JP5793421B2 - 極薄多基板調色oledデバイス - Google Patents

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Description

本技術は一般に、有機発光材料から形成される大面積の看板、照明などのディスプレイに関する。具体的には、本技術は、かかる材料から調色標識を製造する方法を提供する。
本欄は、明細書及び/又は特許請求の範囲に記載する本技術の態様に関連し得る技術の態様を読者に紹介するためのものである。ここでの説明は、本技術の様々な態様の理解を深めるための予備知識を読者に提供するのに役立つと考えられる。したがって、本欄の記載はこうした観点から解釈すべきであり、従来技術として認めたものではない。
回路及びディスプレイ技術の開発動向として、電気活性有機材料を活用した電子及び光電子デバイスの実装がある。これらのデバイスは、シリコン系電子デバイスの安価な高性能代替物を提供する。かかるデバイスの1つは有機発光ダイオード(OLED)である。OLEDは固体半導体デバイスであり、電気エネルギーを光に変換するための有機半導体層が実装されている。一般に、OLEDは、エレクトロルミネセント有機材料からなる複数の薄膜層を2枚の導体又は電極間に配置することによって製造される。電極層と有機層は一般に2枚の基板(例えばガラス又はプラスチック)の間に配置される。OLEDは、電極から異極性の電荷担体(電子及び正孔)を受容することによって作動する。外部から電圧を印加すると、電荷担体が再結合領域まで移動して発光を生じる。多くのシリコン系デバイスとは異なり、OLEDは、低廉な大面積薄膜堆積プロセスを用いて加工できるので、極薄で軽量の照明ディスプレイを製造することができる。OLEDを実装した汎用エリア照明を提供するための格段の進展がなされている。
大面積OLEDデバイスは通常、個々のOLEDデバイスを多数単一基板上で組合せるか、或いは各基板上に個々のOLEDを複数設けた基板同士を組合せる。通例、OLEDデバイスの群を直列及び/又は並列に結合してOLEDデバイスの配列を生じさせると、例えばディスプレイ、看板又は照明用途に使用し得る。これらの大面積用途では、配列に大きな発光領域を形成しながら、欠陥に起因する非発光領域を最小限することが望まれる。
一般に、デバイスは、複数のOLEDデバイスを並べて配置した単一の層から形成される。陰極用電極材料が透明ではないことがあるからである。デバイスで様々な色を形成するか又は信頼性を高めるために、異なるデバイスを、デバイスの表面に直列又は並列に接続することがある。しかし、相互接続した多数のデバイスを基板層で組合せると、大面積OLEDデバイスの信頼性は高まるが、個々の特徴部の最小寸法が制限されかねない。そのため、「画素」が粗くなったり、非発光領域が大きくなり、標識又は画像で微細な特徴部を表示するのが難しくなる。さらに、粗い画素が肉眼で視認されることがあり、均一な外観が望まれる際の混色が難しくなる。最後に、相互接続のためディスプレイパネルのコストが増大し、低価格用途には向かないことがある。同様に、微細な特徴部を有する画素ディスプレイは、パッシブ又はアクティブマトリックスで接続した個々にアドレス可能な点から製造できるが、得られるパネルの複雑性とそれに伴うコストのため、高性能用途での使用が制限されかねない。
国際公開第98/07136号
本技術の実施形態では、陰極と、陰極と電気的に接触したエレクトロルミネセント有機材料を含む層と、この層と電気的に接触した陽極とを有するデバイスを備える照明パネルを提供する。陰極及び陽極は電気的に連続している。エレクトロルミネセント有機材料は、約5000μm未満の寸法の発光領域を有する。
別の実施形態では、1以上のデバイスを形成することを含む発光アセンブリの製造方法を提供する。1以上のデバイスの各々の形成は、エレクトロルミネセント有機材料を含む層を寸法約5000μm未満の発光領域として形成し、その層を電気的に連続した陽極及び電気的に連続した陰極と電気的に接触させることを含む。
別の実施形態では、電気制御装置及び電源装置と、電気制御装置及び電源装置で個々に照明されるように構成された1以上の発光デバイスとを備えるシステムを提供する。各発光デバイスは、電気的に連続した陰極と、陰極と電気的に接触した1以上のエレクトロルミネセント有機材料を含む層と、電気的に連続した陽極であって、上記層と電気的に接触した陽極とを備える。陰極と陽極の一方又は両方は、エレクトロルミネセント有機材料の寸法約5000μm未満の発光領域に電圧を印加するようにパターニングされる。
本技術の上記その他の特徴、態様及び利点については、図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって理解を深めることができるであろう。図面を通して、同様の部材には同様の符号を付した。
本技術の実施形態に係る、小さい陰極領域を有するデバイスであって、より深い構造からの光を陰極で覆われていない領域を通して視認し得るデバイスの平面図を示す図面である。 本技術の実施形態に係る、小さい陰極領域を有するデバイスであって、より深い構造からの光を陰極で覆われていない領域を通して見られて縁部からの電圧印加を示すデバイスの平面図を示す図面である。 図1のデバイスの断面図であり、本技術の実施形態に係る非接続の電極領域に電圧を印加するための方法を例示する図である。 本技術の実施形態に係るエレクトロルミネセント有機材料の領域を照明するための方法を例示するデバイスの断面図である。 本技術の実施形態に係る単一の多層構造内に形成された2つのデバイスの断面図である。 本技術の実施形態に係る3つのデバイスから作られた多層構造の断面である。 本技術の実施形態に係る完全な調色OLEDシステムの断面図である。
以下、本発明の1以上の特定の実施形態について説明する。これらの実施形態を簡潔に説明するため、現実の実施に際してのあらゆる特徴について本明細書に記載しないこともある。実施化に向けての開発に際して、あらゆるエンジニアリング又は設計プロジェクトの場合と同様に、実施毎に異なる開発者の特定の目標(システム及び業務に関連した制約に従うことなど)を達成すべく、実施に特有の多くの決定を行う必要があることは明らかであろう。さらに、かかる開発努力は複雑で時間を要することもあるが、本明細書の開示内容に接した当業者にとっては日常的な設計、組立及び製造にすぎないことも明らかである。
概説
