JP5761386B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5761386B2 JP5761386B2 JP2014000680A JP2014000680A JP5761386B2 JP 5761386 B2 JP5761386 B2 JP 5761386B2 JP 2014000680 A JP2014000680 A JP 2014000680A JP 2014000680 A JP2014000680 A JP 2014000680A JP 5761386 B2 JP5761386 B2 JP 5761386B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- thumbnail
- feature
- original
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
このように、一覧表示するために元の画像が縦横均等に縮小された縮小画像を含む、解像度(サイズ)が固定された画像を、以下、「サムネイル画像」と呼ぶ。また、サムネイル画像に含まれる縮小画像の元の画像を、以下、「原画像」と呼ぶ。
なお、縮小画像そのものがサムネイル画像となるとは限らない。原画像とサムネイル画像との画面アスペクト比が異なる場合には、原画像と同一の画面アスペクト比を有する縮小画像に対して、余白領域が付加されて画面アスペクト比が調整された画像が、サムネイル画像として用いられるからである。
フォトフレームは、その画面500内に、10枚ものサムネイル画像511乃至520を一覧表示させることができる。ここで、「画面」とは、デジタルフォトフレーム等の表示装置又は装置が有する表示部の表示領域全体に表示される画像をいう。
また、サムネイル画像に含まれている原画像の縮小画像をみて、原画像内に存在する小さな違いを判断することも、ユーザにとって非常に困難である。
このため、ユーザにとっては、サムネイル画像を用いて、画像処理の内容を把握することは非常に困難である。
図1乃至図5を参照して、本発明が適用される画像処理装置の第1実施形態に係るフォトフレーム1について説明する。
図1に示すように、フォトフレーム1は、データ処理部11と、ユーザインタフェース部12と、を備えている。
即ち、ROM32には、表示制御部35、画像処理部36、通信部43、ドライブ44を制御する機能等、各種機能を実現するためのプログラムが記憶されている。そこで、CPU31は、ROM32に記憶されているプログラムに従って処理を実行することで、表示制御部35、画像処理部36、通信部43、ドライブ44を制御したり、各種機能を実現することができる。
RAM33には、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータ等が適宜記憶される。
表示部41は、フォトフレーム1の筐体に設けられたディスプレイ等で構成され、上述した表示制御部35の制御の下、各種画像を表示する。表示部41の表示例については、図4等を用いて後述する。
操作部42は、ユーザの指示操作を受け付け、CPU31に通知する。CPU31は、通知された指示操作に応じて、各種処理を実行する。
通信部20は、CPU31の制御の下、他の装置と通信する。この場合、通信部20は、インターネットを含むネットワークに適宜接続する。
ドライブ44は、CPU31の制御の下、リムーバブル記録媒体51に対するデータの読み書きを行う。
例えば、リムーバブル記録媒体51は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式の画像データを、Exif(Exchangeable Image File Format)形式のファイルに含めて記録する。
なお、このような画像データを含むファイルを、以下、「画像ファイル」と呼ぶ。画像ファイルには、画像データの他、当該画像データに関する各種メタ情報を含めることが可能である。本実施形態では、当該画像データに施された画像処理の内容を示すメタ情報が、画像情報として画像ファイルに含められる。
なお、複数のサムネイル画像等と「等」を記載しているのは、後述する合成サムネイル画像を含める意である。
画像取得部61は、図1のドライブ44を介してリムーバブル記録媒体51から供給される画像ファイルや、通信部43を介して他の装置(図示せぬ)から供給される画像ファイルを取得する。
画像取得部61は、画像ファイルに含まれている画像データから、サムネイル画像の画像データを生成し、画像記憶部62のサムネイル画像記憶部71に記憶させる。
このように、サムネイル画像の画像データは、画像取得部61により取得された画像ファイルに含まれる画像データを元にして生成される。従って、画像取得部61により取得された画像ファイルに含まれる画像データが、原画像の画像データになる。そこで、画像取得部61は、当該原画像の画像データを含む画像ファイルを、画像記憶部62の原画像記憶部72に記憶させる。
サムネイル画像記憶部71は、上述したように、画像取得部61により生成されたサムネイル画像の画像データを記憶する。
