JP5793801B2 - 水生生物用捕獲具 - Google Patents

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Description

本発明は、観賞魚をはじめ、広く水槽内で育成する水生生物の捕獲具に関する。
従来、水槽内で飼育する水生生物を捕獲するには、所謂「タモ」網が利用されていた(特許文献1〜3参照)。水槽の大きさや捕獲しようとする水生生物の大きさに応じてサイズは異なるものの、基本的には棒の先端に網が取り付けられたタモ網を使って、水槽内の特定の水生生物を選択してすくい上げ捕獲する。
特開2007−319011号公報 特開2008−253166号公報 特開2005−323507号公報
しかしながら、特に観賞用に飼育する小型の水生生物(観賞魚、鑑賞エビなど)の場合、タモ網では飛び跳ねて網の外に飛び出してしまう場合がある。これはタモ網ですくい上げると網の中の水が全て網から漏れ出るので、それを嫌って水生生物が飛び跳ねる等、暴れることが原因である。これを防止するには、例えば、網の深さを深くすることで対応できるが、網を深くすると、水槽内での取り回しが行い難い(水槽内での取り回しの際に深い網がなびいてしまう)という欠点がある。更に、網を深くすると、水生生物が暴れることによって網が水生生物に絡まり易く、この網の絡まりによって水生生物の体を傷つけることにもなりかねない。鑑賞用水生生物の場合、体への傷付きは商品価値の低下を意味する。
更にタモ網の場合、捕獲してすくい上げると当然ながらタモ網から水が全て流れ出るので、水生生物の身体が空気に触れ、場合によってはそれに起因して皮膚の病気等になる可能性もある。
また、目の細かいタモ網の場合は、使用し続けていると水槽内の汚れ等により、目詰まりを起こす場合もある。
また、カニやエビ等の甲殻類などの場合、手や足で網をつかんでしまうので、網から取り出す際に手間がかかったり、時には、手足が千切れてしまう場合もある。
本発明は、上記課題を解決するべく生み出された発明である。
上記課題を解決するべく、本発明は、水槽内で育成する水生生物を捕獲するための捕獲具であって、前記水生生物を捕獲する一定形状且つ開口幅よりも深さが小さい(浅い)捕獲部と、当該捕獲部に連結された棒状の操作部とからなり、前記捕獲部の一定高さ以上の位置に水抜き孔が形成されると共に、当該水抜き孔形成高さまでの領域で水を保持可能であることを特徴とする水槽内捕獲具である。
即ち、網で捕獲部を構成するのではなく一定形状の形の定まった捕獲部とし、更に当該捕獲部において、水生生物の出入り口となる開口部の幅よりも深さを小さく(浅く)して水槽内での取り回しを容易とする。加えて、浅底とした場合でも、捕獲時に底面に一定量の水が漏れずに残るので、捕獲された水生生物がそれほど暴れることもない。即ち、水生生物が捕獲具の外に飛び出すことを防止すると共に、水生生物の体への傷付きを防止している。更に捕獲した場合でも、水生生物の身体が水から出てしまうことはない。また、操作途中で当該捕獲具を一旦置いておきたいような場合でも、本発明に係る捕獲具であれば棒状の操作部の先端を水槽の縁に載置しつつ捕獲部を水面に浮かせておくことができる。要するに水槽の外に置いておく必要が無いので、水槽周りの水濡れを防止できる。
また、前記捕獲部を、底面を形成する1枚の三角形パネルと壁面を構成する6枚の三角形パネルで形成してもよい。このような構成とすれば、例えば一枚の連続する三角形のパネルを折り畳むことで捕獲部を作り上げることができる。即ち、意匠性に優れると共に、型抜きしたパネルを使用できるので、低コストを実現できる。
また、前記壁面を形成する三角形パネルの面積をいずれも、前記底面を形成する三角形パネルの面積よりも大として構成してもよい。このように構成すると、パネルを組み立てた際に底面から開口部にかけて広がりのある形状となるので、水槽内で水生生物を捕獲し易い。
また、前記捕獲部の開口部が、平面視三角形状に形成されて3辺の縁部を有すると共に、当該3辺の縁部のうち1辺若しくは2辺の縁部に当該捕獲部の内側に向って返し部材が備わるように構成してもよい。このように構成すれば、万一すくった水生生物が跳ねる等した場合でも、開口部からの飛び出しを効果的に防止することができる。