本技術には、エレクトロルミネセント有機材料からなる非常に小さい照明領域(例えば、ドット又はライン)を有する発光層から調色有機発光デバイス(OLED)を製造するためのシステム及び方法が含まれる。照明領域は、1以上のパターニングされた電極材料によって電圧が印加され、情報を伝えることが可能なデザイン又は画像を形成する。例えば、電極材料のパターニングは、電極材料の小さい領域又は構造を、例えばシャドウマスクを通した電極材料の熱堆積によって堆積させることによって、行ってもよい。任意の単一層内の電極材料を電気的に連続させて、単一のデバイスを形成してもよい。
複数の発光デバイスを組合せて、多層の調色デバイスを形成してもよい。各デバイス又は層が個々に又は同時に照明してもよい。本出願で用いるように、光が放出されるデバイスの表面を前面と言う。したがって、デバイスが近方であると言った場合、それは、比較のデバイスよりも光放出面に近いことを示している。同様に、デバイスが遠方であると言った場合、それは、デバイスが比較のデバイスよりも光放出面から遠いことをデバイスが示すことを示している。電極材料は一般に反射性か又は不透明であり得るため、電極材料をパターニングすることで、遠方のデバイスからの光が、近方のデバイス内の電極材料未堆積領域を通過できるようにしてもよい。例えば、デバイスのうちの1つ(例えば、多層構造内で最も遠方のデバイス)において、固体電極層がエレクトロルミネセント有機材料上にあって、前面により近い方のデバイス内の電極材料堆積領域間を進み得る光を発し得るようになっていてもよい。かかる構造によって、デバイスから放出される色を、遠方及び近方のデバイスの個々の電圧印加によって調整できる。
多層構造における各発光層は、負極(又は陰極)と正極(又は陽極)との間に配置された1以上のエレクトロルミネセント有機材料を含む別個のデバイスである。エレクトロルミネセント有機材料は、有機半導体として機能し、大きな表面積を有する有機発光ダイオード(OLED)を形成する。さらに、各デバイス内の一方又は両方の電極をパターニングしてもよいが、各電極は電気的に連続しており、例えば、一般に、単一層内には陽極陰極間の相互接続も直列の相互接続もなく、したがって、各デバイスは単一のOLEDである。そのため、比較的低コストのパネルが実現される。各層において複数のデバイスを相互接続するのに複雑な方式は必要ではないからである。
図1に示す平面図に、パターニングされた電極を用いてデバイスを形成することが例示されている。この例は単に、1つの可能な構成を例示するものである。任意の数の他の構成を構築してもよい。図1に示すように、デバイス10は、エレクトロルミネセント有機材料上に電極材料を堆積させてパターンを形成することによって作られた電極領域12を有していてもよい。電極領域12は空き領域14と交互に設けてもよい。空き領域14には電極材料が堆積されていなくてもよい。さらに電極領域12は、人間の目では個々に識別できないほど小さくてもよい。例えば、電極領域12の寸法16は50μmほどの小ささであってもよいが、他の実施形態では、電極領域の寸法は、用途に応じて、100μm、200μm又はそれ以上であってもよい。他の実施形態では、例えば、視認者からある程度の距離で配置され得る大きなパネル又は標識では、より大きい電極領域12、例えば、500μm、1000μm又はさらに大きいものも実用的なことがある。発光領域の寸法を、着色領域の特性を制御するように選択してもよい。例えば、より大きい発光領域を、より大きいかもしくはより小さい詳細デザイン、又はより少ない混色に対して用いてもよく、一方で、より小さい発光領域を用いて詳細デザイン又は滑らかな混色を調製してもよい。空き領域14は、電極領域12と同じ寸法18であってもよいし、例えば、多層構造内の低い方のデバイスからより多くの光を送ることが望ましい場合には、より大きくてもよい。種々の実施形態では、電極領域12が存在しない空き領域20を大きくすることによって、デザインの作成、例えば標識、ロゴその他のパターンを形成できる。
電極領域12には、任意の数の技術を用いて電圧を印加してもよい。例えば、電極領域12の相互接続を、電極領域12の最上部に重ねた導電層によって行ってもよい。電極領域12は一般に、図3について述べるように、エレクトロルミネセント有機材料に電圧を印加することはできない。別の実施形態では、電極領域12を、連続して相互接続する仕方(例えば図2に示すラインパターン)で形成してもよい。その結果、単一の接続部22(例えば、デバイス10の縁部に配置される)から電圧印加することができる。発光領域の形状は、用途、電圧印加技術及び堆積技術にとって望ましいものを選択してもよい。例えば、電極領域12を非接続の形状(例えばドット)に、図3について説明する電圧印加技術を用いて形成してもよい。
図3はデバイス30の断面図である。デバイス30は、図1及び2について述べたように、小さい電極領域12を備えていてもよい。電極領域12は、導電層32を電極領域12上に堆積してそれらを相互接続する場合には、連続していなくてもよい。例えば、酸化インジウムスズ(ITO)の導電層32であれば、電流を電極領域12に流すことができ得るが、後述するように仕事関数が高すぎて、陰極の機能を果たすこと、例えばエレクトロルミネセント有機材料34に電子を運ぶことができないことがある。電極領域12を、仕事関数がもっと低い材料(例えばNaF及びアルミニウムの層状構造)から形成してもよい。電極領域12は反射性か又は不透明なことがあるので、放出光36は一般に、電極領域12とは反対側からの方がよく見えることがある。デバイス及び材料
図3に例示した実施形態では、デバイス30は、単一層のエレクトロルミネセント有機材料34を有していてもよい。他の実施形態では、複数のエレクトロルミネセント材料を用いてもよい。任意の数のエレクトロルミネセント有機材料を本技術で使用してもよい。例えば、かかる材料には、決定した波長域で発光することに合わせたエレクトロルミネセント有機材料が含まれていてもよい。エレクトロルミネセント有機材料34の層の厚さは、約40nm超であってもよいし、約300nm未満であってもよい。エレクトロルミネセント有機材料34としては、例えば、ポリマー、コポリマー又はポリマーの混合物が挙げられる。例えば、好適なエレクトロルミネセント材料としては以下のものが挙げられる。ポリN−ビニルカルバゾール(PVK)及びその誘導体、ポリフルオレン及びその誘導体、例えばポリアルキルフルオレン、例えばポリ−9,9−ジヘキシルフルオレン、ポリジオクチルフルオレン又はポリ−9,9−ビス−3,6−ジオキサヘプチル−フルオレン−2,7−ジイル、ポリパラ−フェニレン及びその誘導体、例えばポリ−2デシルオキシ−1,4−フェニレン又はポリ−2,5−ジヘプチル−1,4−フェニレン、ポリープ−フェニレンビニレン及びその誘導体、例えばジアルコキシ置換PPV及びシアノ置換PPV、ポリチオフェン及びその誘導体、例えばポリ−3アルキルチオフェン、ポリ−4,4’−ジアルキル−2,2’−ビチオフェン、ポリ−2,5−チエニレンビニレン、ポリピリジンビニレン及びその誘導体、ポリキノキサリン及びその誘導体、並びにポリキノリン及びその誘導体。一実施形態では、好適なエレクトロルミネセント材料は、N,N−ビス4−メチルフェニル−4アニリンでエンドキャップされたポリ−9,9−ジオクチルフルオレニル−2,7−ジイルである。これらのポリマー又はこれらのポリマーの1種以上に基づくコポリマーの混合物を用いてもよい。
