JP5761557B2 - 焦電型赤外線センサ装置、検出方法及びプログラム - Google Patents
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Description
赤外線を検知する1の焦電素子と、
前記焦電素子の前方に設けられていて、赤外線の透過量が他と異なる眼を含む複眼レンズと、
前記複眼レンズを透過した赤外線を前記焦電素子で受光してその赤外線の強度により前記複眼レンズのうちどの眼を透過したかを逐次判別する判別手段と、
前記判別手段により逐次判別された時系列の判別結果に応じて移動体の移動する方向或いは速度を検出する検出手段と、
を備えることを特徴とする焦電型赤外線センサである。
上述した課題を解決するために本発明の他の態様は、
赤外線を検知する1の焦電素子と、前記焦電素子の前方に設けられていて、赤外線の透過量が他と異なる眼を含む複眼レンズと、を備える焦電型赤外線センサにおける検出方法であって、
前記複眼レンズを透過した赤外線を前記焦電素子で受光してその赤外線の強度により前記複眼レンズのうちどの眼を透過したかを逐次判別する判別処理と、
前記判別処理により逐次判別された時系列の判別結果に応じて移動体の移動する方向或いは速度を検出する検出処理と、
を含むことを特徴とする検出方法。
コンピュータに対して、
赤外線を検知する1の電素子の前方に設けられていて、赤外線の透過量が他と異なる眼を含む複眼レンズを透過した赤外線を前記焦電素子が受光してその赤外線の強度により前記複眼レンズのうちどの眼を透過したかを逐次判別する機能と、
前記逐次判別した時系列の判別結果に応じて移動体の移動状況を検出する機能と、
を実現させるためのプログラムである。
図1は、焦電型赤外線センサ装置の正面図であり、図2は、図1のA−A線断面図である。
焦電型赤外線センサ装置は、測定対象の移動体(人体や動物など)の移動に応じて発生される微弱な赤外線を検知する焦電素子1と、この焦電素子1の前方に設けられている複眼レンズ2及び光学フィルタ3と、焦電素子1に電気的に接続されているワンチップIC4とを有する構成となっている。
ワンチップIC4には2段アンプ6、コンパレータA回路7、コンパレータB回路8、安定化電源回路9、制御部10などが搭載されている。焦電素子1からの赤外線検出信号は、2段アンプ6により例えば、40倍×40倍に増幅されて二つのコンパレータ回路、つまり、コンパレータA回路7及びコンパレータB回路8にそれぞれ入力される。
図5(1)は、コンパレータA回路7及びコンパレータB回路8に入力される入力波形と、コンパレータA回路7の閾電圧vau、vad及びコンパレータB回路8の閾電圧vbu、vbdとの関係を示した図である。また、図5(2)は、図5(1)の場合におけるコンパレータA回路7及びコンパレータB回路8の出力波形(2値レベルの信号波形)を示した図である。
先ず、制御部10は、コンパレータA回路7の出力信号を取得してHレベルの信号であるかを調べたり(ステップS1)、コンパレータB回路8の出力信号を取得してHレベルの信号であるかを調べたりしながら(ステップS2)、いずれかの出力がHレベルになるまで上述のステップS1、S2を繰り返しながら移動体の検出待ち状態となる。いま、コンパレータA回路7の出力信号がHレベル信号であることが検出されると(ステップS1でYES)、コンパレータB回路8の出力信号に関わらず、移動体は高透過検知領域R内に居ると判定する(ステップS3)。
検知角(検知可能領域)の広さや移動状況との関係で任意であり、各領域内の眼の数は、7個以上あるいは5個以下であってもよい。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
赤外線を検知する焦電素子と、
前記焦電素子の前方に設けられていて、複眼の眼毎に赤外線の透過量が異なる複眼レンズと、
前記複眼レンズを透過した赤外線を前記焦電素子で受光してその赤外線の強度により前記複眼レンズのうちどの眼を透過したかを逐次判別する判別手段と、
前記判別手段により逐次判別された時系列の判別結果に応じて移動体の移動状況を検出する検出手段と、
を備えることを特徴とする焦電型赤外線センサである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の焦電型赤外線センサにおいて、
前記検出手段により検出される前記移動状況は、前記移動体の移動する方向或いは速度である、
ことを特徴とする焦電型赤外線センサである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の焦電型赤外線センサにおいて、
前記複眼レンズは、レンズに貼り付けるシートにより眼毎の赤外線の透過量を異ならせる、
ようにしたことを特徴とする焦電型赤外線センサである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の焦電型赤外線センサにおいて、
前記複眼レンズは、レンズの素材により眼毎の赤外線の透過量を異ならせる、
ようにしたことを特徴とする焦電型赤外線センサである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の焦電型赤外線センサにおいて、
前記複眼レンズは、レンズのコーティングにより眼毎の赤外線の透過量を異ならせる、
ようにしたことを特徴とする焦電型赤外線センサである。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の焦電型赤外線センサにおいて、
前記複眼レンズは、複眼を構成する複数の眼を二分割し、一方の分割領域内に含まれる眼と他方の分割領域内に含まれる眼の赤外線の透過量が異なる、
ようにしたことを特徴とする焦電型赤外線センサである。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、
コンピュータに対して、
赤外線を検知する焦電素子の前方に設けられていて、複眼の眼毎に赤外線の透過量が異なる複眼レンズを透過した赤外線を前記焦電素子が受光してその赤外線の強度により前記複眼レンズのうちどの眼を透過したかを逐次判別する機能と、
前記逐次判別した時系列の判別結果に応じて移動体の移動状況を検出する機能と、
を実現させるためのプログラムである。
2 複眼レンズ
3 光学フィルタ
5 透過量減衰シート
6 2段アンプ
7 コンパレータA回路
8 コンパレータB回路
10 制御部
R1〜R6 左半分領域内の眼
R7〜R12 右半分領域内の眼
Claims (8)
- 赤外線を検知する1の焦電素子と、
前記焦電素子の前方に設けられていて、赤外線の透過量が他と異なる眼を含む複眼レンズと、
前記複眼レンズを透過した赤外線を前記焦電素子で受光してその赤外線の強度により前記複眼レンズのうちどの眼を透過したかを逐次判別する判別手段と、
前記判別手段により逐次判別された時系列の判別結果に応じて移動体の移動する方向或いは速度を検出する検出手段と、
を備えることを特徴とする焦電型赤外線センサ。 - 前記検出手段は、前記判別手段により判別される前記赤外線の透過した眼の時系列の変
化に応じて移動体の移動する方向或いは速度を検出する、
ことを特徴とする請求項1記載の焦電型赤外線センサ。 - 前記複眼レンズは、レンズに貼り付けるシートにより赤外線の透過量を異ならせる、
ようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の焦電型赤外線センサ。 - 前記複眼レンズは、レンズの素材により赤外線の透過量を異ならせる、
ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の焦電型赤外線センサ。 - 前記複眼レンズは、レンズのコーティングにより赤外線の透過量を異ならせる、
ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の焦電型赤外線センサ。 - 前記複眼レンズは、複眼を構成する複数の眼を二分割し、一方の分割領域内に含まれる眼と他方の分割領域内に含まれる眼の赤外線の透過量が異なる、
ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の焦電型赤外線センサ。 - 赤外線を検知する1の焦電素子と、前記焦電素子の前方に設けられていて、赤外線の透過量が他と異なる眼を含む複眼レンズと、を備える焦電型赤外線センサにおける検出方法であって、
前記複眼レンズを透過した赤外線を前記焦電素子で受光してその赤外線の強度により前記複眼レンズのうちどの眼を透過したかを逐次判別する判別処理と、
前記判別処理により逐次判別された時系列の判別結果に応じて移動体の移動する方向或いは速度を検出する検出処理と、
を含むことを特徴とする検出方法。 - コンピュータに対して、
赤外線を検知する1の焦電素子の前方に設けられていて、赤外線の透過量が他と異なる眼を含む複眼レンズを透過した赤外線を前記焦電素子が受光してその赤外線の強度により前記複眼レンズのうちどの眼を透過したかを逐次判別する機能と、
前記逐次判別した時系列の判別結果に応じて移動体の移動する方向或いは速度を検出する機能と、
を実現させるためのプログラム。
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