JP5769449B2 - 焦点調節装置 - Google Patents
焦点調節装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5769449B2 JP5769449B2 JP2011046782A JP2011046782A JP5769449B2 JP 5769449 B2 JP5769449 B2 JP 5769449B2 JP 2011046782 A JP2011046782 A JP 2011046782A JP 2011046782 A JP2011046782 A JP 2011046782A JP 5769449 B2 JP5769449 B2 JP 5769449B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor data
- sensor
- distance measurement
- focus
- ranging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Description
図1は自動焦点調節装置を搭載した一眼レフレックスカメラCの概観図を示す。このカメラCは、カメラ本体100と、カメラ本体100に対して着脱可能な撮影光学系としての交換レンズ部101とを有する。交換レンズ部101は、焦点調節レンズ102及びズームレンズ103を有する。焦点調節レンズ102は、光軸Qの方向に駆動されて交換レンズ部101の焦点状態を調節する。ズームレンズ103は、光軸Qの方向に駆動されて交換レンズ部101の焦点距離を変更する。
メインミラー104は、ハーフミラーから成り、サブミラー105が一体に設けられている。このサブミラー105は、全反射ミラーから成る。このメインミラー104は、矢印イ方向に回動可能に設けられ、露光時以外において交換レンズ部101の光軸Q上に配置され(ダウン位置)、露光時において交換レンズ部101の光軸Q上から退避(アップ位置)する。この交換レンズ部101の光軸Q上には、フォーカルプレンシャッタ108、撮像素子109が設けられている。
焦点検出光学系106は、視野マスク120と、コンデンサレンズ121と、全反射ミラー122と、赤外カットフィルタ123と、セパレータ絞りマスク124と、セパレータレンズ125とを有する。
視野マスク120は、図3に示すようにサブミラー105を介して得られる光束を絞り込む。この視野マスク120は、図4の正面図に示すようにサブミラー105から導かれる複数の焦点検出領域の光束(図中の点線)を透過させるために開口部127が形成されている。
コンデンサレンズ121は、視野マスク120を通過した光を集光する。このコンデンサレンズ121は、視野マスク120の開口部127の位置に対応して配置される。
赤外カットフィルタ123は、焦点検出に有害な赤外光成分をカットする。
セパレータ絞りマスク124は、入射してきた光束を絞る。このセパレータ絞りマスク124は、コンデンサレンズ121を介して得られる光束を4つの光束に分割するために図5の正面図に示すように例えば4つの開口部124a、124b、124c、124dが形成されている。
セパレータレンズ125は、セパレータ絞りマスク124を介して得られる光束をAFセンサ107上に再結像する。このセパレータレンズ125は、例えば図6の正面図に示すように4つのセパレータレンズ125a、125b、125c、125dを有する。
なお、撮影レンズ126は、交換レンズ部101内の各レンズ群、例えば、前述の焦点調節レンズ102やズームレンズ103を合成した仮想的なレンズを示す。
先ず、交換レンズ部101の構成について説明する。交換レンズ部101の外部には、ズーム駆動用回転環130及びマニュアルフォーカス(MF)用回転環131が配置されている。これらズーム駆動用回転環130及びマニュアルフォーカス(MF)用回転環131は、交換レンズ部101の周囲を取り巻くようにリング状に形成されている。撮影者がズーム駆動用回転環130を交換レンズ部101の光軸を中心に回転させると、ズームレンズ103は、光軸方向に駆動し、交換レンズ部101の焦点距離が変更する。
撮影者がMF用回転環131を交換レンズ部101の光軸中心に回転させると、この回転に連動して焦点調節レンズ102が光軸方向に駆動する。これにより、交換レンズ部101の焦点を手動で調節することができる。なお、MF用回転環131は、撮影者がオートフォーカスモードとマニュアルフォーカスモードとを切り替えるための切り替えスイッチを操作し、マニュアルフォーカスモードを選択した場合に使用される。