原画像記憶部72は、上述したように、画像取得部61により取得された画像ファイル、即ち、原画像の画像データを含む画像ファイルを記憶する。
特徴画像記憶部73及び合成サムネイル画像記憶部74については、後述する。
合成サムネイル画像生成部63は、サムネイル画像の余白領域に対して原画像の特徴領域の少なくとも一部を合成した画像(以下、「合成サムネイル画像」と呼ぶ)の画像データを生成する。
合成サムネイル画像生成部63は、このような合成サムネイル画像の画像データを生成すべく、合成対象決定部81と、特徴画像抽出部82と、画像合成部83と、を備えている。
合成対象決定部81は、合成対象として決定したサムネイル画像の画像データを、サムネイル画像記憶部71から読み出して画像合成部83に供給し、それ以外のサムネイル画像の画像データを、サムネイル画像記憶部71から読み出して一覧画像表示制御部64に供給する。
即ち、サムネイル画像記憶部71に記憶されたサムネイル画像の画像データのうち合成対象は、後述するように、画像合成部83に供給されて合成サムネイル画像の画像データに変換されて、一覧画像表示制御部64に供給される。一方、サムネイル画像記憶部71に記憶されたサムネイル画像の画像データのうち合成対象以外は、サムネイル画像の画像データのまま一覧画像表示制御部64に供給される。
また、合成対象決定部81により決定された合成対象は、特徴画像抽出部82に通知される。
そして、特徴画像抽出部82は、当該原画像の特徴領域の少なくとも一部を含む画像であって、サムネイル画像と同一解像度(同一サイズ)の画像(以下、「特徴画像」と呼ぶ)の画像データを、当該原画像の画像データから抽出する。
抽出された特徴画像の画像データは、特徴画像記憶部73に記憶される。
すると、画像合成部83は、特徴画像を背景として、サムネイル画像を前景として、前景を背景の上に合成する合成処理を、特徴画像及びサムネイル画像の各画像データに施す。これにより、合成サムネイル画像の画像データが生成される。
原画像101は、水平方向(図3中横方向)にN個の画素が配置され、垂直方向(図3中縦方向)にM個の画素が配置されて構成されている。ここで、NとMは、相互に異なる任意の整数値である。
ここで、画像を、「水平方向の画素数×垂直方向の画素数の画像」と表現するものとすると、原画像101はN×Mの画像である。この場合、原画像101の画面アスペクト比は、N:Mになる。
即ち、サムネイル化のために、原画像101の画像データに対して画面アスペクト比を変化させずに1/L倍(Lは1よりも大きな任意の値)に縮小する縮小処理が施された場合、n×mの縮小画像111の画像データが得られる。ここで、nは、(N/L)を満たす整数値であり、mは、(M/L)を満たす整数値である。即ち、原画像101の画面アスペクト比であるN:Mと、縮小画像111の画面アスペクト比であるn:mとは一致する。
一方、本実施形態では、サムネイル画像の画面アスペクト比は1:1である。従って、画面アスペクト比がn:m(nとmは相互に異なる値のため1:1ではない)である縮小画像111の画像データをそのまま、サムネイル画像の画像データとして採用することはできない。
そこで、本実施形態では、n×mの縮小画像111に対して、水平方向に平行に余白領域112U及び112Dが上下に付加されたn×nの画像102、即ち、画面アスペクト比が1:1(=n:n)に調整された画像102の画像データが、サムネイル画像の画像データとして採用されている。
具体的には、前景のサムネイル画像102のうち、原画像101の縮小画像111の部分は、透過率0%(非透明)で、背景の特徴画像121の上に合成される。一方、前景のサムネイル画像102のうち、余白領域112U及び112Dの部分は、透過率100%(全透明)で、背景の特徴画像121の上に合成される。その結果、サムネイル画像102の余白領域112U及び112Dに対して、特徴画像121が重畳された画像103の画像データが、合成サムネイル画像の画像データとして得られることになる。
以上まとめると、画像合成部83は、前景の特徴画像121を背景のサムネイル画像102に合成する合成処理を、特徴画像121及びサムネイル画像102の各画像データに施すことによって、サムネイル画像102の余白領域112U及び112Dに特徴画像121が重畳された合成サムネイル画像103の画像データを生成する。
一方、サムネイル画像記憶部71に記憶されたサムネイル画像の画像データのうち、合成対象決定部81によって合成対象と決定されなかったサムネイル画像の画像データは、サムネイル画像記憶部71からそのまま読み出されて、一覧画像表示制御部64に供給される。
図4の例の一覧画像200(画面200)には、2枚のサムネイル画像211及び212、並びに、8枚の合成サムネイル画像221乃至228が含まれている。
8枚の合成サムネイル画像221乃至228の各々の中央部分には、原画像の縮小画像が含まれている。ユーザは、これらの縮小画像から、原画像の画像データに対して何らかの画像処理が施されていると把握することまではできるが、縮小画像内の小さな違いが区別付かないため、画像処理の内容を把握することは非常に困難である。
