JP5749972B2 - 指紋採取装置及び指紋採取方法 - Google Patents

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本発明は、広範囲の指紋画像を高い精度で採取する指紋採取装置及び指紋採取方法に関するものである。
入退室管理や個人情報の利用の判別などのセキュリティー強化や犯罪捜査のために、指紋を用いて個人の認証が行われている。個人の認証を行うためには、指紋の画像を採取することが求められる。指紋画像の採取方式として、非接触方式(特許文献1参照)や接触方式が提案されている。
指紋画像の認証の精度を高くするためには、広範囲の指紋画像を高精度で採取することが求められる。従来の非接触方式では単一の方向から手指を撮影するので、曲面を有する手指の広範囲な画像を採取することが出来なかった。
一方、接触方式においては、平面を有するプリズムを用いた指紋画像入力装置(特許文献2参照)を利用することによって広範囲な手指の画像を採取することが知られている。上述の広範囲な手指の画像採取においては、プリズム表面に手指を押圧した状態で転動させながら、プリズム内部から照射した光の指紋の隆線および隆線溝における反射光の光量差を光学的に検知し、検知した光量差に基づいて指紋画像が作成される。このような指紋採取では、転動時の軸のブレや、手指をプリズムに押圧することによる手指の歪みや潰れなどにより指紋画像を高精度で採取することが難しかった。
特開2007−079771号公報 特開2002−123822号公報
従って、上記のような問題点に鑑みてなされた本発明では、広範囲の指紋画像を高い精度で採取する指紋採取装置を提供することを目的とする。
上述した諸課題を解決すべく、第1の発明による指紋採取装置は、
基準線分上に延在させる指の指紋画像を作成する指紋採取装置であって、
受光面に形成される光学像を撮像する撮像センサユニットと、
指を基準方向から観察した光学像である基準光学像を受光面上の基準領域に結像させる基準光学系と、
指を、基準方向と異なる第1〜第3の方向から観察した光学像である第1〜第3の光学像を、それぞれ受光面の第1〜第3の領域に結像させる第1〜第3の光学系と、
基準領域において撮像された基準光学像である基準撮像画像、および第1〜第3の領域において撮像された第1〜第3の光学像である第1〜第3の撮像画像における指の輪郭である平面輪郭を、基準撮像画像および第1〜第3の撮像画像毎に検出する輪郭検出部と、
基準撮像画像および第1〜第3の撮像画像に対して検出された平面輪郭に基づいて、基準線分に垂直な平面による指の断面の輪郭である断面輪郭を多角形状に作成し、該断面輪郭の何れかの辺に対応する基準撮像画像および第1の撮像画像の一部部分画像として抽出する抽出部と、
基準撮像画像および第1の撮像画像から抽出した部分画像を結合させることにより全体画像を作成する画像結合部とを備え、
第1〜第3の方向は、基準線分を軸として基準方向に対して所定の角度を有し、基準方向と第3の方向の間および第1、第2の方向の間の角度は90°であり、第1の方向は基準方向と第3の方向とに挟まれ、基準方向は第1、第2の方向に挟まれる
ことを特徴とするものである。
また、本発明の第1の発明を方法として実現させた指紋採取方法は、
基準線分上に延在させる指を基準方向から観察した光学像であって基準光学系により撮像センサユニットの受光面の基準領域上に結像される基準光学像、および指の第1〜第3の方向から観察した光学像であって第1〜第3の光学系により受光面の第1〜第3の領域上に結像される第1〜第3の光学像を撮像する第1のステップと、
基準領域において撮像された基準光学像である基準撮像画像および第1〜第3の領域において撮像された第1〜第3の光学像である第1〜第3の撮像画像における指の輪郭である平面輪郭を、基準撮像画像および第1〜第3の撮像画像毎に検出する第2のステップと、
基準撮像画像および第1〜第3の撮像画像に対して検出された平面輪郭に基づいて、基準線分に垂直な平面による指の断面の輪郭である断面輪郭を多角形状に作成し、該断面輪郭の何れかの辺に対応する基準撮像画像および第1の撮像画像内の一部部分画像として抽出する第3のステップと、
