JP5776410B2 - 高電圧ケーブルのインターロック装置 - Google Patents

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Description

この発明は、高電圧ケーブルのインターロック装置に係り、特に高電圧ユニットに接続する高電圧ケーブルにおいて高圧連動ループを用いる高電圧ケーブルのインターロック装置に関する。
電気自動車等の電動車両においては、高電圧ユニットを搭載している。
この高電圧ユニットは、インバータ、充電器、DC/DCコンバータ等からなり、高電圧安全の観点から、一般ユーザーが活電部に容易に触れることができないように、蓋の開閉やコネクタの抜き挿しに連動する高電圧遮断用回路を備えている。
特開2004−112902号公報 特開2010−56088号公報 特開2007−149420号公報 特開2009−295519号公報
特許文献1に係る高電圧機器収納箱および高電圧コネクタは、接続手段を用いた高電圧機器と他の機器との電気的な接続状態を非接続状態に変更可能とし、高電圧電源が高電圧コネクタに接するのを防止するものである。
特許文献2に係る高圧コネクタ及び連動ループコネクタアッセンブリは、第1及び第2の高圧コネクタハウジングが互いに完全には係合していない場合に、当接肩部を互いに当接して係合することを阻止し、第1及び第2の高圧コネクタハウジングが互い適切に係合するときは、可撓タブを高圧コネクタの一方にずらして、第1及び第2の連動ループ(HVIL)コネクタを十分に係合できるようにするものである。
特許文献3に係るレバー嵌合式コネクタは、結合レバーにスライド結合されたスライダーに、結合レバーのロック時に信号回路を閉じるとともに、結合レバーの非ロック時には、信号回路を開くインターロック用端子を内蔵したものである。
特許文献4に係る電気接続用コネクタは、第1インターロック用コネクタを備える第1コネクタ、及び第2インターロック用コネクタを備える第2のコネクタを設け、また、この第2のコネクタが嵌合検知部とロッドとを有し、さらに、第2インターロック用コネクタにはコの字部を形成し、ロッドには嵌合検知部の下側部を接続して設けたものである。
ところで、接続部品がコネクタの場合に、コネクタの筺体に検知器を内蔵したものが使われることがあるが、コネクタの筺体が大きくなるため、レイアウトの自由度が大幅に制限され、高電圧ユニットの小型化が困難であった。
一方で、レイアウトを優先させると、コネクタの新規開発が必要であるため、コストアップになってしまうという不都合があった。
そこで、この発明の目的は、高圧連動ループ(HVIL)の組付作業性を良くし、また、ノイズ対策に配慮し、高圧連動ループで専用設計のコネクタ類を排除して位置精度を高める必要をなくし、さらに、筺体内で高電圧ケーブルに高圧連動ループを設けてメンテナンス等での事故防止性能を向上できる高電圧ケーブルのインターロック装置を提供することにある。
この発明は、高電圧ユニットに筺体を設け、前記筺体にはシールドコネクタを介して高電圧ケーブルを固定して設け、前記高電圧ケーブルを前記筺体に形成した嵌合孔から前記筺体の内部に設置された回路接続部に接続して設け、前記高電圧ケーブルには該高電圧ケーブルの電気的接続に連動してオン・オフ動作する高圧連動ループを設けた高電圧ケーブルのインターロック装置において、前記高圧連動ループの検知器は前記筺体に設けられた筺体側検知器と前記高電圧ケーブルに設けられた高電圧ケーブル側検知器とからなり、前記筺体側検知器と前記高電圧ケーブル側検知器とは互いに結合するとともに結合解除可能に構成され、前記高電圧ケーブル側検知器を前記筺体の前記嵌合孔に挿通可能な大きさに形成し、前記高電圧ケーブル側検知器には前記高電圧ケーブルに固定するための締結部と連結部とを設け、前記高電圧ケーブルの端子付近の所定位置に前記シールドコネクタを設け、前記高電圧ケーブルの端子と前記シールドコネクタとの間に位置する前記高電圧ケーブル周囲には前記高電圧ケーブル側検知器の前記締結部を固定して設け、前記高電圧ケーブル側検知器では前記連結部を前記締結部から所定長さに制限して延出させて設け、前記連結部の所定長さは、前記筐体側検知器と前記高電圧ケーブル側検知器とを結合した際、前記シールドコネクタよりも前記高電圧ケーブルの端子側の前記高電圧ケーブルの長さより長くなるように、かつ、前記シールドコネクタよりも前記高電圧ケーブルの端子側の前記高電圧ケーブルの部分の長さと前記筐体の前記嵌合孔から前記回路接続部までの長さとの和より短くなるように設定されることを特徴とする。
