JP5232107B2 - 画像表示方法、プログラム、画像表示装置、及び、撮像装置 - Google Patents

画像表示方法、プログラム、画像表示装置、及び、撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像表示方法、プログラム、画像表示装置、及び、この画像表示装置を有する撮像装置に関する。
近年のデジタルカメラの普及により、従来のデジタルカメラで撮像したデジタル画像を、単に紙媒体等に印刷出力して鑑賞して楽しむ方法だけでなく、デジタル画像ならではの新しい画像鑑賞の仕方に関する様々な技術開発が行われている。例えば、デジタルカメラを外部モニタ等に接続して、デジタルカメラ側または外部モニタ側での操作に応じて、ユーザーが撮像した複数の画像をこの外部モニタ等に順次表示するスライドショーと呼ばれる鑑賞方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。これらの従来技術では、被写体や構図などに応じて、各画像の注目すべき主要領域(以下、「注目領域」と呼ぶ)をトリミングして画像を再編集し、得られた画像を用いてスライドショーを生成している。
特開2006−166165号公報 特開2006−229467号公報 特開2007−243733号公報
しかしながら、これらの従来技術では、複数の被写体を包含する領域をトリミングする場合に、必ずしもユーザの感覚に合致した領域が選択されるとは限らないという問題があった。例えば、特許文献1に記載の手法では、画像表示部とデジタル画像のアスペクト比が異なる場合において、画像サイズが最大の部分画像をトリミングおよびリサイズすることにより、スライドショー制作者が意図する画像サイズやアスペクト比の画像が得られるようにしていたが、この画像はユーザーの感覚とかけ離れた領域をトリミングしており、好ましいものではなかった。また、特許文献2に記載の手法では、注目被写体を、人物の顔の画像内の位置や比率から決定し、画像内のトリミング枠の移動経路、移動速度、移動経路上における大きさから特殊エフェクトが付与されたムービーを作成していたが、エフェクトがなければトリミング位置が特定被写体に偏り、ユーザーにとって好ましい領域を表示するものではなかった。更に、特許文献3に記載の手法では、主要被写体を人物やフォーカス位置から決定するが、トリミング領域が狭くなる傾向にあり、ユーザーが画像全体から受ける印象と異なり、好ましいものではなかった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、デジタル画像などから注目領域を検出して得られた画像からスライドショーを生成する際に、ユーザーの感覚により近い領域の部分画像を検出し、かつ、デザイン性にも優れるライドショーを生成することが可能な画像表示方法、プログラム、画像表示装置、及び、撮像装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る画像表示方法は、コンピュータを用いて、画像データを表示する画像表示方法であって、画像データから当該画像データの属性を求め、当該属性に基づいて画像データをグループ分けするステップと、グループ毎に、当該グループに含まれる画像データを表示するためのテンプレートを決定するステップと、グループ毎に、当該グループに含まれる画像データの各々から注目領域を検出するステップと、グループ毎に、当該グループに含まれる画像データの各々の注目領域に基づいて画像データの優先順位を決め、この優先順位に従ってテンプレートの表示領域画像データを割り当てるステップと、グループ毎に、当該グループに含まれる画像データの注目領域のアスペクト比及びこの画像データが割り当てられる表示領域のアスペクト比から、この画像データの表示部分を決定するステップと、画像データをテンプレートに合わせて配置し表示するステップと、を有する。
このような画像表示方法において、テンプレートの表示領域画像データを割り当てるステップは、画像データ毎に、当該画像データの面積に対する注目領域の面積の割合を算出し、当該割合が大きい画像データを面積の大きい表示領域に割り当てるように構成することが好ましい。
また、このような画像表示方法において、注目領域を検出するステップは、画像データの、輝度及び2つの色度に対応する3つのプレーンの各々から、この画像データの画素毎に、画像データのエッジ成分を抽出し、画素毎に、3つのプレーンの各々のエッジ成分を重み付けして加算することにより、画素毎のエッジ量を算出するステップと、画像データの画素数に対応する要素を有し、当該要素毎に予め重み値が設定された注目領域重み付けマップの要素の各々を、画像データの対応する画素のエッジ量に乗算して、画素毎の注目度を算出するステップと、画像データにおいて、注目度が所定の閾値より大きい画素を注目点として抽出し、当該注目点の全てを内包する領域を注目領域として抽出するステップと、を有することが好ましい。
このとき、注目領域を検出するステップは、エッジ量を算出するステップの前に実行されるステップであって、画像データを、少なくとも1つ以上の異なる次元にリサイズしたリサイズ画像を生成するステップをさらに有し、エッジ量を算出するステップは、画像データ及びリサイズ画像毎に、エッジ量を算出するように構成され、注目度を算出するステップは、さらに、リサイズ画像から算出されたエッジ量を、画像データの画素数と同一次元に復元するステップと、画像データから算出されたエッジ量及びリサイズ画像から算出されてリサイズされたエッジ量の各々に、注目領域重み付けマップの要素の各々を乗算し、さらに、注目領域重み付けマップが乗算されたエッジ量の各々に、予め設定された重みを乗じて画素毎に加算して、画素毎の注目度を算出するステップと、を有することが好ましい。
また、このような画像表示方法において、テンプレートの表示領域画像データを割り当てるステップは、割合が等しい画像データがあるときは、注目点の総数が多い方の画像データを、面積の大きい表示領域に割り当てるように構成されることが好ましい。
また、本発明に係るプログラムは、画像データが記憶された記憶部と、表示部と、が接続されたコンピュータに、上述の画像表示方法のいずれかを実行させるためのプログラムである。
また、本発明に係る画像表示装置は、画像データが記憶された記憶部と、表示部と、記憶部から画像データを読み出して、上述の画像表示方法のいずれかにより表示部に表示する制御部と、を有する。
さらに、本発明に係る撮像装置は、上述の画像表示装置と、光学系及び当該光学系で結像された像を検出する撮像素子を備え当該撮像素子で検出された画像を記憶部に記憶させる撮像部と、を有する。
本発明に係る画像表示方法、プログラム、画像表示装置、及び、撮像装置を以上のように構成すると、デジタル画像などから注目領域を検出してスライドショーなどの創作的な映像を編集する際に、ユーザーの感覚により近い領域の部分画像を検出し、かつ、デザイン性にも優れる映像を再生することが可能となる。