基準撮像画像および第1の撮像画像から抽出した部分画像を結合させることにより全体画像を作成する第4のステップとを含み、
第1〜第3の方向は、基準線分を軸として基準方向に対して所定の角度を有し、基準方向と第3の方向の間および第1、第2の方向の間の角度は90°であり、第1の方向は基準方向と第3の方向とに挟まれ、基準方向は第1、第2の方向に挟まれる
ことを特徴とするものである。
上記のように構成された本発明に係る指紋採取装置及び指紋採取方法によれば、被写体を少なくとも第1〜第4の方向から撮像し、撮像した画像に基づいて全体画像を作成するので、広範囲の指紋画像を取得することが可能である。また、少なくとも4方向から被写体を撮影するので被写体となる手指そのものの回転および転動は不要である。また、被写体となる手指をプリズムなどの光学系に押圧不要であるため、手指の歪みや潰れなどの発生を防ぐことが可能である。被写体を回転させることがなく且つ手指の歪みや潰れなどの発生を防ぐことが出来るので、指紋画像を高い精度で採取することが可能である。
本発明の一実施形態に係る指紋採取装置の指紋採取装置の構成を概略的に示すブロック図である。 多面撮像部の構造を示す構造図である。 受光面上における基準領域および第1〜第4の領域の配置を示す配置図である。 基準線分に指を挿入した状態で撮像センサユニットにより撮影される原画像の模式図である。 平面輪郭を説明する図である。 断面輪郭を説明する図である。 撮像画像内における被写体の幅が撮像画像を受光する領域に応じて変わることを説明する図である。 検出された幅に基づいて断面輪郭を検出する方法を説明する図である。 右側境界線および左側境界線を求める方法を説明する図である。 観察平面に対する被写体の傾斜角度によって投影される画像の大きさが変わることを説明する図である。 平面化処理による部分画像の補正を説明する図である。 結合用補正処理をしない場合の全体画像の形状を説明する図である。 結合用補正処理による平面化画像の補正を説明する図である。 結合用画像を用いて結合された全体画像を示す図である。
以下、本発明の適用した指紋採取装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る指紋採取装置の構成を概略的に示すブロック図である。指紋採取装置100は、多面撮像部110、制御部101、画像処理部102、DRAM103、入力部104、およびモニタ105などによって構成される。
多面撮像部110は制御部101に制御され、後述するように撮影対象である指を多方向から撮像する。撮像により生成される画像信号は制御部101を介して画像処理部102に伝達される。画像処理部102はDRAM103をワークメモリとして用い、受信する画像信号に所定の画像処理を施す。さらに、後述するように、画像処理部102は画像処理を施した画像信号に基づいて、全体画像信号を生成する。生成した全体画像信号は制御部101を介してモニタ105に伝達される。モニタ105では受信した全体画像信号に相当する全体画像が表示される。
なお、制御部101は多面撮像部110だけでなく、指紋採取装置100の各部位の動作を制御する。制御部101は入力部105に接続され、使用者による入力部105への操作入力に基づいて各部位の制御を実行する。
次に、多面撮像部110の構造について図2を用いて説明する。図2は、多面撮像部110の構成を示す構成図である。多面撮像部110は、撮像センサユニット111、基準光学系112、第1〜第4の光学系113a〜113d、および第1〜第4のミラー114a〜114dによって構成される。なお、図2において、右方向をx方向、上方向をz方向(基準方向)、裏から表に向かう方向をy方向とする。
撮像センサユニット111はCCDエリアセンサやCMOSエリアセンサなどのエリアセンサであって、x方向およびy方向に平行な受光面上に形成される光学像に相当する画像信号を生成する。なお、撮像センサユニット111では、ラインセンサを用いて走査することによって、画像信号を生成してもよい。撮像センサユニット111の受光面rsは矩形であり、図3に示すように、中央付近が基準領域sa、基準領域saからx方向に向かって第3、第1の領域a3、a1、基準領域saからx方向の反対方向に向かって第4、第2の領域a4、a2が定められる。
基準領域saおよび第1〜第4の領域a1〜a4上それぞれに、基準光学系112および第1〜第4の光学系113a〜113dが設けられる(図2参照)。基準光学系112および第1〜第4の光学系113a〜113dはそれぞれ、光学像を基準領域saおよび第1〜第4の領域a1〜a4上に結像させる。基準光学系112および第1〜第4の光学系113a〜113dにはテレセントリックレンズ115および被写界調整レンズ116が設けられる。なお、テレセントリックレンズ115は、物体側がテレセントリックとなるように、基準光学系112および第1〜第4の光学系113a〜113dに設けられる。
基準光学系112と対向し、y方向に延びる仮想線分が基準線分LSに定められる。なお、基準線分LSとは、指紋の撮影時に被写体となる指を延在させるべき位置を示す仮想線分である。基準線分LSに指finを延在させると、指finの正面画像が基準領域sa上に形成される。なお、z方向からの被写体の観察画像を正面画像とする。
第3、第4の光学系113c、113dは、第3、第4のミラー114c、114dを有する。第3、第4のミラー114c、114dは、基準線分LSをx方向に沿って挟む位置に配置される。また、第3、第4のミラー114c、114dは指finの両側面像をそれぞれ第3、第4の領域a3、a4に向けて反射するように向きが決められる。従って、基準線分LSに延在させた指finの左右の側面画像が第3、第4の領域上a3、a4に形成される。
第1、第2の光学系113a、113bは、第1、第2のミラー114a、114bを有する。第1、第2のミラー114a、114bは、基準線分LSを軸にz方向から−45°、45°傾斜させた方向に配置される。また、第1、第2のミラー114a、114bは、指finをz方向から−45°、45°傾斜させた方向から観察される光学像をそれぞれ第1、第2の領域a1、a2に向けて反射するように向きが決められる。したがって、基準線分LSに延在させた指finの左右45°傾斜させた方向から見た傾斜画像が第1、第2の領域a1、a2上に形成される。
上述のような構成により、基準線分LSに延在させた指の光学像をz方向および基準線分LSを軸にz方向に対して所定の回転位置にある4方向の合計5方向から撮影することが可能である。
また、基準光学系112および第1〜第4の光学系113a〜113dにテレセントリックレンズ115を含めることにより、被写体と受光面rs上の各領域までの光路長によらず受光面rsに形成される被写体の光学像の大きさを一定に保つことが可能である。大きさを一定に保つことによる効果を以下に説明する。
後述するように、指紋採取装置100では複数の方向から被写体の光学像を撮影し、撮影した複数の画像それぞれから一部の画像を抽出して、結合させる機能を有している。撮影される被写体の表面から撮像センサユニット111の受光面rsまでの光路長は、光学像を受光する領域によって異なることがある。光路長が変わるので、テレセントリックレンズ115を設けなければ、受光面rsにおいて形成される被写体の光学像の大きさが受光する領域ごとに変化する。受光する領域ごとに大きさが変化する画像を結合すると、結合された画像である全体画像の大きさが全体画像内の位置によって変化する。それゆえ、採取する指紋の再現性が低下する。
しかし、上述のように、テレセントリックレンズ115を用いることにより、何れの方向から撮影しても画像の倍率が一定となるので、採取する指紋の再現性を向上させることが可能である。さらに、基準線分LSから被写体の位置がずれていても、全体画像の大きさを一定に保つことが可能である。したがって、基準となる大きさへの採取した指紋のリサイズが不要である。
また、上述の構成において、被写界調整レンズ116を設けることにより、基準光学系112および第1〜第4の光学系113a〜113dそれぞれの被写界深度が深くなるように調整される。正確に指紋を採取するためには、コントラストの大きな画像を撮影する必要がある。それゆえ、被写界調整レンズ116により被写界深度を深くすることによって、広範囲において光学像を合焦させ、撮影される画像の中で広範囲に亘って、コントラストを大きくすることが可能となる。