また、前記返し部材が備わっていない縁部内周面に、ガイド部材を備えて構成してもよい。このように構成すれば、水槽内で水生生物を捕獲部に収容する際に、縁部で水生生物を挟み込むことを防止することができる。
また、前記操作部を、前記開口部の縁部の高さ位置以下、且つ、前記底面側に向けて角度を付けて取り付けて構成してもよい。このように構成すれば、例えば捕獲部の開口部を水槽の内周壁面にぴたりと付ける操作をする場合においても、操作部の存在が邪魔となり難い。
また、少なくとも前記捕獲部を透明の材料で構成してもよい。このように構成すれば、意匠性が向上すると共に、いずれの方向からでも捕獲状況を確認できる。また、捕獲して水生生物を単離した状態で、じっくりと観察することも可能である。
また、当該捕獲具をアクリル材料で構成してもよい。特に観賞魚などを扱う水槽においては、見栄えを良くするために観賞魚等用の照明(水草育成のために紫外線が含まれる場合が多い)が利用されることが多いが、アクリル材料は照明ランプの光照射に対して耐久性があり好適である。また、水槽が上下に重ねられて設置されている場合など、当該捕獲具を水槽内に入れるスペースに制約がある場合も多いところ、例えば操作部をアクリル材料で構成すれば、相当程度の湾曲状態に耐えられることから、狭いスペースであっても操作部を湾曲させて水槽内に入れることができ便利である。
また、前記操作部の一端に、浮体を設けて構成してもよい。この浮体が設けられていることによって、万が一当該捕獲具を水槽内に落としてしまった場合でも、捕獲具全体が水槽の底に沈んでしまうことはない。即ち、倒れた場合でも少なくとも浮体の部分が水面に顔を出しているので、手をそれほど濡らすことなく捕獲具を拾い上げることができる。また、水槽内に敷設される土壌近くにまで手を入れる必要がないので、手を入れた際の水流の乱れによって土壌をみだりに巻き上げることがなく、水槽内の水を不用意に濁すことが無い。
なお、本明細書及び特許請求の範囲でいう「水生生物」とは魚類に限らず、カニやエビなどの甲殻類はもちろん、カメ、イモリ、カエル、サンショウウオ、メキシコサラマンダー(別名:ウーパールーパー)など水槽内に一定程度水を張って育成する水生生物を広く含んだ概念である。特に水槽内で鑑賞目的で飼育される小型の生物のことを意味する。
本発明により、すくい上げた際でも水生生物を水中に維持できるので、当該水生生物の病気や傷付きを防止でき、且つ、水槽内での取り回しも容易となる。また目詰まりもない。
本発明にかかる捕獲具の平面図である。 同右側面図である。 同正面図である。 捕獲部の平面図である。 捕獲部の左側面図である。 捕獲部の底面図である。 図4におけるA−A線に沿う断面図である。 図4におけるB−B線に沿う断面図である。 捕獲部の折り畳み手順の一例を(a)〜(c)の順に示した図である。 捕獲部を中心とした分解組み立て図である。 使用状態を示した図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態につき詳細に説明を加える。なお、図面上は理解容易のため、各種部分の大きさや位置・厚みなどを誇張して表現している部分があり、必ずしも実際の製品と一致しない場合がある。また、以下説明する実施形態では全てのパーツが透明な樹脂材料で作られており向こう側が透視できるが、図面上は理解容易のため不透明な材料であることを前提に図示している。
〈捕獲具の構造〉
本発明の実施形態の一例としての捕獲具100は、水槽内で飼育・育成している鑑賞用エビや鑑賞魚の中から、特定の個体のみを選択するために使用する捕獲具であり、平面視略三角形状の捕獲部110と当該捕獲部110にジョイント140を介して接続された操作部(ハンドル棒142、浮体144)とから構成されている(図1参照)。
捕獲部110に対してハンドル棒142は僅かに(底面側に)傾斜して取り付けられている。即ち、捕獲部110の上縁部に対して、角度θ1が形成されるように取り付けられている(図2参照)。
捕獲部110は、7枚の三角形状のパネル(第1パネル111〜第7パネル117)で構成された捕獲部本体と、返し部材118、119及びガイド部材120とを有してなる(図4参照)。また平面視略三角形状の開口部110aを有している。
