JP5793127B2 - 周波数シンセサイザ - Google Patents

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本発明は、周波数シンセサイザに関し、特にフラクショナルN周波数シンセサイザに関する。
従来の周波数シンセサイザとしては、基準信号の周波数Frefを分周比Rで分周し、分周したFref/Rステップで周波数を設定するインテジャーN周波数シンセサイザがある。また、インテジャーN周波数シンセサイザよりもさらに細かい、つまり分周比Rを小数として周波数設定を実現するフラクショナルN周波数シンセサイザが提案されている。
一般に、周波数シンセサイザのVCO出力信号のスペクトラムにおいて、所望の周波数からの側波帯成分がスプリアスや位相ノイズとして見えてきてしまうため、元来、このノイズやスプリアスを低減する技術が多数考案されている。そのなかでもフラクショナルN周波数シンセサイザの位相ノイズにおいては、回路の単体素子がもつ熱雑音やフリッカ雑音といった、いわゆる“インテジャー成分の位相ノイズ”に加え、位相周波数比較器の位相差Δφに対するチャージポンプの出力電流Icpの積分値の“非線形性”に起因する位相ノイズが加算されてしまう。
そこで、この線形性に起因するフラクショナルN周波数シンセサイザ特有の位相雑音を低減する手法も種々考案されている(特許文献1、特許文献2参照)。
特開2005−260866号公報 特開2007−318290号公報
図17は、従来の周波数シンセサイザにおける、位相周波数比較器(PDF:Phase Frequency Detector)100と、チャージポンプ200(CP:Charge Pump)との一般的な構成例を示す。
位相周波数比較器100は、2つのフリップフロップ回路(FF)101,102と、NAND回路103とより構成される。チャージポンプ200は、UP側電流源201と、DW側電流源202と、スイッチ203,204とより構成される。
図17において、位相周波数比較器100により制御されるチャージポンプ200は、一般的にUP側電流源201とDW側電流源202とが単一の電流パスで構成されているため、UP電流(Iup)若しくはDOWN電流(Idown)が、ONからOFF、若しくはOFFからONするタイミングで他方の電流に影響を及ぼしてしまう。
図18は、位相差Δφに対するチャージポンプ200の出力電流Icpの積分特性における、ゼロクロス点近傍での非線形性を示す。
図18において、φVCOは電圧制御発振器の位相を示し、φREFは基準信号の基準周波数の位相を示す。なお、φVCO<φREFの場合、出力電流Icpは、UP電流に比例(∝Iup)する。φVCO>φREFの場合、出力電流Icpは、DOWN電流に比例(∝Idown)する。
位相周波数比較器100の位相差Δφ(ここでは、基準信号が進んでいる方向を正とする)に対するチャージポンプ200の出力電流Icpの積分値は、位相LOCKポイントの正負の境界を跨ぐゼロクロス点近傍において、より顕著に非線形特性が現われている。
図19は、AC電流ミスマッチによる非線形性を示す。
回路を集積化する際に考慮すべき配線インダクタやワイヤーボンディングのインダクタにより出力電流をリンギングさせてしまうことや、レイアウトによる寄生容量によりUP電流・DOWN電流に相関をもたせることは、チャージポンプの出力電流Icpの非線形性の要因を強める形になる。
それに加え、UP側とDW側の出力電流パルスの波高値(AC電流)にも誤差があると、位相差Δφの正負でチャージポンプの利得が異なることになるため、このことも非線形性の要因となってしまう。その結果、ゼロクロス近傍の位相LOCKポイントを起点としたアキュムレータの微小な位相変位量に対する電流利得が線形ではなくなるため、位相ノイズが大きくなってしまう。
これに対して、特許文献1及び特許文献2は、チャージポンプの出力部に、位相周波数比較器を制御するためのスイッチング電流源とは別に、OFFSET用のMOS電流源を並列に付加した構成にしたことによって、位相LOCKポイントをゼロクロス点からずらすという対策を施したものである。この方法では、位相LOCKポイントを線形領域にずらすことができるのでゼロクロス近傍の“非線形性”に起因する位相雑音を低減させることができるが、回路規模の増加や消費電流の増大を招き、さらにその付加したOFFSET用のMOS電流源が、フリッカ雑音や熱雑音でインテジャー(積分)成分の位相ノイズを増加させてしまう要因となる。
そこで、本発明の目的は、インテジャー成分の位相ノイズを増加させることなく、チャージポンプを線形範囲で動作させることによって、周波数シンセサイザの“非線形性”の起因となる位相雑音を低減することにある。