次に、基準線分LSに指finを延在させ、指finの5方向からの画像に基づく全体画像の作成について説明する。基準線分LSに指finを延在させた状態で、撮像センサユニット111に撮像を実行させると、図4に示すような原画像IMAが撮影され、画像信号が生成される。生成された画像信号は、前述のように、制御部101を介して画像処理部102に伝達される。画像処理部102では、まず画像信号をDRAM103に格納する。
なお、制御部101および画像処理部102は、CPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサ上で実行されるソフトウェアとして構成したり、処理ごとに特化した専用のプロセッサ(例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ))によって構成したりすることもできる。
画像処理部102では、DRAM103に格納した画像信号に対して、分割、平面輪郭の検出、部分画像の抽出、部分画像の平面化、部分画像の結合用補正、および部分画像の結合を実行することにより、全体画像信号が生成される。
最初に分割について説明する。画像処理部102は、DRAM103に格納した画像信号において基準領域sa、第1〜第4の領域a1〜a4における撮像画像成分を分割して、基準撮像画像および第1〜第4の撮像画像をそれぞれ作成する。作成した基準撮像画像および第1〜第4の撮像画像を、基準撮像信号および第1〜第4の撮像信号としてDRAM103に格納する。
次に、平面輪郭の検出について説明する。平面輪郭の検出前に、基準撮像信号および第1〜第4の撮像信号に対して2値化処理を施す。二値化処理により、基準撮像画像および第1〜第4の撮像画像毎に基準二値化画像および第1〜第4の二値化画像が作成される。次に、基準二値化画像および第1〜第4の二値化画像に相当する画像信号に輪郭抽出処理を施すことにより、それぞれの画像毎に平面輪郭が検出される。なお、平面輪郭pcoとは、例えば図5に示すように、それぞれの回転位置において撮影される被写体finの外部輪郭である。
平面輪郭pcoの検出を終えると、基準撮像画像および第1〜第4の撮像画像内の一部の画像である基準部分画像および第1〜第4の部分画像が基準撮像画像および第1〜第4の撮像画像それぞれから抽出される。
部分画像の抽出のために、検出された平面輪郭に基づいて被写体の断面輪郭が作成される。作成される断面輪郭scoは、図6に示すように、基準線分LSに垂直な断面cdsによる指finの外部輪郭である。ただし、本実施形態では、5つの撮像画像から断面輪郭を作成するので、後述するように、8角形の断面輪郭が指finの近似的な断面輪郭scoとして検出される。
図7に示すように、例えば、第4の撮像画像における平面輪郭pco4により、x方向の反対方向側から観察される指finの側面の幅w4が求められる。なお、指finの幅とは、基準線分LSに垂直な方向に沿った長さである。同様に、第2の撮像画像における平面輪郭pco2により、z方向から−45°傾斜させた方向から観察される指finの面の幅w2が求められる。また、同様に、基準撮像画像における平面輪郭pcosにより、z方向から観察される指finの正面の幅wsが求められる。
図8に示すように、基準領域saおよび第1〜第4の領域a1〜a4から見た同じ断面cdsにおける指finの幅に基づいて、近似的な断面輪郭scoが作成される。なお、断面輪郭scoは、基準線分LSに沿って並ぶ多数の断面cdsそれぞれに対して作成される。多数の回転断面cdsに対する断面輪郭scoが作成されると、8角形の近似的な断面輪郭scoの第1〜第8の頂点p1〜p8が求められる。第1〜第8の頂点p1〜p8は、他の回転断面cdsに対しても作成される。
