JP5761991B2 - 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムに関し、特に被写体を検出する画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
従来、画像信号を輝度及び色相のヒストグラムに変換し、そのヒストグラムの単峰の山ごとに画像を領域分割する技術がある。
例えば、画像から2つ以上の色成分別ヒストグラムを求め、各ヒストグラムを山型の分布範囲に区分けする。そして、画像の色成分が分布範囲の色成分間での組み合わせによる分類のどこに属するかによって、画像信号を複数の領域に分割する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
上記技術では、所定のフレームレートで逐次撮像されたプレビュー画像から作成したヒストグラムを山型の分布範囲に区分けして、画像領域の分割方法を行う場合に、以下に示すような問題がある。
図7は、撮像時刻が接近した2つの画像を示す図であり、(A)は時刻t−1で撮像された画像Aを示し、(B)は時刻tで撮像された画像Bを示している。
この2つの画像をそれぞれ、図8に示すような領域に分割して得られたヒストグラムが図9に示されるグラフである。図9(A)、図9(B)は、それぞれ画像A、画像Bのヒストグラムを示し、階級を示す横軸が輝度、縦軸が度数を示している。
これらのグラフにおいて、山型の分布範囲に区分けした結果が、図9に示される「領域1」等の領域を示す文字である。同図に示されるように、画像Aは5つの領域に区分され、画像Bは6つの領域に区分された。
図10は、図9に示す区分け結果をもとに分割した画像を示す図であり、(A)は画像Aを分割した様子、(B)は画像Bを分割した様子を示している。
上述したように、画像A、画像Bは接近した時刻に撮像されたものであるが、車両を示す被写体が画像Aでは一塊の領域として分割されているが、画像Bでは2つの領域に分割されている。
特開2007−110638号公報
この例のように、画像変動が小さくても、ヒストグラムの少しのばらつきによって、ヒストグラムを山型の分布範囲に区分けした結果が異なり、領域分割の結果が変わってしまう場合がある。それによって、同じ被写体で画像変動が少ないにもかかわらず、1つの領域として検出されたり、2つの領域に分割されたりとばらついてしまい、それを元にした被写体検出や表示等に影響を及ぼしていた。
本発明の目的は、被写体検出精度を向上させた画像処理装置及び制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像処理装置は、画像を複数の領域に分割し、輝度および色情報の少なくともいずれかに対応する信号値を複数の階級に分割し、前記画像の各領域を前記信号値に基づき各階級に振り分けることにより導出される、前記各階級に属する前記領域の度数を示すヒストグラムを生成する生成手段と、前記ヒストグラムの度数に応じて、前記信号値の階級を複数の分布範囲に区分けする区分け手段と、前記複数の分布範囲のうち同一の分布範囲に属する階級に対応する領域ごとに、前記画像を分割する分割手段と、基準となる基準画像と比較する比較画像を取得する取得手段と、前記生成手段が前記基準画像を用いて生成したヒストグラムと前記比較画像を用いて生成したヒストグラムを比較することにより、前記比較画像が前記基準画像から変動した度合いを示す変動量を算出する算出手段と、を有し、前記区分け手段は、前記算出手段により算出された変動量が、予め定められた閾値より小さいときに、前記比較画像における分布範囲を、前記基準画像における分布範囲と同一の分布範囲に設定することを特徴とする
本発明によれば、被写体検出精度を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置の構成を示す図である。 図1におけるシステム制御部により実行される領域分割処理の手順を示すフローチャートである。 変動量算出処理の概要を説明するための図であり、(A)は現フレームのヒストグラム、(B)は前フレームのヒストグラム、(C)は変動量を示すためのヒストグラムである。 図2のステップS104で実行される変動量算出処理の手順を示すフローチャートである。 図2の領域分割処理を適用した場合のヒストグラムにおける領域を示す図であり、(A)は現フレームのヒストグラム、(B)は前フレームのヒストグラム、(C)は領域を引き継いだ場合のヒストグラムをそれぞれ示している。 