JP5745430B2 - 取付け用クリップ - Google Patents

Description

本発明は、一般に、吊り天井に関し、より詳細には、このような吊り天井の露出縁部に沿ってトリムを設けるための新規かつ改良された取付け用クリップ又はブラケットに関する。

ある用途又は設備では、吊り天井は、きれいで仕上がった外観が必要とされる場合にトリムを必要とする露出縁部を有する。例えば、いくつかの吊り天井には、隣接する吊り天井面とは異なるレベルに、通常はその下に吊されるアイランドが設けられる。このようなアイランドは、天井及び壁の他の部分から離間した露出縁部を有する。このような露出縁部は、ある方法でトリムされなければ、未仕上げの外観が生じる。

いくつかの用途では、天井は、壁から離間した位置に、又は隣接する壁が存在しない位置に終端することがある。この場合にも、仕上げトリムが設けられない限り、未仕上げの縁部が見えることがある。

吊り天井の露出縁部は、様々な方法でトリミングされてきた。例えば、ほぼ吊り天井のレベルまで下方に延びるソフトフィット型スタッブ壁を構成することが可能である。次に、吊り天井は、このようなスタッブ壁に延びる典型的な方法で設置される。したがって、別個に構成されかつ建築構造物によって支持されなければならないソフトフィットそれ自体が、さもなければ吊り天井の露出縁部となるであろうもののためにトリムを提供する。他の方法では、例えば、溝又はＬ字形部材であり得るトリム部材が、リベット又はねじによって格子の下面に固定される。これらの両方の方法は、労力がかかり、高価である。さらに、後者の方法では、リベット又はねじが視野にさらされ、天井の仕上り外観を損なう。

本発明の譲受人に譲渡された米国特許第４，７４４，１８８号に示されたような直接取付けのトリム部材は、一般に溝形状でありかつ格子ティーのフランジの下に嵌合する下部脚を提供する。溝の上部脚は、格子ティーのバルブに固定される。このようなトリム部材は、格子ティー部材が縁部に対し平行に延び、かつトリム部材が、覆われるべき格子及び露出縁部の高さに寸法決めされる場合にのみ、天井の露出縁部に沿って設置することができる。この特許の教示は、参照により本出願に組み込まれている。

本発明の譲受人に譲渡された関連の米国特許第５，１９５，２８９号及び第５，２０１，７８７号は、主な及び交差する格子ティーの方向に対しトリム部材の角度のある取付けを可能にするトリム部材取付け用の複数のクリップシステムを開示している。一構成では、クリップシステムは、溝トリム部材を受容するための直角に配置された支持面を有する格子ティーバルブの頂部の上方にはまり込むＵ字形支持部分を有する。他のクリップは、トリム部材に接続可能な直角の支持面の旋回運動のために、格子ティーの上面にリベットで接合された支持部分を含む。Ｔ字形格子ティーパネル、及び溝付きパネルにしばしば使用される開放溝のボックス状の支持体のような異なる高さと構造を有するティー格子に使用するために異なるクリップが寸法決めされる。各々のクリップは、固定の相対的な高さのクリップの関連の格子ティーに取り付けるために構成され、トリム部材には、格子ティー高さを越えて延在する目に見える仕上げ表面が設けられる。これらの特許の教示は、参照により本出願に組み込まれている。

格子ティーの中央ウェブ又はバルブに固定される平坦な平面の取付け脚部を有するＬ字形クリップを使用することも知られている。取付け脚部は、トリム部材に取付け可能な直角面部分に延在する。視覚による整列の決定に従って、設置者は、天井の露出縁部の覆いを維持しつつ、格子及び下部天井表面に対するトリム高さを決定するために、取付け脚部を通して所望の位置でのねじ又はリベット締結によってクリップを格子に固定する。視覚による整列の精度の誤差は、トリム部材の長さのため視覚的に目立つ傾向がある。また、平坦な取付け脚部では、横方向に延在するトリム部材から生じる格子ティーの長手方向軸線を中心とする捩り荷重に十分に抵抗することが確認されていない。

