JP5787772B2 - 流体送達システム - Google Patents

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Description

(関連出願)
本願は、米国仮特許出願第61/149,718号(2009年2月4日出願、名称「HAND−ACTUATED SYRINGE WITH VACUUM CHAMBER FOR AUTO REFILL」)に基づく優先権を主張する。
(発明の分野)
本発明は、概して、充填手動シリンジに関する。
手持ち式の手を動力源とした(例えば、手動)シリンジは、心臓カテーテル研究手技および特殊血管造影手技に使用され得る。例えば、シリンジは、所与の手技のために1回以上、医用流体(例えば、医用撮像で使用するための造影剤)で充填される必要があり得る。この点に関して、第1のシリンジは、典型的には、シリンジ針とボトルの穿刺可能な膜/隔膜との組み合わせを使用することによって、またはシリンジルアー継手とボトルに関連付けられる通気式スパイクとの組み合わせを使用することによって、ボトルと相互接続される。いったんボトルと相互接続されると、ユーザまたは臨床医(典型的には、看護師)が、手動でシリンジプランジャを後退させて、ボトル内からシリンジの中へ医用流体を引き込む。所望のレベルまで充填されると、シリンジはボトルから切り離される。次いで、ユーザ(典型的には、医師)が、(例えば、典型的には、患者の血管系の中にすでに位置付けられたカテーテルを通して)シリンジ内から患者に医用流体を注射する。
かなり頻繁に、医療手技(例えば、血管造影)を完了するために、最初にシリンジの中へ充填されるよりも多くの医用流体が所望される。そのようなものとして、別のシリンジが上記で説明される方法で充填され、または同じシリンジが上記で説明されるのと同様に再充填される。いずれの場合においても、時間および材料(例えば、複数のシリンジ)の一方または両方が無駄になると言える。
本明細書で使用される場合、「流体的に隔離された」という語句または同等物は、少なくとも一時的に、流体が構成要素間を流れることができない、構成要素間の関係を表す。例えば、2つの構成要素が相互から流体的に隔離されている場合、その時の流体は、一方の構成要素から他方の構成要素まで流れることができない。そのように流動が不可能であることは、2つの構成要素間のそのような流動を防止するように位置付けられている、1つ以上の弁による場合がある。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項1)
流体送達システムであって、
医用流体を含む流体源と、
シリンジであって、
放出ポートおよび充填ポートを備えるシリンジ本体であって、該放出ポートは、患者に接続可能である、シリンジ本体と、
該シリンジ本体に対して移動可能であり、該シリンジ本体内に配置されるプランジャヘッドを備えるプランジャと、
該プランジャとの第1のシールであって、該プランジャは、該第1のシールに対して移動する、第1のシールと、
該シリンジ本体、該第1のシール、該プランジャヘッドを用いて規定された真空チャンバと
を含む、シリンジと、
該医用流体を該シリンジの中に装填し、その後、該放出ポートを通して患者に送達するための、該流体源と該充填ポートとの間に延在する導管であって、該放出ポートは、患者に対する接続のために利用可能なままである、導管と、
該流体源と該シリンジ本体の内部との間で該導管と接続された弁であって、該弁は、該シリンジ本体の該内部から該流体源を流体的に隔離するように動作可能である、弁と
を備える、流体送達システム。
(項2)
上記プランジャヘッドは、流体放出ストロークのために、上記第1のシールから離れて上記放出ポートに向かって移動する、項1に記載の流体送達システム。
(項3)
上記プランジャヘッドは、上記プランジャが完全後退位置にある時に、上記放出ポートと上記第1のシールとの間に位置する、項1又は2に記載の流体送達システム。
(項4)
上記シリンジは、上記シリンジ本体の内部および上記プランジャヘッドによって規定される放出チャンバをさらに備え、上記第1のシールは、上記放出チャンバに関して上記プランジャヘッドの反対側に配置される、項1〜3のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
(項5)
上記真空チャンバは、上記放出チャンバに関して上記プランジャヘッドの反対側に配置される、項4に記載の流体送達システム。
(項6)
上記シリンジは、上記プランジャヘッドとの第2のシールをさらに備え、該第2のシールは、上記プランジャに沿って移動する、項1〜5のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
(項7)
上記真空チャンバは、上記シリンジ本体内に配置され、かつ第1および第2の閉鎖端を備え、該第1の閉鎖端は、上記第1のシールを備え、該第2の閉鎖端は、上記プランジャヘッドを備える、項1〜4および6のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
(項8)
上記シリンジは、上記プランジャに対して固定され、該プランジャとともに移動可能である、第2のシールをさらに備え、上記真空チャンバは、上記第1のシールおよび該第2のシールの間に延在する、項7に記載の流体送達システム。
(項9)
流体送達システムであって、
医用流体を含む流体源と、
シリンジであって、
放出ポートおよび充填ポートを備えるシリンジ本体であって、該放出ポートは、患者に接続可能である、シリンジ本体と、
該シリンジ本体に対して移動可能であり、該シリンジ本体内に配置されるプランジャヘッドを備えるプランジャと、
該プランジャヘッドの第1の側にあり、該放出ポートと流体連通する放出チャンバと、
該プランジャヘッドの第2の側にあり、該放出チャンバから流体的に隔離される真空チャンバと
を含む、シリンジと、
該医用流体を該シリンジの中に装填し、その後、該放出ポートを通して患者に送達するための、該流体源と該充填ポートとの間に延在する導管であって、該放出ポートは、患者に対する接続のために利用可能なままである、導管と、
該流体源と該シリンジ本体の内部との間で該導管と接続された弁であって、該弁は、該シリンジ本体の該内部から該流体源を流体的に隔離するように動作可能である、弁と
を備える、流体送達システム。
(項10)
流体放出ストロークの方向への上記プランジャの移動によって、上記放出チャンバの容量は減少し、上記真空チャンバの容量は増加する、項9に記載の流体送達システム。
(項11)
流体放出ストロークの方向への上記プランジャの移動によって、上記真空チャンバ内の圧力は減少する、項10に記載の流体送達システム。
(項12)
上記放出ポートに向かった上記プランジャの移動によって、上記放出チャンバの容量は減少し、上記真空チャンバの容量は増加する、項9に記載の流体送達システム。
(項13)
上記放出ポートに向かった上記プランジャの移動によって、上記真空チャンバ内の圧力は減少する、項12に記載の流体送達システム。
(項14)
上記シリンジは、
上記プランジャとの第1のシールであって、該プランジャは、該第1のシールに対して移動する、第1のシールと、
該プランジャとの第2シールであって、該第2のシールは、該プランジャとともに移動し、該第1および第2のシールは、相互から離間されている、第2のシールと