撮影者がズーム駆動用回転環130を回転させると、ズームレンズ103は光軸方向に駆動する。このとき、ズーム位置検出回路134は、ズーム駆動用回転環130によって駆動されたズームレンズ103の位置を検出する。LCPU133は、ズーム位置検出回路134によって検出されたズームレンズ103の位置に基づいて交換レンズ部101の焦点距離情報を得る。
LCPU133は、絞り駆動量や交換レンズ部101のレンズ位置などの情報を通信回路138を介してカメラ本体のCPU139やAF/AECPU151に送る。通信回路138の通信接続端子は、交換レンズ部101の外部に設けられている。
フラッシュROM(FROM)141は、本体CPU139のプログラムなどを格納する。
RAM142は、本体CPU139の各種情報を一時格納する。
撮像素子制御回路143は、画像データを得るために撮像素子109を制御する。
ストロボ制御回路144は、ストロボを制御する。
ミラー制御回路145は、メインミラー104のアップダウンを制御する。
シャッタ制御回路146は、フォーカルプレンシャッタ108を制御する。
画像処理回路147は、撮像素子制御回路143で得られた画像データを画像処理する。
表示回路148は、撮影した画像や各種撮影情報を図示しない表示部に表示する。
AF/AECPU151は、本カメラCの自動焦点調節(AF)制御及び測光(AE)制御を行う。このAF/AECPU151には、AF/AECPU151と交換レンズ部101の通信回路138を介して通信するための通信ライン155と、AF/AECPU151と本体CPU139とで通信するための通信ライン156と、AF/AECPU151のプログラム等を格納するフラッシュROM(FROM)157と、AF/AECPU151の各種情報を一時格納するRAM158と、測光回路159と、焦点検出回路160と、補助光回路161とが接続されている。
焦点検出回路160は、AFセンサ107を制御して得られた情報に基づいて焦点検出演算を行い、焦点検出情報を得る。
補助光回路161は、被写体が低輝度であり、焦点検出回路160による焦点検出が不能である場合に、再度焦点検出を行う際にLEDなどの発光素子によって被写体に投光する。
焦点検出回路160は、AFセンサ107(フォトダイオードアレイ部128a、128b、フォトダイオードアレイ部128c、128d)から出力されるAFセンサデータに対して補正を行い、この補正が終了した後、ずれ量算出用の相関演算を行う。すなわち、焦点検出回路160は、AFセンサ107(フォトダイオードアレイ部128a、128b、フォトダイオードアレイ部128c、128d)から出力されるセンサデータに対して位相差方式に基づく相関演算を行って被写体に対する合焦状態を検出し、AF/AECPU151によって撮影光学系としての交換レンズ部101の合焦動作を行う測距手段としての機能を有する。
焦点検出回路160は、算出した像ずれ量に基づいて被写体までの距離や、焦点調節レンズ102を駆動する際のデフォーカス量を算出する。このデフォーカス量の算出は、像ずれ量から光学的に算出されたデフォーカス係数により実施する。
相関演算の結果として算出された像ずれ量の信頼性が低い場合には、誤ったデフォーカス量が算出されるおそれがあるので、デフォーカス量の算出を行うのに先立って各縦・横線検出センサ列128a、128b、128c、128dにより得られる各センサデータの信頼性を判定することが好ましい。
焦点検出回路160は、信頼性が高かった図2に示す焦点検出エリアマーク113に対応する全測距点の中から最適な測距点を選択し、算出した被写体までの距離に応じて焦点調節レンズ102を駆動するためのデフォーカス量を算出し、AF/AECPU151によって交換レンズ部101の合焦動作を行わせる。
周期性判定部170は、焦点検出回路160による相関演算により取得される相関値に現れる複数の極小値のうち最小の極小値と次に小さい極小値との差分を算出し、この差分が規定値よりも小さいと、被写体に周期性パターンを有することを判定する。
例えば、図2に示す測距エリア113fに対応する各光電変換素子は、図10に示すように縦線検出センサ列128aにおいて図10に示す素子部分faであり、縦線検出センサ列128bにおいて素子部分fbである。この測距エリア113fの横方向に隣接する測距エリア113eに対応する各光電変換素子は、縦線検出センサ列128aにおいて素子部分eaであり、縦線検出センサ列128bにおいて素子部分ebである。同様に、測距エリア113fの横方向に隣接する測距エリア113gに対応する各光電変換素子は、縦線検出センサ列128aにおいて素子部分gaであり、縦線検出センサ列128bにおいて素子部分gbである。
連結部171は、縦線検出センサ列128bにおいて、図11(b)に示すように選択された測距エリア113fに対応する縦線検出センサ列128bの素子部分fbのセンサデータDfbに対して、同測距エリア113eに対応する縦線検出センサ列128bの素子部分ebのセンサデータDebと、同測距エリア113gに対応する縦線検出センサ列128bの素子部分gbのセンサデータDgbとを連結する。これらセンサデータDeb、Dfb、Dgbも、縦線検出センサ列128bの各光電変換素子の配列方向に一致させて連結される。
