JP5749206B2 - 減温塔 - Google Patents

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本発明は、減温塔に関する。
従来、例えば廃棄物処理設備等で発生したガスの温度を低下させるためのものとして、減温塔が用いられている。このような減温塔は、下記特許文献1にされているように、塔内を流れるガスに対してノズルから液滴を噴霧し、当該ガスの温度を所定の値まで低下することが図られている。
特開平10−216451号公報
ここで、上記減温塔では、例えば塔内においてガス流速分布の偏りであるガス偏流が生じる場合、ガス温度分布が不均一な状態となり、噴霧された液滴の一部が完全蒸発されないおそれがある。この場合、流通するガスの一部が十分に冷却される前に塔外へ流出し、所定のガス冷却性能を発揮できないという問題がある。
そこで、本発明は、ガス温度分布が不均一な状態においても所定のガス冷却性能を得ることが可能な減温塔を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る減温塔は、筒状形状を有し、内部を流通するガスの温度を低下させるための減温塔であって、ガスが流通される本体筒と、本体筒において軸方向に互いに等しい位置に設けられ、ガスに液滴を噴霧する複数のノズルと、を備え、複数のノズルは、本体筒内における所定温度よりも高い温度領域に対応する位置に配置され、噴霧水量が基準水量よりも多くなるように構成された第1ノズルと、本体筒内における所定温度よりも低い温度領域に対応する位置に配置され、噴霧水量が基準水量よりも少なくなるように構成された第2ノズルと、を有していること、を特徴とする。
この減温塔では、本体筒内において、高い温度領域に対しては噴霧水量を増やす一方で低い温度領域に対しては噴霧水量を減らすことができる。これにより、本体筒内のガス温度分布の如何にかかわらず、噴霧された液滴を好適に完全蒸発させることが可能となる。すなわち、ガス温度分布が不均一な状態においても、所定のガス冷却性能を得ることが可能となる。
また、複数のノズルは、その配置位置に基づいて複数のグループに分けられていると共に、当該複数のグループごとに噴霧水量が異なるように構成されていることが好ましい。この場合、所定のガス冷却性能を得るという上記作用効果を、効率よく発揮することができる。
また、複数のノズルは、噴霧水量が第1ノズルの噴霧水量よりも少なく且つ第2ノズルの噴霧水量よりも多くなるように構成された第3ノズルをさらに有すると共に、第1ノズルを複数含む第1グループ、第2ノズルを複数含む第2グループ、及び、第3ノズルを複数含む第3グループに少なくとも分けられている場合がある。
また、複数のノズルは、噴霧水量が可変とされており、ガスを本体筒から流出させる流出口部と、流出口部に設けられ、ガスの温度を検出する温度センサと、温度センサにより検出されたガス温度に基づいて、複数のノズルの噴霧水量を制御する制御部と、を備え、制御部は、温度センサによりガス温度の変化が検出されたとき、第1ノズルの噴霧水量を基準水量よりも多くさせると共に、第2ノズルの噴霧水量を基準水量よりも少なくさせることが好ましい。この場合、所定のガス冷却性能が得られるように第1及び第2ノズルの噴霧水量が制御されることになる。
また、本体筒のガス上流側に設けられた導入筒と、導入筒の側方に設けられ、ガスを内部に流入させる流入口部と、本体筒のガス上流側にて導入筒に連通して設けられ、当該導入筒に対し流路面積が大きくなるように拡がる拡大部と、を備えたことが好ましい。この場合、本体筒内におけるガス温度分布が不均一な状態になり易いことから、所定のガス冷却性能を得るという上記作用効果は顕著となる。
また、上記作用効果を好適に奏する構成として、具体的には、複数のノズルでは、噴霧される液滴の総水量が一定量を保つように、第1ノズルにおける噴霧水量が基準水量よりも多く、且つ第2ノズルにおける噴霧水量が基準水量よりも少なくされている構成が挙げられる。