をさらに備える、項9〜13のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
(項15)
上記第1のシールは、Oリングと上記プランジャとの間の界面によって規定され、該Oリングは、上記シリンジ本体に載置される、項14に記載の流体送達システム。
(項16)
上記第2のシールは、上記プランジャヘッドと上記シリンジ本体の内部との間の界面によって規定される、項14又は15に記載の流体送達システム。
(項17)
上記第1および第2のシールはそれぞれ、上記真空チャンバの境界を規定する、項14〜16のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
(項18)
上記シリンジは、上記放出ポートと接続された第1の逆止め弁をさらに備える、項1〜17のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
(項19)
上記シリンジ本体からの流出は、上記第1の逆止め弁、次いで、上記放出ポートを通して方向付けられる、項18に記載の流体送達システム。
(項20)
上記弁は、上記充填ポートと接続された第2の逆止め弁を備える、項1〜19のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
(項21)
上記シリンジは、上記プランジャと相互作用するバネをさらに備える、項1〜20のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
(項22)
上記バネは、上記放出ポートから離れるように上記プランジャを付勢する、項21に記載の流体送達システム。
(項23)
上記バネは、上記シリンジ本体に対する後退位置に向かって上記プランジャを付勢する、項21又は22に記載の流体送達システム。
(項24)
上記プランジャは、手動力に応じて上記放出ポートに向かって移動する、項1〜23のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
(項25)
項1〜24のいずれか一項に記載の流体送達システムであって、上記シリンジは、上記プランジャを完全後退位置に向かって付勢する少なくとも一つの付勢部材をさらに備える、流体送達システム。
(項26)
上記弁は、第2の逆止め弁を備える、項1〜25のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
(項27)
上記シリンジは、上記第2の逆止め弁を備える、項26に記載の流体送達システム。
(項28)
上記流体源は、加圧される、項1〜27のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
(項29)
上記流体源と流体的に相互接続される加圧源をさらに備える、項1〜28のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
(項30)
圧力ヘッドが上記流体源に関して存在する、項1〜29のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
本明細書で使用される場合、「流体的に相互接続された」、「〜と流体連通している」、「〜と流体的に連通する」という語句、または同等物はそれぞれ、少なくとも1つの状況で、流体が構成要素間を流れることができる、構成要素間の関係を表す。例えば、「患者と流体的に相互接続される注入デバイス」は、流体が、注入デバイスから任意の中間構成要素((例えば、管類、コネクタ)を介して患者へ(例えば、患者の血管系の中へ)流動することができる、構成を表す。
本発明の第1の局面は、その中に規定された放出ポートを有するシリンジ本体を含む、シリンジによって具現化される。加えて、シリンジは、シリンジ本体に対して移動可能であり、プランジャヘッドを含むプランジャを含む。プランジャヘッドは、シリンジ本体内に配置され、シリンジ本体に対して移動可能である。プランジャとの第1のシールがあり、プランジャは、この第1のシールに対して移動する。
いくつかの特徴の改良および追加特徴が、本発明の第1の局面に適用可能である。これらの特徴の改良および追加特徴は、個別に、または任意の組み合わせで使用され得る。そのようなものとして、論議される以下の特徴のそれぞれは、任意の他の特徴または第1の局面の特徴の組み合わせとともに使用され得るが、必須ではない。以下の論議は、本発明の第2の局面の論議の開始まで、第1の局面に適用可能である。
「シール」という用語は、流体がシールの場所を通り過ぎることを防止する領域を規定するために、本明細書で使用される。特に指定されない限り、シールは、任意の適切な方式で規定され得る。シールは、2つ以上の構成要素の間の界面によって規定され得る。第1の局面の場合、プランジャとの第1のシールがある。そのようなものとして、第1のシールは、流体が第1のシールの場所にあるプランジャを通り過ぎることを防止する。
第1のシールの場所は、いくつかの特性化に制約される。プランジャヘッドは、シリンジから流体を放出する目的のシリンジ本体に対するプランジャの移動である、流体放出ストローク中に、第1のシールから離れて放出ポートに向かって移動し得る。プランジャヘッドは、プランジャがその完全後退位置にある時に(例えば、完全後退位置は、後続の流体放出動作で使用するためにシリンジ内にある最大量の流体と関連付けられ得る)、放出ポートと第1のシールとの間にあるものとして特徴付けられ得る。
シリンジは、プランジャヘッドとともに、シリンジ本体の内部の一部分によって規定される、放出チャンバを含み得る。シリンジから放出される流体は、この放出チャンバ内に含まれ得る。一実施形態では、放出チャンバがプランジャヘッドの片側に配置される一方で、第1のシールはプランジャヘッドの反対側に配置されると言い得る。この第1のシールは、少なくとも真空チャンバを規定するのに役立ち得、それにより、この真空チャンバおよび放出チャンバは、シリンジ本体内のプランジャヘッドの対向側に配置される。「真空チャンバ」という語句は、シリンジが曝露される周囲圧力よりも小さい圧力にある、チャンバを意味する。「真空」という用語は、周囲圧力よりも小さい任意の圧力を含む。真空圧はまた、陰圧と呼ばれ得る。真空力は、陰圧によって物体に及ぼされる力であり得る。
真空チャンバは、シリンジ本体の内部内に提供され得、第1および第2の閉鎖または密閉端を含み得る。上記の真空チャンバの第1の閉鎖端は、少なくとも部分的に第1のシールによって規定され得る。第1のシールは、任意の適切な方式によって実現され得る。例えば、1つ以上の密閉部材(例えば、Oリング)が、シリンジ本体に対して固定位置でとどまるよう、シリンジ本体に載置され得、プランジャ(例えば、プランジャヘッドからシリンジ本体を越えて延在するプランジャ押し棒)に係合し得る。つまり、静止Oリングと可動プランジャとの間の界面は、第1のシールを規定し得る。
