JP5766646B2 - ドリフトチューブ型線形加速器 - Google Patents

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Description

本発明は、ステムを介して加速空洞部内部にドリフトチューブが設置されるドリフトチューブ型線形加速器に関するものである。
ドリフトチューブ型線形加速器は、円筒形状の加速空洞部(以下「タンク」という。)と、タンク内部に軸方向に沿って配置された複数のドリフトチューブを備える。真空状態に保たれたタンクの中へマイクロ波を供給したときに、マイクロ波の共振によって交流電場が発生する。そして、空洞中心軸にイオンビーム(例えば、陽子ビーム)が打ち込まれ、イオンビームは、隣り合うドリフトチューブ間に存在するときに、加速方向の電場がかかって加速する。一方、減速方向の電場が発生しているとき、イオンビームは、ドリフトチューブ内に位置して電場の影響を受けない。
ドリフトチューブは、棒状部材であるステムを介してタンクの内部に吊り下げられる。加速器において、複数のドリフトチューブは、軸方向が一致するように、タンクの軸方向に沿って高精度に配置される必要がある。また、加速器運転時、タンク内は、高い真空封止が要求される。
特許文献1では、ステムの先端部に導電性のテーパ部を形成するとともに、タンクにテーパ部と同勾配のテーパ孔を形成し、テーパ部をテーパ孔に嵌入することによってドリフトチューブを固定する技術が開示されている。また、特許文献2では、円筒型加速空洞に形成された貫通孔にステムが設置され、ステムと貫通孔の間には隙間が設けられていることが開示されており、ドリフトチューブの位置決め時にステムを動かして微調整がされる。
特開平4−118900号公報 特許第3328088号公報
特許文献1では、軸線方向に対して斜めの形状であるテーパ部とテーパ孔によって、ドリフトチューブの位置決めをするとしている。しかし、各部材を正確なテーパ形状に加工することや、テーパ形状を有する各部材を組み合わせて精度の良い位置決めをすることは困難である。
また、特許文献2のように微調整が可能な構造において、ドリフトチューブは、アライメントテレスコープを用いて位置調整が行われる。しかし、この方法では、例えば1日に4台のドリフトチューブを加速空洞部に取り付けるのがせいぜいであり、1台のタンクに例えば約30個のドリフトチューブが設けられるような加速器では、組み立てに長時間かかるという問題があった。
さらに、真空封止のため、ステムの外周面にエラストマー製Oリングが設置されるが、エラストマー製Oリングから出るアウトガスによって、超真空状態が阻害されるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、加速空洞部に対するドリフトチューブの位置決めが確実になされ、位置調整にかかる時間や手間を低減することが可能なドリフトチューブ型線形加速器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のドリフトチューブ型線形加速器は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係るドリフトチューブ型線形加速器は、ドリフトチューブが一端に接続され、軸線方向に対して垂直な面である第1位置決め面が形成された棒状のステムと、前記ステムが壁部上部に設置され、前記ステムの軸線方向に対して垂直な面であり、前記第1位置決め面と接触する第2位置決め面が形成された円筒状の加速空洞部とを備え、前記第1位置決め面、又は前記第2位置決め面は、前記加速空洞部と、前記加速空洞部内部における前記ドリフトチューブの設置位置との関係に基づいて、前記ステム、又は前記加速空洞部にそれぞれ形成され、前記ステムの外周面には、タンクの内部に接続され、かつ、前記ステムと前記タンクとの隙間に接続される真空引き用溝が形成される。
本発明に係るドリフトチューブ型線形加速器は、前記ステムが貫通して配置される開口部が形成された密閉部材と、前記タンクと前記密閉部材との間の隙間を封じるOリングと、前記密閉部材と前記ステムとの間の隙間を封じるメタルリングとをさらに備え、前記真空引き用溝は、前記タンクと前記密閉部材との間の隙間にさらに接続されてもよい。