エレクトロルミネセント有機材料34として用いてもよい他の好適な材料としてはポリシランが挙げられる。ポリシランは、アルキル及び/又はアリール側基によって置換されたケイ素骨格を有する線状ポリマーである。ポリシランは、ポリマー骨格鎖に沿って非局在化σ共役電子を伴う擬一次元材料である。ポリシランの例としては、ポリジ−nブチルシラン、ポリジ−nペンチルシラン、ポリジ−nヘキシルシラン、ポリメチルフェニルシラン及びポリビスp−ブチルフェニルシランが挙げられる。
一実施形態では、分子量約5000未満の有機材料(例えば、芳香族単位)を、エレクトロルミネセント有機材料34として用いてもよい。かかる材料の例としては、1,3,5−トリス[N−(4−ジフェニルアミノフェニル)フェニルアミノ]ベンゼンが挙げられる。この材料は、発光波長域が約380nm〜約500nmである。これらのエレクトロルミネセント材料を、例えば以下の有機分子から調製してもよい。フェニルアントラセン、テトラアリールテン、クマリン、ルブレン、テトラフェニルブタジエン、アントラセン、ペリレン、コロネン又はそれらの誘導体。これらの材料は、最大波長が約520nmの光を発してもよい。さらに他の好適な材料は、例えば以下のような低分子量金属有機錯体である。アルミニウム−アセチルアセトネート、ガリウム−アセチルアセトネート及びインジウム−アセチルアセトネート(発光波長域が約415nm〜約457nm)、アルミニウムピコリメチルケトンビス−2,6−ジブチルフェノキシド又はスカンジウム−4メトキシピコリルメチルケトン−ビスアセチルアセトン(発光波長域が約420nm〜約433nm)。可視波長域で発光する他の好適な材料として、8−ヒドロキシキノリンの有機金属錯体例えばトリス−8キノリノラトアルミニウム及びその誘導体が挙げられる。
エレクトロルミネセント有機材料34は任意的に、隣接層中の1以上の非発光材料と接触していてもよい。これらの非発光層は、エレクトロルミネセント材料の性能又は寿命を向上させる。非発光層には、例えば以下のものが含まれていてもよい。電荷輸送層、正孔輸送層、正孔注入層、正孔注入促進層、電子輸送層、電子注入層、電子注入促進層又はそれらの組合せ。例えば、電荷輸送層38を図3の断面に例示する。他の実施形態では、他の層(図示せず)が含まれていてもよい。
電荷輸送層38として用いるのに適した材料の非限定的な例としては、低−中間分子量有機ポリマー、例えば、ポリスチレン標準を用いて決定される重量平均分子量が約200000グラム/モル未満の有機ポリマーが挙げられる。かかるポリマーとしては、例えば、以下のものが挙げられる。ポリ−3,4−エチレンジオキシチオフェン(PEDOT)、ポリアニリン、ポリ−3,4−プロピレンジオキシチオフェン(PPDOT)、スルホン酸ポリスチレン(PSS)、ポリビニルカルバゾール(PVK)などの材料、並びにそれらの組合せ。
正孔輸送層に適した材料の非限定的な例としては、以下のものが挙げられる。トリアリールジアミン、テトラフェニルジアミン、芳香族三級アミン、ヒドラゾン誘導体、カルバゾール誘導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体例えばアミノ基、ポリチオフェンなどの材料。正孔阻止層に適した材料の非限定的な例としては、ポリN−ビニルカルバゾールなどの材料が挙げられる。
正孔注入層に適した材料の非限定的な例としては、以下のものが挙げられる。「pドープされた」プロトンドープされた導電性ポリマー、例えばプロトンドープされたポリチオフェン又はポリアニリン及びpドープされた有機半導体、例えばテトラフルオロテトラシアノキノジメタン(F4−TCQN)、ドープされた有機及び高分子半導体、並びにトリアリールアミン含有化合物及びポリマー。電子注入材料の非限定的な例としては、ポリフルオレン及びその誘導体、アルミニウムトリス−8−ヒドロキシキノリン(Alq3)、アルカリアルカリ土類金属を用いてnドープされた有機/高分子半導体などが挙げられる。正孔注入促進層に適した材料の非限定的な例としては、アリーレン系化合物例えば3,4,9,10−ペリレンテトラ−カルボキシリックジアンヒドリド、ビス−1,2,5−チアジアゾール−pキノビス−1,3−ジチオールなどの材料が挙げられる。
またデバイス30は陽極40を有している。陽極40は、デバイス30に渡って電気的に連続しているため、例えば、単一の電気回路部として、すべてのエレクトロルミネセント有機材料34が、陽極40陰極間(例えば電極領域12)を流れる単一電流によって電力供給される電荷回路部を形成することができる。陽極40は電気的に連続しているが、陽極40を、デバイス内の一部の領域には電圧を印加しながら他の領域はパワー未供給状態にしておくパターンで堆積してもよい。これについては、後に図4に関して述べる。一般に、陽極40に対して用いる材料は、仕事関数が高くても(例えば、約4.0電子ボルトより大きくても)よい。好適であり得る好適な材料としては、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化スズ、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化インジウム亜鉛、酸化亜鉛インジウムスズ、酸化アンチモン及びそれらの混合物が挙げられる。かかる電気伝導性酸化物を含む陽極40の厚さは一般に、約10nmより大きくてもよい。種々の実施形態では、厚さの範囲は、約10nm〜約50nm、約50nm〜約100nm又は約100nm〜約200nmであってもよい。