真空チャンバの第2の閉鎖端は、少なくとも部分的にプランジャヘッドによって規定され得る。概して、プランジャとの第2シールであり得、この第2のシールは、プランジャとともに移動する(例えば、第2のシールは、プランジャに対して固定位置で維持されるものとして特徴付けられてもよく、または別の言い方をすれば、この第2のシールは、プランジャヘッドがシリンジ本体内で、かつそれに対して移動するにつれて、プランジャヘッドに対して同じ位置にとどまるものとして特徴付けられ得る)。第2のシールは、任意の適切な方式で実現され得る。1つ以上の密閉部材(例えば、Oリング)が、プランジャ(例えば、プランジャヘッド)上に載置され得、シリンジ本体の内面に係合して第2のシールを規定し得る。この場合、そのようなOリングとシリンジ本体の内面との間の界面が、第2のシールを規定する。第2のシールを規定するための別のオプションは、プランジャヘッド自体とシリンジ本体の内面との間の界面である。これら2つの場合において、第2のシールの場所は、プランジャとともに移動する。
先述の内容に基づいて、既述の真空チャンバに対する少なくとも1つのシールが、シリンジ本体に対して移動し得る(例えば、上記の第2のシール)一方で、真空チャンバに対する少なくとも1つのシールは、シリンジ本体に対して固定位置で維持され得る(例えば、上記の第1のシール)。別の特性化は、第1および第2のシールの間の間隔(それにより、真空チャンバのサイズ)が、シリンジ本体に対するプランジャの移動によって変化し得ることである。
本発明の第2の局面は、その中に規定された放出ポートを有するシリンジ本体を含む、シリンジによって具現化される。このシリンジはまた、シリンジ本体に対して移動可能であり、プランジャヘッドを含むプランジャも含む。プランジャヘッドは、シリンジ本体内に配置され、シリンジ本体に対して移動可能である。シリンジ本体の放出チャンバは、プランジャヘッドの片側に位置し、シリンジ本体の放出ポートと流体連通している。さらに、シリンジ本体の真空チャンバは、プランジャヘッドの別の側のシリンジ本体内に位置し、放出チャンバから流体的に隔離される。
いくつかの特徴の改良および追加特徴が、本発明の第2の局面に適用可能である。これらの特徴の改良および追加特徴は、個別に、または任意の組み合わせで使用され得る。そのようなものとして、論議される以下の特徴のそれぞれは、任意の他の特徴または第2の局面の特徴の組み合わせとともに使用され得るが、必須ではない。以下の論議は、本発明の第3の局面の論議の開始まで、第2の局面に適用可能である。
シリンジの流体放出ストロークに関連付けられる方向へシリンジ本体に対してプランジャを移動させることは、放出チャンバの容量を減少させ得、真空チャンバの容量を増加させ得、または両方である。プランジャ(例えば、プランジャ押し棒)との第1のシールがあり得、プランジャは、この第1のシールに対して移動し得る。プランジャ(例えば、プランジャヘッド)との第2のシールがあり得、この第2のシールは、プランジャに対して移動し得る。これら第1および第2のシールはそれぞれ、真空チャンバの境界を規定し得、第1の局面に関して上記で論議される第1および第2のシールに従ってもよい。第1の局面に関して上記で論議される種々の特徴のそれぞれは、個別に、または任意の組み合わせで、この第2の局面によって使用され得る。
いくつかの特徴の改良および追加特徴が、本発明の第1および第2の局面のそれぞれに別々に適用可能である。これらの特徴の改良および追加特徴は、個別に、または任意の組み合わせで使用され得る。そのようなものとして、論議される以下の特徴のそれぞれは、任意の他の特徴または第1および第2の局面のそれぞれの特徴の組み合わせとともに使用され得るが、必須ではない。以下の論議は、本発明の第3の局面の論議の開始まで、第1および第2の局面のそれぞれに別々に適用可能である。
シリンジは、任意の適切な種類の手持ち式、手を動力源とした、または手動シリンジであり得る。例えば、シリンジは、ユーザの親指によって係合され得る、プランジャヘッドから延在し、シリンジ本体の端(放出ポートの反対側)を越えて延在する、プランジャ押し棒を含み得る。シリンジ本体を越えて延在するプランジャ押し棒の端は、(例えば、親指で作動させられる)操作者による係合のために適切な作動表面を含み得る。シリンジはまた、少なくとも1つのループがユーザの指を受け取るためにシリンジの筒から延在し、ループがユーザの親指を受け取るためにプランジャの端から延在する、「制御シリンジ」として一般的にしられているものの形態であり得る。シリンジのさらに別のオプションは、ユーザの片手がレバーに係合して操作し、シリンジ本体に対してプランジャの位置を変化させ得るように、一方のレバーも(例えば、旋回ピンによって)シリンジ本体に移動可能に相互接続され、他方のレバーが(例えば、旋回ピンによって)シリンジ本体に移動可能に相互接続される、(例えば、旋回ピンによって)移動可能に相互接続される1対のレバーを有することである。いずれの場合も、ユーザが印加した力は、第1および第2の局面のそれぞれの場合に、流体放出ストロークのためにプランジャを前進させるために使用され得る。
シリンジは、シリンジ本体から出る流動を制御するように第1の逆止め弁を含み得る。一実施形態では、この第1の逆止め弁は、シリンジの放出ノズル内に位置する。他の場所が適切であり得る。シリンジ本体は、充填ポートを含み、シリンジはさらに、(例えば、充填ポートを通るシリンジ本体への流入を制御するように)この充填ポートに対する第2の逆止め弁を含み得る。そのようなものとして、弁が、シリンジからの流体放出中に流体源からシリンジを流体的に隔離し得(例えば、第2の逆止め弁)、弁が、シリンジ装填または再充填動作中に流体源から(シリンジの放出ポートと相互接続された)患者を流体的に隔離し得(例えば、第1の逆止め弁)、または両方である。
真空力は、シリンジの中へ流体を装填するようにシリンジプランジャを後退させるための唯一の力を提供し得る。しかしながら、シリンジプランジャの後退を促進するために、1つ以上の他の力が使用され得る。例えば、完全後退位置まで/完全後退位に向かってプランジャを付勢するために、1つ以上の付勢部材が使用され得る。例えば、バネといった、任意の適切な付勢部材が使用され得る。この点に関して、付勢バネの一方の端が、適切な方式でプランジャに固定され得る一方で、バネの反対側の端は、適切な方式でシリンジ本体に固定され得る。各付勢部材は、シリンジから放出される流体から流体的に隔離され得る。
シリンジは、任意の適切な用途に使用され、例えば、(例えば、シリンジの放出ノズルに載置される管類を介して、および/または患者の血管系に挿入されるカテーテルあるいは他のアクセスデバイスによって)患者に流体を注入するために使用され得る。本発明の流体送達システムは、流体源、および本明細書で説明される任意のシリンジを利用し得る。流体送達システムの流体源は、シリンジの充填ポートと流体的に相互接続され得、流体源からシリンジの中への流動を制御するために、逆止め弁(例えば、上記で記述される第2の逆止め弁)が使用され得る。一実施形態では、シリンジの中へ流体を装填する目的で、真空力を補完または増補してプランジャを後退させるために、流体源の圧力ヘッドが使用され得る。一実施形態では、流体源は、(例えば、加圧源によって)加圧され、この圧力は、シリンジの中へ流体を装填する目的で、真空力を補完または増補してプランジャを後退させるために使用され得る。本明細書で説明される補足力のうちのいずれか1つ以上が、任意の適切な組み合わせを含んで、シリンジの中へ流体を装填する目的で、プランジャを後退させるために真空とともに使用され得る。
