JP5776581B2 - 分析装置 - Google Patents
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Description
このような構成によれば、ユーザが分析を開始するときには、コンピュータでアプリケーションソフトを立ち上げて、コンピュータと分析装置とを通信状態とした後、アプリケーションソフトを用いて分析装置で分析を実行していた。そして、分析を実行しているときには、コンピュータが分析装置から測定データを所定のタイミングで取得していた。これにより、コンピュータで測定データについて様々な処理をしていた。その後、ユーザはコンピュータでアプリケーションソフトを終了して、コンピュータと分析装置とを切断状態としていた。
CPUユニット11は、キーボード12から入力された入力信号に基づいて、アプリケーションソフトを立ち上げたり、分析装置120と通信状態としたりすることができるようになっている。
CPUユニット122は、CPUユニット11から種々のデータを受信することで主回路21を制御するとともに、CPUユニット11に種々のデータを送信することにより、各種機能を果たすようになっている。
このようなCPUユニット122と主回路21とは、主電源スイッチ124がON状態になることにより、主電源23から電力が供給されて動作するようになっている。
そこで、本発明は、データ通信中や動作機能中に電源OFFされない分析装置を提供することを目的とする。
また、「他の装置」とは、何らかの通信線(EtherNet、USB、1394、RS232C、各無線通信等)で分析装置と接続された装置のことをいい、例えば、アプリケーションソフトを立ち上げることができるコンピュータ等である。
また、上記の発明において、前記制御ユニットは、他の装置とデータが送受信可能な通信状態か、他の装置とデータが送受信不可能な切断状態かのいずれかの状態となることが可能となっており、前記リレースイッチをOFF状態にする前に、他の装置とデータを送受信しているときには、他の装置とのデータ送受信を終了処理するようにしてもよい。
本発明の分析装置によれば、所要の処理をした後に、主電源と主回路との接続を遮断することができるため、データ通信中に電源OFFされることがない。
本発明の分析装置によれば、例えば、サンプル注入用ニードルを所定の場所に戻す、次回電源投入時に装置の立ち上がり時間(ホームポジション検出)が短くなるような位置に各可動部品を移動させる等の分析装置にとって都合のよい状態(初期設定状態)にしてから電源OFFすることができる。
本発明の分析装置によれば、例えば、不揮発メモリへ(大容量の)パラメータ(装置本体部関連データ)を退避させる、またサムコード(装置本体部関連データ)の計算/書込みが可能となる。
本発明の分析装置によれば、他の装置であるコンピュータから(例えば隣の分析室等の離れた場所にある)分析装置をON/OFF制御でき、例えば、複数台の分析装置を一回の操作で一度にON/OFF制御することができる。
制御システム1は、分析装置20とコンピュータ10とを備え、コンピュータ10と分析装置20とは、通信ケーブルや電話回線やLAN等の通信線5で接続されている。
このようなCPUユニット22は、ハードスイッチ26(SW1)がON状態になることにより、副電源25(Switching Reg 1)から電力が供給されて動作するようになっている。
まず、ステップS101の処理において、ユーザは、コンピュータ10の電源スイッチ15と、分析装置20のハードスイッチ26(SW1)とをONにする。このとき、副電源25(Switching Reg 1)からの電力が、コネクタ間接続ケーブルを通してCPU基板22a(の一部回路のみ)に通電されてCPU22bが動作する。なお、FPGA22cはLow出力となっており、リレースイッチ27(K1)がOFFであるので、主電源23(Switching Reg 2)からの電力は主回路21(Z1)に供給されていない。この状態は、CPU22bは動作しており、主電源スイッチ24(SW2)が押されたか否かを検出できるが、ユーザから装置本体部30はOFF(待機状態)に見える。
一方、主電源スイッチ24(SW2)が押されたと判定したときには、ステップS103の処理において、CPUユニット22は、リレースイッチ27(K1)がON状態かOFF状態かを判定する。リレースイッチ27(K1)がOFF状態であると判定したときには、ステップS104の処理において、リレースイッチ27(K1)をON状態にした後、ステップS102の処理に戻る。この状態により、ユーザは分析を実行することができるようになる。