第1、第2の頂点p1、p2により第4の撮像画像から抽出する部分画像の範囲が求められる。任意の断面cdsに対して求められた第1、第2の交点p1、p2(図9(a)参照)の第4の撮像画像im4上への投影交点pp1、pp2(図9(b)参照)が求められる。同様に、他の回転断面cdsに対して求められた第1、第2の交点p1、p2の第4の撮影画像im4上への投影交点pp1、pp2が求められる。第4の撮影画像im4において、算出された第1の投影交点pp1を結ぶことにより右側境界線BLRが作成される。また、算出された第2の投影交点pp2を結ぶことにより左側境界線BLLが作成される。右側境界線BLRおよび左側境界線BLLによって囲まれる内部領域が第4の撮影画像im4から部分画像として抽出する領域に定められる。第4の撮影画像における定められた領域内の画像が第4の部分画像として抽出される。
以後、同様に、第2の撮像画像から抽出する部分画像の範囲は第2、第3の頂点p2、p3により求められる。また、基準撮像画像から抽出する部分画像の範囲は第3、第4の頂点p3、p4により求められる。また、第1の撮像画像から抽出する部分画像の範囲は第4、第5の頂点p4、p5により求められる。また、第3の撮像画像から抽出する部分画像の範囲は第5、第6の頂点p5、p6により求められる。
基準部分画像および第1〜第4の部分画像の抽出を終えると、それぞれの部分画像の平面化が実行される。図10、図11を用いて、部分画像の平面化を説明する。
図10に示すように、部分画像は受光面rsの各領域上に形成された指finの光学像であり、y方向に沿って一定の間隔となるように指fin上に任意に定められる2点の投影画像における間隔は、形成される画像の位置によって変わる。指fin上の2点を結ぶ線分がy方向に平行である場合は、指fin上の2点の距離(Lr1参照))と受光面rs上の2点の距離(Li1参照)は等しい。一方、指fin上の2点を結ぶ線分がy方向と平行でない場合は、指fin上の2点の距離(Lr2参照)より受光面rs上の2点の距離(Li2参照)は短くなる。
指finの部位毎の大きさが同じ画像を得ることが求められるので、部分画像の部位毎に、y方向に対する傾斜に応じて画像を変形させることにより平面化が行われる。例えば、図11に示すように、指finの表面上の部位がy方向に対してθの傾斜角となる部位の部分画像piの長さを(θ+1)(1/2)倍の長さになるように変形することにより、平面化画像pliが作成される。基準部分画像および第1〜第4の部分画像に対して平面化処理を施すことにより、基準平面化画像および第1〜第4の平面化画像が作成される。
基準部分画像および第1〜第4の部分画像すべてに対して平面化を施すと、さらに平面化画像に結合用補正を施し、基準結合用画像および第1〜第4の結合用画像を作成する。結合用補正について以下に説明する。基準平面化画像および第1〜第4の平面化画像は、互いに隣合う部分画像における境界線が同一の形状とは限らず、画像が非連続となり得る(図12参照)。それゆえ、結合用補正では、互いに平面化画像が連続するように補正される。また、補正の前後で平面化画像の総面積が変わらないように、平面化画像が補正される。
結合用補正のために、基準平面化画像が中央画像に定められる。ただし、他の単一の平面化画像を中央画像にしてもよい。中央画像に定められた基準平面化画像には実際には結合用補正が施されずに、以後の画像処理において基準結合用画像として取り扱われる。
中央画像に対して連続し得る第1の平面化画像に対して、結合用補正が施される。図13(a)に示すように、第1の平面化画像pli1が、x方向に沿った多数の画像列icに分解される。次に、図13(b)に示すように、基準平面化画像の第1の平面化画像pli1側の境界線BLL上に、画素列icの基準平面化画像側の端部が重なるように、各画素列icをx方向に沿って平行移動させる。全画素列icを平行移動させるように変形させた画像が第1の結合用画像ci1として作成される。
第1の結合用画像ci1が作成されると、同様に第3の結合用画像も作成される。また、同様にして、基準結合用画像を用いて、第2、第4の結合用画像も順番に作成される。
基準結合用画像および第1〜第4の結合用画像が作成されると、隣合う結合用画像の互いの境界線が合致するように、すべての結合用画像が結合される。結合用画像ciを結合することにより、全体画像wiが作成される(図14参照)。前述のように、全体画像wiは、全体画像信号としてモニタ116に送信され、表示される。また、全体画像信号は記録メディア(図示せず)に格納することも可能である。