捕獲部本体は、底面を構成する三角形状の第4パネル114の3つの各辺から、それぞれ辺同士で鈍角(捕獲部110の内周面側に形成される角度が鈍角)に接合された3枚の三角形状のパネル(第2パネル112、第3パネル113、第7パネル117)と、これら3枚のパネルの間を埋めるように更に接合された別の3枚の三角形状のパネル(第1パネル111、第5パネル115、第6パネル116)で構成されている。これらのうち、第1パネル111、第5パネル115、第6パネル116のそれぞれの一辺が捕獲部110の開口部110aを構成する縁部となっている。即ち、第4パネル114を底面として、その周囲を他の6枚のパネル(第1パネル111、第2パネル112、第3パネル113、第5パネル115、第6パネル116、第7パネル117)がその頂点を上下方向互い違いとなるように組み付けられて壁面を形成し、捕獲部本体を構成している。
底面を構成する第4パネル114は他のパネルに比べてその面積が最も小さく構成されている。その結果、底面から開口部110aにかけて広がるような形となる。更に、開口部110aの最大幅Wは、深さDよりも大となるように構成されている。また、正面側に位置する第1パネル111には底面から2/3程度の高さ位置に3つの水抜き孔111aが横並びに配置形成されている。本実施形態では当該水抜き孔111aの直径は3mmとされている。またこの水抜き孔111aは、捕獲部110の内外を貫通するように形成される。
捕獲部110の右側面の一部を形成する第5パネル115には、幅約1mmの縦スリット115aが並列して7つ形成されている。このスリット115aは全て捕獲部110の内外を貫通するように形成されている。また同様に、捕獲部110の左側面の一部を形成する第6パネル116にも、幅約1mmの縦スリット116aが並列して7つ形成されている。このスリット116aも全て捕獲部110の内外を貫通するように形成されている。
捕獲部110は前述の通り、平面視略三角形状をしている。これにより開口部110aも略三角形状をなしている。この開口部110aの三角形状は背面側(操作部側)から正面側にかけて広がるような形状(扇形)となっている。またこの開口部110aの右側面側の縁部には、その略全域に渡って、捕獲部110の内側に向って出っ張るように返し部材118が備わっている。この返し部材118は、第5パネル115の内周面と形成する角度θ2が僅かに鋭角となるように構成されている(図8参照)。同様に、開口部110aの左側面側の縁部には、その略全域に渡って、捕獲部110の内側に向って出っ張るように返し部材119が備わっている。この返し部材119は、第6パネル116の内周面と形成する角度θ3が僅かに鋭角となるように構成されている(図8参照)。
一方、開口部110aの正面側を構成する縁部(第1パネル111の上縁)には返し部材は備わっておらず、その代わりに、縁部内周面側の略全域に渡って、断面が三角形状となるように構成された棒状のガイド部材120が装着されている(図7参照)。
また操作部は、断面が丸いハンドル棒142と、その先端に接続された浮体144とからなる。浮体144の中は中空とされていて、水中に投下しても当該浮体144部分は沈まずに浮くことが可能である。なお、ハンドル棒142を伸縮自在の構造として構成してもよい。
〈捕獲部の製造方法〉
本実施形態では、捕獲部本体及び返し部材118、119は一枚の透明なアクリル板(厚さ1mm)を型抜き形成された後、当該型抜きしたアクリル板を折り曲げ、必要部分を接着することによって製造する。その後、ガイド部材120を装着するという手順で捕獲部110が完成する。
最初に金型により、図9(a)に示す形状にアクリル板を型抜きする。その際同時に折り曲げるための折曲ライン(凹溝)L1〜L8を型押しにより形成しておく。また水抜き孔111aやスリット115a、116aも当該型抜きと同時に形成される。更に、本実施形態においては、捕獲部本体を構成する7枚の三角形状のパネル(第1パネル111〜第7パネル117)だけではなく、返し部材118、119も同時に型抜き形成される。
より具体的には、図9(a)に示しているような形状のアクリルパネルが型抜きされる。第4パネル114の一辺と第7パネル117の一辺とが折曲ラインL1を挟んで連続している。更にこの第7パネル117の他の一辺と第5パネル115の一辺とが折曲ラインL2を挟んで連続している。更にこの第5パネル115の他の一辺と第2パネル112の一辺とが折曲ラインL3を挟んで連続している。更にこの第2パネル112の他の一辺と第1パネル111の一辺とが折曲ラインL4を挟んで連続している。更にこの第1パネル111の他の一辺と第3パネル113の一辺とが折曲ラインL5を挟んで連続している。更にこの第3パネル113の他の一辺と第6パネル116の一辺とが折曲ラインL6を挟んで連続している。なおここで、第5パネル115、第6パネル116及び第7パネル117に関してはジョイント140(図10参照)を接続するための三角形の頂点の一部が予め意図的に切り落とされている。
