JP5766161B2 - 歩行補助杖 - Google Patents

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Description

本発明は、足を骨折した場合など足の不自由な人が歩行の助けとする歩行補助杖に関するものである。
歩行を補助する杖として、松葉杖が古くから用いられている。松葉杖は、杖の上部が松葉のように二股に分岐しており、その上端に横架された脇当て(横木)と、脇当ての下方で、分岐した杖間に横架されたグリップとを備えている。使用時には、脇当てを脇の間に挟むと共にグリップを手のひらで握り、体重の一部を杖にあずけながら歩行する(特許文献1参照)。
しかしながら、使用者の腕の長さや腕・手首の角度等の体型は人それぞれ異なることから、従来の松葉杖では、使用者の体型に合わない場合があった。その場合には、松葉杖で身体を支えにくく、歩行を補助する杖として使いにくいものであった。また、使用者の体型に合わないと、グリップが握りにくいことがあった。
そこで、本発明は、上記の実状に鑑み、使用者の体型に合わせることができる使いやすい歩行補助杖を提供することを、課題とするものである。
本発明にかかる歩行補助杖は、
「長棒状の杖本体と、
該杖本体の上端に設けられた脇当てと、
前記杖本体を挿通させた筒状部、及び、該筒状部において周方向に交差する方向に形成されたスリットを備え、該スリットの幅が押し狭められた状態で前記杖本体に固定されると共に、固定されていない状態で、前記杖本体の少なくとも一部に沿ってスライドし前記杖本体の軸周りに回転するスライド体と、
該スライド体に支持されたグリップとを具備する」ものである。
本構成の歩行補助杖では、グリップを支持するスライド体が筒状部を有しており、この筒状部が杖本体を挿通させている。筒状部には周方向に交差する方向にスリットが形成されているため、スリットの幅が押し狭められると、筒状部の内周面が杖本体の外周面に圧接され、スライド体が杖本体に固定される。ここで、スリットの幅を押し狭めるための構成としては、スリットの両端にそれぞれ屈曲片を設け、屈曲片どうしをボルト等の締付けにより接近させる構成や、スリットの両側のうち一方から、他方に向かって連結片を延設し、連結片を筒状部の外周面と重ね合わせてボルト等で留め付ける構成、を例示することができる。
従って、本発明の歩行補助杖によれば、スライド体を杖本体に沿ってスライドさせてから、スライド体を杖本体に固定することにより、グリップを支持するスライド体の高さを変えることができる。これにより、脇当てとグリップとの間の距離を、使用者の腕の長さに合わせて調整することができる。また、スライド体は、杖本体の外周面に圧接されて固定されるものであるため、杖本体に設けられた螺子孔にボルトで留め付けるような場合とは異なり、スライド体の高さを任意の高さとすることができる。これにより、脇当てとグリップとの間の距離を、微調整することができる。
また、スライド体を杖本体の軸周りに回転させてから、スライド体を杖本体に固定することにより、脇当てに対するグリップの角度を変えることができる。これにより、脇当てに対するグリップの角度を、使用者の腕や手首の角度に合わせて調整することができる。そして、この角度は任意の角度とすることができるため、脇当てに対するグリップの角度を、微調整することができる。
なお、杖本体の断面の外形や筒状部の断面の内形は、杖本体に固定されていない状態でスライド体がスライドし回転する範囲で、適宜設定することができる。また、杖本体の軸方向の一部分のみで、スライド体をスライドさせる場合は、その部分と他の部分とで杖本体の断面の外形を異ならせることも可能である。更に、杖本体は、中空の長棒状であっても中実の長棒状であってもよい。
以上のように、本発明では、脇当てとグリップとの間の距離と、脇当てに対するグリップの角度との両方を調整することができるため、使用者の体型に合わせることができる使いやすい歩行補助杖を提供することができる。
本発明にかかる歩行補助杖は、上記構成において、
