘイズが0.5%未満
B:ヘイズが0.5〜1.0%未満表
C:ヘイズが1.0〜1.5%未満
D:ヘイズが1.5%以上
E:化合物が析出
作製した光学フィルムの流延方向に、目印(十字)を2箇所つけて60℃、90%RHで1000時間処理し、処理前と処理後の目印(十字)の距離を光学顕微鏡で測定した。測定閣下ら、下記基準で寸法変化を評価することで耐熱湿性を評価した。
寸法変化率(%)=〔(a1−a2)/a1〕×100 (a1は熱処理前の距離、a2は熱処理後の距離を表す)
A:0.3%未満
B:0.3%以上、0.5%未満
C:0.5%以上、0.7 %未満
D:0.7%以上
実施例1の光学フィルム110の作製で用いた主ドープ液を用いて、流延時のドープ液の流量を変化させて、表2に示す膜厚の光学フィルム201〜206を作製した。流延時のドープ液の流量以外は、実施例1と同様にして作製した。光学フィルム201〜206を、実施例1と同様に評価した。
厚さ120μmのポリビニルアルコールフィルムを、一軸延伸(温度110℃、延伸倍率5倍)した。得られた延伸フィルムを、ヨウ素0.071g、ヨウ化カリウム5g、水100gからなる水溶液に55秒間浸漬し、次いでヨウ化カリウム6g、ホウ酸7.2g、水100gからなる65℃の水溶液に浸漬した。これを水洗、乾燥して偏光子とした。
工程2:偏光子を固形分2質量%のポリビニルアルコール接着剤槽中に1〜2秒浸漬し、その後、偏光子に付着した過剰の接着剤を軽く拭き除いた。
工程3:工程2で得た偏光子をを、工程1で処理した光学フィルム上に配置した。
工程4:工程3で得た積層体における光学フィルムと偏光子とを、圧力20〜30N/cm2、搬送スピード約2m/分で貼合した。
工程5:80℃の乾燥機中に工程4で作製した積層体の偏光子と、コニカミノルタタックKC4UYとを貼り合わせて2分間乾燥し、偏光板101〜159、偏光板201〜206を作製した。
強制劣化未処理試料の平行透過率(H0)と直行透過率(H90)を測定した。測定値から、下式に従って偏光度P0を算出した。その後、各偏光板をサンシャインウェザーメーター500時間、UVカットフィルター無しの条件で強制劣化処理を施した。その後、再度、平行透過率(H0′)と直行透過率(H90′)を測定した。測定値から、下記式に従って強制劣化処理後の偏光度P500を算出した。
偏光度P0=〔(H0−H90)/(H0+H90)〕1/2×100
偏光度P500=〔(H0′−H90′)/(H0′+H90′)〕1/2×100
偏光度変化量=P0−P500
A:偏光度変化量が2%未満
B:偏光度変化量が2%以上10%未満
C:偏光度変化量が10%以上25%未満
D:偏光度変化量が25%以上
500mm×500mmの偏光板を2枚用意した。それぞれを熱処理(条件:80℃、90%RHで100時間放置する)した。2枚の偏光板を直交ニコル状態になるように積層した。積層体の一方の面から光を照射したときに、他方の面の縁部分に生じる白抜け部分の長さを測定した。測定対象とした白抜け部分は、偏光板の4つの縁部分のそれぞれ中心付近に生じる複数の白抜け部分のうち、最も長い白抜け部分とする。縁部分に生じる白抜けは、直交ニコル状態で光を通さない偏光板の縁の部分で光が通っている状態を意味しており、偏光板の縁の部分で画像表示がされない故障の原因となる。
A:縁の白抜けが5%未満(偏光板として問題ないレベル)
B:縁の白抜けが5%以上10%未満(偏光板として問題ないレベル)
C:縁の白抜けが10%以上20%未満(偏光板として何とか使えるレベル)
D:縁の白抜けが20%以上(偏光板として問題のあるレベル)
視野角測定を行う液晶パネルを以下のようにして作製し、液晶表示装置の特性を評価した。SONY製40型ディスプレイKLV−40J3000における、液晶セルに貼合されていた両面の偏光板を剥がした。その代わりに、作製した偏光板101〜159、偏光板201〜206をそれぞれ液晶セルのガラス面の両面に貼合した。偏光板の貼合せは、実施例および比較例の光学フィルムが液晶セル側となるように、かつ、貼合せる偏光板の吸収軸の方向が予め貼合されていた偏光板の吸収軸の方向と同一になるように行った。このようにして、液晶表示装置101〜159、液晶表示装置201〜206を各々作製した。
23℃55%RHの環境で、各々の液晶表示装置のバックライトを1週間連続点灯した。その後、液晶表示装置の白表示と黒表示の表示画面の法線方向からの輝度を測定した。測定にはELDIM社製EZ−Contrast160Dを用いた。測定した輝度の比を正面コントラストとした。正面コントラストは、式(表示装置の法線方向から測定した白表示の輝度/表示装置の法線方向から測定した黒表示の輝度)で定義される。
A:正面コントラストが0〜5%未満のばらつきであり、ムラが小さい
B:正面コントラストが5〜10%未満のばらつきであり、ムラがややある
