JP5789548B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パケット中継ネットワークを構成するパケット中継装置におけるパケット制御技術に関する。特に、パケット中継装置内部におけるパケット処理状況を監視し、前記監視状況に基づき、パケット中継装置において動的に通信帯域を制御する技術に関する。
近年、インターネットを利用した放送や動画配信サービスが普及し、高速且つ大容量のデータ通信技術に対する需要は益々高まっている。この様な需要に応える手段の一つとして、従来の回線交換ネットワークから高速通信を安価に実現できる、IP(Internet Protocol)通信ネットワークやイーサネット(登録商標で以下同様)に代表されるパケット通信ネットワークが広く普及している。
パケット通信ネットワークでは、映像データのように大容量のデータを送信する場合に、多数のパケットを送出するため間欠的な連続パケット配信(データストリーム)が発生する。これをバースト或はバーストトラフィックと称する。このようなバーストトラフィックは例えば、インターネット動画配信やテレビ会議などのアプリケーション利用時に生じることが多い。さらに、多数のユーザが映像情報を含む大容量コンテンツを通信するとパケット通信ネットワーク内で複数のバーストが重なり合う現象が生じる。この時、通信経路が交錯する位置に設置された通信装置、即ちパケットが集中する通信装置では一時的にパケット処理の負荷が大きくなる。このようにパケットが集中し、通信装置内の処理能力を超える点を輻輳点又はボトルネック点と称する。
特に通信ネットワークの中心(コア)部では、エッジ部と比較するとより多くのパケットが集約され輻輳が発生しやいため、このような輻輳時でも個人情報やミッションクリティカルな情報を転送する重要パケットの廃棄を防止することが求められる。
パケット通信ネットワークにおけるこのような重要パケットの廃棄を防止する技術として、QoS(Quality of Service)技術が検討されてきた。現在の標準的なQoS技術によれば、パケット中継装置内のスイッチングデバイスは(パケット転送時に)転送対象パケットの送出順序を制御するスケジューラと、送出パケットを一時的にスイッチングデバイス内に格納するバッファ(以降キューと称す)と、キューに格納した送出パケットを当該スイッチングデバイスに設定した帯域幅に従いキューから読み出すことで、入力バーストを抑制する機能を提供するシェーパを備える。または、入力されたパケットの帯域を監視し、設定された帯域以上のパケットを廃棄することで入力バーストを抑制する機能を提供するポリサを備える。
さらに、通信サービス事業者(以降プロバイダと称す)が提供するネットワーク上で、ネットワーク利用者(以降ユーザと称す)に対し接続サービスを提供する際に、Service Level Agreement(以降SLAと称す)が用いられる。SLAとは、プロバイダが、ユーザにサービスの品質を保証する契約である。回線の最低通信速度やネットワーク内の平均遅延時間、利用不能時間の上限など、サービス品質の保証項目や、それらを実現できなかった場合の利用料金の減額に関する規定などをサービス契約に含めることを指す。SLAは、大きく分けて専用線サービスに代表される帯域保証型サービスと、インターネットサービスに代表されるベストエフォート型サービスがある。帯域保証サービスは、契約したユーザの帯域を保証するサービスであるため、当該ユーザのパケット廃棄を防止しなければならない。このため、当該ユーザのパケットを重要パケットと呼ぶ。一方、ベストエフォートサービスは、ユーザの帯域を保証しない代わりに比較的安価なサービスであるため、ネットワークの余分な帯域(以降余剰帯域と称す)を用いて転送される。つまり、ネットワーク混雑状況の悪化に伴った廃棄が認められる。このため、当該ユーザのパケットを非重要パケットと呼ぶ。
通信装置は、重要パケットの廃棄を防止するため、受信パケットを一時的に保存するキューを持つシェーパを有する。シェーパは、受信トラフィックを重要パケットおよび非重要パケットに分類し、それぞれのパケットを対応するキューに格納する。シェーパは、重要パケットを格納したキュー(以降優先キューと称す)から優先的にパケットを送出し、余剰帯域があれば非重要パケットを格納したキュー(以降非優先キューと称す)からパケットを送出する。さらに、各キューにはパケットの読出し帯域が設定可能で、設定帯域通りにパケットを読み出すことでトラフィックのバースト性も解消する。
しかしながら、プロバイダネットワーク内の中継装置に、当該ユーザ分の貸出帯域を確保するシェーパを備えたとしても、ネットワーク内のボトルネック点では複数のパケットが重なった際、重なるタイミングによっては必ずしもパケット間隔は等間隔にはならない。つまり、パケットの合流による複数のパケットの重なりによって、瞬間的にパケットが連続し、バーストが発生することになる。
このため、ネットワーク管理システムNMS(Network Management System)やRSVP(Resource Recervation Protocol)により貸出帯域を確保したとしても、バースト化により瞬間的には貸出帯域を超過することとなる。この貸出帯域超過分は、バッファに蓄積されるため、即時廃棄されることはない。しかしながら、既知の待ち行列理論でも証明されている通り、重要パケットの廃棄を100%防止するためには無限大のバッファが必要になる。
このような事態を避けるため、装置を管理するソフトウェアなどにより、ボトルネック点で重要パケットのキュー長を監視し、重要パケットのキュー長が増加すると輻輳と判断し重要パケットの読出し帯域を増加させることが考えられる。本機能は、装置の入力側及び出力側を接続し、帯域制御(シェーピング)を行うスイッチングデバイスにて実装されることが一般的である。
このような技術は、キューに備えられたパケットの読出し帯域を変更する従来技術として特許文献1に記載されている。特許文献1では、平均キュー長さを測定して、この長さに応じてキューの帯域幅を変更する技術が示されている。
また、プロバイダは重要パケットの廃棄を防止するため、当該ユーザへの貸出帯域分の空きがある通信ルート(以降パスと称す)を検索し、各通信装置にパスを設定する。このパス設定の際、全ユーザの貸出帯域の総和が各々のシェーパの帯域以内になるように優先キューに設定する。一方、ネットワーク使用率を最大化するために、非重要パケット用には、余剰帯域の多いルートを検索し、各通信装置にパスを設定する。このパス設定の際、余剰帯域を最大限利用できる様に回線帯域をシェーパの帯域として非優先キューに設定する。
以上より、ネットワーク内に当該ユーザ分の貸出帯域が確保されるため、重要パケットの廃棄の防止が可能であることに加え、非重要パケットがネットワークの余剰帯域を効率よく使用することが可能である。
上述のパス設定や帯域設定のためには、ネットワーク管理システムNMSやRSVPなどを利用できる。