本発明によれば、ガス温度分布が不均一な状態においても所定のガス冷却性能を得ることが可能な減温塔を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る減温塔を示す概略斜視図である。 図1のII−II線に沿っての断面図である。 図1の減温塔におけるノズルを説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。なお、「上」、「下」の語は鉛直方向の「上方」、「下方」に対応するものである。また、「正面」、「背面」の語は図面の状態に基づいており便宜的なものである。
図1は一実施形態に係る減温塔を示す概略斜視図であり、図2は図1のII−II線に沿っての断面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態の減温塔1は、塔内部を流通する高温のガスの温度を所定値まで低下させる冷却装置(冷却塔)であり、例えばセメント製造設備や廃棄物処理設備等において設置されている。
この減温塔1は、筒状形状を有しており、ここでは、直径数mの配管形状を呈している。減温塔1は、導入筒2、本体筒3及びノズル4を備えている。導入筒2は、減温塔1において上端部(ガス流路の上流側)を構成するものであり、その内部にてガスを流通させる。この導入筒2は、上方が閉塞され軸Gを中心軸として含む有底円筒状を呈している。導入筒2の壁部は、外壁21及び内壁22を含んで形成されており、内壁22は、高温に耐久性を有する耐火キャスタ等の耐火物(以下、単に「耐火物」という)で形成されている。
この導入筒2の側方(つまり、外周壁の一部分)には、円筒状の流入口部5が接続されている。流入口部5は、ガスを導入筒2内へ流入させるものであり、その内部が導入筒2内部と連通して設けられている。ここでの流入口部5は、水平方向に対しガス下流側に行くに従い上方に傾斜するように延在している。
本体筒3は、導入筒2のガス下流側に連続するように設けられており、その内部にてガスを流通させる。この本体筒3は、下方にはホッパ10が設けられており、軸Gを中心軸として含む円筒状を呈している。本体筒3は、導入筒2よりも広い流路面積を有しており、その内径が導入筒2の内径よりも大きくされている。本体筒3の壁部は、外壁31及び内壁32を含んで形成されており、内壁32は、耐火物で形成されている。なお、流路面積は、軸G方向と直交する面上での流路面積を意図している。
この本体筒3における上端部であるガス上流側には、導入筒2に連通する拡大部6が設けられている。拡大部6は、導入筒2に対しガス下流側に向かって流路面積が大きくなるよう拡がる部位である。具体的には、拡大部6の内径は、ガス下流側に行くに連れて導入筒2の内径よりも徐々に(連続的に)大きくなるよう構成されている。
一方、本体筒3のガス下流側の側方には、円筒状の流出口部7が接続されている。流出口部7は、ガスを本体筒3外へ流出させるものであり、その内部が本体筒3内部と連通して設けられている。ここでの流出口部7は、水平方向に対しガス下流側に行くに従い上方に傾斜するように延在している。この流出口部7には、ガス温度を検出する温度センサ8が設けられている。
ノズル4は、本体筒3内を流通するガスに液滴を噴霧するものであり、ここでは、微粒化した水滴を噴射する。ノズル4は、本体筒3の上端部であって拡大部6よりも下方側(拡大部6に対し所定長ガス下流側)に、径方向内側に液滴を噴霧可能な向きで複数設けられている。これら複数のノズル4は、軸G方向に互いに等しい位置に設けられている。具体的には、複数のノズル4は、本体筒3において、軸G方向における互いに同じ高さ位置で、且つ周方向における12等配の位置に並設されている。
これら複数のノズル4は、その噴霧水量(体積流量又は質量流量)が可変とされており、制御部9により噴霧水量が制御可能に構成されている。制御部9は、温度センサ8により検出されたガス温度に基づいて、複数のノズル4の噴霧水量を制御する。ここでの制御部9は、後述するように、温度センサ8によりガス温度の変化が検出されたとき、第1ノズル4a(図3参照)の噴霧水量を基準水量よりも多くさせると共に第2ノズル4b(図3参照)の噴霧水量を基準水量よりも少なくさせる噴霧水量制御を実行する。
図3(a)は図1のノズルを説明するための図2のIII−III線に沿っての概略図であり、図3(b)はノズルの噴霧水量を説明するためのグラフである。図中においては、便宜上、複数のノズル4について周方向に沿った順に番号を付加しており、符号に付される数字が当該番号に対応する。図3に示すように、本実施形態の複数のノズル4〜412は、その周方向の配置位置に基づいてグループ化されて構成されており、第1〜第3ノズル4a〜4cを備えている。
第1ノズル4aは、導入筒2の流入口部5が設けられた側方(以下、「流入側方」という)に対し反対側の側方(以下、「反対側方」という)側に設けられている。換言すると、本体筒3を上方(軸G方向)から見て、流入口部5によるガス流入方向を基準に側面を4つの側方向に均等に分けて捉えたとき、流入側方に対向する反対側方サイドに配置されるように、周方向に互いに隣接する3つのノズル4〜4が第1ノズル4aとして設けられている。この第1ノズル4aは、第1グループのノズル4を構成する。
また、ここでの本体筒3内における反対側方側は、ガス流速が速くてガス温度が所定温度よりも高い側の温度領域である。よって、第1ノズル4aは、ガス温度が所定温度よりも高い温度領域に対応する位置に配設されることになる。なお、所定温度としては、例えば、本体筒3内のガス温度分布に基づき定まる値であってもよいし、当該ガス温度分布の平均値であってもよい。所定温度は、例えば仕様、計算又は実測等により定められてもよく、また、一定の温度幅を有するものでもよい(以下、同じ)。
第2ノズル4bは、流入側方側に設けられている。換言すると、本体筒3を上方から見て、流入口部5によるガス流入方向を基準に側面を4つの側方向に均等に分けて捉えたとき、流入側方サイドに配置されるように、周方向に互いに隣接する3つの4〜4が第2ノズル4bとして設けられている。この第2ノズル4bは、第2グループのノズル4を構成する。ここでの本体筒3内における流入側方側は、ガス流速が遅くてガス温度が所定温度よりも低い側の温度領域である。よって、第2ノズル4bは、ガス温度が所定温度よりも低い温度領域に対応する位置に配設されることになる。
第3ノズル4cは、反対側方と隣り合う一の側方側である正面側方(以下、単に「正面側方」という)側と、反対側方と隣り合う(換言すると、正面側方に対し反対側の)他の側方側である背面側方(以下、単に「背面側方」という)側と、に設けられている。換言すると、本体筒3を上方から見て、流入口部5によるガス流入方向を基準に側面を4つの側方向に均等に分けて捉えたとき、正面側方サイドに配置されるように、周方向に互いに隣接する3つの410〜412が第3ノズル4cとして設けられていると共に、背面側方サイドに配置されるように、周方向に互いに隣接する3つの4〜4が第3ノズル4cとして設けられている。この第3ノズル4cは、第3グループのノズル4を構成する。
これら複数のノズル4〜412は、複数のグループごとに噴霧水量が異なるよう構成されている。具体的には、第1ノズル4aは、制御部9による噴霧水量制御の実行時において、噴霧水量が基準水量Qに対し増加量ΔHだけ増加される。つまり、第1ノズル4aは、噴霧水量が基準水量Qよりも多くなるように構成されている。
第2ノズル4bは、制御部9による噴霧水量制御の実行時において、噴霧水量が基準水量Qに対し減少量ΔDだけ減少される。つまり、第2ノズル4bは、噴霧水量が基準水量Qよりも少なくなるように構成されている。第3ノズル4cは、噴霧水量が基準水量Qとされている。つまり、第3ノズル4cは、噴霧水量が第1ノズル4aの噴霧水量よりも少なく且つ第2ノズル4bの噴霧水量よりも多くなるように構成されている。
なお、基準水量Qとしては、例えば、通常時に噴霧される水量であってもよく、仕様、計算又は実測等により定められてもよく、一定の水量幅を有するものでもよい(以下、同じ)。また、増加量ΔH及び減少量ΔDは、本体筒3内のガス温度分布に基づき定めることができ、例えば仕様、計算又は実測等により定められた値でもよい。ここでの増加量ΔH及び減少量ΔDは、互いに等しい絶対量(絶対値)とされており、これにより、制御部9による噴霧水量制御の実行前後において、複数のノズル4から噴霧される液滴の総水量は一定量に保たれる。