本発明は、基準周波数を分周した参照信号と分周器からの出力信号との2つの信号とが入力され、該2つの信号の周波数又は位相の比較結果に応じて所定の制御信号をチャージポンプに対して出力する位相周波数比較器を有する周波数シンセサイザであって、前記位相周波数比較器は、該位相周波数比較器の位相変位量に対する前記チャージポンプの出力電流の積分値として表される位相ロックポイントをゼロクロス点からシフトさせるように、前記位相変位量を補正するための制御信号を生成する制御信号生成手段を具え、前記制御信号生成手段は、前記分周器の出力信号をUP側制御信号として出力し、立ち上がりは前記分周器の出力信号の立ち上がりに同期し、立下りは参照信号によって制御されるDOWN側制御信号を生成し、前記位相周波数比較器は、Phaseモード時にDOWN側のみ利得をもつように、各制御信号を出力することを特徴とする。
また、本発明は、基準周波数を分周した参照信号と分周器からの出力信号との2つの信号とが入力され、該2つの信号の周波数又は位相の比較結果に応じて所定の制御信号をチャージポンプに対して出力する位相周波数比較器を有する周波数シンセサイザであって、前記位相周波数比較器は、該位相周波数比較器の位相変位量に対する前記チャージポンプの出力電流の積分値として表される位相ロックポイントをゼロクロス点からシフトさせるように、前記位相変位量を補正するための制御信号を生成する制御信号生成手段を具え、前記制御信号生成手段は、前記分周器の出力信号をUP側制御信号として出力し、立ち上がりは前記分周器の出力信号の立ち上がりに同期し、立下りは参照信号によって制御されるDOWN側制御信号を生成し、前記位相周波数比較器は、Phaseモード時に、前記UP側制御信号と前記DOWN側制御信号との立ち上がりタイミング差が常に一定となるように各制御信号を出力することを特徴とする。
前記制御信号生成手段は、前記分周器の出力信号をUP側制御信号として出力し、立ち上がりは前記分周器の出力信号の立ち上がりに同期し、立下りは参照信号によって制御されるDOWN側制御信号を生成することを特徴とする。
前記チャージポンプは、前記UP側制御信号および前記DOWN側制御信号のいずれか一方に制御され、一定電流を生成する固定電流源と、前記UP側制御信号および前記DOWN側制御信号の他方に制御され、任意の電流を生成する可変電流源とを具えたことを特徴とする。
前記固定電流源は、前記UP側制御信号に制御されるUP側の電流源であり、前記可変電流源は、前記DOWN側制御信号に制御されるDOWN側の電流源であることを特徴とする。
前記固定電流源は、前記DOWN側制御信号に制御されるDOWN側の電流源であり、前記可変電流源は、前記UP側制御信号に制御されるUP側の電流源であることを特徴とする。
前記チャージポンプは、前記位相周波数比較器の各制御信号の立下りタイミングの差によって出力電流を決定することを特徴とする。
前記位相周波数比較器は、前記参照信号および前記分周器の出力信号がそれぞれ入力される第1および第2のフリップフロップと、前記第1および第2のフリップフロップの各出力信号の論理積(NAND)を遅延させる第1の遅延素子とを具え、前記DOWN側制御信号は、前記第2のフリップフロップの出力信号と前記第1の遅延素子により遅延した信号とに基づき生成されることを特徴とする。
前記位相周波数比較器は、前記第1の遅延素子により遅延した信号をさらに遅延させる第2の遅延素子をさらに具え、前記第1および第2のフリップフロップは、前記第2の遅延素子により遅延した信号に基づいてリセットされることを特徴とする。
前記チャージポンプは、電流源が単一の電流パスで構成されたことを特徴とする。
前記位相周波数比較器および前記チャージポンプは、Phaseモードの等価回路として構成されたことを特徴とする。
前記位相周波数比較器を含む当該周波数シンセサイザは、フラクショナルN周波数シンセサイザとして構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、位相周波数比較器に制御信号生成手段を設け、Phaseモード時に位相周波数比較器をDOWN側のみ利得をもつように構成したので、“非線形性”を解消して、位相周波数比較器の位相差Δφに対するチャージポンプの出力電流Icpの積分値の“線形性”を向上させることができ、“非線形性”に起因する位相ノイズを低減させることができ、これにより、フラクショナルN周波数シンセサイザの位相ノイズの低減を実現することができる。
本発明によれば、Phaseモード時にDOWN側のみ利得をもつ位相周波数比較器と、電流量を切り替えられるチャージポンプとを組み合わせることにより、位相周波数比較器の位相差に対するチャージポンプの出力電流Icpの積分値の“線形性”を向上させて、その“非線形性”に起因する位相ノイズを低減させることができ、これにより、フラクショナルN周波数シンセサイザの位相ノイズの低減を実現することができる。