画像表示装置を有するデジタルカメラの構成を表すブロック図である。 記憶部のデータ構造を示す説明図であり、(a)は画像ユニットリストのデータ構造を示し、(b)は画像データのデータ構造を示す。 画像表示装置による画像表示処理の概要を示すフローチャートである。 スライドショー生成部によるスライドショー生成処理の概要を示すフローチャートである。 表示画像生成部によるスライドショー再生処理の概要を示すフローチャートである。 テンプレートの一例を示す図である。 入力画像の一例を示す図である。 注目領域検出部により検出された注目領域の一例を示す図である。 トリミング領域決定部により決定されたトリミング領域の一例を示す図である。 トリミング処理部によるトリミング処理、及びリサイズ処理部によるリサイズ処理によって得られた表示画像の一例を示す図である。 1つの画像ユニットについての表示画像を全て表示した一例を示す図である。 ラプラシアン処理に用いるフィルタを示す説明図であり、(a)は8近傍ラプラシアンフィルタを示し、(b)は4近傍ラプラシアンフィルタを示す。 注目領域重み付けマップの一例を説明するための説明図である。 第1の注目領域検出処理の概要を示すフローチャートである。 第2の注目領域検出処理の概要を示すフローチャートである。 第3の注目領域検出処理の概要を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1を用いて本実施形態に係る画像表示方法が実行される画像表示装置2の構成について説明する。なお、本実施形態においては、この画像表示装置2を、撮像部10を有するデジタルカメラ(撮像装置)1に適用した場合について説明する。図1に示すように、デジタルカメラ1は、撮像部10、メモリ11、画像処理部12、記憶部13、操作部14、表示部15、制御部16、スライドショー生成部17、表示画像生成部18、及び、外部装置出力部19から構成される。そして、これらの撮像部10、メモリ11、画像処理部12、記憶部13、操作部14、表示部15、スライドショー生成部17、表示画像生成部18、及び、外部装置出力部19は、制御部16に情報を伝達可能に接続されている。さらに、このデジタルカメラ1は、外部装置出力部19を介して画像を表示可能に外部モニタ100に接続可能となっている。そして、本実施形態の画像表示装置2は、上記デジタルカメラ1の構成部のうち、記憶部13、制御部16、スライドショー生成部17、及び、表示画像生成部18などから構成されている。なお、制御部10、スライドショー生成部17、及び、表示画像生成部18などは、コンピュータ1で実行されるプログラムとして構成することができる。
撮像部10は、図示しない撮影レンズ、撮像素子、A/D変換部等を備えており、ユーザーによる操作部14からの指示に基づいて、制御部16が制御することにより、被写体像を撮像する。
メモリ11は、撮像部10により撮像された被写体像の画像データを記憶し、また、画像ユニットリストや各処理で算出された数値などを一時的に記憶する。メモリ11には、半導体メモリのうち、任意の不揮発性メモリを適宜選択して用いることができる。
画像処理部12は、撮像された画像データに対して、補間処理、輪郭強調処理またはホワイトバランス補正等の画像処理を行う。この画像処理部12は、更に、撮影モード、シャッター速度、絞り値やISO値等の撮影条件、および撮像日時等の撮像された画像に関する属性を示す情報を画像に付加して、Exif(Exchangeable image file format)形式等の画像のファイルを生成するデジタルフロントエンド処理部としての機能も有する。
操作部14は、ユーザーによる操作指示信号を制御部16に出力する。操作部14には、例えば、電源ボタン、撮影モード等のモード設定ボタン、レリーズボタン等の操作ボタンやタッチパネルを有する。本実施形態では、スライドショーを行うモードが、モード設定ボタンによって選択できるようになっている。また、操作ボタンは、タッチパネル上に画像として表示され各種操作を選択できるようにしてもよい。
表示部15は、ライブビュー用のスルー画像、モード設定画面およびスライドショーにおける画像等を表示する。表示部15には、一般的な液晶モニタ等を適宜選択して用いることができる。
制御部16は、記憶部13に記憶されている制御プログラムを読み込み、操作部14を介してユーザーからの様々な指示を受け付け、それらに基づいてデジタルカメラ1の動作を制御する。例えば、制御部16は、撮像部10に被写体像の撮像指令を出したり、画像処理部12に撮像した画像データの画像処理をさせたり、処理された画像を記憶部13へ記録したり、表示部15へ表示したりする等の制御を行う。さらに、本実施形態では、制御部16は、後述するように、撮像した複数の画像をスライドショーで表示部15や外部表示装置100へ表示するにあたり、ユーザーから操作部14を介して受け取る指示に基づいて、スライドショー生成部17にてスライドショーを生成させ、更に、このスライドショーを、表示画像生成部18にて再生させる。なお、この制御部16には、一般的なコンピュータのCPUが使用される。
スライドショー生成部17は、注目領域検出部20、トリミング領域決定部21、及び、レイアウト決定部22から構成される。注目領域検出部20は、後述するように、画像内の注目領域を輝度および色のコントラストを基に抽出し、また、注目領域決定処理の途中結果である注目点の数をメモリ11に出力する。トリミング領域決定部21は、注目領域検出部20により検出された注目領域などを基に、トリミング領域の決定を行う。レイアウト決定部22は、トリミング領域決定部21で決定されたトリミング領域を基に、注目領域をテンプレート70に割り当ててレイアウトを決定する処理を行う。
表示画像生成部18は、トリミング実行部23、及び、リサイズ実行部24から構成される。トリミング実行部23は、スライドショー生成部17のトリミング領域決定部21により決定されたトリミング領域を基に、画像から注目領域のトリミングを行う。リサイズ実行部24は、トリミング実行部23でトリミングされた領域を、最適な表示領域にリサイズして、スライドショー用の画像を生成する。制御部16は、この表示画像生成部18から画像生成完了通知を受け取った後、表示部15や外部モニタ100へ画像を表示してスライドショーを再生する。
外部装置出力部19は、外部表示装置100である外部モニタと有線または無線で接続され、ユーザーによる操作部14の操作に応じて、デジタルカメラ1によって撮像された画像を外部表示装置100へ出力する。外部装置出力部19には、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)等のチップが搭載されたインターフェースを用いることができる。また、外部表示装置100には、一般的な高精細度テレビジョン放送受信可能なテレビを適宜選択して用いることもできる。
記憶部13は、制御部16がデジタルカメラ1を制御するための制御プログラムや撮像した画像データ(図2(b)参照)等が記憶される。記憶部13に記憶されるプログラムやデータは、制御部16から適宜参照することができる。記憶部13には、一般的なハードディスク装置、光磁気ディスク装置、半導体メモリである任意の不揮発性メモリ、または着脱可能なカードメモリ等を適宜選択して用いることができる。
また、本実施形態において、記憶部13には、デジタルカメラ1によるスライドショー再生を行うのに必要となる画像ユニットリスト50(図2(a)参照)が記憶されている。この画像ユニットリスト50には、スライドショー生成部17が作成するスライドショーにおいて、表示部15や外部表示装置100に表示する画像の選択およびそれらの配置位置等の構成を示す一覧等が含まれる。さらに、記憶部13には、画像ユニットリスト50を作成するにあたり、スライドショー生成部17が各画像の配置位置等を決定するのに必要となるレイアウト用のテンプレート70(図6参照)も記憶されている。なお、図6に示すテンプレート70は4枚表示用であるが、それ以外にも、1枚表示用や2枚表示用のテンプレート等、表示枚数や表示デザイン毎に複数種類のテンプレートが用意されている。また、図6のテンプレートは、4枚表示のテンプレートの一例を示したにすぎず、特定の画像のみ大きく表示したり、全て正方形に表示してもよい。本実施形態では、このような表示のための複数種類のテンプレートが用意され、記憶部13に記憶されている。
