JP5786479B2 - ネットワークシステム及びその制御方法 - Google Patents
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[形態1] ネットワークシステムであって、
第1のネットワークに所属し、第1のプライベートIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられた第1のデバイスと、
前記第1のネットワークに所属し、VPN(Virtual Private Network)の仮想的なトンネルである第1のVPNトンネルの一端を終端する第1のVPN終端装置と、
第2のネットワークに所属し、前記第1のプライベートIPアドレスが割り当てられた第2のデバイスと、
前記第2のネットワークに所属し、前記仮想的なトンネルである第2のVPNトンネルの一端を終端する第2のVPN終端装置と、
第3のネットワークに所属するクライアントであって、
前記第1のVPNトンネルの他端を終端する第1のVPN終端部と、
前記第2のVPNトンネルの他端を終端する第2のVPN終端部と、
前記第1のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第3のプライベートIPアドレスと対応付け、前記第2のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第4のプライベートIPアドレスと対応付けるアドレス対応部と、
前記第3のプライベートIPアドレスを前記第1のVPN終端部と対応付け、前記第4のプライベートIPアドレスを前記第2のVPN終端部と対応付けるVPN終端部対応部と、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワークを一意に特定可能な第1のネットワーク識別子を前記第3のプライベートIPアドレスと対応付け、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワークを一意に特定可能な第2のネットワーク識別子を前記第4のプライベートIPアドレスと対応付ける装置名対応部と、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを受けると、前記装置名対応部を制御して、前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子に対応付けられた前記第3のプライベートIPアドレスを返信し、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを受けると、前記装置名対応部を制御して、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子に対応付けられた前記第4のプライベートIPアドレスを返信する名前解決部と、
パケット生成部であって、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を指定した前記第1のデバイス宛のデータを受け取ると、前記名前解決部に前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含む前記IPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決部から前記第3のプライベートIPアドレスを取得し、前記第3のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成して前記第1のVPN終端部に渡し、
前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を指定した前記第2のデバイス宛のデータを受け取ると、前記名前解決部に前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含む前記IPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決部から前記第4のプライベートIPアドレスを取得し、前記第4のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成して前記第2のVPN終端部に渡すパケット生成部と、
を有するクライアントと、
を備え、
前記第1のVPN終端部は、前記第1のデバイス宛のデータとして、前記第3のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第3のプライベートIPアドレスから、前記第3のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第1のVPNトンネルに送出し、
前記第2のVPN終端部は、前記第2のデバイス宛のデータとして、前記第4のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第4のプライベートIPアドレスから、前記第4のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第2のVPNトンネルに送出する、ネットワークシステム。
[形態2] ネットワークシステムであって、
第1のネットワークに所属し、第1のプライベートIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられた第1のデバイスと、
前記第1のネットワークに所属し、VPN(Virtual Private Network)の仮想的なトンネルである第1のVPNトンネルの一端を終端する第1のVPN終端装置と、
第2のネットワークに所属し、前記第1のプライベートIPアドレスが割り当てられた第2のデバイスと、
前記第2のネットワークに所属し、前記仮想的なトンネルである第2のVPNトンネルの一端を終端する第2のVPN終端装置と、
第3のネットワークに所属する名前解決サーバーと、
前記第3のネットワークに所属するクライアントであって、
前記第1のVPNトンネルの他端を終端する第1のVPN終端部と、
前記第2のVPNトンネルの他端を終端する第2のVPN終端部と、
前記第1のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第3のプライベートIPアドレスと対応付け、前記第2のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第4のプライベートIPアドレスと対応付けるアドレス対応部と、