図5の領域を適用した場合に分割された領域を示す図であり、(A)は前フレームの画像における分割領域、(B)は現フレームにおける分割領域を示している。 撮像時刻が接近した2つの画像を示す図であり、(A)は時刻t−1で撮像された画像Aを示し、(B)は時刻tで撮像された画像Bを示している。 分割された領域を示す図である。 (A)、(B)は、それぞれ画像A、画像Bのヒストグラムを示し、階級を示す横軸が輝度、縦軸が度数を示している。 図9に示す区分け結果をもとに分割した画像を示す図であり、(A)は画像Aを分割した様子、(B)は画像Bを分割した様子を示している。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置100の構成を示す図である。
図1において、システム制御部14は、不図示のCPU、ROM、RAM等で構成され、撮像装置100全体を制御する。このROMには、後述する領域分割処理を行うためのプログラムが記録されている。光学系1はレンズ及び絞りからなる。メカシャッタ2は、メカニカルシャッタである。撮像素子3は、CCDで構成される。CDS4は、アナログ信号処理を行う回路である。A/D変換器5は、CDS4から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、信号処理回路8に出力する。
タイミング信号発生回路6は、CDS4及びA/D変換器5を動作させる信号を発生する。駆動回路7は、光学系1、メカシャッタ2、及び撮像素子3を駆動させる。
信号処理回路8は、A/D変換器5から入力されたデジタル信号に必要な信号処理を行い、画像データを出力する。画像メモリ9は、信号処理回路8により信号処理された画像データを記憶する記憶装置である。記録回路11は、信号処理回路8により信号処理された画像データを記録媒体10に記録する。表示回路13は、信号処理回路8により信号処理された画像データを画像表示装置12に表示する。
上述した光学系1、メカシャッタ2、撮像素子3、CDS4、A/D変換器5、タイミング信号発生回路6、駆動回路7、及び信号処理回路8が撮像手段に対応する。
このように構成された撮像装置100においてメカシャッタ2を使用した撮像動作について説明する。まず、光学系1は、システム制御部14からの制御信号により、絞りとレンズを駆動して、適切な明るさに設定された被写体像を撮像素子3上に結像させる。次に、メカシャッタ2は、システム制御部14からの制御信号により、必要な露光時間となるように撮像素子3の動作に合わせて撮像素子3を遮光するように駆動される。この時、撮像素子3が電子シャッタ機能を有する場合は、メカシャッタ2と併用して、必要な露光時間を確保してもよい。
撮像素子3は、システム制御部14により制御されるタイミング信号発生回路6が発生する動作パルスをもとにした駆動パルスで駆動され、被写体像を光電変換により電気信号に変換してアナログ画像信号として出力する。撮像素子3から出力されたアナログの画像信号は、システム制御部14により制御されるタイミング信号発生回路6が発生する動作パルスにより、CDS4でクロック同期性ノイズが除去され、A/D変換器05でデジタル信号に変換される。
次に、信号処理回路8において、色変換、ホワイトバランス、ガンマ補正等の画像処理、解像度変換処理、画像圧縮処理等を行う。信号処理回路8においては、システム制御部14からの制御信号により信号処理をせずにデジタル信号をそのまま画像データとして、画像メモリ9や記録回路11に出力してもよい。さらに、信号処理回路8は、システム制御部14から要求があった場合に、信号処理の過程で生じたデジタル信号や画像データの情報をシステム制御部14に出力する。この画像情報は、例えば、画像の空間周波数、指定領域の平均値、圧縮画像のデータ量等の情報、又は、それらから抽出された情報である。また、記録回路11は、システム制御部14から要求があった場合に、記録媒体10の種類や空き容量等の情報をシステム制御部14に出力する。
さらに、記録媒体10に画像データが記録されている場合の再生動作について説明する。システム制御部14からの制御信号により、記録回路11は、記録媒体10から画像データを読み出す。同じくシステム制御部14からの制御信号により信号処理回路8は、画像データが圧縮画像であった場合には、画像伸長処理を行い、画像メモリ9に記憶する。画像メモリ9に記憶されている画像データは、信号処理回路8で解像度変換処理を実施された後、表示回路13において画像表示装置12に適した信号に変換されて画像表示装置12に表示される。