しかしながら、8枚の合成サムネイル画像221乃至228の各々の上下の部分、即ち、サムネイル画像の余白領域であった部分には、原画像の特徴領域(本実施形態では顔領域)の少なくとも一部を含む特徴画像が重畳されている。
ここで、合成サムネイル画像221乃至228の各々の中央部分の縮小画像には、即ち、合成前のサムネイル画像の中央部分の縮小画像には、原画像内の顔領域も縮小して含まれている。従って、視点を変えると、合成前のサムネイル画像内の顔領域の拡大画像が、特徴画像であると把握することもできる。このように把握すると、合成サムネイル画像221乃至228とは、合成前のサムネイル画像内の顔領域の拡大画像が、当該サムネイル画像の余白領域に重畳された画像であるといえる。
従って、ユーザは、合成サムネイル画像221乃至228のうち、特徴画像(縮小画像からみると顔領域の拡大画像)をみることで、原画像の画像データに対して施された画像処理の内容を容易に把握することが可能になる。
一方で、ユーザは、合成サムネイル画像221乃至228のうち、中央部分の縮小画像をみることで、原画像の全体像を把握することが容易に可能になる。
以上まとめると、図4の例の一覧画像200のように、複数のサムネイル画像又は合成サムネイル画像が1画面内に一覧表示される場合に、各々の画像処理の内容(画像処理が施されてないという内容含む)及び全体像をユーザが容易に把握することが可能になる。
画調変換処理とは、処理対象の画像を、所定の画調の画像に変換する処理をいう。所定の画調として、「日本画調」、「西洋画調」、「水彩画調」、「水墨画調」、「ペン画調」、「ゴッホ調」等、各種各様の画調を採用することができる。
具体的には例えば、所定のパラメータの値を、処理対象の画像が有する値から、所定の画調に合致した値に更新する処理が、画調変換処理の一例である。この場合に用いられるパラメータは、例えば、コントラスト、明るさ、色の濃さ、色合い、シャープネス、ノイズ低減フィルタの効果設定、色温度、及びγ補正のγ値が存在する。これらのパラメータは、単独で用いられる場合もあるし、任意の2以上の組み合わせで用いられる場合もある。なお、これらのパラメータは当然ながら例示であり、画調変換処理を表現するために妥当であれば、如何なるパラメータを用いてもよい。
画調変換処理は、例えば、機器に予め定められている編集機能や、フォトショップ(登録商標)等のアプリケーションソフトウエアにより実現される。
階調処理とは、画像の明度を段階的に変化させる処理をいう。
具体的には例えば、撮像時に光量を段階的に変化させることによって画像の明度を変化する処理や、機器に予め定められている編集機能又はフォトショップ(登録商標)等のアプリケーションソフトウエアにより実現される編集機能によって、撮像後の画像の明度を段階的に変換させる処理も、階調処理の一例である。
従って、このような場合には、図2の合成対象決定部81は、画像処理が施された原画像に対応するサムネイル画像の画像データのみを、合成対象として決定すればよい。
ここで、原画像の画像データに対して画像処理が施されているか否かの判断手法は、特に限定されず、例えば、複数の原画像に関するデータベースであって、施された画像処理の種類が格納されたデータベースが存在する場合、当該データベースを用いる手法を採用してもよい。
ただし、本実施形態では、次のような判断手法が採用されている。即ち、本実施形態では、上述したように、原画像の画像データは画像ファイルに含められて原画像記憶部72に記憶されている。この画像ファイルには、当該原画像の画像データに対して施された画像処理の内容を示す画像情報が、メタ情報の1つとして含まれている。そこで、合成対象決定部81は、この画像情報の内容に基づいて、原画像の画像データに対して画像処理が施されているか否かを判断する。
即ち、図5は、図2の機能的構成を有するデータ処理部11が実行するサムネイル表示処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
即ち、画像取得部61は、表示対象の候補として、原画像の画像データを含む画像ファイルを、図1のドライブ44を介してリムーバブル記録媒体51から取得したり、通信部43を介して他の装置(図示せず)から取得する。
具体的には例えば、図3の原画像101の画像データが取得される。
即ち、画像取得部61は、原画像の縮小画像に対して余白領域を付加することで、画面アスペクト比が1:1のサムネイル画像の画像データを生成する。
具体的には例えば、図3に示すように、原画像101の縮小画像111に対して余白領域112U及び112Dが付加された画像102の画像データが、サムネイル画像の画像データとして生成される。
即ち、合成対象決定部81は、原画像の画像データが含まれている画像ファイルから、画像情報を読み出し、当該画像情報の内容に基づいて、原画像の画像データに対して画像処理が施されているか否かを判定する。
ステップS4において、一覧画像表示制御部64は、サムネイル画像を一覧画像に含める。即ち、サムネイル画像の画像データが、サムネイル画像記憶部71から読み出され、一覧画像表示制御部64に供給されて、一覧画像の画像データの生成用として一覧画像表示制御部64に保持される。
これにより、処理はステップS9に進む。ただし、ステップS9以降の処理については後述する。