C:正面コントラストが10%以上のばらつきであり、ムラが大きい
23℃55%RHの環境下に5時間置かれた液晶表示装置の視野角測定を行った。続いて、当該液晶表示装置を23℃20%RHの環境下に5時間おき、液晶表示装置の視野角測定を行った。次に、当該液晶表示装置を23℃80%RHの環境下に5時間おき、液晶表示装置の視野角を測定した。最後に当該液晶表示装置を、再度23℃55%RHの環境下に5時間おき、液晶表示装置の視野角を測定し、前記測定の際の変化が可逆変動であることを確認した。これらの測定は、液晶表示装置を当該環境に5時間置いてから測定を行った。
Claims (10)
- セルロースエステルを含有する光学フィルムにおいて、
下記一般式(1)で表わされる化合物を、セルロースエステル100質量部に対して1〜20質量部含有する光学フィルム。
A、B及びCは、それぞれ独立して、芳香環もしくは芳香族ヘテロ環を表し、
L1、L2及びL3は、それぞれ独立して、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−NHCO−、−CONH−から選ばれる2価の連結基を表し、
X1及びX2は、それぞれ独立して、炭素原子もしくは窒素原子を表し、
R1は、それぞれ独立して、アルキルオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カーボネート基、カルバメート基、アミノ基、メチルカルボニルオキシ基、ベンジルカルボニルオキシ基、エチルカルボニルオキシ基、メチルエチルカルボニルオキシ基、メチルシクロヘキシルカルボニルオキシ基、シクロヘキシルカルボニルオキシ基、1−エチルペンチルカルボニルオキシ基から選ばれる置換基を表す) - 前記一般式(1)におけるA、B及びCが、それぞれ独立して、5員または6員の芳香環もしくはヘテロ環を表す、請求項1に記載の光学フィルム。
- 前記一般式(1)におけるL 1 、L 2 及びL 3 が、全て同じ2価の連結基であることを特徴とする、請求項1または2に記載の光学フィルム。
- 前記一般式(1)におけるA、B及びCが、全て同じ芳香環もしくは芳香族ヘテロ環であることを特徴とする、請求項1または2に記載の光学フィルム。
- 前記一般式(1)が下記一般式(2)で表わされる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学フィルム。
L1、L2及びL3は、それぞれ独立して、−COO−、−OCO−、−OCOO−、−NHCO−、−CONH−から選ばれる2価の連結基を表し、
X1〜X8は、それぞれ独立して、炭素原子もしくは窒素原子を表し、
R1は、それぞれ独立して、アルキルオキシ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カーボネート基、カルバメート基、アミノ基、メチルカルボニルオキシ基、ベンジルカルボニルオキシ基、エチルカルボニルオキシ基、メチルエチルカルボニルオキシ基、メチルシクロヘキシルカルボニルオキシ基、シクロヘキシルカルボニルオキシ基、1−エチルペンチルカルボニルオキシ基から選ばれる置換基を表す) - 前記セルロースエステルが、下記式(a)および(b)のいずれをも満たす、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学フィルム。
式(a) 1.5≦X+Y≦2.5
式(b) 0≦Y≦1.5
(式中、Xはアセチル基の置換度、Yはプロピオニル基もしくはブチリル基またはその合計の置換度を表す) - 前記光学フィルムの膜厚が20〜60μmである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の光学フィルム。
- 23℃、55%RHの環境下で、波長が590nmにおいて、下記式で表されるリターデーションRoが20〜150nmであり、Rthが70〜350nmである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学フィルム。
式(I) Ro=(nx−ny)×d
式(II) Rth={(nx+ny)/2−nz}×d
(nxは、光学フィルムの面内方向において屈折率が最大になる方向xにおける屈折率を表し、
nyは光学フィルムの面内方向において、前記方向xと直交する方向yにおける屈折率を表し、
nzは、光学フィルムの厚み方向zにおける屈折率を表し、d(nm)は光学フィルムの厚みを表す) - 偏光子と、前記偏光子の少なくとも一方の面に配置された請求項1〜8のいずれか一項に記載の光学フィルムとを有する、偏光板。
- 液晶セルと、前記液晶セルの少なくとも一方の面に配置された請求項9に記載の偏光板と、を有する液晶表示装置。
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