「前記スライド体は、
前記スリットの両側から、それぞれ前記筒状部の軸方向に交差する外方向に延出され、少なくとも前記スライド体が前記杖本体に固定されていない状態で互いに離隔している第一延出片及び第二延出片と、
前記第一延出片及び前記第二延出片を締結する締結部材と、
前記第一延出片及び前記第二延出片の一方の先端部に立設されたスタンド部とを更に備え、
前記グリップは、前記スタンド部に支持されている」ものとすることができる。
本構成の歩行補助杖では、スリットの両側からそれぞれ延出された第一延出片及び第二延出片が、スライド体が杖本体に固定されていない状態で離隔している。これにより、第一延出片及び第二延出片を締結部材で締結し、互いに接近させることにより、スリットの幅を押し狭めることができる。
また、本構成では、使用者が握るグリップは、第一延出片または第二延出片の先端部に立設されたスタンド部に支持されている。これにより、歩行補助杖の使用中、使用者の体重はグリップを介して、スタンド部が立設された部分のスライド体に加わる。スタンド部は、第一延出片または第二延出片の先端部に立設されているため、使用者の体重が加わる部分は、第一延出片または第二延出片の長さ分だけ、杖本体から外側に離れている。その結果、使用者の体重がグリップにかかった状態では、筒状部の軸方向が杖本体の軸方向に対して傾き、筒状部の内周面が杖本体の外周面に圧接される。これにより、第一延出片及び第二延出片を締結部材で過度に締め付けることを要することなく、意図せずにスライド体が、杖本体に沿ってスライドするおそれや杖本体の軸周りに回転するおそれを、抑制することができる。
ここで、第一延出片及び第二延出片は、少なくともスライド体が杖本体に固定されていない状態で互いに離隔していればよく、スライド体が杖本体に固定された状態では離隔していても当接していてもよい。また、第一延出片及び第二延出片の大きさや形状は、同一・対称であっても異なっていてもよい。更に、第一延出片及び第二延出片を締結する締結部材としては、第一延出片及び第二延出片それぞれに設けられた貫通孔を挿通するボルト、及びこれと螺合するナットとの組み合わせ、第一延出片及び第二延出片の一方に設けられた貫通孔を挿通するボルトと、他方に設けられた螺子孔との組み合わせ、を例示することができる。
本発明にかかる歩行補助杖は、上記構成に加え、
「前記杖本体は、
外筒部と、
該外筒部の少なくとも一部に挿入された内筒部と、
外周面に螺子山が形成され、前記外筒部内に回転自在に支持されていると共に、モータの駆動により正逆回転する螺子軸部と、
前記内筒部に内嵌され、前記螺子軸部と螺合したナット部とを備える」ものとすることができる。
本構成の歩行補助杖では、モータの駆動により螺子軸部を一方向に回転させると、螺子軸部は螺合するナット部に対して軸方向に沿って一方向に移動する。一方、モータの駆動により螺子軸部を他方向に回転させると、螺子軸部はナット部に対して軸方向に沿って他方向に移動する。このような螺子軸部の相対的な運動に伴い、螺子軸部を支持する外筒部は、内筒部に対して上昇または下降するため、杖本体の全長を変化させることができる。
従って、本構成の歩行補助杖によれば、脇当てとグリップとの間の距離を変化させることができることに加えて、杖本体の全長(脇当ての高さ)を変化させることができる。これにより、使用者の体格に合わせて、より調整しやすい、より使いやすい歩行補助杖を提供することができる。また、歩行補助杖の不使用時に杖本体の全長を短くすることができるため、収納や持ち運びが容易である。
以上のように、本発明によれば、使用者の体型に合わせることができる使いやすい歩行補助杖を、提供することができる。
本発明の一実施形態の歩行補助杖の斜視図である。 図1の歩行補助杖の縦断面図である。 図1の歩行補助杖における(a)グリップ及びスライド体の分解斜視図であり、(b)スライド体の平面図である。 杖本体の全長の変化、及びグリップの高さの変化の説明図である。 脇当てに対するグリップの角度の変化の説明図である。