即ち、本実施形態では、上述したように、特徴領域として顔領域が採用されている。そこで、特徴画像抽出部82は、原画像から人間の顔に関する特徴点を1以上抽出し、抽出した1以上の特徴点から顔領域を検出する。
詳細には例えば、特徴画像抽出部82は、特開2001−16573号公報等に開示された特徴点抽出処理を原画像の画像データに対して施すことで、眉、目、鼻、唇の各端点、顔の輪郭点、頭頂点や顎の下端点等を、人間の顔に関する特徴点として検出する。
特徴画像抽出部82は、このように検出した各特徴点に基づいて、眉、目、鼻、唇の各領域を画定し、眉、目、鼻、唇の各領域の境界を輪郭として決定することによって、顔領域を検出する。
なお、顔領域の検出手法は、上述の手法に特に限定されず、その他例えば、原画像の画像データから輝度画像データを生成し、当該輝度画像データを用いて顔領域を検出する手法等、様々な手法を採用することができる。
具体的には例えば、図3に示すように、原画像101の顔領域の一部の画像121の画像データが、特徴画像の画像データとして抽出される。
このようにして抽出された特徴画像の画像データは、特徴画像記憶部73に記憶される。これにより、処理はステップS7に進む。
より具体的には例えば、本実施形態では、サムネイル画像102を含む前景の画像データには、透過度情報(以下、「アルファ値」と呼ぶ)を保存するためのデータ領域(以下、「アルファチャネル」と呼ぶ)が設けられているものとする。この場合、画像合成部83は、前景を構成する各画素のアルファチャネル内のアルファ値をそれぞれ設定することで、透過率の設定を画素単位で実現することができる。
そこで、画像合成部83は、前景のサムネイル画像102のうち、原画像101の縮小画像111を構成する各画素については、低いアルファ値を設定することで、透過率0%(非透明)を実現する。一方、画像合成部83は、前景のサムネイル画像102のうち、余白領域112U及び112Dの部分を構成する各画素については、高いアルファ値を設定されることで、透過率100%(全透明)を実現する。
このようにして、画像合成部83により生成された合成サムネイル画像の画像データは、合成サムネイル画像記憶部74に記憶される。これにより、処理はステップS8に進む。
ステップS9において、一覧画像表示制御部64は、表示対象の候補に対応するサムネイル画像又は合成サムネイル画像の全てが一覧画像に含められたか否かを判定する。
表示対象の候補となる原画像の中に、そのサムネイル画像又は合成サムネイル画像が一覧画像に含められていないものが未だ存在する場合、ステップS9においてNOであると判定されて、処理はステップS1に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
即ち、表示対象の候補となる複数の原画像の各々について、ステップS1乃至S9のループ処理がその都度実行されることで、そのサムネイル画像又は合成サムネイル画像が一覧画像に順次含まれていく。
そして、表示対象の候補に対応するサムネイル画像又は合成サムネイル画像の全てが一覧画像に含められると、ステップS9においてYESであると判定されて、処理はステップS10に進む。
具体的には例えば、図4に示す一覧画像200が、表示部41の画面として表示される。
ここで、特徴画像とは、サムネイル画像の観点からすると、サムネイル画像の特徴領域(本実施形態では顔領域)の拡大画像に相当する。従って、ユーザは、合成サムネイル画像のうち、特徴画像をみることで、サムネイル画像だけをみた場合と比較して、原画像内の小さな違いを確認し易くなるので、原画像の画像データに施された画像処理の内容を容易に把握することが可能になる。
一方で、ユーザは、合成サムネイル画像のうち、原画像の縮小画像をみることで、当該原画像の全体像を把握することが容易に可能になる。
以上まとめると、一覧画像のように、複数のサムネイル画像又は合成サムネイル画像が1画面内に一覧表示される場合に、各々の画像処理の内容(画像処理が施されてないという内容含む)及び全体像をユーザが容易に把握することが可能になる。
次に、本発明が適用される画像処理装置の第2実施形態について説明する。
従って、図示はしないが、第2実施形態のサムネイル表示処理も、原則として、図5のフローチャートに従った処理となる。ただし、第2実施形態のサムネイル表示処理では、ステップS3の処理のみが、「原画像はブラケット撮影により得られたものであるか?」という処理に置換される。
ここで、ブラケット撮影とは、露出値、ズーム値、フォーカス値、ホワイトバランス値フラッシュ発光量等の撮影時における1種類以上の設定値を複数段階に変更して、設定値変更する毎に撮影をすることをいう。ブラケット撮影により、異なる設定値でそれぞれ撮影された場合の原画像の画像データがそれぞれ得られる。
図6の例の一覧画像300(画面300)には、10枚の合成サムネイル画像311乃至320が含まれている。
10枚の合成サムネイル画像311乃至320の各々の中央部分には、原画像の縮小画像が含まれている。ユーザは、これらの縮小画像から、原画像の画像データがブラケット撮影により得られたものであると把握することまではできるが、縮小画像内の小さな違いが区別付かないため、撮像条件の違いを把握することは非常に困難である。
