JP5772014B2 - 信号制御判定装置、コンピュータプログラム及び信号制御適否判定方法 - Google Patents

信号制御判定装置、コンピュータプログラム及び信号制御適否判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、交差点での信号制御の適否を判定する信号制御判定装置、該信号制御判定装置を実現するためのコンピュータプログラム及び信号制御適否判定方法に関する。
交通信号の信号制御方式を信号制御パラメータ(例えば、サイクル長、スプリット、オフセット等)の設定方式の視点で大別すると、時間帯に応じて信号制御パラメータを設定する定周期制御と、交通状況に応じて信号制御パラメータを設定する交通感応制御の2通りある(特許文献1参照)。
「改訂 交通信号の手引き」、社団法人 交通工学研究会 編集・発行、2006年7月
従来の定周期制御では、道路網の変化、周辺施設の変化等によって交通状況が変化した場合、交通状況の変化に追従した適切な信号制御を行うことができないという問題がある。また、交通感応制御では、交通状況の変化に追従した信号制御を行うことができるものの、交通状況を計測するための車両感知器を設置する必要があるため莫大な設備費用を必要とする点で問題がある。
交通管制センタとは分離され、かつ交通感応制御が行われず、交差点に設置した交通信号制御機単独で信号制御を行っている場合、当該交差点での信号制御が適切であるのか否かを判断することができない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、交差点での信号制御の適否を判定することができる信号制御判定装置、該信号制御判定装置を実現するためのコンピュータプログラム及び信号制御適否判定方法を提供することを目的とする。
第1発明に係る信号制御判定装置は、交差点で交差する流入路を走行する車両の位置及び該位置を通過する時刻を含むプローブ情報に基づいて前記交差点での信号制御の適否を判定する信号制御判定装置であって、前記プローブ情報に基づいて前記流入路それぞれの交通状況を評価するための交通指標を算出する交通指標算出手段と、前記交差点のスプリットに対する該交差点の流入路それぞれの交通指標の割合、又は前記交差点の流入路それぞれの交通指標の差異に基づいて、前記交差点での信号制御の適否を複数の時間帯毎に所定期間に亘って複数回判定する判定手段と、該判定手段で判定した判定結果が前記所定期間に亘って変動するか否かに応じて、前記交差点を感応制御又は定周期制御の交差点として特定する特定手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る信号制御判定装置は、第1発明において、前記判定手段は、複数の交差点それぞれで信号制御の適否を複数回判定するようにしてあり、前記判定手段で不適と判定した回数の多少に応じて、前記複数の交差点の中から信号制御改善対象の交差点を特定する手段を備えることを特徴とする。
第3発明に係る信号制御判定装置は、第1発明又は第2発明において、前記交通指標算出手段は、複数の時間帯毎に前記流入路の交通指標を所定期間に亘って複数回算出するようにしてあり、前記交通指標算出手段で算出した複数の交通指標が閾値範囲内にない場合、前記交差点を感応制御対象の交差点として特定する手段を備えることを特徴とする。
発明に係る信号制御判定装置は、第1発明乃至第発明のいずれか1つにおいて、前記交通指標は、旅行時間、車両の停止回数、停止位置又は停止時間の少なくとも1つであることを特徴とする。
発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、交差点で交差する流入路を走行する車両の位置及び該位置を通過する時刻を含むプローブ情報に基づいて前記交差点での信号制御の適否を判定させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータ、前記プローブ情報に基づいて前記流入路それぞれの交通状況を評価するための交通指標を算出する交通指標算出手段と、前記交差点のスプリットに対する該交差点の流入路それぞれの交通指標の割合、又は前記交差点の流入路それぞれの交通指標の差異に基づいて、前記交差点での信号制御の適否を複数の時間帯毎に所定期間に亘って複数回判定する判定手段、判定した判定結果が前記所定期間に亘って変動するか否かに応じて、前記交差点を感応制御又は定周期制御の交差点として特定する特定手段として機能させることを特徴とする。
発明に係る信号制御適否判定方法は、交差点で交差する流入路を走行する車両の位置及び該位置を通過する時刻を含むプローブ情報に基づいて前記交差点での信号制御の適否を判定する信号制御判定装置による信号制御適否判定方法であって、前記プローブ情報に基づいて前記流入路それぞれの交通状況を評価するための交通指標を交通指標算出手段が算出するステップと、前記交差点のスプリットに対する該交差点の流入路それぞれの交通指標の割合、又は前記交差点の流入路それぞれの交通指標の差異に基づいて、前記交差点での信号制御の適否を複数の時間帯毎に所定期間に亘って複数回、判定手段が判定するステップと、判定された判定結果が前記所定期間に亘って変動するか否かに応じて、前記交差点を感応制御又は定周期制御の交差点として特定手段が特定するステップとを含むことを特徴とする。