本発明の第3の局面は、シリンジの中へ流体を装填する方法によって具現化される。この方法では、真空がシリンジの本体内に生成され、シリンジのプランジャが、この真空を使用して第1の方向にシリンジ本体に対して移動させられる。第1の方向へのこのシリンジプランジャの移動により、医用流体(例えば、医用撮像手技で使用するための造影剤)がシリンジ本体の中へ引き込まれる。
いくつかの特徴の改良および追加特徴が、本発明の第3の局面に適用可能である。これらの特徴の改良および追加特徴は、個別に、または任意の組み合わせで使用され得る。そのようなものとして、論議される以下の特徴のそれぞれは、任意の他の特徴または第3の局面の特徴の組み合わせとともに使用され得るが、必須ではない。この論議の残りは、少なくともこの第3の局面に適用可能である。最初に、第1および第2の局面のそれぞれによるシリンジが、この第3の局面で使用され得る。
第2の方向にシリンジ本体に対してプランジャを移動させることによって、真空が生成され得る。シリンジプランジャは、真空を生成するように一方の方向(例えば、第2の方向)に移動させられ、シリンジプランジャは、シリンジ本体の中へ流体を引き込むように、真空によって反対方向(例えば、既述の第1の方向)に移動させられ得る。既述の第1および第2の方向は、互に反対であり得る。真空は、シリンジ本体の中へあらかじめ装填された医用流体を伴わずに(例えば、シリンジの空の構成)、プランジャを前進させることによって生成され得る。例えば、それは、真空を発生させるプランジャの移動(例えば、既述の第2の方向の移動)によって、空気または別の気体のみがシリンジから放出されているようなものであり得る。しかしながら、真空は、シリンジから医用流体を放出するように、シリンジ本体に対してプランジャを前進させている間に生成され得る。一実施形態では、プランジャの前進によってシリンジから放出される(および真空を発生させる)医用流体は、シリンジプランジャの真空補助移動によってシリンジの中へ装填される医用流体と同じ種類である。
プランジャを後退させてシリンジの中へ流体を装填する力全体は、真空によって提供され得る。シリンジプランジャを後退させるために、他の力がこの真空と組み合わせて使用され得る。例えば、真空を生成するプランジャの移動はまた、シリンジプランジャに作用し、プランジャを後退させてシリンジの中へ流体を引き込むのに役立つ、バネ力を増加させ得る。より具体的には、付勢力がプランジャに及ぼされ得、それは、同プランジャをその完全後退位置まで/完全後退位に向かって付勢する。この付勢力の大きさは、プランジャが真空によって生成される力の絶対値も増加させる方向に移動するにつれて、増大し得る。圧力ヘッドが、シリンジプランジャを後退させるために使用され得る。流体源を加圧することも、シリンジプランジャを後退させるために使用され得る。これらの補足力のうちのいずれか1つ以上が、個別に、または任意の組み合わせで、プランジャを後退させるために真空とともに使用され得る。
真空を生成する方向にシリンジ本体に対してプランジャを前進させる時に、第1の逆止め弁が開かれ(例えば、シリンジから出る流動を制御する逆止め弁)、真空を生成する方向にシリンジ本体に対してプランジャを前進させる時に、第2の逆止め弁が閉じられ得(例えば、流体源からシリンジの中への流動を制御する逆止め弁)、または両方である。シリンジ本体の中へ流体を引き込む方向にシリンジ本体に対してプランジャを移動させる時に、第1の逆止め弁が閉められ(例えば、シリンジから出る流動を制御する逆止め弁)、シリンジ本体の中へ流体を引き込む方向にシリンジ本体に対してプランジャを移動させる時に、第2の逆止め弁が開かれ得(例えば、流体源からシリンジの中への流動を制御する逆止め弁)、または両方である。
いくつかの特徴の改良および追加特徴が、本発明の上記の第1、第2、および第3の局面のそれぞれに別々適用可能である。これらの特徴の改良および追加特徴は、本発明の上記の第1、第2、および第3の局面のそれぞれに関して、個別に、または任意の組み合わせで使用され得る。「単数の」という文脈または同等物に限定されることを目的とする、本発明の任意の他の種々の局面の任意の特徴は、「唯一の」、「単一の」、「限定される」、または同等物等の用語によって、本明細書で明確に説明される。一般的に受け入れられている根拠の実践に従って特徴を導入するだけでは、対応する特徴を単数に限定しない(例えば、自動注入器が「1つのシリジンジ」を含むことを示すだけでは、自動注入器が単一のシリンジしか含まないことを意味しない)。さらに、「少なくとも1つ」等の語句を使用しないことも、対応する特徴を単数形に限定しない(例えば、自動注入器が「1つのシリンジ」を含むことを示すだけでは、自動注入器が単一のシリンジしか含まないことを意味しない)。最後に、特定の特徴に関する「少なくとも概して」または同等物といった語句の使用は、対応する特性および実質的でない変化を包含する(例えば、シリンジ筒が少なくとも略円筒形であると示すことで、円筒形であるシリンジ筒を包含する)。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
放出ポートを備えるシリンジ本体と、
該シリンジ本体に対して移動可能であり、該シリンジ本体内に配置されるプランジャヘッドを備えるプランジャと、
該プランジャとの第1のシールであって、該プランジャは、該第1のシールに対して移動する、第1のシールと
を備える、シリンジ。
(項目2)
上記プランジャヘッドは、流体放出ストロークのために、上記第1のシールから離れて上記放出ポートに向かって移動する、項目1に記載のシリンジ。
(項目3)
上記プランジャヘッドは、上記プランジャが完全後退位置にある時に、上記放出ポートと上記第1のシールとの間に位置する、項目1〜2のうちのいずれか1項に記載のシリンジ。
(項目4)
上記シリンジ本体の内部および上記プランジャヘッドによって規定される放出チャンバをさらに備え、上記第1のシールは、上記放出チャンバに関して上記プランジャヘッドの反対側に配置される、項目1〜3のうちのいずれか1項に記載のシリンジ。
(項目5)
上記放出チャンバに関して上記プランジャヘッドの反対側に配置される、真空チャンバをさらに備える、項目4に記載のシリンジ。
(項目6)
上記プランジャヘッドとの第2のシールをさらに備え、該第2のシールは、上記プランジャに沿って移動する、項目1〜5のうちのいずれか1項に記載のシリンジ。
(項目7)
上記シリンジ本体内に配置され、第1および第2の閉鎖端を備える、真空チャンバをさらに備え、該第1の閉鎖端は、上記第1のシールを備え、該第2の閉鎖端は、上記プランジャヘッドを備える、項目1〜4および6のうちのいずれか1項に記載のシリンジ。
(項目8)
上記プランジャに対して固定され、該プランジャとともに移動可能である、第2のシールをさらに備え、上記真空チャンバは、上記第1のシールおよび該第2のシールの間に延在する、項目7に記載のシリンジ。
(項目9)
放出ポートを備えるシリンジ本体と、
該シリンジ本体に対して移動可能であり、該シリンジ本体内に配置されるプランジャヘッドを備えるプランジャと、
該プランジャヘッドの第1の側にあり、該放出ポートと流体連通する放出チャンバと、
該プランジャヘッドの第2の側にあり、該放出チャンバから隔離される真空チャンバと
を備える、シリンジ。
(項目10)
流体放出ストロークの方向への上記プランジャの移動によって、上記放出チャンバの容量は減少し、上記真空チャンバの容量は増加する、項目9に記載のシリンジ。