この発明によれば、ステムには、軸線方向に対して垂直な面である第1位置決め面が形成されており、加速空洞部には、第1位置決め面と接触する第2位置決め面が形成されている。そして、第1位置決め面又は第2位置決め面は、加速空洞部と、加速空洞部内部におけるドリフトチューブの設置位置との関係に基づいて、ステム又は加速空洞部にそれぞれ形成されることから、第1位置決め面と第2位置決め面を接触させることによって、ステムは、加速空洞部に対して、鉛直方向、すなわち、上下方向の位置決めがされる。そして、位置決めの際、ステムの位置の微調整は、不要である。また、第1位置決め面及び第2位置決め面は、ステムの軸線方向に対して垂直な面であることから、加工が容易であり、位置決めの精度を向上させることができる。
上記発明において、前記ステムの外周面は、該外周面上の上下方向が前記ステムの軸線方向に対して平行である第3位置決め面であり、前記加速空洞部は、前記ステムが軸線方向に挿入される開口部を有し、前記開口部の内周面は、該内周面上の上下方向が前記ステムの軸線方向に対して平行な面で、前記第3位置決め面と接触する第4位置決め面であり、前記第3位置決め面、又は前記第4位置決め面は、前記加速空洞部と、前記加速空洞部内部における前記ドリフトチューブの設置位置との関係に基づいて、前記ステム、又は加速空洞部にそれぞれ形成されてもよい。
この発明によれば、ステムには、軸線方向に対して垂直な面である第1位置決め面が形成されており、加速空洞部には、第3位置決め面と接触する第4位置決め面が形成されている。そして、第3位置決め面又は第4位置決め面は、加速空洞部と、加速空洞部内部におけるドリフトチューブの設置位置との関係に基づいて、ステム又は加速空洞部にそれぞれ形成されることから、第3位置決め面と第4位置決め面を接触させることによって、ステムは、加速空洞部に対して、水平方向、すなわち、横方向の位置決めがされる。そして、位置決めの際、ステムの位置の微調整は、不要である。また、第3位置決め面及び第4位置決め面は、ステムの軸線方向に対して平行な面であることから、加工が容易であり、位置決めの精度を向上させることができる。
上記発明において、前記第2位置決め面は、前記加速空洞部内部側に形成され、前記第1位置決め面は、前記ステムにおいて前記加速空洞部の外部側向きに形成されてもよい。
この発明によれば、第2位置決め面が形成された加速空洞部内部側にて、加速空洞部の第2位置決め面とステムの第1位置決め面が接触し、ステムは、加速空洞部に対して、鉛直方向、すなわち、上下方向の位置決めがされる。
上記発明において、前記第2位置決め面は、前記加速空洞部外部側に形成され、前記第1位置決め面は、前記ステムにおいて前記加速空洞部の内部側向きに形成されてもよい。
この発明によれば、第2位置決め面が形成された加速空洞部外部側にて、加速空洞部の第2位置決め面とステムの第1位置決め面が接触し、ステムは、加速空洞部に対して、鉛直方向、すなわち、上下方向の位置決めがされる。
上記発明において、前記ステムの周囲に金属製のリング状のシール部材が設置されてもよい。
この発明によれば、エラストマー製のシール部材ではなく、金属製のシール部材が使用されていることから、アウトガス量を低減し、高い真空度を確保することができる。上記発明において、位置決めの際に位置の微調整が不要であることから、金属製のシール部材を適用しても、金属製のシール部材表面のめっきの剥がれなどの不具合が生じにくい。
本発明によれば、加速空洞部とステムに形成されたステムの軸線方向に対して垂直な面を接触させることによって、加速空洞部に対するドリフトチューブの位置決めが確実になされる。また、ステムの位置の微調整が不要であるため、位置調整にかかる時間や手間を低減することができる。
本発明の第1実施形態に係るドリフトチューブ型線形加速器を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るドリフトチューブ型線形加速器のタンクとステムを示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係るドリフトチューブ型線形加速器のタンクを示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係るドリフトチューブ型線形加速器のタンクとステムを示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係るドリフトチューブ型線形加速器のタンクとステムを示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係るドリフトチューブ型線形加速器のタンクを示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係るドリフトチューブ型線形加速器のタンクとステムを示す縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係るドリフトチューブ型線形加速器のタンクとステムを示す縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係るドリフトチューブ型線形加速器のタンクを示す縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係るドリフトチューブ型線形加速器のタンクとステムを示す縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係るドリフトチューブ型線形加速器のタンクとステムを示す部分拡大縦断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係るドリフトチューブ型線形加速器1について、図1から図4を用いて説明する。
ドリフトチューブ型線形加速器1は、円筒形状の空洞共振器であるタンク2と、タンク2内部に軸方向に沿って配置された複数のドリフトチューブ3を備える。真空状態に保たれたタンクの中へマイクロ波を供給したときに、マイクロ波の共振によって交流電場が発生する。そして、空洞中心軸にイオンビーム4(例えば、陽子ビーム)が打ち込まれる。イオンビーム4は、図1(b)に示すように、隣り合うドリフトチューブ3間に来たときに、加速方向の電場がかかって加速する。一方、図1(a)に示すように、減速方向の電場が発生しているときは、イオンビーム4はドリフトチューブ3内に位置して電場の影響を受けない。
タンク2は、軸方向に長い円筒形状である。タンク2の上部には、ステム5の上端が貫通して設置される。タンク2の内部には、例えば十数個のドリフトチューブ3が1列に配置される。
ドリフトチューブ3の上端は、ステム5の下端と接続されており、ドリフトチューブ3は、ステム5を介してタンク2の内部に吊り下げられる。ドリフトチューブ3は、両端が開口した貫通孔を有する円筒形状であり、貫通孔の貫通方向は、タンク2の軸線方向と平行である。複数のドリフトチューブ3は、軸方向が一致するように、高精度に配置される。
ステム5は、棒状部材であって、ステム5の長さは、ドリフトチューブ3の開口方向の軸線がタンク2の軸線と一致するように決定される。ステム5は、タンク2と接続されており、本実施形態では、タンク2とステム5との接続部分の形状によって、ドリフトチューブ3の位置決めが行われる。そして、タンク2とステム5の接続部分の加工精度を高めれば、位置決め精度を向上させることができる。
タンク2、ドリフトチューブ3及びステム5は、例えば、本体が無酸素銅から構成されたり、又は、表面にPR(Periodic Reverse)銅電鋳法によるめっきが施されたりする。
タンク2の上部には、開口部2aが形成され、開口部2aにはステム5が貫通して配置される。タンク2の上部の内面側には、開口部2aの縁に沿ってステム5の軸線と同一の軸を有するリング状の溝16が形成される。溝16内には、RFコンタクタ6が配置される。
RFコンタクタ6は、タンク2とステム5に接触するように設置され、RFコンタクタ6によって、タンク2とステム5との間の電気的接触が向上する。RFコンタクタ6は、図2に示すように断面がL字形状の銅製の接触部6Aと、リング形状であって接触部をステム5の半径方向に付勢するSUS製の弾性部6Bなどからなる。
タンク2の上部の外側には、密閉部材7が設置される。密閉部材7は、横断面がリング形状の部材であり、中心の開口部7aにはステム5が貫通して配置される。
密閉部材7の下面、すなわち、タンク2と接触する面には、ステム5の軸線と同一の軸を有するリング状の溝10が形成される。溝10内には、Oリング11が配置される。Oリング11は、金属製であり、タンク2と密閉部材7とがねじ止めによって密着固定されたとき、溝10内部で潰される。その結果、Oリング11及びタンク2、並びにOリング11及び密閉部材7が密着し、Oリング11は、タンク2と密閉部材7との間の隙間を封じる。タンク2と密閉部材7とを固定するねじは、ステム5の軸線方向に対して平行である。
密閉部材7の上部の外側には、固定部材14が設置される。固定部材14は、横断面がリング形状の部材であり、中心の開口部7aにはステム5が貫通して配置される。
密閉部材7の開口部7aの上部には、ステム5の軸線と同一の軸を有するリング状の溝12が形成される。溝12内には、金属製のメタルリング13が配置される。メタルリング13は、図2に示すように、タンク2側の直径が小さく固定部材14側の直径が大きい円錐台形状であって、皿ばねのような形状を有する。メタルリング13は、密閉部材7と固定部材14とがねじ止めによって密着固定されたとき、溝12内で潰される。その結果、ステム5とメタルリング13が密着し、メタルリング13は、ステム5との間の隙間を封じる。密閉部材7と固定部材14とを固定するねじは、ステム5の軸線方向に対して平行である。
Oリング11やメタルリング13は、金属製であって、エラストマー製のシール部材に比べてアウトガス量が少ない。
また、固定部材14には、半径方向に、固定部材14の外周から開口部14aまで貫通するねじ穴(図示せず。)が形成される。ねじ穴に固定ねじ(図示せず。)が挿通され、固定ねじの先端がステム5に押し当たることによって、ステム5が固定部材14、すなわち、タンク2に対して固定される。
次に、ステム5の位置決め構造について説明する。
ステム5は、図2に示すように、ステム5の外周に鍔15がステム5の本体と一体形成される。鍔15の上面は、ステム5の軸線方向に対して垂直な面である第1位置決め面15Aである。
また、タンク2の溝16よりもタンク2の内面側には、段差部17が形成される。段差部17は、リング形状であって溝16よりも大きな半径を有し、ステム5の軸線と同一の軸を有する。段差部17の下面は、ステム5の軸線方向に対して垂直な面である第2位置決め面17Aである。
第1位置決め面15Aと第2位置決め面17Aは互いに接触し、両者ともステム5の軸線方向に対して垂直であることから、ステム5のタンク2に対する上下方向の位置が決定される。
第1位置決め面15A、又は第2位置決め面17Aは、タンク2と、タンク2内部におけるドリフトチューブ3の設置位置との関係に基づいて、ステム5、又はタンク2にそれぞれ形成される。
従来、上下方向の位置決めは、位置決め面が設けられることなく、ステム5を保持しながら、アライメントテレスコープを用いて微調整して行っていた。一方、本実施形態では、第1位置決め面15Aと第2位置決め面17Aを接触させるだけで位置が決まるため、微調整が不要であり、組立にかかる時間を短縮できる。
また、本実施形態では、第1位置決め面15Aと第2位置決め面17Aは、ステム5の軸線方向に対して垂直であって、精度の高い加工を施しやすい。例えば、特許文献1では、テーパ形状によって、位置決めするとしているが、正確なテーパ形状に加工することや、テーパ形状を有する各部材を組み合わせて精度の良い位置決めをすることは困難である。
ステム5の円筒形状の外周面5Aの上下方向は、ステム5の軸線方向と平行であって、ステム5の外周面5Aは第3位置決め面である。また、タンク2における開口部2aの内周面2Aの上下方向は、ステム5の軸線方向と平行であって、開口部2aの内周面2Aは第4位置決め面である。ステム5と開口部2aの嵌め合いは、緩いすきま嵌めの関係であり、ステム5のタンク2に対する横方向の位置が決定される。ステム5及びタンク2における開口部2aは、高い寸法精度で加工される。
ステム5の外周面5A、又は開口部2aの内周面2Aは、タンク2と、タンク2内部におけるドリフトチューブ3の設置位置との関係に基づいて、ステム5、又はタンク2にそれぞれ形成される。
本実施形態では、第3位置決め面であるステム5の外周面5Aと第4位置決め面である開口部2aの内周面2Aは、ステム5の軸線方向に対して平行であって、精度の高い加工を施しやすい。例えば、特許文献1では、テーパ形状によって、位置決めするとしているが、精度良く加工することが困難である。
また、従来、横方向の位置決めは、位置決め面が設けられることなく、ステム5を保持しながら、アライメントテレスコープを用いて微調整して行っていた。一方、本実施形態では、ステム5の外周面5Aと開口部2aの内周面2Aを接触させるだけで位置が決まるため、微調整が不要であり、組立にかかる時間を短縮できる。
さらに、ステム5の微調整が不要であることから、弾性変形が必要なエラストマー製のリング部材ではなく、金属製のOリング11やメタルリング13を使用して、部材間を封止できる。これにより、エラストマー製のOリングからのアウトガスによって、超高真空状態が阻害されることもない。本実施形態では、また、位置決めの際に位置の微調整が不要であることから、金属製のOリング11やメタルリング13を適用しても、半潰ししながらの位置調整が行われないため、金属製のOリング11やメタルリング13表面のめっきの剥がれなどの不具合が生じにくい。
次に、本実施形態に係る加速器1のタンク2へのステム5の取り付け方法について説明する。
タンク2の上部には、図3に示すように、開口部2aが形成される。また、タンク2の内面側には、溝16と段差部17が形成される。
そして、図4に示すように、リング状のRFコンタクタ6が溝16内部に設置され、タンク2の内部側から、鍔15が一体形成されたステム5が開口部2a内に挿通される。鍔15の第1位置決め面15Aが、段差部17の第2位置決め面17Aに当たって接触すると、ステム5の上下方向の位置が決定される。また、ステム5の外周面5Aと開口部2aの内周面2Aが接触しており、ステム5の横方向の位置も決定される。
その後、図2に示すように、タンク2の上部において、密閉部材7と固定部材14を順にステム5に通して設置する。このとき、Oリング11とメタルリング13も、それぞれ溝10、溝12の内部に同時に設置する。
そして、密閉部材7をタンク2に対してねじ止めによって固定し、固定部材14を密閉部材14に対してねじ止めによって固定する。また、固定部材14の外周側から半径方向に固定ねじを挿入して、固定ねじによってステム5の上下位置及び横位置を固定する。この際、位置決め調整は不要である。
以上、本実施形態によれば、第1位置決め面15Aと第2位置決め面17Aを接触させるだけでステム5の上下方向の位置が決まり、ステム5の外周面5Aと開口部2aの内周面2Aを接触させるだけでステム5の横方向の位置が決まる。そのため、タンク2とステム5の形状によって、タンク2に対するドリフトチューブ3の位置決めが確実になされ、アライメントテレスコープを用いた微調整が不要であることから、位置調整にかかる時間や手間を低減することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る加速器について説明する。
タンク2、ドリフトチューブ4及びステム5は、第1実施形態と同様であり、重複する説明は省略する。なお、ステム5の外周面には、図5に示すように、ステム5の軸線方向に対して平行な真空引き用溝20が形成される。真空引き用溝20は、真空引きの際、密閉部材7とタンク2との間の隙間や、ステム5とタンク2との間の隙間に存在する空気をタンク2の内部側へ導く。
タンク2の上部には、開口部2aが形成され、開口部2aにはステム5が貫通して配置される。
タンク2の上部の外側には、密閉部材7が設置される。密閉部材7は、横断面がリング形状の部材であり、中心の開口部7aにはステム5が貫通して配置される。密閉部材7の下面、すなわち、タンク2と接触する面には、ステム5の軸線と同一の軸を有するリング状の溝10と、開口部2aの縁に沿って溝10よりも内側にリング状の溝18が形成される。溝10内には、Oリング11が配置され、溝18内にはRFコンタクタ6が配置される。Oリング11は、第1実施形態と同様である。RFコンタクタ6は、タンク2の上面とステム5に接触するように設置される。
密閉部材7の開口部7aの上部には、ステム5の軸線と同一の軸を有するリング状の溝12が形成される。溝12内には、金属製のメタルリング13が配置される。メタルリング13は、第1実施形態と同様である。密閉部材7の上部には、固定部材14が設置される。固定部材14は、横断面がリング形状の部材であり、中心の開口部7aにはステム5が貫通して配置される。
密閉部材7のタンク2に対する固定、固定部材14の密閉部材に対する固定、ステム5の固定ねじを用いた固定部材14に対する固定は、第1実施形態と同様である。
次に、ステム5の位置決め構造について説明する。
ステム5の上部には、図5に示すように、ステム5の外周に、リング状の鍔19が固定される。ステム5の外周には、雄ねじが形成され、鍔19の開口部19aの内周面には、雌ねじが形成される。鍔19をステム5の外周に螺合して両者が一体化される。鍔19の下面は、ステム5の軸線方向に対して垂直な面である第1位置決め面19Aである。
固定部材14の上面は、ステム5の軸線方向に対して垂直な面である第2位置決め面14Aである。
第1位置決め面19Aと第2位置決め面14Aは互いに接触し、両者ともステム5の軸線方向に対して垂直であることから、ステム5のタンク2に対する上下方向の位置が決定される。
第1位置決め面19A、又は第2位置決め面14Aは、密閉部材7及び固定部材14が設置されたタンク2と、タンク2内部におけるドリフトチューブ3の設置位置との関係に基づいて、ステム5に設けられた鍔19、又は固定部材14にそれぞれ形成される。
本実施形態では、第1位置決め面19Aと第2位置決め面14Aを接触させるだけで位置が決まるため、微調整が不要であり、組立にかかる時間を短縮できる。また、本実施形態では、第1位置決め面19Aと第2位置決め面14Aは、ステム5の軸線方向に対して垂直であって、精度の高い加工を施しやすい。
第2実施形態における第3位置決め面と第4位置決め面は、上述した第1実施形態と同様である。すなわち、ステム5の円筒形状の外周面5Aの上下方向は、ステム5の軸線方向と平行であって、ステム5の外周面5Aが第3位置決め面である。また、タンク2における開口部2aの内周面2Aの上下方向は、ステム5の軸線方向と平行であって、開口部2aの内周面2Aが第4位置決め面である。ステム5と開口部2aの嵌め合いは、すきま嵌めの関係であり、ステム5のタンク2に対する横方向の位置が決定される。
本実施形態では、第3位置決め面であるステム5の外周面5Aと第4位置決め面である開口部2aの内周面2Aは、ステム5の軸線方向に対して平行であって、精度の高い加工を施しやすい。また、本実施形態では、ステム5の外周面5Aと開口部2aの内周面2Aを接触させるだけで位置が決まるため、微調整が不要であり、組立にかかる時間を短縮できる。
さらに、ステム5の微調整が不要であることから、弾性変形が必要なエラストマーOリングではなく、塑性変形するメタルリング13を使用して、ステム5と密閉部材7との間を封止できる。これにより、エラストマーOリングからのアウトガスによって、超高真空状態が阻害されることもない。
次に、本実施形態に係る加速器1のタンク2へのステム5の取り付け方法について説明する。
タンク2の上部には、図6に示すように、開口部2aが形成される。
そして、図7に示すように、タンク2の内部側から、鍔19が取り付けられる前のステム5が開口部2a内に挿通される。その後、タンク2の上部において、密閉部材7と固定部材14を順にステム5に通して設置する。このとき、Oリング11、メタルリング13及びRFコンタクタ6も、それぞれ溝10、溝12及び溝18の内部に同時に設置する。
そして、密閉部材7をタンク2に対してねじ止めによって固定し、固定部材14を密閉部材14に対してねじ止めによって固定する。
次に、図7に示すように、ステム5の上端が固定部材14よりも上に位置した状態で、鍔19をステム5の上部の外周に螺合して固定する。そして、ステム5を下方へ移動させて、鍔19を固定部材14の上面に設置する。鍔19の第1位置決め面19Aが、固定部材14の第2位置決め面14Aに当たって接触すると、ステム5の上下方向の位置が決定される。また、ステム5の外周面5Aと開口部2aの内周面2Aが接触しており、ステム5の横方向の位置も決定される。
そして、固定部材14の外周側から半径方向に固定ねじを挿入して、固定ねじによってステム5の上下位置及び横位置を固定する。この際、位置決め調整は不要である。
以上、本実施形態によれば、第1位置決め面19Aと第2位置決め面14Aを接触させるだけでステム5の上下方向の位置が決まり、ステム5の外周面5Aと開口部2aの内周面2Aを接触させるだけでステム5の横方向の位置が決まる。そのため、タンク2とステム5の形状によって、タンク2に対するドリフトチューブ3の位置決めが確実になされ、アライメントテレスコープを用いた微調整が不要であることから、位置調整にかかる時間や手間を低減することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る加速器について説明する。
タンク2、ドリフトチューブ4及びステム5は、第1実施形態と同様であり、重複する説明は省略する。
タンク2の上部には、開口部2aが形成され、開口部2aにはステム5が貫通して配置される。タンク2上部の内面側には、開口部2aの縁に沿ってステム5の軸線と同一の軸を有するリング状の段差部21が形成される。段差部21の下面は、ステム5の軸線方向に対して垂直な面である第2位置決め面21Aである。