第1発明、第発明及び第発明にあっては、プローブ情報に基づいて流入路それぞれの交通状況を評価するための交通指標を算出する。交通指標は、例えば、旅行時間である。旅行時間は、例えば、次のようにして算出することができる。すなわち、所定の期間(例えば、1か月、3か月、6か月、1年など)に亘って、車載装置から所定の周期(例えば、0.1秒〜1秒周期)毎の車両の位置及び時刻、車両の識別コードなどを含むプローブ情報を収集し、収集したプローブ情報に基づいて車両毎の旅行時間を算出し、算出した旅行時間を蓄積しておく。蓄積した旅行時間を任意の時間帯毎に分類し、時間帯毎の各車両の旅行時間の合計値を車両台数で除算した平均値を統計処理した旅行時間とする。また、任意の時間帯は、例えば、1日のうちの5分、10分、30分、1時間などの時間帯である。交差点で主道路と従道路とが交差し、4つの流入路が交差点に流入するような場合、各流入路の所定区間(例えば、交差点と交差点の上流300mの地点との間の区間)での旅行時間を算出し、交差点で対向する流入路(主道路の流入路、または従道路の流入路)それぞれの旅行時間が異なる場合には、両者の平均、または大きい方の旅行時間をそれぞれの流入路の旅行時間とすればよい。
交差点での信号制御の適否を、交差点のスプリットに対する当該交差点の流入路それぞれの交通指標の割合に基づいて判定する。例えば、主道路R1と従道路R2のスプリット(青信号時間の割り振り)が、0.6:0.4である場合、主道路R1と従道路R2の青信号時間の割合は1.5(0.6/0.4)となる。そして、主道路R1と従道路R2の旅行時間の割合が、例えば、青信号時間の割合の±20%内であれば適切な信号制御が行われていると判定し、±20%を超える場合には、信号制御が不適であると判定する。
また、交差点での信号制御の適否を、交差点の流入路それぞれの交通指標の差異に基づいて判定する。例えば、主道路R1と従道路R2の旅行時間の一方が他方の2倍以内であれば適切な信号制御が行われていると判定し、2倍を超える場合には、信号制御が不適であると判定する。
このように、プローブ情報を収集して流入路の旅行時間を算出することにより、交差点での信号制御の適否を判定することができるので、交通管制センタとは分離されて交差点に設置した交通信号制御機単独で信号制御を行っている場合でも、当該交差点での信号制御が適切であるのか否かを判定することができる。
また、任意の交差点での信号制御の適否を複数の時間帯毎に所定期間に亘って複数回判定し、判定した時間帯毎の判定結果が当該所定期間に亘って変動する場合、当該交差点を定周期制御不可の交差点として特定する。例えば、1日を1時間毎の時間帯に分け、所定期間(例えば、3か月)に亘って時間帯毎の交差点の信号制御の適否(不適又は適切)を判定する。例えば、所定期間(例えば、3か月)に亘って、およそ夕方の17:00から18:00に信号制御が不適であると判定された場合には、夕方の定周期制御の信号制御プログラムを見直すことにより、交差点の信号制御を改善することができる。しかし、判定した時間帯毎の判定結果が当該所定期間に亘って変動する場合、例えば、夕方の17:00から18:00における判定結果が、不適となる日があれば、適切となる日もあるような場合、あるいは、不適と判定される時間帯が週又は日によって変わる場合(例えば、ある週では朝8:00から9:00において不適と判定され、別の週では昼の12:00から13:00において不適と判定されるような場合)には、定周期制御の信号制御プログラムを修正するだけでは対応することが困難であるので、定周期制御不可の交差点であると特定する。これにより、交差点を定周期制御で信号制御できるか否か、あるいは感応制御で信号制御すべきかを判定することができる。
第2発明にあっては、複数の交差点それぞれで信号制御の適否を複数回判定し、不適と判定した回数の多少に応じて、複数の交差点の中から信号制御改善対象の交差点を特定する。例えば、流入路の旅行時間を、1日の時刻(時間帯)毎に分けて算出した場合に、複数の時刻で信号制御が不適であると判定した交差点が複数存在する場合、不適と判定された交差点をすべてそのまま不適とすることができる。あるいは、不適と判定した回数が多い(信号制御が不適となる時間帯の数が多い)交差点を改善対象の交差点として特定することにより、例えば、改善すべき交差点を不適回数の多い順に優先順位を付けることができ、最も改善を要する交差点を特定することが可能となる。
第3発明にあっては、複数の時間帯毎に流入路の交通指標を所定期間に亘って複数回算出し、算出した複数の交通指標が閾値範囲内にない場合、当該交差点を感応制御対象の交差点として特定する。例えば、1日を1時間毎の時間帯に分け、一の時間帯(例えば、8:00から9:00までの時間帯)の旅行時間が、日(例えば、1か月の1日から30日)によって変動する(ばらつきが大きい)場合には、交通状況が変化する交差点であるとして感応制御を行う必要性が高い交差点として特定する。これにより、車両感知器の試験的設置などを行うことなく感応制御すべき交差点を低コストで、かつ簡便に特定することができる。