この発明の高電圧ケーブルのインターロック装置は、高圧連動ループ(HVIL)の組付作業性を良くし、また、ノイズ対策に配慮し、高圧連動ループで専用設計のコネクタ類を排除して位置精度を高める必要をなくし、さらに、筺体内で高電圧ケーブルに高圧連動ループを設けてメンテナンス等での事故防止性能を向上できる。
図1は高電圧ケーブルのインターロック装置のシステム構成図である。(実施例共通) 図2は筺体と高電圧ケーブルとの接続状態の分解図である。(実施例1) 図3は高電圧ケーブルに接続される高電圧ケーブル側検知器の構成図である。(実施例1) 図4は高電圧ケーブルの端子部位の斜視図である。(実施例1) 図5は高電圧ケーブルに接続される高電圧ケーブル側検知器の構成図である。(実施例2)
この発明は、高圧連動ループ(HVIL)の組付作業性を良くし、また、ノイズ対策に配慮し、高圧連動ループで専用設計のコネクタ類を排除して位置精度を高める必要をなくし、さらに、筺体内で高電圧ケーブルに高圧連動ループを設けてメンテナンス等での事故防止性能を向上する目的を、高電圧ケーブルの端子とシールドコネクタとの間に位置する高電圧ケーブル周囲には高電圧ケーブル側検知器の締結部を固定するとともに、高電圧ケーブル側検知器では連結部を締結部から所定長さに制限して延出させて実現するものである。
図1〜図4は、この発明の実施例1を示すものである。
図1において、1は電気自動車等の電動車両に搭載される車両制御システムである。
この車両制御システム1は、電動車両を駆動するためのモータ2と、このモータ2に接続する第1の高電圧ユニット3と、この第1の高電圧ユニット3に接続する高電圧バッテリ4と、第1の高電圧ユニット3に接続する第2の高電圧ユニット5と、第1の高電圧ユニット3及び第2の高電圧ユニット5に接続する車両コントローラ6と、この車両コントローラ6に接続する低電圧バッテリ7とを備える。
モータ2と第1の高電圧ユニット3とは、三相の高電圧ケーブルとしてのU相高電圧ケーブル8A・V相高電圧ケーブル8B・W相高電圧ケーブル8Cによって接続している。
第1の高電圧ユニット3と高電圧バッテリ4とは、第1バッテリ側高電圧ケーブル9A・第2バッテリ側高電圧ケーブル9Bによって接続している。
第1の高電圧ユニット3と第2の高電圧ユニット5とは、第1バッテリ側高電圧ケーブル9A・第2バッテリ側高電圧ケーブル9Bの途中に結合した第1ユニット側高電圧ケーブル10A・第2ユニット側高電圧ケーブル10Bによって接続している。
第1の高電圧ユニット3と車両コントローラ6とは、第1制御ケーブル11によって接続している。第2の高電圧ユニット5と車両コントローラ6とは、第2制御ケーブル12によって接続している。第2の高電圧ユニット5と高電圧バッテリ4とは、第3制御ケーブル13によって接続している。車両コントローラ6と低電圧バッテリ7とは、第4制御ケーブル14によって接続している。
この車両制御システム1では、U相高電圧ケーブル8A・V相高電圧ケーブル8B・W相高電圧ケーブル8Cと第1バッテリ側高電圧ケーブル9A・第2バッテリ側高電圧ケーブル9Bと第1ユニット側高電圧ケーブル10A・第4ユニット側高電圧ケーブル10Bとは、第1の高電圧ユニット3の内部で高電圧回路15を構成する。
第1制御ケーブル11〜第4制御ケーブル14は、低電圧回路16を構成する。
ここで、第1の高電圧ユニット3・第2の高電圧ユニット5は、インバータ、充電器、DC/DCコンバータ等の機器からなる。
第1の高電圧ユニット3は、第1高電圧遮断用回路17を備えている。
第2の高電圧ユニット5は、第2高電圧遮断用回路18を備えている。
車両制御システム1には、図2に示すように、高電圧ケーブルのインターロック装置19が設けられる。
このインターロック装置19は、第1の高電圧ユニット3に設けられた筺体(ジャンクションボックス)20を備える。
この筺体20には、シールドコネクタ(フランジ部)として、第1シールドコネクタ21A・第2シールドコネクタ21Bを介して、高電圧ケーブルとして、前記第1バッテリ側高電圧ケーブル9A・第2バッテリ側高電圧ケーブル9Bが固定して設けられる。第1シールドコネクタ21A・第2シールドコネクタ21Bは、第1コネクタ締結用ボルト22A・第2コネクタ締結用ボルト22Bによって筺体20に固定されるものである。なお、上記のシールドコネクタは、高電圧ケーブルの1本用のコネクタに限らないものである。
図2〜図4に示すように、第1バッテリ側高電圧ケーブル9A・第2バッテリ側高電圧ケーブル9Bは、先端で端子として、第1丸端子23A・第2丸端子23Bを備える。この第1丸端子23A・第2丸端子23Bは、筺体20に形成した第1嵌合孔24A・第2嵌合孔24Bから筺体20の内部に設置された第1回路接続部25A・第2回路接続部25Bに端子締結用ボルト26によって接続される。