以上のような構成の本実施形態の指紋採取装置によれば、z方向および基準線分LSを軸としてz方向に対して所定の角度位置にある4方向の合計5方向から被写体である指finが撮影される。したがって、指finを押圧することなく広範囲な画像を得ることが可能である。
また、本実施形態では、5方向から撮影した複数の撮像画像における被写体の平面輪郭pcoを検出し、平面輪郭pcoに基づいて断面輪郭scoを作成し、断面輪郭scoに基づいて部分画像を撮像画像から抽出している。したがって、全体画像を作成するのに適した部分画像を作成することが可能である。
また、本実施形態では、部分画像の境界線が合致するように部分画像を結合させている。したがって、部分画像間で空白の無い全体画像を作成することが可能である。
以上のような構成により生成される全体画像によれば、従来の指紋採取装置と異なり、曲面を有する被写体の様々な方向から見た画像を連続するように結合させた広範囲な全体画像を作成することが可能になる。
また、本実施形態では、撮影画像に基づいて平面輪郭pcoを検出することにより、基準線分LSに垂直な平面による被写体の回転断面cdsの断面輪郭scoを作成することが可能である。断面輪郭scoを作成し、断面輪郭scoに基づいて第1〜第8の頂点p1〜p8を求め、各撮像画像において部分画像として抽出するために最適な境界線を決定することが可能である。すなわち、上述のような方法によれば、隣合う部分画像の両境界線において被写体における撮影される位置が合致し、互いに重複も不足も無い全体画像を得ることが可能である。
また、本実施形態では、平面化処理を施すことにより、使用目的により適した指紋を採取することが可能である。物品などに付着した指紋と照合するために、様々な個人の手指の広範囲におよぶ指紋画像を予め採取する必要がある。指紋採取装置は、指紋画像の事前の採取に用いられることがある。このような目的においては、指紋採取装置により採取された指紋と、付着した指紋間において、必ずしも同じ部位の指紋を採取できるとは限らない。
例えば、物品などに付着し後に採取される指紋が指先のみである場合には、後に採取される指紋の画像は指先の表面の法線方向から撮影した画像となる。そのため、予め記憶させる指紋とは撮影方向が異なることになる。平面化を行わなければ、予め採取される指紋と後に採取される指紋とを比較することが困難となる。それゆえ、本実施形態のように、平面化を施すことにより、後に採取される指紋がどのような部位に対しても比較に適した指紋の事前の採取が可能である。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
また、本実施形態では、テレセントリックレンズ115を基準光学系112および第1〜第4の光学系113a〜113dに設ける構成であるが、設けなくてもよい。テレセントリックレンズ115を設けなくても、潰れなどの無い広範囲に渡る被写体の光学像を採取可能である。テレセントリックレンズ115を省くことにより製造コストの低減化を図ることが可能である。
また、本実施形態では、被写界調整レンズ116を基準光学系112および第1〜第4の光学系113a〜113dに設ける構成であるが、設けなくてもよい。指紋採取のためには、広い領域においてコントラストの高い画像を得ることが好ましい。それゆえ、被写界深度を深くすることが好ましい。しかし、被写界深度調整レンズ116が設けられなくても、部分画像として抽出する領域において光学像が十分に合焦するように設計されれば、指紋を採取可能である。
また、本実施形態では、平面輪郭pcoの検出、平面輪郭pcoに基づく断面輪郭scoの形成、断面輪郭scoに基づく第1〜第8の頂点p1〜p8の検出、および第1〜第6の頂点により部分画像の境界線BLR、BLLを求める構成であるが、部分画像の境界線BLR、BLLの決定方法はこのような方法に限られない。基準部分画像および第1、第2の部分画像間、第1の部分画像および第3の部分画像間、第2の部分画像および第4の部分画像間の境界線において画像が連続するように、境界線が求められれば他のいかなる方法を用いてもよい。
また、本実施形態では、部分画像に対して平面化を行う構成であるが、平面化を行わなくても、潰れなどの無い広範囲に渡る被写体の光学像を採取可能である。平面化を省略することにより画像処理部115における処理の負担を軽減化することが可能である。
また、本実施形態では、z方向および基準線分LSを軸にz方向に対して−90°、−45°、0°、45°、および90°の角度位置の4方向から被写体objの光学像を撮像する構成であるが、撮像する方向は、5方向に限定されない。90°の角度をなす2方向を1組とする2組以上の方向であって、一方の方向は他方の組の2方向の間に挟まれる方向から被写体objを撮像すれば、本実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、第1〜第4のミラー114a〜114dを用いて、被写体の側面および斜方から観察した面の光学像を第1〜第4の領域a1〜a4に伝達する構成であるが、例えば、イメージファイバのような他の光伝達部材を用いて第1〜第4の領域a1〜a4に伝達する構成であってもよい。
100 指紋採取装置
101 制御部
102 画像処理部
105 モニタ
110 多面撮像部
111 撮像センサユニット
112 基準光学系
113a〜113d 第1〜第4の光学系
114a〜114d 第1〜第4のミラー
115 テレセントリックレンズ
a1〜a4 第1〜第4の領域
BLL、BLR 左側境界線、右側境界線
fin 指
ic 画像列
LS 基準線分
p1〜p8 第1〜第8の頂点
pco 平面輪郭
pi 部分画像
pli 平面化画像
rs 受光面
sco 断面輪郭
wi 全体画像

Claims (11)

  1. 基準線分上に延在させる指の指紋画像を作成する指紋採取装置であって、
    受光面に形成される光学像を撮像する撮像センサユニットと、
    前記指を基準方向から観察した光学像である基準光学像を前記受光面上の基準領域に結像させる基準光学系と、
    前記指を、前記基準方向と異なる第1〜第3の方向から観察した光学像である第1〜第3の光学像を、それぞれ前記受光面の第1〜第3の領域に結像させる第1〜第3の光学系と、
    前記基準領域において撮像された前記基準光学像である基準撮像画像、および前記第1〜第3の領域において撮像された前記第1〜第3の光学像である第1〜第3の撮像画像における前記指の輪郭である平面輪郭を、前記基準撮像画像および第1〜第3の撮像画像毎に検出する輪郭検出部と、
    前記基準撮像画像および前記第1〜第3の撮像画像に対して検出された前記平面輪郭に基づいて、前記基準線分に垂直な平面による前記指の断面の輪郭である断面輪郭を多角形状に作成し、該断面輪郭の何れかの辺に対応する前記基準撮像画像および前記第1の撮像画像の一部部分画像として抽出する抽出部と、
    前記基準撮像画像および前記第1の撮像画像から抽出した前記部分画像を結合させることにより全体画像を作成する画像結合部とを備え、
    前記第1〜第3の方向は、前記基準線分を軸として前記基準方向に対して所定の角度を有し、前記基準方向と前記第3の方向の間および前記第1、第2の方向の間の角度は90°であり、前記第1の方向は前記基準方向と前記第3の方向とに挟まれ、前記基準方向は前記第1、第2の方向に挟まれる
    ことを特徴とする指紋採取装置。
  2. 請求項1に記載の指紋採取装置において、前記基準光学系および前記第1〜第3の光学系は物体側にテレセントリックであるテレセントリック光学系を有することを特徴とする指紋採取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の指紋採取装置において、前記前記第1〜第3の光学系は前記第1〜第3の光学像をそれぞれ前記第1〜第3の領域に伝達する光伝達部を有することを特徴とする指紋採取装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の指紋採取装置において、前記基準光学系および前記第1〜第3の光学系は被写界調整光学系を有することを特徴とする指紋採取装