発明にあっては、交通指標は、旅行時間、車両の停止回数、停止位置又は停止時間の少なくとも1つである。これにより、プローブ情報に基づいて旅行時間、車両の停止回数、停止位置又は停止時間の少なくとも1つを求めることにより、交差点の信号制御の適否を容易に判定することができる。
本発明によれば、交差点での信号制御の適否を判定することができる。
本実施の形態の信号制御判定装置による判定対象の交差点を含む道路網の一例を示す模式図である。 本実施の形態の信号制御判定装置による判定対象の交差点の概要を示す模式図である。 本実施の形態の信号制御判定装置の構成の一例を示す説明図である。 本実施の形態の信号制御判定装置による対象交差点での信号制御の適否判定の一例を示す説明図である。 本実施の形態の信号制御判定装置による対象交差点での信号制御の適否判定の他の例を示す説明図である。 本実施の形態の信号制御判定装置による感応制御対象の交差点の特定方法の一例を示す説明図である。 感応制御対象とならない場合の旅行時間の推移の一例を示す説明図である。 本実施の形態の信号制御判定装置による定周期制御可否の交差点の特定方法の一例を示す説明図である。 定周期制御不可となる場合の交差点の信号制御の適否の判定結果の一例を示す説明図である。 本実施の形態の信号制御判定装置による定周期制御可否の交差点の特定方法の他の例を示す説明図である。 定周期制御不可となる場合の交差点の信号制御の適否の判定結果の他の例を示す説明図である。 本実施の形態の信号制御判定装置の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る信号制御判定装置の実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の信号制御判定装置100による判定対象の交差点を含む道路網の一例を示す模式図である。図1に示すように、道路網の複数の交差点C1〜C12には交通信号制御機(不図示)が設置され、交通管制センタとは分離した形態で独自に交通信号制御を行っている。信号制御判定装置100は、交差点C1〜C12を走行する車両(車載装置)が送信したプローブ情報を収集し、収集したプローブ情報を用いて各交差点の交通信号制御機による信号制御が適切であるか否かを判定する。以下、1つの交差点(対象交差点)での信号制御の適否の判定方法について説明する。
図2は本実施の形態の信号制御判定装置100による判定対象の交差点の概要を示す模式図である。図2に示すように、2つの道路R1、R2が交差点Cnで交差し、交差点Cnには4つの流入路R11、R12、R21、R22が流入する構造をなしている。流入路R11とR12とは交差点Cnで対向し、流入路R21とR22とは交差点Cnで対向する。一方、流入路R11とR21又はR22とは、交差点Cnで交差し、流入路R12とR21又はR22とは、交差点Cnで交差する。なお、以下では、便宜上、道路R1を主道路、道路R2を従道路として説明するが、これに限定されるものではない。
流入路R11〜R22の上流側の適宜の地点(例えば、交差点Cnから300m程度上流の地点)を始端とし、交差点Cnの流出地点を終端とする区間L11〜L22を設けてある。区間L11〜L22は、交通状況を評価するための交通指標としての旅行時間を算出するための区間である。
交通信号制御機1は、単独で交差点Cnの信号制御を行い(例えば、定周期制御)、所定の信号制御計画に基づいて信号灯器2の灯色の切り替えを行う。
車両10には、車載装置5が搭載されている。車載装置5は、所定の周期(例えば、0.1秒〜1秒など)毎に車両10の位置及び当該位置における時刻などの情報を蓄積する。車載装置5は、所定時間(例えば、0.1秒〜1秒周期)の都度、携帯電話回線網などを通じて、蓄積した位置、当該位置における時刻及び車両を識別する識別コードなどを含むプローブ情報を信号制御判定装置100(不図示)へ送信する。また、車載装置5は、所定時間(例えば、0.1秒〜1秒周期)の都度記録した位置と時刻の情報を1分間又は5分間まとめて記録しておき、1分又は5分周期等で信号制御判定装置100へ送信するようにしてもよい。信号制御判定装置100は、例えば、交通管制センタに設置してある。
なお、プローブ情報は、携帯電話回線網を通じて信号制御判定装置100へ送信してもよく、あるいは、光ビーコン、電波ビーコン、DSRC(Dedicated Short Range Communication:専用狭域通信)などの車載装置5と通信可能な局所通信装置を交差点Cn付近(例えば、交差点の各流出地点)に設置しておき、局所通信装置を通じてプローブ情報を信号制御判定装置100へ送信することもできる。
図3は本実施の形態の信号制御判定装置100の構成の一例を示す説明図である。図3に示すように、信号制御判定装置100は、制御部101、通信部102、記憶部103、旅行時間算出部104、判定部105、交差点特定部106などを備える。