連結部171は、隣接する複数の測距エリアに対応する縦・横線検出センサ列128a、128b、128c、128dから出力される各センサデータの画素を間引いて各センサデータを連結する。
連結部171は、撮影光学系の焦点距離によって連結するセンサデータの連結数を可変可能である。
連結部171は、焦点検出回路160の相関演算により複数の測距エリアから最適な測距エリアを選択すると、この焦点検出回路160により選択された測距エリアの位置に応じて各センサデータの連結に適用する縦・横線検出センサ列128a、128b、128c、128dの個数を変更可能とする。
しかるに、焦点検出回路160は、連結部171により連結された例えば図11(a)に示すセンサデータDea、Dfa、Dgaと、同図(b)に示すセンサデータDeb、Dfb、Dgbとの間の相関演算を行う。
周期性判定部170は、連結部171により連結された例えば図11(a)に示すセンサデータDea、Dfa、Dgaと、同図(b)に示すセンサデータDeb、Dfb、Dgbとの間の相関演算により取得される相関値に現れる複数の極小値のうち最小の極小値と次に小さい極小値との差分を算出し、この差分が規定値よりも小さいと、被写体に周期性パターンを有することを判定する。
周期性判定部170は、極小値の中から最小値Fminを算出する。さらに周期性判定部170は、予め閾値Xを設定する。ここで、周期性判定部170は、先ほど算出された全ての極小値に対して最小値Fminとの差分ΔFminを算出し、この差分ΔFminが閾値Xとの大きさの関係で、ΔFmin<Xを満たした極小値が複数存在した場合、その被写体は周期性パターンを持つ被写体とする。
このために、本実施の形態において、連結部171は、焦点検出回路160により選択された例えば測距エリア113fの位置に応じたセンサデータに対して、当該測距エリア113fの横方向に隣接する各測距エリア113e、113gの位置に応じた各センサデータを連結する。そして、焦点検出回路160が上記連結したセンサデータに関して相関演算を行うことにより、相関値に複数の極小値が現れるようになすものである。
AF/AECPU151は、ステップS101において、焦点検出回路160を介してAFセンサ107に蓄積動作を開始させる。AF/AECPU151は、AFセンサ107の蓄積レベルが所定レベルに達した時点で蓄積動作を終了させる。このAFセンサ107の蓄積動作が終了すると、AF/AECPU151は、焦点検出回路160を介して蓄積動作により検出された光電変換信号、すなわち縦・横線検出センサ列128a、128b、128c、128dから出力される各センサデータを焦点検出回路160に送る。この焦点検出回路160は、各センサデータをA/D変換回路によりデジタル信号に変換し、そのデジタルセンサデータをRAM158に格納する。これと共に、焦点検出回路160は、センサデータ中の固定パターンノイズや暗電流等の影響によるオフセット成分をキャンセルするための補正や、所定のフィルタ演算等を行う。
相関演算の結果として算出された像ずれ量の信頼性が低い場合には、誤ったデフォーカス量が算出されるおそれがあるので、焦点検出回路160は、ステップS103において、デフォーカス量の算出を行うのに先立って各縦・横線検出センサ列128a、128b、128c、128dにより得られる各センサデータの信頼性を判定することが好ましい。
なお、焦点検出回路160は、ステップS107において、測距点選択モードがシングルターゲットモードの場合、撮影者によって指定された測距点を使用する。また、焦点検出回路160は、測距点選択モードがオールターゲットモードの場合、全測距点の中で信頼性の高いセンサデータを出力する測距点を抽出し、その中で更に、最至近の測距点を選択する。信頼性の高い測距点が存在しない場合は、測距NGとする。
連結部171は、ステップS201において、例えば図2に示す測距エリア113fの位置に応じたセンサデータに対して、選択された測距エリア113fの横方向に隣接する各測距エリア113e、113gの位置に応じた各センサデータを連結する。
測距エリア113fに対応する各光電変換素子は、図10に示すように縦線検出センサ列128aにおいて図10に示す素子部分faであり、縦線検出センサ列128bにおいて素子部分fbである。
また、連結部171は、縦線検出センサ列128bにおいて、図11(b)に示すように選択された測距エリア113fに対応する縦線検出センサ列128bの素子部分fbのセンサデータDfbに対して、同測距エリア113eに対応する縦線検出センサ列128bの素子部分ebのセンサデータDebと、同測距エリア113gに対応する縦線検出センサ列128bの素子部分gbのセンサデータDgbとを連結する。