前記第3のプライベートIPアドレスを前記第1のVPN終端部と対応付け、前記第4のプライベートIPアドレスを前記第2のVPN終端部と対応付けるVPN終端部対応部と、
アドレス問い合わせ部であって、
前記名前解決サーバーに前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決サーバーから前記第3のプライベートIPアドレスを取得し、
前記名前解決サーバーに前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決サーバーから前記第4のプライベートIPアドレスを取得するアドレス問い合わせ部と、
パケット生成部であって、
前記第1のデバイス宛のデータを受け取ると、前記アドレス問い合わせ部を制御して前記第3のプライベートIPアドレスを取得すると共に、前記第3のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成して前記第1のVPN終端部に渡し、
前記第2のデバイス宛のデータを受け取ると、前記アドレス問い合わせ部を制御して前記第4のプライベートIPアドレスを取得すると共に、前記第4のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成して前記第2のVPN終端部に渡すパケット生成部と、
を有するクライアントと、
を備え、
前記第1のVPN終端部は、前記第1のデバイス宛のデータとして、前記第3のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第3のプライベートIPアドレスから、前記第3のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第1のVPNトンネルに送出し、
前記第2のVPN終端部は、前記第2のデバイス宛のデータとして、前記第4のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第4のプライベートIPアドレスから、前記第4のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第2のVPNトンネルに送出し、
前記名前解決サーバーは、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を、前記第3のプライベートIPアドレスと対応付けると共に、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を、前記第4のプライベートIPアドレスと対応付ける装置名対応部と、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを受けると、前記装置名対応部を制御して、前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子に対応付けられた前記第3のプライベートIPアドレスを返信し、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを受けると、前記装置名対応部を制御して、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子に対応付けられた前記第4のプライベートIPアドレスを返信する名前解決部と、
を有する、ネットワークシステム。
第1のネットワークに所属し、第1のプライベートIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられた第1のデバイスと、
前記第1のネットワークに所属し、VPN(Virtual Private Network)の仮想的なトンネルである第1のVPNトンネルの一端を終端する第1のVPN終端装置と、
第2のネットワークに所属し、前記第1のプライベートIPアドレスが割り当てられた第2のデバイスと、
前記第2のネットワークに所属し、前記仮想的なトンネルである第2のVPNトンネルの一端を終端する第2のVPN終端装置と、
第3のネットワークに所属するクライアントであって、
前記第1のVPNトンネルの他端を終端する第1のVPN終端部と、
前記第2のVPNトンネルの他端を終端する第2のVPN終端部と、
前記第1のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第3のプライベートIPアドレスと対応付け、前記第2のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第4のプライベートIPアドレスと対応付けるアドレス対応部と、
前記第3のプライベートIPアドレスを前記第1のVPN終端部と対応付け、前記第4のプライベートIPアドレスを前記第2のVPN終端部と対応付けるVPN終端部対応部と、
を有するクライアントと、
を備え、
前記第1のVPN終端部は、前記第1のデバイス宛のデータとして、前記第3のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第3のプライベートIPアドレスから、前記第3のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第1のVPNトンネルに送出し、
前記第2のVPN終端部は、前記第2のデバイス宛のデータとして、前記第4のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第4のプライベートIPアドレスから、前記第4のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第2のVPNトンネルに送出する、ネットワークシステム。
前記アドレス対応部は、前記第3のプライベートIPアドレスとして、前記第1のプライベートIPアドレスにおけるホストアドレスと同じホストアドレスを有するIPアドレスを採用し、前記第4のプライベートIPアドレスとして、前記第3のプライベートIPアドレスにおけるネットワークアドレスと異なるネットワークアドレスを有し、かつ、前記第2のプライベートIPアドレスにおけるホストアドレスと同じホストアドレスを有するIPアドレスを採用する、ネットワークシステム。