以上のように構成された減温塔1では、例えば400℃前後の温度の高温ガスが流入口部5から流入されると、このガスは、導入筒2内にて下方へ向きが変えられて下方へ流れ、拡大部6を介して本体筒3へ流通する。そして、基準水量Qの液滴が複数のノズル4それぞれから噴霧され、これにより、当該ガスは、微粒化された液滴によって冷却されつつ下方へ流れ、規定温度(例えば150℃前後)のガスとなって流出口部7から外部へ流出される。
ここで、本実施形態では、流出口部7から流出されたガスの温度が一定温度とならず、例えば規定温度よりも上昇したとき、温度センサ8によりガス温度の変化が検出され、制御部9により複数のノズル4が制御されて以下の噴霧水量制御が実行(ON)状態とされる。
すなわち、第1ノズル4aそれぞれの噴霧水量が基準水量Q0に対し増加量ΔHだけ多くされる一方、第2ノズル4bそれぞれの噴霧水量が基準水量Q0に対し減少量ΔDだけ少なくされる。これと共に、第3ノズル4cそれぞれの噴霧水量は基準水量Q0のまま維持される。これにより、本体筒3内においてガス温度(ガス流量と正の相関がある)が小さい流入側方側の領域では、単位ガス流量に対する冷却水量が減らされ、液滴が蒸発しきらずに滞留することなく完全蒸発される。一方で、ガス温度(ガス流量と正の相関がある)が大きい反対側方側の領域では、単位ガス流量に対する冷却水量が大きくされ、噴霧水量が不足することなく液滴が完全蒸発される。
従って、本実施形態では、複数のノズル4について、その噴霧水量をガス温度分布に対応して変える(調整する)ことができ、ガス温度分布の如何にかかわらず、噴霧された液滴を好適に完全蒸発させることが可能となり、必要な冷却性能を達成することができる。よって、本実施形態によれば、減温塔1で生じ易い不均一なガス温度分布状態においても、所定のガス冷却性能を得ることが可能となる。
なお、減温塔1内のガス流速分布及びガス温度分布が一様になるように設計することは、流入口部5や減温塔1自体の配置制約等により通常困難とされている。よってこの点において、不均一なガス温度分布状態でも所定のガス冷却性能を得る上記作用効果は顕著となる。また、未蒸発の水滴の存在が抑制されるため、後段機器への悪影響(ダスト付着や腐食)を抑制することもできる。
また、本実施形態では、上述したように、複数のノズル4が配置位置に基づき複数のグループ(小区分)にグループ化されており、これら複数のグループごとに噴霧水量が異なるよう構成されている。これにより、上記作用効果を効率よく発揮することができる。
また、本実施形態では、上述したように、温度センサ8で検出したガス温度に基づいて複数のノズル4の各噴霧水量を制御部9により制御し、上記噴霧水量制御を実行することができる。つまり、流出口部7から流出されるガスのガス温度に応じて、所定のガス冷却性能が得られるよう複数のノズル4の噴霧水量を好適に制御可能となる。
また、本実施形態の減温塔1の構成では、本体筒3の反対側方側においてガス流速が速くなり易いことから、本体筒3内でガス偏流が生じてガス温度分布が不均一状態に特になり易いため、不均一なガス温度分布状態でも所定のガス冷却性能を得るという上記作用効果は特に有効である。
また、本実施形態の複数のノズル4では、噴霧される液滴の総水量が一定に保たれており、具体的には、第1ノズル4aにおける噴霧水量の増加量ΔHと第2ノズル4bにおける噴霧水量の減少量ΔDとの和が0となっている。この場合、第2ノズル4bにて減らされた分の噴霧水量が第1ノズル4aに廻されることとなる。よって、噴霧水量の総水量は同じにして各ノズル4に噴霧水量を分配でき、一定総水量でガスを規定温度まで確実に低下することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上記実施形態では、複数のノズル4における噴霧水量の増減をグループごとに行ったが、噴霧水量の増減は、個々のノズル4ごとに行ってもよい。また、上記実施形態は、温度センサ8及び制御部9を備えているが、これらを備えずに上記噴霧水量制御が常に実行されるよう構成してもよい。例えば、第1〜第3ノズル4a〜4cごとに噴霧に係る仕様自体を変えてもよい。
また、例えば、複数のノズル4について分けられたグループ数やグループの態様、第1〜第3ノズル4a〜4cの種類や配置位置、個数、噴霧水量、噴霧順序等は限定されるものではなく、ガスの流動や温度分布を実測又はシミュレーションすることにより適宜設定することができる。なお、本発明の適用範囲は限定されず、ガス冷却塔全般に適用することが可能である。ちなみに、上記において「等しい」は、略等しいを含み、例えば製造上又は設計上等の誤差を含んでいる。
1…減温塔、2…導入筒、3…本体筒、4,4〜412…ノズル、4a…第1ノズル、4b…第2ノズル、4c…第3ノズル、5…流入口部、6…拡大部、7…流出口部、8…温度センサ、9…制御部。

Claims (6)

  1. 筒状形状を有し、内部を流通するガスの温度を低下させるための減温塔であって、
    前記ガスが流通される本体筒と、
    前記本体筒において軸方向に互いに等しい位置に設けられ、前記ガスに液滴を噴霧する複数のノズルと、を備え、
    前記複数のノズルは、
    前記本体筒内における所定温度よりも高い温度領域に対応する位置に配置され、噴霧水量が基準水量よりも多くなるように構成された第1ノズルと、
    前記本体筒内における所定温度よりも低い温度領域に対応する位置に配置され、噴霧水量が基準水量よりも少なくなるように構成された第2ノズルと、を有していること、を特徴とする減温塔。
  2. 前記複数のノズルは、その配置位置に基づいて複数のグループに分けられていると共に、当該複数のグループごとに噴霧水量が異なるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の減温塔。
  3. 前記複数のノズルは、
    前記噴霧水量が前記第1ノズルの噴霧水量よりも少なく且つ前記第2ノズルの噴霧水量よりも多くなるように構成された第3ノズルをさらに有すると共に、
    前記第1ノズルを複数含む第1グループ、前記第2ノズルを複数含む第2グループ、及び、前記第3ノズルを複数含む第3グループに少なくとも分けられていること、を特徴とする請求項2記載の減温塔。
  4. 前記複数のノズルは、噴霧水量が可変とされており、
    前記ガスを前記本体筒から流出させる流出口部と、
    前記流出口部に設けられ、前記ガスの温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサにより検出されたガス温度に基づいて、前記複数のノズルの噴霧水量を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記温度センサにより前記ガス温度の変化が検出されたとき、前記第1ノズルの噴霧水量を基準水量よりも多くさせると共に、前記第2ノズルの噴霧水量を基準水量よりも少なくさせること、を特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載の減温塔。
  5. 前記本体筒のガス上流側に設けられた導入筒と、
    前記導入筒の側方に設けられ、前記ガスを内部に流入させる流入口部と、
    前記本体筒のガス上流側にて前記導入筒に連通して設けられ、当該導入筒に対し流路面積が大きくなるように拡がる拡大部と、を備えたこと、を特徴とする請求項1〜4の何れか一項記載の減温塔。
  6. 前記複数のノズルでは、噴霧される液滴の総水量が一定量を保つように、前記第1ノズルにおける噴霧水量が基準水量よりも多く、且つ前記第2ノズルにおける噴霧水量が基準水量よりも少なくされていること、を特徴とする請求項1〜5の何れか一項記載の減温塔。
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