次いで、本実施の形態におけるヒストグラムを山型の分布範囲に区分けする処理の一例について説明する。なお、ここでは階級として輝度を例にして説明する。
始めに、山の位置として、ヒストグラムの中で度数が最大値をとる輝度maxを求める。次に、探索範囲を設定する変数をsとすると、山から右方向の探索範囲、すなわちmax〜(max+s)の範囲内で、度数が0となる箇所が出てくれば、そこの輝度min1を谷に設定する。また、度数が0となる箇所がない場合には、極小値をとる輝度min1を求めてそこを谷に設定する。
同様に、山から左方向の探索範囲、すなわち(max−s)〜maxの中で、度数が0となる箇所が出てくれば、そこの輝度min2を谷に設定する。また、度数が0となる箇所がない場合には、極小値をとる輝度min2を求めてそこを谷に設定する。これにより、(max−min2)〜(max+min1)の範囲が一つの山型となる。
次に、ヒストグラムの中で、先ほど設定された山型以外の範囲について、最大値をとる輝度maxを求めるところから、上記と同様の処理を、すべての範囲が探索されるまで繰り返すことにより、ヒストグラムを山型の分布範囲に区分けする処理が完了する。
なお、ヒストグラムを山型の分布範囲に区分けする手法については、もちろん上述した手法に限るものではなく、公知の種々の手法を用いることができる。また、本実施の形態では、物理量を階級としたときの度数を導出することを、ヒストグラムを作成する、と表現する。このように、本実施の形態に係る撮像装置100は、分割された領域ごとに定まる物理量を階級としたときの度数を導出し、導出された度数に応じて階級を複数の分布範囲に区分けすることができる。
図2は、図1におけるシステム制御部14により実行される領域分割処理の手順を示すフローチャートである。
図2おける領域分割処理は、撮像素子3において所定のフレームレートで逐次撮像されたプレビュー画像について時系列的に順次行われる。なお、領域分割処理が行われる間隔は、システム制御部14の処理能力にもよるが、数フレームに一回の割合程度であってよい。また、以下の領域分割処理では、基準となる基準画像は既に撮像されており、プレビュー画像が比較画像に対応している。すなわち、比較画像が撮像される前に、基本画像は撮像された画像である。
また、領域ごとに定まる物理量を輝度としているので、階級は輝度となる。なお、以下のフローチャートにおいて、基準画像は前フレームと表現され、比較画像はプレビュー画像、又は現フレームと表現されている。
まず、プレビュー画像を取得し(ステップS101)(取得手段)、そのプレビュー画像を図8に示す少なくとも1つの画素を含む領域に分割する(ステップS102)。本実施の形態では、プレビュー画像を複数の画素を含む領域に分割し、領域単位で画像を扱うことによって、擬似的に画素数を減らして、システムの処理負荷を軽減する構成としているが、1つの画素単位で処理を行ってももちろん構わない。
次いで、領域分割されたプレビュー画像のヒストグラムを作成する(ステップS103)。後述する図4の変動量算出処理を行って、現フレームと前フレームのヒストグラムの変動量を算出し(ステップS104)(算出手段)、ヒストグラムの変動量が閾値より小さいか否か判別する(ステップS105)。変動量は、変動に比例して大きくなる量である。従って、変動量が小さいほど、ヒストグラムは安定していることとなる。また、ここでの閾値は、予め定められた閾値であり、種々の実験等により予め定めておいたり、ユーザにより設定可能なようにしてもよい。
なお、システム制御部14は、ステップS103で作成されたヒストグラムの結果を一時的に記憶するバッファを備えている。このバッファには、ステップS103で作成されたヒストグラムの結果について、少なくとも現在のフレーム分と前回のフレーム分とを記憶する記憶領域がRAM上に確保されている。
ステップS105での判別の結果、変動量が閾値以上のとき(ステップS105でNO)、ヒストグラムの変動が安定していないと見なして、現フレームのヒストグラムを作成する。そして、山型の分布範囲に区分けして、分布範囲を現フレームでの分布範囲に設定し(ステップS106)、ステップS108に進む。