前記クライアントは、さらに、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワークを一意に特定可能な第1のネットワーク識別子を前記第3のプライベートIPアドレスと対応付け、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワークを一意に特定可能な第2のネットワーク識別子を前記第4のプライベートIPアドレスと対応付ける装置名対応部と、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを受けると、前記装置名対応部を制御して、前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子に対応付けられた前記第3のプライベートIPアドレスを返信し、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを受けると、前記装置名対応部を制御して、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子に対応付けられた前記第4のプライベートIPアドレスを返信する名前解決部と、
パケット生成部であって、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を指定した前記第1のデバイス宛のデータを受け取ると、前記名前解決部に前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含む前記IPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決部から前記第3のプライベートIPアドレスを取得し、前記第3のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成して前記第1のVPN終端部に渡し、
前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を指定した前記第2のデバイス宛のデータを受け取ると、前記名前解決部に前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含む前記IPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決部から前記第4のプライベートIPアドレスを取得し、前記第4のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成して前記第2のVPN終端部に渡すパケット生成部と、
を有するネットワークシステム。
前記第3のネットワークに所属する名前解決サーバーを備え、
前記クライアントは、さらに、
アドレス問い合わせ部であって、
前記名前解決サーバーに前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決サーバーから前記第3のプライベートIPアドレスを取得し、
前記名前解決サーバーに前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決サーバーから前記第4のプライベートIPアドレスを取得するアドレス問い合わせ部と、
パケット生成部であって、
前記第1のデバイス宛のデータを受け取ると、前記アドレス問い合わせ部を制御して前記第3のプライベートIPアドレスを取得すると共に、前記第3のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成して前記第1のVPN終端部に渡し、
前記第2のデバイス宛のデータを受け取ると、前記アドレス問い合わせ部を制御して前記第4のプライベートIPアドレスを取得すると共に、前記第4のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成して前記第2のVPN終端部に渡すパケット生成部と、
を有し、
前記名前解決サーバーは、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を、前記第3のプライベートIPアドレスと対応付けると共に、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を、前記第4のプライベートIPアドレスと対応付ける装置名対応部と、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを受けると、前記装置名対応部を制御して、前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子に対応付けられた前記第3のプライベートIPアドレスを返信し、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを受けると、前記装置名対応部を制御して、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子に対応付けられた前記第4のプライベートIPアドレスを返信する名前解決部と、
を有する、ネットワークシステム。
前記第1のVPN終端装置は、前記第1のデバイスに割り当てられている前記第1のプライベートIPアドレスと前記第1のデバイスの装置名と前記第1のネットワーク識別子とを、前記クライアントに通知する第1の通知部を備え、
前記第2のVPN終端装置は、前記第2のデバイスに割り当てられている前記第2のプライベートIPアドレスと前記第2のデバイスの装置名と前記第2のネットワーク識別子とを、前記クライアントに通知する第2の通知部を備える、ネットワークシステム。
前記第1のVPN終端装置には、第1のグローバルIPアドレスが割り当てられ、
前記第2のVPN終端装置には、第2のグローバルIPアドレスが割り当てられ、
前記第1のネットワーク識別子は、前記第1のグローバルIPアドレスであり、
前記第2のネットワーク識別子は、前記第2のグローバルIPアドレスである、ネットワークシステム。
前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスは、いずれも印刷装置である、ネットワークシステム。
(a)前記クライアントにおいて、前記第1のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第3のプライベートIPアドレスと対応付け、前記第2のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第4のプライベートIPアドレスと対応付ける工程と、
