JP5757018B1 - 地理教科の学習支援装置、及び地理教科の学習支援プログラム - Google Patents

地理教科の学習支援装置、及び地理教科の学習支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な操作で多項目、多量の知識を楽しみながら容易に取得できる地理教科の学習支援装置、及び地理教科の学習支援ソフトウエアを提供する。【解決手段】地理教科の学習支援装置10の表示面220に、学習者は、白地図240を表示する白地図領域230と解答ピース251、252、253、254、255を表示する解答ピース領域250を表示し、選択した解答ピースを白地図領域230にドロップ操作して解答する他、学習者が指定した項目の名称を音声出力する。学習は、学習項目別又は地方別の項目から選択できる。更に、音声出力に際して、項目の特性を表す音色で音声出力する他、学習の参考、記憶の参考となる追加事項を音声出力する。【選択図】図3

Description

本発明は、タブレット型コンピュータ等のディスプレー上に白地図を表示して地理に関する知識を取得できる地理教科の学習支援装置、及び地理教科の学習支援プログラムに関する。
地理教科、例えば小学校社会科においては、日本についてさまざまな項目について学習する。学習する項目としては、都道府県に関して名称、位置、県庁所在地、特徴について、国土に関して、島、海域、海流の名称及び位置、特徴について、山脈や火山の名称及び位置について、その他各地方の、気候、自然、産業、産業、農業等がある。このように学習して取得すべき知識は多岐にわたり、学習者が記憶するべき知識も極めて多い。このような多項目にわたる多量の知識を年少の学習者に取得させることは容易ではない。
近年、コンピュータや、タブレット型コンピュータ(タブレット端末)が普及しており、地理教科のように多項目で多量の知識を取得するためには、従来使用されていた紙の教科書、参考書、地図帳に加えてコンピュータやタブレット端末で学習を支援することが効率的であると考えられる。
コンピュータやタブレット端末を利用した学習支援装置は多数提案されている。特許文献1には、画像中、任意の部分を切り抜き、切り抜かれた残りの虫食い状態の画像を出題用画像とし、切り抜いた部分を、元の位置の虫食いの正解の選択肢として利用することで、コンピュータを利用した学習を行うものが記載されている。
また、特許文献2には、英単語や熟語等の複数の言葉を所定のグループ毎に記憶装置内に記憶させ、使用者がモニターの画面に表れた言葉の意味について、分かるものと分からないものにクリック操作により分類し、分からなかった言葉についてその意味を暗記した後、モニター画面から消し、上記の操作により分けた言葉について再びその意味を記憶しているものとしていないものとにクリック操作により分け、この分類操作を複数繰り返して、意味の分からなかった言葉について記憶のしやすさ毎に複数の記憶難度のランクに分けて、これを記憶装置内で記憶難度毎に記憶させるものが記載されている。
更に特許文献3には、音声、動画等のマルチメディアによりCAI(Computer Assisted Instruction)を実現するため、画面の文字列を音に同期させて色を変え、メニューのボタンを矢印で示すようにし、画面の全体にボタン領域を設定し、操作性をよくし、正解で絵が出るようにしてゲーム感覚で学習でき、得点が正解数と時間数で加算されるようにし、問題−入力判定−解説−アドバイスの順序でプログラムが動作し、かつ日本語訳を英文のフレーズ毎に合わせて表示するようにするものが記載されている。
特開2007−94340号公報 特開2002−40915号公報 特開平8−194683号公報
しかし、上述のように地理教科の学習は、多項目にわたり多量の知識を取得する必要があるという特有の困難性を備えるため、単純にコンピュータを利用するだけでは効率的な学習支援を行うことができない。また、年少者に興味をもたれる娯楽性と、容易に操作できる操作性とを備えることが要求される。
本発明は上述した課題を解決し、簡単な操作で多項目、多量の知識を楽しみながら容易に取得できる地理教科の学習支援装置、及び地理教科の学習支援プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決する請求項1に記載の発明は、画像の表示面を備える画像表示手段、及び前記画像表示手段に接触した接触物の前記表示面における位置を特定するタッチセンサを備え、前記画像表示手段に表示された表示物を選択するタップ操作、前記タップ操作した表示物を移動するドラッグ操作、前記ドラッグ操作した表示物を配置するドロップ操作の各動作が可能なタッチパネルを備え、前記表示面に、地理における問題についての地域の白地図を表示する白地図領域、及び前記問題の解答についてのシンボル図形及び名称が表示された解答ピースを複数個表示する解答ピース領域を表示する問題画面を表示し、前記解答ピース領域から選択した解答ピースを前記タップ操作、前記ドラッグ操作及び前記ドロップ操作を行って前記白地図領域の前記白地図上の所望の位置に配置したとき、前記解答ピースの配置位置が前記白地図上での当該解答ピースの正しい配置位置か否かを判定し、この判定の結果を表示して地理教科の学習の支援を行う地理教科の学習支援装置において、並列的に分類された地理科目における複数の学習項目、及び、階層的に分類された地理科目における学習項目のうち少なくとも一方の学習項目を格納した手段と、前記並列的に分類された地理科目における複数の学習項目、及び、階層的に分類された地理科目における学習項目のうち少なくとも一方の学習項目を前記表示面に一覧として表示する手段と、前記表示面に表示された学習項目の一覧から学習項目を指定する手段と、設定された前記学習項目毎に前記白地図の画像データを格納した手段と、前記解答ピースの画像データ、及び名称の表示データを格納する手段と、前記解答ピースが配置された前記白地図上での位置が、前記白地図上において当該解答ピースが配置されるべき位置であるとき、正解である旨の告知を行うと共に前記解答ピースを前記白地図上の正解位置に保持する一方、前記解答ピースが配置された位置が、前記白地図における当該解答ピースが配置されるべき位置でないとき、不正解である旨の告知を行うと共に前記解答ピースを前記解答ピース領域に戻す手段と、前記表示面に文字入力部を表示する手段と、前記複数の地理項目から選択した地理項目の解答を、名称が表示されない状態で配置した前記白地図に漢字又はひらがなで表示する手段と、前記白地図に配置された状態でタッチ操作された解答ピースの名称と、前記文字入力部との入力とが一致するかを判定して結果を告知する手段と、を備えることを特徴とする地理教科の学習支援装置である。
請求項1に係る発明によれば、簡単な操作で複数の学習項目から希望する学習項目を選択して多項目、多量の知識を楽しみながら容易に取得できる地理学習を支援できる。特に、学習を視覚的に、かつ画面上で解答ピースを操作するという能動的動作を通じて行うことができるので、学習者は興味を持って効率的に学習できる。
また、学習に際しては、地図帳等では、雑多に盛り込まれている多数の情報を、山・川・半島・・・等に並列的に分類し、ジャンル別に提示できるので、使用者にとっては見やすいと共に記憶しやすく、また、学習者の選択により学習項目を選択でき、一回の学習量を全体から削減して適正な把握しやすい量とできる他、学習目標が立てやすい。この結果、学習項目を効果的に記憶できる。
更に、階層的に分類された学習項目、例えば地方別の学習項目を使用すると、上述した並列的、ジャンル別に分類した学習項目を、上位階層である地方別に加重して下層項目として再学習でき、最終的に、当該特定の地方の地理学習に必要な情報全体をまとめて学習することができ、その記憶状態を確認することができる。
また、請求項1に係る発明によれば、解答の位置の他、名称を表示面から入力して学習できる。このとき、入力は漢字の他ひらがなでも入力でもできるので、漢字を学習していない学習者であっても入力操作ができる。
同じく請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の地理教科の学習支援装置において、前記解答ピースを特定する名称を読み上げるための音声データを格納する音声データ格納手段と、前記音声データを再生する音声再生手段と、を備え、前記音声データが、前記解答ピースで特定される解答の特性が想起される音質であることを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、解答ピースを特定される音声が解答の特性が想起される音質で再生されるので、学習者の記憶に残りやすく学習効果が向上する。音声を聴くことで学習が強化される他、文字を学習していない幼児の学習に効果的である。更に、このとき発生の音質を学習者に親しみやすい保護者や先生を想起できる音質とすると、更に学習者の興味を引く。
同じく請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の地理教科の学習支援装置において、前記解答ピースを特定する名称を読み上げるための音声データを格納する音声データ格納手段と、前記音声データを再生する音声再生手段と、を備え、前記音声データが、前記解答ピースを特定する名称音声データと、前記解答ピースで特定されるものの特性又は解説を読み上げる特性音声データとを備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、解答の名称に加えて特性が再生されるので、学習者の記憶に残りやすく学習効果が向上する。解答の名称に加えてその解答項目が備える一般的性質、地域的特性、解説等の学習者の印象に残る情報が再生されることで効率的な学習ができる。
同じく請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項の地理教科の学習支援装置において、前記並列的に分類された地理科目における複数の学習項目は、日本における海、海流、火山、山地、山脈、高地、湖、川、平野、盆地、島、半島、海峡、湾、漁港、養殖地、農業の盛んな地域、干拓地、開墾地、用水路、四大工業地帯、工業都市、伝統工業、世界遺産、国立公園、主な空港、主な貿易港、鉄道、高速道路、都道府県、及び県庁所在地を含む各項目を含み、前記階層的に分類された地理科目における学習項目は、北海道地方、東北地方、関東地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州地方、及び沖縄地方を含み、更に各地方の下層項目として前記並列的に分類された地理科目における複数の学習項目を含む、
ことを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、地図帳では雑多に盛り込まれている多数の情報を、日本における海、海流、火山、山地、山脈、高地、湖、川、平野、盆地、島、半島、海峡、湾、漁港、養殖地、農業の盛んな地域、干拓地、開墾地、用水路、四大工業地帯、工業都市、伝統工業、世界遺産、国立公園、主な空港、主な貿易港、鉄道、高速道路、都道府県、及び県庁所在地を含む各項目別に提示できる。このため、学習項目を選択する際に見やすくなる。また、学習項目別に表示できるので、記憶しやすく、更に学習すべき分量を把握しやすく、学習目標を立てやすくできる。また、北海道地方、東北地方、関東地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州地方、及び沖縄地方に分類された学習項目においては、上述した海、海流、火山等の内容を、地図に表示される地域で再度学習する加重的な学習を行うことができ、最終的に、地理学習で必要な情報を記憶したことを確認できる。
同じく請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の地理教科の学習支援装置において、過去に表示した学習項目を再び学習する復習処理を行う手段と、前記表示面に、前記解答ピース領域に表示された複数の前記解答ピースから選択した解答ピースを選択して第1分類、又は前記第1分類とは異なる第2分類に指定する第1分類ボタン及び第2分類ボタンを表示する手段と、前記表示面に第1分類又は第2分類に分けた解答ピースと、当該解答ピースを表示する解答ピース領域及び前記白地図領域とを格納する手段と、前記復習処理を実行するとき、前記表示面に第1分類又は第2分類に分けた解答ピースと、当該解答ピースを表示する解答ピース領域及び前記白地図領域とを表示する手段と、備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、復習画面を選択して、第1分類又は第2分類とした問題を復習することができ、学習効果を向上させることができる。即ち、個人によって異なる覚えにくい苦手な項目を、自動、又は手動で容易に抽出でき、復習のための準備を大きく省くことができ、圧倒的に効率が良い学習を行うことができる。
同じく請求項6に記載の発明は、画像の表示面を備える画像表示手段、及び前記画像表示手段に接触した接触物の前記表示面における位置を特定するタッチセンサを備え、前記画像表示手段に表示された表示物を選択するタップ操作、前記タップ操作した表示物を移動するドラッグ操作、前記ドラッグ操作した表示物を配置するドロップ操作の各動作が可能なタッチパネルを備えたタブレット型端末で動作する地理教科の学習プログラムであって、前記表示面に、並列的に分類された地理科目における複数の学習項目、及び、階層的に分類された地理科目における学習項目のうち少なくとも一方の学習項目を一覧として表示するステップと、前記表示面に表示された一覧から一つの学習項目を指定するステップと、前記表示面に、地理における問題についての地域の白地図を表示する白地図領域、及び前記問題の解答についてのシンボル図形及び名称が表示された解答ピースを複数個表示する解答ピース領域を表示する問題画面を表示するステップと、前記解答ピース領域から選択した解答ピースを前記タップ操作、前記ドラッグ操作及び前記ドロップ操作を行って前記白地図領域の前記白地図上の所望の位置に配置したとき、前記解答ピースの配置位置が前記白地図上での当該解答ピースの正しい配置位置か否かを判定するステップと、前記解答ピースのドロップ操作位置が、前記白地図上において当該解答ピースが配置されるべき位置であるとき、正解である旨の告知を行うと共にドロップ操作された前記解答ピースを前記白地図上の正解位置に保持するステップと、前記解答ピースのドロップ操作位置が、前記白地図における当該解答ピースが配置されるべき位置でないとき、不正解である旨の告知を行うと共にドロップ操作された前記解答ピースを前記解答ピース領域に戻すステップと、前記表示面に文字入力部を表示するステップと、前記複数の地理項目から選択した地理項目の解答を、名称が表示されない状態で配置した前記白地図に漢字又はひらがなで表示するステップと、前記白地図に配置された状態でタッチ操作された解答ピースの名称と、前記文字入力部との入力とが一致するかを判定して結果を告知するステップと、を実行させるための地理教科の学習プログラムである。
請求項6に係る発明によれば、簡単な操作で複数の学習項目から希望する学習項目を選択して多項目、多量の知識を楽しみながら容易に取得できる地理学習を支援できる。特に、学習を視覚的に、かつ画面上で解答ピースを操作するという能動的動作を通じて行うことができるので、学習者は興味を持って効率的に学習できる。
また、学習に際しては、地図帳では、雑多に盛り込まれている多数の情報を、山、川、半島…等に並列的に分類して提示できるので、学習者の選択により学習項目を選択でき、一回の学習量を適正な把握しやすい量に減じることができ、学習目標が立てやすい。この結果、学習項目を効果的に記憶できる。
更に、階層的に分類された学習項目、例えば地方別の学習項目を使用すると、上述した並列的に分類した学習項目を、上位階層である地方別に加重的に再学習でき、最終的に地理学習に必要な情報の記憶状態を確認できる。
また、請求項1に係る発明によれば、解答の位置の他、名称を表示面から入力して学習できる。このとき、入力は漢字の他ひらがなでも入力でもできるので、漢字を学習していない学習者であっても入力操作ができる。
本発明によれば、簡単な操作で複数の学習項目から希望する学習項目を選択して多項目、多量の知識を、視覚的、かつ画面上で解答ピースを操作するという能動的に楽しみながら容易に取得でき、地理学習を効果的に支援できる。
また、学習に際しては、地図帳等では、雑多に盛り込まれている多数の情報を、山、川、島…等の並列的な分類として提示できるので、学習者の選択により学習項目を選択でき、一回の学習量を全体から選択して削減することで適正な把握しやすい量とでき、学習目標が立てやすいものとできる。この結果、学習項目を効果的に記憶できる。
更に、階層的に分類された学習項目、例えば地方別の学習項目を使用すると、上述した並列的に分類した学習項目を、上位階層である地方別に再学習でき、最終的に地理学習に必要な情報の記憶状態を確認できる。
このように、本発明に係る地理教科の学習支援装置、及び地理教科の学習支援プログラムは、未だ文字を学習していない幼児から、ひらがなのみを読める人、漢字及びひらがなの双方を読める人のいずれの人でも学習できる。
このため、地理学習に興味を持たない人にとっては無味乾燥で覚えにくい地理情報を、どんな人であっても、圧倒的容易に学習し、暗記し、記憶することができる。また、学校教育、学習において、地理、地形の知識は歴史・公民分野とも密接に関わっていることから、本発明によれば低学年の子供であっても地理の知識を容易に身に着けることができるため、低学年から社会科、さらには実社会に対する興味・関心を促すことでき、学校教育の教育効果向上に大きく貢献することができる。
さらに、本発明にあっては、学習を視覚的に、かつ画面上で解答ピースを操作するという能動的動作を通じて容易に行うことができるので、学習者は興味を持って効率的に学習できることから、高齢者であっても、とまどうことなく容易かつ気軽に、ゲーム感覚で楽しみながら地理学習を行うことができる。
本発明の実施形態に係る地理教科の学習支援装置を示すブロック図 (a)は、同地理教科の学習支援装置のテーブルを示すブロック図、(b)はデータ領域を示すブロック図 同地理教科の学習支援装置の外観を示す平面図 同地理教科の学習支援装置の動作の概略を示すフローチャート 同地理教科の学習支援装置の動作の概略を示すフローチャート 同地理教科の学習支援装置の表示画面の遷移を示す図 同地理教科の学習支援装置の表示画面の遷移を示す図 (a)は「目次」画面、(b)は「覚える項目」画面 (a)は「覚え方選択」画面、(b)は「山脈」につて学習するときの初期画面 (a)は「山脈」について学習中の解答ピースを移動している画面、(b)は同正解画面 (a)は「山脈」についてのヒント画面、(b)は「海流」についてのヒント画面 (a)は名称を覚えるにおける難易度選択画面、(b)は名称の学習画面 (a)は「山脈」の音声出力画面、(b)は「海流」の音声出力画面 (a)は「地方別」を選択できる「覚える項目」画面、(b)は選択できる地方を示す画面 (a)は各地方における学習項目の選択画面、(b)は「聞く」の問題画面 (a)、(b)は「理解度」におけるキャラクターの表示画面 (a)から(s)はキャラクターの成長に伴う変化の状態を示す図 (a)は「復習」モードにおける初期画面、(b)は「苦手」問題の選択画面
以下本発明を実施するための形態に係る地理教科の学習支援装置、及び地理教科の学習支援プログラムを図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係る地理教科の学習支援装置を示すブロック図、図2(a)は、同地理教科の学習支援装置のテーブルを示すブロック図、同(b)はデータ領域を示すブロック図である。本発明の実施形態に係る地理教科の学習支援装置10においては、タブレット型コンピュータ(タブレット端末)100に地理教科の学習アプリケーションプログラムを格納して、この地理教科の学習プログラムの各ステップを実行することにより日本地理について学習ができる。
まず、タブレット端末100のハードウエア構成の概要について説明する。図1に示すように、タブレット端末100は、CPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read OnlyMemory)120、RAM(Random Access Memory)130、大規模記憶装置であるSSD(Solid State Drive)140、タッチパネル150、音声再生手段であるスピーカー180、音声出力制御部181等をバス190で接続して構成される。タッチパネル150は、液晶表示装置である画像表示手段160と、タッチセンサ170とを備え、画像表示手段160は、表示制御部161を介して、タッチセンサ170は、入出力制御部171を介してバス190に接続されている。
また、タブレット端末100は、所定のOS(operating system)、例えばiOS、Android、Windows(登録商標)等に基づいて駆動され、実施形態に係る地理教科の学習プログラムがインストールされている。学習アプリケーションプログラムを起動すると、RAM130等には、制御用のテーブル500、及び問題や解答等の各種データを格納したデータ領域600が形成される。
図2(a)に示すように、テーブル500には、表示すべき学習項目データを指定する項目テーブル510、地方名データを指定する地方テーブル520、苦手項目データを指定する苦手テーブル530、超苦手項目データを指定する超苦手テーブル540、問題及び解答データを指定する問題テーブル550、学習者の解答を特定する解答テーブル560、理解度ポイントを格納した得点テーブル570、理解度を示すキャラクターのステージを格納したステージテーブル580、音声の参照データを格納した音声テーブル590等を備える。学習支援装置10はテーブル500に格納した各データに基づいて動作する。実施形態では、「苦手」が第1分類、「超苦手」が第2分類に相当する。
また、データ領域600には、図2(b)に示すように、音声データ格納手段として音声データ格納部610、問題解答データ格納部620、解答ピースデータ格納手段である解答ピースデータ格納部630、キャラクター画像データ格納部640等を備える。音声データ格納部610には、解答ピースを特定する名称を読み上げるための音声データを格納する。ここで、音声データとしては、解答ピースで特定される解答の特性が想起される音質とすることができる。
また、本実施の形態において、音声については、例えば、学校や塾の先生、母親等による、注意すべきポイントに関しては声音を変えて強調して注意喚起できるような声となっていることから、単なるナレーターによる棒読み状態の読み上げとは異なり、より親しみやすく、かつ、印象的であって、特に、文字を未習熟の幼児には学習効果が大きなものとなる。
更に、例えば、海流についての音声データについて寒流、暖流によりその音質を変える。即ち、寒流については震えるような高い声で冷たさが想起され、暖流については暖かみのある低い声とする。更に音声データが、解答ピースを特定する名称音声データに加えて前記解答ピースで特定されるものの特性を読み上げる特性音声データを備えるものとする。
特性音性データとしては、例えば、解答ピースで特定される対象の特質、例えば海流であれば、「寒流」、「暖流」、山であれば日本での標高の順位、難解な用語であれば解説データを備える。このように、注意すべき回答のポイントを、声音を変えて注意を喚起することにより、特に文字を未学習の幼児にとって、学習効果を高めることができる。なお、これらの音声データは、音声合成により生成されるものとできる他、予め学習者、例えば小学生に広く知られた発声者によって発生されたものを取得して音声データとすることができる。
問題解答データ格納部620には、問題と解答のデータとが格納される。解答には、白地図上の位置、表示データとしての名称のテキスト等が含まれる。解答ピースデータ格納部630には、各解答ピースの名称、形状(例えば県の輪郭形状、河川の線、湖沼の輪郭形状等)を模したシンボル図形等が格納される。また問題解答データ格納部620には白地データが格納され、白地図データ格納手段としての役割を果たす。各解答ピースの形状を備えることにより、学習者は解答をイメージとしても記憶することができ、より学習効率が高まる。
タブレット端末100では、画像表示手段160の表示面220を接触物である指やスタイラスペンで接触操作することにより、表示面に表示された表示物をタップ操作して選択するタップ操作、前記タップ操作した表示物移動するドラッグ操作、前記ドラッグ操作した表示物を所望の位置に配置するドロップ操作の各動作が可能である。
そして、タブレット端末100では、CPU110で、SSD140に格納された地理教科の学習プログラムを、RAM130をワークエリアとして使用して処理して、地理教科の学習支援装置の機能を実現する。即ち、表示面220に問題を表示し、学習者が入力した解答の正否を判定して、その旨を学習者に提示する。
図3は同地理教科の学習支援装置の外観を示す平面図である。図3に示すように、タブレット端末100は、表面にタッチパネル150が配置されている。また、タブレット端末100の表面には、操作ボタン211、カメラレンズ212が配置されている。
タブレット端末100を地理教科の学習支援装置として使用するには、タブレット端末100に地理教科の学習プログラムをインストールしておき、このプログラムを実行する。これにより起動した地理教科の学習プログラムでは、学習時において、例えば、図3に示すような画面が表示される。この例では、地理科目での学習項目として区分された日本の「山脈」の位置を学習する項目を選択している。
なお、図3に示した例では、表示面220が横長表示(ランドスケープ表示)とした例を示しているが、表示面220が縦長表示(ポートレート表示)とすることができる。このとき、表示される画像は、横長又は縦長に配置された表示面220に最適化されて表示される。これは、タブレット端末100の上下方向の向きにより自動的に変更される。
例えば「山脈」の位置を学習するとき、タッチパネル150の表示面220は、問題を解答する地域である日本列島を含む白地図240が表示される白地図領域230と、「山脈」についての解答ピース251、252、253、254、255が複数個表示される解答ピース領域250と、が上下に分割して表示される。ここで、解答ピース領域250は、タッチ操作して左右にスクロールでき、その他の解答ピースを表示することができる。各解答ピースには、名称と必要に応じてシンボルが表示される。
また、この例では、白地図領域230には、白地図240の他、各種の指定アイコンとしてひらがな表示指定アイコン241、漢字表示指定アイコン242、音声出力指定アイコン243、ヒント表示アイコン244、タイマー設定アイコン245、時刻表示アイコン246、ホームアイコン247、第1分類ボタンである苦手指定アイコン248、第2分類ボタンである超苦手指定アイコン249が表示される。
学習者は、解答ピース領域250から「山脈」の解答ピース、例えば「奥羽山脈」の解答ピース251を指260でタップ操作し、更にドラッグ操作して白地図240の東北地方まで移動してドロップ操作する。図3では理解しやすいように、移動状態の解答ピース(図中251A)を破線で囲い、解答位置(図中251Bで示した)に配置した状態を示している。
タブレット端末100は、この解答ピース251の白地図240における配置位置が正しいか否かを判定して、音声や解答ピース251の挙動で正否を学習者に告知する。他の「山脈」の解答ピースについても同じ動作を行うことができ、これにより、学習者は山脈の位置を学習する。
なお、解答の順は任意である。更に、タブレット端末100では、山脈の名称を音声で再生して、名称について学習することができる。
以下、実施形態に係る地理教科の学習支援装置10の動作について説明する。まず学習支援装置10における学習支援動作の概略について説明する。図4A及び図4Bは同地理教科の学習支援装置の動作の概略を示すフローチャートである。
まず、タブレット端末100で地理教科の学習プログラムを起動すると、「目次画面」が表示される(S310)。「目次画面」では、学習支援装置10が実行できる5つのモードが表示され、これらから一つのモードを選択できる。選択できる項目は、「覚える」、「聞く」、「復習」、「理解度」、「使い方ガイド」の5つである。
「覚える」を選択すると、学習者は、タブレット端末100の表示面220に表示される画像を操作して選択した各種学習項目、例えば「山脈」、「海流」等の位置や名称を学習することができる。「聞く」を選択すると、タブレット端末100が選択した学習項目の名称等が読み上げられる。
「復習」を選択すると、学習者が当該タブレット端末100で過去に行った問題を再び表示する。「理解度」を選択すると、過去の学習の理解度(正解の程度)に応じて成長するキャラクター、この例では「e(え)んぴつくん」と名付けられたキャラクターが表示される。各モード項目には低学年の生徒が理解できるように「ふりがな」を振ることができる。
「目次」画面において、「覚える」又は「聞く」を選択すると、「覚える目次画面」が表示される(S320)。「覚える目次画面」では、「覚える項目」と地域分類された「地方別」から所望の項目を選択する。「覚える項目」としては、例えば「海」、「海流」、「火山」、「山地」、「山脈」等の地理項目を列挙し、その下方に「地方別」の項目を表示する。この項目データは項目テーブル510を参照して問題解答データ格納部620から取得される。
また、「目次画面」において「復習」を選択すると、復習処理がなされ「復習モード画面」が表示される(S330)。「復習モード画面」では、過去の問題の回答中において分類した「苦手」又は「超苦手」を選択する。いずれかを選択することにより、「苦手」又は「超苦手」に分類された問題を表示するために「覚える目次画面」が表示される(S320)。
更に、S310の「目次画面」において、「理解度」を選択すると、「理解度画面」が表示され(S340)、理解度に応じて成長したキャラクターが表示される。キャラクターの成長度(ステージ)はステージテーブル580に格納されたデータが参照され、キャラクター画像データ格納部640から画像データが取得される。また、「理解度画面」には、「目次画面」に戻るための「ホームボタン」が表示される。
そして、「目次画面」において、「使い方ガイド」を選択すると、「使い方ガイド画面」が表示される(S350)。「使い方ガイド画面」には、学習支援装置10における各段階での使い方の説明が文章で表示される。また、「使い方ガイド画面」には、「目次画面」に戻るための「ホームボタン」が表示される。
S320において「覚える目次画面」で、覚える種類から一つの項目を選択すると、「覚える」、「聞く」の分岐(S360)を介して「覚え方選択画面」が表示される(S370)。「覚え方選択画面」では、「位置を覚える」又は「名称を覚える」の一方を選択できる。
「覚え方選択画面」で「位置を覚える」を選択すると、「位置を覚える問題画面」が表示される(S380:図4B参照)。このとき、提示される問題はS370の「覚え方選択画面」で選択した項目等に基づいて問題テーブル550を参照して問題解答データ格納部620から取得される。また、解答ピースの文字、画像等は解答ピースデータ格納部630から取得される。解答は問題テーブル550に格納された正解、例えば白地図上の位置と照合され一致、不一致の結果から正答、誤答が判定される。また、S330の復習モード画面から選択された場合には、苦手テーブル530、超苦手テーブル540を参照して問題解答データ格納部620から取得される。この画面には、問題画面の他、ホームボタンが表示される。
問題の設問をすべて解答すると問題クリアとなり(S390)、「目次画面」に戻る。これにより、ポイントが加算されて理解度画面で表示されるキャラクターのステージが成長する(S340)。ポイントは得点テーブル570に加算され、キャラクターのステージはステージテーブル580に保存される。
S370において「覚え方選択画面」で「名称を覚える」を選択すると、名称難易度選択画面が表示される(S400)。ここでは、「難易度高」又は「難易度低」を選択できる。いずれを選択しても名称を覚える問題画面が表示される(S410)。また、「名称を覚える問題画面」にはホームボタンが表示される。「難易度高」の場合は回答者が名称を入力して解答し、「難易度低」の場合は、回答者は名称が記載された解答ピースを選択することにより解答する。
S320において、「覚える目次画面」で、「地方別」を選択すると「地方選択画面」が表示される(S420)。地方選択画面には、地方分類された「北海道地方」、「東北地方」、「関東地方」、「中部地方」、「近畿地方」、「中国地方」、「四国地方」、「九州地方」、「沖縄地方」が地方名として表示される。地方名は地方テーブル520から取得される。
ここで地方名を選択すると、地方カテゴリ画面が表示され(S430)、表示される項目は、例えば「すべて」、「海」、「海流」、「山地」、「山脈」等を選択する。この項目は「すべて」の他は、S320における覚える目次画面に表示されたものと同じ内容であり、地方テーブル520から取得される。これらから一つ又は複数を選択すると、選択された項目に対応した覚え方選択画面370が表示される。また、位置を覚える問題画面が表示され(S380)、名称難易度選択画面が表示され(S400)、更に「名称を覚える問題画面」が表示される(S410)。
S310において、「目次画面」で「聞く」を選択したときには、「覚える目次画面」等を経て選択された項目についての「聞く問題画面」が表示される(S440)。ここでは、提示された項目の名称が音声出力される。提示される問題は、問題テーブル550を参照して問題解答データ格納部620から取得される。また、出力される音声データは、音声テーブル590を参照して音声データ格納部610から取得される。
次に学習支援装置10において表示される表示画面について説明する。図5A及び図5Bは同地理教科の学習支援装置の表示画面の遷移を示す図である。
また、図6乃至図16は各遷移状態における表示画面を示す図である。学習支援装置10を起動すると、まず表示画面G1として目次画面710が表示される(図5A、図6(a)参照)。目次画面710には、「覚える」のアイコン711、「聞く」のアイコン712、「復習」のアイコン713、「理解度」のアイコン714、「使い方ガイド」の文字715が表示されている。各アイコン711、712、713、714にはふりがなが付されている。
目次画面710において、「覚える」のアイコン711をタップ操作すると、表示画面G2として覚える項目選択画面720、860が表示される(図6(a)、図12(a)参照)。なお、図12(b)に示した覚える項目選択画面860は、覚える項目選択画面720を下方にスクロールさせたとき現れる画面である。
覚える項目選択画面720には、覚える項目が選択可能に、並列的な一覧としてリスト表示されている。この例では、海、海流、火山、山地、山脈、高地、湖、川、平野、盆地、島、半島、海峡、湾、漁港、養殖地、農業の盛んな地域、干拓地、開墾地、用水路、四大工業地帯、工業都市、伝統工業、世界遺産、国立公園、主な空港、主な貿易港、鉄道・新幹線(登録商標)、鉄道・主な線、高速道路、都道府県、及び県庁所在地である。この画面は縦方向にスクロールでき、下に続く項目が続けて表示される(例えば覚える項目選択画面860)。そして、覚える項目選択画面860の最下位置には、図12(a)に示すように、他の項目の他、「地方別」を選択する表示領域が表示されている。
この中の一項目、例えば項目選択画面720中の「山脈」の表示領域721をタップ操作すると、次の表示画面G3が表示される。なお、項目選択画面720の上端左側には、タップ操作すると目次画面710に戻る「目次」の文字722が表示される。
表示画面G3における覚え方選択画面730には、「位置を覚える」のアイコン731と、「名称を覚える」のアイコン732とが表示される(図7(a)参照)。「位置を覚える」のアイコン731は、選択した項目、例えば「山脈」の位置を白地図で学習するときにタップ操作する。
また、「名称を覚える」のアイコン732は、白地図に表示された項目例えば各「山脈」の名称を覚えるときにタップ操作する。なお、覚え方選択画面730の上端左側には、タップ操作すると覚える項目選択画面720に戻る「覚える項目」の文字733が表示される。
「位置を覚える」のアイコン731をタップ操作すると、表示画面G4として位置を覚えるための位置学習画面740が表示される(図7(b)参照)。この位置学習画面740には、日本列島の白地図240が表示される白地図領域230と、「山脈」の解答ピース251、252、253、254、255が表示される解答ピース領域250と、が上下に分割表示される。
解答ピース領域250は、左右にスクロールでき他の解答ピースを表示することができる。この例では、解答ピース251は「奥羽山脈」、解答ピース252は「飛騨山脈」、解答ピース253は「讃岐山脈」、解答ピース254は「赤石山脈」、解答ピース255は「木曽山脈」である。解答ピース領域250を横スクロールすると他の山脈として、「鈴鹿山脈」、「日高山脈」「越後山脈」の解答ピースが表示される。各解答ピースには、名称の他、山脈の形状が示されている。このため、学習者は、名称のみならず形状についても同時に情報を得て学習できる。形状は特に記憶に残るため学習効果を高めることが期待できる。
白地図領域230において、白地図240はタッチした2本の指を近づけたり離したりするピンチイン操作、ピンチアウト操作により拡大又は縮小したり、白地図240全体をドラッグ操作して位置変更を行える。また、ひらがな表示指定アイコン241は解答をひらがなで表示、例えば「奥羽山脈」を「おううさんみゃく」と表示させる指定を行うため使用される。
同様に漢字表示指定アイコン242は解答を漢字で表示させる指定、音声出力指定アイコン243は解答ピースの文字を読み上げる指定、タイマー設定アイコン245解答時間を指定するタイマーをセットすする指定を行うため使用される。タイマー設定アイコン245をタップ操作すると、指定する時間が設定でき、設定時間内に問題を正解できない場合、「目次」に戻るかやり直すかを選定できる。経過時間は時刻表示アイコン246で表示される。
苦手指定アイコン248は、回答者が苦手とする問題ピースをドラッグ操作してドロップ操作して、その解答を「苦手」に分類するものであり、ドロップ操作された解答は苦手テーブル530に登録される。超苦手指定アイコン249は、回答者が苦手とする問題ピースをドラッグ操作してドロップ操作して、その解答を「超苦手」に分類するものであり、ドロップ操作された解答は超苦手テーブル540に登録される。
図8(a)に示すように、学習者は、解答ピース領域250から山脈の解答ピース、例えば「奥羽山脈」の解答ピース251を指260でタップ操作し、更にドラッグ操作して白地図240のいずれかの位置まで移動して、ドロップ操作する。移動中の解答ピースを図2、図8(a)中に符号251Aで示した。
解答ピース251の白地図240における配置位置が正しい(図8(b)中の正解領域251B)場合には、解答ピース251は、白地図240の正解位置に保持され、このとき例えば「カチッ」との効果音が発せられる(同表示画面G4−2)。これにより、学習者には、解答ピース251のドロップ操作位置が正しいことが理解できる。
一方、解答ピース251を異なる位置にドロップ操作すると、解答ピース251は、解答ピース領域250に戻り、例えば「ブー」との効果音が発せられる(図5A中表示画面G4−2)。これにより、学習者には、解答ピース251のドロップ操作位置が不正解であることが理解できる。他の「山脈」についても同じ動作を行い、これにより、学習者は山脈の位置を学習することができる(同表示画面G4−3)。この学習は、視覚及びタップ操作からドロップ操作までの一連の動作を伴い、正解、不正解時に画面の変化や音声出力があるため、幼児や地理が苦手な者でも、学習者はゲーム感覚で学習を行うことができる。
このとき、不正解とした解答ピースを苦手指定アイコン248又は超苦手指定アイコン249にドロップ操作することで、苦手な問題を登録しておき目次画面710の「復習」のアイコン713を指定することで再学習できる。なお、不正解が指定回数連続したとき自動的に、例えば3回で「苦手」、6回で「超苦手」に分類することができる(同G4−3)。なお、指定回数は限定されず、必要に応じて他の数とすることができる。
全部の解答ピースを、正解する(クリア)すると、目次画面710に戻り(同表示画面G6)、タイマー設定時間内に全問正解できない場合には、「目次」に戻るか、又はやり直すかを選定できる(同表示画面G5、表示画面G6)。
なお、ヒント表示アイコン244をタップ操作すると、ヒント画面790が表示される(図9(a)参照)。この例では、白地図240上に各山脈を示すライン761〜768が表示される。再びヒント表示アイコン244をタップ操作すると、位置学習画面740の状態に戻る。
覚える項目選択画面720において、「海流」を指定し、覚え方選択画面730において「位置を覚える」を指定すると、海流についての同様の問題が表示される。海流としては、「リマン海流(寒流)」、「日本海流(暖流):黒潮」、「千島海流(寒流):親潮」、「対馬海流(暖流)」が解答ピース811、812、813、814として表示される。図9(b)は、ヒントを表示しているため、各海流の白地図240に表示されている。
一方、覚え方選択画面730において「名称を覚える」のアイコン732をタップ操作すると、難易度選択画面820(同表示画面G6)が表示される。この難易度選択画面820には、「難易度高い」を示すアイコン821と、「難易度低い」を示すアイコン822が表示され、選択できる。なお、難易度選択画面820の上端左側には、タップ操作すると覚え方選択画面730に戻る「覚え方選択」の文字823が表示される(図10(a)参照)。
「難易度高い」のアイコン821をタップ操作すると、名称を覚えるための問題画面830が表示される(図10(b)参照)。白地図240に表示されたすべての山脈から一つの山脈をタップ操作して指定し、この山脈の名称を文字入力する。
図10(b)に示した例では、白地図240の東北地方に記載された山脈を示すガイド線831の名称「奥羽山脈」を入力する。文字入力は、ガイド線831をタップ操作したときに下方から出現する文字入力部であるソフトキーボード833で行う。入力窓832に文字が入力され、その正否が判定される。
正解の場合「カチッ」と効果音が出力され、図11(a)に示すように、ガイド線831の色が濃く変化すると共に、名称が表示され、その位置が固定される。一方不正解の場合には、打ち込んだ文字が消える反応がない(同表示画面G8−2)。本実施形態では、これにより告知手段を実現している。この文字入力は、漢字の他ひらがなでも行うことを選択できるので、漢字を未学習の者でも学習を行うことができる。なお、学習者が音声を発して学習支援装置10がこの音声を認識する音声認識機能を有する場合は、この音声入力機能を使用することができる。
このような操作は、他の学習項目(図6(b)、図12参照)についても行う。また、タブレット端末100では、山脈の名称を音声で再生して、名称について学習することができる。音声出力指定アイコン243を指定することにより、各解答ピースの名称を音読させることができる。
このとき、例えば、図9(b)に示す「海流」についての学習の実行中であるとき「リマン海流(寒流)」の解答ピース811を指定すると、「りまんかいりゅう、かんりゅう」なる音声として、冷たさを想起させる、震えた高い声で再生される。一方、「日本海流(暖流):黒潮」の解答ピース812を指定すると、「にほんかいりゅう、だんりゅう、べつめい、くろしお」なる音声が、暖かさを想起させる安定した低い声で再生される。これにより、単なる読み上げとは異なり、塾の先生や母親のごとく、注意すべきポイントを、声音を変えて注意喚起して、特に文字を未学習の幼児にとって、重要な役割を果たすことができる。
なお、音質については、女性の肉声とすることができる。例えば、学校や塾の先生、母親を想起できる声とすることにより、より親しみやすく効果的となる。また、音声合成により生成されるものとできる他、予め学習者、例えば小学生に広く知られた発声者によって発生されたものを取得して使用することができる。
これにより、学習者の記憶を助け高い学習効果を発揮できる。この例では白地図240には解答のヒントとなるリマン海流のガイドライン801、日本海流のガイドライン802、千島海流のガイドライン803、対馬海流のガイドライン804が表示されている。このように、音声に特色を付けると学習者の記憶に残りやすい。
また、音声として解答ピースで特定されるものの特性を読み上げることができる。例えば、火山について「富士山」には「日本で一番高い」、湖について「琵琶湖」には「日本で一番広い」等である。これにより、更に解答についての情報を学習できる他、これらの解答が印象に残りやすいため、学習効果が高まる。
更に、「干拓地」、「開墾地」等の難解な用語については、それらの易しい解説を加えることが望ましい。例えば「干拓地」については「海や湖の水を出して陸地とした場所である」、「開墾地」については「山地を耕して田畑とした場所である」などである。これらの音声は音声データ格納部610に格納しておき、音声テーブル590からこれらの項目が選択されたとき出力されるようにする。これにより、小学校低学年等の初学者でも効率よく学習ができる。
本実施形態に係る学習支援装置10では、「位置を覚える」及び「名称を覚える」の両学習画面、即ち位置学習画面740、問題画面830において、任意の解答ピースを苦手指定アイコン248又は超苦手指定アイコン249にドロップ操作する。これにより、苦手な問題を登録しておき目次画面710の「復習」のアイコン713を指定することで再学習できる(同G8−3)。
一方、「難易度低い」のアイコン821をタップ操作すると(同G9−1)、G8−1、G8−2と同様の表示画面を経て解答を行う。この場合にはヒントが表示できない(同G9−2)。この問題では、白地図240に表示された項目、例えば「山脈」のガイド線の位置に、解答ピース領域250に表示された解答ピースをドラッグ操作してドロップ操作する。
正解の場合解答ピースの文字が消え、ガイド線が濃くなり文字が固定される。不正解の場合、反応がなく、解答ピースが解答ピース領域250に戻る。この画面でも解答ピースを苦手指定アイコン248又は超苦手指定アイコン249にドラッグ操作して「苦手」又は「超苦手」に設定することができる(G8−3)。
このように、本実施形態に係る学習支援装置10では、「復習」を行うことにより、自動的、又は手動で容易に抽出された、個人によって異なる覚えにくい苦手な項目を高い効率で学習できる。
次に覚える項目選択画面720で「地方別」を選択した場合について説明する。当初に表示される覚える項目選択画面720をスクロールして覚える項目選択画面860(図12(a))の最下欄に表示された地方別欄861をタップ操作すると、表示画面G10として、地方選択画面870が表示される。
この地方選択画面870には、「北海道地方」、「東北地方」、「関東地方」、「中部地方」、「近畿地方」、「中国地方」、「九州地方」、「沖縄地方」の各選択欄が表示される。この中から一つの地方、例えば「東北地方」の欄871をタップ操作して選択すると、次の表示画面G11として、下層項目として地方カテゴリ画面880が表示される(図13(a)参照)。この地方カテゴリ画面880から学習したい項目を選択する。この
」がないことが、項目選択画面720の表示項目と異なる。このように、地方別と学習項目とは階層的になっている。
この中から所望の項目を選択して、表示画面G12で、表示画面G3と同じ「位置」、「名称」のいずれかを選択すると、表示画面G4−1〜G9−3と同様の表示がなされ、地方別の学習を行うことができる。
この地方選択画面で学習を行うことにより、上述した海、海流、火山等の内容を、地図に表示される地域で再度学習する加重的な動作を行うことになり、最終的に、地理学習で必要な情報を丸ごと記憶したことを確認できる。
次に他のメニューを選択した場合を、図5Bに基づいて説明する。表示画面G1における目次画面710で、「聞く」を選択した場合には、図5B(a)に示すように、次の表示画面G14で上述した項目選択画面720、860が表示される(G14)。
学習者は、項目を選択し、各項目における学習項目毎に音声を聞くことができる(G15)。例えば「山脈」を指定すると、図13(b)に示す「山脈」についての聞く画面890が表示される。聞く画面890では、白地図240に項目、この例では「山脈」のラインが表示されている。
この状態で、聞きたい山脈、例えば「奥羽山脈」のライン891をタップ操作すると、「おううさんみゃく、よみかたちゅうい」なる音声が出力されると共に、「おううさんみゃく」の文字が表示される。ここで、漢字表示指定アイコン242をタップ操作すると、漢字で「奥羽山脈」と表示される。学習者は、これにより各学習項目の読み方を学習することができる。この学習は、文字を入力できない学習者、例えば幼児にも可能である。
また、「海流」を指定したときには、「海流」についての聞く画面850に4つの海流のライン851、852、853、854が表示される(図11(b)参照)。これにより、「海流」について同様の学習ができる。なお、聞く問題では、解答ピース領域250には解答ピースは表示されない。そして、タップ操作した海流について、寒流であれば震えるような高い声で冷たさが想起される声で、暖流については暖かみのある低い声で音声出力される。
表示画面G1における目次画面710で理解度(本例は、「e(え)んぴつくん」)のアイコン714を選択した場合には、図5B(b)に示すように、表示画面G20が表示される。この表示画面G20では、図14(a)、(b)に示すように、キャラクター901、911が表示される。
この例では、鉛筆を模した「e(え)んぴつくん」がキャラクターとして表示される。図14(a)は、学習を開始時におけるキャラクター表示画面900であり、キャラクター901と「誕生」との文字902が表示される。また、図14(b)は、学習が予め定めた段階まで至ったときに表示されるキャラクター表示画面910であり、成長して角帽をかぶったキャラクター911と、「卒業」の文字912が表示されている。
このキャラクターは、各分野を不正解なしでクリアしたとき成長する。図15は(a)から(s)はキャラクターの成長に伴う変化の状態を示す図である。キャラクターは、「誕生」(図15(a)から、「目覚め」(同(b))、「手が生えた」(同(c))「足も生えた」(同(d))、「楽しい」(同(e))、「芯が伸びた」同(f))、「芯も背も伸びた」(同(g))、「芯伸びすぎ」(同(h))、「折れてちょうどよい」(同(i))、「小学生」(同(j))、「なわとび」(同(k))、「元気」(同(l))、「初恋」(同(m))、「失恋思春期」(同(n))、「哲学」(同(o))、「勉強に燃える」(同(p))、「コンタクト」(同(q))、「あとひと息」(同(r))、「卒業」(同(s))と変化して成長していく。なお、キャラクターは、上記例の他さまざまな形態で成長するように設定できる。
このように、本実施形態に係る地理教科の学習支援装置10では、キャラクターに性格付けや個性付けをしていると共に、デザインの愛らしさと若干のマヌケに見える動きを付加していることにより、キャラクターそのものを魅力的なものとしている。これにより、学習者、特に年少者の学習意欲をそそり、学習促進に大きく貢献することができる。
更に、表示画面G1における目次画面710で復習のアイコン713を選択した場合には、図4B(c)に示すように、表示画面G16が表示される。この表示画面G16では、図15(a)に示すように、「苦手」を指定する苦手アイコン931と「超苦手」を指定する超苦手アイコン932が表示された復習モード画面930が表示される。
「苦手」のアイコンをタップ操作すると、苦手テーブル530を参照して、「苦手」に分類された問題が出題される(G17−1)。この出題処理は、前述した表示画面G1〜表示画面G12と同じ手順でなされる。また、苦手アイコン942をタップ操作すると、各項目や、すべてを苦手リストから外す処理ができる。超苦手アイコン932をタップ操作した場合にも同様の処理がなされる(G18−1、G17−1、G17−2)。
このため、個々人にとって覚えにくい項目を、自動又は手動で、容易に選択できるため、復習のための準備を大きく省くことができ、圧倒的に効率が良い学習ができる。
表示画面G1における目次画面710で「使い方ガイド」の文字715を選択した場合には、図5B(d)に示すように、この学習支援装置10の使い方を文書で記載した表示画面G19が表示される。この使い方ガイドには、各モード、及び主要な画面での使い方が記載されている。学習者はこの使い方ガイドを参照して学習支援装置で学習することができる。
次に実施形態に係る地理教科の学習支援装置10を使用した実験例について説明する。ここでは、次の手順で実験を行った。
(1)各被験者が本実施形態に係る地理教科の学習支援装置使用する前に、予備試験として記号付きの白地図中の記号を指定し、この記号につい口頭で解答させた。実験に使用した問題は、4つの学習項目であり、山脈8問、工業地帯4問、海4問、海流4問、平野19問、合計計39問とした
(2)各被験者が、本実施形態に係る地理教科の学習支援装置10を2日間使用させた。なお、使用時間は個人の自由とし、保護者は、使い方を説明する以外は特に手を貸していない。
(3)各被験者が地理教科の学習支援装置を使用した後、効果確認試験として、予備試験と同じ問題を提示して口頭で回答させた。
被験者は、被験者A(男子11歳:小6)、被験者B(女子8歳:小3)、被験者C(女子6歳:小1)である。
実験の結果は以下の通りである。39問中の正解数の変化を示す。
被験者A:予備試験6問→効果確認試験33問
被験者B:予備試験0問→効果確認試験39問
被験者C:予備試験0問→効果確認試験17問
このように、本実施形態に係る地理教科の学習支援装置によれば、地理の学習に著しい効果を有することが分かる。特に、被験者Bは、繰り返し正解することが快感であったことが顕著で、キャラクターの成長を見たいために全問正解するまで練習を重ねた結果、目覚ましい学習効果を示した。
以上により、本実施形態に係る地理教科の学習支援装置が高い学習効率を備えることが分かる。
以上のように、本発明に係る地理教科の学習支援装置、及び地理教科の学習支援プログラムによれば、さまざまな問題画面で解答ピースを白地図にドロップ処理して解答したり、解答を音声で視聴したり、キャラクターを成長させたりして興味を持って地理の学習ができる。
また、本実施形態に係る地理教科の学習支援装置は、文字を未学習の幼児から、ひらがなだけ読める人、漢字・ひらがな共読める人、の、いずれの人でも学習できる。更に、地理教科の学習支援装置の操作は、タブレット端末の画面上の操作だけでよい。このため、本実施形態に係る地理教科の学習支援装置は、地理学習に興味を持たない人にとっては無味乾燥で覚えにくい地理情報を、どんな人にとっても興味あるものとすることができ、地理情報を圧倒的容易に学習、暗記、記憶できるようにすることができる。
更に、地理・地形は、歴史・公民分野と密接に関わることから、地理を容易に覚えることにより、社会科及び実社会に対する興味・関心を促すことにも役立つ。
また、本実施の形態に係る学習支援装置及び学習支援プログラムにあっては、学習内容を小学校の実用教科書に則し、無数にある地理情報から、中学受験では特に必要としない情報をあえて除外し、小学校卒業時、及び難関中学校受験までに必要十分な情報を網羅
したコンテンツとなっていることから、煩雑さを回避して効率的な学習効果を上げることができる。
また、同時に社会生活での常識の範囲をも広く網羅していることから、幼児及び学生のみならず一般社会人であっても、楽しみながら地理の学習をすることができる。さらに、容易に使用することができることから、高齢者であっても容易に操作して楽しみながら地理学習を行うことができる。
なお、上記実施形態では、学習対象とする地域を日本としたが、学習対象とする地域は日本に限らず、他の国、地域についての地理や、世界地理とすることができる。これらの場合には、問題や解答ピースをそれぞれの国、地域等に適用するように変更する。また表示、発生される言語も日本語に限らず他の言語とすることができる。更に、理解度の指標としてキャラクターは他のものでもよいし、キャラクターを用いずグラフ等を用いることができる。
本発明は、地理教科、特に小学校社会科の学習を支援する装置であり、タブレット型端末に適用することが好適である。また、タブレット型端末に限らず、ノート型、デスクトップ型のコンピュータに適用することができる。更に、日本以外の、外国、世界についての地理の学習支援を行う装置に適用できる。
10 学習支援装置
100 タブレット端末
110 CPU
120 ROM
130 RAM
140 SSD
160 画像表示装置
170 タッチセンサ
180 スピーカー
220 表示面
230 白地図領域
240 白地図
250 解答ピース領域
251〜255 解答ピース

Claims (6)

  1. 画像の表示面を備える画像表示手段、及び前記画像表示手段に接触した接触物の前記表示面における位置を特定するタッチセンサを備え、前記画像表示手段に表示された表示物を選択するタップ操作、前記タップ操作した表示物を移動するドラッグ操作、前記ドラッグ操作した表示物を配置するドロップ操作の各動作が可能なタッチパネルを備え、
    前記表示面に、地理における問題についての地域の白地図を表示する白地図領域、及び前記問題の解答についてのシンボル図形及び名称が表示された解答ピースを複数個表示する解答ピース領域を表示する問題画面を表示し、
    前記解答ピース領域から選択した解答ピースを前記タップ操作、前記ドラッグ操作及び前記ドロップ操作を行って前記白地図領域の前記白地図上の所望の位置に配置したとき、前記解答ピースの配置位置が前記白地図上での当該解答ピースの正しい配置位置か否かを判定し、この判定の結果を表示して地理教科の学習の支援を行う地理教科の学習支援装置において、
    並列的に分類された地理科目における複数の学習項目、及び、階層的に分類された地理科目における学習項目のうち少なくとも一方の学習項目を格納した手段と、
    前記並列的に分類された地理科目における複数の学習項目、及び、階層的に分類された地理科目における学習項目のうち少なくとも一方の学習項目を前記表示面に一覧として表示する手段と、
    前記表示面に表示された学習項目の一覧から学習項目を指定する手段と、
    設定された前記学習項目毎に前記白地図の画像データを格納した手段と、
    前記解答ピースの画像データ、及び名称の表示データを格納する手段と、
    前記解答ピースが配置された前記白地図上での位置が、前記白地図上において当該解答ピースが配置されるべき位置であるとき、正解である旨の告知を行うと共に前記解答ピースを前記白地図上の正解位置に保持する一方、前記解答ピースが配置された位置が、前記白地図における当該解答ピースが配置されるべき位置でないとき、不正解である旨の告知を行うと共に前記解答ピースを前記解答ピース領域に戻す手段と、
    前記表示面に文字入力部を表示する手段と、
    前記複数の地理項目から選択した地理項目の解答を、名称が表示されない状態で配置した前記白地図に漢字又はひらがなで表示する手段と、
    前記白地図に配置された状態でタッチ操作された解答ピースの名称と、前記文字入力部との入力とが一致するかを判定して結果を告知する手段と、
    を備えることを特徴とする地理教科の学習支援装置。
  2. 前記解答ピースを特定する名称を読み上げるための音声データを格納する音声データ格納手段と、
    前記音声データを再生する音声再生手段と、を備え、
    前記音声データが、前記解答ピースで特定される解答の特性が想起される音質であることを特徴とする請求項1に記載の地理教科の学習支援装置。
  3. 前記解答ピースを特定する名称を読み上げるための音声データを格納する音声データ格納手段と、前記音声データを再生する音声再生手段と、を備え、
    前記音声データが、前記解答ピースを特定する名称音声データと、前記解答ピースで特定されるものの特性又は解説を読み上げる特性音声データとを備えることを特徴とする請求項2に記載の地理教科の学習支援装置。
  4. 前記並列的に分類された地理科目における複数の学習項目は、日本における海、海流、火山、山地、山脈、高地、湖、川、平野、盆地、島、半島、海峡、湾、漁港、養殖地、農業の盛んな地域、干拓地、開墾地、用水路、四大工業地帯、工業都市、伝統工業、世界遺産、国立公園、主な空港、主な貿易港、鉄道、高速道路、都道府県、及び県庁所在地を含む各項目を含み、
    前記階層的に分類された地理科目における学習項目は、北海道地方、東北地方、関東地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州地方、及び沖縄地方を含み、更に各地方の下層項目として前記並列的に分類された地理科目における複数の学習項目を含む、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の地理教科の学習支援装置。
  5. 過去に表示した学習項目を再び学習する復習処理を行う手段と、
    前記表示面に、前記解答ピース領域に表示された複数の前記解答ピースから選択した解答ピースを選択して第1分類、又は前記第1分類とは異なる第2分類に指定する第1分類ボタン及び第2分類ボタンを表示する手段と、
    前記表示面に第1分類又は第2分類に分けた解答ピースと、当該解答ピースを表示する解答ピース領域及び前記白地図領域とを格納する手段と、
    前記復習処理を実行するとき、前記表示面に第1分類又は第2分類に分けた解答ピースと、当該解答ピースを表示する解答ピース領域及び前記白地図領域とを表示する手段と、
    備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の地理教科の学習支援装置。
  6. 画像の表示面を備える画像表示手段、及び前記画像表示手段に接触した接触物の前記表示面における位置を特定するタッチセンサを備え、前記画像表示手段に表示された表示物を選択するタップ操作、前記タップ操作した表示物を移動するドラッグ操作、前記ドラッグ操作した表示物を配置するドロップ操作の各動作が可能なタッチパネルを備えたタブレット型端末で動作する地理教科の学習プログラムであって、
    前記表示面に、並列的に分類された地理科目における複数の学習項目、及び、階層的に分類された地理科目における学習項目のうち少なくとも一方の学習項目を一覧として表示するステップと、
    前記表示面に表示された一覧から一つの学習項目を指定するステップと、
    前記表示面に、地理における問題についての地域の白地図を表示する白地図領域、及び前記問題の解答についてのシンボル図形及び名称が表示された解答ピースを複数個表示する解答ピース領域を表示する問題画面を表示するステップと、
    前記解答ピース領域から選択した解答ピースを前記タップ操作、前記ドラッグ操作及び前記ドロップ操作を行って前記白地図領域の前記白地図上の所望の位置に配置したとき、前記解答ピースの配置位置が前記白地図上での当該解答ピースの正しい配置位置か否かを判定するステップと、
    前記解答ピースのドロップ操作位置が、前記白地図上において当該解答ピースが配置されるべき位置であるとき、正解である旨の告知を行うと共にドロップ操作された前記解答ピースを前記白地図上の正解位置に保持するステップと、
    前記解答ピースのドロップ操作位置が、前記白地図における当該解答ピースが配置されるべき位置でないとき、不正解である旨の告知を行うと共にドロップ操作された前記解答ピースを前記解答ピース領域に戻すステップと、
    前記表示面に文字入力部を表示するステップと、
    前記複数の地理項目から選択した地理項目の解答を、名称が表示されない状態で配置した前記白地図に漢字又はひらがなで表示するステップと、
    前記白地図に配置された状態でタッチ操作された解答ピースの名称と、前記文字入力部との入力とが一致するかを判定して結果を告知するステップと、
    を実行させるための地理教科の学習プログラム。
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