上記QoS制御の従来技術が特許文献2に記載されている。特許文献2ではパケット輻輳が発生した際に、パケットデータ量を多く転送したパケットからポリサ部での流量制限が行われ、合流する複数パケット間のパケットデータ転送量が平等となるようにする技術が示されている。
特開2002−135329号公報 特開2005−260430号公報
しかしながら、近年、本スイッチングデバイスの高性能化に伴い、複雑化してきたため、開発コストが高額となった。そのため、多くの装置ベンダはスイッチングデバイスの自社開発を行わずに、大量生産を行うことでより安価に提供可能な専門のデバイスベンダから購入することが主流となってきている。専門のデバイスベンダから供給されるスイッチングデバイスの詳細な仕様は、公開されず、また、一般的には装置ベンダと専門のデバイスベンダとの間で秘密保持契約を結ぶため、スイッチングデバイスを詳細に解析することは難しい。
従って、スイッチングデバイスを購入した装置ベンダが、他社製である専門のデバイスベンダのスイッチングデバイスを実装する場合、デバイス内はブラックボックスとなり、特許文献1のように装置内のソフトウェアによりキュー長を監視することは困難である。 本発明の目的は、この様なキュー長を直接監視する事が困難な場合でも重要パケットの廃棄を防止する手段を提供することにある。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、パケットを転送する中継装置において、パケットを受信すると、当該パケットに含まれる装置内部の経路を設定する宛先情報に従って転送するパケット中継部と、前記パケット中継部からのパケットを受信する出力パケット制御部および遅延測定パケットを生成し前記パケット中継部へ送信し、当該遅延測定パケットを前記出力パケット制御部を介して前記パケット中継部から受信して自装置内の遅延測定をする遅延測定制御部を有する複数の回線インタフェースボードと、自装置全体を制御する装置管理部と、を備える。
前記出力パケット制御部は、前記パケット中継部からのパケットが前記遅延測定パケットである場合に当該遅延測定パケットを前記遅延測定制御部へ出力する。
前記パケット中継部は、当該パケット中継部に入力されたパケットに含まれる前記宛先情報に対応する回線インタフェースボードの出力パケット制御部へ当該パケットを転送するよう当該パケットの振り分けを行うスイッチ部と、前記スイッチ部からのパケットに含まれる優先度情報に従って、当該パケットを優先度毎に振り分けるクラシファイヤ部と、前記クラシファイヤ部によって振り分けられたパケットを前記優先度毎に一時的に保存するキュー部と、前記優先度毎に前記キュー部に保存されたパケットを読み出す割り当て帯域値を保持する帯域情報と、前記帯域情報を参照して前記キュー部に保存されたパケットを読み出すスケジューラ部と、を有する。
前記クラシファイヤ部は、前記遅延測定パケットを優先度の高いキュー部へ振り分ける。
前記遅延測定制御部は、前記遅延測定パケットを送信した時刻と前記宛先情報とを当該遅延測定パケットに付与して前記パケット中継部へ送信し、前記出力パケット制御部から前記遅延測定パケットを受信すると、当該遅延測定パケットを受信した時刻を当該遅延測定パケットに付与し、前記送信した時刻と前記受信した時刻から前記パケット中継部での遅延時間を測定し、測定した前記遅延時間と所定の遅延閾値とを比較する
前記装置管理部は、前記遅延時間が前記所定の遅延閾値を上回ると前記帯域情報の前記優先度の高いキュー部に対応する割り当て帯域値に所定の加算帯域値を加算する。
本発明によれば、遅延などのOAM(Operation Administration and Maintenance)情報をリアルタイムかつ高精度にシェーパ帯域管理に反映することにより、キュー長を直接監視する事が困難な場合でも、複数のユーザパケットが経由する装置に輻輳が生じた際に、重要パケットの廃棄を防止することが出来る。
本実施例のパケット転送装置が適用される通信ネットワークの例を示す図。 本実施例において、通信パケット11のフォーマットの例を示す図。 中継装置のブロック構成の例を示す図。 内部ヘッダ42の例を示す図。 ヘッダ情報テ−ブル2−6の例を示す図 遅延監視テーブルの例を示す図。 遅延測定用OAMパケット12のフォーマットの例を示す図。 パケット中継部2−20の構成の例を示す図。 帯域テーブル3−13の例を示す図。 シェーパ部3−Aが実行する遅延測定結果のシェーパ部3−Aへのフィードバック動作の例を示すシーケンス図。 遅延測定用内部ヘッダ66の例を示す図。 遅延閾値を2つ以上設定した場合の遅延測定結果のシェーパ部3−Aへのフィードバック動作の例を示すシーケンス図。 シェーパ部3−Aへのフィードバック動作に期待される効果を、閾値が2つの場合のグラフの例を示す図。 遅延測定処理の例のフローチャート図。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施例のパケット転送装置が適用される通信ネットワークの例を示す。
図1において、プロバイダネットワークNW(NetWork)10は、複数のパケット転送装置(以下、中継装置と言う)1−2(1−2−1〜1−2−7)、ネットワーク管理システムであるNMS1−4、管理用のキャリア管理ネットワークNW3からなる。NMS1−4は、キャリア管理ネットワークNW3を介して、各中継装置1−2と接続されている。中継装置1−2−1、1−2−6には、それぞれアクセスリンク1−3−8、1−3−9を介して、複数ユーザネットワークNW1、NW2のユーザ端末1−1−1〜1−1−4が収容されている。
中継装置1−2(1−2−1〜1−2−7)は、設定帯域に従い入力パケットの読出しを行うことで、入力バーストを抑制する機能を提供するシェーパ(後述)及び、入力されたパケットの帯域監視を行い、設定された帯域以上のパケットを廃棄することで入力バーストを抑制する機能を提供するポリサ(後述)を備える。シェーパやポリサの帯域は、キャリア管理ネットワークNW3を介して、NMS1−4により設定される。
図2は、本実施例において、プロバイダネットワークNW10とユーザネットワークNW1、NW2との間の通信パケット11のフォーマットを示す。
通信パケット11は、ヘッダである宛先MAC(Media Access Control)アドレス11−1、送信元MACアドレス11−2、VLAN(Virtual Local Area Network)タグ11−3、後続ヘッダの種類を示すタイプ値11−4からなるMACヘッダと、ユーザデータ本体であるペイロード11−5と、フレームチェックシーケンス(FCS(Frame Check Sequence))11−6とからなる。
宛先MACアドレス11−1と送信元MACアドレス11−2には、宛先または送信元のユーザ端末1−1のMACアドレスが設定される。VLANタグ11−3は、パケット識別子となるVLAN ID(IDentification)の値(VID♯)が設定される。