(b)前記クライアントにおいて、前記第3のプライベートIPアドレスを前記第1のVPN終端部と対応付け、前記第4のプライベートIPアドレスを前記第2のVPN終端部と対応付ける工程と、
(c)前記クライアントにおいて、前記第1のデバイス宛のデータとして、前記第3のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第3のプライベートIPアドレスから、前記第3のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第1のVPNトンネルに送出し、
前記第2のデバイス宛のデータとして、前記第4のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第4のプライベートIPアドレスから、前記第4のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第2のVPNトンネルに送出する工程と、
を備えるネットワークシステム制御方法。
A1.システム構成:
図1は、本発明の一実施例としてのネットワークシステムの概略構成を示す説明図である。第1実施例のネットワークシステム10は、クライアントCL1と、ゲートウェイ装置GW3と、LAN(Local Area Network)13と、3つのプリンターPR1,PR2,PR3と、ゲートウェイ装置GW1と、LAN11と、3つのプリンターPR4,PR5,PR6と、ゲートウェイ装置GW2と、LAN12と、広域通信網15と、VPN(Virtual Private Network)の仮想的なトンネル(以下、「VPNトンネル」と呼ぶ)である第1VPNトンネル901及び第2VPNトンネル902を備えている。
図7は、ネットワークシステムにおいて実行されるテーブル更新処理の手順を示すシーケンス図である。図7において、左はゲートウェイ装置GW1,GW2において実行されるフローチャートを示し、右はクライアントCL1において実行されるフローチャートを示す。
図8は、第1実施例のデータ送信処理の手順を示すフローチャートである。クライアントCL1には、各プリンターPR1〜PR6について、装置名及び対応するゲートウェイ装置のグローバルIPアドレスが予め登録されており、印刷を実行させる装置名(プリンター名)及びゲートウェイ装置のグローバルIPアドレスを指定した印刷指示が入力される。この印刷指示が入力されると、上述したVPNトンネルの形成処理及びテーブル更新処理が実行された後、データ送信処理が実行される。なお、印刷指示において、装置名に加えてゲートウェイ装置のグローバルIPアドレスが指定されるのは、異なるLANに接続された複数のプリンターに対して装置名が重複して登録されるおそれがあるため、装置名に加えてゲートウェイ装置のグローバルIPアドレスが指定されることにより、印刷を実行させようとするプリンターを一意に特定するためである。
B1.システム構成:
図9は、第2実施例のネットワークシステムの概略構成を示す説明図である。図10は、図9に示すDNSサーバーの詳細構成を示すブロック図である。図11は、第2実施例のクライアントの詳細構成を示すブロック図である。
図12は、第2実施例のテーブル更新処理の手順を示すシーケンス図である。図12において、最も左は、ゲートウェイ装置GW1,GW2において実行されるフローチャートを示し、中央は、クライアントCL1aにおいて実行されるフローチャートを示し、最も右は、DNSサーバー300において実行されるフローチャートを示す。第2実施例のテーブル更新処理は、名前解決テーブルの更新及び名前解決の処理をDNSサーバー300において実行する点において、第1実施例のテーブル更新処理と異なり、他の処理内容は、第1実施例と同様である。
図13は、第2実施例におけるデータ送信処理及び名前解決処理の手順を示すシーケンス図である。図13において、左側はクライアントCL1aにおいて実行されるデータ送信処理のフローチャートを示し、右側はDNSサーバー300において実行される名前解決処理のフローチャートを示す。第2実施例のデータ送信処理は、ステップS305に代えて、ステップS307,S308を実行する点において、図8に示す第1実施例のデータ送信処理と異なり、他の処理内容は、第1実施例と同じである。
この発明は、上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
各実施例では、テーブル更新処理において、ゲートウェイ装置GW1,GW2がクライアントCL1,CL1aに送信する情報は、自らが所属するLAN内の各装置(各プリンターPR1〜PR6)のIPアドレス及び装置名であったが、装置名を省略して各装置のIPアドレスのみを送信する構成を採用することもできる。この構成では、例えば、ユーザーは、予め各装置の装置名を調べて、名前解決テーブルTB1,321において、各装置に割り当てられた仮想的なIPアドレスに対応付けて、各装置の装置名を追加することができる。
各実施例では、装置名及びゲートウェイ装置のグローバルIPアドレスから、各プリンターのIPアドレス(仮想的なIPアドレス)を特定する名前解決を行っていたが、名前解決を省略することもできる。例えば、ユーザーが、各プリンターPR1〜PR6に実際に割り当てられているIPアドレスを知っており、また、各LAN11,12がクライアントCL1,CL1aのいずれのVPN−IF(第1VPN−IF133及び第2VPN−IF134)と対応付けられているかを知っており、各VPN−IFがどのようなネットワークと対応付けられているかを知っている場合には、各プリンターに割り当てられる仮想的なIPアドレスを容易に知ることができる。例えば、プリンターPR1のIPアドレス「192.168.3.1」を知っており、プリンターPR1が所属するLAN11が第1VPN−IF133に対応付けられていることを知っており、第1VPN−IF133が、ネットワークアドレス「192.168.5.0/24」のネットワークと対応付けられていることを知っている場合には、プリンターPR1に割り当てられる仮想的なIPアドレスとして、「192.168.5.1」が割り当てられることを容易に知ることができる。したがって、ユーザーは、仮想的なIPアドレスを指定して印刷指示をクライアントCL1,CL1aに入力することができる。このような構成においては、名前解決を行わずに済むため、クライアントCL1またなネットワークシステム全体の製造コストを抑制できる。