連結部171は、各横線検出センサ列128c、128dにおいても、上記各縦線検出センサ列128a、128bと同様に、選択された測距エリアに対応するセンサデータと、この測距エリアに縦方向に隣接する各測距エリアに対応するセンサデータとの連結を行う。
なお、連結部171は、隣接する各測距エリア間に隙間があると、隣接する各測距エリアに対応する縦・横線検出センサ列128a、128b、128c、128dから出力される各センサデータ間の補間演算を行って各センサデータを連結する。
焦点検出回路160は、ステップS202において、各縦線検出センサ列128a、128bにおいて、連結部171により連結された例えば図11(a)に示すセンサデータDea、Dfa、Dgaと、同図(b)に示すセンサデータDeb、Dfb、Dgbとの間の相関演算を行う。これと共に焦点検出回路160は、各横線検出センサ列128c、128dにおいても、連結部171により連結された各センサデータ間の相関演算を行う。
焦点検出回路160は、ステップS301において、上記の通り、連結部171により例えば図2に示す測距エリア113fの位置に応じたセンサデータに対して、選択された測距エリア113fの横方向に隣接する各測距エリア113e、113gの位置に応じた各センサデータを連結したか否かを判定する。
この判定の結果、各センサデータが連結されていると、焦点検出回路160は、ステップS302において、連結用の窓幅(センサデータ数)とシフト量とを設定する。連結用の窓幅(センサデータ数)は、相関演算に用いるための連結時における光電変換素子の個数に相当する。シフト量は、相関演算時における例えば縦線検出センサ列128a、128bの各センサデータのうちで上記窓幅に相当するセンサデータのいずれか一方、または両方をシフトさせ、これらセンサデータが最も一致した状態を検出するためのシフト量である。シフト量は、1回にシフトする量(例えば1画素分)とシフトする範囲が設定される。
例えば、図16に示すように粗い周期性パターンを有する被写体Hに対して焦点調整を行う場合の相関演算について説明する。
連結部171は、横線検出センサ列128aにおいて、選択された測距エリア113fに対応する横線検出センサ列128aの素子部分(中央センサ)faのセンサデータDfaに対して、同測距エリア113eに対応する横線検出センサ列128aの素子部分(左センサ)eaのセンサデータDeaと、同測距エリア113gに対応する横線検出センサ列128aの素子部分(右センサ)gaのセンサデータDgaとを連結する。
しかるに、連結部171は、横線検出センサ列128aにおいて、素子部分(中央センサ)faのセンサデータDfaに対して、素子部分(左センサ)eaのセンサデータDeaと、素子部分(右センサ)gaのセンサデータDgaとを連結する。
このように連結部171により隣接するセンサデータDea、Dfa、Dgaを連結することにより、相関演算において各縦線検出センサ列128a、128bにおいて比較する光電変換素子の個数が多くなり、周期性パターンを有する被写体Hの検出精度が高くすることができる。
この判断の結果、複数の極小値が現れていれば、周期性判定部171は、ステップS204において、極小値の中から最小値Fminを算出し、閾値Xを設定し、先に算出した全ての極小値に対して最小値Fminとの差分ΔFminを算出し、この差分ΔFminが閾値Xとの大きさの関係で、ΔFmin<Xを満たすか否かを判断する。
一方、ΔFmin<Xを満たさなければ、周期性判定部171は、ステップS206において、被写体Hに周期性パターンを持たないことを検出する。
焦点検出回路160は、ステップS110において、デフォーカス量に基づいて現在の焦点調節レンズ102のレンズ位置が合焦範囲内にあるか否かを判断する。
この判断の結果、現在の焦点調節レンズ102のレンズ位置が合焦範囲内にあれば、本体CPU139は、ステップS111において、カメラ本体100のファイダー内などに合焦したことを表示する。
一方、現在の焦点調節レンズ102のレンズ位置が合焦範囲外であれば、本体CPU139は、ステップS112において、デフォーカス量分のレンズ駆動を実行し、ステップS101に戻る。
上記測距NG(ステップS107)であれば、本体CPU139は、ステップS113において、レンズ駆動可能範囲全域に対してスキャン駆動を行い、合焦位置を探す。
本体CPU139は、ステップS114において、上記ステップS101からS107と同様の処理を行い、測距OKか否かを判断する。この判断の結果、測距OKであれば、本体CPU139は、ステップS102に戻る。最終的に測距OKでなければ、本体CPU139は、ステップS115において、カメラ本体100のファイダー内などに合焦NGであったことを表示する。