(項目11)
流体放出ストロークの方向への上記プランジャの移動によって、上記真空チャンバ内の圧力は減少する、項目10に記載のシリンジ。
(項目12)
上記放出ポートに向かった上記プランジャの移動によって、上記放出チャンバの容量は減少し、上記真空チャンバの容量は増加する、項目9に記載のシリンジ。
(項目13)
上記放出ポートに向かった上記プランジャの移動によって、上記真空チャンバ内の圧力は減少する、項目12に記載のシリンジ。
(項目14)
上記プランジャとの第1のシールであって、該プランジャは、該第1のシールに対して移動する、第1のシールと、
該プランジャとの第2シールであって、該第2のシールは、該プランジャとともに移動し、該第1および第2のシールは、相互から離間されている、第2のシールと
をさらに備える、項目9〜13のうちのいずれか1項に記載のシリンジ。
(項目15)
上記第1のシールは、Oリングと上記プランジャとの間の界面によって規定され、該Oリングは、上記シリンジ本体に載置される、項目14に記載のシリンジ。
(項目16)
上記第2のシールは、上記プランジャヘッドと上記シリンジ本体の内部との間の界面によって規定される、項目14〜15のうちのいずれか1項に記載のシリンジ。
(項目17)
上記第1および第2のシールはそれぞれ、上記真空チャンバの境界を規定する、項目14〜16のうちのいずれか1項に記載のシリンジ。
(項目18)
上記放出ポートと関連付けられる第1の逆止め弁をさらに備える、項目1〜17のうちのいずれか1項に記載のシリンジ。
(項目19)
上記シリンジ本体からの流出は、上記第1の逆止め弁、次いで、上記放出ポートを通して方向付けられる、項目18に記載のシリンジ。
(項目20)
上記シリンジ本体は、充填ポートを備え、上記シリンジはさらに、該充填ポートと関連付けられる第2の逆止め弁を備える、項目1〜19のうちのいずれか1項に記載のシリンジ。
(項目21)
上記プランジャと相互作用するバネをさらに備える、項目1〜20のうちのいずれか1項に記載のシリンジ。
(項目22)
上記バネは、上記放出ポートから離れるように上記プランジャを付勢する、項目21に記載のシリンジ。
(項目23)
上記バネは、上記シリンジ本体に対する後退位置に向かって上記プランジャを付勢する、項目21〜22のうちのいずれか1項に記載のシリンジ。
(項目24)
上記プランジャは、手動力に応じて移動する、項目1〜23のうちのいずれか1項に記載のシリンジ。
(項目25)
流体源と、
項目1〜19および21〜24のうちのいずれか1項に記載のシリンジと
を備える、流体送達システム。
(項目26)
上記シリンジ本体は、充填ポートを備え、上記流体送達システムはさらに、
上記流体源と該充填ポートとの間に延在する導管と、
該流体源と該シリンジ本体の内部との間の流路と関連付けられた第2の逆止め弁と
を備える、項目25に記載の流体送達システム。
(項目27)
上記シリンジは、上記第2の逆止め弁を備える、項目26に記載の流体送達システム。
(項目28)
上記流体源は、加圧される、項目25〜27のうちのいずれか1項に記載の流体送達システム。
(項目29)
上記流体源と流体的に相互接続される加圧源をさらに備える、項目28に記載の流体送達システム。
(項目30)
圧力ヘッドが上記流体源に関して存在する、項目25〜29のうちのいずれか1項に記載の流体送達システム。
(項目31)
シリンジ本体内で真空を生成するステップと、
該生成するステップを使用して、第1の方向に該シリンジ本体に対してプランジャを移動させるステップと、
該移動させるステップを使用して、該シリンジ本体の中へ流体を引き込むステップと
を含む、シリンジの中へ流体を装填するための方法。
(項目32)
上記生成するステップは、第2の方向に上記シリンジ本体に対してプランジャを移動させるステップを含む、項目31に記載の方法。
(項目33)
上記第1および第2の方向は、互に正反対である、項目32に記載の方法。
(項目34)
上記生成するステップは、流体放出ストロークと関連付けられる方向に上記シリンジ本体に対してプランジャを移動させるステップを含む、項目31〜33のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目35)
上記シリンジ本体から液体を放出するステップをさらに含み、上記生成するステップは、上記放出するステップに応答して実行される、項目31〜34のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目36)
上記シリンジ本体から気体を放出するステップをさらに含み、上記生成するステップは、上記放出するステップに応答して実行される、項目31〜34のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目37)
上記放出するステップは、上記シリンジ本体に対してプランジャを前進させるステップを含む、項目35〜36のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目38)
上記真空は、上記移動させるステップのための力を提供する、項目31〜37のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目39)
上記生成するステップによって提供される力を補完する、付勢力を上記プランジャに及ぼすステップをさらに含む、項目31〜38のうちのいずれか1項に記載の方法。
(項目40)
上記付勢力は、圧力ヘッド、バネ力、上記引き込むステップのために上記流体を提供する流体源を加圧するステップ、またはそれらの組み合わせから成る群より選択される、項目39に記載の方法。
(項目41)
上記引き込むステップは、逆止め弁を通して上記流体を方向付けるステップを含む、項目31〜40のうちのいずれか1項に記載の方法。
図1は、真空補助再充填シリンジを有する、流体送達システムの一実施形態の概略図である。 図2A−Cは、図1の流体送達システムによって使用される真空補助再充填シリンジの再充填シーケンスを提示する。 図2A−Cは、図1の流体送達システムによって使用される真空補助再充填シリンジの再充填シーケンスを提示する。 図2A−Cは、図1の流体送達システムによって使用される真空補助再充填シリンジの再充填シーケンスを提示する。 図3は、随意的な補足伸縮バネを伴う、図1の流体送達システムによって使用される真空補助再充填シリンジを図示する。
流体送達システムの一実施形態は、図1に図示され、参照数字10によって識別される。流体送達システム10は、シリンジ14と、流体源86とを含む。概して、流体送達システム10は、流体源86からの流体でシリンジ14を自動的に再充填するように構成される。「再充填」という用語は、シリンジ14に任意の適切な容量を提供することを包含し、具体的には、シリンジ14の流体含有容量全体が、再充填動作の結果として流体源86からの流体によって占有されることを要求としない。
シリンジ14は、シリンジ本体18と、シリンジ本体18内で延在し、それに対して移動可能である、プランジャまたは押し棒アセンブリ54とを含む。シリンジ本体18は、任意の適切なサイズ、形状、構成、および/または種類であり得る。シリンジ本体18は、任意の適切な材料または材料の組み合わせから形成され得る。一実施形態では、シリンジ本体18は、一体化して形成された構造である(例えば、シリンジ本体18の隣接部分/セクションの間にいずれの種類の接合部もないように、1部品構造である)。しかしながら、シリンジ本体18は、適切にともに接合される、2つ以上の別々に製造された構造によって規定することができる。
