JP5766170B2 - ワイヤー保持スロットを有する医療器具チップ - Google Patents

ワイヤー保持スロットを有する医療器具チップ Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤー保持スロットを有する医療器具チップに関するもので、特にワイヤーの不注意な移動を防ぐ拡大したワイヤー保持室を備えた器具チップに関する。
腹腔鏡検査などのような医療処置では、患者の体腔内に挿入するためにチューブの先端にチップを使用すると、必要な切開を最小限とすることができ、安価でより早い回復を望むことができるため有益である。例えば、比較的大きな切開(回復に1か月程度を要するような)を必要とする侵襲的処置と対照的に、腹腔鏡手術を受ける患者は一般的に、2,3日から1週間の内に、通常の活動に戻ることができる可能性がある。以下「腹腔鏡下である」という語が使われるが、「腹腔鏡下である」という語は、例えば、比較的小さな切開で済む、経腔的内視鏡下手術(Natural Orifice Transluminal Endoscopic Surgery (NOTES))、関節鏡、内視鏡、骨盤スコープ及び/又は胸腔鏡またはこれらに類似し関連した処置を含むものである。
胃バイパス手術は、比較的一般的に行われるようになっている。図1、図2は従来の胃バイパス・バンド装置等に適用されるチップ310(以下、チップ310)を示すもので、胃バイパス手術の間、シャフト12に結合されたチップ310を有する腹腔鏡器具380は、外科医が胃バイパス・バンド(図示せず)を設置し、確保し、締めるのを助けるのに用いられる。端部にループを有する縫合糸50を備えたバンドは、ループを受け入れるスロット330を持ち、外科医がバンドの位置を定めるチップを必要とする。胃バイパス・バンド装置等に適用される従来のチップには、手術の締め付けステージにおいて、ループが不用意にスリップするのを防ぐ術がない。
上述の従来のチップ310は、スロットの壁の間の直径が一定の直線状のスロットを持ち、該チップに縫合糸50を係合させた後、スロット壁の間に縫合ループを保持する術がない。むしろ、一旦縫合糸50がチップ310に係合され、捕えられたならば、外科医または他のユーザーは、スロット330の底で縫合糸を保つために近位方向への牽引力(それによって縫合ループに緊張を引き起こす)を与えなければならない。ユーザーが器具380を引っ張ることをやめる、あるいは、ユーザーが不注意に遠位方向に器具を押した場合、縫合糸50がチップ310から外れるおそれがある。そして、外科医が縫合糸を再び係合させようとすることで、手術時間を延ばし、患者の合併症を引き起こす危険がある。
本発明は、外科医がバンドを正しい位置に配置してぴんと張ることができるように、胃バイパス・バンド装置の縫合ループのような縫合糸を保持することができるチップを提供する。そして、本発明によれば、縫合糸(他の糸またはワイヤーを含む)を同縫合糸にかかる圧力または他の力の有無にかかわらずチップによって確実に保持することができる。これにより、バンドを目的とする場所に位置させている間、使用者は縫合糸を自由に移動させることができる。
本発明による器具チップは、 チップの幅方向に延び、その両側に開口して、ワイヤーを移動可能に保持するワイヤー保持室;及び、上記チップの最も外側から、該チップの軸線に対して傾斜した傾斜方向に延びて上記ワイヤー保持室に接続するワイヤー保持スロット、を備え、このワイヤー保持スロットは、上記ワイヤー保持室の直径よりも小さい直径であることを特徴とする。
本発明による器具チップは、その一実施形態では、器具チップの上記ワイヤー保持スロットが、その一部に、該ワイヤー保持スロットよりも直径の小さい出口規制部を備えている。また、上記出口規制部の直径はワイヤーの直径と略同一であっても良い。さらに、上記出口規制部は、上記ワイヤー保持室に開口する上記ワイヤー保持スロット内に位置させることが好ましい。
上記の実施形態では、上記ワイヤー保持スロットは、上記ワイヤー保持室に対して、該ワイヤー保持室に開口する上記ワイヤー保持スロットからチップの高さ方向にオフセットさせることができる。また、上記ワイヤー保持スロットはワイヤー保持室に向かって直径を減少させていてもよい。さらに、上記ワイヤー保持室は、上記ワイヤー保持スロットが上記ワイヤー保持室に開口する場所にバックストップを有し、該バックストップの高さは、ワイヤー保持室の最も大きな直径の少なくとも半分とすることができる。