例えば、後述する図25に示すセンサデータ結合時には、画素を間引いて連結して結合前のセンサデータ数と同一のセンサデータ数としている。また、センサデータ結合時の相関演算のシフト方法は、図24に示す像ズレ量算出時の相関演算のシフト方法に比較して、比較画素数(比較対象データ数)を大きくしている。
これらの判定方法を用いることで、周期パターンの幅によらず周期パターンを持つ被写体を判定することができ、予め偽合焦を防ぐ措置を取ることが可能となる。
図18は選択された測距エリア113eに対応する縦線検出センサ列128a等の素子部分200eaに対して例えば左側1個、右側2個の各素子部分、すなわち素子部分200eaに対して左右両側にライン状に隣接する縦線検出センサ列128a等の各素子部分200da、200fa、200gaの各センサデータを連結している。
図20は選択された測距エリア113dに対応する縦線検出センサ列128a等の素子部分200daに対して右側のみにライン状に隣接する縦線検出センサ列128a等の素子部分200eaの各センサデータを連結している。この場合、選択された測距エリア113dは、最も左側に存在するので、素子部分200daに対して右側のみに隣接する素子部分200ea等の各センサデータが連結される。
図22は選択された測距エリア113bに対応する横線検出センサ列128c等の素子部分200bbに対して下側のみにライン状に隣接する横線検出センサ列128c等の素子部分200fbの各センサデータを連結している。この場合、選択された測距エリア113bは、最も上側に存在するので、素子部分200bbに対して下側のみに隣接する素子部分200fb等の各センサデータが連結される。
なお、上記一実施の形態における像ズレ量検出時の各センサ列間での相関演算を図24の模式図に示す。これらセンサ列間で相関演算では、各センサ列のデータ列を例えば基準側センサデータ列と参照側センサデータ列とにしている。相関演算は、基準側センサデータ列と参照側センサデータ列との間で比較画素(比較対象データ)として、例えばN個の幅を有する各データ列をそれぞれシフトさせながら当該各データ列で相関演算を行う。センサデータ結合時には、画素を間引いて結合することにより、結合した結果の基準側・参照側センサデータ列のセンサ数を、図24の像ずれ量検出時のセンサ数と同一とし、また比較画素数を図25に示すようにそれぞれN+X個に大きくし、これらデータ列をそれぞれシフトさせながら当該各データ列で相関演算を行うようにしてもよい。なお、図25はセンサ列間での相関演算の他の例及びセンサデータ結合(連結)時のセンサ列間での相関演算の例を示す。このようにして相関演算時間の短縮が図ることができる。
また、像ズレ量検出時において、図25に示すセンサデータ列間の相関演算を採用してもよい。
Claims (10)
- 被写体を撮影するための撮影光学系と、
撮影画面内の複数の測距エリアに対応して配置され、前記撮影光学系を介して前記被写体からの光を受光する複数のラインセンサと、
前記複数の測距エリアのうち選択された前記測距エリアに対応する前記ラインセンサから出力されるセンサデータと、前記選択された前記測距エリアに対応する前記ラインセンサの画素の配列方向に隣接する少なくとも1つの前記測距エリアに対応する前記ラインセンサから出力されるセンサデータとを連結する連結手段と、
前記連結手段により連結された前記各センサデータに対して位相差方式に基づく相関演算を行い、又は前記連結手段によって連結されていない前記各センサデータに対して前記相関演算を行って前記被写体に対する合焦状態を検出する測距手段と、
前記測距手段による前記相関演算により取得される相関値に現れる複数の極小値のうち最小の前記極小値と次に小さい前記極小値との差分を算出し、この差分が規定値よりも小さいと、前記被写体が周期性パターンを有することを判定する周期性判定手段と、
を具備することを特徴とする焦点調節装置。 - 前記隣接する前記各測距エリア間に隙間があると、
前記連結手段は、前記隣接する前記各測距エリアに対応する前記ラインセンサから出力される前記各センサデータ間の補間演算を行って前記各センサデータを連結する、
ことを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。 - 前記連結手段は、前記隣接する複数の前記測距エリアに対応する前記ラインセンサから出力される前記各センサデータの前記画素を間引いて前記各センサデータを連結することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