後者のクリップの変更例は、トリム部材の取付け位置と、トリム部材及びティー格子の相対的な高さとを変更するために、面部分に調整可能に位置決めし得る垂直のスライドを含む。この結果、高価な多部片のクリップ組立体は、設置者の視覚的整列に依存し続けることになる。

本発明は、吊り天井の露出縁部に沿ってトリム部材又はストリップを取り付けるための新規かつ改良されたクリップ又はブラケット構造を提供する。クリップは、格子ティーに接続する支持部分と、トリム部材を支持するための面部分とを含む。

クリップの支持部分は、オフセットクリップ壁及び当接面を含む。オフセットクリップ壁は、ティー格子の一方の側面からオフセットされた格子ティー壁に係合するように配置される。クリップが格子に取り付けられるときに、クリップオフセット壁は、オフセットティー壁とスライド係合し、オフセットティー壁に沿って所望の上方又は下方の相対的な高さ位置に移動される。クリップ当接面は、上方又は下方の相対的な高さ位置の垂直のスライド移動を制限するティー当接面に係合する。

クリップ及びティーオフセット壁と当接面との協働は、ティー格子及び境界の天井タイルに対するクリップの高さ位置をインデックスするように働く。したがって、設置者は、視覚的整列のみに頼る必要はなく、部材を正確に整列しかつ選択された相対的な高さにクリップを位置決めするために、クリップ及びティーの壁と当接面との係合によって補助される。

オフセットクリップ壁は、異なる対の位置の離間した格子ティー壁に係合し、これによって、横方向に延在するトリム部材によって格子ティーの長さの周りに加えられる捩り荷重に対する接続又は取付けの安定性を高める。このようにして、オフセットクリップ壁及びティー壁は、格子ティーの捩り荷重及び歪みに対する抵抗を増大させるように協働する関連する対の壁を提供する。

クリップは、一般に、Ｌ字形を有し、Ｌ字形の一方の脚部に沿って支持部分が設けられ、他方の脚部に沿って面部分が設けられる。単一のクリップを、平坦なパネルを支持するための対向した平坦なフランジを有する典型的なＴ字形格子ティーに、又は下部天井パネルの取付け用クリップを受容するための下向きに開放する溝を有する開放溝の格子ティーに使用してもよい。様々な格子ティーの型式の各々は、固定した垂直及び横方向の寸法により商業的に入手可能である。例えば、ＵＳＧ ＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎのＤＸＴのＴ字形格子ティーが、商標名ＣＥＮＴＲＩＣＩＴＥＥ（登録商標）の下で販売され、ＤＸＦ開放溝格子が、そのＣＥＬＥＢＲＡＴＩＯＮ（登録商標）ブランドの下部の金属製吊り天井パネル及び溝付き縁部を有する音響パネルに使用するために、商標名ＦＩＮＥＬＩＮＥ（登録商標）の下で販売されている。

本発明による支持部分及び面部分を有する取付け用クリップの斜視図である。 支持部分の平面図及び面部分の縁部図を特に示したクリップの立側面図である。 クリップの面部分の平面図及び支持部分の縁部図を特に示したクリップの立端面図である。 トリム部材に接続されたクリップ面部分を有するＴ字形格子ティーに取り付けられたクリップを有する吊り天井アイランドを示した部分的に断面の立側面図である。 図４のＴ字形格子ティーに固定される態勢にある上方位置の取付け用クリップを示した部分的に断面の概略図である。 Ｔ字形格子ティーに固定される態勢にある下方位置の取付け用クリップを示した図５と同様の概略図である。 開放溝格子のボックス部分に着座しかつボックス部分に固定される態勢にある上方位置の取付け用クリップを示した部分的に断面の概略図である。 クリップに固定される態勢にある開放溝格子の反対側及び最も低い位置の取付け用クリップを示した図７と同様の概略図である。

図１〜図４を参照すると、取付け用クリップ１０は、支持部分１４と直角の面部分１６を設けるために一般にＬ字形に曲げられた金属ストリップ１２から構成される。支持部分１４は、格子ティー１８の端部と整列されかつそれに固定されるように配置され、面部分１６は、図４に示したようにトリム部材２０を支持するために前記端部から延在する。

支持部分１４は、角度のある接続壁２６によって接合されたオフセットされた壁又は壁部分２２と２４を含む。壁部分２２と２４は、一般に平行の平面に延在する。壁部分２２と２４は、別個の部材から形成することが可能であるが、図示した実施形態では、単一の金属ストリップ１２を曲げることによって離間された壁部分を形成することが好都合である。

支持部分１４は、壁２４の下縁によって形成された第１の当接面２８と、壁部分２２から曲げられた金属タブ３２によって形成された第２の当接面３０と、壁部分２２の角度を付けて配置された上縁領域によって形成された第３の当接面３４とを含む。当接面は、格子ティー１８のクリップ１０の垂直位置を定めるか又は固定する。

ここで便宜上、図１に示したようなクリップ１０の観測者から離れた側面又は表面は、「Ａ」側面として示され、クリップ１０の隣接する側面又は表面は、「Ｂ」側面又は表面として示される。同様に、格子ティー１８の離れた側面又は表面は「Ａ」側面であり、隣接する側面は「Ｂ」側面である。以下では同様に、クリップ及び格子ティーの様々な要素又は表面がどちらの側面であるかを示すために、部分又は表面の参照番号に小文字「ａ」又は「ｂ」を追加することによって示すことがある。

支持部分１４は、壁部分２２を形成する金属ストリップ１２と一体形成されかつ当該金属ストリップから直角に延在する一般に平面の壁３６を含む。壁３６は、トリム部材２０を固定するためのねじ山付きの止めねじ孔３８と、以下に述べるようにトリム部材２０への接続を容易にするための傾斜角部４０とを含む。

図４に示したように、格子ティー１８は、建物構造物（図示せず）に又は建物構造物に固定される主要な吊り天井４４に固定された複数のハンガーワイヤ４２（１つのみ図示）によって一般に水平の位置に支持される。格子ティー１８は、主要な天井４４の下に配置されたアイランド吊り天井４６を形成する複数の相互接続された格子ティーの主ランナ又は交差ランナであり得る。アイランド４６は、複数の天井パネル４８を含み、格子ティーによって支持された１つのみが点線の輪郭に一部示されている。

図４に示したように、トリム部材２０は、一般にＬ字形の断面と、天井４６の露出縁部５０に沿って位置決めするための図の平面に延在する長さとを有する。より詳しくは、トリム部材２０は、横方向の脚部５４から直角に延在する直立脚部５２を含む。直立脚部５２は、格子ティー１８の下部末端及びクリップ１０の上部末端と一般に一致する露出縁部５０の高さにほぼ等しい高さを有する。横方向脚部５４は、露出縁部５０から十分な距離横方向に延在して、交差する露出縁部におけるトリム角部の形成を可能にする。

直立脚部５２は、下から少なくとも部分的に見える仕上げ表面５６を有する。同様に、横方向脚部５４は、下から見える仕上げ表面５８と、同様に下から少なくとも部分的に見える戻り表面６２を含むバーブ付き端部６０とを有する。仕上げ表面は協働して、露出縁部５０を覆う仕上げ縁部をアイランド４６に設ける。トリム部材は、アルミニウム押出として形成し、粉末コーティングして装飾用の仕上げ表面を提供することが可能である。