本発明の第1の実施の形態である、周波数シンセサイザとしてのフラクショナルN周波数シンセサイザの全体的なシステム構成例を示すブロック図である。 本発明に係る位相周波数比較器の構成を示す回路図である。 LOCK近傍のPhaseモードの等価回路を示す回路図である。 本発明に係る位相周波数比較器によってAC電流ミスマッチによる非線形性が解消される例を示す説明図である。 LOCK(Δφ=−φLOCK)のときにおいて、位相周波数比較器によって制御されるチャージポンプ電流Icpの出力タイミングを示す説明図である。 Δφ=−φLOCK+φ1のときにおいて、位相周波数比較器によって制御されるチャージポンプ電流Icpの出力タイミングを示す説明図である。 Δφ=−φLOCK−φ2のときにおいて、位相周波数比較器によって制御されるチャージポンプ電流Icpの出力タイミングを示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態である、位相周波数比較器の構成例を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態である、Phaseモード時における位相周波数比較器と、チャージポンプとを組み合わせて構成された回路図である。 UP電流(Iup)がDOWN電流(Idown)より大きいとき、UP電流(Iup)の可変電流値により位相LOCKポイントの位置をシフト調整できる例を示す説明図である。 UP電流(Iup)とDOWN電流(Idown)とが等しいとき、位相LOCKポイントの位置をシフト調整できる例を示す説明図である。 UP電流(Iup)がDOWN電流(Idown)より小さいとき、UP電流(Iup)の可変電流値により位相LOCKポイントの位置をシフト調整できる例を示す説明図である。 UP電流(Iup)>DOWN電流(Idown)で、LOCK状態(Δφ=−φLOCK)のとき、位相周波数比較器によって制御されるチャージポンプ電流Icpの出力タイミングを示す説明図である。 UP電流(Iup)>DOWN電流(Idown)で、Fdiv(可変)が位相遅れ状態(Δφ=−φLOCK+φ1’)のとき、位相周波数比較器によって制御されるチャージポンプ電流Icpの出力タイミングを示す説明図である。 UP電流(Iup)>DOWN電流(Idown)で、Fdiv(可変)が位相進み状態(Δφ=−φLOCK−φ2’)のとき、位相周波数比較器によって制御されるチャージポンプ電流Icpの出力タイミングを示す説明図である。 本発明の第4の実施の形態である、Phaseモード時における位相周波数比較器と、チャージポンプとを組み合わせて構成された回路図である。 位相周波数比較器とチャージポンプとを備えた従来の周波数シンセサイザの一般的な構成を示す回路図である。 従来の周波数シンセサイザで位相差Δφに対するチャージポンプの出力電流Icpの積分特性における、ゼロクロス点近傍での非線形性を示す説明図である。 従来の周波数シンセサイザでAC電流ミスマッチによる非線形性を示す説明図である。
[第1の例]
本発明の第1の実施の形態を、図1〜図7に基づいて説明する。
<周波数シンセサイザの全体構成>
図1は、本発明に係る周波数シンセサイザとしてのフラクショナルN周波数シンセサイザの全体的なシステム構成例を示す。
フラクショナルN周波数シンセサイザ1は、水晶発振器(XO:Crystal Oscillator)2と、R分周器3と、位相周波数比較器(PFD)4と、チャージポンプ(CP)5と、LPF(Loop Filter)6と、電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)7と、N分周器8と、演算器(accumulator)9とを備えて構成される。この場合、電圧制御発振器7の出力が電圧Voutとして出力されるようになっている。
<周波数シンセサイザの動作>
R分周器3は、水晶発振器(XO)2で生成した基準入力信号(XO信号)の発振周波数を基準周波数とする。このR分周器3は、基準入力周波数Frefを1/Rに落すための分周器である。
N分周器8は、電圧制御発振器(VCO)7の出力信号Voutの周波数Fvcoを1/Nに落すための分周器である。
位相周波数比較器4は、基準入力信号の基準周波数をR分周した入力参照信号と、電圧制御発振器7の出力信号Voutの周波数をN分周したN分周器の出力信号との2つの信号の周波数および位相を比較し、その比較結果としての差分に応じて制御信号(UP側制御信号40、DOWN側制御信号41)をチャージポンプ5に出力する。
