JP5785671B1 - 電池用セパレータ捲回体の製造方法、および電池用セパレータ捲回体の製造装置 - Google Patents

電池用セパレータ捲回体の製造方法、および電池用セパレータ捲回体の製造装置 Download PDF

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Abstract

長いセパレータ捲回体を提供する。本発明に係る電池用セパレータ捲回体の製造方法は、複数のセパレータ(12b・12c)を長手方向に繋ぎ合わせることにより、セパレータ捲回体を製造する接続工程を含む。

Description

本発明は電池用セパレータ捲回体、および電池用セパレータ捲回体の製造方法等に関する。
リチウムイオン二次電池の内部において、正極および負極は、電池用セパレータによって分離される。二次電池の製造には、フィルム状のセパレータを巻いたものであるセパレータ捲回体が用いられる。二次電池の形状および大きさは様々である。そのため、製造された幅広のセパレータ原反は、二次電池に合わせた幅にスリットされることで、複数のセパレータ捲回体に加工される。セパレータ捲回体をフィルム状の正極および負極に挟むように巻き取ることにより、電極とセパレータとを積層させる。
特許文献1には、セパレータ巻回物の外径を測定することによって、セパレータの厚みを管理する技術が記載されている。
国際公開公報WO2008/013114(2008年1月31日公開)
二次電池の製造において、セパレータと電極とは一緒に巻き取られるため、セパレータ捲回体とシート状の電極の捲回体との長手方向(巻き方向)の長さは、製造効率の観点から揃っていることが好ましい。セパレータ原反は、有孔フィルムであり、製造工程において延伸されるため、途中で破断することがある。破断する位置によって、セパレータ捲回体の長手方向の長さは異なってしまう。従来の技術では、セパレータ捲回体の製造において破断が考慮されていない。
本発明は、長いセパレータ捲回体を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電池用セパレータ捲回体の製造方法は、複数の電池用セパレータを長手方向に繋ぎ合わせることにより、電池用セパレータ捲回体を製造する接続工程を含むことを特徴とする。
本発明の一態様に係る電池用セパレータ捲回体は、複数の電池用セパレータを含み、上記複数の電池用セパレータは、長手方向に互いに繋ぎ合わせられていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る電池用セパレータ捲回体の製造装置は、所定の長さ未満の複数の電池用セパレータをストックするストック部と、ストックされた上記複数の電池用セパレータの中から、長手方向に繋ぎ合わせると上記所定の長さ以上になり、かつ、上記所定の長さにより近くなる、電池用セパレータの組み合わせを選択する選択部と、選択された上記電池用セパレータの組み合わせをユーザに提示する提示部とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る電池用セパレータ捲回体の製造装置は、所定の長さ未満の複数の電池用セパレータを、ロット情報と対応付けてストックするストック部と、ストックされた上記複数の電池用セパレータの中から、長手方向に繋ぎ合わせると上記所定の長さ以上になり、かつ、製造ロットがより近い電池用セパレータの組み合わせを選択する選択部と、選択された上記電池用セパレータの組み合わせをユーザに提示する提示部とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、長い電池用セパレータ捲回体を得ることができる。
リチウムイオン二次電池の断面構成を示す模式図である。 図1に示されるリチウムイオン二次電池の詳細構成を示す模式図である。 図1に示されるリチウムイオン二次電池の他の構成を示す模式図である。 セパレータをスリットするスリット装置の構成を示す模式図である。 図4に示されるスリット装置の切断装置の構成を示す側面図・正面図である。 本発明の一実施形態に係る接続装置の概略構成を示す断面図である。 上記接続装置においてセパレータをカットする方法を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るストック装置の概略構成を示す正面図である。 上記ストック装置の機能ブロックを示す図である。 本発明の一実施形態において繋ぎ合わせるセパレータを選択するフローを示す図である。 本発明の一実施形態において繋ぎ合わせるセパレータを選択する他のフローを示す図である。 欠陥を除去する工程の概略を示す図である。 ストック部の変形例を示す図である。 ストック部の変形例を示す図である。 ストック部の変形例を示す図である。
〔共通構成〕
後述の実施形態において共通する、リチウムイオン二次電池、セパレータ、耐熱セパレータ、耐熱セパレータの製造方法、スリット装置、切断装置について順に説明する。
(リチウムイオン二次電池)
リチウムイオン二次電池に代表される非水電解液二次電池は、エネルギー密度が高く、それゆえ、現在、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末等の機器、自動車、航空機等の移動体に用いる電池として、また、電力の安定供給に資する定置用電池として広く使用されている。
図1は、リチウムイオン二次電池1の断面構成を示す模式図である。
図1に示されるように、リチウムイオン二次電池1は、カソード11と、セパレータ12と、アノード13とを備える。リチウムイオン二次電池1の外部において、カソード11とアノード13との間に、外部機器2が接続される。そして、リチウムイオン二次電池1の充電時には方向Aへ、放電時には方向Bへ、電子が移動する。
(セパレータ)
セパレータ12は、リチウムイオン二次電池1の正極であるカソード11と、その負極であるアノード13との間に、これらに挟持されるように配置される。セパレータ12は、カソード11とアノード13との間を分離しつつ、これらの間におけるリチウムイオンの移動を可能にする。セパレータ12は、その材料として、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンを含む。
図2は、図1に示されるリチウムイオン二次電池1の詳細構成を示す模式図であって、(a)は通常の構成を示し、(b)はリチウムイオン二次電池1が昇温したときの様子を示し、(c)はリチウムイオン二次電池1が急激に昇温したときの様子を示す。
図2の(a)に示されるように、セパレータ12には、多数の孔Pが設けられている。通常、リチウムイオン二次電池1のリチウムイオン3は、孔Pを介し往来できる。