図3は、中継装置1−2のブロック構成を示す。中継装置1−2は、複数の回線インタフェースボード(LIF(Line InterFace))2−22(2−22−1〜2−22−n)と、これらのLIFに接続されたパケット中継部2−20および装置管理部2−40からなる。
各回線インタフェースボード(LIF)2−22は、通信ポートとなる複数の入出力回線インタフェース(2−35−1〜2−35−4)を備え、これらの通信ポートを介して、アクセスリンク(1−3−8、1−3−9)およびプロバイダネットワークNW10上の他の中継装置1−2と接続されている。本実施例では、入出力回線インタフェース(2−35−1〜2−35−4)は、イーサネット用の回線インタフェースとなっている。
各回線インタフェースボード(LIF)2−22は、これらの入出力回線インタフェース(2−35−1〜2−35−4)に接続されたパケットMUX(MUltipleXer)・DEMUX(DE−MUltipleXer)部2−70、NIF(Network InterFace)管理部2−37、パケットMUX・DEMUX部2−70に接続された入力パケットヘッダ処理部2−3、入力パケットヘッダ処理部2−3に接続された帯域監視部2−7、帯域監視部2−7に接続された入力パケット制御部2−50を有する。入力パケット制御部2−50は、入力パケットバッファ2−12および入力パケット処理部2−17を有する。また、各回線インタフェースボード(LIF)2−22は、パケット中継部2−20に接続された複数のSW-IF(SWitch−InterFace)2−23(2−23−1〜2−23−4)と、これらのスイッチインタフェースに接続されたパケットMUX・DEMUX部2−90と、このパケットMUX・DEMUX部2−90に接続された出力パケット制御部2−51を有する。
出力パケット制御部2−51は、出力パケットバッファ2−30および出力パケット処理部2−26を有する。
ここで、SW-IF2−23−iは、入出力回線インタフェース2−35−iと対応しており、入出力回線インタフェース2−35−iで受信した通信パケット11は入力パケットとして、SW-IF2−23−iを介してパケット中継部2−20に転送される。また、パケット中継部2−20からSW-IF2−23−iに振り分けられた出力パケットは、入出力回線インタフェース2−35−iを介して、出力回線に送出される。
入出力回線インタフェース2−35−iは、入力回線から通信パケット11を受信すると、受信パケットに、図4に示す内部ヘッダ42を付加する。内部ヘッダ42は、入力ポートID42−1と、帯域監視ID42−2と、出力側の回線インタフェースボード識別子(NIF ID)42−3と、出力側ポートID42−4と、パケット長42−5とを示す複数のフィールドとからなっている。入力ポートID42−1はパケットが入力した入出力回線インタフェース(ポート)を示す。帯域監視ID42−2は入力したパケットが帯域監視(遅延測定)の対象パケットか否かを表す。出力側NIF ID42−3は、中継装置内部の宛先NIFを示す。出力側ポートID42−4はパケットを出力する入出力回線インタフェース(ポート)を示す。バースト長42−5は、バーストを監視するための値を示す。
このうち、出力側NIF ID42−3と出力側ポートID42−4は、内部ルーティング情報となっており、パケット中継部2−20は、この内部ルーティング情報に従って、入力パケットを特定の回線インタフェースボードの特定のSW-IFに転送する。
入出力回線インタフェース2−35−iが、受信パケットに内部ヘッダ42を付加した時点では、帯域監視ID42−2、出力側NIF ID42−3、出力側ポートID42−4用のフィールドは空欄となっている。これらのフィールドには、後述の入力パケットヘッダ処理部2−3によって有効値が設定される。
パケットMUX・DEMUX部2−70は、入出力回線インタフェース2−35−1〜2−35−4から、内部ヘッダ42が付加された入力パケットを次々と取り込み、入力パケットヘッダ処理部2−3に供給する。入力パケットヘッダ処理部2−3は、後述のヘッダ情報テ−ブル2−6を参照して、各入力パケットの内部ヘッダ42に帯域監視ID42−2、出力側NIF ID42−3、出力側ポートID42−4の値を追加する。
図5に示すヘッダ情報テ−ブル2−6は、VLAN ID14−1をキーとして、帯域監視ID14−2と、出力側NIF ID14−3と、出力側ポートID14−4と、送信元MACアドレス14−5と、宛先MACアドレス14−6を検索するためのものである。ここで、送信元MACアドレス14−5は、出力側ポートID14−4をもつ入出力回線インタフェース2−35−iがもつMACアドレスであり、宛先MACアドレス14−6は、上記入出力回線インタフェース2−35−iを介して接続された中継装置のMACアドレスを示している。ヘッダ情報テ−ブル2−6は、ネットワークの運用前にオペレータによって、NMS1−4からキャリア管理ネットワークNW3を介して設定される。 入出力回線インタフェース2−35−iで入力したパケットが、図2に示したパケットフォーマットをもつユーザ端末1−1−1、1−1−2からの通信パケット11の場合、入出力回線インタフェース2−35−iで図4に示す内部ヘッダ42を付加し、入力パケットヘッダ処理部2−3は、ヘッダ情報テーブル2−6から、内部ヘッダを付与された入力パケットのVLANタグ11−3が示すVIDの値(VID♯)と対応するテーブルエントリを検索し、このテーブルエントリが示す、送信元MACアドレス14−5、宛先MACアドレス14−6を適用して、内部ヘッダを付与された入力パケットのヘッダを書換える。
この時、入力パケットヘッダ処理部2−3は、上記テーブルエントリが示す帯域監視ID14−2、出力側NIF ID14−3、出力側ポートID14−4の値を空欄であった内部ヘッダに追記して、内部ヘッダを付与された入力パケットを帯域監視部2−7に転送する。
本実施例では、重要パケットに対して帯域監視(遅延測定)を行うため、帯域監視をしない非重要パケットは、ヘッダ情報テーブル2−6の各テーブルエントリの中で、帯域監視ID:14−2の値を帯域監視不要を意味する「0」とする。
遅延測定の対象である重要パケットの場合は、ネットワーク運用前にオペレータがNMS1−4により、重要パケットのVID#をヘッダ情報テーブル2−6のVLAN ID14−1に設定し、同エントリの帯域監視ID14−2を「0」以外に設定する。
帯域監視部2−7は、入力パケットヘッダ処理部2−3から内部ヘッダを付与された入力パケットを受信すると、内部ヘッダ42が示す帯域監視ID42−2を判定し、帯域監視ID42−2の値が「0」の内部ヘッダを付与された入力パケットは、帯域監視を省略して、入力バッファ2−12に出力する。
帯域監視ID42−2の値が「0」でなければ、帯域監視部2−7は、帯域監視テーブル55を参照して、フロー毎の帯域監視を行う。
帯域監視テーブル55は、図6に示すように、帯域監視ID55−1、パケットの重要可否に応じ、NMS1−4により割り当てられた帯域を示す割り当て帯域55−2、バースト長55−3のテーブルエントリからなる。各テーブルエントリは、帯域監視ID55−1と対応して、割り当て帯域55−2、バースト長55−3の値を示している。帯域監視テーブル55は、ネットワーク構築の際にNMS1−4により各エントリを設定する。 帯域監視部2−7は、帯域監視ID42−2が「0」以外の内部ヘッダを付与された入力パケットを受信すると、帯域監視テーブル55から、内部ヘッダを付与された入力パケットの帯域監視ID42−2と対応するテーブルエントリを検索し、内部ヘッダを付与された入力パケットが割り当て帯域55−2およびバースト長55−3に違反していないかを監視し、違反した場合は即時廃棄する。一方、違反していなければ、内部ヘッダを付与された入力パケットを入力パケットバッファ2−12に出力する。
入力パケットバッファ2−12に入力された内部ヘッダを付与された入力パケットは、入力パケット処理部2−17によって読み出され、パケットMUX・DEMUX部2−90に転送される。パケットMUX・DEMUX部2−90は、各パケットをその内部ヘッダが示す入力ポートID42−1と対応するSW-IF2−23に振り分ける。
パケット中継部2−20は、各回線インタフェースボード(LIF)のSW-IF2−23−1〜2−23−4から内部ヘッダを付与された入力パケットを受け取り、その内部ヘッダが示す出力側NIF ID42−3と出力側ポートID42−4で特定される回線インタフェースボード(LIF)のSW-IF2−23−iに、内部ヘッダを付与された出力パケットとして転送する。さらに、この際、後述するシェーパ部による帯域制御(シェーピング)を行う。
各SW-IF2−23が受信した内部ヘッダを付与された出力パケットは、パケットMUX・DEMUX部2−90によって、次々と出力パケット処理部2−26に供給される。
出力パケット処理部2−26は、パケットMUX・DEMUX部2−90から受信した内部ヘッダを付与された出力パケットをそのまま出力パケットバッファ2−30に出力する。
また、出力パケット処理部2−26は、後述するように、受信したパケットに含まれるタイプ値及びOpCodeから遅延測定用のOAMパケットを識別し、遅延測定をする制御部であるOAM制御部2−14に転送する。
出力パケットバッファ2−30に入力された内部ヘッダを付与された出力パケットは、出力パケット読出し部2−32によって読み出され、パケットMUX・DEMUX部2−70に供給される。パケットMUX・DEMUX部2−70は、出力パケット読出し部2−32から受け取った内部ヘッダを付与された出力パケットを、内部ヘッダ42が示す出力側ポートID42−4と対応する入出力回線インタフェース2−35に振り分ける。入出力回線インタフェース2−35は、受信した内部ヘッダを付与された出力パケットから内部ヘッダ42を除去し、図2に示したフォーマットで出力パケットを出力回線に送出する。
OAM制御部2−14は、装置内の遅延測定のため、図7で示すフォーマットの遅延測定用OAMパケット12を生成する。生成した遅延測定用OAMパケット12を入力バッファ2−12へ送信し、送信した遅延測定用OAMパケット12を出力パケット処理部2−26から受信することで、装置内の遅延測定を行う。
図7は、OAM制御部2−14が装置内の遅延測定のため生成する遅延測定用OAMパケット12のフォーマットを示す。本フォーマットは、ITU標準ITU−TY.1731に準拠したフォーマットとなっており、各値はITU標準ITU−TY.1731に準拠している。
遅延測定用OAMパケット12は、宛先MACアドレス12−1、送信元MACアドレス12−2、後続ヘッダの種類を示すタイプ値12−4からなるMACヘッダ、MEG(Maintenance Entity Group) Level12−5、Version12−6、OpCode(OperationCode)12−7、Flags12−8、TLV(Type Length Value) Offset12−9、TxTimeStampf12−10(Tx:Transmit)、RxTimeStampf12−11(Rx:Recive)、End TLV12−12、パケットチェックシーケンス(FCS)12−13とからなる。OAM制御部2−14は、本パケットに内部ヘッダ42を付与し入力パケットバッファ2−12に送出する。
遅延測定用OAMパケット12に付与する内部ヘッダ42の情報としては、入力ポートID42−1には、遅延測定対象回線の対応する入力ポートIDが設定される。帯域監視ID42−2には、本実施例で重要パケットを転送する帯域監視対象フローのみ遅延測定を行うため、重要パケットを表す「0」以外の帯域監視IDが設定される。出力側NIF ID42−3と、出力側ポートID42−4には、測定対象となる各経路宛先となる各IDが設定される。パケット長42−5は、遅延測定用OAMパケット12の長さが設定される。
一方、宛先MACアドレス12−1には宛先回線インタフェースボード(LIF)2−22のMACアドレスを、送信元MACアドレス12−2には送信元回線インタフェースボード(LIF)2−22のMACアドレスが設定される。タイプ値12−4には、当該パケットが遅延測定用OAMパケット12であることを示すタイプ値が設定される。MEG Level12−5には、遅延測定用OAMパケット12の管理領域の識別子が設定される。Version12−6には、OAMプロトコルバージョン識別子が設定される。OpCode12−7には、片方向の遅延測定を示すOAM PDU(Protocol Data Unit)タイプ識別子「45」が設定される。Flags12−8には、「0」が設定される。TLV Offset12−9には、Offset値「16」が設定される。TxTimeStampf12−10には、OAM制御部2−14から入力パケットバッファ2−12へ本パケットを送信した時刻が設定される。RxTimeStampf12−11には本パケットを出力パケット処理部2−26から受信した受信時刻が設定されるが、送信時は「0」を設定する。EndTLV12−12には、TLVの終了を示す「0」が設定される。
図14は、遅延測定用OAMパケット12による遅延測定手順を示す。
OAM制御部2−14では、OAM遅延測定パケット12を生成し(141−1)、生成した遅延測定用OAMパケット12のTxTimeStampf12−10に送信時刻を入力し、入力パケットバッファ2−12へ格納する(141−2)。入力パケットバッファ2−12へ格納141−2した遅延測定用OAMパケット12がパケット中継部2−20でスイッチングされ、OAM制御部2−14へ送信される。OAM制御部2−14は、遅延測定用OAMパケット12を受信する際、遅延測定用OAMパケット12のRxTimeStampf12−11に受信時刻を入力し(141−3)、RxTimeStampf12−11とTxTimeStampf12−10の引き算を行うことで遅延値を算出する(141−4)。
図8は、パケット中継部2−20の構成を示す。
パケット中継部2−20は、入力パケットを一時的に保存するキュー(3−8〜3−11)と、帯域テーブル(3−13−1、3−13−2)及びキューの読み出しアルゴリズムを制御するスケジューラ(3−50、3−51)とからなるシェーパ部(3−A、3−B)と入力パケットの振り分けを行うクラシファイヤ(3−5−1、3−5−2)と、パケット転送先を特定するスイッチ部2−50、とからなる。シェーパ部(3−A、3−B)は出力先の回線インタフェースボード(LIF)2−22のSW−IF2−23毎に設けているので2つ(3−A、3−B)に限定されない。
スイッチ部2−50は、SW-IF(2−23−1〜2−23−4)から入力されたパケットを内部ヘッダ42の出力側NIF ID42−3および出力側ポートID42−4のヘッダ情報に基づき、出力するクラシファイヤ3−5を特定し、該当するクラシファイヤ3−5へ転送する。クラシファイヤ3−5は、パケットの帯域監視ID14−2の値に基づき、キューを特定し当該パケットを所定のキュー(3−8〜3−11)に蓄積する。つまり、帯域監視ID 14−2の値が「0」の場合、非優先パケットキュー(3−9、3−11)へ蓄積し、一方、監視ID14−2が「0」でなければ、優先キュー(3−8、3−10)へ蓄積する。
スケジューラ(3−50、3−51)は、設定されたアルゴリズム及び帯域テーブルに設定された各キュー割り当て帯域情報に従いキューの読み出しを行う。スケジューラのアルゴリズムは、一般的に複数定義されており、採用するものは通信装置のQoS仕様に依存する。本実施例でのスケジューラのアルゴリズムは、完全優先制御方式であるStrict Priorityアルゴリズムあり、優先キュー(3−8、3−10)から非優先キュー(3−9、3−11)の順番でキューの読み出しを行う。
本実施例では、パケットがスイッチ部2−50の制御を終えてから、シェーパ部(3−A、3−B)へ転送されることを説明したが、シェーパ部(3−A、3−B)の制御を終えてからスイッチ部2−50の制御を行うよう構成することも可能である。
帯域テーブル(3−13−1、3−13−2)は、図9に示すように、キューを識別するためのクラスキュー3−13−11を検索キーとして、各キューがスケジューラにより読みだされる帯域の制限である割り当て帯域値3−13−12と、規定フレーム長を超過したか否かを確認するためのバースト長3−13−13とを示すテーブルエントリを検索するためのものである。本実施例では、優先キューのクラスキュー3−13−11を「0」、非優先キューのクラスキュー3−13−11を「1」とし、入力パケット長が、バースト長を超過した際に、当該フレームが廃棄対処となる。
シェーパ部(3−A、3−B)における、優先キュー(3−8、3−10)および非優先キュー(3−9、3−11)の割り当て帯域は、ネットワーク構築の際にNMS1−4により帯域テーブル(3−13−1、3−13−2)に帯域を書き込むことで設定される。
優先キュー(3−8、3−10)の帯域は、本優先キューを通過する全重要パケットが廃棄なく転送される様に、本優先キューを通過する全フローの帯域の総和が設定される必要がある。
具体的には、本優先キューを通過する全フローに対して、帯域監視部2−7で設定した割り当て帯域55−2の総和を設定する。一方、非優先キュー(3−9、3−11)は、重要パケットが帯域を消費していなければ、その余剰帯域を使用可能とするため、非優先キューの帯域を回線帯域に設定する。
この様に、非優先キューの帯域を回線帯域にした場合でも、シェーパ部3−Aは優先キュー(3−8、3−10)にパケットがあれば、必ず優先キュー(3−8、3−10)からパケットを読み出すため、非重要パケットにより重要パケットが廃棄されることはない。
さらに、バースト長3−13−13に関しては、重要パケットのバーストはシェーパ部3−Aで制御したいため「0Bytes」、非重要パケットのバーストは制御する必要がないため任意の値(ここでは4Mbytesとした)を設定する。
重要パケットの装置内遅延を測定し、遅延が増加した場合に重要パケット廃棄を防止するフィードバック動作について説明する。
NMS1−4は、オペレータにより入力された遅延閾値に基づき、遅延閾値通知5−1を中継装置に設定する。中継装置は、設定された遅延閾値に基づいて遅延監視処理を行い、中継装置内の遅延値が遅延閾値を越えた場合に遅延閾値を超過した優先キューの帯域増加処理を行い、NMS1−4へ超過した出力NIF IDおよび出力ポートIDを含む警報を送信する。
図10は、重要パケットの装置内遅延を測定し、遅延が増加した場合に重要パケット廃棄を防止するため、中継装置内の装置管理部2−40、OAM制御部2−14、パケット中継部2−20のシェーパ3−Aが実行する遅延測定結果のシェーパ部3−Aへのフィードバック動作のシーケンス図を示す。
装置管理部2−40は、遅延閾値通知5−1を受信すると、その内容に基づいた遅延閾値を装置内の全てのOAM制御部(2−14〜2−14−n)に設定する(5−2〜5−2−n)。
OAM制御部2−14は、遅延閾値設定後、重要パケットの遅延測定を開始する。遅延測定のため、内部ヘッダ42を付与したフォーマットの遅延測定用OAMパケット12を生成する(7−2)。生成した遅延測定用OAMパケット12のTxTimeStampf12−10に送信時刻を記入した上、遅延測定の対象である経路(以降、遅延測定対象フローと称す)の回線インタフェースボード(LIF)2−22の入出力回線インタフェース(2−35)宛に送出する(5−3−1)が、図10ではその内の一つの経路の例として、回線インタフェースボード(LIF)2−22−1のOAM制御部2−14から回線インタフェースボード(LIF)2−22−2の入出力回線インタフェース2−35−1への経路を示す。
遅延測定対象フローに挿入された遅延測定用OAMパケット12は、図8で示したパケット中継部2−20により、遅延測定用OAMパケット12の内部ヘッダ42部が示す出力側NIF ID42−3と出力側ポートID42−4を元に回線インタフェースボード(LIF)2−22−2のSW-IF2−23−1が特定され、スイッチングされ、シェーパ部(3−A、3−B)により、設定されている割り当て帯域に沿って読出し処理(以降、シェーピングと称す)される(7−6)。
この際、遅延測定用OAMパケット12は重要パケットと同じシェーパ部(3−A、3−B)の優先キューに格納されるため、重要パケットと同程度の遅延が発生する。その後、遅延測定用OAMパケット12は、当該インタフェースボード(LIF)2−22−2のSW-IF2−23−1へ転送され、パケットMUX・DEMUX部2−90によって、出力パケット処理部2−26へ転送される。
出力パケット処理部2−26は、遅延測定用OAMパケット12の内部ヘッダ情報を確認することにより遅延測定用OAMパケット12であることを識別し、OAM制御部2−14−2へ転送する。OAM制御部2−14−2が遅延測定用OAMパケット12を受信する際、受信時刻をRxTimeStamp12−11に記入し、OAM制御部2−14−2において、RxTimeStamp12−11からTxTimeStampf12−10を減算することで遅延値を算出する(7−3)。
なお、本実施例では、遅延測定を行う際、遅延測定用OAMパケット12を一回遅延測定対象フローに挿入することを説明したが、予め設定された一定の周期で遅延測定を同一の遅延測定対象フローで複数回行い、平均遅延値を算出することも可能である。
OAM制御部2−14−2は、上記で算出した遅延値と装置管理部2−40から設定された遅延閾値とを比較する(7−4)。比較の結果、算出した遅延値が設定された遅延閾値を上回ると判定された場合(7−4)、設定された遅延閾値を超過した出力側NIF ID42−3および出力側ポートID42−4を含んだ遅延閾値超過警報を装置管理部2−40へ通知する(5−4)。
装置管理部2−40は、遅延閾値超過警報(5−4)を受信すると、通知された出力側NIF ID42−3および出力側ポートID42−4を元に帯域増加の必要があるシェーパ部(3−A、3−B)を特定し(7−5)、シェーパ部(3−A、3−B)の帯域テーブル3−13の重要パケットキュー(クラスキュー0)のエントリ内の割り当て帯域値3―13―12を回線全体の帯域(1000MBPS)に書き換えることで帯域増加設定(5−5)を行う。
なお、NMS1−4へ遅延閾値を超過したシェーパ部3−Aを特定するための情報として出力側NIF ID42−3および出力側ポートID42−4を含んだ警報を通知してもよい。
本実施例では、重要パケットの遅延増加に伴い帯域増加を行う際、回線全体の帯域をもって帯域増加設定を行うことを説明したが、帯域増加幅はQoS用途により変更幅の設定は可能である。つまり、回線全体の帯域の一部である、例えば、回線全体の帯域の10%を重要パケットキューのエントリ内の割り当て帯域値3―13―12に加算してもよい。また、本実施例では、遅延測定の対象である経路に遅延測定用パケットを送出したが、中継装置の全ての経路、すなわち、全ての回線インタフェースボード(LIF)2−22の全ての入出力回線インタフェース(2−35)宛に遅延測定用パケットを送出して、全経路の遅延測定を定期的に行うことも可能である。
また、本実施例で説明する通信装置は、上記のように複数の回線インタフェースボード(LIF)2−22のOAM制御部2−14に跨って遅延測定を行うため、少なくとも自装置内のOAM制御部2−14において、時刻情報が同期されていることを前提とする。 本実施例では、遅延増加の際、回線全体の帯域をもって重要パケットの帯域を増加するため、重要パケットの輻輳からの回復時間が短く、重要パケットの廃棄率を最小限に抑えることが可能である。
以上のように、遅延測定用パケットを用いて中継装置内の遅延測定を行うことで、重要パケットキューの割り当て帯域値を増加するので、キュー長を直接監視する事が困難な場合でも重要パケットの廃棄を防止することが可能となる。
本実施例は、装置内の遅延測定のため、遅延測定用OAMパケット12ではなく、図11で示す遅延測定用内部ヘッダ66を生成し、遅延測定対象となる重要パケットであるユーザパケットに付与する。
図11で示す遅延測定用内部ヘッダ66は、入力ポートID42−1と、帯域監視ID42−2と、出力側の回線インタフェースボード識別子(NIF ID)42−3と、出力側ポートID42−4と、パケット長42−5、TxTimeStampf66−1と、RxTimeStampf66−2とからなっている。入力ポートID42−1と、帯域監視ID42−2、出力側NIF ID42−3と、出力側ポートID42−4と、パケット長42−5は、内部ヘッダ42と同様である。TxTimeStampf66−1は、OAM制御部2−14により遅延測定用内部ヘッダ66の送信時刻であり、RxTimeStampf66−2は遅延測定用内部ヘッダ66がOAM制御部2−14に到着した時刻である。
OAM制御部2−14は、装置内の遅延測定のため、TxTimeStampf66−1に時刻情報を入力した遅延測定用内部ヘッダ66を入力パケット処理部2−17に出力する。
さらに、帯域監視ID42−2、出力側NIFID42−3、出力側ポートID42−4を含んだ遅延測定用内部ヘッダ66の削除指示を出力パケット処理部2−26へ出力する。
入力パケット処理部2−17は、上記遅延測定用内部ヘッダ66の付与指示を受信すると、入力パケットバッファ2−12に蓄積されているパケットの読出しを行う際、パケットの帯域監視ID42−2が「0」以外のパケットの内部ヘッダ42を遅延測定用内部ヘッダ66に変換し、パケットMUX・DEMUX部2−90へ転送する。
パケットMUX・DEMUX部2−90へ転送された遅延測定用内部ヘッダ66が付与されたパケットは、上述図3説明の手順に従って、スイッチングされ、出力パケット処理部2−26へ転送される。
出力パケット処理部2−26は、上記遅延測定用内部ヘッダ66の削除指示を受信すると、遅延測定用内部ヘッダ66の削除指示の帯域監視ID42−2、出力側NIFID42−3、出力側ポートID42−4を到着パケットと比較することにより、当該遅延測定用内部ヘッダ66付与パケットを特定した上、遅延測定用内部ヘッダ66部分のみをコピーし、コピーした遅延測定用内部ヘッダ66をOAM制御部2−14に送信した上、上記遅延測定用内部ヘッダ66からTxTimeStmpf66−1及びRxTimeStampf66−2を削除し、内部ヘッダ42のフォーマットに変換し、当該パケットを出力パケットバッファ2−30へ転送する。以降のパケット転送処理は、実施例1と同様である。
OAM制御部2−14は、受信した遅延測定用内部ヘッダ66部分のRxTimeStampf66−2に受信時刻を格納する。
OAM制御部2−14は、出力パケット処理部2−26から受信した上記遅延測定用内部ヘッダ66のRxTimeStampf66−2からTxTimeStampf66−1を減算することで遅延値を算出する。以降の遅延測定結果のNMS1−4へ通知処理やシェーパ部(3−A、3−B)への帯域の変更は、実施例1の図10と同様である。
遅延測定用内部ヘッダ66を用いた装置内遅延測定の場合、遅延測定のために専用のOAMパケットを生成する必要がないため、優先キューに余分な帯域の増加を招くことなく、装置内部遅延を測定することが出来る。
以上のように、中継装置内の遅延測定をユーザパケットに付与する遅延測定用内部ヘッダにより行うことで、重要パケットキューの割り当て帯域値を増加するので、キュー長を直接監視する事が困難な場合でも重要パケットの廃棄を防止することが可能となる。
図12は、遅延閾値を2つ以上設定した場合のシーケンス図である。
本実施例において装置内遅延が増加した場合に発生する重要パケットの廃棄を防止するため、装置管理部2−40、OAM制御部2−14、シェーパ部(3−A、3−B)が実行する遅延測定結果のシェーパ部(3−A、3−B)へのフィードバック動作のシーケンス図を示す。
NMS1−4は、オペレータにより入力されたN個の遅延閾値に基づき、遅延閾値の通知を装置管理部2−40に送信する。
装置管理部2−40は、遅延閾値通知を受信すると、その内容に基づいた遅延閾値1〜Nを装置内の全てのOAM制御部(2−14、2−14−2)に設定する(20−2、20−2−2)。
OAM制御部2−14は、遅延閾値1〜Nの設定(20−2、20−2−2)後、重要パケットの遅延測定を開始する。遅延測定のため、内部ヘッダ42を付与したフォーマットの遅延測定用OAMパケット12を全ての回線インタフェースボード(LIF)2−22の全ての入出力回線インタフェース(2−35−1〜2−35−4)宛に送信する(20−3−1)。
図12では図10同様に、その内の一つの経路の例として、回線インタフェースボード(LIF)2−22−1のOAM制御部2−14から回線インタフェースボード(LIF)2−22−2の入出力回線インタフェース2−35−1への経路を示す。
以降の遅延測定用OAMパケット12の挿入手順は、実施例1と同様手順で行う。
OAM制御部2−14−2は、算出した遅延値と設定された遅延閾値1とを比較する(17−4)。比較の結果、算出した遅延値が遅延閾値1を上回ると判定した場合、装置管理部2−40に遅延閾値1を超過したシェーパ部3−Aを特定するための情報として出力側NIF ID42−3および出力側ポートID42−4を含んだ遅延閾値1超過警報を通知する(20−4)。
装置管理部2−40は、遅延閾値1超過警報を受信すると、通知された出力側NIF ID42−3および出力側ポートID42−4を元に帯域増加の必要があるシェーパ部3−Aを特定し(17−5)、シェーパ部3−Aの帯域テーブル3−13の重要パケットのエントリ内の割り当て帯域値3−13−12(回線帯域−現状割り当て帯域)/N分を加算する(17−12)。
つまり、回線帯域1000Mbpsから現状の優先キューの割り当て帯域値100Mbps3−13−12の設定値を減算した値は900Mbpsとなる。仮にNが3の場合、加算帯域値は300Mbps(900Mbps/3)となり、現状の優先キューの割り当て帯域値100Mbps3−13−12に加算帯域値(300Mbps)を加算して400Mbps(100Mbps+300Mbps)を新たな割り当て帯域値3−13−12に設定する(17−12)。
加算帯域値の加算後、OAM制御部2−14−2は、算出した遅延値と次の遅延閾値2との比較を行う。ここでは、算出した遅延値と遅延閾値との比較を順次行った後、算出した遅延値と遅延閾値Nとの比較について説明する。
OAM制御部2−14−2は、算出した遅延値と設定された遅延閾値Nとの比較を行う(17−7)。比較の結果、算出した遅延値が遅延閾値Nを上回ると判定された場合、装置管理部2−40に遅延閾値Nを超過したシェーパ部3−Aを示す出力側NIF ID42−3および出力側ポートID42−4を含んだ遅延閾値N超過警報を通知する(20−7)。
装置管理部2−40は、遅延閾値N超過警報を受信すると、シェーパ部3−Aの帯域テーブル3−13の重要パケットのエントリ内の割り当て帯域値3−13−12に(回線帯域−現状割り当て帯域)/N分を加算する(20−8)。
なお、遅延閾値を超過するたびに、または、任意の遅延閾値を超過すると、NMS1−4へ遅延閾値を超過したシェーパ部3−Aを特定するための情報として出力側NIF ID42−3および出力側ポートID42−4を含んだ警報を通知してもよい。
本実施例では説明する通信装置は、上記のように複数の回線インタフェースボード(LIF)2−22のOAM制御部2−14に跨って遅延測定を行うため、少なくとも自装置内のOAM制御部2−14において、時刻情報が同期されていることを前提とする。
また、重要パケットの遅延増加に伴い帯域増加を行う際、余剰帯域の1/Nを持って複数回にわたって帯域増加を行うことを説明したが、帯域増加幅はQoS用途により変更幅の設定は可能である。
図13は、装置内遅延が増加した場合に発生する重要パケット廃棄を防止するため、装置管理部2−40、OAM制御部2−14、シェーパ部が実行する遅延測定結果のシェーパ部(3−A)へのフィードバック動作に期待される効果を、遅延閾値が2つの場合のグラフ21−1を示す。グラフ21−1の縦軸は遅延値で、横軸は時間を表す。
本グラフは、遅延値が遅延閾値1を下回る21−4と、遅延値が遅延閾値1を上回り、かつ遅延閾値2を下回る21−5と、遅延値が遅延閾値2を上回る21−6とからなっている。
グラフ21−1は、遅延値が遅延閾値1を上回る(21−5)と、装置管理部2−40が上述制御20−5を実行することにより遅延値の上昇率が減少する。
さらに、遅延値が遅延閾値2を上回る(21−6)と、装置管理部2−40が上述制御20−8を実行することにより上昇傾向であった遅延値が減少傾向に改善することを示している。
遅延閾値を2つ以上設定するのは、重要パケットのバーストを可能な限り抑制するためである。シェーパ部3−Aの後段でバーストとなった重要パケットの廃棄を回避するため、帯域増加の必要があるシェーパ部3−Aの現状の優先キューの割り当て帯域値3−13−12に徐々に加算帯域値17−12を加算していき、シェーパ部3−Aの割り当て帯域値3−13−12の増加を行う。
なお、上記では遅延測定用OAMパケット12を用いて、複数の遅延閾値で遅延測定を行う場合を説明したが、遅延測定対象となる重要パケットであるユーザパケットに遅延測定用内部ヘッダ66を付与して、複数の遅延閾値で遅延測定を行う場合も同様である。
本実施例では、遅延増加の際、出来るだけ重要パケットの廃棄防止のために必要帯域増加幅を把握し、その分だけ重要パケットの帯域を増加するため、余剰帯域を使用し非重要パケットを転送することで、回線使用の効率化を図ることが可能である。
1−1 ユーザ端末
1−2 中継装置
1−4 NMS(Network Management System)
2−3 入力パケットヘッダ処理部
2−35 入出力回線インタフェース
2−6 ヘッダ情報テーブル
2−14 OAM制御部
2−20 パケット中継部
2−22 回線インタフェースボードLIF(Line Interface)
2−26 出力パケット処理部
2−27 ヘッダ変更テーブル
3−5 クラシファイヤ
3−8 優先キュー
3−9 非優先キュー
3−A シェーパ部
3−13 帯域テーブル
11 通信パケット
12 遅延測定用OAMパケット
42 内部ヘッダ
55 帯域監視テーブル

Claims (7)