画像ユニットリスト50は、図2(a)に示すようなデータ構造を有しており、画像ユニットの管理番号が記憶されるユニット番号領域51、画像データの管理番号が記憶される画像番号領域52、画像データのファイル名が記憶される画像データファイル名領域53、各画像のサイズ(横幅W×縦幅H)が画素数で記憶される画像サイズ領域54、画像における注目領域の位置(x,y)が記憶される注目領域位置領域55、注目領域のサイズ(横幅W×縦幅H)が画素数で記憶される注目領域サイズ領域56、当該注目領域内にある注目点の総数が記憶される注目点総数領域57、表示画像の表示位置(x,y)が記憶される表示位置領域58、及び、表示画像の表示位置サイズ(横W×縦H)が画素数で記憶される表示サイズ領域59から構成される。なお、注目領域の位置座標は、元画像の左上隅を原点(0,0)とし、横幅方向をx軸、縦幅方向をy軸とした際に、注目領域の左上隅の位置座標を、原点からの相対位置(画素)で表したものである。また、表示画像の表示位置は、表示部15などの画面の左上隅を原点(0,0)とした際に、画像の表示位置の左上隅の位置座標を、原点からの相対的位置(画素)で表したものである。また、表示位置領域58及び表示サイズ領域59には、後述するレイアウト決定部22によりレイアウト用のテンプレート70に割り当てるときにその値が設定される。
また、画像データ60は、図2(b)に示すようなデータ構造を有しており、デジタル画像そのものが記憶される画像領域61と、ヘッダ領域、撮影日時情報、色情報、印象情報などの属性情報が記憶される属性情報領域62とを有して構成され、1つの画像データに対する情報が1レコードとして管理された、Exif形式のデータである。ここで、ユニットリスト50の各画像ユニットに属する画像データを取得する場合、ユニットリスト50の画像データファイル名領域53から画像データファイルのパスを取得し、このパスを基に読み出そうとする画像データを特定し、画像領域61及び属性情報領域62から、該当する画像データそのもの及びその属性情報を取得することができる。なお、この画像領域61と属性情報領域62とを一つのファイルとして構成するようにしてもよい。
次に、このような構成のデジタルカメラ1において、画像表示装置2が画像表示方法を用いて、撮像した画像をスライドショーで表示する際の画像表示処理について、図3〜図5のフローチャートを合わせて用いて説明する。この画像表示処理は、図3に示すように、スライドショー生成部17によって行われるスライドショー生成処理(ステップS10)と、その後に画像表示生成部18によって行われるスライドショー再生処理(ステップS20)とから構成される。以下、スライドショー生成処理(ステップS10)及びスライドショー再生処理(ステップS20)の各処理について、それぞれ図4及び図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、図4のフローチャートを用いて、スライドショー生成部17によるスライドショー生成処理(ステップS10)について説明する。この処理は、ユーザーがデジタルカメラ1の操作部14において、モード選択ボタンでスライドショーのモードを選択することによって実行される。このとき、ユーザーは、このスライドショーのモードを選択するととともに、スライドショーで表示したい画像の条件(例えば、撮影日時情報、色情報、印象情報等)を指定する。これらの指示を受け取った制御部16は、スライドショー生成部17に対してスライドショー生成指令を出力する。
スライドショー生成部17は、記憶部13に記憶された画像データをメモリ11へ読み出し、指定された画像の条件(例えば、撮影日時情報、色情報、印象情報等)により、読み出した画像データについて画像ユニットにグループ分けを行う。このグループ分けは、メモリ11に読み出した画像データの画像を解析することにより、各画像の撮影日時情報、色情報、印象情報等に応じて、各画像を、例えば、1〜N(N=1、2、3等の整数)個のグループ(以下、画像ユニットという)ごとにグループ分けする。このグループ分けの結果に基づいて、記憶部13を更新する(以上、ステップS100)。以下、このステップS100の詳細について説明する。
まず、グループ分けの具体例を説明する。撮影日時情報に関しては、日付ごとにグループ分けを行ったり、日付で分類後、1〜24時間(1時間刻み等)ごとに画像のグループ分けを行う。また、色情報に関しては、赤、青、黄、緑等があり、まず画像を各色グループに分け、次に色ごとで画像枚数の偏りを見てグループ分けを行う。例えば、画像枚数が多い色グループは一度に表示される枚数の多い画像ユニットを形成し、画像枚数が少ない色グループは一度に表示される枚数の少ない画像ユニットを形成し、画像ユニットの個数のバランスが色ごとで取れるようにする。なお、印象情報に関しては、HOT/COOL/NATURAL等があり、まず、画像を印象グループに分け、次に印象ごとで画像枚数の偏りを見てグループ分けを行う。例えば、画像枚数が多い印象グループは一度に表示される枚数の多い画像ユニットを形成し、画像枚数が少ない印象グループは一度に表示される枚数の少ない画像ユニットを形成し、画像ユニットの個数のバランスが印象ごとで取れるようにする。
なお、本実施形態において、スライドショー生成処理のモジュールの仕様によって、画像ユニットの管理番号が違っても(例えば、管理番号が1、2、及び、N)、各画像ユニットに含まれる画像が同じのものが幾つも存在する場合がある。また、どの画像をどの位置にどのサイズで表示するかは、スライドショー生成部17のレイアウト決定部22が各画像の注目領域の面積および注目点を解析することによって決まる印象度等によって決められる。
また、スライドショー生成部17は、各画像ユニットにグループ分けされた画像の枚数に応じて、図6に示すようなテンプレート70を決定し、このテンプレート70に応じて、各画像の表示する際の大きさ、配置位置、表示する順番等を決定する(ステップS101)。なお、テンプレート70への画像の割り当てによる最終的なレイアウトは、後述するようにステップS108で決定されるため、ここでは、例えば、画像データの順でテンプレート70上の位置が決定される。そして、図2(a)に示すような画像ユニットリスト50において、グループ分けにより付与された画像ユニット番号をユニット番号領域51に、画像番号を画像番号領域52に、当該画像ユニットに所属する画像データのファイル名を画像データファイル名領域53に、各画像を表示する際のサイズを画像サイズ領域54に設定して、画像ユニットリスト50の一覧表をメモリ11に作成し、記憶部13に記憶する。なお、画像ユニットごとに、使用するテンプレート70の番号などを記憶する領域を画像ユニットリスト50に設け、記憶部13に記憶してもよい。
以上のようにグループ分け及び画像ユニットリスト50の作成が行われると、画像ユニットごとに各処理を行うため、制御部16は、処理対象画像ユニット番号カウンタを初期化する(ステップS102)。次に、処理対象の画像ユニットについて、画像データごとに各処理を行うため、制御部16は、処理対象画像データ番号カウンタを初期化する(ステップS103)。
次に、制御部16からの指示により、注目領域検出部20は、処理対象の画像ユニットに所属する画像データの中から、処理対象画像データ番号カウンタに基づいて、1件の処理対象画像データを記憶部13から読み出し、メモリ11へ展開する(ステップS104)。