ステップS105での判別の結果、変動量が閾値より小さいとき(ステップS105でYES)、ヒストグラムの変動が安定していると見なして、前フレームにおける分布範囲と同一の分布範囲とし(ステップS107)、ステップS108に進む。
ステップS108では、ステップS106、又はステップS107での区分け結果をもとに、同一の分布範囲に属する階級に対応する領域ごとに現フレームを分割して、本処理を終了する。
図2の処理によれば、ステップS104により算出された変動量が、予め定められた閾値より小さいときに(ステップS105でYES)、比較画像における分布範囲を、基準画像における分布範囲と同一の分布範囲に設定する(ステップS107)。こうすることにより、比較画像において同一の分布範囲に属する階級に対応する領域ごとに比較画像を分割する(ステップS108)ので、被写体検出精度を向上することができる。
図3は、変動量算出処理の概要を説明するための図であり、(A)は現フレームのヒストグラム、(B)は前フレームのヒストグラム、(C)は変動量を示すためのヒストグラムである。
図3において、横軸は輝度、縦軸は度数を示している。そして、(C)に示される灰色の部分の総和を変動量としている。すなわち、同じ輝度値における度数の差の絶対値の総和が変動量である。現フレームにおけるヒストグラムでの輝度値kにおける度数をH(t)[k]、同様に前フレームにおけるヒストグラムでの輝度値kにおける度数をH(t−1)[k]としたとき、灰色の部分の大きさは|H(t)[k]−H(t−1)[k]|として表現できる。このように、本実施の形態では、取得された比較画像における度数と、基準画像における度数とを、階級ごとに比較することにより基準画像から比較画像へ変動した度合いを示す変動量を算出する。
図4は、図2のステップS104で実行される変動量算出処理の手順を示すフローチャートである。
図4において、変動量v、及び輝度カウンタkを0に設定し(ステップS201)、輝度カウンタkが、輝度の最大値N以下か否か判別し(ステップS202)、輝度カウンタkがNより大きいとき(ステップS202でNO)、直ちに本処理を終了する。
ステップS202の判別の結果、輝度カウンタkがN以下のとき(ステップS202でYES)、変動量vに、|H(t)[k]−H(t−1)[k]|を加えたものを改めてvとし(ステップS203)、kの値を一つ増加させる(ステップS204)。そして、再びステップS202の処理に戻る。
図4の処理により、輝度が0〜Nまでの各輝度における度数の差の絶対値を求めながら逐次vに加えていく(ステップS203)ことで、結果的に変動量vが算出されることとなる。
ここで、本実施の形態を適用した場合の効果について示す。本実施の形態は、フレーム毎の画像変動が小さくても、ヒストグラムの少しのばらつきによって、ヒストグラムを山型の分布範囲に区分けした結果が異なり、領域分割の結果が変わってしまう場合に有効であり、そのような場合を例にとって効果を説明する。
図5は、図2の領域分割処理を適用した場合のヒストグラムにおける領域を示す図であり、(A)は現フレームのヒストグラム、(B)は前フレームのヒストグラム、(C)は領域を引き継いだ場合のヒストグラムを示している。
図5において、(A)のヒストグラムは、上記ステップS103で作成される。そして、ステップS104において、現フレームのヒストグラム(A)と、前フレームのヒストグラム(B)との変動量が算出される。
そして、ステップS105において、変動量が閾値より小さい、すなわちヒストグラムの変動が安定していると判別されて、ステップS107に進み、前フレームのプレビュー画像のヒストグラムの区切りをそのまま引き継いで設定することになる。
すなわち、前フレームのプレビュー画像のヒストグラムが(B)のように領域1から領域5まで区切られていたとすると、現フレームのプレビュー画像のヒストグラムもその区切り位置をそのまま引き継いで、(C)に示されるように分割される。
図6は、図5の領域を適用した場合に分割された領域を示す図であり、(A)は前フレームの画像における分割領域、(B)は現フレームにおける分割領域を示している。
図6において、変動量が小さい時刻t−1と時刻tのフレームでは、領域分割結果が同じになることが示されている。
以上のように、ヒストグラムの履歴を見て、ヒストグラムの変動が安定していれば、同一領域と見なす領域の区切りを保持する。こうすることにより、フレーム毎の画角変動が小さいにも関わらずヒストグラムにばらつきが出るような場合にでも、領域分割の結果を安定させることができる。