各実施例では、各プリンターPR1〜PR6の仮想的なIPアドレスを割り当てる際に、各プリンターPR1〜PR6に実際に設定されているIPアドレスのホストアドレスを、仮想的なIPアドレスのホストアドレスとして用いているが、本発明は、これに限定されるものではない。同じネットワーク内において互いに重複しない任意のホストアドレスを、仮想的なIPアドレスのホストアドレスとして採用することができる。このような構成においても、仮想的なIPアドレスに重複は生じないので、仮想的なIPアドレスにより、各プリンターPR1〜PR6を一意に特定することができる。
各実施例の名前解決テーブルTB1,321において、プリンターを指定するために用いられる情報は、プリンターの装置名と、プリンターが所属するLAN内に配置されたゲートウェイ装置のグローバルIPアドレスであったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、装置名と、プリンターが所属するLAN内に配置されたゲートウェイ装置のMACアドレスとを用いることもできる。すなわち、一般には、装置名と、LAN(ネットワーク)を一意に特定可能な任意の識別子とを、名前解決テーブルTB1,321において、プリンターを指定するために用いることができる。また、装置名及びネットワーク識別子に代えて、完全修飾ドメイン名を用いてプリンターを指定することもできる。
各実施例において、テーブル更新処理が実行されるタイミングは、第1VPNトンネル901又は第2VPNトンネル902が形成されるタイミングであったが、本発明はこれに限定されるものではない。各VPNトンネル901,902が更新されるタイミング(セキュリティ向上を目的として、定期的に互いに認証を行ったり、暗号鍵をやり取りするタイミング)に実行することもできる。また、VPNトンネル901,902の形成及び更新のタイミングに代えて、または、VPNトンネル901,902の形成及び更新のタイミングに加えて、任意のタイミングに(例えば、任意の期間ごとに定期的に)、テーブル更新処理を実行することができる。
各実施例では、各VPN終端部133,134に対して宛先となるプリンターを指定するための情報として、仮想的なIPアドレスを用いていたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、各プリンターに実際に割り当てられているIPアドレス及びゲートウェイ装置(各プリンターが所属しているLANに所属するゲートウェイ装置)のグローバルIPアドレスを、宛先となるプリンターを指定するための情報として用いることもできる。この構成においては、出力テーブルとして、各プリンターに実際に割り当てられているIPアドレスとグローバルIPアドレスとを、出力インターフェイスに対応付けることが好ましい。
各実施例において、クライアントCL1,CL1aは、主としてパーソナルコンピューター100により構成されていたが、パーソナルコンピューターに代えて、携帯電話端末や、PDA(Personal Digital Assistants)などにより構成することもできる。すなわち、一般には、VPNトンネルを終端する機能、及びVPNトンネルを介したデータのやりとりを行う機能を有する任意の装置を、クライアントとして採用することができる。
各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。また、本発明の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータープログラム)は、コンピューター読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。この発明において、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピューター内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピューターに固定されている外部記憶装置も含んでいる。すなわち、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、データを一時的ではなく固定可能な任意の記録媒体を含む広い意味を有している。
CL1,CL1a…クライアント
PR1〜PR6…プリンター
GW1〜GW3…ゲートウェイ装置
11〜13…LAN
15…広域通信網
901…第1VPNトンネル
902…第2VPNトンネル
100…パーソナルコンピューター
110…CPU
120…ネットワーク制御部
121…名前解決部
122…第1テーブル更新部
123…アドレス問い合わせ部
125…ROM
TB1…名前解決テーブル
TB2…アドレス変換テーブル
TB3…出力テーブル
130…VPN制御部
131…装置情報取得部
132…第2テーブル更新部
133…第1VPN−IF
134…第2VPN−IF
135…装置情報送信部
140…ハードディスクドライブ
142…RAM
150…ネットワークインターフェイスカード
151…LAN−IF
160…I/Oインターフェイス部
171…ディスプレイ装置
172…キーボード
173…マウス
Ca1〜Ca4…ネットワークケーブル
210…CPU
211…転送処理部
212…転送制御部
220…ネットワーク制御部
230…VPN制御部
231…装置情報通知部
232…VPN−IF
240…ネットワークインターフェイス部
242…WAN−IF
241…LAN−IF
250…ROM
251…ルーティングテーブル
252…ARPテーブル
260…RAM
300…DNSサーバー
310…CPU
311…名前解決部
312…テーブル更新部
313…装置情報受信部
314…ネットワーク制御部
320…ROM
321…名前解決テーブル
330…RAM
340…ハードディスクドライブ
350…ネットワークインターフェイス部
Claims (8)
- ネットワークシステムであって、
第1のネットワークに所属し、第1のプライベートIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられた第1のデバイスと、
前記第1のネットワークに所属し、VPN(Virtual Private Network)の仮想的なトンネルである第1のVPNトンネルの一端を終端する第1のVPN終端装置と、
第2のネットワークに所属し、前記第1のプライベートIPアドレスが割り当てられた第2のデバイスと、
前記第2のネットワークに所属し、前記仮想的なトンネルである第2のVPNトンネルの一端を終端する第2のVPN終端装置と、