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の指紋採取装置において、前記撮像センサユニットはエリアセンサを有することを特徴とする指紋採取装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の指紋採取装置において、前記抽出部は前記基準撮像画像および前記第1の撮像画像から抽出する前記部分画像である基準部分画像および第1の部分画像が互いに境界線において連続するように、前記基準部分画像および前記第1の部分画像を抽出することを特徴とする指紋採取装置。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の指紋採取装置において、
    前記抽出部は
    記多角形状の前記断面輪郭の頂点を検出し、
    検出した前記頂点に基づいて、前記基準撮像画像および前記第1の撮像画像内部から抽出する部分画像の境界線を、前記基準撮像画像および前記第1の撮像画像別に求め、
    求められた前記境界線に基づいて前記部分画像を抽出する
    ことを特徴とする指紋採取装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の指紋採取装置において、
    前記第2、第3の撮像画像における前記平面輪郭上の任意の点である処理前点における接線である調整用接線の傾斜に応じて、それぞれ前記基準撮像画像および前記第1の撮像画像に対する前記部分画像の大きさを変えるように前記部分画像を変形させる画像変形部を備え、
    前記画像結合部は、前記画像変形部により変形された前記部分画像を結合させることにより前記全体画像を合成する
    ことを特徴とする指紋採取装置。
  9. 請求項8に記載の指紋採取装置において、前記画像変形部は前記第2、第3の撮像画像の前記平面輪郭における前記調整用接線とそれぞれ前記基準方向および前記第1の方向との角度に応じて前記処理前点に対応する前記部分画像内の微小領域の画像を前記基準線分に沿って長くするように変形させることを特徴とする指紋採取装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の指紋採取装置において、前記画像結合部は前記部分画像のいずれの位置においても同じ倍率のまま前記部分画像を前記基準線分と垂直な方向にのみ歪ませるように変形させ、前記部分画像を結合させることを特徴とする指紋採取装置。
  11. 基準線分上に延在させる指を基準方向から観察した光学像であって基準光学系により撮像センサユニットの受光面の基準領域上に結像される基準光学像、および前記指の第1〜第3の方向から観察した光学像であって第1〜第3の光学系により前記受光面の第1〜第3の領域上に結像される第1〜第3の光学像を撮像する第1のステップと、
    前記基準領域において撮像された前記基準光学像である基準撮像画像および前記第1〜第3の領域において撮像された前記第1〜第3の光学像である第1〜第3の撮像画像における前記指の輪郭である平面輪郭を、前記基準撮像画像および前記第1〜第3の撮像画像毎に検出する第2のステップと、
    前記基準撮像画像および前記第1〜第3の撮像画像に対して検出された前記平面輪郭に基づいて、前記基準線分に垂直な平面による前記指の断面の輪郭である断面輪郭を多角形状に作成し、該断面輪郭の何れかの辺に対応する前記基準撮像画像および前記第1の撮像画像内の一部部分画像として抽出する第3のステップと、
    前記基準撮像画像および前記第1の撮像画像から抽出した前記部分画像を結合させることにより全体画像を作成する第4のステップとを含み、
    前記第1〜第3の方向は、前記基準線分を軸として前記基準方向に対して所定の角度を有し、前記基準方向と前記第3の方向の間および前記第1、第2の方向の間の角度は90°であり、前記第1の方向は前記基準方向と前記第3の方向とに挟まれ、前記基準方向は前記第1、第2の方向に挟まれる
    ことを特徴とする指紋採取方法。
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