しかしながら、10枚の合成サムネイル画像311乃至320の各々の上下の部分、即ち、サムネイル画像の余白領域であった部分には、原画像の特徴領域(本実施形態では顔領域)の少なくとも一部を含む特徴画像が重畳されている。
ここで、合成サムネイル画像311乃至320の各々の中央部分の縮小画像には、即ち、合成前のサムネイル画像の中央部分の縮小画像には、原画像内の顔領域も縮小して含まれている。従って、視点を変えると、合成前のサムネイル画像内の顔領域の拡大画像が、特徴画像であると把握することもできる。このように把握すると、合成サムネイル画像311乃至320とは、合成前のサムネイル画像内の顔領域の拡大画像が、当該サムネイル画像の余白領域に重畳された画像であるといえる。
従って、ユーザは、合成サムネイル画像311乃至320のうち、特徴画像(縮小画像からみると顔領域の拡大画像)を見比べることで、ブラケット撮影により得られた複数の原画像の間の撮像条件の違いを容易に把握することが可能になる。
一方で、ユーザは、合成サムネイル画像311乃至320のうち、中央部分の縮小画像をみることで、原画像の全体像を把握することが容易に可能になる。
以上まとめると、図6の例の一覧画像300のように、複数のサムネイル画像又は合成サムネイル画像が1画面内に一覧表示される場合に、各々の撮影条件の違い及び全体像をユーザが容易に把握することが可能になる。
しかしながら、合成対象は、上述した第1実施形態や第2実施形態の例に特に限定されず、任意でよい。例えば、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせてもよい。即ち、画像処理が施された原画像及びブラケット撮影により得られた原画像の各々に対応するサムネイル画像の画像データを、合成対象として、合成サムネイル画像の画像データを生成するようにしてもよい。
Claims (6)
- 原画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成するサムネイル画像生成手段と、
前記原画像の特徴領域の少なくとも一部を特徴画像として抽出する特徴画像抽出手段と、
前記特徴画像を、前記サムネイル画像に含まれる前記特徴領域と対応する領域の画像より拡大された画像として、前記サムネイル画像と合成して合成サムネイル画像を生成する合成サムネイル画像生成手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記原画像の画像データは、画像処理が施されていることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記原画像の特徴領域は、人物の顔領域であることを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
- 前記合成サムネイル画像生成手段は、前記特徴画像を背景として、前記サムネイル画像を前景として合成処理を行うことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の画像処理装置。
- 画像処理装置のコンピュータが、
原画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成するサムネイル画像生成工程と、
前記原画像の特徴領域の少なくとも一部を特徴画像として抽出する特徴画像抽出工程と、
前記特徴画像を、前記サムネイル画像に含まれる前記特徴領域と対応する領域の画像より拡大された画像として、前記サムネイル画像と合成して合成サムネイル画像を生成する合成サムネイル画像生成工程と、
を実行することを特徴とする画像処理方法。 - 画像処理装置のコンピュータを、
原画像の縮小画像であるサムネイル画像を生成するサムネイル画像生成手段と、
前記原画像の特徴領域の少なくとも一部を特徴画像として抽出する特徴画像抽出手段と、
前記特徴画像を、前記サムネイル画像に含まれる前記特徴領域と対応する領域の画像より拡大された画像として、前記サムネイル画像と合成して合成サムネイル画像を生成する合成サムネイル画像生成手段と、
して機能させる画像処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014000680A JP5761386B2 (ja) | 2014-01-07 | 2014-01-07 | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014000680A JP5761386B2 (ja) | 2014-01-07 | 2014-01-07 | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010120221A Division JP5459072B2 (ja) | 2010-05-26 | 2010-05-26 | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014067451A JP2014067451A (ja) | 2014-04-17 |