薄い透明な金属層も陽極40に適していることがある。金属層の厚さは、例えば約50nm以下であってもよい。種々の実施形態では、金属厚さは約50nm〜約20nmの範囲であってもよい。陽極40に好適な金属としては、例えば、銀、銅、タングステン、ニッケル、コバルト、鉄、セレン、ゲルマニウム、金、白金、アルミニウム又はそれらの混合物もしくはそれらの合金が挙げられる。陽極40は、その下に設けられた要素に、物理気相成長法、化学気相成長法又はスパッタリングなどの技術を用いて堆積してもよい。
本技術の実施形態で用いてもよい陽極40の1つのタイプは、厚さが約60〜150nmの酸化インジウムスズ(ITO)の堆積層から形成してもよい。ITO層は約60〜100nmの厚さであってもよいし、約70nmの厚さであってもよい。陽極40の厚さは、透明度と伝導性との間でバランスを取ることによって決めてもよい。陽極40が薄いほど透明な場合があり、下部層からの光がより多く通過することができる。対照的に、陽極40が厚くなると、より光を遮ることがあるが、伝導性は向上し、デバイス30の寿命が延びることがある。陽極40の厚さは、多層構造におけるデバイス30の場所にも依存することがある。例えば、近方のデバイスにおける陽極40であれば、例えば遠方のデバイスにおける陽極40より薄くてもよい。
またデバイス30は陰極(例えば、電極領域12)を有している。陰極は一般に、仕事関数が低い(例えば、約4電子ボルト未満の)金属材料から形成してもよい。陰極として用いるのに適した材料がすべて、仕事関数が低い必要があるわけではない。陰極として用いるのに適した材料としては、K、Li、Na、Mg、Ca、Sr、Ba、Al、Ag、Sn、Zn、Zr、Sc及びYが挙げられる。他の好適な材料としては、ランタニド系の元素、それらの合金又はそれらの混合物が挙げられる。陰極を製造するための合金材料に好適な例としては、Ag−Mg、Al−Li、In−Mg及びAl−Ca合金が挙げられる。また層状の非合金構造を用いてもよい。かかる層状の非合金構造としては、厚さが約1nm〜約50nmの範囲のCaなどの金属の薄層が挙げられる。他のかかる層状の非合金構造としては、LiF、KF又はNaFなどの非金属の上に何らかの他の金属のより厚い層を覆ったものが挙げられる。かかる好適な金属としてはアルミニウム又は銀が挙げられる。陰極を、その下に設けられた層に、例えば、物理気相成長法、化学気相成長法又はスパッタリングを用いて堆積してもよい。電極領域12のパターンを形成するために、材料をシャドウマスク上に堆積してもよい。シャドウマスクによって、パターンを形成するために用いる空き領域14及びより大きい空き領域20での堆積を遮ってもよい。
非常に薄い(したがってより透明な)陰極を形成するために用いてもよい材料の1つの組合せには、約7.5〜15nmの厚さ又は約10nmの厚さの銀から形成された第1の層があってもよい。厚さが約2.5〜6.5nmのバリウムから作った層を、銀層の真下に堆積して、エレクトロルミネセント有機材料34と接触させてもよい。バリウム層は約3〜4nmの厚さであってもよい。パターニングされた電極領域12と組合せて、かかる透明電極によって、構造の前面から遠方にあるデバイスから出た光が、視認者にもっと容易に到達できるようにすることによって、多層構造の形成がさらに助けられる。
伝導層32を形成するために用いてもよい材料としては、薄層を形成したときに透明度を保有する電気伝導性材料が挙げられる。例えばポリ−3,4−エチレンジオキシチオフェン(PEDOT)、ポリアニリン、ポリ−3,4−プロピレンジオキシチオフェン(PPDOT)、ポリスチレンスルホン酸塩(PSS)、ポリビニルカルバゾール(PVK)、AlQ3などの材料である。他の好適な材料としては、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化スズ、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化インジウム亜鉛、酸化亜鉛インジウムスズ、酸化アンチモン及びそれらの混合物が挙げられる。また金属の薄い透明層、例えば金、銀、銅、タングステン、ニッケル、コバルト、鉄、セレン、ゲルマニウム、金、白金、アルミニウム、もしくはそれらの混合物、もしくはそれらの合金又はカーボンナノチューブ、グラフェンなどの材料の薄層を用いてもよい。一般に、伝導層32を形成するために用いてもよい材料は、仕事関数が高くてもよい。その結果、伝導層が電流を電極領域12に伝えることはできるが、エレクトロルミネセント有機材料34に直接電圧は印加されない。
陽極40及び電極領域12を、対応する基板42によって支持してもよい。基板42は、デバイス30の前面及び背面に対して同じ材料であってもよいし、異なる材料を選んでもよい。一般に、2種類の材料を基板42に対して用いてもよい。無機材料及び有機材料である。無機材料(例えば、ガラス)は、非常に透明な場合があり、また障壁層としても機能して、酸素による有機材料の劣化を防止する。しかし無機材料は壊れやすい(厚い場合に)、可撓性がない、脆弱である及び/又は重いことがある。これらの不利点を打開するために、プラスチックを基板42に対して用いてもよい。基板42に対して用いてもよい材料の非限定的な例として、以下のものが挙げられる。無機ガラス、セラミック箔、ポリマー材料、充填ポリマー材料、コーティングされた金属泊、アクリル、エポキシ、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリケトン、ポリオキシ−1,4−フェニレンオキシ−1,4−フェニレンカルボニル−1,4−フェニレン(ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)とも呼ばれる)、ポリノルボルネン、ポリフェニレンオキシド、ポリエチレンナフタレンジカルボキシレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)及び繊維強化プラスチック(FRP)。一実施形態では、基板は可撓性であってもよい。また可撓性基板を、薄い金属箔(例えばステンレス鋼)から形成してもよい。ただし金属箔には、陽極40から金属箔を電気絶縁するために絶縁層をコーティングしておく(金属箔が陽極40として機能する場合を除いて)。