第3のネットワークに所属するクライアントであって、
前記第1のVPNトンネルの他端を終端する第1のVPN終端部と、
前記第2のVPNトンネルの他端を終端する第2のVPN終端部と、
前記第1のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第3のプライベートIPアドレスと対応付け、前記第2のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第4のプライベートIPアドレスと対応付けるアドレス対応部と、
前記第3のプライベートIPアドレスを前記第1のVPN終端部と対応付け、前記第4のプライベートIPアドレスを前記第2のVPN終端部と対応付けるVPN終端部対応部と、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワークを一意に特定可能な第1のネットワーク識別子を前記第3のプライベートIPアドレスと対応付け、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワークを一意に特定可能な第2のネットワーク識別子を前記第4のプライベートIPアドレスと対応付ける装置名対応部と、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを受けると、前記装置名対応部を制御して、前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子に対応付けられた前記第3のプライベートIPアドレスを返信し、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを受けると、前記装置名対応部を制御して、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子に対応付けられた前記第4のプライベートIPアドレスを返信する名前解決部と、
パケット生成部であって、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を指定した前記第1のデバイス宛のデータを受け取ると、前記名前解決部に前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含む前記IPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決部から前記第3のプライベートIPアドレスを取得し、前記第3のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成して前記第1のVPN終端部に渡し、
前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を指定した前記第2のデバイス宛のデータを受け取ると、前記名前解決部に前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含む前記IPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決部から前記第4のプライベートIPアドレスを取得し、前記第4のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成して前記第2のVPN終端部に渡すパケット生成部と、
を有するクライアントと、
を備え、
前記第1のVPN終端部は、前記第1のデバイス宛のデータとして、前記第3のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第3のプライベートIPアドレスから、前記第3のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第1のVPNトンネルに送出し、
前記第2のVPN終端部は、前記第2のデバイス宛のデータとして、前記第4のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第4のプライベートIPアドレスから、前記第4のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第2のVPNトンネルに送出する、ネットワークシステム。 - ネットワークシステムであって、
第1のネットワークに所属し、第1のプライベートIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられた第1のデバイスと、
前記第1のネットワークに所属し、VPN(Virtual Private Network)の仮想的なトンネルである第1のVPNトンネルの一端を終端する第1のVPN終端装置と、
第2のネットワークに所属し、前記第1のプライベートIPアドレスが割り当てられた第2のデバイスと、
前記第2のネットワークに所属し、前記仮想的なトンネルである第2のVPNトンネルの一端を終端する第2のVPN終端装置と、
第3のネットワークに所属する名前解決サーバーと、
前記第3のネットワークに所属するクライアントであって、
前記第1のVPNトンネルの他端を終端する第1のVPN終端部と、
前記第2のVPNトンネルの他端を終端する第2のVPN終端部と、
前記第1のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第3のプライベートIPアドレスと対応付け、前記第2のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第4のプライベートIPアドレスと対応付けるアドレス対応部と、
前記第3のプライベートIPアドレスを前記第1のVPN終端部と対応付け、前記第4のプライベートIPアドレスを前記第2のVPN終端部と対応付けるVPN終端部対応部と、
アドレス問い合わせ部であって、
前記名前解決サーバーに前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決サーバーから前記第3のプライベートIPアドレスを取得し、
前記名前解決サーバーに前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決サーバーから前記第4のプライベートIPアドレスを取得するアドレス問い合わせ部と、
パケット生成部であって、