本発明の器具チップは、別の態様では、対向する壁を備え、チップの、長手方向に直交する、横方向に延びるワイヤーを受け入れる縫合糸受容スロット;
該縫合糸受容スロットは、上記チップの最も外側から、該チップの長手方向軸に対して傾斜方向に延びていること;縫合糸受容スロットの端部に接続する保持室;及び、上記保持室は、上記チップの幅方向に対して直交する方向において、上記縫合糸受容スロットの対向する壁の距離よりも大きい直径を持ち、上記縫合糸受容スロットと保持室は上記チップの幅方向に延びていて該チップの両側に開口していることを特徴とする。
本発明のさらなる特徴は、器具チップの上記保持室を略楕円形状としている点である。また、上記チップの近位端部は器具のシャフトに着脱可能であり、上記チップの近位端部は、器具のシャフトに着脱可能にねじ結合されている。さらに、上記縫合糸受容スロットは上記チップの最も外側から上記チップの遠位端に延びている。
本発明は、ワイヤー配置器具の態様では、シャフト;及び、上記シャフトの遠位端に装着されたチップであって、該チップの、長手方向に直交する、幅方向に延びるワイヤーを受容するためのチップスロット;を有し、上記チップスロットは、上記チップの最も外側から内側に向かって放射状に延びるワイヤー保持スロット;及び、上記ワイヤー保持スロットの底部に位置し、上記ワイヤー保持スロットの直径よりも大きな直径を持つ、移動可能なワイヤーを保持するワイヤー保持室、を有することを特徴とする。
本発明のワイヤー配置器具の上記ワイヤー保持スロットは、好ましくは、上記チップの長手方向軸に対して傾斜した方向に延びており、また、上記ワイヤー保持スロットは遠位方向に傾斜して延びている。さらに、上記ワイヤー保持スロットが、その一部に、該ワイヤー保持スロットよりも直径の小さい出口規制部を備えると好ましい。
さらに、本発明のワイヤー配置器具の上記チップは上記シャフトの遠位端に着脱可能に装着されており、また、上記チップは上記シャフトの遠位端に着脱可能にねじ結合されていると好ましい。
また、上記ワイヤー保持室が、上記ワイヤー保持スロットが上記ワイヤー保持室に開口する場所にバックストップを有し、該バックストップの高さを、ワイヤー保持室の最も大きな直径の少なくとも半分とすると好ましい。
本発明は、ワイヤー配置器具の操作方法の態様では、該ワイヤー配置器具のワイヤー保持スロット内にワイヤーを受け入れるステップ;上記ワイヤーをチップの最も外側から上記ワイヤー保持スロットの底部にあるワイヤー保持室へ径方向内方に移動させるステップ;及び、上記ワイヤー保持スロットの直径よりも大きな直径を持つワイヤー保持室によってワイヤーを保持するステップ;を有することを特徴とする。
本発明の他の典型的な実施例と特徴は本明細書と添付の図面を再検討することによって確かめることができる。そして、上記の説明は本発明を限定するために考慮されてはならない。
本発明によれば、胃バイパス・バンド装置の縫合ループのような縫合糸(他の糸またはワイヤーを含む)をチップによって確実に保持することができる。
本発明は以下の好ましい図示実施形態によってさらに詳細に説明される。説明において、同じ符号は同じ構成要素を示している。
従来の医療器具チップを示す図である。 従来の医療器具チップに縫合糸を把持した状態を示す図である。 本発明による医療器具チップの一実施形態を示す図である。 本発明による医療器具チップに縫合糸を把持した状態を示す図である。
ここに示される事項は、一例であって、また、本発明の実施形態の例示の議論のみを目的とするもので、本発明の原理及び概念を最も有用で容易に理解できるように示されている。この点に関し、本発明の構造の詳細については本発明の基本的な理解のために必要とされる以上には示していないが、当業者であれば、明細書及び図面から、本発明のいくつかの実施形態がどのようであるか明らかであり、実際に具体化することができる。