タンク2上部の外面側には、密閉部材7が設置される。密閉部材7は、横断面がリング形状の部材であり、中心の開口部7aにはステム5が貫通して配置される。密閉部材7の下面、すなわち、タンク2と接触する面には、ステム5の軸線と同一の軸を有するリング状の溝10と、開口部2aの縁に沿って溝10よりも内側にリング状の溝18が形成される。溝10内には、Oリング11が配置され、溝18内には、RFコンタクタ6が配置される。Oリング11は、第1実施形態と同様である。RFコンタクタ6は、タンク2の上面とステム5に接触するように設置される。
密閉部材7の開口部7aの上部には、ステム5の軸線と同一の軸を有するリング状の溝12が形成される。溝12内には、金属製のメタルリング13が配置される。メタルリング13は、第1実施形態と同様である。密閉部材7の上部には、固定部材14が設置される。固定部材14は、横断面がリング形状の部材であり、中心の開口部7aにはステム5が貫通して配置される。
密閉部材7のタンク2に対する固定、固定部材14の密閉部材に対する固定、ステム5の固定ねじを用いた固定部材14に対する固定は、第1実施形態と同様である。
次に、ステム5の位置決め構造について説明する。
ステム5は、図8に示すように、ステム5の外周に段差部22が形成される。段差部22の上面は、ステム5の軸線方向に対して垂直な面である第1位置決め面22Aである。また、段差部21が、上述のとおり、タンク2上部の内面側に形成され、第2位置決め面21Aは、ステム5の軸線方向に対して垂直な面である。
第1位置決め面22Aと第2位置決め面21Aは互いに接触し、両者ともステム5の軸線方向に対して垂直であることから、ステム5のタンク2に対する上下方向の位置が決定される。
第1位置決め面22A、又は第2位置決め面21Aは、タンク2と、タンク2内部におけるドリフトチューブ3の設置位置との関係に基づいて、ステム5、又はタンク2にそれぞれ形成される。
本実施形態では、第1位置決め面22Aと第2位置決め面21Aを接触させるだけで位置が決まるため、微調整が不要であり、組立にかかる時間を短縮できる。また、本実施形態では、第1位置決め面22Aと第2位置決め面21Aは、ステム5の軸線方向に対して垂直であって、精度の高い加工を施しやすい。
第3実施形態における第3位置決め面と第4位置決め面は、上述した第1実施形態と同様である。すなわち、ステム5の円筒形状の外周面5Aの上下方向は、ステム5の軸線方向と平行であって、ステム5の外周面5Aが第3位置決め面である。また、タンク2における開口部2aの内周面2Aの上下方向は、ステム5の軸線方向と平行であって、開口部2aの内周面2Aが第4位置決め面である。ステム5と開口部2aの嵌め合いは、すきま嵌めの関係であり、ステム5のタンク2に対する横方向の位置が決定される。
本実施形態では、第3位置決め面であるステム5の外周面5Aと第4位置決め面である開口部2aの内周面2Aは、ステム5の軸線方向に対して平行であって、精度の高い加工を施しやすい。また、本実施形態では、ステム5の外周面5Aと開口部2aの内周面2Aを接触させるだけで位置が決まるため、微調整が不要であり、組立にかかる時間を短縮できる。
さらに、ステム5の微調整が不要であることから、弾性変形が必要なエラストマーOリングではなく、塑性変形するメタルリング13を使用して、ステム5と密閉部材7との間を封止できる。これにより、エラストマーOリングからのアウトガスによって、超高真空状態が阻害されることもない。
次に、本実施形態に係る加速器1のタンク2へのステム5の取り付け方法について説明する。
タンク2の上部には、図9に示すように、開口部2aが形成される。また、タンク2の内面側には、段差部21が形成される。
そして、図10に示すように、タンク2の内部側から、段差部22が形成されたステム5が開口部2a内に挿通される。段差部22の第1位置決め面22Aが、段差部21の第2位置決め面21Aに当たって接触すると、ステム5の上下方向の位置が決定される。また、ステム5の外周面5Aと開口部2aの内周面2Aが接触しており、ステム5の横方向の位置も決定される。
その後、図8に示すように、タンク2の上部において、密閉部材7と固定部材14を順にステム5に通して設置する。このとき、Oリング11、メタルリング13及びRFコンタクタ6も、それぞれ溝10、溝12及び溝18の内部に同時に設置する。