JP5761386B2 true JP5761386B2 (ja) | 2015-08-12 |
Family
ID=50743695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014000680A Expired - Fee Related JP5761386B2 (ja) | 2014-01-07 | 2014-01-07 | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5761386B2 (ja) |
-
2014
- 2014-01-07 JP JP2014000680A patent/JP5761386B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014067451A (ja) | 2014-04-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9165389B2 (en) | Image processing apparatus, image processing method, and program | |
EP2525561B1 (en) | Data-generating device, data-generating method, data-generating program, and recording medium | |
JP5949331B2 (ja) | 画像生成装置、画像生成方法及びプログラム | |
WO2016026466A1 (zh) | 一种光绘图像的优化方法及装置 | |
JP4821642B2 (ja) | 画像処理方法、画像処理装置、ディジタルカメラ及び画像処理プログラム | |
JP4399462B2 (ja) | 画像処理装置、方法、およびプログラム | |
JP2010072934A (ja) | アルバム作成装置及びアルバム作成方法 | |
US9258458B2 (en) | Displaying an image with an available effect applied | |
JP5408037B2 (ja) | 画像処理装置及び方法、並びにプログラム | |
US8971636B2 (en) | Image creating device, image creating method and recording medium | |
JP5556194B2 (ja) | 表示制御装置及び表示制御プログラム | |
JP5385059B2 (ja) | 画像表示方法、プログラム、画像表示装置、及び、撮像装置 | |
JP5761386B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム | |
JP5459072B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム | |
JP2019032654A (ja) | 画像処理装置、及び、画像処理方法、コンピュータプログラム | |
WO2016187769A1 (zh) | 在视频中实现多层蒸汽特效的方法和装置 | |
CN112488972A (zh) | 一种绿幕图像与虚拟图像实时合成的方法和装置 | |
JP5232107B2 (ja) | 画像表示方法、プログラム、画像表示装置、及び、撮像装置 | |
JP2008263657A (ja) | 画像処理装置、サムネイル動画作成方法及びサムネイル動画作成プログラム | |
JP2014174855A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
US11244187B2 (en) | Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium | |
JP6668646B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
JP2008147714A (ja) | 画像処理装置およびその方法 | |
JP6606935B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
JP6476811B2 (ja) | 画像生成装置、画像生成方法及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140203 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140203 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150512 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150525 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5761386 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |