JP5765112B2 - 道具吊下装置及び道具吊下システム - Google Patents

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Description

本発明は、道具吊下装置及び道具吊下システムに関する。
特許文献1の装置では、工具本体に取付けられたレールを、ロープやワイヤ等に吊り下げられたリングに貫通させることによって、工具本体を吊り下げている。この装置では、吊り下げられた状態で工具本体の姿勢を変更できるようにするために、レールに対してリングが移動可能に貫通している。
特開平8−197441号公報 特開2006−136981号公報 特開平11−264456号公報
しかしながら、リングがレールに対して移動可能であると、作業中にリングがレールに対して移動して、工具本体の姿勢を安定させることができないおそれがある。
本発明は、道具本体を所定の姿勢を安定させて吊り下げることができる道具吊下装置及び道具吊下システムを提供することを目的とする。
本明細書に開示の道具吊下装置は、支持部材と、道具本体に取り付け可能であり前記支持部材に吊り下げ可能なレールと、を備え、前記支持部材は、係合部を含み、前記レールは、前記係合部と係合可能な第1及び第2被係合部を含み、前記係合部と前記第1被係合部とが係合する場合、前記レールに取付けられた前記道具本体は第1姿勢に維持され、前記係合部と前記第2被係合部とが係合する場合、前記レールに取付けられた前記道具本体は前記第1姿勢とは異なる第2姿勢に維持され、前記係合部は、第1及び第2係合面を含み、前記第1被係合部は、互いに異なる方向に延在して隣り合う第1及び第2辺を含み、前記第1及び第2係合面と前記第1及び第2辺とがそれぞれ当接することにより、前記レールに取付けられた前記道具本体は前記第1姿勢に維持され、前記第1及び第2辺は、それぞれ直状であり、前記第1及び第2係合面は、それぞれ平面である。
本明細書に開示の道具吊下システムは、前記道具本体と、前記道具吊下装置とを備えている。
本明細書に開示の道具吊下システムは、支持部材と、前記支持部材に吊り下げ可能なレール部を含む道具本体と、を備え、前記支持部材は、係合部を含み、前記レール部は、前記係合部と係合可能な第1及び第2被係合部を含み、前記係合部と前記第1被係合部とが係合する場合、前記道具本体は第1姿勢に維持され、前記係合部と前記第2被係合部とが係合する場合、前記道具本体は前記第1姿勢とは異なる第2姿勢に維持され、前記係合部は、第1及び第2係合面を含み、前記第1被係合部は、互いに異なる方向に延在して隣り合う第1及び第2辺を含み、前記第1及び第2係合面と前記第1及び第2辺とがそれぞれ当接することにより、前記道具本体は前記第1姿勢に維持され、前記第1及び第2辺は、それぞれ直状であり、前記第1及び第2係合面は、それぞれ平面である。
道具本体を所定の姿勢を安定させて吊り下げることができる道具吊下装置及び道具吊下システムを提供できる。
図1は、道具吊下システムの説明図である。 図2は、鉛直姿勢の道具を使用する場合の例示図である。 図3は、水平姿勢の道具を使用する場合の例示図である。 図4A、4Bは、支持部材周辺の拡大図である。 図5は、カバーを取外した状態の支持部材周辺の拡大図である。 図6は、支持部材の係合部の形状の説明図である。 図7A〜7Cは、道具の姿勢の変更の説明図である。 図8A〜8Cは、道具の姿勢の変更の説明図である。 図9A、9Bは、取付部材の説明図である。 図10A、10Bは、本実施例とは異なる構造の道具吊下システムの説明図である。 図11A、11Bは、本実施例とは異なる構造の道具吊下システムの説明図である。 図12は、変形例の道具吊下システムの説明図である。