そして、密閉部材7をタンク2に対してねじ止めによって固定し、固定部材14を密閉部材14に対してねじ止めによって固定する。また、固定部材14の外周側から半径方向に固定ねじを挿入して、固定ねじによってステム5の上下位置及び横位置を固定する。この際、位置決め調整は不要である。
以上、本実施形態によれば、第1位置決め面22Aと第2位置決め面21Aを接触させるだけでステム5の上下方向の位置が決まり、ステム5の外周面5Aと開口部2aの内周面2Aを接触させるだけでステム5の横方向の位置が決まる。そのため、タンク2とステム5の形状によって、タンク2に対するドリフトチューブ3の位置決めが確実になされ、アライメントテレスコープを用いた微調整が不要であることから、位置調整にかかる時間や手間を低減することができる。
なお、上記第3実施形態では、ステム5の段差部22における第1位置決め面22Aが、タンク2の第2位置決め面21Aと接触する場合について説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、段差部22には、図11に示すようにリング部材23が設置されてもよく、リング部材23の上面が第1位置決め面23Aとなって、第1位置決め面23Aがタンク2の第2位置決め面21Aと接触することによって、タンク2に対するステム5の位置決めがされてもよい。リング部材23は、例えばSUS304製であり、段差部22における導電性を低下させ、例えばRFコンタクタ6に電気が積極的に流れるようにする。
1 ドリフトチューブ型線形加速器
2 タンク(加速空洞部)
2A 内周面(第4位置決め面)
2a,7a,14a,19a 開口部
3 ドリフトチューブ
4 イオンビーム
5 ステム
5A 外周面(第3位置決め面)
6 RFコンタクタ
7 密閉部材
10,12,16,18 溝
11 Oリング
13 メタルリング
14 固定部材
14A,17A,21A 第2位置決め面
15,19 鍔
15A,19A,22A 第1位置決め面
17,21,22 段差部
23 リング部材

Claims (5)

  1. ドリフトチューブが一端に接続され、軸線方向に対して垂直な面である第1位置決め面が形成された棒状のステムと、
    前記ステムが壁部上部に設置され、前記ステムの軸線方向に対して垂直な面であり、前記第1位置決め面と接触する第2位置決め面が形成された円筒状の加速空洞部と、
    を備え、
    前記第1位置決め面、又は前記第2位置決め面は、前記加速空洞部と、前記加速空洞部内部における前記ドリフトチューブの設置位置との関係に基づいて、前記ステム、又は前記加速空洞部にそれぞれ形成され
    前記ステムの外周面には、タンクの内部に接続され、かつ、前記ステムと前記タンクとの隙間に接続される真空引き用溝が形成されるドリフトチューブ型線形加速器。
  2. 前記ステムが貫通して配置される開口部が形成された密閉部材と、
    前記タンクと前記密閉部材との間の隙間を封じるOリングと、
    前記密閉部材と前記ステムとの間の隙間を封じるメタルリングとをさらに備え、
    前記真空引き用溝は、前記タンクと前記密閉部材との間の隙間にさらに接続される請求項1に記載のドリフトチューブ型線形加速器。
  3. 前記ステムの外周面は、該外周面上の上下方向が前記ステムの軸線方向に対して平行である第3位置決め面であり、
    前記加速空洞部は、前記ステムが軸線方向に挿入される開口部を有し、
    前記開口部の内周面は、該内周面上の上下方向が前記ステムの軸線方向に対して平行な面で、前記第3位置決め面と接触する第4位置決め面であり、
    前記第3位置決め面、又は前記第4位置決め面は、前記加速空洞部と、前記加速空洞部内部における前記ドリフトチューブの設置位置との関係に基づいて、前記ステム、又は加速空洞部にそれぞれ形成される請求項1または2に記載のドリフトチューブ型線形加速器。
  4. 前記第2位置決め面は、前記加速空洞部外部側に形成され、
    前記第1位置決め面は、前記ステムにおいて前記加速空洞部の内部側向きに形成される請求項1から3のいずれか1項に記載のドリフトチューブ型線形加速器。
  5. 前記ステムの周囲に金属製のリング状のシール部材が設置される請求項1から4のいずれか1項に記載のドリフトチューブ型線形加速器。
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