シリンジ本体18は、フランジ42と、筒22(例えば、円筒形)と、遷移セクション26(例えば、円錐台の形態、錐台形状)と、放出ノズル30とを含む。放出ノズル30は、放出ポート34を含む。流体が、この放出ポート34を通してシリンジ14から放出され得る。逆止め弁50aが、放出ノズル30内に、またはより一般的には放出ポート34と押し棒アセンブリ54との間に配置され得る。好ましくは、シリンジ14からの全ての流出は、逆止め弁50aを通して方向付けられる。
シリンジ本体18はまた、充填または再充填ポート46を含み得る。流体源86からの放出が、この充填ポート46を通してシリンジ14の中へ方向付けられ得る。充填ポート46は、シリンジ本体18に対して任意の適切な場所に配置され得る。図示した実施形態では、充填ポート46は、シリンジ本体18の遷移セクション26の上に配置される。概して、充填ポート46が押し棒アセンブリ54の放出ストロークの端またはその付近に位置することが望ましいであろう。いずれの場合も、逆止め弁50bが、充填ポート46内に、またはより一般的には流体源86とシリンジ筒22の内部との間に配置され得る。好ましくは、(流体源86から)シリンジ14の中への全ての流動は、逆止め弁50bを通して方向付けられる。
押し棒アセンブリ54は、シリンジ本体18内で延在し、さらに、シリンジ本体18に対して移動可能である。押し棒アセンブリ54は、プランジャヘッド58と、プランジャヘッド58から延在するプランジャ押し棒66とを含む。1つ以上の環状密閉部材62が、プランジャヘッド58の周囲上に形成され得、シリンジ本体18の内面に係合し得る。それぞれのそのような密閉部材62は、任意の適切なサイズ、形状、構成、および/または種類であり得る。各密閉部材62は、示されるような押し棒アセンブリ54と一体的に形成され得るが、1つ以上の密閉部材を別々に形成し、プランジャヘッド58上に載置することができる(例えば、Oリング)。次いで、プランジャヘッド58に別々に載置された任意の密閉部材が、プランジャヘッド58の一部になる。
概して、プランジャヘッド58の周囲とシリンジ本体18の内部との間の界面は、第2のシール64を規定する。プランジャヘッド58の周囲の任意の適切な形状は、第2のシール64を規定するために利用され得る(例えば、密閉部材62の異なる形状が適切であり得、第2のシール64を規定するように、プランジャヘッド58の周囲を規定する円筒形表面をシリンジ本体18の内部に押し付けることができる)。いずれの場合も、流体は、第2のシール64を越えて流れることを妨げられるべきである。
プランジャヘッド58がシリンジ本体18に対して移動するため、第2のシール64も、図1の双頭矢印Aによって示されるように移動する。つまり、第2のシール64は、シリンジ14の使用中に押し棒アセンブリ54とともに移動するものとして特徴付けられ得る。第2のシール64は、押し棒アセンブリ54に対して固定位置で維持されるものとして特徴付けられ得る。第2のシール64は、プランジャヘッド58がシリンジ本体18内で、かつそれに対して移動するにつれて、プランジャヘッド58に対して同じ位置にとどまるものとして特徴付けられ得る。
プランジャ押し棒66は、シリンジ本体18の第1端38を越えて延在する(図示した実施形態では、第1端38は放出ポート34の反対側にある)。作動表面70が、プランジャ押し棒66の露出端上に提供される。ユーザは、放出ノズル30に向かって押し棒アセンブリ54を前進させてシリンジ14から流体を放出させるように、この作動表面70の上に指(例えば、親指)を位置付け得る。したがって、シリンジ14は、手動または手を動力源とするものとして特徴付けられ得る。
1つ以上の密閉部材74が、シリンジ本体18に対して固定され得(例えば、シリンジ本体18に載置される)、押し棒アセンブリ54に係合して第1のシール76を規定し得る。押し棒アセンブリ54は、この第1のシール76に対して移動し、第1のシール76は、押し棒アセンブリ54が移動させられるにつれて同じ位置にとどまり得る。図示した実施形態では、密閉部材74は、少なくとも、概してシリンジ本体18の第1端38に配置され、プランジャ押し棒66に係合する。それぞれのそのような密閉部材74は、任意の適切なサイズ、形状、構成、および/または種類(例えば、Oリング)であり得る。
プランジャヘッド58は、流体または放出チャンバ78および真空チャンバ82にシリンジ本体18の内部を分離するものとして特徴付けられ得る。放出チャンバ78が、プランジャヘッド58の片側に配置されるものとして特徴付けられ得る一方で、真空チャンバ82は、プランジャヘッド58の反対側に配置されるものとして特徴付けられ得る。概して、放出チャンバ78が、プランジャヘッド58の放出ポート34と流体的に連通する側に配置される一方で、真空チャンバ82は、プランジャヘッド58の反対側に(例えば、プランジャヘッド58の「裏」側に)配置される。したがって、真空チャンバ82は、第2のシール64(例えば、シリンジ本体18の内部との可動プランジャヘッド58の係合によって規定される)と第1のシール76(例えば、押し棒アセンブリ54、図示した実施形態では具体的にはプランジャ押し棒66との密閉部材74の係合によって規定される)との間に延在する。
第1のシール76と第2のシール64との間の間隔は、シリンジ本体18に対する押し棒アセンブリ54の移動に応じて変化する。押し棒アセンブリ54が放出ポート34に向かって(流体放出ストロークと関連付けられる方向に)移動させられると、(例えば、静止した第1のシール76に対する第2のシール64の移動によって)第1のシール76と第2のシール64との間の間隔が増加する。これは、(シリンジ14からの流体放出を提供するように)放出チャンバ78のサイズを縮小し、真空チャンバ82のサイズを増大させる。押し棒アセンブリ54が(流体装填動作と関連付けられる方向に)放出ポート34から離されると、(例えば、静止した第1のシール76に対する第2のシール64の移動によって)第1のシール76と第2のシール64との間の間隔が減少する。これは、(例えば、その中に流体の装填を収容するように)放出チャンバ78のサイズを増大させ、真空チャンバ82のサイズを減少させる。
流体源86は、シリンジ14の再充填ポート46まで延在する充填または再充填ライン90によって、シリンジ14と流体的に相互接続される。任意の適切な流体が、流体源86によって利用され得る(例えば、造影剤、生理食塩水等の洗浄剤、または任意の他の生体適合性媒体)。充填ライン90は、任意の適切な種類の導管(例えば、医用管類)の形態であり得る。