ここで、例えば、リチウムイオン二次電池1の過充電、または、外部機器の短絡に起因する大電流等により、リチウムイオン二次電池1は、昇温することがある。この場合、図2の(b)に示されるように、セパレータ12が融解または柔軟化し、孔Pが閉塞する。そして、セパレータ12は収縮する。これにより、リチウムイオン3の往来が停止するため、上述の昇温も停止する。
しかし、リチウムイオン二次電池1が急激に昇温する場合、セパレータ12は、急激に収縮する。この場合、図2の(c)に示されるように、セパレータ12は、破壊されることがある。そして、リチウムイオン3が、破壊されたセパレータ12から漏れ出すため、リチウムイオン3の往来は停止しない。ゆえに、昇温は継続する。
(耐熱セパレータ)
図3は、図1に示されるリチウムイオン二次電池1の他の構成を示す模式図であって、(a)は通常の構成を示し、(b)はリチウムイオン二次電池1が急激に昇温したときの様子を示す。
図3の(a)に示されるように、リチウムイオン二次電池1は、耐熱層4をさらに備えてよい。耐熱層4と、セパレータ12とは、耐熱セパレータ12aを形成している。耐熱層4は、セパレータ12のカソード11側の片面に積層されている。なお、耐熱層4は、セパレータ12のアノード13側の片面に積層されてもよいし、セパレータ12の両面に積層されてもよい。そして、耐熱層4にも、孔Pと同様の孔が設けられている。通常、リチウムイオン3は、孔Pと耐熱層4の孔とを介し往来する。耐熱層4は、その材料として、例えば全芳香族ポリアミド(アラミド樹脂)を含む。
図3の(b)に示されるように、リチウムイオン二次電池1が急激に昇温し、セパレータ12が融解または柔軟化しても、耐熱層4がセパレータ12を補助しているため、セパレータ12の形状は維持される。ゆえに、セパレータ12が融解または柔軟化し、孔Pが閉塞するにとどまる。これにより、リチウムイオン3の往来が停止するため、上述の過放電または過充電も停止する。このように、セパレータ12の破壊が抑制される。
(耐熱セパレータの製造工程)
リチウムイオン二次電池1の耐熱セパレータ12aの製造は特に限定されるものではなく、公知の方法を利用して行うことができる。以下では、セパレータ12がその材料として主にポリエチレンを含む場合を仮定して説明する。しかし、セパレータ12が他の材料を含む場合でも、同様の製造工程により、セパレータ12を製造できる。
例えば、熱可塑性樹脂に可塑剤を加えてフィルム成形した後、該可塑剤を適当な溶媒で除去する方法が挙げられる。例えば、セパレータ12が、超高分子量ポリエチレンを含むポリエチレン樹脂から形成されてなる場合には、以下に示すような方法により製造することができる。
この方法は、(1)超高分子量ポリエチレンと、炭酸カルシウム等の無機充填剤とを混練してポリエチレン樹脂組成物を得る混練工程、(2)ポリエチレン樹脂組成物を用いてフィルムを成形する圧延工程、(3)工程(2)で得られたフィルム中から無機充填剤を除去する除去工程、および、(4)工程(3)で得られたフィルムを延伸してセパレータ12を得る延伸工程を含む。
除去工程によって、フィルム中に多数の微細孔が設けられる。延伸工程によって延伸されたフィルムの微細孔は、上述の孔Pとなる。これにより、所定の厚さと透気度とを有するポリエチレン微多孔膜であるセパレータ12が形成される。
なお、混練工程において、超高分子量ポリエチレン100重量部と、重量平均分子量1万以下の低分子量ポリオレフィン5〜200重量部と、無機充填剤100〜400重量部とを混練してもよい。
その後、塗工工程において、セパレータ12の表面に耐熱層4を形成する。例えば、セパレータ12に、アラミド/NMP(N−メチル−ピロリドン)溶液(塗工液)を塗布し、アラミド耐熱層である耐熱層4を形成する。耐熱層4は、セパレータ12の片面だけに設けられても、両面に設けられてもよい。また、耐熱層4として、アルミナ/カルボキシメチルセルロースを塗工してもよい。
塗工液をセパレータ12に塗工する方法は、均一にウェットコーティングできる方法であれば特に制限はなく、従来公知の方法を採用することができる。例えば、キャピラリーコート法、スピンコート法、スリットダイコート法、スプレーコート法、ディップコート法、ロールコート法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、バーコーター法、グラビアコーター法、ダイコーター法などを採用することができる。耐熱層4の厚さは塗工ウェット膜の厚み、塗工液中のバインダー濃度とフィラー濃度の和で示される固形分濃度、フィラーのバインダーに対する比を調節することによって制御することができる。
なお、塗工する際にセパレータ12を固定あるいは搬送する支持体としては、樹脂製のフィルム、金属製のベルト、ドラム等を用いることができる。
以上のように、耐熱層4が積層されたセパレータ12である耐熱セパレータ12aを製造できる。製造された耐熱セパレータ12aは、円筒形状のコアに巻き取られる。なお、以上の製造方法で製造される対象は、耐熱セパレータ12aに限定されない。この製造方法は、塗工工程を含まなくてもよい。この場合、製造される対象は、セパレータ12である。
(スリット装置)
耐熱セパレータ12aまたはセパレータ12(以下「セパレータ」)は、リチウムイオン二次電池1などの応用製品に適した幅(以下「製品幅」)であることが好ましい。しかし、生産性を上げるために、セパレータは、その幅が製品幅以上となるように製造される。そして、一旦製造された後に、セパレータは、製品幅に切断(スリット)される。なお、「セパレータの幅」とは、セパレータが延びる平面に対し平行であり、かつ、セパレータの長手方向に対し垂直である方向の、セパレータの長さを意味する。以下では、スリットされる前の幅広のセパレータを「原反」と称し、スリットされたセパレータを特に「スリットセパレータ」と称する。
図4は、セパレータをスリットするスリット装置6の構成を示す模式図であって、(a)は全体の構成を示し、(b)は原反をスリットする前後の構成を示す。
図4の(a)に示されるように、スリット装置6は、回転可能に支持された円柱形状の、巻出ローラー61と、ローラー62〜65と、複数の巻取ローラー69U・69Lとを備える。スリット装置6には、後述する切断装置7がさらに設けられている。
(スリット前)
スリット装置6では、原反を巻きつけた円筒形状のコアcが、巻出ローラー61に嵌められている。図4の(b)に示されるように、原反は、コアcから経路UまたはLへ巻き出される。巻き出された原反は、ローラー63を経由し、ローラー64へ搬送される。搬送される工程において原反は、複数のセパレータにスリットされる。
(スリット後)