通信部102は、例えば、携帯電話回線網の通信インタフェース機能を備え、車載装置5との間で情報の送受信(通信)を行う。例えば、通信部102は、車載装置5から車両10の走行状態(位置及び時刻)、識別コードなどを含むプローブ情報を受信する。
記憶部103は、通信部102で受信したプローブ情報を記憶する。記憶部103は、信号制御の適否判定の対象交差点に設置された交通信号制御機1の信号制御パラメータ(サイクル長、スプリット、オフセットなど)を記憶する。また、記憶部103は、対象交差点を含む道路網の道路地図データを記憶する。
旅行時間算出部104は、プローブ情報に基づいて流入路R11〜R22の交通指標(例えば、旅行時間)を算出する交通指標算出手段の機能を有する。旅行時間算出部104は、例えば、所定の期間(例えば、1か月、3か月、6か月、1年など)に亘って、車載装置5が送信したプローブ情報を収集し、収集したプローブ情報に基づいて車両毎の旅行時間を算出し、算出した旅行時間を蓄積しておく。
旅行時間は、例えば、プローブ情報から車両の識別コード毎の走行軌跡情報を抽出し、記憶部103に記憶してある道路地図データの道路区間データに基づいてマップマッチング処理を行って、流入路R11〜R22を走行した各車両(車載装置5)の走行軌跡を特定する。そして、各車両の区間L11〜L22の始端及び終端に最も接近している位置及びその位置での時刻を抽出し、終端に最も接近している位置における時刻から始端に最も接近している位置における時刻を差し引いて旅行時間を算出することができる。
蓄積した旅行時間を1日の任意の時間帯毎に分類し、時間帯毎の各車両の旅行時間の合計値を車両台数で除算した平均値を統計処理した旅行時間とする。また、任意の時間帯は、例えば、1日のうちの5分、10分、30分、1時間などの時間帯である。なお、1日の時間帯毎に統計処理を行って旅行時間を算出する代わりに、曜日又は日などの日種毎に統計処理を行って旅行時間を求めることもできる。
また、交差点Cnで主道路R1と従道路R2とが交差し、4つの流入路R11〜R22が交差点Cnに流入するような場合、各流入路の所定区間L11〜L22(例えば、交差点と交差点の上流300mの地点との間の区間)での旅行時間を算出し、交差点で対向する流入路(主道路R1の流入路R11とR12、または従道路R2の流入路R21とR22)それぞれの旅行時間が異なる場合には、両者の平均、または大きい方の旅行時間をそれぞれの主道路R1(流入路R11とR12)、又は従道路R2(R21とR22)の旅行時間とすればよい。
判定部105は、交差点Cnのスプリットに対する当該交差点の流入路それぞれの旅行時間(交通指標)の割合(スプリットと旅行時間との差異)に基づいて交差点Cnでの信号制御の適否を判定する判定手段の機能を備える。
図4は本実施の形態の信号制御判定装置100による対象交差点Cnでの信号制御の適否判定の一例を示す説明図である。図4において、横軸は1日の時刻(時間帯)を示し、縦軸は主道路R1と従道路R2の旅行時間の割合及びスプリットの割合を示す。すなわち、主道路R1の旅行時間をT1、従道路R2の旅行時間をT2とすると、縦軸はT1/T2を示す。また、主道路R1のスプリットをg1、従道路R2のスプリットをg2とすると、縦軸はg1/g2を示す。なお、横軸は便宜上1時間単位で表しているが、時間帯は1時間に限定されるものではない。
図4中、実線で示すラインは、交差点Cnのスプリット(青信号時間の割り振り)を示す。例えば、時刻が0:00〜6:00、10:00〜14:00、22:00〜24:00の場合、主道路R1のスプリットg1が0.5であり、従道路R2のスプリットg2が0.5であるので、スプリットの割合g1/g2は、1.0となっている。時刻が6:00〜10:00、18:00〜22:00の場合、主道路R1のスプリットg1が0.6であり、従道路R2のスプリットg2が0.4であるので、スプリットの割合g1/g2は、1.5となっている。時刻が14:00〜18:00の場合、主道路R1のスプリットg1が0.4であり、従道路R2のスプリットg2が0.6であるので、スプリットの割合g1/g2は、約0.67となっている。また、図4中の棒グラフは、時間帯毎の旅行時間の割合を示す。
判定部105は、例えば、主道路R1と従道路R2のスプリット(青信号時間の割り振り)が、0.6:0.4である場合、主道路R1と従道路R2の青信号時間の割合は1.5(0.6/0.4)となる。そして、主道路R1と従道路R2の旅行時間の割合T1/T2が、例えば、青信号時間の割合の±20%(閾値範囲TH1)内であれば適切な信号制御が行われていると判定し、±20%を超える場合には、信号制御が不適であると判定する。図4の例では、時刻8:00〜9:00、20:00〜21:00での旅行時間の割合が閾値範囲TH1を超えるので、判定部105は、信号制御が不適であると判定する。なお、時間帯毎の旅行時間の割合とスプリットの割合と比較した場合に、不適と判定される時間帯の数が所定の閾値を超えたときに交差点の信号制御が不適であると判定してもよく、あるいは、ある特定の時間帯(例えば、交通状況に応じて信号制御を的確に行う必要がある時間帯など)で不適と判定した場合には、交差点の信号制御は不適であると判定してもよい。なお、閾値範囲TH1は、±20%に限定されるものではなく、交通状況に応じて適切な値を設定することができる。