デバイス30(例えば、電極領域12、陽極40、エレクトロルミネセント有機材料34、電荷輸送層38又は後述する層のいずれか)を形成するために用いる材料の堆積を、以下の技術を用いて行ってもよい。例えば、特に限定されないが、スピンコーティング、ディップコーティング、逆ロールコーティング、ワイヤ巻き又はメイヤーロッドコーティング、直接及びオフセットグラビアコーティング、スロットダイコーティング、ブレードコーティング、ホットメルトコーティング、カーテンコーティング、ナイフオーバーロールコーティング、押出成形、エアーナイフコーティング、スプレイ、ロータリースクリーンコーティング、多層スライドコーティング、共押出成形、メニスカスコーティング、コンマ及びマイクログラビアコーティング、リソグラフィプロセス、ラングミュアプロセス及びフラッシュ蒸発、熱又は電子ビーム支援蒸発、蒸着、プラズマ励起化学気相成長法(「PECVD」)、無線周波数プラズマ励起化学気相成長法(「RFPECVD」)、膨張熱プラズマ化学気相成長法(「ETPCVD」)、スパッタリング、例えば、特に限定されないが、反応性スパッタリング、電子サイクロトロン共鳴プラズマ励起化学気相成長法(「ECRPECVD」)、誘導結合プラズマ励起化学気相成長法(「ICPECVD」)及びそれらの組合せである。例えば、電極領域12の堆積は次のように行ってもよい。材料を熱蒸発させた後で、エレクトロルミネセント有機材料34上に、シャドウマスクを用いて空き領域14での層形成を防止しながら堆積させる。
デバイス30の最外部層(例えば、前側又は背側基板42のいずれか)がプラスチックである場合、バリア特性を向上させて、エレクトロルミネセント有機材料34を、とりわけ、プラスチックを通って拡散する酸素又は水蒸気が原因で生じる劣化から保護し、その結果、デバイスの寿命を延ばしてもよい。例えば、バリアコーティング44を基板42上に配置するか基板42内に含浸させて、バリアコーティング44が基板42を完全に覆うようにしてもよい。バリアコーティング44によって、基板42を通る水分及び酸素の拡散が防止される。さらに、前面で用いるバリアコーティング44は、デバイス30の背面で用いてもよいものと同じでなくてもよい。例えば、背面が金属箔を用いて層状になっている場合、バリアコーティング44は必要でなくてもよい。
バリアコーティング44の厚さは、約10nm〜約10000nmの範囲であってもよいし、約10nm〜約1000nmの範囲であってもよい。バリアコーティング44の厚さは、基板42を通る光の伝達を妨げないように選んでもよい。例えばバリアコーティング44の層として、光透過の低下が約20%未満又は約5%未満となるようなものである。またバリアコーティング44の材料及び厚さを制御して、基板42の可撓性を保持し、曲げによる著しい劣化が伴わないようにしてもよい。以下で詳細に述べるように、バリアコーティング44には、反応種にとって任意の好適な反応又は再結合生成物が含まれていてもよい。
バリアコーティング44には、材料として、例えば、特に限定されないが、有機材料、無機材料、セラミックス、金属又はそれらの組合せが含まれていてもよい。通常、これらの材料は、基板42上にプラズマから堆積させてもよい反応プラズマ種の反応又は再結合生成物である。ある実施形態では、有機材料には、炭素、水素、酸素及び任意的に、他の微量元素、例えばイオウ、窒素、ケイ素などが、反応物のタイプに応じて含まれていてもよい。コーティング内の有機組成物となる好適な反応物は、直鎖又は分岐のアルカン、アルケン、アルキン、アルコール、アルデヒド、エーテル、アルキレンオキシド、芳香族など、最大で15の炭素原子を有するものである。無機及びセラミックコーティング材料には通常、以下のものが含まれる。第IIA族、第IIIA族、第IVA族、第VA族、第VIA族、第VIIA族、第IB族及び第IIB族の元素の酸化物、窒化物、炭化物、ホウ化物、酸窒化物、酸炭化物又はそれらの組合せ、第IIIB族、第IVB族及び第VB族の金属、並びに希土類金属。例えば、炭化ケイ素を基板42上に、シラン(SiH4)及び有機材料(例えばメタン又はキシレン)から生成されるプラズマの再結合によって、堆積させることができる。酸炭化ケイ素を、シラン、メタン及び酸素又はシラン及び酸化プロピレンから生成されるプラズマから堆積させることができる。また酸炭化ケイ素を、以下のような有機シリコーン前駆体から生成されるプラズマから堆積させることもできる。例えばテトラエトキシシラン(TEOS)、ヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)、ヘキサメチルジシラザン(HMDSN)又はオクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)。窒化ケイ素を、シラン及びアンモニアから生成されるプラズマから堆積させることができる。アルミニウムオキシカルボナイトライドを、アルミニウムチトラート及びアンモニアの混合物から生成されるプラズマから堆積させることができる。反応物の他の組合せ(例えば金属酸化物、金属窒化物、金属酸窒化物、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素)を、所望のコーティング組成物が得られるように選択してもよい。
他の実施形態では、バリアコーティング44には、ハイブリッド有機/無機材料又は多層有機/無機材料が含まれていてもよい。有機材料には、アクリレート、エポキシ、エポキシアミン、キシレン、シロキサン、シリコーンなどが含まれていてもよい。またほとんどの金属は、基板42が透明であることが必要とされない用途では、例えば基板42がデバイス30の背面として用いられる場合には、バリアコーティング44に適している。さらに、バリアコーティング44を基板42の内面上で電極に直接隣接して設けてもよいし、バリアコーティング44を基板42の外面上に設けてもよい。適切な状況の下では、他の障壁層を用いてもよい。例えば、反射箔層を背側デバイスの背側層の下に取り付けると、障壁層として機能する。さらに、薄いガラスシート(光学的に透明か又はある程度不透明)を前側デバイスの前側層上に取り付けても、障壁層として機能する。
一実施形態では、デバイス30の形成を、最初にバリアコーティング44をプラスチックの基板42上に形成することによって行ってもよい。バリアコーティング44上に、陽極40(例えば、酸化インジウムスズ(ITO))を、前述した技術のいずれか(例えばスパッタリング)を用いて堆積させてもよい。1以上の有機材料層を陽極40上に堆積させてもよい。これらの層には、とりわけ電荷輸送層38及びエレクトロルミネセント有機材料34が含まれていてもよい。種々の実施形態では、これらの層又は追加の有機層を、例えば、印刷プロセス(例えば輪転グラビア、ジェット印刷など)を用いて、パターンに形成してもよい。有機材料上に電極領域12(例えば、NaF/Ag、バリウム、銀など)を、種々の技術(例えば、シャドウマスク上への熱蒸着)を用いて堆積させて、パターンを形成してもよい。前述の通り、導電層32(例えば、ITO又は別の高仕事関数材料)を電極領域12上に堆積させて、陰極を形成してもよい。最後に、バリアコーティング44を有する別の基板42を、陰極上に取り付けてもよい。陽極40及び導電層32を次に、電源リード線(図示せず)に接続してもよい。