図4の(b)に示されるように、複数のスリットセパレータの一部は、それぞれ、複数の巻取ローラー69Uに嵌められた各コアuへ巻き取られる。また、複数のスリットセパレータの他の一部は、それぞれ、複数の巻取ローラー69Lに嵌められた各コアlへ巻き取られる。なお、ロール状に巻き取られたセパレータを「セパレータ捲回体」と称する。
(切断装置)
図5は、図4の(a)に示されるスリット装置6の切断装置7の構成を示す図であって、(a)は切断装置7の側面図であり、(b)は切断装置7の正面図である。
図5の(a)(b)に示されるように、切断装置7は、ホルダー71と、刃72とを備える。ホルダー71は、スリット装置6に備えられている筐体などに固定されている。そして、ホルダー71は、刃72と搬送されるセパレータ原反との位置関係が固定されるように、刃72を保持している。刃72は、鋭く研がれたエッジによってセパレータの原反をスリットする。
〔実施形態1〕
以下では単層のセパレータ12および耐熱セパレータ12aを区別せずに、「セパレータ」と記載する。本実施形態は、耐熱層を有しない単層のセパレータにも、耐熱層を有する耐熱セパレータにも適用可能である。セパレータの原反の製造工程において、セパレータはローラーに懸架され引っ張られるため、また、延伸された孔を有するフィルムであるため、破断することがある。そのため、所定の長さ(例えば長手方向(流れ方向、MD:Machine direction)が1500m)のセパレータを製造しようとしても、それより短い様々な長さのセパレータが生じてしまう。二次電池の製造において、セパレータとシート状の電極とは一緒に巻き取られる。このとき、セパレータ捲回体と電極の捲回体との長手方向の長さが異なると、一方に無駄が生じる、あるいは、長さに応じて一方の捲回体の交換が必要になる。そのため、製造されるセパレータ捲回体の長手方向の長さは所定の長さに揃っている(一定である)ことが好ましい。
そこで、本実施形態では、製造工程において生じた長さが異なる複数のセパレータを長手方向に繋ぎ合わせることによって、所定の長さのセパレータ捲回体を製造する。ここでは、延伸工程および塗工工程の後、スリット工程の前に、セパレータ原反の繋ぎ合わせ(接続工程)を行う。ただし、これに限らず、スリット工程の後に、スリットセパレータ同士を繋ぎ合わせることもできる。
(接続工程)
図6は、セパレータ(電池用セパレータ)を接続する接続装置の概略構成を示す断面図である。図6の(a)における一点鎖線で枠囲みされた箇所の拡大図を、図6の(b)に示す。図6の(c)は、図6の(b)に対応する箇所の上面図である。接続装置8は、第1ローラー81b、第2ローラー81c、複数のローラー84・85および接続テーブル83を備える。第1ローラー81bには、一方のセパレータ12bの捲回体がセットされる。第2ローラー81cには、他方のセパレータ12cの捲回体がセットされる。セパレータ12b・12cは、それぞれ、円筒形状のコア82b・82cに巻き付けられている。コア82b・82cは、それぞれ、第1ローラー81b、第2ローラー81cに着脱可能に保持される。例えば、第1ローラー81b、第2ローラー81cは、その外径を変化させることにより、コア82b・82cの保持と解放とを行う。セパレータ12b・12cは、いずれも長手方向における長さが所定値(製品上の仕様)未満のものである。なお、ここでは、セパレータ12b・12cは互いに長手方向における長さが異なるが、実質的に同じ長さのもの同士を繋ぎ合わせてもよい。
捲回体から引き出されたセパレータ12b・12cの先端は、ローラー84を経由して、接続テーブル83上に配置される。接続テーブル83において、セパレータ12b・12cは、その先端がつきあわされた状態で、それぞれローラー85によって固定される。ローラー85は、セパレータ12b・12cを接続テーブル83に押しつけることで、セパレータ12b・12cの位置を固定する。ローラー85の代わりに、押圧平面を有する任意の押圧部材を設けてもよい。ローラー85は、セパレータ12b・12cを接続テーブル83上に導入するときには、回転して導入を支援することができる。なお、2つのセパレータ12b・12cの捲回体における外側面同士が同じ側になるように、セパレータ12b・12cは配置される。これは、耐熱層4の側面が同じ側になるようセパレータ12b・12cを接続するためである。両面に耐熱層4が形成されている場合でも、両側面の品質に差がある可能性を考慮して、セパレータ製造上の同じ側面同士を接続することが好ましい。
先端がつきあわされたセパレータ12b・12cは、接着テープ86によって繋ぎ合わせられる。ここでは、接着テープ86の横断方向(TD:transverse direction)における幅は、セパレータ12b・12cの幅より小さいが、同じでもよい。この後、スリット工程において、接続されたセパレータの両端(横断方向の端部)を切り落とすことで、接着テープとセパレータとの幅を精度よく一致させることができる。なお、接着テープ86の接着面積の約半分は一方のセパレータ12bに接着され、残り半分は他方のセパレータ12cに接着される。なお、本明細書における横断方向とは、セパレータが延びる平面に対し平行であり、かつ、セパレータの長手方向に対し略垂直である方向を意味する。
繋ぎ合わせられたセパレータ12b・12cは、ローラー81b・81cによって、1つのセパレータ捲回体として一方のコア82bまたは82cに巻き取られる。このようにして、長手方向に繋ぎ合わせられた長手方向の長さが所定の長さのセパレータ捲回体を得ることができる。繋ぎ合わせられたセパレータ捲回体の接着テープ86で接着された部分は、電池のセパレータとしては使用できない。しかしながら、電池製造工程において、シート状の電極とセパレータとを重ね合わせた後に、接着テープの部分を切り落として使用すればよい。切り落とす手間が増えるとしても、電極とセパレータとの長手方向の長さが同じであれば、例えば1000m以上にもなる電極とセパレータとを重ね合わせる作業が容易になる。
なお、繋ぎ合わせると長手方向における長さが所定の長さになるように、あらかじめセパレータ12b・12cは長手方向の寸法がカットされてもよい。または、繋ぎ合わせた後にセパレータの長手方向の余り部分をカットすることで、長手方向における長さを所定の長さにしてもよい。
また、図7に示すように、接続テーブル83でセパレータ12b・12cの先端を互いに重ねて固定した状態で、重なっている位置で2つのセパレータ12b・12cをカットしてもよい。セパレータ12b・12cの互いの切れ端12dを除去すれば、セパレータ12bの先端と、セパレータ12cの先端とが一致した状態になる。この状態でセパレータ12b・12cに接着テープ86を貼り付けることで、セパレータ12b・12c同士を隙間なく繋ぎ合わせることができる。2つのセパレータ12b・12cの隙間を小さくすることで、接着テープ86の接着剤が、セパレータ12b・12cの他の部分または製造装置のローラ等に付着することを防ぐことができる。
