JP5753821B2 - センサ取付構造 - Google Patents
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そして、例えば、主体金具および取付孔がそれぞれ螺合溝を備えており、螺合によりガスセンサがガス流通管の取付孔に取り付けられる。これにより、主体金具およびセンサ素子部を備えるガスセンサを内燃機関に対して取り付けるためのセンサ取付構造の一例が実現される。
つまり、ガスセンサの構成部品としてセンサ素子部のみならず主体金具が必須となるため、主体金具を有しない構成のガスセンサに比べて部品点数が多くなり、ガスセンサの構造が複雑になる。
このため、主体金具を用いてセンサ素子部を内燃機関に取り付けるセンサ取付構造(換言すれば、ガスセンサとしてセンサ素子部を取り付けるセンサ取付構造)は、コストが高くなるという問題がある。
また、部品点数が少なくなることで、センサ素子部の製造コストを低く抑えることができ、センサ取付構造としての製造コストも低く抑えることができる。
また、本発明のように、センサ素子部の取付位置を排気管ではなくエンジンヘッドにすることで、センサ素子部や取付固定部材の構成部品を安価な材料で形成することが可能となる。
次に、上述のセンサ取付構造においては、センサ素子部の外面と貫通穴の内面との間に配置されると共に、係合部と取付固定部材との間に挟持され、センサ素子部とエンジンヘッドとの間の気密性を維持するシール部を備える、という構成を採ることができる。
次に、上述のセンサ取付構造においては、センサ素子部は有底筒型センサ素子であり、係合部は、有底筒状センサ素子の径方向外側に突出する鍔部で構成しても良い。
このような構成であれば、取付固定部材を確実にエンジンヘッドに固定できるとともに、取付固定部材によってセンサ素子部を貫通穴に対して確実に固定できる。
なお、以下に示す実施形態では、本発明のセンサ取付構造を適用した内燃機関を例に挙げて説明する。
[1−1.全体構成]
本実施形態の内燃機関1の全体構成について、図1に基づいて説明する。図1は、センサ素子部19を取り付けるためのセンサ取付構造15を備える内燃機関1の概略構成図である。
さらに、内燃機関1は、各部の状態を示す信号に基づいて内燃機関の運転状態を制御する制御部75(ECU75)を備える。制御部75は、いわゆるマイクロコンピュータで構成されており、詳細は図示しないが、公知の構成を有し、演算を行うマイクロプロセッサ、プログラムやデータを一時記憶するRAM、プログラムやデータを保持するROM、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路などを含んで構成されている。なお、A/D変換回路は、AD入力端子ADCから入力されるアナログ信号を、マイクロプロセッサなどで使用可能なデジタル信号に変換する。
次に、エンジン本体部11のエンジンヘッド13に対してセンサ素子部19を取り付けるためのセンサ取付構造15について説明する。
センサ取付構造15は、エンジン本体部11のエンジンヘッド13に設けられる貫通穴21と、センサ素子部19と、取付固定部材23と、シール部材25と、を主に備える。
センサ素子部19は、ジルコニア(ZrO2)を主成分とする酸素イオン伝導性を有する固体電解質体からなり、先端部31が閉塞された有底形状であり、軸線O方向に延びる円筒状の有底筒型センサ素子である。センサ素子部19の外周には、径方向外向きに突出した鍔部26が周設されている。
センサ素子部19のうち先端部31における「外部電極35,内部電極37および固体電解質体」が、測定対象物(排気ガス)に晒される検知部となる。
センサ素子部19の内部空間のうち後端側には、リード線45に電気的に接続された端子金具43が配置される。
また、取付固定部材23とエンジンヘッド13との間には、環状のガスケット57が配置されている。
セパレータ53は、電気絶縁性を有するゴム材料(例えば、フッ素ゴムなど)からなる円筒形状の部材であり、その軸中心には、リード線45が貫挿される貫通孔55を備える。セパレータ53の先端面は、センサ素子部19の後端側に当接しており、セパレータ53の外側面および後端面は、取付固定部材23の挿通孔51の内面に当接する。挿通孔51にセパレータ53を配置することで、挿通孔51を通じてセンサ素子部19に異物が付着するのを抑制できる。
以上説明したように、本実施形態のセンサ取付構造15においては、取付固定部材23を用いてセンサ素子部19をエンジンヘッド13の貫通穴21に固定することから、センサ素子部19を保持する主体金具を用いることなく、センサ素子部19を貫通穴21に取り付けることができる。
また、部品点数が少なくなることで、センサ素子部19の製造コストを低く抑えることができ、センサ取付構造15としての製造コストも低く抑えることができる。
また、本実施形態のセンサ取付構造15においては、センサ素子部19の外面とエンジンヘッド13の内面(詳細には貫通穴21の内面)との間に配置されると共に、鍔部26と取付固定部材23との間に挟持され、センサ素子部19とエンジンヘッド13(貫通穴21)との間の気密性を維持するシール部材25が備えられる。
また、本実施形態のセンサ取付構造15においては、センサ素子部19がエンジンヘッド13の貫通穴21に取り付けられると、鍔部26が係止面27に当接(係合)し、鍔部26に備えられる環状リード部41は、内燃機関1のエンジンヘッド13(詳細には、係止面27)に電気的に接続される。つまり、外部電極35は、環状リード部41を介してエンジンヘッド13に電気的に接続される。
[1−4.特許請求の範囲との対応関係]
ここで、特許請求の範囲と本実施形態とにおける文言の対応関係について説明する。
上記実施形態(以下、第1実施形態ともいう)では、有底筒型センサ素子で構成されるセンサ素子部を取り付けるためのセンサ取付構造について説明したが、有底筒型センサ素子ではなく板型センサ素子を用いても良い。
なお、以下の説明では、第2実施形態の構成のうち第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同一を付して説明を省略し、第2実施形態の構成のうち第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第2センサ取付構造115は、エンジン本体部11のエンジンヘッド13に設けられる貫通穴21と、第2センサ素子部119と、取付固定部材23と、第2シール部材133と、を備える。
第2センサ素子部119は、軸線方向(図中上下方向)に延びる板状形状をなす板型センサ素子121と、板型センサ素子121を保持する滑石リング123と、滑石リング123を覆う保護カバー124と、を備える。
そして、検知素子部とヒータ部とは、セラミック層(例えば、ジルコニア系セラミックやアルミナ系セラミック)を介して互いに接合される。また、板型センサ素子121のうち少なくとも測定対象物(本実施形態では、排ガス)に晒される電極の表面上には、被毒防止用の多孔質状のセラミック(例えば、アルミナ系セラミックなど)からなる保護層127を備える。なお、第2実施形態では、板型センサ素子121のうち排ガスに晒される電極の表面を含む先端側全面を保護層127にて覆っている。
保護カバー124は、金属材料(例えば、ステンレス鋼等)からなり、滑石リング123を内部に収容可能な大きさの筒状形状である。保護カバー124は、先端側および後端側が開口しており、先端側に貫通穴21の係止面27に係合(当接)する先端向き面128を備える。つまり、保護カバー124は、滑石リング123の側面および先端面を覆う筒状形状に形成されている。
次に、第2シール部材133は、図4に示すように、環状のゴム材料(例えば、フッ素ゴム、EPDMなど)や滑石等で構成されており、第2センサ素子部119の外面と貫通穴21の内面のとの間に配置され、それぞれに当接する状態で配置される。
また、取付固定部材23の挿通孔51の内部には、第2センサ素子部119(詳細には、板型センサ素子121)の後端部分が配置されると共に、第2セパレータ135が配置される。
また、第2実施形態のように、第2センサ素子部119の取付位置を排気管73ではなくエンジンヘッド13にすることで、第1実施形態と同様に、第2センサ素子部119や取付固定部材23の構成部品を安価な材料で形成することが可能となる。
また、第2センサ取付構造115においては、第2センサ素子部119は、長手方向に延びる板型センサ素子121と、板型センサ素子121の長手方向の中間位置で板型センサ素子121を保持する滑石リング123と、滑石リング123を覆う保護カバー124と、を備えて構成されている。そして、保護カバー124(詳細には、先端向き面128)は、貫通穴21の係止面27に係合する。
第2センサ素子部119の板型センサ素子121が板型センサ素子の一例に相当し、第2センサ素子部119の滑石リング123および保護カバー124が保持部および係合部の一例に相当し、第2シール部材133がシール部の一例に相当する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
そこで、筒型センサ素子を備えるセンサ取付構造であって、セラミックヒータ171を有する構成の第3センサ取付構造165について説明する。
第3センサ取付構造165におけるセンサ素子部19の内部空間のうち後端側には、リード線(図6では図示省略)に電気的に接続された保持用端子金具173が配置される。
これにより、第3センサ取付構造165におけるセンサ素子部19の内部空間には、保持用端子金具173により保持された軸状のセラミックヒータ171が配置される。
以上説明したように、第3センサ取付構造165は、センサ素子部19を加熱するセラミックヒータ171を有する構成であるが、第1実施形態と同様に、取付固定部材23を用いてセンサ素子部19をエンジンヘッド13の貫通穴21に固定する構成である。このことから、第3センサ取付構造165においては、センサ素子部19を保持する主体金具を用いることなく、センサ素子部19を貫通穴21に取り付けることができる。
また、第3実施形態においても、第2実施形態と同様に、取付固定部材23の挿通孔51の内部には、ゴム材料(例えば、フッ素ゴムなど)からなる円筒形状の封止部材136が備えられる。封止部材136の軸中心には、リード線45が貫挿される、封止部材136を備える。封止部材136を備えることにより、水が外部から取付固定部材23の内部へ侵入することを抑制できる。
Claims (6)
- 内燃機関に対してセンサ素子部を取り付けるためのセンサ取付構造であって、
前記内燃機関のエンジンヘッドは、その外部から排気ポートに向けて該エンジンヘッドを貫通するとともに、外部側に向く係止面を有する貫通穴を備え、
前記センサ素子部は、長手方向の先端側に設けられ、被測定ガスに晒される検知部と、該検知部よりも後端側に設けられ、前記係止面に係合する先端向き面を有する係合部と、を備え、
前記検知部が前記排気ポート内に配置されるとともに前記貫通穴の前記係止面に前記先端向き面が係合した状態の前記センサ素子部を、前記係止面と自身とで挟持することで、前記貫通穴内に前記センサ素子部を固定する取付固定部材、を備える、
ことを特徴とするセンサ取付構造。 - 前記センサ素子部の外面と前記貫通穴の内面との間に配置されると共に、前記係合部と前記取付固定部材との間に挟持され、前記センサ素子部と前記エンジンヘッドとの間の気密性を維持するシール部を備える、
ということを特徴とする請求項1に記載のセンサ取付構造。 - 前記センサ素子部は、有底筒型センサ素子であり、
前記係合部は、前記有底筒型センサ素子の径方向外側に突出する鍔部である、
ということを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセンサ取付構造。 - 前記有底筒型センサ素子は、検知信号を出力するために外面に設けられた電極部を備え、
前記電極部は、前記エンジンヘッドに電気的に接続されるように、少なくとも一部が前記鍔部に設けられている、
ということを特徴とする請求項3に記載のセンサ取付構造。 - 前記センサ素子部は、
長手方向に延びる板型センサ素子と、
前記板型センサ素子の長手方向の中間位置で前記板型センサ素子を保持する保持部と、
を備え、
前記保持部が前記係合部として前記係止面に係合する、
ということを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセンサ取付構造。 - 前記取付固定部材は、螺合により前記エンジンヘッドに一部が嵌め込まれて取り付けられる、
ということを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のセンサ取付構造。
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