次に、注目領域検出部20により、メモリ11に展開された処理対象画像データの画像に対して、注目領域の検出及び注目点の総数の出力のための注目領域検出処理(ステップS105)が行われる。この注目領域検出処理(ステップS105)の詳細については、後述する。なお、この注目領域検出処理により検出された注目領域に関する情報は、画像ユニットリスト50の注目領域位置領域55、注目領域サイズ領域56,及び、注目点総数領域57に格納される。例えば、図7に示す入力画像(a)〜(d)があった場合、画像の輝度および色コントラストを基に図8に示す画像(a)〜(d)の破線で囲まれた部分が注目領域として検出され、また、この注目領域検出処理から、注目点(POI)の総数も検出されて、画像ユニットリスト50の各格納領域に格納される。なお、本実施形態では、画像(a)〜(d)の注目点の総数は、(b)>(c)>(a)>(d)の関係があるものとして説明する。
上記のように1つの画像データについて処理が終わると、制御部16は、処理対象画像データ番号カウンタをインクリメントする(ステップS106)。次に、制御部16の制御により、スライドショー生成部17は、図2に示す画像ユニットリスト50を参照して現在処理している画像ユニット内で、次の処理対象画像データがあるか否かを判定し(ステップS107)、次の処理対象画像データがある場合には、ステップS104以降の処理を繰り返す。一方、次の処理対象画像データがない場合は、レイアウト決定処理(ステップS108)へ進む。
次に、レイアウト決定部22によるレイアウト決定処理(ステップS108)が行われる。レイアウト決定部22は、現在処理中の画像ユニット内において、画像ユニットリスト50の画像サイズ領域54に設定された画像サイズ、並びに、注目領域サイズ領域56に設定された注目領域のサイズ、及び、注目点総数領域57に設定された注目点の総数から、表示部15や外部表示装置100への表示画像のレイアウトを決定する。具体的には、注目領域サイズ領域56の注目領域サイズと画像サイズ領域54の画像サイズとから、画像サイズの面積に対する注目領域の面積比を算出し、面積比の大きい順にソートし、その順になるように、画像ユニットリスト50を更新する。なお、同じ面積比の画像については、注目点の総数の順にソートして画像ユニットリスト50を更新する。
そして、図6に示したレイアウト70において、上記ソートした結果順に、テンプレートにおける大きいサイズのレイアウトから、このサイズの順(レイアウトサイズ順:2>3>1>4)に割り当て、割り当てられたレイアウトの表示位置、及び、表示サイズを、画像ユニットリスト50の対応する表示位置領域58、及び、表示サイズ領域59に格納する。図8を基に更に説明をすると、注目領域のサイズは(b)>(c)>(a)=(d)の関係があり、注目点の総数は(b)>(c)>(a)>(d)の関係がある場合、(b)が図6に示すレイアウトの2へ、(c)がレイアウトの3へ、(a)がレイアウト1へ、(d)がレイアウト4へ配置されることになり、各画像の表示位置の座標、表示サイズを取得することができる。このように、各画像の表示位置の座標、表示サイズは、記憶部13に記憶されたテンプレート70により決定される。
次に、トリミング領域決定部21は、上述のように注目領域検出部20により検出された注目領域(画像ユニットリスト50の注目領域位置領域55、注目領域サイズ領域56に設定された注目領域座標、サイズなど)と、図2に示す画像ユニットリスト50の当該画像の画像サイズ領域54に設定された画像サイズとを基に、トリミング領域を決定する(ステップS109)。具体的には、まず、注目領域のアスペクト比と表示サイズのアスペクト比を算出し比較する。比較した結果、差異がなければ注目領域がトリミング領域となる。一方、差異がある場合、以下の処理によりトリミング領域を決定する。すなわち、図9に示すように、表示領域Dに対し注目領域Rの横幅が狭い場合、表示領域Dのアスペクト比と同じになるように注目領域Rを横に広げてトリミング領域Tを決定し、画像ユニットリスト50の該当する画像データの注目領域位置領域55及び注目領域サイズ領域56を更新する(図9(a)及び図9(b)参照)。すなわち、本実施の形態では、画像ユニットリスト50の注目領域をトリミング領域に置き換えている。例えば、図9(a)の画像データが、図2(a)に示すユニット番号1に属する画像番号1の画像データであったとすると、表示領域Dのアスペクト比は、表示サイズ領域59に設定されている通り1:1(450×450)であるが、この画像データの注目領域Rのアスペクト比は、注目領域サイズ領域56に設定されている通り、0.9:1(150×160)である。そのため、横幅が狭いため、このサイズを広げトリミング領域Tを160×160として、画像ユニットリスト50の注目領域位置領域55及び注目領域サイズ領域56を更新する。同様に、表示領域Dに対し注目領域Rの縦幅が狭い場合、表示領域Dのアスペクト比と同じになるように注目領域Rを縦に広げてトリミング領域Tを決定し、画像ユニットリスト50を更新する(図9(d)参照)。ここで、横あるいは縦に広げた際、図9(c)に示すようにトリミング領域Dが画像領域からはみ出す場合がある。この場合、トリミング領域Dが画像内に収まるように広げた横幅あるいは縦幅を、その画像の幅に縮めてトリミング領域Tとする。
上記のように、1つの処理対象画像ユニットについての処理が終わると、制御部16は、処理対象画像ユニット番号カウンタをインクリメントする(ステップS110)。そして、制御部16は、図2に示す画像ユニットリスト50を参照して、次の処理対象画像ユニットがあるか否かを判定し(ステップS111)、次の処理対象画像ユニットがある場合はステップS103以降の処理を繰返す。一方、次の処理対象画像ユニットがない場合は、スライドショー生成処理(ステップS10)を終了し、制御部16は、次のスライドショー再生処理(ステップS20)へ進むように指示する。
次に、図5のフローチャートを用いて、表示画像生成部18によるスライドショー再生処理(ステップS20)について説明する。まず、制御部16の制御により、表示画像生成部18は、記憶部13に記憶された画像ユニットリスト50をメモリ11へ読み出す。次に、表示部15等への表示対象の画像ユニットごとに処理を行うため、制御部16は、表示対象画像ユニット番号カウンタの初期化を行う(ステップS201)。
次に、制御部16は、メモリ11に読み出された画像ユニットリスト50を参照して、画像番号領域52に格納された画像番号順に、画像データファイル名領域53から画像データファイルのパスを取得し、取得した画像データファイルのパスを基に記憶部13に格納された画像データを順次読み出し、メモリ11へ展開する。その後、制御部16は、表示対象画像データ番号カウンタの初期化を行う(ステップS203)。
次に、制御部16からの指示により、トリミング実行部23は、画像ユニットリスト50の注目領域位置領域55に設定された注目領域の位置座標と、注目領域サイズ領域56に設定された注目領域のサイズ、及び、表示サイズ領域59に設定されたテンプレート上の表示位置のサイズに基づいて、画像をトリミングする(ステップS204)。この時、図9(c)に示すように、トリミング領域が画像からはみ出すために画像内に収まるように補正された画像については、補正された領域を所定の色(例えば黒色)や模様等で塗潰し、レターボックスにする。