(スリット工程)
接続工程の後、繋ぎ合わせられたセパレータ原反は、所定の幅の複数のスリットセパレータに切り分けられる。例えば、1800mmの幅のセパレータ原反が、100mm幅にスリットされる。この場合、セパレータ原反から100mm幅の17個のスリットセパレータが作製される。残りの100mmは両端の切り落とし部分である。スリットセパレータの幅は、電池等の応用製品の製造に適したセパレータの幅ということになる。スリットセパレータは、接着テープ86で接続された所定の長さ(例えば1500m)のまま巻き取られて、捲回体にされる。スリットされた後の各スリットセパレータにおける接着テープ86の幅は、スリットセパレータの幅と同じになる。
スリット工程の後に接続工程を行ってもよい。ただしこの場合、繋ぎ合わせる際の横断方向(TD)の誤差で、セパレータ捲回体の側面に段差が生じることがある。一方、接続工程の後にスリット工程を行うと、スリットによって、繋ぎ合わせられた各セパレータの横断方向における位置を高精度に揃えることができる。また、繋ぎ合わせられた各セパレータの長手方向も平行に揃えることができる。
(接着テープ)
セパレータ(原反またはスリットセパレータ)は、製造工程(例えばスリット工程または電池製造工程)において、ローラー等に懸架されて搬送されるため、長手方向(MD)に引っ張り力が加えられる。製造工程においてセパレータに加えられる引っ張り力の上限は、高くとも、セパレータが破断または降伏(塑性変形)する力(引っ張り強さまたは降伏強さ)より小さくされる。接着テープ86の接着力または接着テープ86自体の強度も、製造工程においてセパレータに加えられる引っ張り力に耐える必要がある。製造装置は、接着テープ86を考慮せずにセパレータの強度のみを考慮して設計されている場合があるためである。
そのため、接着テープ86自体が破断しないよう、MDにおける接着テープ86の引っ張り強さまたは降伏強さは、MDにおけるセパレータの引っ張り強さまたは降伏強さより大きいことが好ましい。接着テープ86の基材を構成する材料としては、例えば樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン等)を使用することができる。接着テープ86の基材を構成する材料とセパレータが含む材料とが同じ場合、接着テープ86の厚さはセパレータの厚さ(例えば30μm)以上であることが好ましい。
一方で、接着テープ86の厚さが大きすぎると、別の問題を生じうる。スリットセパレータは、巻き取られて捲回体にされるため、接着テープ86も巻き取られる。接着テープ86の厚みは段を生じる。捲回体における接着テープ86の内側または外側のスリットセパレータ自体に段の跡が残らないように、接着テープ86の厚さは、ある程度薄いことが好ましい。例えば、接着テープ86の厚さは、140μm以下であることが好ましく、さらには、90μm以下であることがより好ましい。
また、接着テープ86が剥がれないよう、接着テープ86の接着力は、MDにおいてセパレータが破断または降伏する引っ張り力より大きいことが好ましい。接着テープ86は、接着剤として例えばアクリル系接着剤を含むことができる。接着面積を広くすることで、すなわち、MDにおける各セパレータと接着テープ86との接着長さを長くすることで、接着力を増加させることができる。
一方で、接着テープ86の長手方向における長さが長すぎるのは、接着テープ86の厚みによる段の観点から、好ましくない。例えば、接着テープ86がアクリル系接着剤を含み、接着テープ86と繋ぎ合わせられた一方のセパレータとの接着長さを25mm以下としてもよい。スリットセパレータの幅を100mmとすると、接着テープ86のサイズを、長さ50mm×幅100mmとしてもよい。このうち半分の面積25mm×100mmが、一方のセパレータとの接着面積となる。
また、接着テープ86は色を有し、接着テープ86の色はセパレータの色とは異なっていてもよい。これにより、接着テープ86の接着箇所を視認しやすくなる。そのため、例えば電池製造工程において、切り落とすべき箇所を特定しやすい。
なお、他の接続方法を用いてもよい。2つのセパレータの一部を重ね合わせ、重なった箇所を接着剤等によって接着してもよい。また、例えば、2つのセパレータの一部を重ね合わせ、重なった箇所を溶着させることにより、2つのセパレータを繋ぎ合わせてもよい。溶着は熱または超音波等によって行うことができる。なお、セパレータが耐熱層を備える場合、溶着よりも接着テープまたは接着剤による接着が好適である。また、斜めにカットされた2つのセパレータの端部同士を、繋ぎ合わせてもよい。
(繋ぎ合わせるセパレータの選択)
破断により製造工程においてたまたま生じた所定の長さ未満のセパレータ(原反またはスリットセパレータ)を、生じた順序で繋ぎ合わせてもよい。しかしながら、破断により生じるセパレータの長さは、様々である。比較的長いセパレータ同士を繋ぎ合わせると、所定の長さを大きく超えて無駄が生じることがある。また、比較的短いセパレータ同士を繋ぎ合わせると、所定の長さに満たず、さらに別のセパレータを繋ぎ合わせる必要が生じることがある。
接続工程の前において所定の長さ未満のセパレータをいくつかストックしておけば、適切な長さの組み合わせのセパレータを選択することで、効率よく所定の長さのセパレータを製造することができる。
スリット工程の前の製造工程(例えば塗工工程)における破断によってMD長さが所定の長さ未満になったセパレータ原反は、ストック装置9にストックされる。
図8は、ストック装置9の概略構成を示す正面図である。ストック装置9(製造装置)は、複数の支持棒91a〜91e(ストック部)、および制御装置92(ストック部)を備える。制御装置92は、表示パネル93および操作パネル94を備える。表示パネル93は、液晶等の表示装置である。操作パネル94は、ユーザ入力のための複数のキーを有する入力装置である。表示パネル93および操作パネル94は、一体となったタッチパネルであってもよい。
支持棒91a〜91eは、図面手前側に突き出た棒である。支持棒91a〜91eをセパレータ捲回体12b〜12eのコア82b〜82eに通すことで、ストック装置9の手前側からセパレータ捲回体12b〜12eを掛けておくことができる。所定の長さ未満になったセパレータ原反の捲回体は、複数の支持棒91a〜91eにストックされる。セパレータ捲回体を配置(ストック)する作業は、ユーザ(作業員)の手によって行われてもよい。