図3及び図4は、本発明の一実施形態としての器具チップ10(以下、チップ10)を示している。チップ10は金属で作ることが望ましいが、当業者は、他のどのような材料でも作ることができることを理解する。チップ10は、腹腔鏡器具380のシャフト12への着脱が可能であることが望ましい。また、チップ10はその近位端の中心部(図3のZ方向)にあるバックハブ16のねじ14を介してシャフト12に着脱可能とすることが望ましい。当業者は、他の機構によってチップをシャフトに着脱可能とすること、あるいは、チップをシャフトと一体にしてもよいことを理解する。チップを着脱することができる典型的なシャフト12は米国特許出願番号第12/850,905号に開示されており、その内容は本明細書に参照として引用されている。チップ10の遠位端は、本実施形態では、患者の体腔内に挿入やすくするために、丸くなっている。
チップ10は、外科医がバンドを正しく位置させて引っ張ることができるように、縫合ループのような縫合糸50を受け入れて保持するものである。本実施形態は、医療処置に関する事項を含んでいるが、医療分野に限らず、縫合や結合が必要な場合、ワイヤー、ひも、ロープ、ベルト、ホースやその他細くて柔軟な材質では遠く、及び/又は届くことが困難な場所、例えばクマのぬいぐるみの襟を縫うときやイルミネーションを飾るときなどに本発明を用いることができる。本実施形態では、チップは大略円筒形状をなしていて、一般に断面円形(図3のX-Z方向の面)であり、類似した横断面のシャフトに着脱される。しかし、当業者はチップを他の適当な形状とすることができることを理解する。
チップ10は、縫合糸を受け入れるためのスロット30を備えている(縫合糸はチップのボディ内に組み込むことも可能である)。このスロット30は、チップ10のその径方向全幅(図3のX方向)に延びていて、同チップの両側面に開口している。スロット30は、主に2つのセクション、すなわち、ワイヤー保持スロット32とワイヤー保持室34に分割されている。ワイヤー保持スロット32は、チップの最も外側(径方向の最外側表面)に、縫合糸50が該ワイヤー保持スロットに入り込む(導く)入口ガイドスロット36を備えている。ワイヤー保持スロット32は、ワイヤー保持室34まで延び、同保持室34に開口している。本実施形態では、ワイヤー保持スロット32は湾曲形状に形成されていて、同ワイヤー保持スロット32の対向する壁の間の距離(すなわち、直径)は、ワイヤー保持室34の方へ向かって徐々に短く(細く)なっていく。ワイヤー保持スロット32は、ワイヤー保持室34に向かって遠位側へ延びており、チップ10の軸線方向に対して傾斜した方向(図3のY方向に対して傾斜した方向)に延びている。この傾斜方向は、胃バイパス手術を行うときに好ましい構成である。しかし、当業者は、ワイヤー保持スロット32は、ワイヤー保持室34に向かって近位側に延びる(すなわち、ワイヤー保持室34が入口ガイドスロット36の近位側に存在する(図3のY方向))ように、ワイヤー保持スロット32が近位側に延びていてもよく、あるいは、チップ10の放射中心の方向(すなわち、図3のZ方向)へ、ワイヤー保持スロット32が放射状に延びていてもよいことを理解する。
本実施形態では、ワイヤー保持スロット32の対向した壁の間で最も狭いスペースは出口規制部38を構成し、この出口規制部38は、ワイヤー保持スロット32がワイヤー保持室34と接続する部分(すなわち、チップの図3のZ方向の外側から最も遠い部分に位置するワイヤー保持スロットの部分)に位置している。しかし、当業者は、出口規制部38がワイヤー保持スロット32に沿ってどこか他の部分に設けてもよいことを理解する。本実施形態では、出口規制部38は、ワイヤー保持室34からの縫合糸がずれることを防ぐために、概ねまたは正確に、用いられるワイヤーまたは縫合糸50と同じサイズである。使われる縫合糸の種類は2-0の糸が望ましいが、当業者は、他のサイズのバンド、ひも、ワイヤーなどを代わりに用いることができることを理解する。さらに本実施形態では、チップ10の直径とシャフト12(図3のX-Z方向の面で最も幅広の点)は5ミリメートルであるが、当業者は、チップ10が5ミリメートルより大きく、または小さくてもよいことを理解する。出口規制部38は、チップの全ての幅(図3のX方向)に連続的に延びている必要はなく(たとえば、出口規制部38が1つ以上のボスを含んでいてもよい)、一方、出口規制部38が縫合糸50を切断することがないように、先鋭にしないことが好ましい。
