JP5779108B2 - 電気機器 - Google Patents
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Description
すなわち、温度制御の上限値と下限値の差である温度幅を、待機時間では広くすることにより解決された。
本体部1は、断熱性の容器2aと蓋2bで囲まれた遠心室3を有し、該遠心室3内にロータが設置され、その下方にロータを回転させるモータが配設されている。本体部1の下方には温度調節手段4が収納されている。上記本体部1(遠心分離機)と、温度調節手段4は制御部5によって制御される。図1の制御部5は、図2に示すパネル6内の入力装置からの操作信号に基づき、図3のフロー図に従って、上記本体部1と温度調節手段4を制御する。すなわち制御部5は、温度制御手段としての機能を包含している。
上記した設定温度とは、ユーザーが遠心分離操作中における遠心室3内の温度をその温度に維持しようと希望する温度であり、上記したようにパネル6のTEMPボタン13とジョグダイアル9で設定される。この温度を、以下「設定温度Ts」と記載する。一方、上限温度Tuとは、遠心室3内の温度がその温度Tu以上になると温度調節手段4である冷却装置の作動を開始させる温度である。下限温度Tdとは、遠心室3内の温度がその温度Td以下になると冷却装置の作動を停止させる温度である。冷却装置が作動開始・停止のフラッタリング発振をしないように、冷却装置はヒステリシス特性を持ち、上限温度Tuで一旦作動を開始すると、下限温度Tdになるまで停止せず、一旦停止すると上限温度Tu以上になるまで作動を開始しないように構成されている。この構成自体は従来技術に属するので、これ以上の説明は省略する。
図3のフロー図に示すように、図1の電源スイッチ7を投入すると(ステップS1)、機器に電力が供給されるとともに、図1のメモリー30をチェックして、前回終了時にECOボタン23が押されて省電力モードであったかどうかを調べる(ステップS2)。省電力モードが選択されていたと判定されると、省電力モード選択状態になる(ステップS5)。前回終了時に省電力モードでなければ、通常モード状態で冷却装置が制御される(ステップS6)とともに、ECOボタン操作の監視状態となる(ステップS3)。
熱拡散方程式は、よく知られているように時間(t)に関しては一階の偏微分である。従って初期温度(T0)から平衡温度(T1)までの温度(T)の変化は時間(t)に関する指数関数式で表わされる。時定数がkである時、時刻tにおける温度T(t)は相転移がないとき次の式で表される。
T(t)=T0+(T1−T0)exp(-t/k)
時定数kが大きいときはゆっくり立ち上がり、小さくなると急速に立ち上がる。冷却装置が作動しているとき、すなわち熱の吸い込みがあるときも、冷却装置が停止している時とは時定数kの値が異なるだけで、同様な式で表現でき、時定数kが大きいときはゆっくり立ち下がり、小さくなると急速に立ち下がる。
冷却装置が作動しているときは、急速に温度が下がる指数関数の領域であるので、上限温度差ΔTuと下限温度差ΔTdが大きくなれば、冷却装置が作動している時間は、上限温度差ΔTuと下限温度差ΔTdの和にほぼ比例して長くなる。他方、冷却装置が停止しているときは、温度がゆっくりと上昇する指数関数の領域である。温度上昇時の指数関数は上に凸(上側に向かって丸い)であるので、上限温度差ΔTuと下限温度差ΔTdが大きくなれば、冷却装置が停止している時間は、上限温度差ΔTuと下限温度差ΔTdの和に対応して指数関数に従って長くなる。本発明では、通常モードの時(Normal)の上限温度差値ΔTu1と下限温度差値ΔTd1の和より、省電力モード(ECO)の時の上限温度差値ΔTu2と下限温度差値ΔTd2の和の方が大きいので、R(ECO) <R(Normal)となる。これが本発明の理論的根拠の一つである。
サンプル番号1〜3は、それぞれ本件出願人の製品である高速冷却遠心分離機の本発明への改良品であって、サンプル番号1は型式MX−105(遠心室容量:直径230mm,高さ113mm)、サンプル番号2は型式MX−205(遠心室容量:直径230mm,高さ132mm)、そしてサンプル番号3は型式MX−305(遠心室容量:直径230mm,高さ174mm)のそれぞれの本発明への改良品である。
すなわち、通常モードでは、上限温度差値ΔTu1=2℃、下限温度差値ΔTd1=2℃で、上限温度Tu1=4+2=6℃、下限温度Td1=4−2=2℃である。省電力モードでは、上限温度差値ΔTu2=7℃、下限温度差値ΔTd2=2℃で、上限温度Tu2=4+7=11℃、下限温度Td2=4−2=2℃である。