ストック装置9は、ストックされたセパレータ捲回体12b〜12eの長さを測定する測定部(図示せず)を備えてもよい。例えば、測定部は、セパレータ捲回体の直径を測定することで、セパレータのMD長さを算出することができる。セパレータのMD長さを算出するために、測定部は、あらかじめ設定されたコアの外径およびセパレータ1枚の厚さの情報を記憶している。または、測定部は、あらかじめ設定されたセパレータ捲回体の外径をMD長さに変換するテーブルにしたがって、MD長さを特定してもよい。また、測定部は、支持棒91a〜91eに掛けられたセパレータ捲回体の重さを測定し、重さからセパレータ捲回体のMD長さを特定してもよい。この場合、コアの質量およびセパレータの長さ当たりの質量の情報、あるいは、セパレータ捲回体の重さをMD長さに変換するテーブルが、あらかじめ測定部に設定されている。このように、測定部は、光学測定器または重量計を備えてもよい。
各セパレータ捲回体12b〜12eは、そのMD長さの情報と対応付けられてストックされる。なお、例えば、セパレータ捲回体12bのMD長さをユーザが測定し、ユーザが、支持棒91aにストックされているセパレータ捲回体12bのMD長さとして制御装置92に入力してもよい。支持棒91a〜91eには、識別のための番号等が付与されている。
図9は、ストック装置9の機能ブロックを示す図である。制御装置92は、表示パネル93および操作パネル94の他に、入力部96、記憶部97、選択部98、および提示部99を備える。ストック装置9が備える測定部95は、ストックされたセパレータ捲回体の長さを、支持棒に付された番号に対応付けて記憶部97に書き込む。
入力部96は、操作パネル94を介して入力されたユーザの指示入力を受け取る。ユーザは、測定部95の代わりに、ストックされたセパレータ捲回体の長さを測定し、測定値を支持棒に付された番号に対応付けて操作パネル94から入力してもよい。入力部96は、ストックされたセパレータ捲回体の長さを、支持棒に付された番号に対応付けて記憶部97に書き込む。また、入力部96は、繋ぎ合わせるセパレータを選択する指示入力をユーザから受けた場合、該選択する指示入力を選択部98に伝える。さらに、ユーザは、ストックされたセパレータ捲回体のロット情報を操作パネル94から入力してもよい。
記憶部97は、ストックされたセパレータ捲回体の長さを、支持棒に付された番号に対応付けて記憶する。さらに、ストックされたセパレータ捲回体のロット情報を、支持棒に付された番号に対応付けて記憶してもよい。記憶部97として、例えば、RAM(RandomAccess Memory)、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、またはプログラマブルな論理回路等の記憶装置を用いることができる。
選択部98は、繋ぎ合わせるセパレータを選択する指示入力にしたがって、ストックされている複数のセパレータの中から、繋ぎ合わせるセパレータの組み合わせを選択する。選択部98は、選択されたセパレータの組み合わせを提示部99に出力する。
提示部99は、表示パネル93の表示を制御する。提示部99は、選択されたセパレータの組み合わせを、表示パネル93に表示させる。例えば、提示部99は、選択されたセパレータがストックされている支持棒の番号をユーザに提示する。なお、提示部99は、スピーカ等を用いて、音声によって選択されたセパレータの組み合わせをユーザに提示してもよい。
制御装置92の制御ブロック(特に入力部96、選択部98、および提示部99)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、制御装置92は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。
なお、セパレータ捲回体をストックしておくストック部は、図8に示す支持棒に限らず、複数のセパレータ捲回体を蓄えておくことができる所定の場所であってもよい。図13、図14、図15は、ストック部の変形例を示す図である。図13の(a)に示すように、ストック部90は、複数のセパレータ捲回体12bを配置することができるスペースであってもよい。図13の(b)に示すように、ストック部90は、複数のセパレータ捲回体12bを壁で区切って配置することができる、区画されたスペースであってもよい。図13の(c)に示すように、ストック部90は、複数のセパレータ捲回体12bを個別に配置することができる縦横に区切られた棚であってもよい。図13の(d)に示すように、ストック部90は、複数のセパレータ捲回体12bのコアに挿入される棒90aを個々のスペースに備える構成であってもよい。棒90aは、鉛直方向に沿っている。図14の(a)に示すように、ストック部90は、複数のセパレータ捲回体12bのコアに挿入される棒90aを複数備える構成であってもよい。図14の(b)に示すように、ストック部90は、ユーザによって移動可能な台車90bを含んでもよい。台車90bの所定の箇所にセパレータ捲回体12bを配置できるよう、台車90bには鉛直方向に沿った複数の棒12aが設けられている。図14の(c)に示すように、台車90bは水平に沿った複数の支持棒91fを備えてもよい。支持棒91fは、台車90bに設けられた側壁に固定されている。図15の(a)に示すように、ストック部90は、上から吊された複数のフック90cを備えてもよい。フック90cは、チェーンまたはパイプ等で梁または天井等に吊される。図15の(b)に示すように、ストック部90は、ベルトコンベアであってもよい。例えばベルトコンベアによって製造ロット順にセパレータ捲回体12bを搬送することができる。これらの場合、例えば、ユーザが、所定の箇所にストックされているセパレータ捲回体12bのMD長さを制御装置92に入力してもよい。また、ユーザは、ストックされたセパレータ捲回体のロット情報を制御装置92に入力してもよい。
(選択フロー1)
図10は、繋ぎ合わせるセパレータを選択するフローを示す図である。ユーザは、MD長さが所定の長さに満たないセパレータ捲回体を、ストック装置9の空いている支持棒91a〜91eに配置する(S1)。
ユーザまたは測定部95は、ストックされたセパレータ捲回体のMD長さを測定する(S2)。ユーザまたは測定部95は、ストックされたセパレータ捲回体のMD長さを、該セパレータ捲回体を示す番号(それがストックされている支持棒の番号)と対応付けて、制御装置92に入力する。制御装置92の記憶部97は、ストックされたセパレータ捲回体のMD長さと該セパレータ捲回体を示す番号とを対応付けて記憶する。
所望のタイミングで、ユーザは、繋ぎ合わせるために使用するセパレータを選択(表示)させる指示を、制御装置92に入力する(S3)。制御装置92の選択部98は、ストックされている複数のセパレータの中から、長手方向に繋ぎ合わせると所定の長さ以上になり、かつ、上記所定の長さにより近くなる、セパレータの組み合わせを選択する。例えば、繋ぎ合わせると上記所定の長さ以上になる組み合わせのうち、最も上記所定の長さに近いセパレータの組み合わせを選択する。このように、選択部98は、セパレータのMD長さに基づいて、セパレータの組み合わせを選択する(S4)。このように選択することで、セパレータの接続箇所が最小限(1箇所)で済み、かつ、所定の長さを超える分の無駄を抑制することができる。
例えば、MD長さが480m、500m、600m、700mの4つのセパレータ捲回体がストックされていたとする。所定のMD長さが1000mであるとき、繋ぎ合わせると1000m以上になり、その上で無駄が最も小さくなる480mと600mとのセパレータ捲回体の組が選択される。なお、いずれの2つのセパレータを繋ぎ合わせても所定のMD長さに満たない場合、選択部98は、3つのセパレータの組み合わせを選択してもよい。
提示部99は、選択されたセパレータを示す番号、および合計のMD長さを、表示パネル93に表示させる(S5)。ユーザは、提示された組み合わせのセパレータをストック装置9から取り出し、上述の接続装置を用いて複数のセパレータを繋ぎ合わせる。ユーザは、いずれの支持棒のセパレータを取り出したかを、操作パネル94を介して制御装置92に入力する。また、測定部95が、支持棒からセパレータ捲回体が取り出されたことを検出し、取り出されたことを制御装置92に通知してもよい。記憶部97は、取り出されたセパレータの情報を消去する。
(選択フロー2)
上記フローでは、ストックされたセパレータのMD長さに基づいて組み合わせの選択が行われるが、例えば、MD長さとロットに基づいて組み合わせが選択されてもよい。
図11は、繋ぎ合わせるセパレータを選択する他のフローを示す図である。図10のフローと同じ処理には同じ番号を付し、適宜説明を省略する。ユーザは、MD長さが所定の長さに満たないセパレータ捲回体を、ストック装置9の空いている支持棒91a〜91eに配置する(S1)。
ユーザまたは測定部95は、ストックされたセパレータ捲回体のMD長さを測定する(S2)。ユーザまたは測定部95は、ストックされたセパレータ捲回体のMD長さを、該セパレータ捲回体を示す番号(それがストックされている支持棒の番号)と対応付けて、制御装置92に入力する。このとき、ユーザは、セパレータ捲回体のロット情報も合わせて制御装置92に入力する。制御装置92の記憶部97は、ストックされたセパレータ捲回体のMD長さと、該セパレータ捲回体を示す番号と、入力されたロット情報とを対応付けて記憶(管理)する(S11)。
ロット情報とは、製造ロットを示すロット番号・記号等の情報である。ロット番号は製造順にしたがって、セパレータの原反に付与される。例えば、セパレータの原反が製造された日時を示す番号を、ロット番号としてもよい。ロット情報は、ストック装置9にストックされた順に制御装置92が付与する番号でもよい。
または、ロット番号は、一体(一続きの原反)として製造された原反毎に付与されてもよい。この場合、1つの原反をカットして生じた複数のセパレータ捲回体には同じロット番号が付与され、異なる原反から生じた複数のセパレータ捲回体には異なるロット番号が付与される。異なる原反から生じた複数のセパレータ捲回体を選択して繋ぎ合わせることで、より柔軟なセパレータの組み合わせを可能にする。それゆえ、所定の長さのセパレータ捲回体を製造するためのセパレータの接続箇所を低減し、かつ、所定の長さを超える分の無駄を抑制することができる。
所望のタイミングで、ユーザは、繋ぎ合わせるために使用するセパレータを選択(表示)させる指示を、制御装置92に入力する(S3)。制御装置92の選択部98は、ストックされている複数のセパレータの中から、長手方向に繋ぎ合わせると所定の長さ以上になり、かつ、製造ロットがより近くなる、セパレータの組み合わせを選択する。例えば、繋ぎ合わせると上記所定の長さ以上になる組み合わせのうち、最も製造ロットが近いセパレータの組み合わせを選択する。このように選択部98は、セパレータのMD長さとロット情報とに基づいて、セパレータの組み合わせを選択する(S12)。
ロット番号が近ければ、製造ロットは近くなる。製造ロットが近ければ、製造における品質のばらつきも小さいと推測される。すなわち、製造ロットがより近いセパレータの組み合わせを選択することで、品質(物性)が近いセパレータ同士を繋ぎ合わせることができる。そのため、繋ぎ合わせられたセパレータの品質をより均一にすることができる。
例えば、製造順に付与されたロット番号が#01(MD長さが480m)、#02(700m)、#03(200m)、#04(600m)、の4つのセパレータ捲回体がストックされていたとする。所定のMD長さが1000mであるとき、繋ぎ合わせると1000m以上になり、その上でロット番号がより近い#01(480m)と#02(700m)とのセパレータ捲回体の組が選択される。なお、いずれの2つのセパレータを繋ぎ合わせても所定のMD長さに満たない場合、選択部98は、3つのセパレータの組み合わせを選択してもよい。
提示部99は、選択されたセパレータを示す番号、および合計のMD長さを、表示パネル93に表示させる(S5)。
なお、上記フローのいずれの場合でも、ユーザ自身が、繋ぎ合わせるセパレータの組み合わせを上記条件にしたがって選択してもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。上述の実施形態では、主に破断によって生じたセパレータを繋ぎ合わせることについて、説明した。一方、ユーザが意図的にセパレータをカット(切断)することも考えられる。
セパレータの製造工程において、セパレータの一部に欠陥が生じることがある。例えば、製造されたセパレータ(原反またはスリットセパレータ)において、所定の大きさ以上の穴(視認できるような穴)、および、異物が含まれる箇所は、欠陥となる。欠陥があると、リチウムイオンの流れが不均一となり、電池特性の低下を引き起こす虞がある。さらに、大きな穴が存在する場合、張力が加わった場合にその穴が破断の起点になりうる。また、セパレータは絶縁性であるため、導電性の異物が含まれる場合には電池の製造工程に影響を及ぼす可能性がある。それゆえ、本実施形態では製造されたセパレータにおける欠陥を除去する。
図12は、欠陥を除去する工程の概略を示す図である。図12の(a)に示すように、原反であるセパレータ12fが、切断装置7によって、複数(ここでは5つ)のスリットセパレータ12gにスリットされる。矢印はセパレータの流れ方向(MD)を示す。図12において欠陥Dは×で表される。このとき、原反であるセパレータ12fに含まれていた欠陥Dは、いずれかのスリットセパレータ12gに含まれることになる。欠陥Dを含まないスリットセパレータ12gは、例えば幅150mmの所定の長さの製品として使用される。
一方、欠陥Dを含むスリットセパレータ12gは、欠陥Dが存在する箇所の長手方向の前後で横断方向(TD)にカットされる(図12の(b))。これにより、欠陥Dが存在する箇所が切除される。
カットされたスリットセパレータ12gは、非導電性の接着テープ86によって互いに繋ぎ合わせられる(図12の(c))。カットおよび接続の処理は、機械で自動に行ってもよいし、ユーザが行ってもよい。
繋ぎ合わせられたスリットセパレータ12gは、再度、切断装置7によって、より細くスリットされる(図12の(d))。これにより、スリットセパレータ12gの両端が切り落とされたスリットセパレータ12hが得られる。欠陥Dが切除され繋ぎ合わせられたスリットセパレータ12hは、例えばより細い幅100mmの所定の長さの製品(別の製品)として使用される。このように、本実施形態では、一体として製造されたスリットセパレータ12gがカットされたもの同士を繋ぎ合わせる。そのため、品質が近いセパレータ同士を繋ぎ合わせることができる。
上記欠陥Dの切除は、例えば原反であるセパレータ12fを横断方向(TD)にカットすることで行ってもよい。その後、カットされたセパレータ12fを長手方向に繋ぎ合わせてもよい。
しかしながら、欠陥が含まれるのは一部のスリットセパレータ12gであるので、一部のスリットセパレータ12gにおいて欠陥Dを切除した方が無駄が少ない。また、繋ぎ合わせられたスリットセパレータ12gをさらにスリットすることで、接続箇所の前後で幅を精度よく合わせることができる。
なお、繋ぎ合わせられたスリットセパレータ12gを、より細い複数のスリットセパレータ12hにスリットしてもよい。また、さらにスリットせずに、繋ぎ合わせられたスリットセパレータ12gを製品として使用することもできる。
〔まとめ〕
本発明の一態様に係る電池用セパレータ捲回体の製造方法は、複数の電池用セパレータを長手方向に繋ぎ合わせることにより、電池用セパレータ捲回体を製造する接続工程を含む。
上記の構成によれば、例えば製造工程における破断によって生じてしまう短い電池用セパレータを利用し、より長い電池用セパレータ捲回体を得ることができる。そのため、応用製品の製造に適した長さの電池用セパレータ捲回体を得ることができる。
上記複数の電池用セパレータは、互いに長手方向の長さが異なる構成であってもよい。
破断した電池用セパレータは長さが不揃いとなる。それらの互いに長手方向の長さが異なる複数の電池用セパレータを繋ぎ合わせることにより、より長い電池用セパレータ捲回体を得ることができる。なお、もちろん、実質的に長手方向の長さが同じ複数の電池用セパレータを繋ぎ合わせてもよい。
上記製造方法は、繋ぎ合わせられた上記電池用セパレータを、所定の幅にスリットする工程を含んでもよい。
例えば、スリットされた複数の電池用セパレータを長手方向に繋ぎ合わせる場合、それぞれの長手方向が平行になるように、かつ、横断方向の位置が揃うように繋ぎ合わせるのは難しい。長手方向の平行度または横断方向の位置がずれると、捲回体におけるしわまたは側面の段差が生じる。
一方、上記の構成によれば、複数の電池用セパレータを繋ぎ合わせた後に、所定の幅にスリットすることにより、接続箇所の前後で複数の電池用セパレータの横断方向の位置を容易に揃えることができる。また、それぞれの長手方向も揃うので、電池用セパレータ捲回体におけるしわまたは段差の発生を容易に抑制することができる。
上記製造方法は、上記電池用セパレータを所定の幅にスリットする工程を含み、接続工程では、スリットされた上記複数の電池用セパレータを繋ぎ合わせる構成であってもよい。
上記接続工程においては、所定の長さ未満の上記複数の電池用セパレータを長手方向に繋ぎ合わせることにより、上記所定の長さの電池用セパレータ捲回体を製造する構成であってもよい。
上記の構成によれば、例えば製造工程における破断によって生じてしまう所定の長さ未満の電池用セパレータを利用し、所定の長さの電池用セパレータ捲回体を得ることができる。
上記製造方法は、電池用セパレータを横断方向にカットすることにより、該電池用セパレータに含まれる欠陥を切除する切断工程を含み、上記接続工程では、上記切断工程において生じた上記複数の電池用セパレータを長手方向に繋ぎ合わせる構成であってもよい。
上記製造方法は、所定の長さ未満の複数の電池用セパレータをストックする工程と、ストックされた上記複数の電池用セパレータの中から、繋ぎ合わせると上記所定の長さ以上になり、かつ、上記所定の長さにより近くなる、電池用セパレータの組み合わせを選択する工程とを含み、上記接続工程においては、選択された複数の上記電池用セパレータを長手方向に繋ぎ合わせる構成であってもよい。
上記の構成によれば、所定の長さを超える分の無駄を低減することができる。それゆえ、従来廃棄されていた電池用セパレータを無駄なく効率的に利用することができる。
上記製造方法は、所定の長さ未満の複数の電池用セパレータを、ロット情報と対応付けてストックする工程と、ストックされた上記複数の電池用セパレータの中から、繋ぎ合わせると上記所定の長さ以上になり、かつ、製造ロットがより近い電池用セパレータの組み合わせを選択する工程とを含み、上記接続工程においては、選択された複数の上記電池用セパレータを長手方向に繋ぎ合わせる構成であってもよい。
上記の構成によれば、繋ぎ合わせられる電池用セパレータはロットが近いので、均一な品質の電池用セパレータ捲回体を得ることができる。
上記接続工程においては、上記複数の電池用セパレータを、接着テープによって長手方向に繋ぎ合わせる構成であってもよい。
本発明の一態様に係る電池用セパレータ捲回体は、複数の電池用セパレータを含み、上記複数の電池用セパレータは、長手方向に互いに繋ぎ合わせられている。
上記複数の電池用セパレータは、接着テープによって互いに繋ぎ合わせられている構成であってもよい。
上記複数の電池用セパレータは、互いに長手方向の長さが異なる構成であってもよい。
上記複数の電池用セパレータは、実質的に長手方向の長さが同じである構成であってもよい。
上記複数の電池用セパレータおよび上記接着テープは、繋ぎ合わせられた後にスリットされることにより、それらの幅が合わせられている構成であってもよい。
上記複数の電池用セパレータは、一体として製造された電池用セパレータが横断方向にカットされたものであってもよい。
上記長手方向において、上記接着テープの引っ張り強さまたは降伏強さは、上記電池用セパレータの引っ張り強さまたは降伏強さより大きい構成であってもよい。
上記の構成によれば、その後の製造工程において電池用セパレータに加えられる張力に接着テープが耐えることができる。そのため、接着テープの有無に応じて後の製造工程における張力を変更する必要がない。
上記接着テープの基材を構成する材料は、上記電池用セパレータが含む材料と同じであり、上記接着テープの厚さは、上記電池用セパレータの厚さ以上であってもよい。
上記の構成によれば、接着テープが電池用セパレータより厚いので、それらの幅が同じであれば、接着テープの強度は電池用セパレータの強度よりも大きくなる。そのため、その後の製造工程において電池用セパレータに加えられる張力に接着テープが耐えることができる。
上記接着テープの厚さは、140μm以下であってもよい。
上記の構成によれば、電池用セパレータ捲回体の接着箇所以外の部分に接着テープの段の跡が残るのを抑制することができる。
上記長手方向において、上記接着テープによる接着力は、上記電池用セパレータが破断または降伏する引っ張り力より大きいものであってもよい。
上記の構成によれば、その後の製造工程において電池用セパレータに加えられる張力に接着テープの接着が耐えることができる。そのため、接着テープの剥離を防止するために後の製造工程における張力を変更する必要がない。
上記接着テープは、アクリル系接着剤を含む構成であってもよい。
上記長手方向における、一方の上記電池用セパレータに対する上記接着テープの接着長さは、25mm以下である構成であってもよい。
上記接着テープの色は、上記電池用セパレータの色とは異なる構成であってもよい。
上記の構成によれば、接続箇所を特定しやすくなるため、後の製造工程において接続箇所を切除しやすくなる。
上記接着テープによって繋ぎ合わせられた箇所は1箇所のみであってもよい。
本発明の一態様に係る電池用セパレータ捲回体の製造装置は、所定の長さ未満の複数の電池用セパレータをストックするストック部と、ストックされた上記複数の電池用セパレータの中から、長手方向に繋ぎ合わせると上記所定の長さ以上になり、かつ、上記所定の長さにより近くなる、電池用セパレータの組み合わせを選択する選択部と、選択された上記電池用セパレータの組み合わせをユーザに提示する提示部とを備える。
本発明の一態様に係る電池用セパレータ捲回体の製造装置は、所定の長さ未満の複数の電池用セパレータを、ロット情報と対応付けてストックするストック部と、ストックされた上記複数の電池用セパレータの中から、長手方向に繋ぎ合わせると上記所定の長さ以上になり、かつ、製造ロットがより近い電池用セパレータの組み合わせを選択する選択部と、選択された上記電池用セパレータの組み合わせをユーザに提示する提示部とを備える。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、電池用セパレータ捲回体、その製造方法、およびその製造装置に利用することができる。
1 リチウムイオン二次電池
4 耐熱層
6 スリット装置
7 切断装置
8 接続装置
9 ストック装置(製造装置)
11 カソード
12、12b〜12h セパレータ(電池用セパレータ)
12a 耐熱セパレータ(電池用セパレータ)
13 アノード
82b〜82e コア
83 接続テーブル
86 接着テープ
90 ストック部
91a〜91e 支持棒(ストック部)
92 制御装置(ストック部)
93 表示パネル
94 操作パネル
95 測定部
96 入力部
97 記憶部
98 選択部
99 提示部

Claims (9)

  1. 電池用セパレータを所定の第1幅にスリットする工程と、
    スリットされた複数の上記電池用セパレータを長手方向に繋ぎ合わせる接続工程と、
    繋ぎ合わせられた上記電池用セパレータを、所定の第2幅にスリットすることにより、繋ぎ合わせられた上記電池用セパレータの横断方向の位置を揃える工程とを含むことを特徴とする電池用セパレータ捲回体の製造方法。
  2. 電池用セパレータを横断方向にカットすることにより、該電池用セパレータに含まれる欠陥を切除する切断工程を含み、
    上記接続工程では、上記切断工程において生じた上記複数の電池用セパレータを長手方向に繋ぎ合わせることを特徴とする請求項に記載の製造方法。
  3. 上記接続工程において、所定の長さ未満の上記複数の電池用セパレータを長手方向に繋ぎ合わせることにより、上記所定の長さの電池用セパレータ捲回体を製造することを特徴とする請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 上記複数の電池用セパレータは、互いに長手方向の長さが異なることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の製造方法。
  5. 所定の長さ未満の複数の電池用セパレータをストックする工程と、
    ストックされた上記複数の電池用セパレータの中から、繋ぎ合わせると上記所定の長さ以上になり、かつ、上記所定の長さにより近くなる、電池用セパレータの組み合わせを選択する工程と、
    択された複数の上記電池用セパレータを長手方向に繋ぎ合わせる接続工程とを含むことを特徴とする電池用セパレータ捲回体の製造方法。
  6. 所定の長さ未満の複数の電池用セパレータを、製造順またはストック順に付与されるロット番号と対応付けてストックする工程と、
    ストックされた上記複数の電池用セパレータの中から、繋ぎ合わせると上記所定の長さ以上になり、かつ、上記ロット番号がより近い電池用セパレータの組み合わせを選択する工程と、
    択された複数の上記電池用セパレータを長手方向に繋ぎ合わせる接続工程とを含むことを特徴とする電池用セパレータ捲回体の製造方法。
  7. 上記接続工程においては、上記複数の電池用セパレータを、接着テープによって長手方向に繋ぎ合わせることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の製造方法。
  8. 所定の長さ未満の複数の電池用セパレータをストックするストック部と、
    ストックされた上記複数の電池用セパレータの中から、長手方向に繋ぎ合わせると上記所定の長さ以上になり、かつ、上記所定の長さにより近くなる、電池用セパレータの組み合わせを選択する選択部と、
    選択された上記電池用セパレータの組み合わせをユーザに提示する提示部とを備えることを特徴とする電池用セパレータ捲回体の製造装置。
  9. 所定の長さ未満の複数の電池用セパレータを、製造順またはストック順に付与されるロット番号と対応付けてストックするストック部と、
    ストックされた上記複数の電池用セパレータの中から、長手方向に繋ぎ合わせると上記所定の長さ以上になり、かつ、上記ロット番号がより近い電池用セパレータの組み合わせを選択する選択部と、
    選択された上記電池用セパレータの組み合わせをユーザに提示する提示部とを備えることを特徴とする電池用セパレータ捲回体の製造装置。
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