更に第5パネルの残りの一辺と返し部材118とが折曲ラインL7を挟んで連続している。また第6パネルの残りの一辺と返し部材119とが折曲ラインL8を挟んで連続している。
このような形状に型抜きしたアクリル板を、続いて、図9(b)→図9(c)のように順次折り曲げていく。ここでは最初に折曲ラインL7、L8を折り曲げている。即ち、2つの返し部材118、119を折り曲げている。なおこれらの折り曲げは、各折曲ラインL1〜L9が形成されている側が内側となるように折り曲げる。反対方向に折り曲げるとパネルが折損する可能性がある。
最後に、当該折り曲げにより接触するパネル同士を接着剤により接着する。より具体的には、第4パネル114の辺114aと第2パネル112の辺112aを接着し、第4パネル114の辺114bと第3パネル113の辺113aを接着し、第6パネル116の辺116aと第7パネル117の辺117aを接着する。
このように本実施形態の捕獲部110は一枚のアクリル板を折り曲げて構成しているので、接着剤による接着部分が最小限で足りる。即ち、接着ミスによる水漏れの可能性を低く抑えることができると共に、接着部分自体が少ないので、接着剤の「はみ出し」等による意匠性の低下を最小限に抑えることを可能としている。
最後に、図10に示しているように、第1パネル111の上縁部内周面に、ガイド部材120を接着して取り付ける。更に、捕獲部本体の背面側にジョイント140を接着して連結し、当該ジョイント140に形成されている差込部140aに対してハンドル棒142の一端を圧嵌して完成する。
〈捕獲具の作用・機能〉
本発明にかかる捕獲具100は、ハンドル棒142部分を把持し、捕獲部110を水槽内に入れて使用する。図示していないが、例えば、水槽内で飼育・育成している水生生物が複数存在する場合に、そのうちの特定の一匹を選択して他の水槽に移し替えたいような場合に好適な道具となる。
捕獲部110を水槽内に入れて、特定の一匹を開口部110aから捕獲部110内に収容するように操作する。このとき、本発明にかかる捕獲具110では開口部110aが三角形状となるように幅広に形成されているので、特定の一匹を捕獲しやすい。特に、開口部110aは平面側から正面側にかけて広がるように構成されているので、水槽の底面付近に居る水生生物を捕獲しやすい。更に、捕獲部110の両側面には複数のスリット115、116が形成されているので、捕獲部110を水の中に入れた状態で横方向(左右方向)に移動させた場合でも、当該スリットから水がある程度抜けるので、水の抵抗が少ない。即ち、水槽内に水流の乱れを生じさせ難く、敷設されている土壌等の舞上がりが少ない。
また、第1パネル111の上縁部内周面には断面が三角形状のガイド部材が装着されているので、特に水槽内の底面に居る特定の水生生物を捕獲するような場合に、第1パネル111の上縁部と水槽の内周面などの間に水生生物を挟んでしまうことを防止できる。
また、捕獲部110など全てが透明なアクリル材料で構成されているので、捕獲しようとする水生生物を把握し易いことに加えて、捕獲した水生生物を360°好みの方向から鑑賞することも可能である。
更に、捕獲後、捕獲具100を水槽内から外に出した場合においても、当該捕獲部110にはある程度の高さまで(例えば水抜き孔111aが形成されている位置まで)水が残るので、捕獲した水生生物はこの残った水に浸かっていることができる(図11参照)。その結果、水生生物がむやみに暴れることがないので、捕獲部110から飛び出すことも無いし、網を使っていないので暴れて水生生物の体が絡まって傷ついてしまうことも無い。更に万が一水生生物が飛び出そうとしても開口部110aの縁部に返し部材118、119が備わっているので、当該返し部材118、119に当たって捕獲部110から飛び出る可能性は低い。