前記第1のデバイス宛のデータを受け取ると、前記アドレス問い合わせ部を制御して前記第3のプライベートIPアドレスを取得すると共に、前記第3のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成して前記第1のVPN終端部に渡し、
前記第2のデバイス宛のデータを受け取ると、前記アドレス問い合わせ部を制御して前記第4のプライベートIPアドレスを取得すると共に、前記第4のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成して前記第2のVPN終端部に渡すパケット生成部と、
を有するクライアントと、
を備え、
前記第1のVPN終端部は、前記第1のデバイス宛のデータとして、前記第3のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第3のプライベートIPアドレスから、前記第3のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第1のVPNトンネルに送出し、
前記第2のVPN終端部は、前記第2のデバイス宛のデータとして、前記第4のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第4のプライベートIPアドレスから、前記第4のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第2のVPNトンネルに送出し、
前記名前解決サーバーは、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を、前記第3のプライベートIPアドレスと対応付けると共に、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を、前記第4のプライベートIPアドレスと対応付ける装置名対応部と、
前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを受けると、前記装置名対応部を制御して、前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子に対応付けられた前記第3のプライベートIPアドレスを返信し、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを受けると、前記装置名対応部を制御して、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子に対応付けられた前記第4のプライベートIPアドレスを返信する名前解決部と、
を有する、ネットワークシステム。 - 請求項1または請求項2に記載のネットワークシステムにおいて、
前記アドレス対応部は、前記第3のプライベートIPアドレスとして、前記第1のプライベートIPアドレスにおけるホストアドレスと同じホストアドレスを有するIPアドレスを採用し、前記第4のプライベートIPアドレスとして、前記第3のプライベートIPアドレスにおけるネットワークアドレスと異なるネットワークアドレスを有し、かつ、前記第2のプライベートIPアドレスにおけるホストアドレスと同じホストアドレスを有するIPアドレスを採用する、ネットワークシステム。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のネットワークシステムにおいて、
前記第1のVPN終端装置は、前記第1のデバイスに割り当てられている前記第1のプライベートIPアドレスと前記第1のデバイスの装置名と前記第1のネットワーク識別子とを、前記クライアントに通知する第1の通知部を備え、
前記第2のVPN終端装置は、前記第2のデバイスに割り当てられている前記第2のプライベートIPアドレスと前記第2のデバイスの装置名と前記第2のネットワーク識別子とを、前記クライアントに通知する第2の通知部を備える、ネットワークシステム。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のネットワークシステムにおいて、
前記第1のVPN終端装置には、第1のグローバルIPアドレスが割り当てられ、
前記第2のVPN終端装置には、第2のグローバルIPアドレスが割り当てられ、
前記第1のネットワーク識別子は、前記第1のグローバルIPアドレスであり、
前記第2のネットワーク識別子は、前記第2のグローバルIPアドレスである、ネットワークシステム。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のネットワークシステムにおいて、
前記第1のデバイス及び前記第2のデバイスは、いずれも印刷装置である、ネットワークシステム。 - 第1のVPN(Virtual Private Network)終端装置が所属する第1のネットワークに所属し、第1のプライベートIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられた第1のデバイスと、第2のVPN終端装置が所属する第2のネットワークに所属し、前記第1のプライベートIPアドレスが割り当てられた第2のデバイスと、第3のネットワークに所属するクライアントと、前記第1のVPN終端装置と前記クライアントとの間に形成されるVPNの仮想的なトンネルである第1のVPNトンネルと、前記第2のVPN終端装置と前記クライアントとの間に形成される前記仮想的なトンネルである第2のVPNトンネルと、を有するネットワークシステムの制御方法であって、
(a)前記クライアントにおいて、前記第1のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第3のプライベートIPアドレスと対応付け、前記第2のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第4のプライベートIPアドレスと対応付ける工程と、
(b)前記クライアントにおいて、前記第3のプライベートIPアドレスを前記第1のVPN終端部と対応付け、前記第4のプライベートIPアドレスを前記第2のVPN終端部と対応付ける工程と、
(c)前記クライアントにおいて、前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワークを一意に特定可能な第1のネットワーク識別子を前記第3のプライベートIPアドレスと対応付け、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワークを一意に特定可能な第2のネットワーク識別子を前記第4のプライベートIPアドレスと対応付ける工程と、
(d)前記クライアントが有する名前解決部において、前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを受けると、前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子に対応付けられた前記第3のプライベートIPアドレスを返信し、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを受けると、前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子に対応付けられた前記第4のプライベートIPアドレスを返信する工程と、
(e)前記クライアントが有するパケット生成部においてパケットを生成する工程であって、
(e1)前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を指定した前記第1のデバイス宛のデータを受け取ると、前記名前解決部に前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含む前記IPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決部から前記第3のプライベートIPアドレスを取得し、前記第3のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成する工程と、
(e2)前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を指定した前記第2のデバイス宛のデータを受け取ると、前記名前解決部に前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含む前記IPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決部から前記第4のプライベートIPアドレスを取得し、前記第4のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成する工程と、を含む工程と、
(f)前記クライアントにおいて、前記第1のデバイス宛のデータとして、前記第3のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第3のプライベートIPアドレスから、前記第3のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第1のVPNトンネルに送出し、
前記第2のデバイス宛のデータとして、前記第4のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第4のプライベートIPアドレスから、前記第4のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第2のVPNトンネルに送出する工程と、
を備えるネットワークシステム制御方法。 - 第1のVPN(Virtual Private Network)終端装置が所属する第1のネットワークに所属し、第1のプライベートIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられた第1のデバイスと、第2のVPN終端装置が所属する第2のネットワークに所属し、前記第1のプライベートIPアドレスが割り当てられた第2のデバイスと、第3のネットワークに所属するクライアントと、前記第1のVPN終端装置と前記クライアントとの間に形成されるVPNの仮想的なトンネルである第1のVPNトンネルと、前記第2のVPN終端装置と前記クライアントとの間に形成される前記仮想的なトンネルである第2のVPNトンネルと、を有するネットワークシステムの制御方法であって、
(a)前記クライアントにおいて、前記第1のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第3のプライベートIPアドレスと対応付け、前記第2のデバイスに割り当てられた前記第1のプライベートIPアドレスを第4のプライベートIPアドレスと対応付ける工程と、
(b)前記クライアントにおいて、前記第3のプライベートIPアドレスを前記第1のVPN終端部と対応付け、前記第4のプライベートIPアドレスを前記第2のVPN終端部と対応付ける工程と、
(c)前記クライアントにおいて、名前解決サーバーに前記第1のデバイスの装置名及び前記第1のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決サーバーから前記第3のプライベートIPアドレスを取得し、
前記名前解決サーバーに前記第2のデバイスの装置名及び前記第2のネットワーク識別子を含むIPアドレスの問い合わせを送信することにより、前記名前解決サーバーから前記第4のプライベートIPアドレスを取得する工程と、
(d)前記クライアントにおいて、パケットを生成する工程であって、
(d1)前記第1のデバイス宛のデータを受け取ると、前記取得された第3のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成する工程と、
(d2)前記第2のデバイス宛のデータを受け取ると、前記取得された第4のプライベートIPアドレスを宛先IPアドレスとするパケットを生成する工程と、を含む工程と、
(f)前記クライアントにおいて、前記第1のデバイス宛のデータとして、前記第3のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第3のプライベートIPアドレスから、前記第3のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第1のVPNトンネルに送出し、
前記第2のデバイス宛のデータとして、前記第4のプライベートIPアドレスが宛先IPアドレスとして付与されたパケットを受け取ると、前記パケットに設定されている宛先IPアドレスを、前記第4のプライベートIPアドレスから、前記第4のプライベートIPアドレスに対応付けられている前記第1のプライベートIPアドレスに書き換えて、前記第2のVPNトンネルに送出する工程と、
を備えるネットワークシステム制御方法。
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