また、図2、図3に示すように、第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aには、該第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aの電気的接続に連動してオン・オフ動作する高圧連動ループ(HVIL)としての第一の高圧連動ループ27が設けられている。この第一の高圧連動ループ27は、低電圧回路16に属するものである。
この第一の高圧連動ループ27の検知器28は、図2、図3に示すように、筺体20に周知の固定方法で設けられた筺体側検知器29と、第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aに設けられた高電圧ケーブル側検知器30とからなる。
この筺体側検知器29と高電圧ケーブル側検知器30とは、互いに結合するとともに結合解除可能に構成されている。
筺体側検知器29は、筺体20の内部で設置される。
高電圧ケーブル側検知器30は、筺体20の第1嵌合孔24Aに挿通可能な大きさに形成されている。
高電圧ケーブル側検知器30には、第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aに固定するための締結部31と連結部32とが設けられる。締結部31は、筺体20側で、第1シールドコネクタ9Aに固定される。高電圧ケーブル側検知器30では、第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aに締結部31を使用して組み付けられた状態でも、第1シールドコネクタ21Aの第1嵌合孔24Aを通り抜けられる大きさに形成されている。
第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aの第1丸端子23A付近の所定位置には、第1シールドコネクタ21Aが設けられる。
また、図3に示すように、第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aの第1丸端子23Aと第1シールドコネクタ21Aとの間に位置する第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aの周囲には、高電圧ケーブル側検知器30の締結部31が固定して設けられる。
さらに、高電圧ケーブル側検知器30では、連結部32を締結部31から所定長さLに制限して延出させて設けている。
図1に示すように、第2の高電圧ユニット5には、第1の高電圧ユニット3の場合と同様に、高圧連動ループ(HVIL)33が設けられている。
上記の構造において、連結部32を所定長さLに制限することにより、高圧連動ループ27の結合解除無しでは、第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aを引き抜けなくすることができ、筺体20の外部から高電圧部位に触れることができなくなり、感電やショート等の事故防止を図ることができる。
また、連結部32は、その長さLが制限されているとはいえ、余裕代が確保されているので、結合作業が容易にでき、また、予め高電圧ケーブル側検知器30を、締結部31及び連結部32を介して第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aと一体にしているので、その組付作業性を良くできる。
更に、筺体側検知器29と高電圧ケーブル側検知器30との相互結合に際して、位置精度を高めなくても、嵌合させて機能を果たすことができる。
更にまた、専用設計のコネクタを使う必要がなく、構成を簡単にできる。
また、第一の高圧連動ループ27の検知器28において、筺体側検知器29と高電圧ケーブル側検知器30とを結合した際、締結部31から延びる連結部32の所定長さLは、第1シールドコネクタ21Aよりも第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aの第1丸端子23A側の第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aの長さより長くなるように、かつ、第1シールドコネクタ21Aよりも第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aの第1丸端子23A側の第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aの部分の長さと筺体20の第1嵌合孔24Aから第1回路接続部25Aまでの長さとの和より短くなるよう設定される。