  1. パケットを転送する中継装置において、
    ケットを受信すると、当該パケットに含まれる装置内部の経路を設定する宛先情報に従って転送するパケット中継部と、
    前記パケット中継部からのパケットを受信する出力パケット制御部と、遅延測定パケットを生成し前記パケット中継部へ送信し、当該遅延測定パケットを前記出力パケット制御部を介して前記パケット中継部から受信して自装置内の遅延測定をする遅延測定制御部と、を有する複数の回線インタフェースボードと、
    自装置全体を制御する装置管理部と、
    を備え、
    前記出力パケット制御部は、前記パケット中継部からのパケットが前記遅延測定パケットである場合に当該遅延測定パケットを前記遅延測定制御部へ出力し、
    前記パケット中継部は、
    当該パケット中継部に入力されたパケットに含まれる前記宛先情報に対応する回線インタフェースボードの出力パケット制御部へ当該パケットを転送するよう当該パケットの振り分けを行うスイッチ部と、前記スイッチ部からのパケットに含まれる優先度情報に従って、当該パケットを優先度毎に振り分けるクラシファイヤ部と、前記クラシファイヤ部によって振り分けられたパケットを前記優先度毎に一時的に保存するキュー部と、前記優先度毎に前記キュー部に保存されたパケットを読み出す割り当て帯域値を保持する帯域情報と、前記帯域情報を参照して前記キュー部に保存されたパケットを読み出すスケジューラ部と、を有し、
    前記クラシファイヤ部は、
    前記遅延測定パケットを優先度の高いキュー部へ振り分け、
    前記遅延測定制御部は、
    前記遅延測定パケットを送信した時刻と前記宛先情報とを当該遅延測定パケットに付与して前記パケット中継部へ送信し、前記出力パケット制御部から前記遅延測定パケットを受信すると、当該遅延測定パケットを受信した時刻を当該遅延測定パケットに付与し、前記送信した時刻と前記受信した時刻から前記パケット中継部での遅延時間を測定し、測定した前記遅延時間と所定の遅延閾値とを比較し、
    前記装置管理部は、
    前記遅延時間が前記所定の遅延閾値を上回ると前記帯域情報の前記優先度の高いキュー部に対応する割り当て帯域値に所定の加算帯域値を加算する
    ことを特徴とする中継装置。
  2. 請求項に記載の中継装置において、
    前記遅延測定制御部は、
    前記所定の遅延閾値を複数保持し、前記遅延時間と前記複数の所定の遅延閾値とを順に比較し、
    前記装置管理部は、
    前記スケジューラ部が読み出す回線帯域値から前記優先度の高いキュー部に対応する割り当て帯域値を減算して余剰帯域値を算出し、算出した前記余剰帯域値を前記所定の遅延閾値の個数で除した値を前記加算帯域値として保持し、前記遅延時間が前記所定の遅延閾値を上回る毎に、前記帯域情報の前記優先度の高いキュー部に対応する割り当て帯域値に前記加算帯域値を加算する
    ことを特徴とする中継装置。
  3. 請求項に記載の中継装置において、
    前記遅延測定制御部は、前記遅延時間が前記所定の遅延閾値を上回る毎に、遅延閾値超過警報を前記装置管理部へ通知し、
    前記装置管理部は、
    前記遅延閾値超過警報を受信すると、前記加算帯域値を加算する
    ことを特徴とする中継装置。
  4. 請求項1に記載の中継装置において、
    前記遅延測定制御部は、
    前記宛先情報を内部ヘッダとして前記遅延測定パケットに付与する
    ことを特徴とする中継装置。
  5. パケットを転送する中継装置において、
    パケットを受信すると、当該パケットに含まれる装置内部の経路を設定する宛先情報に従って転送するパケット中継部と、
    装置外部から入力されたパケットに遅延測定内部ヘッダを付与する付与指示を出力する遅延測定制御部と、前記付与指示を受けて前記遅延測定内部ヘッダを前記パケットに付与して前記パケット中継部に送信する入力パケット制御部と、前記パケット中継部から受信したパケットに前記遅延測定内部ヘッダ付与されている場合に当該遅延測定内部ヘッダを前記遅延測定制御部へ出力する出力パケット制御部と、を有する複数の回線インタフェースボードと、
    自装置全体を制御する装置管理部と、
    を備え、
    前記パケット中継部は、
    当該パケット中継部に入力されたパケットに含まれる前記宛先情報に対応する回線インタフェースボードの出力パケット制御部へ当該パケットを転送するよう当該パケットの振り分けを行うスイッチ部と、前記スイッチ部からのパケットに含まれる優先度情報に従って、当該パケットを優先度毎に振り分けるクラシファイヤ部と、前記クラシファイヤ部によって振り分けられたパケットを前記優先度毎に一時的に保存するキュー部と、前記優先度毎に前記キュー部に保存されたパケットを読み出す割り当て帯域値を保持する帯域情報と、前記帯域情報を参照して前記キュー部に保存されたパケットを読み出すスケジューラ部と、を有し、
    前記クラシファイヤ部は、
    前記遅延測定内部ヘッダを付与したパケットを優先度の高いキュー部へ振り分け、
    前記遅延測定制御部は、
    前記遅延測定内部ヘッダを付与した時刻と前記宛先情報とを当該遅延測定内部ヘッダに付与する付与指示を前記入力パケット制御部に出力し、前記出力パケット制御部から前記遅延測定内部ヘッダを受信すると、当該遅延測定内部ヘッダを受信した時刻を当該遅延測定内部ヘッダに付与し、前記送信した時刻と前記受信した時刻から前記パケット中継部での遅延時間を測定し、測定した前記遅延時間と所定の遅延閾値とを比較し、
    前記装置管理部は、
    前記遅延時間が前記所定の遅延閾値を上回ると前記帯域情報の前記優先度の高いキュー部に対応する割り当て帯域値に所定の加算帯域値を加算する
    ことを特徴とする中継装置。
  6. 請求項に記載の中継装置において、
    前記遅延測定制御部は、
    前記所定の遅延閾値を複数保持し、前記遅延時間と前記複数の所定の遅延閾値とを順に比較し、
    前記装置管理部は、
    前記スケジューラ部が読み出す回線帯域値から前記優先度の高いキュー部に対応する割り当て帯域値を減算して余剰帯域値を算出し、算出した前記余剰帯域値を前記所定の遅延閾値の個数で除した値を前記加算帯域値として保持し、前記遅延時間が前記所定の遅延閾値を上回る毎に、前記帯域情報の前記優先度の高いキュー部に対応する割り当て帯域値に前記加算帯域値を加算する
    ことを特徴とする中継装置。
  7. 請求項に記載の中継装置において、
    前記遅延測定制御部は、前記遅延時間が前記所定の遅延閾値を上回る毎に、遅延閾値超過警報を前記装置管理部へ通知し、
    前記装置管理部は、
    前記遅延閾値超過警報を受信すると、前記加算帯域値を加算する
    ことを特徴とする中継装置。
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