なお、上述した実施の形態における記述は、一例を示すものであり、これに限定するものではない。
上述した実施の形態では、分割された領域ごとに定まる物理量として、輝度を用いているが、色相等の色情報を用いるようにしても良いし、輝度と色情報の両方を用いるようにしてももちろん構わない。
また、本実施の形態では、ヒストグラムの変動が安定しているかどうかを判別する場合に、現フレームと1つ前のフレームとの差分を見て判別しているが、これに限られるものではない。現フレームからさかのぼって複数フレーム分の変動履歴を見ることによって、変動が安定しているかどうかを判別するようにしても良い。
また、本実施の形態では、ヒストグラムの変動が安定しているかどうかを判別する場合に、階級の全領域にわたって、フレーム間の変動量を算出しているが、これに限られるものではない。階級の中のある一部の予め定められた範囲の階級に絞って、その階級における変動量を算出するようにしても構わない。例えば、画面内の主要被写体に相当するヒストグラムの範囲のみに絞ってフレーム間の変動量を算出するようにする。このようにすると、背景画像は画像的に変化しているが、主要被写体自体は変化していないような場合にでも、背景画像の変化に影響されることなく、主要被写体部分の分割結果を安定させることができる。
さらに、ユーザのカメラ操作状況によって、前フレームの区分け範囲を保持するかどうかを選択するようにしても良い。例えば、ズームによる画角変動によって、フレーム間のヒストグラムの変動量が安定していないと判別された場合には、前フレームの区分け範囲を保持する。それによって、個々の被写体の向きや形に変化がないにもかかわらず、ズームによる画角変動によって、フレーム間のヒストグラムの変動量が安定していないと判別されて、前フレームでの区切りを保持できなくなるのを防ぐことができる。
例えば、流し撮りによる画角変動によって、フレーム間のヒストグラムの変動量が安定していないと判別された場合には、前フレームの区分け範囲を保持する。それによって、流し撮り対象の被写体自体に変化がないにもかかわらず、流し撮りによる背景の変動によって、フレーム間のヒストグラムの変動量が安定していないと判別されて、前フレームでの区切りを保持できなくなるのを防ぐことができる。
このように、画像処理装置100は、比較画像が基準画像を撮像した際の画角を変更した撮像により取得された画像のとき、変動量が予め定められた閾値以上の場合であっても、比較画像における分布範囲を、基準画像における分布範囲と同一の分布範囲に設定する。そして、画像処理装置100は、比較画像において同一の分布範囲に属する階級に対応する領域ごとに比較画像を分割する。
このように、上述した実施の形態における構成及び動作に関しては、適宜変更が可能である。
なお、本実施の形態では画像処理装置として撮像装置100を用いて説明したが、PC等の撮像手段がないコンピュータであっても適用できることは言うまでもない。この場合、例えば撮像された一連の画像に対して被写体を検出することが可能となる。
(他の実施の形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
1 光学系
2 メカシャッタ
3 撮像素子
8 信号処理回路
14 システム制御部

Claims (8)

  1. 画像を複数の領域に分割し、輝度および色情報の少なくともいずれかに対応する信号値を複数の階級に分割し、前記画像の各領域を前記信号値に基づき各階級に振り分けることにより導出される、前記各階級に属する前記領域の度数を示すヒストグラムを生成する生成手段と、
    前記ヒストグラムの度数に応じて、前記信号値の階級を複数の分布範囲に区分けする区分け手段と、
    前記複数の分布範囲のうち同一の分布範囲に属する階級に対応する領域ごとに、前記画像を分割する分割手段と
    基準となる基準画像と比較する比較画像を取得する取得手段と、
    前記生成手段が前記基準画像を用いて生成したヒストグラムと前記比較画像を用いて生成したヒストグラムを比較することにより、前記比較画像が前記基準画像から変動した度合いを示す変動量を算出する算出手段と、を有し、
    前記区分け手段は、前記算出手段により算出された変動量が、予め定められた閾値より小さいときに、前記比較画像における分布範囲を、前記基準画像における分布範囲と同一の分布範囲に設定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記算出手段は、前記基準画像を用いて生成したヒストグラムにおける度数と、前記比較画像を用いて生成したヒストグラムにおける度数とを、前記階級ごとに比較することにより、前記変動量を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記区分け手段は、前記算出手段により算出された変動量が、予め定められた閾値以上のときに、前記比較画像を用いて生成されたヒストグラムの度数に応じて、前記比較画像における前記信号値の階級を複数の分布範囲に区分けすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記算出手段は、予め定められた範囲の階級における変動量を算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 被写体を撮像することにより画像を取得する撮像手段をさらに有し、
    前記基準画像は、前記比較画像が前記撮像手段による撮像で取得される前に前記撮像手段による撮像で取得された画像であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記区分け手段は、前記比較画像が前記基準画像を撮像した際の画角を変更した撮像により取得された画像のとき、前記変動量が予め定められた閾値以上の場合であっても、前記比較画像における分布範囲を、前記基準画像における分布範囲と同一の分布範囲に設定することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  7. 像処理装置の制御方法であって、
    画像を複数の領域に分割し、輝度および色情報の少なくともいずれかに対応する信号値を複数の階級に分割し、前記画像の各領域を前記信号値に基づき各階級に振り分けることにより導出される、前記各階級に属する前記領域の度数を示すヒストグラムを生成する生成ステップと、
    前記ヒストグラムの度数に応じて、前記信号値の階級を複数の分布範囲に区分けする区分けステップと、
    前記複数の分布範囲のうち同一の分布範囲に属する階級に対応する領域ごとに、前記画像を分割する分割ステップと
    基準となる基準画像と比較する比較画像を取得する取得ステップと、
    前記生成ステップにより前記基準画像を用いて生成されたヒストグラムと前記比較画像を用いて生成されたヒストグラムを比較することにより、前記比較画像が前記基準画像から変動した度合いを示す変動量を算出する算出ステップと、を有し、
    前記区分けステップは、前記算出ステップにより算出された変動量が、予め定められた閾値より小さいときに、前記比較画像における分布範囲を、前記基準画像における分布範囲と同一の分布範囲に設定することを特徴とする制御方法。
  8. 像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記制御方法は、
    画像を複数の領域に分割し、輝度および色情報の少なくともいずれかに対応する信号値を複数の階級に分割し、前記画像の各領域を前記信号値に基づき各階級に振り分けることにより導出される、前記各階級に属する前記領域の度数を示すヒストグラムを生成する生成ステップと、
    前記ヒストグラムの度数に応じて、前記信号値の階級を複数の分布範囲に区分けする区分けステップと、
    前記複数の分布範囲のうち同一の分布範囲に属する階級に対応する領域ごとに、前記画像を分割する分割ステップと
    基準となる基準画像と比較する比較画像を取得する取得ステップと、
    前記生成ステップにより前記基準画像を用いて生成されたヒストグラムと前記比較画像を用いて生成されたヒストグラムを比較することにより、前記比較画像が前記基準画像から変動した度合いを示す変動量を算出する算出ステップと、を有し、
    前記区分けステップは、前記算出ステップにより算出された変動量が、予め定められた閾値より小さいときに、前記比較画像における分布範囲を、前記基準画像における分布範囲と同一の分布範囲に設定することを特徴とするプログラム。
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