これにより、連結部32の所定長さLは、第1丸端子23A側の第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aの部分を筺体20の第1嵌合孔24Aから完全に引き抜けない程度の余裕代を有することになり、高電圧ケーブル側検知器30の結合解除なしでは第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aを引き抜くことが不可能となる。そして、第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aを引き抜くためには、必ず結合解除することになり、この結合解除することにより、回路の起動を防止できる。
また、高電圧ケーブル側検知器30の大きさ、連結部32の所定長さL、及び筺体側検知器29の固定場所は、高電圧ケーブル側検知器30と筺体側検知器29とが嵌合した状態では、第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aが部分的に引き抜かれ、第1シールドコネクタ21Aの締結部31が外れた状態でも、第1シールドコネクタ21Aと筺体20に設けた第1嵌合穴24Aの隙間から指や導電性材料からなる工具等が高電圧回路15に触れられない長さとしている。
図3に示すように、高電圧ケーブル側検知器30では、締結部31及び連結部32を、共に、断裂しない程度に、十分な強度を持つ材料であって、かつ、高電圧系から低電圧系へのノイズ伝播を防止するための絶縁材料によって形成している。この絶縁材料は、例えば、樹脂材質からなるものである。
これにより、誘電率が極めて低くなり、ノイズを伝播し難くして、高電圧回路15からのノイズを低電圧回路16へ伝え難くできる。
図1に示すように、筺体20には、該筺体20の蓋34の開閉に連動して第1高電圧ユニット3の高電圧遮断用回路17のオン・オフ動作に寄与する第二の高圧連動ループ35の検出器(スイッチ)36を備えている。筺体20の蓋34は、第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aの第1丸端子23Aを固定する第1端子締結用ボルト26Aを締結・取外しをする際に開けられるものである。第二の高圧連動ループ35の検出器36は、蓋34の開時にオフとなり、一方、蓋34の閉時にはオンとなり、第1高電圧遮断用回路17をオン・オフする。
一般に、第1高電圧ユニット3の検知器が端子取付け用蓋のみに設置されている場合、第1高電圧ユニット3の端子取付け用蓋が閉じられ、高電圧ケーブルとしてのU相高電圧ケーブル8A・V相高電圧ケーブル8B・W相高電圧ケーブル8C、及び第1制御ケーブル11が第1高電圧ユニット3に正常に取り付けられた状態では、車両コントローラ6が車両制御システム1の状態を正常と認識してしまう。バッテリ電圧は、0〜最大値までの幅があるので、第1バッテリ側高電圧ケーブル9A・第2バッテリ側高電圧ケーブル9Bの電力入力がなくても、それだけでは異常ではない。
そのため、第1バッテリ側高電圧ケーブル9A・第2バッテリ側高電圧ケーブル9Bの各々又は両方が、第1高電圧ユニット3又は高電圧バッテリ4及び両方から外されている状態でも、車両制御システム1が起動してしまう可能性がある。
この車両制御システム1が起動しても、電圧の生じないところでは、それ程問題とはならないが、メンテナンスサービス等で、特に、第1バッテリ側高電圧ケーブル9A・第2バッテリ側高電圧ケーブル9Bの両方が第1高電圧ユニット3から取外されている場合、車両制御システム1の起動により、第1バッテリ側高電圧ケーブル9A・第2バッテリ側高電圧ケーブル9Bの両方の活電部に何か接触して閉回路が形成されると通電状態となり、特に、人体に触れると感電のおそれがあった。
そこで、この実施例1では、第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aに第一の高圧連動ループ27の検知器28を設けているので、第1高電圧ユニット3の高電圧遮断用回路17の動作が第二の高圧連動ループ35の検出器36によって起動状態になる可能性がある場合でも、起動不能とすることができる。
図5は、この発明の実施例2を示すものである。
この実施例2において、図5に示すように、高電圧ケーブル側検知器30は、筺体20の第1嵌合孔24Aに挿通可能な大きさに形成されているなど、上記の実施例1と共通する基本的な構成を有する。
上記の実施例1と相違するところは、高電圧ケーブル側検知器30には、この高電圧ケーブル側検知器30内部から連結部32ないし締結部31にわたり連続して配索されて高圧連動ループの部分構成をなすループ線37を設け、少なくともこのループ線37の配索される連結部32を高電圧ケーブル側検知器30および締結部31と比較してテンションに対して脆弱に形成したところにある。