以下、本発明の一実施形態である歩行補助杖1について、図1乃至図5を用いて説明する。なお、以下では、身体の右側で使用される歩行補助杖を図示により例示するが、身体の左側で使用される歩行補助杖については左右対称の構成とすることができる。また、歩行補助杖1は左右一対で使用することも、左右のうち一方のみで使用することもできる。
歩行補助杖1は、長棒状の杖本体2と、杖本体2の上端に設けられた脇当て3と、杖本体2を挿通させた筒状部79、及び、筒状部79において周方向に交差する方向に形成されたスリット82を備え、スリット82の幅が押し狭められた状態で杖本体2に固定されると共に、固定されていない状態で、杖本体2の少なくとも一部に沿ってスライドし杖本体2の軸周りに回転するスライド体5と、スライド体5に支持されたグリップ4とを具備している。
また、上記構成において、スライド体5は、スリット82の両側から、それぞれ筒状部79の軸方向に交差する外方向に延出され、少なくともスライド体5が杖本体2に固定されていない状態で互いに離隔している第一延出片80a及び第二延出片80bと、第一延出片80a及び第二延出片80bを締結する締結部材6と、第一延出片80a及び第二延出片80bの一方の先端部に立設されたスタンド部81とを更に備え、グリップ4は、スタンド部81に支持されている。なお、図2では、グリップ4及びスタンド部81の図示を省略している。
より詳細に説明すると、杖本体2は、全長にわたり断面の外形が単一径の円形である。脇当て3は、上方に開口した略直方体形状の筐体51と、筐体51に支持されたクッション性に富んだクッション材66と、筐体51及びクッション材66を被覆するカバー67とを備えており、筐体51の底面が杖本体2の上端に取り付けられている。
スライド体5は金属製であり、筒状部79の断面の内形は単一径の円形である。また、筒状部79に形成されたスリット82は、筒状部79の側周面を軸方向に平行に貫通している。スリット82の両側からそれぞれ延出された第一延出片80a及び第二延出片80bは、本実施形態では杖本体2の軸方向に直交する外方向に延びている。そして、第一延出片80a及び第二延出片80bを締結する力が加えられない状態では、第一延出片80a及び第二延出片80bは離隔しており、隙間83が形成されている。
また、第一延出片80a及び第二延出片80bの高さ(厚み)は等しいが、延出している長さ及び幅(延出方向に直交する方向の長さ)は異なっている。具体的には、基端側において第一延出片80aは第二延出片80bよりも幅が大きく、更に先端に向かって次第に幅広となっているのに対し、第二延出片80bは基端側から先端に向かって次第に幅狭となっている。加えて、延出方向の長さは、第二延出片80bより第一延出片80aの方が長くなっている。第一延出片80aが長く延出する長さは、例えば、スリット82端から先端までの長さとして、筒状部79の内径の1倍から3倍とすることができる。
第一延出片80a及び第二延出片80bには、互いに離隔している方向と同一方向の貫通孔84が形成されている。締結部材6は、頭部90bが貫通孔84の内径よりも大きなボルト90と、ボルト90の雄ねじ部90aに螺合するナット91とからなり、ボルト90の雄ねじ部90aを貫通孔84に挿通させた上で、外部に突出する雄ねじ部90aの先端部分にナット91が螺合されている。ここで、第一延出片80a及び第二延出片80bにおける貫通孔84の入口部分には、それぞれナット91及びボルト90の頭部90bを当接させる受面92,93が、貫通孔84の軸方向と直交する方向に形成されている。
なお、図3では、ボルト90を第二延出片80b側から貫通孔84に挿通した場合を例示しているが、その逆であってもよい。また、図3では、ナット91として蝶ナットを例示しているが、その他、指をかける凹凸が形成された頭部を有するナットや、大径で外周に溝が形成された頭部を有するナットなど、工具を使用せずに手指で回転させやすいナットを好適に使用することができる。更に、このような頭部は、ナットではなくボルトの側が備えていても良い。
スタンド部81は丸棒状で金属製であり、本実施形態では第一延出片80aの先端部に立設されている。そして、スタンド部81の上端は、グリップ4の底面に固定されている。グリップ4は断面が略円形の細長い形状であり、使用者が握った際に手指の腹が当接する底面に、手指に沿いやすい凹凸が形成されている。
上記構成の歩行補助杖1は、次のように動作する。まず、第一延出片80a及び第二延出片80bを接近させていない状態では、スライド体5は杖本体2に固定されておらず、スライド体5は杖本体2に沿ってスライドする。本実施形態では、杖本体2の断面の外形及び筒状部79の断面の内径が共に円形であるため、スライド体5を滑らかにスライドさせやすい。そして、スライド体5のスライドに伴い、グリップ4の高さが変化するため、図4(a),(b)に例示するように、脇当て3とグリップ4との間隔を変化させることができる。
スライド体5の高さを固定する際は、ナット91に対してボルト90を締め付けることにより、第一延出片80a及び第二延出片80bを接近させる。これにより、筒状部79の弾性変形によりスリット82の幅が押し狭められる。そして、スリット82の幅が押し狭められることにより、筒状部79の内周面が杖本体2の外周面に圧接されて、スライド体5が杖本体2に固定される。
また、スライド体5が杖本体2に固定されていない状態では、スライド体5は杖本体2の軸周りに回転する。本実施形態では、杖本体2の断面の外形及び筒状部79の断面の内径が共に円形であるため、スライド体5を回転させやすい。そして、スライド体5の回転に伴い、グリップ4も杖本体2の軸周りに回転するため、図5に示すように、脇当て3に対するグリップ4の角度を変化させることができる。一般的に、腕を自然に下ろした姿勢では、手首は少し内側に傾いている。そのため、図5(b)に示すように、グリップ4を脇当て3に平行な角度とするよりも、図5(a)に示すように、グリップ4の先端が内側に少し傾くようにした方が、より自然な姿勢でグリップ4を握ることができる。なお、図5(a)は、矢印方向に歩行する場合に、体の右側で歩行補助杖1を使用する場合を図示している。
なお、上記のように、杖本体2の断面の外形を、全長にわたり単一径の円形とした場合、スライド体5は杖本体2の全長にわたりスライドさせることができ、その任意の位置で回転させることが可能である。一方、杖本体2の軸方向において、スライド体5をスライドさせる範囲を所定範囲に制限することもできる。具体的には、図1に示すように、杖本体2の外周面に接着等により被覆管85を固着し、被覆管85が固着された部分の杖本体2を筒状部79に挿通させる。このような構成とすることにより、スライド体5をスライドさせる範囲を被覆管85の長さに制限することができるため、例えば、それ以外の部分で杖本体2の外周面に化粧加工を施すことができる。この場合は、歩行補助杖1の意匠性を高めることができると共に、スライド体5のスライドによって化粧加工に傷が付くことを防止することができる。
また、被覆管85の外周面には、軸方向に所定の間隔(例えば10mm間隔)で、複数の目盛りを設けることができる。目盛りは、例えば、円環状または円弧状の溝85aとすることができる。このような構成とすることにより、目盛りを基準として、筒状部79(スライド体5)の位置が把握しやすくなるため、左右一対の歩行補助杖1を使用する際にグリップ4の高さを合わせる場合など、グリップ4の高さ調整が容易となる。なお、被覆管85を設けない場合、このような目盛りを、杖本体2の外周面に直接付すこともできる。
本実施形態の歩行補助杖1は、上記のように脇当て3とグリップ4との間隔と、脇当て3に対するグリップ4の角度とを変化させることができることに加え、杖本体2の全長を変化させることができる。以下、杖本体2の全長の変化に係る構成について説明する。
杖本体2は、外筒部11と、外筒部11の少なくとも一部に挿入された内筒部15と、外周面に螺子山が形成され、外筒部11内に回転自在に支持されていると共に、モータ53の駆動により正逆回転する螺子軸部20と、内筒部15に内嵌され、螺子軸部20と螺合したナット部30とを備えている。
より詳細に説明すると、外筒部11は、内筒部15を挿通させる外筒部本体12と、外筒部本体12の上端側から延設され、脇当て3に接続される接続管部13とを備えている。また、脇当て3の筐体51には、クッション材66の下方に、モータ53等を収容可能な空間が設けられており、筐体51の底面には貫通する孔部59が穿設されている。
接続管部13の上部には、脇当て3の筐体51に設けられた孔部59に挿し込まれる小径の突出部13aが形成されている。そして、突出部13aの外周面には螺子山が形成されており、この螺子山を、筐体51の内部でモータ53及び電池54を保持するホルダ58に形成された雌ねじ部(図示しない)と螺合させることにより、接続管部13は筐体51に対して固定されている。また、接続管部13は外筒部本体12より僅かに大径であり、その下端部分には外筒部本体12の上端が嵌挿され、接続管部13の内周面と外筒部本体12の外周面とが接着されることで一体化されている。
外筒部本体12の上端側の内部には、軸受45を介して、回転規制部材40が配置されている。この回転規制部材40は、螺子軸部20に対してナット部30が相対的に上昇する方向の螺子軸部20の回転を妨げる一方で、螺子軸部20の他方向の回転を許容するものであり、下方に開口した凹状を呈すると共に螺子軸部20を挿通させる貫通孔部41aを有する上側受け体41と、上方に開口した凹状を呈すると共に螺子軸部20を挿通させる貫通孔部42aを有し、且つ上側受け体41より下方に位置する下側受け体42と、上側受け体41及び下側受け体42の間で支持されたコイルバネ43とを備えている。上側受け体41及び下側受け体42の内周は、それぞれコイルバネ43の外径より僅かに小径の円形であり、コイルバネ43の上端及び下端は、それぞれ径方向に押し縮められて上側受け体41及び下側受け体42の間に圧入されている。なお、上側受け体41及び下側受け体42は、共に金属で形成されている。また、軸受45の上側に位置する接続管部13の内周面には、軸受45の脇当て3側への移動を規制する環状の突条(図示しない)が形成されている。
また、回転規制部材40は、下側受け体42より摩擦係数の大きい材料(例えばウレタン樹脂製)で形成され、下側受け体42の底面に接着された半球ドーム状の断面を有する環状の摩擦部材49を備えている。
外筒部本体12の断面の内形、及び内筒部15の断面の外形は共に円形であって、内筒部15の外径より外筒部本体12の内径の方が僅かに大きいことにより、内筒部15は外筒部本体12内に挿入可能である。そして、内筒部15は、外筒部本体12内での回転が規制されている。具体的には、内筒部15の外周面に軸方向に形成された長溝(図示しない)と、外筒部本体12の内周面に軸方向に形成された突条(図示しない)との係合により、内筒部15の外筒部11内での回転が規制されている。
一方、内筒部15の上端には、ナット部30が取付けられている。ナット部30は樹脂製であり、外径が内筒部15の内径より大きいナット頭部31と、内筒部15の上端側内部に嵌め込まれるナット本体32とを備えている。そして、ナット本体32は、上端側及び下端側の内周面に、それぞれ螺子軸部20の螺子山とピッチが等しい螺子溝が形成された螺子溝部35を備える共に、二つの螺子溝部35の間に、螺子溝がなく平坦で、軸方向の長さがピッチの整数倍と一致しない平坦部36を備えている。加えて、ナット本体32の周面には、円弧状または螺旋状のスリット37が複数形成されている。なお、内筒部15の下端には、ゴム製の石突16が取付けられている。
一方、螺子軸部20は、円筒状で外周面に多条の螺子山が形成された螺子軸部本体21と、螺子軸部本体21の上端から延設され、螺子軸部本体21より小径で中実の接続軸部22とを備えている。そして、螺子軸部本体21はナット部30の螺子溝部35と螺合している。また、螺子軸部本体21の下端には、螺子軸部本体21の外径より大径の抜け止めリング26が装着されている。
接続軸部22は、回転規制部材40の下側受け体42の貫通孔部42a及び上側受け体41の貫通孔部41aを挿通した上で、外筒部11の接続管部13を挿通し、筐体51の孔部59を通して、その先端を筐体51の内部に臨ませている。なお、接続軸部22では、先端近傍にのみ外周面に螺子山(図示しない)が形成されており、接続軸部22の先端は筐体51の内部で、ナット63によって留め付けられている。すなわち、螺子軸部20は、外筒部11の接続管部13が固定された筐体51に固定されることによって、筐体51を介して、外筒部11に支持されている。
また、接続軸部22の外周面と接続管部13(突出部13a)の内周面との間に軸受64が嵌め込まれている。すなわち、螺子軸部20は、前述した軸受45によって外筒部本体12内で回転自在であると共に、軸受64によって接続管部13の突出部13a内で回転自在となっている。
また、接続軸部22の先端には、螺子軸部20と一体的に回転する歯車62が取付けられている。具体的には、歯車62の中心(軸心)には貫通孔(図示しない)穿設されており、この貫通孔を挿通した雄ねじ60が、接続軸部22の先端面の螺子孔23aに螺合することにより、歯車62が接続軸部22の先端に軸支されている。そして、この歯車62がモータ53の回転軸に設けられた歯車61と噛み合っている。なお、本実施形態では、螺子軸部20の軸方向とモータ53の回転軸の軸方向とが直交しており、歯車61として平歯車を使用し、歯車62として冠歯車を使用しているが、歯車61及び歯車62を共に傘歯車としてもよい。
一方、脇当て3の筐体51内の空間には、モータ53、充電用の電池54、及び、操作ボタン72による入力信号に基づいてモータ53の回転を制御する電子回路基板56が収容されている。ここで、操作ボタン72はグリップ4の上面に配置されている。
本実施形態の操作ボタン72は、グリップ本体71の内部に配置されたアップスイッチ(図示しない)及びダウンスイッチ(図示しない)を選択的に操作可能なシーソー式のものであり、アップスイッチが操作された場合には、杖本体2の全長が長くなるようにモータ53が制御され、ダウンスイッチが操作された場合には、杖本体2の全長が短くなるようにモータ53が制御される。ここで、操作ボタン72に接続された接続線73は、円筒状のスタンド部81の内部を通って第一延出片80aの底面から引き出されると共に、外筒部11に沿って配設された配線管74の中を通って、杖本体2の脇当て3の内部まで案内され、電子回路基板56に接続されている。なお、図2では、モータ53、電池54、電子回路基板56、及び操作ボタン72を電気的に接続する接続線73の図示を省略している。また、図示していないが、第一延出片80aの底面と配線管74の下端との間で、接続線73はコイルバネによって被覆されている。このコイルバネによって、接続線73が保護されると共に、弾性的な反発により接続線73が周囲の物に引っ掛かることが抑制される。
次に、上記構成の歩行補助杖1について、杖本体2の全長を変化させる動作を説明する。なお、以下では、説明の便宜上、螺子軸部20に対して相対的にナット部30が下降するときの螺子軸部20の回転方向、及び螺子軸部20を回転駆動するモータ53の回転方向を、正回転として説明する。
まず、操作ボタン72の操作によりモータ53を正回転させると、歯車61及び歯車62を介して螺子軸部20(接続軸部22及び螺子軸部本体21)が正回転する。このとき、接続軸部22と接続管部13との間には軸受64が存在し、螺子軸部本体21と外筒部本体12との間には軸受45が存在するため、脇当て3及び外筒部11は、螺子軸部20の回転によっては回転しない。
螺子軸部20の回転に伴い、螺子軸部20と螺合したナット部30に対して回転力が作用するが、ナット部30が取付けられている内筒部15は、上記のように外筒部11に対して回り止めされている。そして、外筒部11は、上述のように螺子軸部20の回転によっては回転しない。したがって、螺子軸部20は回転しないナット部30内で正回転し、ナット部30が取付けられている内筒部15に対して上昇する。これにより、螺子軸部20と一体的に外筒部11が軸方向に上昇し、杖本体2の全長が長くなる(図4(c)から図4(b)の状態へ変化する)。
一方、操作ボタン72の操作によりモータ53を逆回転させると、歯車61及び歯車62を介して螺子軸部20が逆回転する。これにより、螺子軸部20は回転しないナット部30内で逆回転し、ナット部30が取付けられている内筒部15に対して下降する。これにより、螺子軸部20と一体的に外筒部11が軸方向に下降し、杖本体2の全長が短くなる(図4(b)から図4(c)の状態へ変化する)。
以上のように、本実施形態の歩行補助杖1によれば、グリップ4を支持するスライド体5を杖本体2に沿ってスライドさせてから、スライド体5を杖本体2に固定することにより、脇当て3とグリップ4との間の距離を、使用者の体格に合わせて調整することができる。また、スライド体5を任意の高さで固定できるため、脇当て3とグリップ4との間の距離を微調整することができる。
また、スライド体5を杖本体2の軸周りに回転させてから、スライド体5を杖本体2に固定することにより、脇当て3に対するグリップ4の角度を、使用者の腕や手首の角度に合わせて調整することができる。また、スライド体5を任意の回転位置で固定できるため、脇当て3に対するグリップ4の角度を微調整することができる。
そして、本実施形態では、第一延出片80a及び第二延出片80bを締結部材6(ボルト90及びナット91)で締結することによってスライド体5が杖本体2に固定されるため、グリップ4の高さ(脇当て3とグリップ4との距離)の調整と、スライド体5(グリップ4)の角度の調整とを、一つの締結部材6で行うことができる。これにより、歩行補助杖1の構成が簡易であると共に、調整作業が容易である。
加えて、本実施形態では、グリップ4を支持するスタンド部81が、杖本体2から外方向に長く延出された第一延出片80aの先端部に立設されているため、使用者の体重がグリップ4及びスタンド部81を介して、杖本体2から離れた位置でスライド体5に加えられる。これにより、第一延出片80a及び第二延出片80bを締結部材6で過度に締め付けることを要することなく、意図せずに、スライド体5がスライドまたは回転してしまうおそれを抑制することができる。
また、スタンド部81を介してグリップ4を支持する第一延出片80aは幅広に形成されているため、使用者の体重がグリップ4に加わったときの第一延出片80aの弾性変形が小さく、グリップ4を握りながら歩行する姿勢が安定する。
更に、本実施形態の歩行補助杖1は、杖本体2の全長を変化させることができるため、使用者の体格により合わせやすく、より使いやすい。また、歩行補助杖1の不使用時には、杖本体2の全長を短くすることができるため、収納や持ち運びが容易である。
また、脇当て3にクッション性に富んだクッション材66が設けられているため、脇当て3を脇に当接させ体重をかけても、脇の下の神経が圧迫されにくい。そのため、脇当て(横木)にクッション性がなく、脇当てと脇との間に間隔をあけて使用することが一般的とされていた従来の松葉杖に比べ、腕力の弱い人でも使用しやすいという利点を有する。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、脇当て3の筐体51内にロータリーエンコーダ(図示しない)を配置し、ロータリーエンコーダの出力に基づいて螺子軸部20の回転数、その回転数に応じた杖本体2の全長を、コンピュータで認識するようにしてもよい。その場合、ロータリーエンコーダの出力に基づいて杖本体2の全長の変化量を検出し、さらには杖本体2の基本長さに全長の変化量を加算することによって、杖本体2の全長を算出する処理、外部からの入力に基づきその時点の杖本体2の全長を記憶させる処理、及び、記憶させた長さに杖本体2の全長を復帰させることを指示する入力信号に基づき、モータ53の回転を制御する処理等のためのプログラムを記憶させた記憶装置、及び、記憶されたプログラムを読み出し実行する中央処理装置を備えたコンピュータ(マイクロコンピュータ)を、上記の電子回路基板56に設けることができる。