なお、図4の例では、主道路R1と従道路R2のスプリットの割合に対して主道路R1と従道路R2の旅行時間の割合がどの程度乖離しているかに基づいて信号制御の適否を判定するが、これに限定されるものではなく、主道路R1と従道路R2のスプリットの差に対する主道路R1と従道路R2の旅行時間の差がどの程度乖離しているかによって判定することもできる。
また、判定部105は、交差点Cnの流入路それぞれの旅行時間(交通指標)の差異に基づいて交差点Cnでの信号制御の適否を判定する判定手段の機能を備える。
図5は本実施の形態の信号制御判定装置100による対象交差点Cnでの信号制御の適否判定の他の例を示す説明図である。図5において、横軸は1日の時刻(時間帯)を示し、縦軸は主道路R1と従道路R2の旅行時間の割合を示す。すなわち、主道路R1の旅行時間をT1、従道路R2の旅行時間をT2とすると、縦軸はT1/T2を示す。なお、横軸は便宜上1時間単位で表しているが、時間帯は1時間に限定されるものではない。
図5に示すように、時刻8:00〜10:00では、主道路R1と従道路R2の旅行時間の割合T1/T2が2.0を超えている。すなわち、時刻8:00〜10:00では、主道路R1と従道路R2の旅行時間の一方が他方の2倍(閾値範囲TH2)を超えているので、交差点Cnの信号制御が不適であると判定する。
また、時刻17:00〜19:00では、主道路R1と従道路R2の旅行時間の割合T1/T2が0.5未満となっている。すなわち、時刻17:00〜19:00では、主道路R1と従道路R2の旅行時間の一方が他方の2倍(閾値範囲TH2)を超えているので、交差点Cnの信号制御が不適であると判定する。なお、閾値範囲TH2は、2倍に限定されるものではなく、交通状況に応じて適切な値を設定することができる。
なお、時間帯毎の旅行時間の割合に基づいて、不適と判定される時間帯の数が所定の閾値を超えたときに交差点の信号制御が不適であると判定してもよく、あるいは、ある特定の時間帯(例えば、交通状況に応じて信号制御を的確に行う必要がある時間帯など)で不適と判定した場合には、交差点の信号制御は不適であると判定してもよい。
交差点Cnに設置された交通信号制御機の信号制御パラメータが予め分かっている場合には、図4又は図5のいずれの判定方法を採用してもよい。また、交差点Cnに設置された交通信号制御機の信号制御パラメータが分からない場合には、図5の判定方法を採用することができる。
図4、図5で例示したように、プローブ情報を収集して流入路の旅行時間を算出することにより、交差点での信号制御の適否を判定することができるので、交通管制センタとは分離されて交差点に設置した交通信号制御機単独で信号制御を行っている場合でも、当該交差点での信号制御が適切であるのか否かを判定することができる。
交差点特定部106は、複数の交差点(例えば、交差点C1〜C12)の中から信号制御改善対象の交差点を特定する手段としての機能を有する。以下、交差点の特定方法について説明する。なお、交差点特定部106は、交差点の信号制御の適否を判定する上では必須の構成ではないが、以下に説明するように、交差点特定部106を具備することにより、交差点の信号制御方式を特定することがさらに可能となる。
判定部105は、複数の交差点それぞれで信号制御の適否を複数回判定する。複数回の判定は、例えば、1日の時間帯毎に判定を行う場合、時間帯の数だけ判定を行うことになる。図4、図5の例では、1日を1時間毎に分けているので、24回判定を行う。
交差点特定部106は、判定部105で不適と判定した回数の多少に応じて、複数の交差点の中から信号制御改善対象の交差点を特定する。例えば、流入路の旅行時間を、1日の時刻(時間帯)毎に分けて算出した場合に、複数の時刻で信号制御が不適であると判定した交差点が複数存在する場合、不適と判定された交差点をすべてそのまま不適とすることができる。あるいは、不適と判定した回数が多い(信号制御が不適となる時間帯の数が多い)交差点を改善対象の交差点として特定することにより、例えば、改善すべき交差点を不適回数の多い順に優先順位を付けることができ、最も改善を要する交差点を特定することが可能となる。
また、交差点特定部106は、感応制御対象の交差点を特定する手段としての機能を有する。交差点特定部106は、任意の時間帯毎に流入路の旅行時間(交通指標)を所定期間(例えば、1か月)に亘って複数算出し、算出した複数の旅行時間が閾値範囲内にない場合、当該交差点を感応制御対象の交差点として特定する。以下、感応制御対象の交差点を特定する方法について説明する。
図6は本実施の形態の信号制御判定装置100による感応制御対象の交差点の特定方法の一例を示す説明図である。図6において、横軸は1か月の日(例えば、1日から30日)を示し、縦軸は流入路(流入路R11〜R22のいずれでもよく、あるいは主道路R1又は従道路R2のいずれでもよい)の旅行時間を示す。また、図中のグラフは、時間帯が8:00から9:00までの旅行時間を示す。なお、図6では、8:00から9:00までの時間帯の旅行時間だけを例示しているが、他の時間帯での旅行時間の推移も同様に表すことができる。すなわち、図6は時間帯毎の旅行時間の1か月の推移を示す。
