JP5793754B1 - トリチウム水捕集器及びトリチウム水捕集システム - Google Patents
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Abstract
Description
−略密閉状態とすることができる箱状の容器と、
−容器に設けられ、汚染水を注入する注入口と、
−容器に設けられ、処理水を排出する排出口と
−容器の内部で、汚染水の通過経路に置かれ、トリチウム水を吸着する吸着剤と
を有し、トリチウム水の凝固点以下の温度に冷却した汚染水を、注入口から注入し、汚染水が吸着剤を通過する際に、トリチウム水が凝固し、その凝固したトリチウム水が吸着剤に吸着され、残余の汚染水が排出口より排出されることを特徴とする。
−先に述べたトリチウム水捕集器と、
−トリチウム水捕集器に冷却した汚染水を供給する配管と、
−トリチウム水捕集器から排出される汚染水を送出する配管と、
−トリチウム水捕集器周辺をトリチウム水の凝固点未満の温度に冷却する周辺冷却装置と
を有することを特徴とする。
−略密閉状態の冷却槽と
−冷却槽内に敷設され、汚染水の冷却のための冷媒を循環する冷媒循環配管と
−冷却槽内に設置された攪拌器と
を有することを特徴としてもよい。これによれば、トリチウム水捕集器の周辺の冷却が適切に行われ、効率のよいトリチウム水の捕集ができる。
−トリチウム水捕集器に注入する汚染水をトリチウム水の凝固点近傍の温度に精密に冷却する精密冷却装置
を有することを特徴としてもよい。これによれば、トリチウム水捕集器に注入される汚染水の温度が適正範囲に制御されるため、効率のよいトリチウム水の捕集が可能となる。
−略密閉状態の冷却槽と
−冷却槽に汚染水を注入する汚染水注入口と
−冷却槽から汚染水を排出する汚染水排出口と
−冷却槽内に敷設され、汚染水の冷却のための冷媒を循環する冷媒循環配管と
−冷却槽内に設置された攪拌器と
を有することを特徴としてもよい。これによれば、精密冷却装置が簡便に実現できる。
−前記精密冷却装置に注入する汚染水を予備冷却する予備冷却装置
を有することを特徴としてもよい。このようにすると、精密冷却の前に、所定温度の近くまで汚染水が冷却されているので、精密冷却が短時間に、かつ、精度高く行える。
−略密閉状態の冷却槽と
−冷却槽に汚染水を注入する汚染水注入口と
−冷却槽から汚染水を排出する汚染水排出口と
−冷却槽内に敷設され、汚染水の冷却のための冷媒を循環する冷媒循環配管と
−冷却槽内に設置された攪拌器と
を有することを特徴としてもよい。これによれば、予備冷却装置が簡便に実現できる。
図1は本発明の一実施形態のトリチウム水捕集システム1の構成図である。
まず、1次冷媒冷却装置90において、1次冷媒であるフロンガスが冷却される。1次冷媒冷却装置90については、詳細は図示しないが、周知のコンプレッサとコンデンサを用いるフロンガス冷却装置を用いればよい。フロンガスは、周知のように冷却能力は高いが、その温度の安定性は十分ではなく、精密な冷却には適さない。ここではフロンガスを概ね摂氏0度以下に粗冷却する。
20 予備冷却装置
30 精密冷却装置
40 トリチウム水捕集器
50 周辺冷却装置
60 貯水槽
70 3次冷媒槽
80 2次冷媒槽
90 1次冷媒冷却装置
Claims (9)
- トリチウム水を含む汚染水からトリチウム水を捕集するトリチウム水捕集器であって、
−冷媒や汚染水の出入口を除き開口部がない状態である略密閉状態の容器と、
−前記容器に設けられ、前記汚染水を注入する注入口と、
−前記容器に設けられ、処理水を排出する排出口と
−前記容器の内部で、前記汚染水の通過経路に置かれ、前記トリチウム水を吸着する、活性白土、カオリン、のいずれか1つ以上を含む多孔質土類を含む吸着剤と
を有し、前記トリチウム水の凝固点以下の温度に冷却した前記汚染水を、前記注入口から注入し、前記汚染水が前記吸着剤を通過する際に、前記トリチウム水が凝固し、その凝固したトリチウム水が前記吸着剤に吸着され、残余の汚染水が前記排出口より排出されることを特徴とするトリチウム水捕集器。 - 請求項1に記載のトリチウム水捕集器であって、前記吸着剤が複数の層からなることを特徴とするリチウム水捕集器。
- トリチウム水を含む汚染水からトリチウム水を捕集するトリチウム水捕集システムであって、
−1以上の請求項1に記載のトリチウム水捕集器と、
−前記トリチウム水捕集器に冷却した汚染水を供給する配管と、
−前記トリチウム水捕集器から排出される汚染水を送出する配管と、
−前記トリチウム水捕集器に注入する汚染水を、プロピレングリコールの10%から40%の水溶液である冷媒によって、前記トリチウム水の凝固点近傍の温度に、水の大きな潜熱を利用して、精密に冷却する精密冷却装置と、
−前記精密冷却装置に注入する汚染水を、エチレングリコールの30%から55%の水溶液である冷媒によって、予備冷却する予備冷却装置と
を有することを特徴とするトリチウム水捕集システム。 - 請求項3に記載のトリチウム水捕集システムであって、前記精密冷却装置が、
−略密閉状態の冷却槽と
−前記冷却槽に汚染水を注入する汚染水注入口と
−前記冷却槽から汚染水を排出する汚染水排出口と
−前記冷却槽内に敷設され、汚染水の冷却のための冷媒を循環する冷媒循環配管と
−前記冷却槽内に設置された攪拌器と
を有することを特徴とするトリチウム水捕集システム。 - 請求項4に記載のトリチウム水捕集システムであって、前記精密冷却装置の前記冷媒循環配管が、スパイラル形状であることを特徴とするトリチウム水捕集システム。
- 請求項3に記載のトリチウム水捕集システムであって、前記予備冷却装置が、
−略密閉状態の冷却槽と
−前記冷却槽に汚染水を注入する汚染水注入口と
−前記冷却槽から汚染水を排出する汚染水排出口と
−前記冷却槽内に敷設され、汚染水の冷却のための冷媒を循環する冷媒循環配管と
−前記冷却槽内に設置された攪拌器と
を有することを特徴とするトリチウム水捕集システム。 - 請求項3に記載のトリチウム水捕集システムであって、更に、
−前記トリチウム水捕集器周辺を、プロピレングリコールの10%から40%の水溶液である冷媒によって、前記トリチウム水の凝固点未満の温度に、水の大きな潜熱を利用して、冷却する周辺冷却装置と
を有することを特徴とするトリチウム水捕集システム。 - 請求項7に記載のトリチウム水捕集システムであって、前記周辺冷却装置は、
−略密閉状態の冷却槽と
−前記冷却槽内に敷設され、汚染水の冷却のための冷媒を循環する冷媒循環配管と
−前記冷却槽内に設置された攪拌器と
を有することを特徴とするトリチウム水捕集システム。 - 請求項8に記載のトリチウム水捕集システムであって、前記周辺冷却装置の前記冷媒循環配管が、スパイラル形状であることを特徴とするトリチウム水捕集システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016527079A (ja) * | 2013-07-11 | 2016-09-08 | エクセロン ジェネレーション カンパニー、エルエルシー | 同位体分子の分離及び濃縮 |
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2014
- 2014-06-11 JP JP2014121011A patent/JP5793754B1/ja active Active
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