また、捕獲具100では、ハンドル棒142の上端に、浮体144が設けられている。この浮体144が設けられていることによって、万が一当該捕獲具100を水槽内に落としてしまった場合でも、捕獲具100全体が水槽の底に沈んでしまうことはない。即ち、倒れた等の場合でも少なくとも浮体142の部分が水面に顔を出しているので、手をそれほど濡らすことなく捕獲具100を拾い上げることができる。また、水槽内に敷設されている土壌近くにまで手を入れる必要がないので、手を入れた際の水流の乱れによって土壌をみだりに巻き上げることがなく、水槽内の水を不用意に濁すことも無い。
また、捕獲具100では、その全体がアクリル材料で構成されている。特に観賞魚などを扱う水槽においては、見栄えを良くするために観賞魚等用の照明(水草育成のために紫外線が含まれる場合が多い)が利用されることが多いが、アクリル材料は照明ランプの光照射に対して耐久性があり好適である。また、水槽が上下に重ねられて設置されている場合など、当該捕獲具100を水槽内に入れるスペースに制約がある場合も多いところ、例えばハンドル棒142をアクリル材料で構成すれば、相当程度の湾曲状態に耐えられることから、狭いスペースであってもハンドル棒142を湾曲させて水槽内に入れることができ便利である。
また、捕獲具100を構成する材料は無色透明のアクリルに限定されず、有色であってもよいし、半透明、不透明更には模様等が付されていてもよい。更にはアクリル以外の樹脂、木材、金属など必要に応じて材質を変えて構成することは勿論可能である。特に観賞性の強い水生生物を捕獲する場合には、捕獲具自体も鑑賞に耐えうるほどに審美性の高いものが望まれることから、種々のカラーバリエーションやデザインのバリエーションで使用することができる。
また上記では、捕獲部110が型抜きしたパネルを折り曲げて作られているが、樹脂の各種成形技術を用いて「当初から折り畳まれた後の形状」に成形することも可能である。
100…捕獲具
110…捕獲部
111…第1パネル
111a…水抜き孔
112…第2パネル
113…第3パネル
114…第4パネル
115…第5パネル
115a…スリット
116…第6パネル
116a…貫通スリット
117…第7パネル
118、119…返し部材
120…ガイド部材
140…ジョイント
142…ハンドル棒
144…浮体


Claims (8)

  1. 水槽内で育成する水生生物を捕獲するための捕獲具であって、
    前記水生生物を捕獲する一定形状且つ開口幅よりも深さが小さい捕獲部と、当該捕獲部に連結された棒状の操作部とからなり、
    前記捕獲部の一定高さ以上の位置に水抜き孔が形成されると共に、当該水抜き孔形成高さまでの領域で水を保持可能であり、
    前記捕獲部が、底面を形成する1枚の三角形パネルと壁面を構成する6枚の三角形パネルで形成されている
    ことを特徴とする捕獲具。
  2. 請求項1において、
    前記壁面を形成する三角形パネルの面積はいずれも、前記底面を形成する三角形パネルの面積よりも大である
    ことを特徴とする捕獲具。
  3. 請求項1又は2において、
    前記捕獲部の開口部が、平面視三角形状に形成されて3辺の縁部を有すると共に、当該3辺の縁部のうち1辺若しくは2辺の縁部に当該捕獲部の内側に向って返し部材が備わる
    ことを特徴とする捕獲具。
  4. 請求項3において、
    前記返し部材が備わっていない縁部内周面に、ガイド部材が備わっている
    ことを特徴とする捕獲具。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記操作部が、前記開口部の縁部の高さ位置以下、且つ、前記底面側に向けて角度を付けて取り付けられている
    ことを特徴とする捕獲具。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    少なくとも前記捕獲部が、透明若しくは半透明の材料で構成されている
    ことを特徴とする捕獲具。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    アクリル材料で構成されている
    ことを特徴とする捕獲具。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、
    前記操作部の一端に、浮体が設けられている
    ことを特徴とする捕獲具。
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