ワイヤー保持室34は特定な形状である必要はなく、その直径(図3のX-Z方向面における)がワイヤー保持スロット32の対向する壁の距離よりも大きく、縫合糸50がワイヤー保持室の中で「浮く」ことができればよい。しかし、本実施形態では、縫合糸50がワイヤー保持室34からワイヤー保持スロット32に不用意に移動することがないように、ワイヤー保持室34はワイヤー保持スロット32に向けて先細りになるようには形成されていない。このように、ワイヤー保持室34の形状(図3のY-Z面における)は、楕円形、多角形、砂時計型、インゲンマメ型や他のどのような形とすることができる。また、本実施形態では、ワイヤー保持室34(及びワイヤー保持スロット32も)の形状は、チップ(図3のX方向)の幅方向に、一様にかつプリズム状に延びている。別言すると、スロット30の寸法はチップの幅方向(図3のX方向)に沿って均一である。しかし、図3に示すように、曲がったワイヤーまたは縫合糸50に対応させてこれを収納するように、ワイヤー保持室34は弧状(図3のX-Y面における)とすることができる。
本実施形態では、ワイヤー保持室34がワイヤー保持スロット32と接続する部分は、ワイヤー保持室34の中心からオフセットして、壁状のバックストップ40を構成している。バックストップ40は、Z方向の高さが、ワイヤー保持室34のZ方向の直径より大きいことが望ましい。バックストップ40は、縫合糸50を係合させ、かつワイヤー保持スロット32に戻るのを防ぐために機能すれば、曲線状でも平面状でもよい。本実施形態では、ワイヤー保持室34内を縫合糸50が移動する間、バックストップ40を含むワイヤー保持室の入り組んだ空間のために、縫合糸50はワイヤー保持スロット32に入ることなく、ワイヤー保持室34の一方の壁と接触するであろう。ワイヤー保持室34内の縫合糸50が、何らかの理由でワイヤー保持スロット32に入っても、出口規制部38により、縫合糸50がスロット30から出るのを防止する。このように、近位方向への牽引力がないときにも、縫合糸50はチップ10の中に確実に保持される。
縫合糸50をチップ10に取り込む方法及び取り外す方法を以下に説明する。縫合糸50を取り込むために、外科医は、(器具12に固定されている)チップ10を、縫合糸50に対して、まず遠位方向に移動させ、(または、縫合糸50がループをなしている場合には、そのループ内にチップ10を移動させ)、縫合糸50を入口ガイドスロット36の位置へ移動させる。一旦縫合糸50が入口ガイドスロット36に入ったら、外科医はワイヤー保持スロット32の中で縫合糸50が移動するように、縫合糸50を保持したままのワイヤー保持室34に縫合糸50が全て入るまでチップ10を近位方向に牽引する(すなわち、チップ10は、縫合糸50をワイヤー保持スロット32内に維持しつつ牽引される)。一方、縫合糸50からチップ10を外すには、外科医は縫合糸50がワイヤー保持室34を出て、ワイヤー保持スロット32に入り、出口規制部38に移動するほどの十分な力で、チップ10を遠位方向に動かす。一旦縫合糸50が出口規制部38を通過したら、外科医は縫合糸がワイヤー保持スロット32を通るように、縫合糸が入口ガイドスロット36を通ってチップから出るまで該チップ10を遠位方向に押し続ける。
本明細書による開示は、その様々な態様、実施形態及び/又は特定の特徴の1つ以上あるいは附属要素によって、1つ以上の利点を示すことを意図したものである。
ここに記載した実施形態の図面は、様々な実施形態の構造の一般的な理解のために提供することを意図したものである。これらの図面は、全ての要素、装置の特徴及びここに記載した製法や構造を利用するシステムの完全な説明を提供することは意図していない。当業者は本明細書を検討することで、他の多くの実施形態が明らかであろう。他の実施形態は、本明細書の開示範囲から逸脱しない範囲で構造的及び論理的な置換及び変更がなされ、本明細書から導出されて利用されてもよい。また図面は、単に表象であり、原寸に比例していない。図面中、他の部分が最小限に抑えられる一方で、特定部分が誇張されていてもよい。したがって、明細書及び図面は、むしろ、限定的というのではなく、例示的とみなされる。