次に、制御部16からの指示により、リサイズ実行部24は、トリミング実行部23によってトリミングされた画像を、図10(a)〜図10(d)に示すように、図2に示す画像ユニットリスト50の当該画像の表示サイズ領域59に設定されたサイズになるようにリサイズする(ステップS205)。このリサイズ後、表示画像生成部18は、制御部16へ表示画像の生成が完了したことを通知する。
以上のように1つの表示画像の処理が完了すると、制御部16は、表示対象画像データ番号カウンタをインクリメントする(ステップS206)。そして、制御部16は、図2に示す画像ユニットリスト50を参照して現在処理している画像ユニット内に、次の表示対象の画像がデータあるか否かを判定し(ステップS207)、次の表示対象画像データがある場合には、表示画像生成部18へ、メモリ11に読み込まれた画像データから、表示対象画像データ番号カウンタに設定された画像番号に該当する表示対象画像データの表示画像を生成するように指示し、ステップS204以降の処理を繰り返す。一方、次の表示対象画像データがない場合は、表示対象画像ユニット内の表示画像群の表示処理(ステップS208)へ進む。
この表示対象画像ユニット内の表示画像群の表示処理(ステップS208)では、制御部16は、表示画像生成部18により生成された当該画像ユニットの全ての表示画像を表示部15や外部表示装置100へ表示する。この時、各画像ユニットにおける表示画像群の表示順は、画像番号の昇順又は降順、表示サイズの大きい順又は小さい順など、スライドショーのデザインコンセプトに基づき決められるものとする。図6に示すテンプレート70に、全ての表示画像を表示した例を図11に示す。
上記のように1つの表示対象画像ユニット内の画像群が表示されると、制御部16は、所定の時間を空けた後(現在表示されている画像ユニットを、所定の時間表示させた後)、表示対象画像ユニット番号カウンタをインクリメントする(ステップS209)。そして、制御部16は、メモリ11に展開された画像ユニットリスト50を参照して、次の表示対象画像ユニットがあるか否かを判定し(ステップS210)、次の表示対象画像ユニットがある場合には、S202以降の処理を繰り返す。一方、次の表示対象画像ユニットがない場合は、スライドショー再生処理(ステップS20)を終了する。以上により、画像表示装置2による画像表示処理が全て終了する。
なお、以上の説明では、スライドショーの生成を記憶部13に記憶された画像ユニットリスト50を更新して行った場合について説明したが、画像ユニットリスト50の内容を、メモリ11に一次的にコピーし、このメモリ11上に生成された画像ユニットリスト50を更新し、さらに、スライドショーとして表示するように構成しても良い。この場合、上記処理は、スライドショーの表示の都度行われることになる。
(注目領域検出処理)
それでは、図14〜図16のフローチャートを用いて、注目領域検出部20で実行される注目領域検出処理(ステップS105)として、3種類の処理手順について以下に説明する。なお、以降においては、ステップS104で読み出された1つの処理対象画像データに対する注目領域の検出処理について説明する。また、画像データとして格納されているデジタル画像は、輝度(Y)及び2つの色度(Cb,Cr)で表現されたデジタル画像、すなわち、YCbCr表色系で表現されたデジタル画像であるとする。
(第1の注目領域検出処理)
図14に示すように、注目領域検出部20では、最初に、注目度マップ作成処理が行われる(ステップS1051)。この注目度マップ作成処理では、まず、メモリ11に読み出された画像のリサイズ(縮小)処理が行われる。すなわち、記憶部13から画像データがメモリ上11に読み出され、処理対象として指定された1つの被検出画像(以下、「入力画像img1」と呼ぶ)に対して、幅方向及び高さ方向にそれぞれ1/2及び1/4にリサイズした画像を生成する。以下、1/2にリサイズされた画像を「入力画像img2」と呼び、1/4にリサイズされた画像を「入力画像img3」と呼ぶ。
そして、入力画像img1〜img3のYCbCrの各プレーンに対して、ラプラシアン(Laplacian)処理が行われる。ここで、入力画像img1〜img3のYCbCrの各プレーンを、以下の式(a1)〜(a3)のように定義する。なお、(x,y)は画素の座標を示し、x軸、y軸の定義は上述した通りである。
Figure 0005232107
次に、下記式(b1)〜(b9)を用いて、上記で定義した入力画像img1〜img3のYCbCr各プレーンに対して、図12(a)に示すような8近傍ラプラシアンフィルタΔ(x,y)を畳み込み演算することにより、ラプラシアン画像(ΔY1〜3,ΔCb1〜3,ΔCr1〜3)を求める。
Figure 0005232107
上記式(b1)〜(b9)中、演算子「*」は畳み込み演算を意味する。なお、画像の上下端、左右端の画素に対してフィルタを演算する際には、上下端の行と列、または左右端の行と列とをコピーすることにより画像を拡張し、演算を実行するものとする。
そして、以上のようにして求めた各プレーンのラプラシアン画像に対して、以下に示す式(c1)〜(c3)を用いて、プレーンごとに、各プレーンのエッジ成分(隣接画素とのコントラスト)に、予め決められた係数を乗じた上で、3つのプレーンの対応する各画素の値を加算する。これにより、入力画像img1〜img3に応じたラプラシアン画像Δimg1、Δimg2、及び、Δimg3が求められる。
Figure 0005232107
上記式(c1)〜(c3)中、演算子「×」は各画像の画素値に共通の係数(wY,wCb,wCr)を乗算することを意味する。なお、この係数(wY,wCb,wCr)は、それぞれΔY,ΔCb,ΔCr各々に対する重み付け係数(スカラ値)であり、Δimg1、Δimg2、及び、Δimg3の計算時においては、共通の値が用いられる。また、係数wMを乗じている3つの項目は、各プレーンの画素数から、各プレーンの平均値(mean(*)で表す)を減算した値の絶対値(abs(*)で表す)に、各々wM_Y等の係数を乗算し、さらに、その総和に係数wMを乗算しているが、これは次段の処理で得られる注目度マップ算出の際に、背景画像からの影響を除去する効果を期待して付け加えられている。
さらに、以下に示す式(d1)〜(d3)を用いて、上述の処理で求めたラプラシアン画像Δimg1〜Δimg3に対し、予め定義されてこの画像表示装置2に設定されている注目領域重み付けマップwMapを乗算することにより、ラプラシアン画像ごとの注目度マップSal1〜Sal3を求める。その後、以下に示す式(d4)を用いて、注目度マップSal1〜Sal3をwd1〜wd3で重み付けして、対応する画素毎に加算することにより、画素毎の注目度から構成される当該入力画像の注目度マップSalを得る。
Figure 0005232107
なお、上記式(d1)〜(d3)中、resize(*,*)は、第1引数の行列(画素)を、第2引数の倍率により、リサイズ(元の画像サイズに復元)する関数を意味する。すなわち、式(d2),(d3)では、入力画像img1の次元に対して、それぞれ1/2、1/4されているため、これらのラプラシアン画像Δimg2,Δimg3を元の画像の次元にリサイズしている。また、wMapは注目領域重み付けマップであり、Δimg1と次元数を等しくした行列である。例えば、Δimg1の次元(すなわち、入力画像img1の次元)が80×120(画素)の場合には、wMapは同様に80×120(画素)の次元を有する。なお、wMapは以下に示す式(d5)及び(d6)により表される混合ガウス型のマップである。また、Sal1〜Sal3の定義式(d1)〜(d3)に現れる行列に対する演算子「×」は当該演算子の両側にある行列の各要素を各々乗算することを意味する。そのため、必然的に、2つの行列の次元は一致している必要がある。また、式(d4)中、wd1〜wd3はSal1〜Sal3に対する重み付け因子(スカラ値)である。