陰極の電極領域12をパターニングすることに加えて、陽極40をパターニングしてもよい。これを図4の断面図に例示する。図4では、第1のデバイス50を示している。明瞭にするために、図4〜7では、正孔輸送層38は図示していないが、この層又は前述した他の層のいずれかは、任意的に存在していてもよい。この実施形態では、陽極40及び陰極(例えば、電極領域12)の両方をパターニングしてもよい。したがって、電圧印加されると、陽極40と陰極の電極領域12との間に配置されたエレクトロルミネセント有機材料34は発光52している。しかし、活性電極領域12が存在しないエレクトロルミネセント有機材料34の領域(参照数字54で示す)は、照明していない。図3について述べたように、電極領域12を電気的に接続して、ITO層32によって電圧を印加してもよい。ITO層32は、エレクトロルミネセント材料34には電圧を印加していなくてもよい。同様に、活性陽極40が存在しないエレクトロルミネセント有機材料34の領域(参照数字56で示す)も非照明であってもよい。デバイス30(図3に関して説明した)については、デバイスから出る放出光36は、陰極の一般に反射性の電極領域12の反対側で最も明るい。
陽極40のパターニングは、陰極の電極領域12の場合と同様であってもよく、例えば、縁部における単一の接続部から陽極40に電力供給できるようにする連続した交線を伴うものである。さらに、陽極のラインが陰極の電極領域12のラインに垂直で、エレクトロルミネセント有機材料34内に矩形の照明領域を形成していてもよい。
図5の断面に示すように、多層構造70の形成を、第2のデバイス72を第1のデバイス50(図4に関して前述した)に接合することによって行ってもよい。デバイス50、72を一緒に積み重ねて多層構造70を形成することを、任意の数の可能な技術を用いて行ってもよい。例えば、デバイスを、デバイス50、72間に配置された接続層74によって接合してもよい。接続層74は、光学接着剤として、基板42内で用いる材料の屈折率にマッチングするように、したがって界面材料での反射に起因する光損失が最小になるように、選択されたものであってもよい。或いは、接続層74は、基板42にマッチングする屈折率を伴うオイルであってもよい。この例では、オイルは単に屈折率にマッチングするために用いられており、デバイスを一緒に保持するために用いられていなくてもよい。デバイスの保持は、パッケージング(図7に関してさらに説明及び例示される)によって行ってもよい。
当業者であれば分かるように、基板42中で用いる材料に応じて、任意の数の他の技術を用いてデバイス50、72を結合してもよい。例えば、溶剤結合、超音波溶接、熱積層又は任意の他の、表面を接合するために当技術分野で用いられる技術である。幾つかの実施形態では、デバイス50、72の結合を単に物理的なパッケージングによって、オイルも他の屈折率マッチング化合物も用いずに行ってもよい。そのため、低いデバイスからの光透過効率は減少するが、損失は用途によっては著しくないことがある。
第2のデバイス72の形成を、デバイス30に関して述べた(図3に関して前述した)材料と同じものを用いて行ってもよい。さらに、第2のデバイス72が、陽極76及び陰極78(第1のデバイス50の陽極40及び電極領域12から独立している)を有して、独立な照明が可能になっていてもよい。したがって、第2のデバイス72によって、OLEDパネルの色の調整又は情報伝達、芸術的効果の実現などが可能になる。
例えば、図5の実施形態に示すように、第2のデバイス72がエレクトロルミネセント有機材料の固体層80を有して、デバイス70に対する背景として有用な単一色を実現してもよい。第1のデバイス50の電極領域12が、全表面に規則的に離間させて配置されている場合、多層構造70はチューナブル光源として有用な場合があり、第2のデバイス72から放出された光は第1のデバイス50の電極領域12内のギャップ間で放出される。他の実施形態では、第1のデバイス50は、画像、ロゴなどのデザインを有していてもよく、第2のデバイス72の無地色が対照的な背景を実現していてもよい。さらに他の実施形態では、追加のデバイスとして、それぞれ、追加情報を伝えるのに有用な別個のデザインを有するものを取り入れてもよい。
例えば、図6に示す断面に、第2の多層構造90を例示する。第2の多層構造90は、第1のデバイス50に接合された第3のデバイス92と第2のデバイス72とを有している。第2のデバイス72、第3のデバイス92及び任意の後続のデバイスについて言えば、図3に関して前述したものと同じデザイン及び材料を備えていてもよい。各デバイス50、72、92に対して選択する材料は、他のデバイスから独立していてもよい。図5に関して述べたように、基板42の最外層には、エレクトロルミネセント有機材料34を劣化から保護するための障壁層(図示せず)が含まれていてもよい。これらの障壁層は、対応する基板40の内面又は外面上に形成してもよい。
幾つかの実施形態では、第3のデバイス92を、前述の通り、パターニングされた電極を用いて形成してもよい。さらに、第3のデバイス92の陽極94及び陰極96が、第1のデバイス50及び第2のデバイス72から独立していて、第3のデバイス92が独立に照明するようになっていてもよい。幾つかの実施形態では、第3のデバイス92の発光領域98を規則的に離間させて配置してチューナブル光源を形成し、第2のデバイス72からの光が、第1のデバイス50及び第3のデバイス92の陰極内のギャップを通って光るようになっていてもよい。他の実施形態では、発光領域98を、とりわけ画像、ロゴ又は符号などのデザインを形成するように配置してもよい。このデザインを、第1のデバイス50の発光領域100が形成するデザインと同時に照明してもよいし、独立に照明してもよい。多層パネルを用いるシステム