真空チャンバ82は、流体源86からの流体でシリンジ14を充填または再充填する方式で、押し棒アセンブリ54を移動させる唯一の力または主要な力を提供し得る。図2A−Cは、シリンジ押し棒アセンブリ54を後退させるために真空力を使用する、再充填シーケンスの一実施形態を提示する。押し棒アセンブリ54は、図2Aでは、その完全後退位置にある。ユーザは、押し棒アセンブリ54の作動表面70に係合し、図2に示されるように放出ポート34の方向に押し棒アセンブリ54を押し得る(例えば、矢印Bの方向の移動)。これは、真空チャンバ82のサイズを増大させ、同時に放出チャンバ78のサイズを縮小する(例えば、第1のシール76が押し棒アセンブリ54に対して静止したままであり、第2のシール64が押し棒アセンブリ54とともに移動する、第1のシール76と第2のシール64との間の間隔を増加させることによって)。逆止め弁50bは、この時に流体が流体源86の中へ放出されることを防ぐ。また、この押し棒アセンブリ54の運動は、流体がシリンジ14から排出されるように、逆止め弁50aを開かせる(逆止め弁50aを開くために、ある差圧が必要とされ得る)。図2Aおよび2Bでは、この流体は、空気の形態であり得、この時に患者はシリンジ14と流体的に相互接続されない。いずれの場合も、既述の運動はまた、真空チャンバ82内の圧力を次第に低減し得(例えば、押し棒アセンブリ54が流体放出ストローク上で前進させられるにつれて、真空チャンバ82内の圧力が「より陰圧」になる)、または別の言い方をすれば、真空チャンバ82内の陰圧の絶対値が、放出ポート34に向かった押し棒アセンブリ54の移動によって増加する。
押し棒アセンブリ54が所望の流体放出ストロークの端に到達し、ユーザが押し棒アセンブリ54を解放すると、真空チャンバ82内の「吸引力」が、(例えば、図2Cの矢印Cの方向に)その完全後退位置に向かって(例えば、そこに戻って)押し棒アセンブリ54を移動させる。つまり、真空チャンバ82内の陰圧が、押し棒アセンブリ54を後退させる。押し棒アセンブリ54の後退は、真空チャンバ82のサイズを減少させ、同時に放出チャンバ78のサイズを増大させる(例えば、第1のシール76が押し棒アセンブリ54に対して静止したままであり、第2のシール64が押し棒アセンブリ54とともに移動する、第1のシール76と第2のシール64との間の間隔を減少させることによって)。押し棒アセンブリ54の後退は、図2Cに示されるように、充填ポート46を介して流体源86からシリンジ14の中へ流体を引き込むように逆止め弁54bを開く。この押し棒アセンブリ54の後退は、シリンジ筒22内の異なる位置から開始され得ることを理解されたい(例えば、プランジャヘッド58は、後に真空チャンバ82の中の陰圧を介して後退させられるように、ユーザが押し棒アセンブリ54を解放する時に遷移セクション26またはその付近にある必要はない)。
上記の方式(例えば、図2C)でシリンジ14に装填されている流体を伴って、患者は、任意の適切な方式で(例えば、患者の血管系の中に方向付けられるカテーテルまたは任意の他の血管系アクセスデバイスとともに、シリンジ14の放出ノズル30の上に載置される医用管類を介して)シリンジ14と流体的に相互接続され得る。また、ユーザが、押し棒アセンブリ54の作動表面70に再び係合し、放出ポート34の方向に(例えば、図2Bの矢印Bの方向に)押し棒アセンブリ54を押し得る。これは再び、真空チャンバ82のサイズを次第に増大させ、真空チャンバ82内の圧力を次第に低減する。これはまた、流体が上記の方式で放出ポート34を通してシリンジ14の外へ放出されるように、放出チャンバ78のサイズを次第に低減する。所望の量の流体がシリンジ14から放出されると、ユーザが押し棒アセンブリ54を解放し得、真空チャンバ82内の「吸引力」が、(例えば、図2Cの矢印Cの方向に)その完全後退位置に向かって(例えば、そこに戻って)押し棒アセンブリ54を再び移動させる。つまり、真空チャンバ82内の陰圧は、押し棒アセンブリ54を再び後退させ、この後退は、充填ポート46を介して流体源86からシリンジ14の中へ流体を引き込むように逆止め弁54bを開く。この充填/放出サイクルは、任意の回数で繰り返され得る。
シリンジ14は、押し棒アセンブリ54が、最初にシリンジ本体18内の延長位置に(例えば、放出ポート34との最小間隔で)配置され、次いで、任意の適切な方式でこの位置に保持または係止されるように、構成される。つまり、この時に真空チャンバ82内に真空または陰圧がある。ユーザは、押し棒アセンブリ54を解放して、上記の方式で、流体が最初に流体源86からシリンジ14の中へ装填されることを可能にすることができ、すなわち、真空チャンバ82内の「吸引力」が、(例えば、図2Cに示された完全後退位置まで)押し棒アセンブリ54を後退させる。その後、先述の内容に従って、任意の数の放出/充填サイクルを繰り返すことができる。
シリンジ押し棒アセンブリ54を後退させるための真空力を補完するために、順に、上記の方式で流体源86からシリンジ14の中へ流体を装填するために、1つ以上の力を利用することができる。例えば、流体源86内の圧力ヘッドは、流体源86からシリンジ14の中へ流体を装填するように押し棒アセンブリ54を後退させることに貢献し得る。圧力源86はまた、例えば、流体源86と流体的に相互接続される加圧源94によって加圧することもできる。別のオプションが図3に図示されており、完全後退位置まで/完全後退位置に向かって押し棒アセンブリ54を付勢するために、1つ以上の付勢部材(例えば、バネ)が使用される。概して、付勢部材100の一方の端が押し棒アセンブリ54(例えば、そのプランジャヘッド58)に対して固定され得る一方で、付勢部材100の別の端は(例えば、バネアンカ104によって)シリンジ本体18に対して固定され得る。この場合、放出ストローク上で押し棒アセンブリ54を前進させることにより、付勢部材100のバネ力の大きさを増大させる(または別の言い方をすれば、付勢力の大きさを増大させる)。いったん押し棒アセンブリ54が解放されると、このバネまたは付勢力は、真空チャンバ82内で発生した吸引力とともに、押し棒アセンブリ54を後退させて、流体源86からシリンジ本体18の中へ流体を引き込む。
本発明の先述の説明は、例証および説明のために提示されている。さらに、本説明は、本発明を本明細書で開示される形態に限定することを目的としない。その結果として、変化例および修正は、上記の教示に相応であり、関連技術の技能および知識は、本発明の範囲内である。上記で説明される実施形態はさらに、本発明を実践する公知の最良のモードを説明すること、および、そのような実施形態または他の実施形態で、かつ本発明の特定の用途または使用法によって必要とされる種々の修正とともに、当業者が本発明を利用できるようにすることを目的とする。添付の請求項は、従来技術によって可能となる程度で、代替的実施形態を含むと解釈されることが意図される。

Claims (30)

  1. 流体送達システムであって、
    医用流体を含む流体源と、
    シリンジであって、
    放出ポートおよび充填ポートを備えるシリンジ本体であって、該放出ポートは、患者に接続可能である、シリンジ本体と、
    該シリンジ本体に対して移動可能であり、該シリンジ本体内に配置されるプランジャヘッドを備えるプランジャと、
    該プランジャとの第1のシールであって、該プランジャは、該第1のシールに対して移動する、第1のシールと、
    該シリンジ本体、該第1のシール、該プランジャヘッドを用いて規定された真空チャンバと
    を含む、シリンジと、
    該医用流体を該シリンジの中に装填し、その後、該放出ポートを通して患者に送達するための、該流体源と該充填ポートとの間に延在する導管であって、該放出ポートは、患者に対する接続のために利用可能なままである、導管と、