次に、ステップS107の処理において、分析を中断し主回路21をOFF状態(YES)にするか、分析を継続し主回路21をON状態に維持する(NO)かのいずれの状態がユーザのキーボード12の入力操作によって選択されたかを判定する。ON状態(NO)が選択されたと判定したときには、ステップS102の処理に戻る。よって、ユーザは誤操作や分析中であることを確認することができる。
また、ステップS105の処理において、分析中でないと判定したとき、若しくは、ステップS108の処理が終了したときには、ステップS109の処理において、CPUユニット22は、通信中であるか否かを判定する。通信中であると判定したときには、ステップS110の処理において、コンピュータ10とのデータ送受信を切断処理する。
次に、ステップS112の処理において、CPUユニット22は、リレースイッチ27(K1)をOFF状態にする。
一方、OFFすると判定したときには、本フローチャートを終了させることも可能であるが、通常ユーザは分析装置20のハードスイッチ26はOFFしないで使用すると便利である。
(1)上述した制御システム1では、分析装置20は1個の主電源23と1個のCPUユニット22とを備える構成を示したが、分析装置は複数個の主電源や複数個のCPUユニットを備えるような構成としてもよい。分析装置が複数個のCPUユニットを備える場合、メインCPUユニットに常時電力を供給することにより主電源をON/OFF制御させて、主電源のOFF動作の場合はメインCPUユニットがコンピュータのCPUユニットとの通信を切断してから、サブCPUユニットと周辺回路とへの電力の供給を停止させるようにするとよい。
21 主回路
22 CPUユニット(制御ユニット)
23 主電源
24 主電源スイッチ
26 ハードスイッチ
27 リレースイッチ
30 装置本体部
Claims (5)
- 装置本体部を動作させる主回路と、
電力を供給する主電源と、
前記主回路に電力を供給するON状態か、前記主回路に電力を供給しないOFF状態かのいずれかの状態とするために入力操作される主電源スイッチと、
前記主回路から測定データを取得するとともに、他の装置とデータを送受信する制御ユニットとを備える分析装置であって、
前記制御ユニットに電力を供給するON状態か、前記制御ユニットに電力を供給しないOFF状態かのいずれかの状態とするハードスイッチと、
前記主回路に電力を供給するON状態か、前記主回路に電力を供給しないOFF状態かのいずれかの状態とするリレースイッチとを備え、
前記主電源スイッチは、前記主回路に電力を供給するON状態か、前記主回路に電力を供給しないOFF状態かのいずれかの状態とするための第一入力信号を前記制御ユニットに出力するものであり、
前記制御ユニットは、前記主電源スイッチをOFF状態にする第一入力信号が入力されると、前記主回路が装置本体部を動作させているときには、前記装置本体部が動作中であることを報知し、さらに前記主電源スイッチをOFF状態にする第二入力信号が入力されることにより、前記リレースイッチをOFF状態にすることを特徴とする分析装置。 - 前記制御ユニットは、他の装置とデータが送受信可能な通信状態か、他の装置とデータが送受信不可能な切断状態かのいずれかの状態となることが可能となっており、
前記リレースイッチをOFF状態にする前に、他の装置とデータを送受信しているときには、他の装置とのデータ送受信を終了処理することを特徴とする請求項1に記載の分析装置。 - 前記制御ユニットは、前記リレースイッチをOFF状態にする前に、前記主回路によって前記装置本体部を初期設定状態にさせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の分析装置。
- 前記制御ユニットは、前記リレースイッチをOFF状態にする前に、前記主回路から取得した装置本体部関連データを記憶することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の分析装置。
- 前記制御ユニットは、他の装置から主電源スイッチをOFF状態にする第三入力信号が入力されることにより、前記リレースイッチをOFF状態にすることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の分析装置。
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