個々のデバイス(例えば、第1のデバイス50、第2のデバイス72及び第3のデバイス92)を、積み重ねて及び/又は互いに結合した後に、得られる多層構造90を、最終的なディスプレイシステム110に取り入れてもよい。ディスプレイシステム110の例が、図7に例示する断面において分かる。図7において、多層構造90は、反射層112(例えば、金属箔)が構造の背面114上に配置されていて、光を前面118に向けて反射し、そこで放出されてもよい36。金属箔に適した材料としては、アルミニウム箔、ステンレス鋼箔、銅箔、スズ、コバール、インバーなどの材料が挙げられる。他の実施形態では、第3のデバイス72の陰極78は、十分に反射性であってもよい。ディフューザパネル116を前面118上に配置して、個々のデバイスからの光を散乱し、個々のデバイス50、72、92から放出される光を混合するようにしてもよい。
図3について前述の通り、多層構造90の前面118及び背面114を気密シールして、酸素侵入による有機材料(例えば、エレクトロルミネセント有機材料34又は電荷輸送層38)への損傷を防止してもよい。例えば、図3について前述の通り、基板42はバリアコーティング44が表面内に含浸されていてもよい。これを多層構造90の前面118及び背面114の基板42に対して行った場合、これによって有機材料が保護される。或いは、裏面114が反射層112(例えば、金属箔)を有する実施形態では、反射層112によって、水分及び酸素侵入からの十分な保護が得られる。同様に、多層構造90の前面118に取り付けたディフューザパネル116がガラス又は他の堅固な材料から作られている場合、前面118の基板42をそれ以上処理せずに、有機材料に対する十分な保護が得られる。
前述した技術によって、デバイス50、72、92内の有機材料が、多層構造90の前面118又は背面114を通る酸素の拡散から保護されるが、多層構造90の縁部120から起こる酸素又は水蒸気の拡散によって、依然として有機材料が劣化する。したがって、縁部120を封止してこの侵入を防止してもよい。任意の数の技術を用いてパネルの縁部を封止してもよい。
例えば、非浸透性粘着剤122を用いて、多層構造90の縁部120を封止してもよい。非浸透性粘着剤122としては、例えば、シリコーンRTV化合物、ポリウレタン、ポリイミド、エポキシ、ポリアクリルアミド、もしくは任意の同様のシール剤又はシール剤の組合せが挙げられる。これらは、ニートで用いてもよいし、これらに非浸透性充填材(例えば、ガラス粒子、金属粒子など)の添加によって充填してもよい。さらに、縁取り材料124(プラスチック、金属又は任意の他の材料であってもよい)を、多層構造90の周りに配置してもよく、また所定の位置に保持して非浸透性粘着剤122によって封止してもよい。任意の数の他の技術を用いて、多層構造90の縁部を封止してもよい。例えば、金属合金シール剤を、多層構造90の全周囲の周りに配置して、エレクトロルミネセント有機材料が金属合金シール剤で完全に囲まれるようにしてもよい。さらに、これらの技術の任意の組合せを用いてもよい。例えば、縁取り材料124を、金属合金シール剤上で層状にして、非浸透性粘着剤122によって所定の位置に保持してもよい。
多層構造90を、制御器126に、各デバイス(例えば、第1のデバイス50、第2のデバイス72及び第3のデバイス92)の陽極及び陰極に接続されるライン128を経由して接続してもよい。制御器126の構成を、各デバイスへの電力供給を他のデバイスと個々に又は同時に行ってデザインの1以上が同時に見えるように設定してもよい。各デバイスに加えるエネルギーの量を制御して、多層構造90によって得られる照明の量又は色を変えるようにしてもよい。これを用いて、例えば、多層構造90の色を調整することができる。他の実施形態では、加えるエネルギーの量を用いて画像又は符号の照明を周囲の照明条件に対して調整して、明るい状態中に符号がもっと見えるようにすることができる。
本明細書では本技術の幾つかの特徴のみを例示し説明してきたが、当業者には多くの修正及び変化が自明であろう。従って、特許請求の範囲はかかる修正及び変化を本発明の技術的思想に属するものとして包含する。

Claims (21)

  1. 第1のデバイスと第2のデバイスとを備える照明パネルであって、
    第1のデバイスが、
    電気的に連続した第1の陰極と、
    陰極と電気的に接触した第1のエレクトロルミネセント有機材料を含む第1の層と、
    電気的に連続した第1の陽極であって、上記層と電気的に接触した第1の陽極と
    を備えていて、前記第1の陰極と前記第1の陽極の少なくとも一方が、各々5000μm未満の横寸法をもつ複数の電極領域を画成するようにパターニングされて、電圧を印加すると前記第1の層内に発光領域を画成し、
    第2のデバイスが、
    電気的に連続した第2の陰極と、
    第2の陰極と電気的に接触した第2のエレクトロルミネセント有機材料を備える第2の層と、
    電気的に連続した第2の陽極であって、第2の層と電気的に接触した第2の陽極と
    を備えていて、前記第2の陰極と前記第2の陽極がいずれもパターニングされずに前記第2の層の両側で連続層をなしており、
    第1のデバイスが第2のデバイスに接合して多層構造を形成し、第1のデバイス及び第2のデバイスが個々に電圧が印加されるように構成されている、照明パネル。
  2. 前記第1の陰極、第1の層又は第1の陽極の少なくともいずれかがパターニングされて、照明されるように構成された第1のデザインを形成する、請求項1記載の照明パネル。
  3. 前記第1の陰極が、
    エレクトロルミネセント有機材料に実質的に電圧を印加するように構成された2以上の非連続電極領域と、
    非連続電極領域上に堆積された導電層であって、非連続電極領域には通電するが、エレクトロルミネセント有機材料には実質的に電圧を印加しないように構成された導電層と
    を備える、請求項2記載の照明パネル。
  4. 上記発光領域が最小寸法100μm未満である、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の照明パネル。
  5. 当該照明パネルが調色光源となるように構成されている、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の照明パネル。
  6. 当該照明パネルが第3のデバイスを備えており、第3のデバイスが、
    電気的に連続した第3の陰極と、
    第3の陰極と電気的に接触した第3のエレクトロルミネセント有機材料を含む第3の層と、
    電気的に連続した第3の陽極であって、第3の層と電気的に接触した第3の陽極と