チャージポンプ5は、位相周波数比較器4からの制御信号に基づき、電流を出力、または、電流を引き込むことにより、出力電流Icpを制御する。
LPF6は、チャージポンプ5から出力される出力電流Icpを直流電圧(VCO制御電圧)に変換する。
電圧制御発振器7は、LPF6で変換されたVCO制御電圧に比例した周波数の信号を生成し、これを出力信号Voutとして出力端子に供給するとともに、N分周器8へ出力する。
ここで、電圧制御発振器7の利得が正である場合には、R分周器3からの入力参照信号に対し、その比較対象であるN分周器8の出力信号の位相が進んでいるときには、位相周波数比較器4は、チャージポンプ5にDOWN信号(DOWN側制御信号41)を出力する。チャージポンプ5は、DOWN信号(DOWN側制御信号41)に応じて、LPF6から電流を引き込み、VCO制御電圧を引き下げ、電圧制御発振器7の出力信号Voutの周波数または位相を遅らせるように補正する。
逆に、N分周器8の出力信号に対して入力参照信号の位相が進んでいるときには、チャージポンプ5にUP信号を出力する。チャージポンプ5は、UP信号に応じて出力電流Icpを出力しVCO制御電圧を引き上げて、電圧制御発振器7の出力信号Voutの周波数または位相を進めるように補正する。また、電圧制御発振器7の利得が負の場合には、上記と逆の動作となる。
アキュムレータ9は、N分周器8に信号を出力し、分周比をNもしくは(N+1)に変化させる。その結果、電圧制御発振器4の発振周波数FvcoはNと(N+1)の平均値で分周されたことと等価となり、自然数Nで分周されるインテジャーN周波数シンセサイザよりも細かい周波数ステップで周波数を設定することが可能となる。これは例えばΔΣで構成される。
<位相周波数比較器の構成>
次に、本発明に係る位相周波数比較器4の構成について説明する。
上記図1に示すフラクショナルN周波数シンセサイザ1において、本発明では新たに、位相周波数比較器4とチャージポンプ5を構成し、その2つの装置を組み合わせることによってチャージポンプ5を位相LOCK近傍で線形動作させ、良好な位相雑音特性を得るものである。
本例では、本発明に係る図2に示す位相周波数比較器4の構成について説明する。なお、チャージポンプ5の構成については、後述する第3の例および第4の例において説明する。
図2は、位相周波数比較器4の構成を示す。
位相周波数比較器4は、2つのフリップフロップ回路(FF)10,11と、NOT回路12と、本発明に係る制御信号生成手段20とから構成される。
(制御信号生成手段/補正利得)
ここで、制御信号生成手段20および補正利得について説明する。
制御信号生成手段20は、2つのAND回路21,22と、NOT回路12に接続されたNAND回路23と、OR回路24とから構成され、補正利得として表される。
この場合、OR回路24からは、制御信号としてのUP側制御信号40が出力される。AND回路22からは、制御信号としてのDOWN側制御信号41が出力される。また、フリップフロップ回路(FF)10には参照信号として参照クロック30が入力され、フリップフロップ回路(FF)11には分周信号としての分周VCOクロック31が入力される。AND回路21の一方の入力には、周波数モード・イネーブル信号32が入力される。
制御信号生成手段20は、位相周波数比較器4の位相差Δφに対するチャージポンプ5の出力電流Icpの積分値として表される位相ロックポイントをゼロクロス点からシフトさせるように、位相差を補正するための制御信号(UP側制御信号40、DOWN側制御信号41)を生成する。
制御信号生成手段20によって生成される制御信号(UP側制御信号40、DOWN側制御信号41)は、位相差Δφを補正するために、チャージポンプ5の出力電流Icpの出力タイミングを決定する。
制御信号生成手段20によって生成される制御信号(UP側制御信号40、DOWN側制御信号41)は、位相差Δφを補正するために、所定の補正利得に従って生成される。
制御信号生成手段20は、参照信号と分周器からの出力信号との2つの信号のうちのいずれか一方の信号を用いて作成された第1の補正利得に従って、位相差Δφを補正するための第1の制御信号を生成する。
制御信号生成手段20は、参照信号と分周器からの出力信号との2つの信号の両方を用いて作成された第2の補正利得に従って、位相差Δφを補正するための第2の制御信号を生成する。
具体的には、制御信号生成手段20は、第1の補正利得を有するとき、N分周器8の出力信号としての分周信号(分周VCOクロック31)を、OR回路24を介してUP側制御信号40として出力する。また、制御信号生成手段20は、第2の補正利得を有するとき、立ち上がりはN分周器8の出力信号(分周VCOクロック31)の立ち上がりに同期し、かつ、立下りは参照信号(参照クロック30)によって制御されるDOWN側制御信号41を生成する。