図6に示すように、1日の任意の時間帯(例えば、8:00から9:00までの時間帯)の旅行時間が、日(例えば、1か月の1日から30日)によって変動する(ばらつきが大きい)場合には、交通状況が変化する交差点であるとして感応制御を行う必要性が高い交差点として特定する。なお、旅行時間のばらつきがどの程度であれば感応制御対象の交差点として特定するかは、対象交差点の交通状況に応じて適宜設定することができる。例えば、旅行時間の変動幅が、所定時間(例えば、100秒など)を超える回数が所定回数以上ある場合、旅行時間の予測可能性が低いとして感応制御対象の交差点として特定することができる。また、流入路で渋滞が発生していない場合には、そもそも感応制御を行う必要性が低いので、渋滞が発生している程度の旅行時間以上である場合を、感応制御を行う条件として追加することもできる。
図7は感応制御対象とならない場合の旅行時間の推移の一例を示す説明図である。図7の例では、1日の任意の時間帯(例えば、8:00から9:00までの時間帯)の旅行時間の1か月の推移を見ると、旅行時間の変動幅が、所定時間(例えば、100秒など)を超えていないので、旅行時間の予測可能性が高いとして感応制御を行う必要性が低い交差点であることがわかる。
図6、図7に例示したように、プローブ情報を収集して流入路の旅行時間を算出することにより、車両感知器の試験的設置などを行うことなく感応制御すべき交差点を低コストで、かつ簡便に特定することができる。
また、交差点特定部106は、任意の交差点を定周期制御不可の交差点として特定する手段としての機能を有する。交差点特定部106は、任意の交差点での信号制御の適否を複数の時間帯毎に所定期間に亘って複数回判定し、判定した時間帯毎の判定結果が当該所定期間に亘って変動する場合、当該交差点を定周期制御不可の交差点として特定する。以下、定周期制御の可否の交差点の特定方法について説明する。
図8は本実施の形態の信号制御判定装置100による定周期制御可否の交差点の特定方法の一例を示す説明図である。図8において、横軸は1日の時刻(時間帯)を示し、縦軸は所定期間(例えば、3か月)に亘って交差点の信号制御の適否を判定した結果を示し、縦軸のゼロを基準に上方向には適切(OK)と判定した回数を示し、ゼロを基準に下方向には不適(NG)と判定した回数を示す。所定期間が3か月として90日である場合、適切と判定した回数と不適と判定した回数との合計である総判定数は、時間帯毎に90回となる。閾値TH3は、例えば、総判定数の10%とすることができるが、これに限定されるものではない。
図8に示すように、時刻0:00から17:00までの間、及び時刻19:00から24:00までの間は、交差点の信号制御が適切(OK)と判定した回数が閾値TH3以上であり、不適(NG)と判定した回数が閾値TH3未満であるとする。また、時刻17:00から19:00までの間は、交差点の信号制御が不適(NG)と判定した回数が閾値TH3以上であり、適切(OK)と判定した回数が閾値TH3未満であるとする。このような場合には、所定期間(例えば、3か月)に亘って、時刻17:00から19:00までの間の判定結果が不適であり、変動していないので、時刻17:00から19:00までの間の定周期制御の信号制御プログラムを見直すことにより、交差点の信号制御を改善することができる。すなわち、図8に示すような判定結果が得られた場合、交差点は定周期制御が可能な交差点として特定することができる。
図9は定周期制御不可となる場合の交差点の信号制御の適否の判定結果の一例を示す説明図である。図9に示すように、時刻0:00から17:00までの間、及び時刻19:00から24:00までの間は、図8と同様に、交差点の信号制御が適切(OK)と判定した回数が閾値TH3以上であり、不適(NG)と判定した回数が閾値TH3未満であるとする。しかし、時刻17:00から19:00までの間は、図8の場合と異なり、交差点の信号制御が不適(NG)と判定した回数が閾値TH3以上であり、適切(OK)と判定した回数が閾値TH3以上である。このような場合には、夕方の17:00から19:00における判定結果が、不適となる日があれば、適切となる日もあるような場合であり、時間帯毎の判定結果が所定期間に亘って変動するので、定周期制御の信号制御プログラムを修正するだけでは対応することが困難であり、定周期制御不可の交差点であると特定する。
図8及び図9において、時間帯として1時間を用いたが、時間帯は1時間に限定されるものではなく、10分、30分など他の時間を採用することができる。また、図8、図9では簡略化のため、時刻0:00から17:00までの間、及び時刻19:00から24:00までの間において不適と判定した回数をゼロとして例示しているが、不適と判定した回数が閾値TH3未満であればゼロである必要はない。また、所定期間は、3か月に限定されるものではなく、1か月、2か月、6か月などでもよい。