対向する取付けアーム６４は、脚部５６の後部側に沿って延在して、クリップ１０の面部分１６の壁３６を受容するための溝６６を形成する。クリップ１０は、図３の図面から僅かに反時計回りにクリップを向け、壁３６の下部傾斜角部３９を下部アーム６４の溝６６内に位置決めし、次にクリップを時計回りに限定角度回転して、壁の傾斜角部４０を上部取付けアーム６４の溝６６に持ってくることによってトリム部材２０に最初に組み立てられる。この運動により、ロック歯６８が、下部アーム６４の上面を把持し、これによって、反時計回りの回転に対抗してクリップ１０を図３の向きに保持し、このように面部分１６を溝６６に捕捉する。次に、ねじ山付きの止めねじ孔３８内に受容された止めねじ７０を脚部５６の後部側に対し締め付けることによって、取付け用クリップ１０を所望の位置でトリム部材に緩く固定することが可能である。次に、組み立てたクリップ１０及びトリム部材２０を、以下に述べるように格子ティー１８に取り付けることが可能である。

図５を参照すると、格子ティー１８に設置されたクリップ１０が、トリム部材２０を省略して概略的に示されている。図示したように、クリップ１０のＡ側面は、格子ティー１８のＢ側面に取り付けられる。図５に示したように、格子ティー１８は、両側で対称であり、下向きに垂れ下がるバルブ側壁７２ａと７２ｂに延在する頂壁７３を有する一般に長方形の閉鎖バルブ７２を含む。側壁７２ａと７２ｂは、それぞれ中央壁７４ａと７４ｂに接合して中央ウェブ壁７４を形成する下部傾斜バルブ壁７２ａ’と７２ｂ’に延在する。中央壁７４ａと７４ｂの下縁において、フランジ７６ａと７６ｂは格子ティー１８の両側ＡとＢに延在する。天井パネル４８は、繊維又は発泡体のような圧縮可能な材料から形成され、クリップ１０に隣接するパネル部分は、フランジ上のパネル整列及び／又はパネル支持を失うことなく圧縮することが可能である。

図５では、クリップ１０は、格子ティーの上のクリップの相対的な高さを固定するために、当接表面３０が隣接する下部バルブ壁７２ｂ’と係合して上方位置に取り付けられる。そのため、設置者は、クリップ１０をトリム部材２０に最初に固定し、当接面３０が下部バルブ壁７２ｂ’に係合するまで格子ティー壁７２ｂと７４ｂに沿ってクリップ壁２２ａと２４ａをスライドさせてもよい。

クリップ１０が格子ティー１８に位置決めされると、クリップは、図４に示したような壁部分２２のスロット開口部８０を通して延在する自己タップねじ７８のような締結体によって格子ティーに固定される。スロット開口部８０は、ねじ７８を締め付ける前に、設置者がクリップ１０及びトリム部材２０の最後の長手方向位置調整を行うことを可能にする。図示したように、開口部８２を通して取り付けられた第２のねじ７８は、クリップ１０を格子ティー１８に固定するために使用してもよい。壁又は壁部分が横方向の寸法変化等により最初に僅かに離間しているとしても、１つ又は複数のねじ７８がクリップ１０及び格子ティー１８を共に引っ張って、剛性の多数の壁組立体を形成することを認識すべきである。

図５と図６の点線８４は、クリップ１０がそれぞれの上方及び下方の取付け位置で格子ティー１８にあるときのトリム部材２０の横方向脚部５４の位置を示している。図４と図５を参照すると、トリム部材２０の脚部５４は下に延在して、この取付け位置で格子ティーのフランジ７６の下面に係合し得る。

図６を参照すると、下方の相対的な高さ位置の格子ティー１８に取り付けられたクリップ１０が示されている。図示したように、クリップ１０のＡ側面は、格子ティー１８のＢ側面に取り付けられる。

取付け中に、相対的なスライド移動が再度、関連する壁部対２２ａ、７２ｂ及び２４ａ、７４ｂに沿って行われる。この場合、格子ティーの表面に沿ったクリップの下向きの垂直移動は、クリップ当接面２８とフランジ７６ｂとの係合によって制限される。このようにして、格子ティーにおけるクリップの組み合わせた機械的かつ視覚的な整列が再び達成され、設置が上述のように完了する。

図７を参照すると、比較的高い又は上方の位置で、開放溝の格子ティー９０に取り付けられたクリップ１０が示されている。格子ティー９０は、両側で対称であり、再度、対向する側面は、上記の実施形態と同じ方法で「Ａ」及び「Ｂ」側面と称される。図示したように、クリップ１０のＡ側面は、格子ティー１８のＢ側面に取り付けられる。

格子ティー９０は、一般に長方形の頂部バルブ９２、中央ウェブ壁９４及び開放溝９６を含む。バルブ９２は、下向きに垂れ下がるバルブ側壁９２ａと９２ｂに延在する頂壁９３を含む一般に長方形の形状を有する。側壁９２ａと９２ｂは、それぞれ中央壁９４ａと９４ｂに接合して中央ウェブ壁９４を形成する下部傾斜バルブ壁９２ａ’と９２ｂ’に延在する。中央壁９４ａと９４ｂの下部末端において、両側に延在する溝頂壁９８ａと９８ｂは、開放溝９６の上側を形成するように協働する。頂壁９８ａと９８ｂは、溝開口部１０４を画定する内曲したリップ部１０２ａと１０２ｂを有する垂れ下がる溝側壁１００ａと１００ｂにそれぞれ延在する。

図７に示したように、上方の相対的な高さ位置の格子ティー９０に取り付けられたクリップ１０が示されている。再度、相対的なスライド移動が関連する壁部対２２ａ、９２ｂ及び２４ａ、９４ｂに沿って行われる。この場合、格子ティーの表面に沿ったクリップの下向きの垂直移動は、クリップ当接面２８と溝頂壁９８ｂとの係合によって制限される。さらに、当接面３０は中央壁９４ｂに係合する。再度、クリップの設置は、格子ティーにおけるクリップの組み合わせた機械的かつ視覚的な整列によって容易になる。クリップの最後の設置は、上述のように完了する。

図７の点線１０６は、クリップ１０が上方の取付け位置で格子ティー９０にあるときのトリム部材２０の横方向脚部５４の位置を示している。この位置で、トリム部材２０の脚部５４は下に延在して、内曲したリップ部１０２ｂの下面に係合し得る。このことにより、溝付きパネルを使用した面一の天井外観がもたらされ得る。

図８を参照すると、下方の相対的な高さ位置で格子ティー９０に取り付けられたクリップ１０が示されている。この場合、クリップ１０の「Ｂ」側面は、格子ティー９０の「Ａ」側面に係合する。点線１０６は、トリム部材の横方向脚部５４の位置を示している。

クリップ１０は、関連する壁部対２２ｂ、９２ａ及び２４ｂ、１００ａに沿った相対的なスライド移動によって格子ティー９０に取り付けられる。この場合、格子ティーの表面に沿ったクリップの下向きの垂直移動は、クリップ当接面３４とバルブ頂壁９３との係合によって制限される。上述の実施形態のように、クリップの設置は、格子ティーにおけるクリップの組み合わせた機械的かつ視覚的な整列によって容易になる。クリップの最後の設置は、上述のように完了する。

格子ティー９０の下方位置のクリップの取付けの結果、トリム部材脚部５４は、内曲したリップ部１０２ｂの下に延在し、溝付きパネルの場合の下部天井表面と実質的に整列される。

図１と図２を参照すると、丸い孔１１１及び垂直に向けられた長方形スロット１１２の形態の１組の垂直に整列された開口は、支持部分１４の潜在的な屈曲ラインを形成する。スロット１１２の下の支持部分１４の本体を切り抜くために、手ばさみを使用することができる。この切断が行われると、支持部分１４を開口１１１、１１２の線に沿って曲げて、トリム部材２０をある角度で天井の水平面の格子ティー１８又は９０に取り付けることができる。

面部分１６と開口１１１、１１２の屈曲ラインとの間の支持部分１４のセクションは、面部分、したがってトリム部材２０に対し直角のままであることができ、この結果、フック部分６８はその回転防止機能を維持する。

本開示は一例によるものであること、また本開示に含まれる教示の明確な範囲から逸脱することなしに、細部を追加し、修正し又は省略することによって様々な変更をなし得ることが明らかであろう。したがって、本発明は、次の特許請求の範囲が必ず限定される程度において以外、本開示の特定の細部に限定されない。

Claims (9)

1. 建物構造物に固定された吊り天井に、複数のハンガーワイヤによって水平の位置に支持され、前記吊り天井の露出縁部に延在するように適応した長さを有する格子ティー部材に、トリム部材を取り付けるための前記吊り天井のトリム取付け用クリップであって、
   前記クリップが、
   前記格子ティー部材に係合するための支持部分と、
   前記トリム部材を前記クリップに接続するための面部分とを含み、
   前記面部分が、前記支持部分が存在する平面に対し略直角の平面にあり、
   前記面部分が、
   前記トリム部材の直立脚部に形成された上部及び下部の対向したアームの間に形成された溝に受容可能であり、
   前記面部分が限定された角度にわたって水平軸線を中心に回転されるときに前記溝内に前記面部分が組み入れられ、
   直立位置に回転されるときに前記面部分が前記溝内に維持されることを可能にする形状と、
   前記溝内での前記直立位置から一時的な向きへの前記面部分の逆回転を防止するために、
   前記クリップが直立位置に回転されるときに前記アームの一方と係合可能な前記支持部分のロック歯とを有することを特徴とする吊り天井のトリム取付け用クリップ。
2. 前記面部分が、前記クリップを所望の位置で前記トリム部材に固定するように動作可能な止めねじを支承することを特徴とする請求項１に記載の取付け用クリップ。
3. 前記支持部分が、弱化線によって形成された暫定的な曲がりゾーンを有し、前記曲がりゾーンにより、前記面部分から離れた前記支持部分のセクションが、前記面部分に対し９０°とは異なるある角度に曲がることが可能であることを特徴とする請求項１に記載の取付け用クリップ。
4. 前記支持部分が、前記クリップを上方位置に配置するために格子ティー部材の一方の側面と係合可能であり、かつ前記クリップを下方位置に配置するために前記格子ティー部材の他方の側面と係合可能であることを特徴とする請求項１に記載の取付け用クリップ。
5. 前記支持部分が、互いに平行の平面に延在する２つのオフセットされた壁部分を含むことを特徴とする請求項１に記載の取付け用クリップ。
6. 前記２つのオフセットされた壁部分が、角度のある接続壁部分によって接続された単一の金属ストリップの平面壁部分を備え、前記平面壁部分の一方が、一体形成され、直角に延在して前記面部分を形成することを特徴とする請求項５に記載の取付け用クリップ。
7. 前記２つのオフセットされた壁部分が、格子ティーの一方の側面においてオフセットされたバルブ側壁及び中央壁に係合し、該バルブ側壁及び中央壁と協働して、捩りトルク荷重に対する抵抗の改良を行うことを特徴とする請求項５に記載の取付け用クリップ。
8. 前記支持部分が、上方位置又は下方位置に前記クリップを固定して、前記格子ティー部材に対し前記クリップ及び該クリップに接続された前記トリム部材を垂直に位置決めするために、前記格子ティーの前記クリップの垂直移動を制限する当接面に係合するように配置された特定の当接面を含むことを特徴とする請求項１に記載の取付け用クリップ。
9. 前記格子ティーの前記バルブ側壁及び中央壁と関連する前記クリップの２つのオフセットされた壁部分のそれぞれが、離間した位置に配置され、スライド係合して前記クリップの支持部分の特定の当接面とこれと対応する前記格子ティーの当接面との当接により上方又は下方位置に前記クリップの位置を決めることを特徴とする請求項１に記載の取付け用クリップ。