<位相周波数比較器の動作>
次に、本発明に係る位相周波数比較器4の動作について説明する。
位相周波数比較器4は、比較する周波数が離れているときと等しいときとで異なる2つの動作をする。ここでは、前者を周波数(Frequency)モード、後者をフェーズ(Phase)モードとする。
図3は、LOCK近傍のPhaseモードの等価回路を示す。
UP側制御信号40は、N−DIVIDERの出力信号そのものとなる。DOWN側制御信号41は、N−DIVIDERの出力信号の立ち上がりに同期して立ち上がり、立下りは参照信号の立ち上がりによって制御される。つまり、この構成では、UP側制御信号40とDOWN側制御信号41との立ち上がりタイミング差が常に一定のため、位相周波数比較器4の制御信号の立下りタイミングの差によって、チャージポンプ5は出力電流を決定する。
(電流ミスマッチによる非線形性)
図4は、制御信号生成手段20によって、AC電流ミスマッチによる非線形性が解消される例を示す。
図3の位相周波数比較器4において、参照信号(参照クロック30)の周波数と位相は一定であるため、N−DIVIDERの立ち上がりタイミングを変化させてDOWN側制御信号41の制御信号幅を調整する。そのため、常にN−DIVIDERのパルスをそのまま出力するだけのUP側制御信号40は位相を補正する利得を有していない。これにより、補正をかけるチャージポンプ電流IcpはIdownのみとなるため、位相LOCKポイントφが比較信号の位相が進んでいる方向のφ=−φLOCKにシフトして、チャージポンプ5のUP側電流源及びDOWN側電流源のAC電流ミスマッチ(図19のΔφの正負の傾きのミスマッチ)による非線形性の問題を解消することができる。
(チャージポンプ電流Icpの出力タイミングの制御)
図5〜図7は、制御信号生成手段20を有する位相周波数比較器4によって制御されるチャージポンプ電流Icpのタイミングを示す。
図5のLOCK(Δφ=−φLOCK)のとき、図6のΔφ=−φLOCK+φ1のとき、図7のΔφ=−φLOCK−φ2のときのいずれも、チャージポンプ電流IcpのUP電流(Iup)とDOWN電流(Idown)との立ち上がりタイミングは変わっていないことがわかる。
図5のLOCK(Δφ=−φLOCK)のとき、図6のΔφ=−φLOCK+φ1のとき、図7のΔφ=−φLOCK−φ2のときのいずれも、利得を有していないUP電流(Iup)の電流パルス幅は常に一定である。
図5は、LOCK状態(Δφ=−φLOCK)を示す。このLOCK状態においては、UP電流(Iup)とDOWN電流(Idown)の積分値は等しい。図中、Fdiv(可変)のパルスは、出力信号(分周VCOクロック31)を示す。Fref(固定)のパルスは、参照信号(参照クロック30)を示す。
図6は、Fdiv(可変)が位相遅れ状態(Δφ=−φLOCK+φ1)を示す。この位相遅れ状態においては、LOCK状態と比較すると、DOWN電流(Idown)のパルス幅を狭くして、DOWN電流(Idown)の積分値を減らし、Fdivの位相を進めるように補正する。すなわち、DOWN電流(Idown)の積分値を減らして、比較信号の位相をφ1分だけ進めるようにΔφを負の方向へ補正をかける。
図7は、Fdiv(可変)が位相進み状態(Δφ=−φLOCK−φ2)を示す。この位相進み状態においては、LOCK状態と比較すると、DOWN電流(Idown)のパルス幅を広くして、DOWN電流(Idown)の積分値を増加させ、Fdivの位相を遅らせるように補正する。すなわち、DOWN電流(Idown)の積分値を増加させ、比較信号の位相をφ2分だけ遅らせるようにΔφを正の方向に補正を掛ける。
以上のようにして、DOWN電流(Idown)のみ変化させて、電圧制御発振器(VCO)7の位相を補正することができる。
本例では、図2に示すように、位相周波数比較器4に制御信号生成手段20を設け、Phaseモード時は位相周波数比較器4をDOWN側制御信号41のDOWN側のみ利得をもつように構成したので、従来問題となっていた図19に示すようなIupとIdownの電流ミスマッチによる“非線形性”を解消して、位相周波数比較器4の位相差Δφに対するチャージポンプの出力電流Icpの積分値の“線形性”を向上させることができ、“非線形性”に起因する位相ノイズを低減させることができる。これにより、フラクショナルN周波数シンセサイザの位相ノイズの低減を実現することができる。
[第2の例]
本発明の第2の実施の形態を、図8に基づいて説明する。なお、前述した第1の例と同一部分については、その説明を省略し、同一符号を付す。
本例は、第1の例の変形例であり、位相周波数比較器4において、制御信号生成手段20の構成を変えた場合の例である。
図8は、制御信号生成手段20を有する位相周波数比較器4の構成例を示す。ここでは、NAND回路23を介したフリップフロップ回路(FF)10,11のリセットへのパスとして、2つの遅延回路(τ1、τ2)25,26を設けた。
ここで、遅延回路(τ1、τ2)25,26を設けた理由について説明する。
前述した図5〜図7に示す不感帯防止パルス幅(電流パルス幅)に関しては、フリップフロップ回路(FF)10,11の素子ノイズを位相周波数比較器4の出力信号の立下がりに付加しないように、DOWN側制御信号41のDW出力信号部分にAND回路22を設けている。ノイズを小さくするために、この不感帯防止幅を小さくしすぎると、フリップフロップ回路(FF)10,11のリセットが反応せず、逆に、不感帯防止幅を広くし過ぎると、インテジャー成分の位相ノイズが大きくなってしまう、若しくはΔφ>0時の位相補正利得が小さいというトレードオフ問題が生じてしまう。
そこで、本例では、2つの遅延回路(τ1、τ2)25,26を設けることによって、そのトレードオフ問題を解消したものである。
具体的には、NAND回路23の後段でAND回路22の手前において、DOWN電流(Idown)のDOWN電流パルスが立ち上がるだけの小さい遅延(最小の不感帯防止幅:τ1)を作り、AND回路22へ信号を出力した後は、フリップフロップ回路(FF)10,11にリセットを掛けるだけに十分な遅延回路(τ2)26を設けて、最小の不感帯防止幅とフリップフロップ回路(FF)10,11の十分なリセット時間を両立させる。
[第3の例]
本発明の第3の実施の形態を、図9〜図15に基づいて説明する。なお、前述した各例と同一部分については、その説明を省略し、同一符号を付す。
本例は、位相周波数比較器4と、チャージポンプ60とを組み合わせて構成した場合の例である。
本例では、チャージポンプ60において、UP側のUP電流(Iup)を可変できるように構成した。
図9は、前述した第2の例の位相周波数比較器4の後段に、チャージポンプ60をさらに設けた構成を示す。
チャージポンプ60は、電源70に接続されたUP側のスイッチ61と、UP側制御信号40に制御されるUP側の電流源としての可変電流源62と、アース71に接続されたDOWN側のスイッチ63と、DOWN側制御信号41に制御されるDOWN側の電流源としての固定電流源64とから構成される。可変電流源62と固定電流源64との接続点65から、チャージポンプ60の出力電流Icpが出力される。
以下、チャージポンプ60の動作について説明する。
図10〜図12は、UP電流(Iup)の可変電流値により、位相LOCKポイントの位置をシフト調整できる例を示す。
前述した図17に示した従来の構成と異なり、位相周波数比較器4はPhaseモード時にDOWN側のみ利得をもつように制御信号(UP側制御信号40、DOWN側制御信号41)を出力するため、チャージポンプ60はDOWN側のDOWN電流(Idown)を一定電流にしてチャージポンプ利得を固定にしたまま、UP側のUP電流(Iup)を可変できるようにして、位相LOCKポイントを調整できる。
図13〜図15は、図10に示すUP電流(Iup)>DOWN電流(Idown)のとき、位相周波数比較器4によって制御されるチャージポンプ電流Icpの出力タイミングを示す。
図13は、LOCK状態(Δφ=−φLOCK)のときを示す。
図10に示すUP電流(Iup)>DOWN電流(Idown)のときは、チャージポンプ60の出力電流Icpは、図13に示すように、IupとIdownの立ち上がりタイミングは等しく、LOCK時にDOWN側の電流パルスの後ろが飛び出る形となっている。
図14は、Fdiv(可変)が位相遅れ状態(Δφ=−φLOCK+φ1’)のときを示す。
図15は、Fdiv(可変)が位相進み状態(Δφ=−φLOCK−φ2’)のときを示す。
図14のΔφ=−φLOCK+φ1’の時、図15のΔφ=−φLOCK―φ2’の時でも、IupよりもIdownの電流パルスの方が飛び出ており、UPとDOWNの境界(ゼロクロス点)を跨ぐことがない。これにより、LOCK近傍からフラクショナル動作をしても、線形範囲内の動作となることがわかる。
同様に、図12に示すUP電流(Iup)<DOWN電流(Idown)のときには、LOCK時にUP側の電流パルスの後ろが飛び出る(DOWN側が引っ込む)形となり、この例でも線形動作が可能となる。
したがって、片側が飛び出ている時間(LOCK時の位相)をアキュムレータ9で変化させる位相以上にしておけば、ボンディング等を考慮したリンギングの電流波形を考慮しても、セトリングしている電流範囲を変位し、且つUPとDOWNの境界を跨ぐことがないので、図10、図12に示すように完全に線形の領域でフラクショナル動作を行うことができる。
以上のように、本発明は、従来の構成(特許文献1,特許文献2)のように、チャージポンプ60の出力部分にオフセットのDC電流源などの、ノイズ源になりうる余分な回路を付加することなく、線形領域でフラクショナル動作させることを可能にするものである。
その結果、“インテジャー成分の位相ノイズ”を増加することなく、前述したフラクショナルN周波数シンセサイザの“非線形性”に起因する位相ノイズを低減させることができる。
以上より、位相周波数比較器4のみの構成では解決できないような、微小な位相差のときに顕著にみられる電流リンギングの影響(LOCK近傍とゼロクロス点の非線形性)も抑えることができる。
すなわち、本例では、例えばチャージポンプ60のUP側の可変電流源62の電流値を、DOWN側の固定電流源64の電流値よりも大きく設計することにより、位相LOCKポイントを非線形領域から負の方向の線形領域にシフトさせることができる(ここでは、基準信号の位相が進んでいる方向を正とする)。
つまり、位相LOCK時のチャージポンプ60の出力電流Icpは、DOWN側の電流パルス幅が飛び出ていることになるので、この位相LOCK部分からアキュムレータ9の分だけ位相を変位させても、DOWN電流(Idown)の後ろの部分しか電流量は変位しないので、上記の線形性が保たれ、“非線形性”に起因する位相ノイズの低減が実現できる。
また、位相周波数比較器4は、2つの遅延(遅延回路(τ1、τ2)25,26)を持たせることにより、フリップフロップ回路(FF)10,11のリセット幅を広くすることと、不感帯防止幅(パルス幅)を狭くすることを両立している。
以上に述べたように、本例では、Phaseモード時にDOWN側のみ利得をもつ位相周波数比較器4と、電流量を切り替えられるチャージポンプ60とを組み合わせることにより、従来問題となっていた位相周波数比較器4の位相差Δφに対するチャージポンプ60の出力電流Icpの積分値の“線形性”を向上させて、その“非線形性”に起因する位相ノイズを低減させることができる。その結果、フラクショナルN周波数シンセサイザの位相ノイズの低減を実現することができる。
[第4の例]
本発明の第4の実施の形態を、図16に基づいて説明する。なお、前述した各例と同一部分については、その説明を省略し、同一符号を付す。
本例は、第3の例の変形例であり、チャージポンプ60の構成を変えた場合の例である。
本例では、チャージポンプ60において、DOWN側のDOWN電流(Idown)を可変できるように構成した。
図16は、前述した第2の例の位相周波数比較器4の後段に、チャージポンプ60をさらに設けた構成を示す。
チャージポンプ70は、電源70に接続されたUP側のスイッチ61と、UP側制御信号40に制御されるUP側の電流源としての固定電流源80と、アース71に接続されたDOWN側のスイッチ63と、DOWN側制御信号41に制御されるDOWN側の電流源としての可変電流源81とから構成される。固定電流源80と可変電流源81との接続点65から、チャージポンプ60の出力電流Icpが出力される。
基本的な回路動作は、前述した第3の例の回路動作と同じである。本例では、チャージポンプ60は、利得をもつDOWN側のDOWN電流(Idown)を可変電流にして位相LOCKポイントを調整できる構成となっており、UP側のUP電流(Iup)を固定としている。
このような構成において、DOWN電流(Idown)が可変なため、チャージポンプ60の利得は変化するが、チャージポンプ60の出力部分にオフセットのDC電流源などのノイズ源になりうる余分な回路を付加して“インテジャー成分の位相ノイズ”を増加することなく、フラクショナルN周波数シンセサイザの“非線形性”に起因する位相ノイズを低減させることができる。
1 周波数シンセサイザ(フラクショナルN周波数シンセサイザ)
2 水晶発振器(XO)
3 R分周器
4 位相周波数比較器(PFD)
5 チャージポンプ(CP)
6 LPF
7 電圧制御発振器(VCO)
8 N分周器
9 演算器
10,11 フリップフロップ回路(FF)
12 NOT回路
20 制御信号生成手段
21,22 AND回路
23 NAND回路
24 OR回路
25,26 遅延回路(τ1、τ2)
30 参照信号(参照クロック)
31 分周信号(分周VCOクロック)
32 周波数モード・イネーブル信号
40 制御信号(UP側制御信号)
41 制御信号(DOWN側制御信号)
60 チャージポンプ
61 UP側のスイッチ
62 UP側の電流源(可変電流源)
63 DOWN側のスイッチ
64 DOWN側の電流源(固定電流源)
65 接続点
70 電源
71 アース
80 UP側の電流源(固定電流源)
81 DOWN側の電流源(可変電流源)
100 位相周波数比較器
101,102 フリップフロップ回路(FF)
103 NAND回路
200 チャージポンプ200
201 UP側電流源
202 DW側電流源
203,204 スイッチ

Claims (9)

  1. 基準周波数を分周した参照信号と分周器からの出力信号との2つの信号とが入力され、該2つの信号の周波数又は位相の比較結果に応じて所定の制御信号をチャージポンプに対して出力する位相周波数比較器を有する周波数シンセサイザであって、
    前記位相周波数比較器は、
    該位相周波数比較器の位相変位量に対する前記チャージポンプの出力電流の積分値として表される位相ロックポイントをゼロクロス点からシフトさせるように、前記位相変位量を補正するための制御信号を生成する制御信号生成手段を具え、
    前記制御信号生成手段は、
    前記分周器の出力信号をUP側制御信号として出力し、
    立ち上がりは前記分周器の出力信号の立ち上がりに同期し、立下りは参照信号によって制御されるDOWN側制御信号を生成し、
    前記位相周波数比較器は、Phaseモード時にDOWN側のみ利得をもつように、各制御信号を出力することを特徴とする周波数シンセサイザ。
  2. 基準周波数を分周した参照信号と分周器からの出力信号との2つの信号とが入力され、該2つの信号の周波数又は位相の比較結果に応じて所定の制御信号をチャージポンプに対して出力する位相周波数比較器を有する周波数シンセサイザであって、
    前記位相周波数比較器は、
    該位相周波数比較器の位相変位量に対する前記チャージポンプの出力電流の積分値として表される位相ロックポイントをゼロクロス点からシフトさせるように、前記位相変位量を補正するための制御信号を生成する制御信号生成手段を具え、
    前記制御信号生成手段は、
    前記分周器の出力信号をUP側制御信号として出力し、
    立ち上がりは前記分周器の出力信号の立ち上がりに同期し、立下りは参照信号によって制御されるDOWN側制御信号を生成し、
    前記位相周波数比較器は、Phaseモード時に、
    前記UP側制御信号と前記DOWN側制御信号との立ち上がりタイミング差が常に一定となるように各制御信号を出力することを特徴とする周波数シンセサイザ。
  3. 前記チャージポンプは、
    前記UP側制御信号および前記DOWN側制御信号のいずれか一方に制御され、一定電流を生成する固定電流源と、
    前記UP側制御信号および前記DOWN側制御信号の他方に制御され、任意の電流を生成する可変電流源と
    を具えたことを特徴とする請求項1又は2記載の周波数シンセサイザ。
  4. 前記固定電流源は、前記UP側制御信号に制御されるUP側の電流源であり、
    前記可変電流源は、前記DOWN側制御信号に制御されるDOWN側の電流源であることを特徴とする請求項記載の周波数シンセサイザ。
  5. 前記固定電流源は、前記DOWN側制御信号に制御されるDOWN側の電流源であり、 前記可変電流源は、前記UP側制御信号に制御されるUP側の電流源であることを特徴とする請求項記載の周波数シンセサイザ。
  6. 前記チャージポンプは、前記位相周波数比較器の各制御信号の立下りタイミングの差によって出力電流を決定することを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の周波数シンセサイザ。
  7. 前記位相周波数比較器は、
    前記参照信号および前記分周器の出力信号がそれぞれ入力される第1および第2のフリップフロップと、
    前記第1および第2のフリップフロップの各出力信号の論理積(NAND)を遅延させる第1の遅延素子と
    を具え、
    前記DOWN側制御信号は、前記第2のフリップフロップの出力信号と前記第1の遅延素子により遅延した信号とに基づき生成されることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の周波数シンセサイザ。
  8. 前記位相周波数比較器は、
    前記第1の遅延素子により遅延した信号をさらに遅延させる第2の遅延素子をさらに具え、
    前記第1および第2のフリップフロップは、前記第2の遅延素子により遅延した信号に基づいてリセットされることを特徴とする請求項記載の周波数シンセサイザ。
  9. 前記位相周波数比較器を含む当該周波数シンセサイザは、フラクショナルN周波数シンセサイザとして構成されたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の周波数シンセサイザ。
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