    を備えており、第3の陰極、第3の層又は第3の陽極の少なくとも1つがパターニングされて、照明されるように構成された第2のデザインを形成し、
    前記第3の陰極と前記第3の陽極の少なくとも一方が、各々5000μm未満の横寸法をもつ複数の電極領域を画成するようにパターニングされて、電圧を印加すると前記第3の層内に発光領域を画成し、
    第3のデバイスは第1及び第2のデバイスに接合して多層構造を形成し、
    第1のデバイス、第2のデバイス及び第3のデバイスが個々に電圧が印加されるように構成される、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の照明パネル。
  7. 当該照明パネルが調色光源となるように構成されている、請求項6記載の照明パネル。
  8. 第3の陰極が、
    第3のエレクトロルミネセント有機材料に実質的に電圧を印加するように構成された2以上の非連続電極領域と、
    非連続電極領域上に堆積された導電層であって、非連続電極領域には通電するが、第3のエレクトロルミネセント有機材料には実質的に電圧を印加しないように構成された導電層と
    を備える、請求項6又は請求項7記載の照明パネル。
  9. 第1の陽極、第2の陽極又は第3の陽極の少なくとも1つが、60nm〜150nmの厚さの酸化インジウムスズ(ITO)の層を備える、請求項6乃至請求項8のいずれか1項記載の照明パネル。
  10. 第1のデザイン及び第2のデザインが、画像、デザイン、ロゴ、パターン又はそれらの組合せからなる異なる色の層を含む、請求項6乃至請求項9のいずれか1項記載の照明パネル。
  11. 第1の陰極、第3の陰極のいずれか又は両方が、単一の電気的接続から電圧が印加されるように構成された電極材料の交線から形成されるパターンを備える、請求項6乃至請求項10のいずれか1項記載の照明パネル。
  12. エレクトロルミネセント有機材料が、ポリフルオレン、ポリ(フェニレンビニレン)及びポリ(ビニルカルバゾール)からなる群から選択される1種以上のエレクトロルミネセントポリマー又はエレクトロルミネセントポリマー誘導体を含む、請求項6乃至請求項11のいずれか1項記載の照明パネル。
  13. エレクトロルミネセント有機材料が有機金属化合物を含む、請求項6乃至請求項11のいずれか1項記載の照明パネル。
  14. 第1の陰極、第2の陰極、第3の陰極又はそれらの組合せが、光に対して実質的に透明であるように構成される、請求項6乃至請求項13のいずれか1項記載の照明パネル。
  15. 第1の層、第2の層、第3の層のいずれか又はそれらの組合せが、正孔輸送層、正孔注入層、電子輸送層、電子注入層又はエレクトロルミネセント層の1以上を含む、請求項6乃至請求項14のいずれか1項記載の照明パネル。
  16. 多層構造が、気密シールパッケージ内に封止されている、請求項6乃至請求項15のいずれか1項記載の照明パネル。
  17. 複数のデバイスを積み重ねて結合して多層構造を形成することを含む発光アセンブリの製造方法であって、前記複数のデバイスは個々に電圧が印加されるように構成されており、前記複数のデバイスの各々の形成が、
    エレクトロルミネセント有機材料を含む層を形成する段階と、
    上記層を、電気的に連続した陽極及び電気的に連続した陰極と電気的に接触させる段階であって、前記陰極及び前記陽極の一方又は両方が、各々5000μm未満の横寸法をもつ複数の電極領域を画成するようにパターニングされて、電圧を印加すると前記層内に発光領域を画成するように構成される、段階と
    を含んでおり、当該方法が、さらに、
    バックライトデバイスを形成する段階であって、
    電気的に連続したバックライト陰極を形成する段階と、
    バックライト陰極と電気的に接触したバックライトエレクトロルミネセント有機材料を含むバックライト層を形成する段階と、
    電気的に連続し、バックライト層と電気的に接触したバックライト陽極を形成する段階とを含むバックライトデバイスを形成する段階と、
    バックライトデバイスを1以上のデバイスに接合して層状構造を形成する段階であって、各デバイスは個々に照明するように構成される、段階と
    を含んでいる、方法。
  18. 陽極と陰極の一方又は両方に、エレクトロルミネセント有機材料の発光領域に電圧を印して最小寸法100μm未満の発光領域にするパターンを形成する段階を含む、請求項17記載の方法。
  19. 陰極の形成を、
    2以上の非連続電極領域をエレクトロルミネセント有機材料上に堆積させる段階であって、電極領域が、エレクトロルミネセント有機材料に実質的に電圧を印加するように構成される、段階と、
    導電層を2以上の非連続電極領域上に堆積させる段階であって、導電層は電流を電極領域に伝えるように構成され、導電層はエレクトロルミネセント有機材料に実質的に電圧を印加しないように構成される、段階と
    によって行うことを含む、請求項17又は請求項18記載の方法。
  20. 発光領域を、デザイン、写真、文字又はそれらの組合せを含むパターンに形成する段階を含む、請求項17乃至請求項19のいずれか1項記載の方法。
  21. 電気制御装置及び電源装置と、
    電気制御装置及び電源装置によって照明するように構成された複数の発光デバイスと、
    発光デバイスに接合されて層状デバイスを形成するバックライトデバイスと
    を備えるシステムであって、複数の発光デバイスは積み重ねて結合されて多層構造を形成し、前記複数の発光デバイスは個々に電圧が印加されるように構成され、前記複数の発光デバイスが、
    電気的に連続した陰極と、
    陰極と電気的に接触したエレクトロルミネセント有機材料を含む層と、
    電気的に連続した陽極であって、上記層と電気的に接触した陽極と
    を備えており、
    前記陰極と前記陽極の一方又は両方が、各々5000μm未満の横寸法をもつ複数の電極領域を画成するようにパターニングされて、電圧を印加すると前記層内に発光領域を画成し、
    バックライトデバイスは、電気制御装置及び電源装置で個々に照明されるように構成され、バックライトデバイスは、エレクトロルミネセント有機材料を含む層を備え、バックライトデバイスは、層状デバイスに渡って均一に発光するように構成される、システム。
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