Figure 0005232107
上記式(d5)及び(d6)中、μn及びgwnは、wMapを形成する各ガウシアン(nでインデクス付けしている)の平均ベクトル、及び、共分散行列Σの重み付け係数をそれぞれ示す。ここで、この注目領域重み付けマップwMapの例を図14に示す。この図14に示す注目領域重み付けマップwMapは、5つのガウシアン分布を組み合わせた場合を示している。なお、この注目領域重み付けマップwMapは、例えば、サンプル画像を収集して解析することにより生成される。
上述のようにして注目度マップが作成されると、次に、注目点(POI)抽出処理(ステップS1052)が行われる。具体的には、以下に示す式(e1)を用いて、作成された注目度マップから、所定の閾値th以上の注目度を持つ点(画素)を抽出し、それらを注目点(POI)として定義する。
Figure 0005232107
注目点(POI)の抽出が完了すると、次に、注目領域(ROI)決定処理(ステップS1053)が行われる。まず、上記注目点(POI)抽出処理で求められたPOIを全て内包する領域、すなわち、画像中の全注目点(POI)を含む最小矩形領域の左上座標(left,top)及び右下座標(right,bottom)を求め、この領域を最終的な注目領域(ROI)とする。具体的には、以下の式(f1)〜(f5)で定義された手順を順次実行する。下記式中、x,yは、注目点のx座標、y座標を表し、添え字nは抽出された注目点のIDを表す。
Figure 0005232107
上記式(f2)〜(f5)で求められた注目領域(ROI)の左上座標(left,top)の値が、画像ユニットリスト50の注目領域位置領域55に設定され、この左上座標と右下座標(right,bottom)を基に算出される注目領域のサイズの値が、注目領域サイズ領域56に設定され、記憶部13が更新される(ステップS1054)。
以上のように、一つの被検出画像をリサイズ(縮小)した2つのリサイズ画像を生成して次元の異なる3つの画像とし、それぞれの画像を構成する3つのプレーンに対してエッジ抽出処理をして重み付けをした上で合成し、また、次元の異なる3つの画像の各々に対して注目領域重み付けマップwMapで重み付けをして、さらにこれらの3つの画像を重み付けして合成して注目マップSalを生成することにより、注目領域の検出の精度を向上させることができる。
(第2の注目領域検出処理)
次に、第2の注目領域検出処理について説明する。この方法は、上述の第1の注目領域検出処理と同様の手順で注目領域を大まかに抽出し(以下、「ラフ抽出処理」と呼ぶ)、その後、抽出された注目領域を基に、再度注目領域の抽出処理を行って(以下「ファイン抽出」と呼ぶ)、注目領域の検出処理の高精度化を図っている。
この第2の注目領域検出処理の詳細を、図15のフローチャートを用いて説明する。この図15に示すように、まず、注目領域検出部20によって、ラフ抽出処理(ステップS1051′〜S1053′)が行われる。この処理では、最初に注目度マップ作成処理が行われる(ステップS1051′)。この処理の詳細は、第1の注目領域検出処理と同様であり、記憶部13からメモリ11上に画像データが読み出され、処理対象として指定された被検出画像(入力画像img1)に対して、幅方向及び高さ方向にそれぞれ1/2及び1/4にリサイズした入力画像img2及び入力画像img3が作成される。そして、これらの入力画像img1〜img3のYCbCrの各プレーンに対して、前出の式(a1)〜(a3)を用いて、ラプラシアン処理が行われる。
さらに、第1の注目領域検出処理と同様に、前出の式(b1)〜(b9)を用いて、上記で定義された入力画像img1〜img3のYCbCr各プレーンに対して、図12(a)に示すような8近傍ラプラシアンフィルタΔ(x,y)を畳み込み演算することにより、ラプラシアン画像(ΔY1〜3、ΔCb1〜3、ΔCr1〜3)が求められる。
そして、このようにして求めた各プレーンのラプラシアン画像に対して、前出の式(c1)〜(c3)を用いて、プレーンごとに、各画素に対して予め決められた係数を乗じた上で、各値を加算することにより、入力画像img1〜img3に応じたラプラシアン画像Δimg1、Δimg2、及び、Δimg3が求められる。その後、前出の式(d1)〜(d6)を用いて、入力画像の第1の注目度マップSalが求められる。
上述のようにして第1の注目度マップSalが作成されると、次に、注目点(POI)抽出処理(ステップS1052′)が行われる。この処理も、第1の注目領域検出処理と同様に、前出の式(e1)を用いて、閾値th以上の注目度を持つ点(画素)を抽出し、それらを第1の注目点(POI)と定義する。そして、次の注目領域(ROI)決定処理(ステップS1053′)では、この抽出された第1の注目点(POI)を基に、前出の式(f1)〜(f5)を用いて、第1の注目領域が求められる。なお、このラフ抽出処理にて求められた第1の注目領域を、以下、「ROIrough」と呼ぶ。
次に、ファイン抽出処理(ステップS1054′〜S1056′)について説明する。上記のラフ抽出処理で抽出された第1の注目領域ROIroughを基に、ファイン抽出処理が行われる。この処理では、まず、注目度マップの再生成処理が行われる(ステップS1054′)。この場合、入力画像img1から第1の注目領域ROIroughに対応する領域を切り出して、この領域をファイン抽出処理用の入力画像img1fineとする。この際、ROIroughで既定される領域の幅及び高さが4の倍数ではない場合は、下端行及び右端列をそれぞれコピーたしたものをimg1fineに付与することとする。なお、右下隅についてはコピー元の右下隅の情報を用いることができる。この入力画像img1fineを基に、ラフ抽出処理と同様に、幅方向及び高さ方向にそれぞれ1/2及び1/4にリサイズ(復元)した入力画像img2fine及び入力画像img3fineが生成される。これらを基に、前出の式(d1)〜(d4)を用いて、入力画像の第2の注目度マップSalが求められる。この一連の処理は、基本的にはラフ抽出処理と同様の処理となるが、各式中のパラメータはラフ抽出処理とは異なる値となる。また、前出の注目度マップSal1〜Sal3を求める式(d1)〜(d3)の注目領域重み付けマップwMap(x,y)は、x,yの値によらず全て1とする(すなわち、このファイン抽出処理では、注目領域重み付けマップwMapによる重み付けは行わない)。
第2の注目度マップの再生成が終了すると、次に、この第2の注目度マップの2値化処理が行われる(ステップS1055′)。すなわち、上記注目度マップの再生成処理を行った結果得られた第2の注目度マップSal(以下、「Salfine」と呼ぶ)に対して、所定の閾値thfineを基に、以下に示す式(g1)〜(g2)を用いて、2値化処理を行うことにより(注目度マップの各画素の値が、閾値thfine以上のときは「1」とし、それより小さいときは「0」とする)、2値化注目度マップ(以下、「Salbin」と呼ぶ)を生成する。
Figure 0005232107