図1は、道具吊下システム1の説明図である。道具吊下システム1は、ワイヤWにより吊り下げられた支持部材10、支持部材10により吊り下げられたレール20、取付部材30a、30bを介してレール20が取付けられた道具本体(以下、道具と称する)40、を含む。ワイヤWは、金属製のものであっても綿製のものであってもよい。ワイヤWの下端に支持部材10が固定されている。ワイヤWの上端は、例えば天井や他の装置に結び付けられている、又はワイヤWを巻取り可能な装置に取付けられている。レール20は、金属製である。レール20は、道具40と共にループ状となるように道具40に連結されている。レール20の一端が道具40の基端41側に連結され、レール20の他端は道具40の先端42側に連結されている。レール20は、道具40に固定された取付部材30a、30bを介して道具40に取付けられている。道具40は、電気ドライバであるが、これ以外の道具又は工具であってもよい。
レール20は、略直線状の辺21〜25を含む。隣接する辺同士の間の部分は曲げられている。辺21〜25のうち、隣接する2辺は互いに異なる方向に延在している。レール20の辺21が取付部材30aに連結され、レール20の辺25が取付部材30bに連結されている。辺22、23の間の湾曲部223、及び辺23、24との間の湾曲部234は、それぞれ略90度に曲げられている。従って、辺22、23の内角、辺23、24の内角は、略90度である。辺21、22の内角、辺24、25の内角は、それぞれ90度を超えている。即ち、辺22、23の内角、辺23、24の内角は、それ以外の内角よりも小さい。尚、辺22、23の内角、辺23、24の内角は、90度に限定されない。辺22、23の内角、辺23、24の内角が、最も小さい角度であればよい。
レール20は、被係合部20a、20bを有している。支持部材10には、詳しくは後述するが係合部を有している。被係合部20aは、辺22、23、湾曲部223を含む。被係合部20bは、辺23、24、湾曲部234を含む。支持部材10の係合部と被係合部20aとが係合する場合、レール20が取付けられた道具40は鉛直姿勢に維持される。また、支持部材10の係合部と被係合部20bとが係合する場合、レール20が取付けられた道具40は鉛直姿勢とは異なる水平姿勢に維持される。
鉛直姿勢とは、道具40の長手方向が鉛直方向に沿った姿勢である。水平姿勢とは、道具40の長手方向が水平方向に沿った姿勢である。または、鉛直姿勢とは道具40の重心Gから道具40の先端42が最も鉛直方向に離れたときの姿勢である。水平姿勢とは、道具40の重心から道具40の先端42が最も水平方向に離れたときの姿勢である。ここで、道具40の先端42とは、道具40を使用するときに対象物に当接させる部分である。鉛直姿勢及び水平姿勢は、支持部材10の係合部とレール20の被係合部20a、20bが係合した場合に、道具40が維持される第1及び第2姿勢の一例である。
道具40は、略円柱状である。道具40にはスイッチSWが設けられている。道具40は、外部電源により駆動するものであってもよいし、内蔵した電池により駆動するものであってもよい。道具40の先端42側には、ドライバビットが設けられている。スイッチSWがONになるとドライバビットが回転する。
図1は、鉛直姿勢で維持されている道具40を示している。図1では、道具40の重心Gの位置を示している。鉛直姿勢において、道具40の重心Gの位置は、支持部材10を通過する鉛直線H上に位置している。また、道具40の重心Gと被係合部20aとの間の距離Daは、道具40の重心Gと被係合部20bとの間に距離Dbと同じに設定されている。この理由については詳しくは後述する。
図2は、鉛直姿勢の道具40を使用する場合の例示図である。図2に示すように、例えば、台などに配置された対象物100の上面101に形成されたネジ孔にネジを挿入する場合、道具40を鉛直姿勢に維持した状態で使用することができる。上面101は、水平面に相当する。
図3は、水平姿勢の道具40を使用する場合の例示図である。図3に示すように、例えば、対象物100の側面102に形成されたネジ孔にネジを挿入する場合、道具40を水平姿勢に維持した状態で使用することができる。これにより、道具40を鉛直又は水平姿勢で安定した状態で使用でき、作業効率が向上する。側面102は、鉛直面に相当する。
このように、道具40は、鉛直姿勢又は水平姿勢で安定して維持される。従って、例えば、一連の作業工程中に鉛直姿勢で道具40を使用する工程と水平姿勢で道具40を使用する工程とが含まれている場合に、本実施例の道具吊下システム1により、作業者は作業工程に応じて道具40を所望の姿勢で使用することができる。
図4A、4Bは、支持部材10周辺の拡大図である。図4Aは、支持部材10の正面側を示し、図4Bは、支持部材10の側面側を示している。図4A、4Bは、道具40が鉛直姿勢に維持されている場合を示している。支持部材10は、基部11、基部11の正面側に固定されたカバー19、を含む。基部11とカバー19との間にレール20が挿通されている。カバー19は、2つのネジSにより基部11に固定されている。基部11の上部には挟持部18が設けられている。挟持部18は、ワイヤWの下端を包むように保持している。
図5は、カバー19を取外した状態の支持部材10周辺の拡大図である。図5に示すように、基部11の下方には係合部12が形成され、基部11の上方は係合部12よりも薄肉な薄肉部13が形成されている。係合部12には、ネジSと螺合するネジ孔SHが形成され、薄肉部13には、ネジSと螺合するボス部SBが形成されている。レール20は、係合部12とボス部SBとの間に挿通される。
係合部12の上端には、係合面122、123、退避面124が形成されている。退避面124は、係合面122、123の間に位置している。退避面124は、係合面122、123よりも鉛直上方に突出した曲面である。係合面122、123は平面である。係合面122、123は、水平面に対して傾斜し、鉛直線に対して互い異なる向きに傾斜している。係合面122、123は、退避面124から離れる方向に下り傾斜している。換言すれば、係合部12は、鉛直上方に向けて幅が小さくなるテーパ状である。係合面122、123の間の角度は略90度であり、辺22、23の内角、辺23、24の内角に対応している。
道具40が鉛直姿勢の場合には、図7に示すように、係合面122、123は、それぞれ辺22、23と当接している。退避面124は、湾曲部223と対向しつつ離間している。従って、退避面124と湾曲部223との間に隙間ができた状態で、道具40は鉛直姿勢に維持される。
図6は、支持部材10の係合部12の形状の説明図である。係合部12は、略円板状の部材の外周が部分的に平面状に削られたような形状である。係合面122、123が、平面状に削られたような部分に相当する。尚、基部11は、合成樹脂製であり、係合部12の係合面122、123は、実際には削られて形成されたものではなく、射出成形等により成形されている。
図6には、係合部12が完全な円形であった場合での仮想的な仮想外周面122´、123´を破線で示している。また、仮想外周面122´、123´に支持されたレール20も破線で示している。ここで、仮想外周面122´、123´は、退避面124の延長線に相当する。係合部12の係合面122、123は、それぞれ、仮想外周面122´、123´よりも下方に位置している。従って、係合面122、123により支持されるレール20は、仮想外周面122´、123´により支持されるレール20よりも若干鉛直下方に位置する。
次に、道具40の姿勢を変更について説明する。図7A〜8Cは、道具40の姿勢の変更の説明図である。道具40を鉛直姿勢から水平姿勢に変更される場合のレール20の動きについて説明する。図7Aに示すように作業者がレール20を係合部12周りに時計方向に回転させると、図7Bに示すように辺22、23はそれぞれ係合面122、123から浮き上がる。そして辺23は退避面124に乗り上げる。次に、図7Cに示すように作業者は辺23が係合部12に対して右方向に移動するように辺23を退避面124上でスライドさせる。
作業者が辺23を右方向にスライドさせると、図8Aに示すように湾曲部234が係合部12に接近し、図8Bに示すように辺24が係合面123に当接する。図8Bに示した状態で、作業者がレール20から手を離すと、レール20、取付部材30a、30b、道具40の全体の重さにより、レール20は時計方向に回転し辺23、24はそれぞれ係合面122、123に支持される。これにより、被係合部20bと係合部12とが係合して道具40は水平姿勢に維持される。尚、図8Cに示すように、道具40が水平姿勢で維持されている場合にも、退避面124は湾曲部234と離間して対向している。湾曲部223は、辺22、23の境界に相当し、湾曲部234は、辺23、24の境界に相当する。
道具40を水平姿勢から鉛直姿勢に変更する場合は、図7A〜8Cに示した手順と逆の手順を行なうことにより、道具40の姿勢を変更することができる。この場合、図7Bに示した状態で作業者がレール20から手を離すと、道具40等の自重によりレール20が反時計方向に回転して係合部12と被係合部20aとが係合する。
このように、係合部12と被係合部20aとが係合することにより道具40は鉛直姿勢に維持され、係合部12と被係合部20bとが係合することにより道具40は水平姿勢に維持される。詳細には、被係合部20aと係合部12とが係合した場合には異なる2平面である係合面122、123にレール20の2辺がそれぞれ支持されるため、レール20は2つの異なる面で支持されることになる。このため、係合部12と被係合部20aとが係合した状態でレール20が所定の一点を支点として揺動することが防止される。
また、係合面122、123は、水平面に対して傾斜し、鉛直方向に対して互いに異なる側に傾斜している。このため、辺22、23がそれぞれ係合面122、123に支持された状態では、レール20は水平方向にスライドすることができない。このため、係合部12と被係合部20aとが係合した状態でレール20が意図せずに水平方向にスライドすることが防止される。同様に、係合部12と被係合部20bとが係合する場合もレール20の揺動、水平方向のスライドが防止される。よって、道具40は、鉛直姿勢及び水平姿勢に安定して維持される。
上述したように、退避面124は鉛直上方に突出した曲面である。このため、図7C、8A等に示したようにレール20の辺23を退避面124でスライドさせる際には、両者の接触面積が抑制されている。このため、退避面124上で辺23のスライドは容易となる。
尚、上述したように、係合部12が被係合部20a又は被係合部20bと係合している場合には、退避面124は湾曲部223、234に当接しない。このため、湾曲部223、234の各曲率と退避面124の曲率とを一致させる必要がない。よって、湾曲部223、234の曲率や、退避面124の成形精度は要求されない。
また、図6に示したように、係合面122、123は、仮想外周面122´、123´よりも鉛直下方に位置している。従って、道具40の姿勢を変更するためには、係合面122、123にレール20の辺22、23が支持されている状態から辺23を退避面124に乗り上げさせる必要がある。このためには、作業者はレール20を若干上方に持ち上げることが強いられる。即ち、作業者は係合部12と係合したレール20を一度上方に持ち上げなければ、道具40の姿勢を変更することはできないことになる。ここで、レール20が支持部材10に対して上方に持ち上がることは自然発生的には起こりにくい。従って、作業者が意図せずに道具40の姿勢が変更されることが防止されている。
また、図1〜3に示したように、係合部12と被係合部20aとが係合する場合、及び係合部12と被係合部20bとが係合する場合の何れの場合も、道具40の重心Gの位置は、支持部材10を通過する鉛直線H上に位置する。このため、被係合部20aと係合部12とが係合している場合には、係合部12の真下に被係合部20aから大きな力を受けることになる。よって、係合部12から被係合部20aが浮き上がって離脱するのが防止される。被係合部20bと係合部12とが係合している場合も同様である。このように、道具40に作用する重力によって、被係合部20a又は被係合部20bが係合部12から意図せずに離脱することが防止される。
例えば、係合部12と被係合部20bとが係合している場合に道具40の重心Gが鉛直線Hから大きく外れた位置にある場合、道具40に作用する重力によって、係合部12に対してレール20には回転しようとする力が作用する。これにより、被係合部20bが係合部12から離脱するおそれがある。しかしながら、鉛直姿勢及び水平姿勢での道具40の重心Gが支持部材10を通過する鉛直線H上に位置することにより、レール20が回転するように力が作用することを防止している。これにより、被係合部20a又は被係合部20bが係合部12から意図せずに離脱することが防止される。
図1に示したように、距離Da、Dbは、等しい。これは、道具40を鉛直姿勢及び水平姿勢の間で姿勢を変更する際に道具40の重心Gが大きくは移動しないことを意味する。従って、道具40の重心Gを大きく移動させずに道具40の姿勢を変更することできる。ここで、道具40の重心Gを大きく移動させるためには、作業者に大きな力が必要となる。しかしながら、本実施例の道具吊下システム1では、鉛直姿勢及び水平姿勢の間で姿勢を変更する際に道具40の重心Gが再び元の位置にもどるため、作業者は弱い力でも道具40の姿勢を変更することができる。
図9A、9Bは、取付部材30a、30bの説明図である。図9Aに示すように、取付部材30aにはレール20の辺21が貫通した孔31aが形成されている。孔31aは、鉛直姿勢の道具40の重心を通過する鉛直線Hから外れた位置に形成されている。取付部材30aは、道具40の基端41側に固定されている。また、図9Bに示すように、孔31bは、レール20の辺25が貫通した孔31bが形成されている。取付部材30a、30bは、それぞれリング状であり、道具40の基端41側、先端42側にそれぞれ固定されている。
道具40への取付部材30a、30bの固定の方法は、例えばネジ止めであってもよいし、接着剤であってもよい。また、例えば、リング状の取付部材30aの内周にネジ溝を形成し、道具40の基端41にネジ溝を形成し、取付部材30aと道具40の基端41とを螺合させることによって取付部材30aを道具40に固定するものであってもよい。尚、辺21、25は、それぞれ、孔31a、31bに所定の遊びを有して貫通している。辺21、辺25の端部では、孔31a、31bから離脱しないように折り曲げられている。
上述したように、鉛直姿勢での道具40の重心Gの位置は支持部材10を通過する鉛直線H上にある。詳細には、支持部材10の係合部12の退避面124を通過する鉛直線H上に道具40の重心Gは位置する。これを実現するために、図9Aに示すように孔31aは鉛直線Hから離れた位置に設けられている。レール20の辺21は、退避面124に隣接した係合面122に支持されているため、孔31aを取付部材30aの中心に形成すると、道具40の重心Gの位置が鉛直線Hから外れてしまうためである。
尚、実際には、支持部材10に吊り下げられる部材全体は、レール20、取付部材30a、30b、道具40である。このため、部材全体での重心の位置と道具40の重心Gの位置とは異なる。しかしながら、道具40の重さに比して20、取付部材30a、30bの重さを無視できる程度に軽い場合、道具40のみの重心Gと支持部材10の位置関係、道具40のみの重心Gと被係合部20a、20bとの位置関係を設定することにより、上記の効果を得ることができる。
次に、本実施例とは異なる道具吊下システム1X、1Yについて説明する。図10A、10Bは、本実施例とは異なる構造の道具吊下システム1Xの説明図である。図10Aでは、鉛直姿勢で使用される道具40Xが示している。図10Bでは、水平姿勢で使用される場合の道具40Xを示している。道具吊下システム1Xでは、ワイヤWの一端に結び付けられたリング状の支持部材10Xに、レール20Xが貫通している。レール20Xは、U字状であり、両端部が取付部材30aXに回転可能に連結されている。作業者は、水平姿勢で道具40Xを使用する場合、作業者は鉛直姿勢の道具40Xの姿勢を手で変更して、図10Bに示すように道具40Xを水平姿勢に維持しながら作業することが強いられる。このため、道具40Xを水平姿勢で安定して維持することができない。
図11A、11Bは、本実施例とは異なる構造の道具吊下システム1Yの例示図である。図11Aに示すように、取付部材30aYは、道具40Yの略重心位置に連結され、水平姿勢で維持されている。図11Bに示すように、レール20Yは支持部材10Yに貫通しているだけなので、支持部材10Yの周囲をレール20Yが移動可能であり、これにより、道具40Yが揺動する恐れがある。このため、道具40Yを水平姿勢で安定して維持することができない。
本実施例では、レール20の被係合部20a、20bがそれぞれ支持部材10の係合部12と係合することにより、道具40を鉛直姿勢、水平姿勢に安定して維持することができる。
次に、変形例である道具吊下システム1Aについて説明する。図12は、変形例の道具吊下システム1Aの説明図である。レール20Aの一端である辺21は、取付部材30aAを介して道具40に固定されている。しかしながら、レール20Aの他端である辺26Aは、道具40には固定されていない。レール20Aがある程度の剛性を有し、レール20Aの辺21が、取付部材30aAの孔31aAに対して回転不能に嵌合している場合には、このようなレール20Aによっても、道具40を鉛直姿勢及び水平姿勢で維持させることができる。例えば、孔31aAにレール20Aの辺21が圧入、接着又は溶着することにより、辺21に対して孔31aAは回転不能に固定できる。このように、レール20Aは必ずしも両端が道具40に連結されている必要はない。尚、レール20Aの辺26Aは、支持部材10からの離脱を防止するために内側に折り曲げられている。
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
辺22、23の内角、辺23、24の内角、係合面122、123の間の角度は、略90度に限定されない。辺22、23の内角、辺23、24の内角、係合面122、123の間の角度が、略等しければよい。
レール20の辺21〜25の少なくとも一部が湾曲していてもよい。辺21〜25が湾曲している場合には、辺21〜25の各曲率が、湾曲部223、234の各曲率よりも小さければよい。また、この際、係合面122、123は平面であってもよいが、平面に限定されず、例えば、辺22、23、24の曲率と同程度の曲率を有した曲面であってもよい。
第1及び第2姿勢は、鉛直姿勢及び水平姿勢に限定されない。例えば、第1姿勢は、道具40の長手方向又は道具40の先端42の軸方向が鉛直線に対して+45度傾斜した姿勢であり、第2姿勢は、道具40の長手方向又は道具40の先端42の軸方向が鉛直線に対して−45度傾斜した姿勢であってもよい。また、第1姿勢は、道具40の長手方向が鉛直線に対して45度傾斜した姿勢であり、第2姿勢は、鉛直姿勢又は水平姿勢であってもよい。また、第1及び第2姿勢間での道具40の回転角度は、90度に限定されず、例えば、30度、45度、60度などであってもよく、それ以外であってもよい。道具40の姿勢、第1及び第2姿勢の間での道具40の回転角度は、道具40が用いられる作業の対象物に応じて適宜設計変更してもよい。尚、道具40の姿勢、回転角度を変更するためにはレール20の形状を変更する。
上記実施例において、道具40は2つの姿勢で維持される場合を例に説明したが、道具40が維持される姿勢は、3以上であってもよい。その場合、レール20に3つ以上の係合部を設ける必要がある。
レールは、道具本体に一体的に形成されたものであってもよい。
係合面122、123は、退避面124から離れる方向に上り傾斜していてもよい。この場合、係合部12は、鉛直上方側が窪んだ凹状となる。退避面124は、鉛直上方側が窪んだ凹面であってもよい。退避面124は平面であってもよい。退避面124は、水平面であってもよい。
レール20は、一本の金属製のワイヤを折り曲げて形成されたものであってもよいし、複数のワイヤを溶着又は接着されたものであってもよい。
支持部材10に吊り下げられる部材全体の重心の位置を基準として、部材全体の重心と支持部材10の位置関係、部材全体の重心と被係合部20a、20bとの位置関係、を設定してもよい。ここで、支持部材10に吊り下げられる部材全体とは、レール20、30a、30b、道具40を含む部材全体である。
道具本体は、工作に用いる工具であってもよい。工具本体は、手動工具、電動工具、空圧工具、油圧工具、計測工具等の何れであってもよく、これら以外の工具であってもよい。
手動工具は、手を原動力とした工具であり、例えば、ニッパ、カッタ、ハンドニブラ、金切りはさみ、レンチ、スパナ、ドライバ、ナット回し、やっとこ、ペンチ、プライヤ、ピンセット、ハンマー、ワイヤーストリッパ、圧着工具、リーマー、やすり、けがき針、タッカー、クランプ等であるが、これら以外のものであってもよい。
電動工具は、電気を動力として作動する工具であり、例えば、インパクトレンチ、インパクトドライバー、電動ナットランナー、ドリルドライバー、振動・ハンマードリル、電気ドリル、リューター、レシプロソー、グラインダー、パイプマシン、ルータ、トリマ、サンダ等であるが、これ以外であってもよい。
空圧工具は、圧縮された空気を動力として作動する工具であり、例えば、エアインパクトレンチ、エアナットランナー、エアラチェット、釘打機、タッカー等であるが、これら以外のものであってもよい。油圧工具は、油圧で作動する工具であり、例えば、油圧トルクレンチ、ボルトテンショナー、油圧ナット等であるが、これら以外のものであってもよい。計測工具は、大きさ、長さ、又はトルクなどを計測するための工具であり、例えば、ノギス、マイクロメータ、シクネスゲージ、メジャー、トルクレンチ、差し金、スコヤ、ダイアルゲージ、水準器、クリノメーター、定規等であるが、これら以外であってもよい。また、工具本体は、半田ごて、接着剤等を塗布するシリンジ、ハンドタップ、バール等であってもよく、これら以外であってもよい。
また、道具本体は、ラベルを吸着又は貼付可能なラベル装置や、バーコードリーダ、筆記具、検査器具であってもよく、これら以外であってもよい。
(付記1)
支持部材と、
道具本体に取り付け可能であり前記支持部材に吊り下げ可能なレールと、を備え、
前記支持部材は、係合部を含み、
前記レールは、前記係合部と係合可能な第1及び第2被係合部を含み、
前記係合部と前記第1被係合部とが係合する場合、前記レールに取付けられた前記道具本体は第1姿勢に維持され、
前記係合部と前記第2被係合部とが係合する場合、前記レールに取付けられた前記道具本体は前記第1姿勢とは異なる第2姿勢に維持される、道具吊下装置。
(付記2)
前記係合部は、第1及び第2係合面を含み、
前記第1被係合部は、互いに異なる方向に延在して隣り合う第1及び第2辺を含み、
前記第1及び第2係合面と前記第1及び第2辺とがそれぞれ当接することにより、前記レールに取付けられた前記道具本体は前記第1姿勢に維持される、付記1の道具吊下装置。
(付記3)
前記第1及び第2係合面は、水平面に対して傾斜し、鉛直方向に対して互いに異なる側に傾斜している、付記2の道具吊下装置。
(付記4)
前記第1及び第2辺は、それぞれ直状であり、
前記第1及び第2係合面は、それぞれ平面である、付記2又は3の道具吊下装置。
(付記5)
前記支持部材は、前記係合部と前記第1被係合部とが係合する場合に前記第1及び第2辺の境界から離れた退避面を含む、付記2乃至4の何れの道具吊下装置。
(付記6)
前記退避面は、前記第1及び第2係合面よりも鉛直上方に位置している、付記5の道具吊下装置。
(付記7)
前記退避面は、鉛直上方に突出した曲面である、付記5又は6の道具吊下装置。
(付記8)
前記道具本体が前記第1及び第2姿勢の少なくとも一方の姿勢にある場合、前記支持部材を通過する鉛直線上に、前記道具本体の重心、又は前記道具本体及び前記レールの重心が位置する、付記1乃至7の何れかの道具吊下装置。
(付記9)
前記第1被係合部と前記道具本体の重心との間の距離と、前記第2被係合部と前記道具本体の重心との間の距離とは等しい、又は、前記第1被係合部と前記道具本体及び前記レールの重心との間の距離と、前記第2被係合部と前記道具本体及び前記レールの重心との間の距離とは等しい、付記1乃至8の何れかの道具吊下装置。
(付記10)
前記第1及び第2姿勢間で、前記道具本体は90度回転する、付記1乃至9の何れかの道具吊下装置。
(付記11)
前記第1姿勢では、前記道具本体の長手方向が鉛直方向に沿い、
前記第2姿勢では、前記道具本体の長手方向が水平方向に沿う、付記1乃至10の何れかの道具吊下装置。
(付記12)
前記道具本体に固定可能であり前記レールを取付可能な取付部材を備えた、付記1乃至11の何れかの道具吊下装置。
(付記13)
前記道具本体と、
付記1乃至12の何れかの前記道具吊下装置とを備えた、道具吊下システム。
(付記14)
支持部材と、
前記支持部材に吊り下げ可能なレール部を含む道具本体と、を備え、
前記支持部材は、係合部を含み、
前記レール部は、前記係合部と係合可能な第1及び第2被係合部を含み、
前記係合部と前記第1被係合部とが係合する場合、前記道具本体は第1姿勢に維持され、
前記係合部と前記第2被係合部とが係合する場合、前記道具本体は前記第1姿勢とは異なる第2姿勢に維持される、道具吊下システム。
1、1A 道具吊下システム
10 支持部材
12 係合部
122、123 係合面
124 退避面
20 レール
20a、20b 被係合部
21〜25 辺
223、234 湾曲部
30a、30b 取付部材
40 道具本体
41 基端
42 先端
G 重心
H 鉛直線

Claims (8)

  1. 支持部材と、
    道具本体に取り付け可能であり前記支持部材に吊り下げ可能なレールと、を備え、
    前記支持部材は、係合部を含み、
    前記レールは、前記係合部と係合可能な第1及び第2被係合部を含み、
    前記係合部と前記第1被係合部とが係合する場合、前記レールに取付けられた前記道具本体は第1姿勢に維持され、
    前記係合部と前記第2被係合部とが係合する場合、前記レールに取付けられた前記道具本体は前記第1姿勢とは異なる第2姿勢に維持され
    前記係合部は、第1及び第2係合面を含み、
    前記第1被係合部は、互いに異なる方向に延在して隣り合う第1及び第2辺を含み、
    前記第1及び第2係合面と前記第1及び第2辺とがそれぞれ当接することにより、前記レールに取付けられた前記道具本体は前記第1姿勢に維持され、
    前記第1及び第2辺は、それぞれ直状であり、
    前記第1及び第2係合面は、それぞれ平面である、道具吊下装置。
  2. 前記第1及び第2係合面は、水平面に対して傾斜し、鉛直方向に対して互いに異なる側に傾斜している、請求項の道具吊下装置。
  3. 前記支持部材は、前記係合部と前記第1被係合部とが係合する場合に前記第1及び第2辺の境界から離れた退避面を含む、請求項1又は2の道具吊下装置。
  4. 前記退避面は、前記第1及び第2係合面よりも鉛直上方に位置している、請求項の道具吊下装置。
  5. 前記退避面は、鉛直上方に突出した曲面である、請求項3又は4の道具吊下装置。
  6. 前記道具本体が前記第1及び第2姿勢の少なくとも一方の姿勢にある場合、前記支持部材を通過する鉛直線上に、前記道具本体の重心、又は前記道具本体及び前記レールの重心が位置する、請求項1乃至の何れかの道具吊下装置。
  7. 前記道具本体と、
    請求項1乃至の何れかの前記道具吊下装置とを備えた、道具吊下システム。
  8. 支持部材と、
    前記支持部材に吊り下げ可能なレール部を含む道具本体と、を備え、
    前記支持部材は、係合部を含み、
    前記レール部は、前記係合部と係合可能な第1及び第2被係合部を含み、
    前記係合部と前記第1被係合部とが係合する場合、前記道具本体は第1姿勢に維持され、
    前記係合部と前記第2被係合部とが係合する場合、前記道具本体は前記第1姿勢とは異なる第2姿勢に維持され
    前記係合部は、第1及び第2係合面を含み、
    前記第1被係合部は、互いに異なる方向に延在して隣り合う第1及び第2辺を含み、
    前記第1及び第2係合面と前記第1及び第2辺とがそれぞれ当接することにより、前記道具本体は前記第1姿勢に維持され、
    前記第1及び第2辺は、それぞれ直状であり、
    前記第1及び第2係合面は、それぞれ平面である、道具吊下システム。
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