ここで、記載した1またはそれ以上の実施形態を、個別及び/又は集合的に、他の特定発明や発明概念に本出願の範囲を自発的に限定することを意図せず、単に利便性のために「発明」という用語を用いて呼ぶ。また、ここでは特定の実施形態について図示及び説明してきたが、図示実施形態に替えて、同一または類似の目的を達成するためのアレンジを施してもよいのは明らかである。この開示は、任意及び全ての後続の適応や様々な実施形態の変形をカバーすることを意図している。上記実施形態の結合は、他の実施形態はここで特別には記載していないが、本明細書の記載を再検討すれば当業者には明らかであろう。
特に定められない限り、本明細書の全ての技術的、科学的専門用語は当業者が一般に理解するものと同じ意味を持つ。本明細書の説明で使われる用語は、特定の実施形態だけを記述するためにあって、この発明で限定することを意図しない。本明細書と特許請求の範囲で用いられている言葉は、前後関係で明らかでない限り、単数形である「a」「an」、そして「the」は複数形も含むことを意図する。ここに記載の全ての出版物、特許出願、他の引用は、参照として明示されている。
特に明記しない限り、明細書とクレームにおいて、多量の成分を表している数などは全て「約」という言葉に変換されている。ここで用いられている「一般的に」はバリエーションに考慮して、発明が有効である間、「近似するもの」として理解するものとする。したがって、特に明記しない限り、数的・幾何学的な要因と関係は以下で詳述することとし、添付されているクレームは本発明で得ることが望まれる特性次第で異なってくることが考えられるものである。少なくとも、かつ請求の範囲への均等論の適用を制限する意図ではなく、各数値及び幾何学的なパラメーター並びにそれらの関係は、所定の桁数迄及び四捨五入を考慮して解釈されなければならない。
発明の要約は、特許請求の範囲または意味を解釈又は限定しないと理解した上で提出されている。さらに、前述の詳細な説明では、開示の合理化をはかるため、様々な機能を一緒にグループ化しあるいは一つの実施形態の中で記載してある。本開示は、クレーム化された実施形態は各請求項に明示的に記載されたよりも多くの機能が要求されるという意図を反映するように解釈されていない。むしろ、前述の請求項を反映させると、本発明の主題は、記載したどの実施形態の機能の全てよりも少なくなるように向けられている。よって、クレーム事項を別々に定義したように各クレームが自立していることで、前述のクレームは詳細な説明に組み込まれている。
上記記載した事項は例示であって限定ではなく、特許請求の範囲は、そのような修正、機能強化及び本発明の範囲及び趣旨を逸脱しない範囲に収まる他の実施形態の全てをカバーするよう意図している。だから、法律で許容される最大範囲で、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲及びその均等物の広範な許容解釈によって決定されるべきであり、そして上記の詳細な説明によって制限または限定されない。
10 チップ
32 ワイヤー保持スロット
34 ワイヤー保持部屋
50 ワイヤー

Claims (18)

  1. 略円形の断面を有する略円筒形のチップ本体;
    上記チップ本体の幅方向に延び、その両側に開口して、ワイヤーを移動可能に保持するワイヤー保持室;
    該チップ本体の軸線に対して傾斜した傾斜方向に延びて上記ワイヤー保持室に接続するワイヤー保持スロット;及び
    上記チップ本体の最も外側に位置し、上記ワイヤー保持スロットに連続する入口ガイドスロット;
    備え、
    上記ワイヤー保持スロットの互いに対向する壁の間の距離は、上記入口ガイドスロットから上記ワイヤー保持室に向かって連続的に小さくなり、かつ該対向する壁の間の最大距離は、上記ワイヤー保持室の最大径より小さいこと;及び
    上記ワイヤー保持室は、上記ワイヤー保持スロットとの接続部を含む全てが、滑らかに連続する曲面からなっていること:
    を特徴とする器具チップ。
  2. 請求項1記載の器具チップにおいて、上記ワイヤー保持スロットは、その一部に、該ワイヤー保持スロットの残部よりも直径の小さい出口規制部を備えている器具チップ。
  3. 請求項2記載の器具チップにおいて、上記出口規制部の直径はワイヤーの直径と略同一である器具チップ。
  4. 請求項2記載の器具チップにおいて、上記出口規制部は、上記ワイヤー保持室に開口する上記ワイヤー保持スロット内に位置している器具チップ。
  5. 請求項1記載の器具チップにおいて、上記ワイヤー保持スロットは、上記ワイヤー保持室に対して、該ワイヤー保持室に開口する上記ワイヤー保持スロットからチップの高さ方向にオフセットしている器具チップ。
  6. 請求項1記載の器具チップにおいて、上記ワイヤー保持室は、上記ワイヤー保持スロットが上記ワイヤー保持室に開口する場所にバックストップを有し、該バックストップの高さは、ワイヤー保持室の最も大きな直径の少なくとも半分である器具チップ。
  7. 略円形の断面を有する略円筒形のチップ本体;
    対向する壁を備え、上記チップ本体の、長手方向に直交する、横方向に延びるワイヤーを受け入れる縫合糸受容スロット;
    該縫合糸受容スロットは、上記チップ本体の最も外側から、該チップの長手方向軸に対して傾斜方向に延びていること;及び
    上記縫合糸受容スロットの端部に接続する保持室;
    を備え、
    上記保持室は、上記チップ本体の幅方向に対して直交する方向において、上記縫合糸受容スロットの対向する壁の間の距離よりも大きい直径を持ち、上記縫合糸受容スロットと保持室は上記チップの幅方向に延びていて該チップ本体の両側に開口していること;
    上記縫合糸受容スロットの対向する壁の間の距離がチップ本体の最も外側から上記保持室の方向に向かって連続的に小さくなり、該対向する壁の間の最大距離は、上記保持室の最大径より小さいこと;及び
    上記保持室は、上記縫合糸受容スロットとの接続部を含む全てが、滑らかに連続する曲面からなっていること:
    を特徴とする器具チップ。
  8. 請求項7記載の器具チップにおいて、上記保持室は、略楕円形状である器具チップ。
  9. 請求項7記載の器具チップにおいて、上記チップの近位端部は器具のシャフトに着脱可能であるチップ。
  10. 請求項9記載の器具チップにおいて、上記チップの近位端部は、器具のシャフトに着脱可能にねじ結合されている器具チップ。
  11. 請求項7記載の器具チップにおいて、上記縫合糸受容スロットは上記チップの最も外側から上記チップの遠位端に延びている器具チップ。
  12. シャフト;及び
    上記シャフトの遠位端に装着されたチップであって、該チップの、長手方向に直交する、幅方向に延びるワイヤーを受容するためのチップスロット;
    を有し、
    上記チップスロットは、
    上記チップの最も外側から内側へ向かって放射状に延びるワイヤー保持スロット;及び
    上記ワイヤー保持スロットの底部に位置し、ワイヤーを移動可能に保持するワイヤー保持室;
    を有し、
    上記ワイヤー保持スロットの互いに対向する壁の間の距離は、上記チップの最も外側から該ワイヤー保持室に向かうに従い連続的に小さくなり、該対向する壁の間の最大距離は、上記ワイヤー保持室の最大径より小さいこと;及び
    上記ワイヤー保持室は、上記ワイヤー保持スロットとの接続部を含む全てが、滑らかに連続する曲面からなっていること:
    を特徴とするワイヤー配置器具。
  13. 請求項12記載のワイヤー配置器具において、上記ワイヤー保持スロットは、上記チップの長手方向軸に対して傾斜した方向に延びているワイヤー配置器具。
  14. 請求項13記載のワイヤー配置器具において、上記ワイヤー保持スロットは遠位方向に向かって、上記チップの長手方向軸に対して、傾斜して延びているワイヤー配置器具。
  15. 請求項12記載のワイヤー配置器具において、上記チップは前記シャフトの遠位端に着脱可能に装着されているワイヤー配置器具。
  16. 請求項15記載のワイヤー配置器具において、上記チップは前記シャフトの遠位端に着脱可能にねじ結合されているワイヤー配置器具。
  17. 請求項12記載のワイヤー配置器具において、上記ワイヤー保持スロットは、その一部に、該ワイヤー保持スロットの残部よりも直径の小さい出口規制部を備えているワイヤー配置器具。
  18. 請求項12記載のワイヤー配置器具において、上記ワイヤー保持室は、上記ワイヤー保持スロットが上記ワイヤー保持室に開口する場所にバックストップを有し、該バックストップの高さは、ワイヤー保持室の最も大きな直径の少なくとも半分であるワイヤー配置器具。
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