コンピュータによる制御は、例えば、次のように行われる。まず、グリップ4に記憶ボタン(図示しない)を設けておき、これが操作されると、コンピュータはその信号を受けた時点で認識している杖本体2の全長を、記憶装置に記憶させる。さらに、記憶された長さに戻すことを指示する信号が入力されると、コンピュータは、ロータリーエンコーダの出力に基づいて、現時点で認識される杖本体2の全長が、記憶されている杖本体2の全長に一致するまで、モータ53の回転を制御する。なお、記憶された長さに戻すことを指示(入力)するための操作は、操作ボタン72を兼用して行うことも可能である。その場合、杖本体2の全長を任意の長さに調整するための操作ボタン72の操作と、記憶された長さに戻すことを指示するための操作ボタン72の操作とを、操作ボタン72が押されている時間で制御することができる。例えば、操作ボタン72が押されている時間が所定時間(例えば2秒)よりも短い場合には、操作ボタン72が押される毎に、杖本体2の全長が単位長さ(例えば5mm)ずつ変化するように、モータ53の回転を制御する。一方、操作ボタン72が押される時間が所定時間よりも長い場合には、ロータリーエンコーダの出力に基づいて認識される杖本体2の全長が、記憶されている杖本体2の全長に一致するまで、モータ53の回転を制御する。
このような構成とすることにより、例えば不使用時に全長を短くするなど、一時的に杖本体2の全長を変化させることがあっても、変化させる前にその時点での長さを記憶させておけば、再び元の長さに復帰させることができる。なお、上記では、記憶された長さに戻すための指示を行う操作に、操作ボタン72を兼用するものを示したが、記憶ボタンを兼用するものであっても、そのための専用ボタンを別途設けるものであってもよい。
更に、上記実施形態では、操作ボタン72をグリップ4に設ける場合を示したが、脇当て3の底面などに設けてもよい。ただし、上記実施形態のように操作ボタン72をグリップ4に設ければ、グリップ4を握った姿勢のままで杖本体2の全長を変化させることができるため、調整の操作が容易であり好適である。
1 歩行補助杖
2 杖本体
3 脇当て
4 グリップ
5 スライド体
6 締結部材
11 外筒部
15 内筒部
20 螺子軸部
30 ナット部
53 モータ
79 筒状部
80a 第一延出片
80b 第二延出片
81 スタンド部
82 スリット
90 ボルト(締結部材)
91 蝶ナット(締結部材)
特開2003−19170号公報

Claims (2)

  1. 長棒状の杖本体と、
    該杖本体の上端に設けられた脇当てと、
    前記杖本体を挿通させた筒状部、及び、該筒状部において周方向に交差する方向に形成されたスリットを備え、該スリットの幅が押し狭められた状態で前記杖本体に固定されると共に、固定されていない状態で、前記杖本体の少なくとも一部に沿ってスライドし前記杖本体の軸周りに回転するスライド体と、
    該スライド体に支持されたグリップとを具備し、
    前記スライド体は、
    前記スリットの両側から、それぞれ前記筒状部の軸方向に交差する外方向に延出され、少なくとも前記スライド体が前記杖本体に固定されていない状態で互いに離隔している第一延出片及び第二延出片と、
    前記第一延出片及び前記第二延出片を締結する締結部材と、
    前記第一延出片及び前記第二延出片の一方の先端部に立設されたスタンド部とを更に備え、
    前記グリップは、前記スタンド部に支持されている
    ことを特徴とする歩行補助杖。
  2. 前記杖本体は、
    外筒部と、
    該外筒部の少なくとも一部に挿入された内筒部と、
    外周面に螺子山が形成され、前記外筒部内に回転自在に支持されていると共に、モータの駆動により正逆回転する螺子軸部と、
    前記内筒部に内嵌され、前記螺子軸部と螺合したナット部とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の歩行補助杖。
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