なお、省電力モードから復帰後、設定温度である4℃まで冷却するには、平均でおよそ10Wh必要であった。
すなわち、通常モードでは、上限温度差値ΔTu1=2℃、下限温度差値ΔTd1=2℃で、上限温度Tu1=10+2=12℃、下限温度Td1=10−2=8℃である。省電力モードでは、上限温度差値ΔTu2=7℃、下限温度差値ΔTd2=2℃で、上限温度Tu2=10+7=17℃、下限温度Td2=10−2=8℃である。
なお、省電力モードから復帰後、設定温度である10℃まで冷却するには、平均でおよそ5Wh必要であった。
すなわち、通常モードでは、上限温度差値ΔTu1=2℃、下限温度差値ΔTd1=2℃で、上限温度Tu1=4+2=6℃、下限温度Td1=4−2=2℃である。省電力モードでは、上限温度差値ΔTu2=5℃、下限温度差値ΔTd2=4℃で、上限温度Tu2=4+5=9℃、下限温度Td2=4−4=0℃である。
なお、この表3に示した試験例では、省電力モードにおいても遠心室内の温度は平均値で略設定温度である4℃であったため、省電力モードから復帰後、設定温度である4℃まで冷却する必要はなかった。
また、表3に示した試験例は、上限温度差ΔTuと下限温度差ΔTdの幅の大きさを広げただけでも、省電力効果があることを示している。
2a 容器
2b 蓋
2c ドアセンサー
3 遠心室
4 温度調節手段
5 制御部
6 パネル
7 電源スイッチ
8 SPEEDボタン
9 ジョグダイアル
10 速度表示部
11 TIMEボタン
12 作動時間表示部
13 TEMPボタン
14 設定温度表示部
15 DOORボタン
15a DOOR表示灯
16 STARTボタン
16a START表示灯
17 STOPボタン
17a STOP表示灯
18 MEMORY1ボタン
18a MEMORY1表示灯
19 MEMORY2ボタン
19a MEMORY2表示灯
20 FUNCボタン
21 上限温度差設定手段
22 下限温度差設定手段
23 ECOボタン
23a 省電力モード選択表示灯
Claims (8)
- 機器内温度を設定する温度設定手段と、上限温度差を設定する上限温度差設定手段と、下限温度差を設定する下限温度差設定手段と、冷却装置あるいは加熱装置からなる温度調節手段と、上記冷却装置を機器内温度が上記設定温度より上記上限温度差だけ高い上限温度より高くなると作動開始させ、上記設定温度より上記下限温度差だけ低い下限温度より低くなると作動停止させ、あるいは、上記加熱装置を機器内温度が上記設定温度より上記下限温度差だけ低い下限温度より低くなると作動開始させ、機器内温度が上記設定温度より上記上限温度差だけ高い上限温度より高くなると作動停止させる温度制御手段とを有する電気機器において、上記温度制御手段が上記上限温度差および上記下限温度差またはその一方を変えて上記温度調節手段の動作モードを変更することができ、上記温度制御手段で通常モードが選択された時、上記上限温度差が第1の上限温度差値に設定され、上記下限温度差が第1の下限温度差値に設定され、上記温度制御手段で省電力モードが選択された時、上記上限温度差が第2の上限温度差値に設定され、上記下限温度差が第2の下限温度差値に設定され、この際、上記第1の上限温度差値と第1の下限温度差値の和より、上記第2の上限温度差値と第2の下限温度差値の和の方が大きいことを特徴とする、電気機器。
- 上記第2の上限温度差値と第2の下限温度差値が、任意に設定できることを特徴とする、請求項1記載の電気機器。
- 省電力モードを選択するモード選択ボタンを備え、省電力モードが選択された場合であって、その後、その電気機器を作動させるための操作が所定の時間行われないとき、省電力モードに移行することを特徴とする、請求項1記載の電気機器。
- 上記省電力モードへの移行時間が、任意に設定できることを特徴とする、請求項3記載の電気機器。
- 省電力モードのときにその電気機器を作動させるための操作が行われると、通常モードに移行することを特徴とする、請求項1記載の電気機器。
- 電気機器の電源を切断する時に省電力モードが選択されているかどうかを記憶する記憶手段を備え、前回電源切断時に省電力モードが選択されているとき電源を投入すると自動的に省電力モードが選択されることを特徴とする、請求項1記載の電気機器。
- 上記温度調節手段が冷却装置からなり、上記第1の上限温度差値から第1の下限温度差値を減じた差より、上記第2の上限温度差値から第2の下限温度差値を減じた差の方が大きいことを特徴とする、請求項1記載の電気機器。
- 上記電気機器が温度調節可能な遠心分離機であることを特徴とする、請求項1記載の電気 機器。
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