これにより、第1バッテリ側高電圧ケーブル9Aを強引に引き抜くような際に働く過大なテンションに対し、ループ線37の配索される連結部32を脆弱にしていることによって、連結部32の長さ範囲のいずれか部位において破断することになり、その結果、連結部32としてその内部に配索されるループ線37を破断させ、高圧連動ループを機能させて、高電圧回路15を遮断することができる。
このループ線37は、絶縁性を有する材料の被覆材38によって被覆されている。これは、第1丸端子23A付近とのショートを防ぐだけで良いので、脆弱部分において、高い引っ張り強度を確保する材料である必要はない。
また、組付作業性、事故防止性能は、上記の実施例1と同等に確保できる。
なお、この発明においては、モータに接続する三相のU相高電圧ケーブル・V相高電圧ケーブル・W相高電圧ケーブルにも、インターロック装置を設置することも可能である。
この発明に係る高電圧ケーブルのインターロック装置は、各種電動車両に適用可能である。
1 車両制御システム
2 モータ
3 第1高電圧ユニット
4 高電圧バッテリ
5 第2高電圧ユニット
6 車両コントローラ
7 低電圧バッテリ
9A 第1バッテリ側高電圧ケーブル
9B 第2バッテリ側高電圧ケーブル
10A 第1ユニット側高電圧ケーブル
10B 第2ユニット側高電圧ケーブル
15 高電圧回路
16 低電圧回路
19 インターロック装置
20 筺体
21A 第1シールドコネクタ
21B 第2シールドコネクタ
23A 第1丸端子
23B 第2丸端子
24A 第1嵌合孔
24B 第2嵌合孔
25A 第1回路接続部
25回路接続部
27 第一の高圧連動ループ(HVIL)
28 第一の高圧連動ループの検知器
29 筺体側検知器
30 高電圧ケーブル側検知器
31 締結部
32 連結部
34 蓋
35 第二の高圧連動ループ(HVIL)
36 第二の高圧連動ループの検知器

Claims (4)

  1. 高電圧ユニットに筺体を設け、
    前記筺体にはシールドコネクタを介して高電圧ケーブルを固定して設け、
    前記高電圧ケーブルを前記筺体に形成した嵌合孔から前記筺体の内部に設置された回路接続部に接続して設け、
    前記高電圧ケーブルには該高電圧ケーブルの電気的接続に連動してオン・オフ動作する高圧連動ループを設けた高電圧ケーブルのインターロック装置において、
    前記高圧連動ループの検知器は前記筺体に設けられた筺体側検知器と前記高電圧ケーブルに設けられた高電圧ケーブル側検知器とからなり、
    前記筺体側検知器と前記高電圧ケーブル側検知器とは互いに結合するとともに結合解除可能に構成され、
    前記高電圧ケーブル側検知器を前記筺体の前記嵌合孔に挿通可能な大きさに形成し、
    前記高電圧ケーブル側検知器には前記高電圧ケーブルに固定するための締結部と連結部とを設け、
    前記高電圧ケーブルの端子付近の所定位置に前記シールドコネクタを設け、
    前記高電圧ケーブルの端子と前記シールドコネクタとの間に位置する前記高電圧ケーブル周囲には前記高電圧ケーブル側検知器の前記締結部を固定して設け、
    前記高電圧ケーブル側検知器では前記連結部を前記締結部から所定長さに制限して延出させて設け
    前記連結部の所定長さは、前記筐体側検知器と前記高電圧ケーブル側検知器とを結合した際、前記シールドコネクタよりも前記高電圧ケーブルの端子側の前記高電圧ケーブルの長さより長くなるように、かつ、前記シールドコネクタよりも前記高電圧ケーブルの端子側の前記高電圧ケーブルの部分の長さと前記筐体の前記嵌合孔から前記回路接続部までの長さとの和より短くなるように設定されることを特徴とする高電圧ケーブルのインターロック装置。
  2. 前記高電圧ケーブル側検知器では、前記締結部及び前記連結部を、共に、絶縁材料によって形成したことを特徴とする請求項1に記載の高電圧ケーブルのインターロック装置。
  3. 前記筺体には、筺体の蓋の開閉に連動して前記高電圧ユニットの高電圧遮断用回路のオン・オフ動作に寄与する第二の高圧連動ループの検出器を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の高電圧ケーブルのインターロック装置。
  4. 前記高電圧ケーブル側検知器には、高電圧ケーブル側検知器内部から前記連結部ないし前記締結部に連続して配索され前記高圧連動ループの部分構成をなすループ線を設け、 少なくとも前記ループ線の配索される前記連結部を前記高電圧ケーブル側検知器及び前記締結部と比較してテンションに対して脆弱に形成したことを特徴とする請求項1に記載の高電圧ケーブルのインターロック装置。
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