図10は本実施の形態の信号制御判定装置100による定周期制御可否の交差点の特定方法の他の例を示す説明図である。図10では、1日を1時間毎に24区分し、時刻(時間帯)毎に所定期間(例えば、4週間)に亘って、交差点の信号制御の適否を判定した結果を示す。図10中、OKは信号制御が適切と判定されたことを示し、NGは信号制御が不適と判定されたことを示す。
図10に示すように、時刻0:00から7:00までの間、及び時刻8:00から24:00までの間では、第1週から第4週まで信号制御がOK(適切)であると判定され、時刻7:00から8:00まので間では、第1週から第4週まで信号制御がNG(不適)であると判定されたとする。このような場合には、所定期間(例えば、4週間)に亘って、時刻7:00から8:00までの間の判定結果が不適であり、判定結果が変動していないので、時刻7:00から8:00までの間の定周期制御の信号制御プログラムを見直すことにより、交差点の信号制御を改善することができる。すなわち、図10に示すような判定結果が得られた場合、交差点は定周期制御が可能な交差点として特定することができる。
図11は定周期制御不可となる場合の交差点の信号制御の適否の判定結果の他の例を示す説明図である。図11に示すように、信号制御がNG(不適)となる時間帯が、第1週では7:00から8:00までの間であり、第2週では12:00から13:00までの間であり、第3週では16:00から17:00までの間であり、第4週では不適と判定された時間帯がない場合のように、不適と判定される時間帯が週によって変わる場合には、時間帯毎の判定結果が所定期間に亘って変動するので、定周期制御の信号制御プログラムを修正するだけでは対応することが困難であり、定周期制御不可の交差点であると特定する。
図10及び図11において、時間帯として1時間を用いたが、時間帯は1時間に限定されるものではなく、10分、30分など他の時間を採用することができる。また、所定期間を第1週から第4週の如く週で区分したが、これに限定されるものではなく、1か月間の日で区分してもよく、曜日で区分してもよく、あるいは平日と土日祝日とで区分してもよい。
図8〜図11で例示したように、任意の交差点での信号制御の適否を複数の時間帯毎に所定期間に亘って複数回判定し、判定した時間帯毎の判定結果が当該所定期間に亘って変動する場合、当該交差点を定周期制御不可の交差点として特定することにより、交差点を定周期制御で信号制御できるか否か、あるいは感応制御で信号制御すべきかを判定することができる。
次に、信号制御判定装置100の動作について説明する。図12は本実施の形態の信号制御判定装置100の処理手順を示すフローチャートである。なお、図12では、信号制御判定装置100の各部を制御する制御部101を処理の主体として説明する。制御部101は、車載装置5が送信するプローブ情報を収集し(S11)、所定の期間(例えば、1か月、3か月、6か月、1年など)経過したか否かを判定し(S12)、所定の期間経過していない場合(S12でNO)、ステップS11の処理を続ける。
所定の期間経過した場合(S12でYES)、制御部101は、信号制御の適否を判定する対象交差点を選択し(S13)、時間帯毎の流入路の旅行時間を算出する(S14)。
制御部101は、対象交差点のスプリットと流入路の旅行時間との差異(すなわち、対象交差点のスプリットに対する流入路それぞれの旅行時間の割合)が所定の閾値範囲TH1(例えば、±20%)内であるか否かを判定し(S15)、スプリットと旅行時間との差異が閾値範囲TH1内にない場合(S15でNO)、対象交差点の信号制御を不適と判定し(S16)、後述のステップS19の処理を行う。
なお、時間帯毎の旅行時間の割合とスプリットの割合と比較した場合に、不適と判定される時間帯の数が所定の閾値を超えたときに交差点の信号制御が不適であると判定してもよく、あるいは、ある特定の時間帯(例えば、交通状況に応じて信号制御を的確に行う必要がある時間帯など)で不適と判定した場合には、交差点の信号制御は不適であると判定してもよい。
スプリットと旅行時間との差異が所定の閾値範囲TH1内である場合(S15でYES)、制御部101は、流入路の旅行時間の差異が所定の閾値範囲TH2(例えば、2倍)内であるか否か判定し(S17)、旅行時間の差異が所定の閾値範囲TH2内にない場合(S17でNO)、ステップS16の処理を行う。
旅行時間の差異が所定の閾値範囲TH2内にある場合(S17でYES)、制御部101は、対象交差点の信号制御を適切と判定し(S18)、他の対象交差点の有無を判定する(S19)。他の対象交差点がある場合(S19でYES)、制御部101は、ステップS13以降の処理を行い、他の対象交差点がない場合(S19でNO)、処理を終了する。
なお、上述のステップS16、ステップS18で判定した判定結果に基づいて、図6〜図11で例示した方法により、交差点で採用すべき信号制御方式を特定することができる。
本実施の形態の信号制御判定装置100は、CPU、RAMなどを備えた汎用コンピュータを用いて実現することもできる。すなわち、図12に示すような、各処理手順を定めたコンピュータプログラムをCD、DVD、USBメモリ等のコンピュータプログラム記録媒体に記録しておき、当該コンピュータプログラムをコンピュータに備えられたRAMにロードし、コンピュータプログラムをCPUで実行することにより、コンピュータ上で信号制御判定装置100を実現することができる。