    該流体源と該シリンジ本体の内部との間で該導管と接続された弁であって、該弁は、該シリンジ本体の該内部から該流体源を流体的に隔離するように動作可能である、弁と
    を備える、流体送達システム。
  2. 前記プランジャヘッドは、流体放出ストロークのために、前記第1のシールから離れて前記放出ポートに向かって移動する、請求項1に記載の流体送達システム。
  3. 前記プランジャヘッドは、前記プランジャが完全後退位置にある時に、前記放出ポートと前記第1のシールとの間に位置する、請求項1又は記載の流体送達システム。
  4. 前記シリンジは、前記シリンジ本体の内部および前記プランジャヘッドによって規定される放出チャンバをさらに備え、前記第1のシールは、前記放出チャンバに関して前記プランジャヘッドの反対側に配置される、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
  5. 前記真空チャンバは、前記放出チャンバに関して前記プランジャヘッドの反対側に配置される、請求項4に記載の流体送達システム。
  6. 前記シリンジは、前記プランジャヘッドとの第2のシールをさらに備え、該第2のシールは、前記プランジャに沿って移動する、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
  7. 前記真空チャンバは、前記シリンジ本体内に配置され、かつ第1および第2の閉鎖端を備え、該第1の閉鎖端は、前記第1のシールを備え、該第2の閉鎖端は、前記プランジャヘッドを備える、請求項1〜4および6のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
  8. 前記シリンジは、前記プランジャに対して固定され、該プランジャとともに移動可能である、第2のシールをさらに備え、前記真空チャンバは、前記第1のシールおよび該第2のシールの間に延在する、請求項7に記載の流体送達システム。
  9. 流体送達システムであって、
    医用流体を含む流体源と、
    シリンジであって、
    放出ポートおよび充填ポートを備えるシリンジ本体であって、該放出ポートは、患者に接続可能である、シリンジ本体と、
    該シリンジ本体に対して移動可能であり、該シリンジ本体内に配置されるプランジャヘッドを備えるプランジャと、
    該プランジャヘッドの第1の側にあり、該放出ポートと流体連通する放出チャンバと、
    該プランジャヘッドの第2の側にあり、該放出チャンバから流体的に隔離される真空チャンバと
    を含む、シリンジと、
    該医用流体を該シリンジの中に装填し、その後、該放出ポートを通して患者に送達するための、該流体源と該充填ポートとの間に延在する導管であって、該放出ポートは、患者に対する接続のために利用可能なままである、導管と、
    該流体源と該シリンジ本体の内部との間で該導管と接続された弁であって、該弁は、該シリンジ本体の該内部から該流体源を流体的に隔離するように動作可能である、弁と
    を備える、流体送達システム。
  10. 流体放出ストロークの方向への前記プランジャの移動によって、前記放出チャンバの容量は減少し、前記真空チャンバの容量は増加する、請求項9に記載の流体送達システム。
  11. 流体放出ストロークの方向への前記プランジャの移動によって、前記真空チャンバ内の圧力は減少する、請求項10に記載の流体送達システム。
  12. 前記放出ポートに向かった前記プランジャの移動によって、前記放出チャンバの容量は減少し、前記真空チャンバの容量は増加する、請求項9に記載の流体送達システム。
  13. 前記放出ポートに向かった前記プランジャの移動によって、前記真空チャンバ内の圧力は減少する、請求項12に記載の流体送達システム。
  14. 前記シリンジは、
    前記プランジャとの第1のシールであって、該プランジャは、該第1のシールに対して移動する、第1のシールと、
    該プランジャとの第2シールであって、該第2のシールは、該プランジャとともに移動し、該第1および第2のシールは、相互から離間されている、第2のシールと
    をさらに備える、請求項9〜13のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
  15. 前記第1のシールは、Oリングと前記プランジャとの間の界面によって規定され、該Oリングは、前記シリンジ本体に載置される、請求項14に記載の流体送達システム。
  16. 前記第2のシールは、前記プランジャヘッドと前記シリンジ本体の内部との間の界面によって規定される、請求項14又は15記載の流体送達システム。
  17. 前記第1および第2のシールはそれぞれ、前記真空チャンバの境界を規定する、請求項14〜16のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
  18. 前記シリンジは、前記放出ポートと接続された第1の逆止め弁をさらに備える、請求項1〜17のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
  19. 前記シリンジ本体からの流出は、前記第1の逆止め弁、次いで、前記放出ポートを通して方向付けられる、請求項18に記載の流体送達システム。
  20. 前記弁は、前記充填ポートと接続された第2の逆止め弁を備える、請求項1〜19のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
  21. 前記シリンジは、前記プランジャと相互作用するバネをさらに備える、請求項1〜20のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
  22. 前記バネは、前記放出ポートから離れるように前記プランジャを付勢する、請求項21に記載の流体送達システム。
  23. 前記バネは、前記シリンジ本体に対する後退位置に向かって前記プランジャを付勢する、請求項21又は22記載の流体送達システム。
  24. 前記プランジャは、手動力に応じて前記放出ポートに向かって移動する、請求項1〜23のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
  25. 請求項1〜24のいずれか一項に記載の流体送達システムであって、前記シリンジは、前記プランジャを完全後退位置に向かって付勢する少なくともつの付勢部材をさらに備える、流体送達システム。
  26. 前記弁は、第2の逆止め弁を備える、請求項1〜25のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
  27. 前記シリンジは、前記第2の逆止め弁を備える、請求項26に記載の流体送達システム。
  28. 前記流体源は、加圧される、請求項1〜27のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
  29. 前記流体源と流体的に相互接続される加圧源をさらに備える、請求項1〜28のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
  30. 圧力ヘッドが前記流体源に関して存在する、請求項1〜29のうちのいずれか一項に記載の流体送達システム。
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