注目度マップの2値化処理では、次に、上記式(g1)又は(g2)で生成されたSalbinに対して、図12(b)に示すような4近傍ラプラシアンフィルタΔ(x,y)を畳み込み演算することにより、2値化注目度マップSalbinのエッジ成分(輪郭成分にほぼ等しい)の抽出が行われる。そして、この畳み込み演算の結果が0ではない優位な値を持つ画素に対して、以下に示す手順(1)〜(3)によりラベリング処理が行われる。
(1)ラベル値をλと定義し、このλ=0を初期値として、Salbin上の左上から順方向ラスタ走査を行う。
(2)走査の過程で、ラベル値が付与されておらず、画素値が0でない画素を発見した時、当該画素にラベル付けを行う。この際、既走査の8近傍画素に付与されているラベル値に応じて、以下の通り、付与するラベル値λを変化させる。
(i)既走査の8近傍画素の全ての画素値が0であった場合、ラベル値λを1カウントアップ(λ=λ+1)して、当該画素にラベル値λを付与する。
(ii)ラベル値が1種類の場合は、λの更新を行わず、当該画素にラベル値λを付与する。
(iii)ラベル値が2種類(λ,λ′,λ<λ′)の場合は、当該画素にラベル値λを付与し、さらに、既走査画素においてλ′のラベル値が付与されている画素を全てラベル値λに変更する。
(3)上記(2)の処理を、Salbin上の全ての画素に対して行う。
次に、注目度マップの2値化処理において、ラベリング結果の評価が行われる。まず、上記のようにSalbin上の0でない全画素を対象にラベリング処理を行った後、ラベル値ごとに、付与されている画素の個数nλをカウントする。このnλを所定の閾値thλにより評価し、nλがthλよりも大きいラベルを抽出する。その後、当該ラベルが付与されている画素(の集合)を、注目領域部分領域POIfineと定義する。
注目度マップの2値化処理が終了すると、次に、注目領域(ROI)の決定処理(ステップS1056′)が行われる。この処理では、上述の通り求めた注目領域部分領域POIfineを全て内包する最小矩形領域の左上座標(left,top)及び右下座標(right,bottom)が求められ、この領域が第2の注目領域検出処理における最終的な注目領域(ROI)となる。具体的には、前出の式(f1)〜(f5)で定義された手順が順次実行される。このようにして求められた左上座標(left,top)の値が、画像ユニットリスト50の注目領域位置領域55に設定され、この左上座標と右下座標(right,bottom)を基に算出される注目領域のサイズの値が、注目領域サイズ領域56に設定され、記憶部13が更新される(ステップS1057′)。このように、第2の注目領域検出処理によると、注目領域検出処理をラフ抽出処理とファイン抽出処理の2段階で行うことで、注目領域の検出をより高精度に行うことが可能となる。
(第3の注目領域検出処理)
次に、第3の注目領域検出処理について説明する。第1の注目領域検出処理では、注目度マップを作成する際に、YCbCrの3つのプレーン全てを評価していたが、第3の注目領域検出処理では、YCbCrの何れか1つのプレーンのみを処理対象として、注目度マップを作成した上で、注目領域の検出を行っている。これにより、第3の注目領域検出処理では、注目領域の検出処理の高速化を図っている。
以下、注目領域検出部20における注目領域検出処理について、図16のフローチャートを用いて説明する。この図16に示すように、まず、注目領域検出部20によって、変動係数の計算及び処理対象プレーンの選択処理(ステップS1051″)が行われる。この処理では、まず、記憶部13からメモリ11上に読み出され、処理対象として指定された被検出画像(入力画像img1)に対して、各プレーンの変動係数が算出される。ここで、Yプレーンの変動係数をVY、Cbプレーンの変動係数をVCb、Crプレーンの変動係数をVCrと定義したとき、これらの変動係数は、以下に示す式(h1)〜(h3)を用いて求められる。
Figure 0005232107
上記式(h1)〜(h3)中、sd(*)は当該プレーンにおける画素のエッジ成分の標準偏差を求める演算を意味し、mean(*)は当該プレーンにおける画素のエッジ成分の平均値を求める演算を意味する。
このように変動係数が求まったら、以下に示す式(i1)を用いて、処理対象プレーンSPの選択を行う。
Figure 0005232107
上記式(i1)中、max(*)は引数で最大の要素を返す関数であり、argはmax(*)の返り値がVY,VCb,VCrいずれのプレーンであるかを判定する演算子である。すなわち、変動係数が最も大きなプレーンが処理対象プレーンとして選択される。例えば、VY,VCb,VCrのうち、Yプレーンの変動係数VYが最も大きな値であった場合、処理対象プレーンはYプレーンとなる。以下、この処理対象プレーンを、「SP」と呼ぶが、例えば、入力画像img1に対して選択された処理対象プレーンを、「SP1」と呼ぶ。
処理対象プレーンSPの選択が終了すると、次に、この処理対象プレーンSPに対して注目度マップ作成処理が行われる(ステップS1052″)。まず、入力画像のリサイズが行われるが、処理対象として指定された入力画像img1に対して、幅方向及び高さ方向にそれぞれ1/2及び1/4にリサイズした入力画像img2及び入力画像img3が生成される。なお、入力画像img2及び入力画像img3の処理対象プレーンは、それぞれ「SP2」、「SP3」と呼ぶ。
次に、以下に示す式(b1′)〜(b3′)を用いて、入力画像img1〜img3の処理対象プレーンSP1〜SP3に対して、図12(a)に示すような8近傍ラプラシアンフィルタΔ(x,y)を畳み込み演算することにより、ラプラシアン画像(ΔSP1〜ΔSP3)を求める。
Figure 0005232107
上記式(b1′)〜(b3′)中、演算子「*」は畳み込み演算を意味する。なお、画像の上下端、左右端の画素に対してフィルタを演算する際には、上下端の行と列、または左右端の行と列とをコピーすることにより画像を拡張し、演算を実行するものとする。
そして、以下に示す式(d1′)〜(d3′)を用いて、上述のようにして求めたラプラシアン画像Δimg1〜Δimg3に対し、予め設定されている注目領域重み付けマップwMapを乗算することにより、ラプラシアン画像ごとの注目度マップSal1〜Sal3を求める。その後、以下に示す式(d4)を用いて、Sal1〜Sal3をwd1〜wd3で重み付けして画素毎に加算することにより、入力画像全体の注目度マップSalを得る。
Figure 0005232107
上記式(d1′)〜(d3′)中、resize(*,*)は、第1引数の行列(画素)を、第2引数の倍率により、リサイズする関数を意味する。すなわち、第1の注目領域検出処理では、被検出画像である入力画像img1の次元にリサイズしていたが、この第3の注目領域検出処理では、次元の最も小さい入力画像img3を基準画像とし、残りの入力画像img1,img2をこの基準画像の次元にリサイズしている。そのため、注目領域重み付けマップwMapは、基準画像(Δimg3)と次元数を等しくした行列となる。例えば、Δimg3の次元(すなわち、入力画像img3の次元)が20×30(画素)の場合には、wMapは同様に20×30(画素)の次元を有する。各式の演算子の意味については、前出の式(d1)〜(d4)の説明で述べた通りである。なお、wMapは前出の式(d5)及び(d6)により表される混合ガウス型のマップである(図13参照)。
上述のようにして注目度マップが作成されると、次に、注目点(POI)抽出処理(ステップS1053″)が行われる。下記式(e1′)を用いて、生成した注目度マップSalから、予め決定しておいた閾値thSP以上の注目度を持つ点を抽出し、それらを注目点(POI)と定義する。
Figure 0005232107