上述の実施の形態では、交通指標として旅行時間を用いたが、交通指標は旅行時間に限定されるものではなく、例えば、区間L11〜L22での車両の停止位置、停止回数、停止時間などの少なくとも1つの交通指標を用いることもできる。旅行時間が長くなれば、停止位置は交差点から離れ、停止回数及び停止時間は増加する傾向があるので、予め旅行時間と車両の停止位置、停止回数又は停止時間との対応関係を定めておくことにより、いずれかの交通指標を算出することができれば、他の交通指標も求めることが可能となる。
上述の実施の形態では、交差点に4つの流入路が流入する構造であったが、これに限定されるものではなく、5つ以上の流入路が流入する五叉路以上の交差点であってもよく、三叉路の交差点でも、本実施の形態の信号制御判定装置100を用いることができる。
開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 交通信号制御機
2 信号灯器
5 車載装置
101 制御部
102 通信部
103 記憶部
104 旅行時間算出部
105 判定部
106 交差点特定部

Claims (6)

  1. 交差点で交差する流入路を走行する車両の位置及び該位置を通過する時刻を含むプローブ情報に基づいて前記交差点での信号制御の適否を判定する信号制御判定装置であって、
    前記プローブ情報に基づいて前記流入路それぞれの交通状況を評価するための交通指標を算出する交通指標算出手段と、
    前記交差点のスプリットに対する該交差点の流入路それぞれの交通指標の割合、又は前記交差点の流入路それぞれの交通指標の差異に基づいて、前記交差点での信号制御の適否を複数の時間帯毎に所定期間に亘って複数回判定する判定手段と
    該判定手段で判定した判定結果が前記所定期間に亘って変動するか否かに応じて、前記交差点を感応制御又は定周期制御の交差点として特定する特定手段と
    を備えることを特徴とする信号制御判定装置。
  2. 前記判定手段は、
    複数の交差点それぞれで信号制御の適否を複数回判定するようにしてあり、
    前記判定手段で不適と判定した回数の多少に応じて、前記複数の交差点の中から信号制御改善対象の交差点を特定する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の信号制御判定装置。
  3. 前記交通指標算出手段は、
    複数の時間帯毎に前記流入路の交通指標を所定期間に亘って複数回算出するようにしてあり、
    前記交通指標算出手段で算出した複数の交通指標が閾値範囲内にない場合、前記交差点を感応制御対象の交差点として特定する手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の信号制御判定装置。
  4. 前記交通指標は、旅行時間、車両の停止回数、停止位置又は停止時間の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の信号制御判定装置。
  5. コンピュータに、交差点で交差する流入路を走行する車両の位置及び該位置を通過する時刻を含むプローブ情報に基づいて前記交差点での信号制御の適否を判定させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータ
    前記プローブ情報に基づいて前記流入路それぞれの交通状況を評価するための交通指標を算出する交通指標算出手段と、
    前記交差点のスプリットに対する該交差点の流入路それぞれの交通指標の割合、又は前記交差点の流入路それぞれの交通指標の差異に基づいて、前記交差点での信号制御の適否を複数の時間帯毎に所定期間に亘って複数回判定する判定手段
    判定した判定結果が前記所定期間に亘って変動するか否かに応じて、前記交差点を感応制御又は定周期制御の交差点として特定する特定手段と
    して機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  6. 交差点で交差する流入路を走行する車両の位置及び該位置を通過する時刻を含むプローブ情報に基づいて前記交差点での信号制御の適否を判定する信号制御判定装置による信号制御適否判定方法であって、
    前記プローブ情報に基づいて前記流入路それぞれの交通状況を評価するための交通指標を交通指標算出手段が算出するステップと、
    前記交差点のスプリットに対する該交差点の流入路それぞれの交通指標の割合、又は前記交差点の流入路それぞれの交通指標の差異に基づいて、前記交差点での信号制御の適否を複数の時間帯毎に所定期間に亘って複数回、判定手段が判定するステップと
    判定された判定結果が前記所定期間に亘って変動するか否かに応じて、前記交差点を感応制御又は定周期制御の交差点として特定手段が特定するステップと
    を含むことを特徴とする信号制御適否判定方法。
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