- 前記連結手段は、前記撮影光学系の焦点距離によって連結する前記センサデータの連結数を可変することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
- 前記連結手段は、前記連結する前記各センサデータを出力する前記ラインセンサの個数に応じて前記相関演算にて比較する前記ラインセンサの画素数を変更することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
- 前記測距手段は、前記相関演算により前記複数の測距エリアから最適な前記測距エリアを選択し、
前記連結手段は、前記測距手段により選択された前記測距エリアの位置に応じて前記各センサデータの連結に適用する前記ラインセンサの個数を変更する、
ことを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。 - 前記連結手段は、前記測距手段により選択された前記測距エリアの位置に応じた前記センサデータに対して、前記選択された前記測距エリアの横方向に隣接する前記測距エリアの位置に応じた前記センサデータを連結することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
- 前記連結手段は、前記測距手段により選択された前記測距エリアの位置に応じた前記センサデータに対して、前記選択された前記測距エリアの縦方向に隣接する前記測距エリアの位置に応じた前記センサデータを連結することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
- 前記連結手段は、前記選択された測距エリアの横方向に連結する前記センサデータの個数を可変可能であることを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
- 前記連結手段は、前記選択された測距エリアの縦方向に連結する前記センサデータの個数を可変可能であることを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011046782A JP5769449B2 (ja) | 2011-03-03 | 2011-03-03 | 焦点調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011046782A JP5769449B2 (ja) | 2011-03-03 | 2011-03-03 | 焦点調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012185228A JP2012185228A (ja) | 2012-09-27 |
JP5769449B2 true JP5769449B2 (ja) | 2015-08-26 |
Family
ID=47015394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011046782A Expired - Fee Related JP5769449B2 (ja) | 2011-03-03 | 2011-03-03 | 焦点調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5769449B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018097176A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | オリンパス株式会社 | 焦点調節装置および焦点調節方法 |
JP2021190777A (ja) * | 2020-05-27 | 2021-12-13 | ソニーグループ株式会社 | 光検出装置 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0787376A (ja) * | 1993-06-22 | 1995-03-31 | Canon Inc | 合焦情報検出装置 |
JP2004325592A (ja) * | 2003-04-22 | 2004-11-18 | Olympus Corp | 測距装置 |
JP2005128292A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Nikon Corp | 焦点検出装置およびカメラ |
JP2005128291A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Nikon Corp | 焦点検出装置およびカメラ |
JP2006184320A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-13 | Canon Inc | 焦点検出装置及び焦点検出方法 |