なお、閾値thSPは、選択された処理対象プレーンがY,Cb,Cr何れかによって、それぞれ異なる値が用いられる。この閾値thSPは、プレーンごとに予め決められた固定値であってもよいし、以下に示す式(j1)及び(j2)を用いて動的に求めてもよい。なお、上記式(j1)中、VSPはSに対応した変動係数であり、paramSPは以下の式(j2)で表され、SPに応じて固定値を持つ、予め決められたパラメータを意味する。
Figure 0005232107
上記注目点(POI)の抽出処理が完了すると、次の注目領域(ROI)決定処理(ステップS1054″)では、この抽出された注目点(POI)を基に、前出の式(f1)〜(f5)を用いて、注目領域ROIの左上座標(left,top)及び右下座標(right,bottom)が求められる。なお、上述のように、基準画像(次元の最も小さい画像であって、上述の場合は入力画像img3)の次元にリサイズされているため、基準画像と被検出画像(入力画像img1)の次元が異なる場合には、注目領域ROIの座標を被検出画像の次元に変換する必要がある。
このようにして求められた左上座標(left,top)の値が、画像ユニットリスト50の注目領域位置領域55に設定され、この左上座標と右下座標(right,bottom)を基に算出される注目領域のサイズの値が、注目領域サイズ領域56に設定され、記憶部13が更新される(ステップS1055″)。この第3の注目領域検出処理によると、YCbCrの1つのプレーンのみを処理対象とすることで、注目領域の検出をより高速に行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、1つの画像ユニットに複数枚の画像が含まれる例を示したが、本願はこれに限定されることはなく、1つの画像ユニットに1枚の画像のみが含まれる場合にも、本願を適用することができる。
なお、本実施形態の画像表示装置2は、中央演算装置(CPU)やメモリ等を有し、上述の画像表示処理及びこの画像表示処理で実行される画像表示方法は、このCPUで実行されるプログラムとして実装することができる。ここで、このプログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体または記憶装置に格納される。また、ネットワークなどを介してディジタル信号として配信される場合もある。このとき、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。あるいは、特別のCPUやメモリ等を設けずに、以上の処理をASICやDSP等に論理回路として構成することも可能である。また、上述の画像表示処理及びこの画像表示処理で実行される画像表示方法はスライドショーにおける自動ズームセンターを決定する場合や画像編集ソフトで自動トリミングをする場合、カメラのオートフォーカス(AF)領域や自動露光(AE)決定領域を決定する場合に適用することができるが、これに限定されることはない。
また、本願は、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、これに限定されることはない。
1 デジタルカメラ(撮像装置) 2 画像表示装置 13 記憶部
15 表示部 16 制御部

Claims (8)

  1. コンピュータを用いて、画像データを表示する画像表示方法であって、
    前記画像データから当該画像データの属性を求め、当該属性に基づいて前記画像データをグループ分けするステップと、
    前記グループ毎に、当該グループに含まれる前記画像データを表示するためのテンプレートを決定するステップと、
    前記グループ毎に、当該グループに含まれる前記画像データの各々から注目領域を検出するステップと、
    前記グループ毎に、当該グループに含まれる前記画像データの各々の前記注目領域に基づいて前記画像データの優先順位を決め、前記優先順位に従って前記テンプレートの表示領域前記画像データを割り当てるステップと、
    前記グループ毎に、当該グループに含まれる前記画像データの前記注目領域のアスペクト比及び当該画像データが割り当てられる前記表示領域のアスペクト比から、当該画像データの表示部分を決定するステップと、
    前記画像データを前記テンプレートに合わせて配置し表示するステップと、を有する画像表示方法。
  2. 前記テンプレートの表示領域前記画像データを割り当てるステップは、前記画像データ毎に、当該画像データの面積に対する前記注目領域の面積の割合を算出し、当該割合が大きい前記画像データを面積の大きい前記表示領域に割り当てるように構成された請求項1に記載の画像表示方法。
  3. 前記注目領域を検出するステップは、
    前記画像データの、輝度及び2つの色度に対応する3つのプレーンの各々から、前記画像データの画素毎に、前記画像データのエッジ成分を抽出し、前記画素毎に、前記3つのプレーンの各々の前記エッジ成分を重み付けして加算することにより、前記画素毎のエッジ量を算出するステップと、
    前記画像データの画素数に対応する要素を有し、当該要素毎に予め重み値が設定された注目領域重み付けマップの前記要素の各々を、前記画像データの対応する前記画素の前記エッジ量に乗算して、前記画素毎の注目度を算出するステップと、
    前記画像データにおいて、前記注目度が所定の閾値より大きい画素を注目点として抽出し、当該注目点の全てを内包する領域を前記注目領域として抽出するステップと、を有する請求項1または2に記載の画像表示方法。
  4. 前記注目領域を検出するステップは、
    前記エッジ量を算出するステップの前に実行されるステップであって、前記画像データを、少なくとも1つ以上の異なる次元にリサイズしたリサイズ画像を生成するステップをさらに有し、
    前記エッジ量を算出するステップは、前記画像データ及び前記リサイズ画像毎に、前記エッジ量を算出するように構成され、
    前記注目度を算出するステップは、さらに、
    前記リサイズ画像から算出された前記エッジ量を、前記画像データの画素数と同一次元に復元するステップと、
    前記画像データから算出された前記エッジ量及び前記リサイズ画像から算出されてリサイズされた前記エッジ量の各々に、前記注目領域重み付けマップの前記要素の各々を乗算し、さらに、前記注目領域重み付けマップが乗算された前記エッジ量の各々に、予め設定された重みを乗じて前記画素毎に加算して、前記画素毎の前記注目度を算出するステップと、を有する請求項3に記載の画像表示方法。
  5. 前記テンプレートの表示領域前記画像データを割り当てるステップは、前記割合が等しい前記画像データがあるときは、前記注目点の総数が多い方の前記画像データを、面積の大きい前記表示領域に割り当てるように構成された請求項3または4に記載の画像表示方法。
  6. 画像データが記憶された記憶部と、表示部と、が接続されたコンピュータに、請求項1〜5いずれか一項に記載の画像表示方法を実行させるためのプログラム。
  7. 画像データが記憶された記憶部と、
    表示部と、
    前記記憶部から前記画像データを読み出して、請求項1〜5いずれか一項に記載の画像表示方法により前記表示部に表示する制御部と、を有する画像表示装置。
  8. 請求項7に記載の画像表示装置と、
    光学系及び当該光学系で結像された像を検出する撮像素子を備え当該撮像素子で検出された画像を前記記憶部に記憶させる撮像部と、を有する撮像装置。
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