JP5121120B2 (ja) * | 2005-02-08 | 2013-01-16 | キヤノン株式会社 | 焦点検出装置および光学機器 |
JP2007264299A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Olympus Imaging Corp | 焦点調節装置 |
JP4827632B2 (ja) * | 2006-06-30 | 2011-11-30 | キヤノン株式会社 | 焦点検出装置、その駆動方法、及びカメラシステム |
JP4470065B2 (ja) * | 2006-07-31 | 2010-06-02 | フジノン株式会社 | 測距装置 |
-
2011
- 2011-03-03 JP JP2011046782A patent/JP5769449B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012185228A (ja) | 2012-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7936986B2 (en) | Image pickup apparatus control method thereof and image pickup system | |
JP5917207B2 (ja) | 焦点調節装置 | |
KR101215965B1 (ko) | 촬상장치 | |
US8724011B2 (en) | Image pickup apparatus and control method therefor | |
EP2605511B1 (en) | Image capturing apparatus and focus detection method | |
JP4992481B2 (ja) | 焦点検出装置および撮像装置 | |
KR20120022947A (ko) | 초점 검출장치 | |
JP6019556B2 (ja) | 焦点検出装置、撮像装置、およびカメラ。 | |
JP5366643B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP5067148B2 (ja) | 撮像素子、焦点検出装置および撮像装置 | |
JP2005107213A (ja) | カメラの自動焦点調節装置 | |
US7595475B2 (en) | Image-pickup apparatus having a focus controller and an exposure controller | |
JP2013015559A (ja) | 焦点検出装置および撮像装置 | |
JP2010160427A (ja) | カメラシステム及び変換アダプタ | |
JP4821460B2 (ja) | オートフォーカス装置、およびカメラ | |
JP2011090048A (ja) | カメラ用自動焦点調節装置 | |
JP2010152140A (ja) | カメラシステム及び変換アダプタ | |
JP5769449B2 (ja) | 焦点調節装置 | |
JP5600941B2 (ja) | 焦点検出装置および撮像装置 | |
JP5891668B2 (ja) | 焦点調節装置および撮像装置 | |
JP6183482B2 (ja) | 焦点検出装置および撮像装置 | |
JP6390198B2 (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
JP6005955B2 (ja) | 測光装置及び撮像装置 | |
JP2009031429A (ja) | 測光装置 | |
JP2017191212A (ja) | 焦点検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141216 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150205 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20150423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150602 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150623 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5769449 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |